JPH10260450A

JPH10260450A - カメラ

Info

Publication number: JPH10260450A
Application number: JP9082443A
Authority: JP
Inventors: Masaaki Ishihara; 正章石原
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1997-03-17
Filing date: 1997-03-17
Publication date: 1998-09-29

Abstract

(57)【要約】【課題】フィルムが内蔵されていないフィルムカート
リッジを使用しても、通常のフィルムカートリッジと同
様に、フィルムカートリッジのフィルム使用状態表示手
段の表示によって、カメラの駆動シーケンスが異なるこ
とを認識させる。【解決手段】フィルム使用状態表示手段の表示状態を
識別する第１の識別手段と、カートリッジ種類表示手段
の表示状態を識別する第２の識別手段（＃１１６）とを
有し、第２の識別手段により、装填されているフィルム
カートリッジがフィルムが内蔵されていないフィルムカ
ートリッジであると識別された場合には、第１の識別手
段の識別結果により、カメラの駆動シーケンスを異なら
せる制御手段（＃１１６→＃１２３、＃１１６→＃１１
７……＃１２１、又は、＃１１６→＃１２２）を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記憶部付フィ
ルムを内蔵したフィルムカートリッジを使用するカメラ
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より、磁気記憶部付フィルムを収納
したフィルムカートリッジを使用し、フィルムが撮影途
中で巻戻された場合には、何駒目まで撮影したかをフィ
ルムに記録し、前記途中巻戻しを行ったフィルムカート
リッジを再度カメラに装填した場合には、フィルムに記
録したデータを読み取り、撮影していない駒までフィル
ムを自動的に給送し、該駒から再び撮影を可能とするカ
メラが、米国特許第４８６４３３２号にて提案されてい
る。

【０００３】また、フィルムカートリッジに収納されて
いるフィルムの使用状態が、“全駒未露光”か、“一部
の駒のみ露光済”か、“全駒露光済”の状態を表示する
フィルム使用状態表示手段を備えたフィルムカートリッ
ジが、米国特許第４９４７１９７号にて提案されてい
る。

【０００４】一方、本願出願人より上記の様なフィルム
カートリッジを使用するカメラにおいて、撮影を目的と
せず、カメラの動作を確認するためのフィルムカートリ
ッジ（デモンストレーション用カートリッジ（以下、デ
モ・カートリッジと略す））を使用可能なカメラが、特
願平８−１９３１７号や特願平８−３５７７２号にて提
案されている。

【０００５】前者のカメラは、装填されたフィルムカー
トリッジがデモ・カートリッジであるか否かを判別し、
デモ・カートリッジであると判別した場合には、フィル
ム給送動作を禁止し、撮影動作のみを許可するように構
成されている。

【０００６】後者のカメラは、装填されたフィルムカー
トリッジが、フィルムが内蔵されていないデモ・カート
リッジであるか否かを判別し、フィルムが入っていない
デモ・カートリッジであると判別した場合には、フィル
ムカートリッジのフィルムの使用状態表示手段の表示に
かかわらず、フィルムの給送動作を禁止し、撮影動作等
は許可するように構成されている。

【０００７】また、実際にフィルムが内蔵されているデ
モ・カートリッジを使用可能なカメラに関する提案は従
来なかった。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】本願出願人による上記
の従来例のカメラは、いずれも装填されたフィルムカー
トリッジがデモ・カートリッジであると判別した場合に
は、撮影動作は行うことができるが、フィルム給送動作
は禁止されてしまうため、フィルムの使用状態表示手段
の表示が“一部の駒のみ露光済”である事を示すフィル
ムカートリッジがカメラに再装填された場合の動作を確
認することはできなかった。

【０００９】また、通常の撮影可能なフィルムカートリ
ッジを撮影途中で巻戻し、これをデモ・カートリッジと
してカメラに再装填することにより、未露光駒への頭出
し動作を確認することは可能であった。しかし、未露光
駒への頭出し動作完了後に撮影動作を最後の駒まで行っ
てしまうと、全ての駒に磁気記録が行われ、全駒露光済
のフィルムカートリッジになるため、次回からは未露光
駒への頭出し動作を確認するためのデモ・カートリッジ
として使用できなくなる、という欠点があった。

【００１０】（発明の目的）本発明の第１の目的は、フ
ィルムが内蔵されていないフィルムカートリッジを使用
しても、通常のフィルムカートリッジと同様に、フィル
ムカートリッジのフィルム使用状態表示手段の表示によ
って、カメラの駆動シーケンスが異なることを認識させ
ることのできるカメラを提供しようとするものである。

【００１１】本発明の第２の目的は、フィルムが内蔵さ
れていないフィルムカートリッジを使用しても、フィル
ム使用状態表示手段が一部の駒のみ露光済と表示され
た、通常のフィルムカートリッジが装填された時と同じ
駆動シーケンス、すなわち、未露光の駒まで自動的にフ
ィルムを給送するという駆動シーケンスを認識させるこ
とのできるカメラを提供しようとするものである。

【００１２】本発明の第３の目的は、フィルムが内蔵さ
れていないフィルムカートリッジを使用しても、フィル
ム使用状態表示手段が全駒露光済と表示された、通常の
フィルムカートリッジが装填された時と同じ駆動シーケ
ンス、すなわち、カメラが不作動になるという駆動シー
ケンスを認識させることのできるカメラを提供しようと
するものである。

【００１３】本発明の第４の目的は、フィルムが内蔵さ
れていないフィルムカートリッジを使用しても、フィル
ム使用状態表示手段が一部の駒のみ露光済と表示され
た、通常のフィルムカートリッジが装填された時と同じ
駆動シーケンス、すなわち、未露光の駒まで自動的にフ
ィルムを給送するという駆動シーケンスがどの位の時間
を要するかを認識させることのできるカメラを提供しよ
うとするものである。

【００１４】本発明の第５の目的は、フィルムが内蔵さ
れていないフィルムカートリッジを使用しても、フィル
ム使用状態表示手段が一部の駒のみ露光済と表示され
た、通常のフィルムカートリッジが装填された時と同じ
駆動シーケンス、すなわち、未露光の駒まで自動的にフ
ィルムを給送するという駆動シーケンスが行われている
ことを目視により認識させることのできるカメラを提供
しようとするものである。

【００１５】本発明の第６の目的は、フィルムが内蔵さ
れていないフィルムカートリッジを使用しても、フィル
ム使用状態表示手段が一部の駒のみ露光済と表示され
た、通常のフィルムカートリッジが装填された時と同じ
駆動シーケンス、すなわち、未露光の駒まで自動的にフ
ィルムを給送するという駆動シーケンスが行われている
ことを、最も消費電流が少ない駆動方法を用いて、音に
より認識させることのできるカメラを提供しようとする
ものである。

【００１６】本発明の第７の目的は、途中の駒まで磁気
記録したフィルムを内蔵した特殊なフィルムカートリッ
ジを使用し、フィルム使用状態表示手段が一部の駒のみ
露光済と表示された、通常のフィルムカートリッジが装
填された時と同じ駆動シーケンスを認識させることがで
き、しかもフィルムカートリッジに内蔵されたフィルム
の磁気記録状態を常に同じ状態に保つため、同一のフィ
ルムカートリッジの繰り返し使用を可能にするカメラを
提供しようとするものである。

【００１７】本発明の第８の目的は、途中の駒まで磁気
記録したフィルムを内蔵した特殊なフィルムカートリッ
ジを使用し、フィルムの使用状態に応じたカメラの駆動
シーケンスを認識させることができ、しかも、フィルム
カートリッジに内蔵されたフィルムの磁気記録状態を常
に同じ状態に保つため、同一のフィルムカートリッジの
繰り返し使用を可能にするカメラを提供しようとするも
のである。

【００１８】

【課題を解決するための手段】上記第１の目的を達成す
るために、請求項１記載の本発明は、フィルムの使用状
態を表示するフィルム使用状態表示手段、及び、フィル
ムが内蔵されていないフィルムカートリッジであるか否
かを示すカートリッジ種類表示手段を具備したフィルム
カートリッジを使用可能なカメラにおいて、前記フィル
ム使用状態表示手段の表示状態を識別する第１の識別手
段と、前記カートリッジ種類表示手段の表示状態を識別
する第２の識別手段とを有し、前記第２の識別手段によ
り、装填されているフィルムカートリッジがフィルムが
内蔵されていないフィルムカートリッジであると識別さ
れた場合には、前記第１の識別手段の識別結果により、
カメラの駆動シーケンスを異ならせる制御手段を有する
カメラとするものである。

【００１９】上記第２の目的を達成するために、請求項
２記載の本発明は、フィルムカートリッジに具備された
フィルム使用状態表示手段は、少なくとも全駒未露光、
一部の駒のみ露光済、全駒露光済の３つの状態を表示可
能であり、第２の識別手段により、装填されているフィ
ルムカートリッジがフィルムが内蔵されていないフィル
ムカートリッジであると識別されている際に、第１の識
別手段にて前記フィルム使用状態表示手段での表示状態
が全駒未露光であると識別された場合、フィルム給送動
作を禁止し且つ撮影動作を可能とし、又前記フィルム使
用状態表示手段での表示状態が一部の駒のみ露光済であ
ると識別されると、所定時間フィルム給送動作を行った
後、撮影動作を可能とするように制御する制御手段を有
するカメラとするものである。

【００２０】上記第３の目的を達成するために、請求項
３記載の本発明は、第２の識別手段により、装填されて
いるフィルムカートリッジがフィルムが内蔵されていな
いフィルムカートリッジであると識別されている際に、
第１の識別手段にてフィルム使用状態表示手段での表示
状態が全駒露光済であると識別された場合、フィルム給
送動作と撮影動作を禁止するように制御する制御手段を
有するカメラとするものである。

【００２１】上記第４の目的を達成するために、請求項
４記載の本発明は、請求項２記載の所定時間を、フィル
ムを所定駒数だけ給送するのに要する時間に相当するも
のとしている。

【００２２】上記第５の目的を達成するために、請求項
５記載の本発明は、フィルムの駒数を表示する表示手段
を有し、フィルム給送動作を所定時間行わせている間
に、前記表示手段のフィルム駒数を１から所定駒数まで
カウントアップさせる制御手段を有するカメラとするも
のである。

【００２３】上記第６の目的を達成するために、請求項
６及び７記載の本発明は、請求項２，３又は５記載のフ
ィルム給送動作は、フィルムの巻上げ或いは巻戻す方向
にフィルム給送手段を駆動させるものである。

【００２４】上記第７の目的を達成するために、請求項
８記載の本発明は、フィルムに対する情報の書込み及び
読出しを行う磁気記録手段を有し、途中の駒まで磁気記
録したフィルムを内蔵した特殊なフィルムカートリッジ
であるか否かを表示するカートリッジ種類表示手段を具
備したフィルムカートリッジを使用可能なカメラにおい
て、前記カートリッジ種類表示手段の表示状態を識別す
る識別手段と、該識別手段により、装填されているフィ
ルムカートリッジが途中の駒まで磁気記録したフィルム
を内蔵した特殊なフィルムカートリッジであると識別さ
れた場合には、フィルムへの磁気記録を禁止する制御手
段とを有するカメラとするものである。

【００２５】上記第８の目的を達成するために、請求項
９記載の本発明は、フィルムに対する情報の書込み及び
読出しを行う磁気記録手段を有し、フィルムの使用状態
が少なくとも全駒未露光か、一部の駒のみ露光済か、全
駒露光済かの状態を表示するフィルム使用状態表示手
段、及び、途中の駒まで磁気記録したフィルムを内蔵し
た特殊なフィルムカートリッジであるか否かを表示する
カートリッジ種類表示手段を具備したフィルムカートリ
ッジを使用可能なカメラにおいて、前記フィルム使用状
態表示手段の表示状態を識別する第１の識別手段と、前
記カートリッジ種類表示手段の表示状態を識別する第２
の識別手段とを有し、前記第２の識別手段により、装填
されているフィルムカートリッジが途中の駒まで磁気記
録したフィルムを内蔵した特殊なフィルムカートリッジ
であると識別されている際に、第１の識別手段にて前記
フィルム使用状態表示手段での表示状態が全駒未露光で
あると識別された場合、フィルムへの磁気記録を禁止
し、前記フィルム使用状態表示手段での表示状態が一部
の駒のみ露光済であると識別された場合、未露光駒の先
頭までフィルムの給送を行った後、フィルムへの磁気記
録を禁止し、前記フィルム使用状態表示手段での表示状
態が全駒露光済であると識別されると、カメラを不作動
にする制御手段を有するカメラとするものである。

【００２６】

【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。

【００２７】図１は本発明の実施の第１の形態に係るカ
メラの電気的構成を示すブロック図である。

【００２８】図１において、１はカメラ全体の制御を司
るマイクロコンピュータ等から構成される制御回路、２
は不図示の磁気ヘッドを制御し、フィルムに設けられた
磁気記憶部に対する情報の書込み及び読出しを行う磁気
記録回路、３はフィルムの巻き上げ及び巻戻しを行う為
のフィルム給送用モータ（不図示）を駆動するフィルム
給送駆動回路、４は測光回路、５は測距回路、６はシャ
ッタ制御回路、７は絞り制御回路、８はフォトリフレク
タ等によりフィルムのパーフォレーションを検出するパ
ーフォレーション検出回路、９はフィルム感度，撮影駒
数，シャッタ速度，絞り等を表示するＬＣＤ等の表示手
段である。

【００２９】１０は、特願平８−３５７７２号において
開示されている様な、フィルムの使用状態，種類，感
度，撮影可能な駒数、また、フィルムが内蔵されていな
いデモ・カートリッジであるか否か等の情報をバーコー
ドにより表示するデータディスク（フィルム使用状態表
示手段及びカートリッジ種類表示手段に相当する）を備
えたフィルムカートリッジの、前記表示手段による表示
状態を識別するフィルカートリッジ識別回路である。１
１は前記フィルムカートリッジ情報識別回路１０によっ
て識別した情報を記憶する記憶回路である。

【００３０】１２は測光開始スイッチ（ＳＷ１）であ
り、１３は露光開始スイッチ（ＳＷ２）であり、これら
は１つのスイッチ部材の第１ストローク，第２ストロー
クでオンするように構成されたスイッチである。１４は
撮影の途中でフィルムを強制的に巻戻すための途中巻戻
しスイッチであり、１５はカメラにフィルムカートリッ
ジが装填されたことを検出するカートリッジスイッチ、
１６はカメラのカートリッジ室蓋（不図示）が閉成され
たことを検出するカートリッジ室蓋スイッチである。

【００３１】図２〜図６は本発明の実施の第１の形態に
係るカメラの動作を示すフローチャートである。

【００３２】まず、図２及び図３を用いて、フィルムカ
ートリッジをカメラに装填してから撮影準備完了までの
動作について説明する。

【００３３】フィルムカートリッジがカメラのカートリ
ッジ室（不図示）に装填されると、カートリッジスイッ
チ１５がオンし（＃１００のＹＥＳ）、さらに、カート
リッジ室蓋（不図示）が閉成されるとカートリッジ室蓋
スイッチ１６がオンする（＃１０１のＹＥＳ）。

【００３４】次のステップ＃１０２では、フィルム給送
駆動回路３によりフィルム給送用モータ（不図示）を駆
動し、フィルムカートリッジのデータディスクをフィル
ムの巻戻し方向へ回転させ、次のステップ＃１０３で
は、フィルムカートリッジ情報識別回路１０によりフィ
ルムカートリッジのデータディスクに表示されている情
報を読み出し、この情報を記憶回路１１に記憶させる。
そして、次のステップ＃１０４では、フィルム給送駆動
回路３によりフィルム給送用モータを停止させる。続く
ステップ＃１０５では、記憶回路１１に記憶している情
報より、装填されたフィルムカートリッジが、フィルム
が内蔵されていないデモ・カートリッジであるか否かを
判別し、デモ・カートリッジであると判別した場合に
は、図３に示すステップ＃１１６へ進み、そうでなけれ
ばステップ＃１０６へ進む。

【００３５】ステップ＃１０６では、上記ステップ＃１
０５と同様に、記憶回路１１に記憶している情報より、
装填されたフィルムカートリッジのフィルム使用状態を
判別し、“全駒露光済（ＥＸ）”であればステップ＃１
１１へ進み、表示回路９により使用できないことを警告
する。

【００３６】また、“一部の駒のみ露光済（ＰＡ）”で
あると判別した場合には、ステップ＃１０６からステッ
プ＃１０７へ進み、フィルム給送動作回路３によりフィ
ルム給送用モータを駆動し、フィルムの巻上げを開始す
る。そして、次のステップ＃１０８では、磁気記録回路
２により磁気ヘッドを駆動し、磁気記憶部付フィルムに
記録されているデータの読み取りを開始する。続くステ
ップ＃１０９では、各駒の磁気記憶部にデータが記録さ
れているか否かを判別することにより、該駒が露光済で
あるか否かを判別する。すなわち、磁気記憶部にデータ
が記録されている場合は、該駒は露光済であると判別し
てステップ＃１０８へ戻り、データが記録されていない
場合は、該駒は未露光駒であると判別してステップ＃１
１０へ進み、フィルム給送駆動回路３によりフィルム給
送用モータを停止させる。

【００３７】また、上記ステップ＃１０６において、フ
ィルムカートリッジのフィルム使用状態が“全駒未露光
（ＵＮ）”であると判別した場合にはステップ＃１１２
へ進み、フィルム給送駆動回路３によりフィルム給送用
モータを駆動し、フィルムのオートローディングを開始
する。そして、次のステップ＃１１３では、パーフォレ
ーション検出回路８によりフィルムのパーフォレーショ
ンのカウントを開始し、続くステップ＃１１４では、カ
ウントしたパーフォレーションの数が所定の数に到達し
たか否かによりフィルムのオートローディングが完了し
たか否かを判別し、オートローディングが完了していれ
ばステップ＃１１５へ進み、フィルム給送駆動回路３に
よりフィルム給送用モータを停止させる。また、ステッ
プ＃１１４において、オートローディングが完了してい
なければステップ＃１１３へ戻る。

【００３８】また、前述した様に上記ステップ＃１０５
にてフィルムが内蔵されていないデモ・カートリッジで
あることを判別した場合には、図３のステップ＃１１６
へ進む。そして、このステップ＃１１６では、上記ステ
ップ＃１０６と同様に、装填されたフィルムカートリッ
ジのフィルム使用状態を判別し、“全駒露光済（Ｅ
Ｘ）”であればステップ＃１２３へ進み、表示回路９に
より使用できないことを警告する。

【００３９】また、“一部の駒のみ露光済（ＰＡ）”で
あると判別した場合には、ステップ＃１１７へ進み、フ
ィルム給送駆動回路３によりフィルム給送用モータを駆
動し、フィルムの巻上げ動作を開始する。但し、デモ・
カートリッジにはフィルムが内蔵されていないので、フ
ィルム給送用モータが駆動してもフィルムの給送は行わ
れない。次のステップ＃１１８では、所定の時間を計時
するタイマＴ₁ をスタートさせ、続くステップ＃１１９
で、上記タイマＴ₁ での計時が終了したか否かを判別
し、終了していればステップ＃１２０において、フィル
ム給送駆動回路３によりフィルム給送用モータを停止さ
せる。ここで、タイマＴ₁ は、装填されたフィルムカー
トリッジがｎ駒目まで撮影済であると仮定すると、フィ
ルムカートリッジを装填してからｎ＋１駒目まで連続的
にフィルムを給送するのに必要な時間を設定する。そし
て、次のステップ＃１２１では、撮影駒数Ｎにｎ＋１を
設定する。尚、フィルム巻上げ動作中、表示手段９には
撮影駒数を表示し、巻上げ動作が停止するまでは１から
ｎ＋１までインクリメントさせることにより、未露光駒
への頭出し動作中であることを表示する。

【００４０】また、上記ステップ＃１１６にてフィルム
使用状態が“全駒未露光”であると判別した場合には、
ステップ＃１２２へ進み、撮影駒数Ｎに１を設定する。

【００４１】次に、図４〜図６のフローチャートを用い
て、撮影からフィルムの巻戻しまでの動作について説明
する。

【００４２】まず、図４のステップ＃１２４ではスイッ
チＳＷ１がオンしているか否かを判別し、オンしていれ
ばステップ＃１２５へ進み、ここで測光回路４及び測距
回路５を駆動させ、これらの回路によって得られる情報
に基づいて、測光，測距動作を行う。次のステップ＃１
２６では、スイッチＳＷ２がオンしているか否かを判別
し、オンしていればステップ＃１２７へ進み、シャッタ
制御回路６及び絞り制御回路７により、露光動作を開始
させる。

【００４３】そして、次のステップ＃１２８において、
露光動作が終了したか否かを検出し、終了していればス
テップ＃１２９へ進む。尚、露光動作が終了したか否か
を検出する方法は、例えば公知のシャッタ後幕走行完了
信号等を用いて判別することが可能である。

【００４４】次に、ステップ＃１２９では、フィルム給
送駆動回路３によりフィルム給送用モータを駆動してフ
ィルムの巻上げを開始し、次いでステップ＃１３０で
は、磁気記録回路２により磁気ヘッドを駆動して、フィ
ルムの磁気記憶部に、撮影データ，任意のコメント等を
記録する。次のステップ＃１３１では、パーフォレーシ
ョン検出回路８によりフィルムのパーフォレーションを
カウントし、続くステップ＃１３２では、カウントした
パーフォレーションの数が１駒分に到達したか否かを判
別して、１駒送りが完了していれば、ステップ＃１３３
へ進み、フィルム給送駆動回路３により、フィルム給送
用モータを停止させ、フィルムの巻上げを停止させる。
尚、ステップ＃１３２で１駒送りが完了していなけれ
ば、ステップ＃１３１へ戻る。

【００４５】次に、ステップ＃１３４では、途中巻戻し
スイッチ１４がオンしているか否かを判別し、オンして
いなければステップ＃１３５へ進み、オンしていれば図
５のステップ＃１４１へ進む。ステップ＃１３５では、
撮影した駒が最終駒であるか否かを判別し、最終駒でな
ければステップ＃１２４へ戻り、最終駒であれば図５の
ステップ＃１３６へ進む。

【００４６】ステップ＃１３６では、フィルム給送駆動
回路３によりフィルム給送用モータを駆動し、フィルム
の巻戻しを開始する。次のステップ＃１３７では、パー
フォレーション検出回路８によりフィルムのパーフォレ
ーションをカウントし、続くステップ＃１３８では、上
記ステップ＃１３７でカウントした値が所定の値になっ
たか否か、すなわち、フィルムの巻戻しを終了したか否
かを判別し、終了していればステップ＃１３９へ進み、
終了していなければステップ＃１３７へ戻る。ステップ
＃１３９では、フィルムカートリッジ情報識別回路１０
によりフィルムカートリッジのデータディスク（フィル
ム使用状態表示手段）の表示が、全駒露光済であるか否
かを判別し、肯定されればステップ＃１４０へ進み、フ
ィルム給送駆動回路３によりフィルム給送用モータを停
止させ、フィルムの巻戻しを停止させる。

【００４７】また、図４のステップ＃１３４において、
途中巻戻しスイッチ１４がオンしていることを判別した
場合は、前述した様に図５のステップ＃１４１へ進む
が、このステップ＃１４１からステップ＃１４３まで
は、上記ステップ＃１３６からステップ＃１３８までの
動作と同じであるので、これらの説明は省略する。

【００４８】次のステップ＃１４４では、フィルムカー
トリッジ情報識別回路１０によりフィルムカートリッジ
のデータディスク（フィルム使用状態表示手段）の表示
が、一部の駒のみ露光済であるか否かを判別し、肯定さ
れればステップ＃１４５へ進み、フィルム給送駆動回路
３によりフィルム給送用モータを停止させ、フィルムの
巻戻しを停止させる。

【００４９】また、図２のステップ＃１０５にてデモ・
カートリッジであることが判別され、図３のステップ１
１６〜＃１２２の動作を終了した後は、図６のステップ
＃１４６以降の撮影からフィルムの巻戻しまでの動作を
実行することになる。

【００５０】図６のステップ＃１４６からステップ＃１
５０までは、図４のステップ＃１２４からステップ＃１
２８までと同じ動作なので、これらの説明は省略する。

【００５１】次のステップ＃１５１では、撮影駒数Ｎを
インクリメントし、続くステップ＃１５２では、途中巻
戻しスイッチ１４がオンしているか否かを判別し、オン
していればステップ＃１５９へ進み、オンしていなけれ
ばステップ＃１５３へ進む。ステップ＃１５３では、撮
影駒数Ｎが、記憶回路１１に記憶されているフィルムの
撮影可能な駒数ｍに等しいか否かを判別し、等しくなけ
ればステップ＃１４６へ戻り、等しければステップ＃１
５４へ進む。ステップ＃１５４では、フィルム給送駆動
回路３によりフィルム給送用モータを駆動し、フィルム
の巻戻し動作を開始する。

【００５２】ステップ＃１５５では、所定の時間を計時
するタイマＴ₂ をスタートさせ、次のステップ＃１５６
で、上記タイマＴ₂ の計時が終了したか否かを判別し、
終了していればステップ＃１５７へ進む。ここで、タイ
マＴ₂ はフィルムをｍ駒巻戻すのに必要な時間を設定す
る。そして、次のステップ＃１５７では、フィルムカー
トリッジ情報識別回路１０によりフィルムカートリッジ
のフィルム使用状態表示手段の表示が、全駒露光済であ
るか否かを判別し、肯定されればステップ＃１５８へ進
み、フィルム給送駆動回路３によりフィルム給送用モー
タを停止させ、フィルムの巻戻し動作を停止させる。

【００５３】また、上記ステップ＃１５２にて途中巻戻
しスイッチ１４がオンしていることを判別した場合に
は、前述した様にステップ＃１５９へ進み、ここではフ
ィルム給送駆動回路３によりフィルム給送用モータを駆
動させ、フィルム巻戻し動作を開始する。そして、ステ
ップ＃１６０において、所定の時間を計時するタイマＴ
３をスタートさせ、ステップ＃１６１でタイマＴ₃ が終
了したか否かを判別し、終了していればステップ＃１６
２へ進む。ここで、上記タイマＴ₃ はフィルムをステッ
プ＃１５１におけるＮ駒巻戻すのに必要な時間を設定す
る。次に、ステップ＃１６２では、フィルムカートリッ
ジ情報識別回路１０により、フィルムカートリッジのフ
ィルム使用状態表示手段の表示が、一部の駒のみ露光済
であるか否かを判別し、肯定されればステップ＃１６３
へ進み、フィルム給送駆動回路３によりフィルム給送用
モータを停止させ、フィルムの巻戻し動作を停止させ
る。

【００５４】（実施の第２の形態）図７〜図９は本発明
の実施の第２の形態に係るカメラの動作を示すフローチ
ャートである。尚、該カメラの回路構成は図１と同様で
あるので、ここではその説明は省略する。

【００５５】図７は、フィルムカートリッジをカメラに
装填してから撮影準備完了までの動作を示す。尚、上記
実施の第１の形態と異なる点は、途中の駒まで磁気記録
されたフィルムが内蔵されたデモ・カートリッジを使用
することである。

【００５６】図７において、図２と同じ動作を実行する
部分には同一のステップ番号を付し、その説明は省略す
る。但し、ステップ＃１０３において、フィルムカート
リッジ情報識別回路１０により読み出すフィルムカート
リッジの情報には、途中の駒まで磁気記録されたフィル
ムが内蔵されたデモ・カートリッジであるか否かを示す
情報を含んでいる。

【００５７】図８及び図９は、撮影からフィルムを巻戻
すまでの動作を示すフローチャートを示す。

【００５８】上記実施の第１の形態である図４及び図５
の動作と異なるのは、ステップ＃２００の動作部分のみ
であり、ここでは、記憶回路１１に記憶している情報よ
り、装填されたフィルムカートリッジが、途中の駒まで
磁気記録されたフィルムが内蔵されたデモ・カートリッ
ジであるか否かを判別し、肯定されればステップ＃１３
１へ進み、否定されればステップ＃１３０へ進む。その
他の動作は、図４及び図５と同じ動作を行うので（同じ
動作を実行する部分には同一のステップ番号を付してあ
る）、その説明は省略する。

【００５９】（変形例）本発明は、カメラに適用した例
を述べているが、その他、記録媒体を装填することで機
能する装置への適用も可能である。

【００６０】また、本発明は、上記実施の形態の構成に
限定されるものではなく、請求項で示した機能、又は実
施の形態がもつ機能が達成できる構成であればどのよう
なものであってもよいことは言うまでもない。

【００６１】また、フィルムの１フレーム送りは、巻上
げによるものであっても、巻戻しによるものであっても
良い。

【００６２】また、上記の実施の各形態に記載のフィル
ムカートリッジ以外のフィルムカートリッジやフィルム
以外の画像記録媒体を有するカートリッジ、更にはその
他の種類のカートリッジやカートリッジ以外の装填物で
あっても適用できる。

【００６３】更に、本発明は、以上の実施の各形態、又
はそれらの技術を適当に組み合わせた構成にしてもよ
い。

【００６４】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フィルムが内蔵されていないフィルムカートリッジを使
用しても、通常のフィルムカートリッジと同様に、フィ
ルムカートリッジのフィルム使用状態表示手段の表示に
よって、カメラの駆動シーケンスが異なることを認識さ
せることができるカメラを提供できるものである。

【００６５】また、本発明によれば、フィルムが内蔵さ
れていないフィルムカートリッジを使用しても、フィル
ム使用状態表示手段が一部の駒のみ露光済と表示され
た、通常のフィルムカートリッジが装填された時と同じ
駆動シーケンス、すなわち、未露光の駒まで自動的にフ
ィルムを給送するという駆動シーケンスを認識させるこ
とができるカメラを提供できるものである。

【００６６】また、本発明によれば、フィルムが内蔵さ
れていないフィルムカートリッジを使用しても、フィル
ム使用状態表示手段が全駒露光済と表示された、通常の
フィルムカートリッジが装填された時と同じ駆動シーケ
ンス、すなわち、カメラが不作動になるという駆動シー
ケンスを認識させることができるカメラを提供できるも
のである。

【００６７】また、本発明によれば、フィルムが内蔵さ
れていないフィルムカートリッジを使用しても、フィル
ム使用状態表示手段が一部の駒のみ露光済と表示され
た、通常のフィルムカートリッジが装填された時と同じ
駆動シーケンス、すなわち、未露光の駒まで自動的にフ
ィルムを給送するという駆動シーケンスがどの位の時間
を要するかを認識させることができるカメラを提供でき
るものである。

【００６８】また、本発明によれば、フィルムが内蔵さ
れていないフィルムカートリッジを使用しても、フィル
ム使用状態表示手段が一部の駒のみ露光済と表示され
た、通常のフィルムカートリッジが装填された時と同じ
駆動シーケンス、すなわち、未露光の駒まで自動的にフ
ィルムを給送するという駆動シーケンスが行われている
ことを目視により認識させることができるカメラを提供
できるものである。

【００６９】また、本発明によれば、フィルムが内蔵さ
れていないフィルムカートリッジを使用しても、フィル
ム使用状態表示手段が一部の駒のみ露光済と表示され
た、通常のフィルムカートリッジが装填された時と同じ
駆動シーケンス、すなわち、未露光の駒まで自動的にフ
ィルムを給送するという駆動シーケンスが行われている
ことを、最も消費電流が少ない駆動方法を用いて、音に
より認識させることができるカメラを提供できるもので
ある。

【００７０】また、本発明によれば、途中の駒まで磁気
記録したフィルムを内蔵した特殊なフィルムカートリッ
ジを使用し、フィルム使用状態表示手段が一部の駒のみ
露光済と表示された、通常のフィルムカートリッジが装
填された時と同じ駆動シーケンスを認識させることがで
き、しかもフィルムカートリッジに内蔵されたフィルム
の磁気記録状態を常に同じ状態に保つため、同一のフィ
ルムカートリッジの繰り返し使用を可能にするカメラを
提供できるものである。

【００７１】また、本発明によれば、途中の駒まで磁気
記録したフィルムを内蔵した特殊なフィルムカートリッ
ジを使用し、フィルムの使用状態に応じたカメラの駆動
シーケンスを認識させることができ、しかも、フィルム
カートリッジに内蔵されたフィルムの磁気記録状態を常
に同じ状態に保つため、同一のフィルムカートリッジの
繰り返し使用を可能にするカメラを提供できるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の第１の形態に係るカメラの回路
構成を示すブロック図である。

【図２】本発明の実施の第１の形態に係るカメラのフィ
ルカートリッジをカメラに装填してから撮影準備完了ま
での動作の一部を示すのフローチャートである。

【図３】図２の動作の続きを示すフローチャートであ
る。

【図４】図２の動作の続きである撮影からフィルム巻戻
しまでの動作の一部を示すのフローチャートである。

【図５】図４の動作の続きを示すフローチャートであ
る。

【図６】図３の動作の続きである撮影からフィルム巻戻
しまでの動作を示すのフローチャートである。

【図７】本発明の実施の第２の形態に係るカメラのフィ
ルカートリッジをカメラに装填してから撮影準備完了ま
での動作の一部を示すのフローチャートである。

【図８】図７の動作の続きである撮影からフィルム巻戻
しまでの動作の一部を示すのフローチャートである。

【図９】図８の動作の続きを示すフローチャートであ
る。

【符号の説明】

１制御回路２磁気記録回路３フィルム給送駆動回路８パーフォレーション検出回路９表示手段１０フィルムカートリッジ情報識別回路１１記憶回路

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】フィルムの使用状態を表示するフィルム
使用状態表示手段、及び、フィルムが内蔵されていない
フィルムカートリッジであるか否かを示すカートリッジ
種類表示手段を具備したフィルムカートリッジを使用可
能なカメラにおいて、前記フィルム使用状態表示手段の表示状態を識別する第
１の識別手段と、前記カートリッジ種類表示手段の表示
状態を識別する第２の識別手段とを有し、前記第２の識別手段により、装填されているフィルムカ
ートリッジがフィルムが内蔵されていないフィルムカー
トリッジであると識別された場合には、前記第１の識別
手段の識別結果により、カメラの駆動シーケンスを異な
らせる制御手段を有することを特徴とするカメラ。
【請求項２】前記フィルムカートリッジに具備された
フィルム使用状態表示手段は、少なくとも全駒未露光、
一部の駒のみ露光済、全駒露光済の３つの状態を表示可
能であり、前記制御手段は、前記第２の識別手段により、装填され
ているフィルムカートリッジがフィルムが内蔵されてい
ないフィルムカートリッジであると識別されている際
に、前記第１の識別手段にて前記フィルム使用状態表示
手段での表示状態が全駒未露光であると識別された場
合、フィルム給送動作を禁止し且つ撮影動作を可能と
し、又前記フィルム使用状態表示手段での表示状態が一
部の駒のみ露光済であると識別された場合、所定時間フ
ィルム給送動作を行った後、撮影動作を可能とするよう
に制御することを特徴とする請求項１記載のカメラ。
【請求項３】前記制御手段は、前記第２の識別手段に
より、装填されているフィルムカートリッジがフィルム
が内蔵されていないフィルムカートリッジであると識別
されている際に、前記第１の識別手段にて前記フィルム
使用状態表示手段での表示状態が全駒露光済であると識
別された場合、フィルム給送動作と撮影動作を禁止する
ように制御することを特徴とする請求項２に記載のカメ
ラ。
【請求項４】前記所定時間は、フィルムを所定駒数だ
け給送するのに要する時間に相当することを特徴とする
請求項２記載のカメラ。
【請求項５】フィルムの駒数を表示する表示手段を有
し、前記制御手段は、フィルム給送動作を所定時間行わ
せている間に、前記表示手段のフィルム駒数を１から所
定駒数までカウントアップさせることを特徴とする請求
項４に記載のカメラ。
【請求項６】前記フィルム給送動作は、フィルムを巻
上げる方向にフィルム給送手段を駆動させることである
ことを特徴とする請求項２，３又は５記載のカメラ。
【請求項７】前記フィルム給送動作は、フィルムを巻
戻す方向にフィルム給送手段を駆動させることであるこ
とを特徴とする請求項２，３又は５記載のカメラ。
【請求項８】フィルムに対する情報の書込み及び読出
しを行う磁気記録手段を有し、途中の駒まで磁気記録し
たフィルムを内蔵した特殊なフィルムカートリッジであ
るか否かを表示するカートリッジ種類表示手段を具備し
たフィルムカートリッジを使用可能なカメラにおいて、前記カートリッジ種類表示手段の表示状態を識別する識
別手段と、該識別手段により、装填されているフィルム
カートリッジが途中の駒まで磁気記録したフィルムを内
蔵した特殊なフィルムカートリッジであると識別された
場合には、フィルムへの磁気記録を禁止する制御手段と
を有することを特徴とするカメラ。
【請求項９】フィルムに対する情報の書込み及び読出
しを行う磁気記録手段を有し、フィルムの使用状態が少
なくとも全駒未露光か、一部の駒のみ露光済か、全駒露
光済かの状態を表示するフィルム使用状態表示手段、及
び、途中の駒まで磁気記録したフィルムを内蔵した特殊
なフィルムカートリッジであるか否かを表示するカート
リッジ種類表示手段を具備したフィルムカートリッジを
使用可能なカメラにおいて、前記フィルム使用状態表示手段の表示状態を識別する第
１の識別手段と、前記カートリッジ種類表示手段の表示
状態を識別する第２の識別手段とを有し、前記第２の識別手段により、装填されているフィルムカ
ートリッジが途中の駒まで磁気記録したフィルムを内蔵
した特殊なフィルムカートリッジであると識別されてい
る際に、前記第１の識別手段にて前記フィルム使用状態
表示手段での表示状態が全駒未露光であると識別された
場合、フィルムへの磁気記録を禁止し、前記フィルム使
用状態表示手段での表示状態が一部の駒のみ露光済であ
ると識別された場合、未露光駒の先頭までフィルムの給
送を行った後、フィルムへの磁気記録を禁止し、前記フ
ィルム使用状態表示手段での表示状態が全駒露光済であ
ると識別された場合、カメラを不作動にする制御手段を
有することを特徴とするカメラ。