JPH07287290A - 磁気ヘッドを備えたカメラの磁気ヘッドクリーニング機構 - Google Patents

磁気ヘッドを備えたカメラの磁気ヘッドクリーニング機構

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JPH07287290A
JPH07287290A JP7702494A JP7702494A JPH07287290A JP H07287290 A JPH07287290 A JP H07287290A JP 7702494 A JP7702494 A JP 7702494A JP 7702494 A JP7702494 A JP 7702494A JP H07287290 A JPH07287290 A JP H07287290A
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JP
Japan
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film
cleaning
magnetic head
amount
soiled
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Application number
JP7702494A
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English (en)
Inventor
Kenji Tsuji
賢司 辻
Yasuaki Serita
保明 芹田
Hiroyuki Okada
浩幸 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
    • G03B2217/242Details of the marking device
    • G03B2217/244Magnetic devices

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ヘッドの汚れに応じて過不足なくクリー
ニングを行えるカメラの磁気ヘッドクリーニング機構を
提供する。 【構成】 磁気ヘッドによる磁気情報の記録再生回数が
多くなるほどクリーニングフィルムの送り量を大きく設
定し、その送り量にしたがってフィルム給送機構を制御
して、磁気ヘッドをクリーニングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッドを備えたカ
メラの磁気ヘッドクリーニング機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、磁気記録面の形成されたフィ
ルムを用いて、撮影時に撮影データ等を磁気記録するよ
うにしたカメラが提案されている。この磁気記録式のカ
メラで撮影を何度も繰り返すと磁気ヘッドの表面が汚れ
るため、磁気ヘッドをクリーニングする必要がある。こ
のように磁気ヘッドのクリーニングを行うことは、例え
ば、特開平3−172835号公報に記載されており、
この公報に記載のカメラでは、クリーニング用フィルム
を装填したときには、撮影用のフィルムを装填したとき
とは違って露出に関する動作を禁止したうえで巻き上げ
巻き戻しを行い、磁気ヘッドのクリーニングのみを行う
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、磁気ヘッド
のクリーニングは、必ずしも一定の撮影回数を経てから
行われる訳ではなく、撮影者の任意で行われるのでその
タイミングはまちまちで、その時点でのヘッドの汚れの
程度も様々である。このため、平均的なクリーニング時
間を設定しておいたのでは、汚れがひどい場合には十分
にクリーニングできず、また、長いクリーニング時間を
設定しておいたのでは、汚れが少ない場合に必要以上に
クリーニングを行うことになり、ヘッドを傷める原因と
なる。
【0004】したがって、本発明の解決すべき技術的課
題は、磁気ヘッドの汚れに応じて過不足なくクリーニン
グを行える磁気ヘッドクリーニング機構を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の技術的課題を解決
するため、本発明に係るカメラの磁気ヘッドクリーニン
グ機構は、以下のように構成されている。すなわち、こ
の機構は、フィルム給送機構と、撮影用フィルムに形成
された磁気記録面に対して磁気情報を記録再生可能な磁
気ヘッドとを備えたカメラにおいて、磁気ヘッドのクリ
ーニング用フィルムカートリッジを用いて磁気ヘッドを
クリーニングする機構であって、クリーニング用フィル
ムカートリッジの装填時に、磁気ヘッドの汚れ量を検出
するための磁気ヘッド汚れ量検出手段と、その汚れ量検
出手段から得られた汚れ量に基づいてクリーニングフィ
ルムの送り量を設定する設定手段と、この設定手段によ
り定められたクリーニングフィルムの送り量にしたがっ
てフィルム給送機構を制御する制御手段とを備えたこと
を特徴としている。
【0006】
【作用・効果】上記構成においては、磁気ヘッドの汚れ
量に応じてクリーニングフィルムの送り量が定められ
る。つまり、汚れ量が少なければ比較的少ないクリーニ
ングフィルムの送り量が設定され、汚れ量が多くなれ
ば、送り量が大きく設定される。そして、このようにし
て定められたクリーニングフィルムの送り量にしたがっ
てフィルム給送機構が駆動されるから、磁気ヘッドは、
汚れ量が多くなるほど長い時間クリーニングされ、汚れ
量が少なければクリーニング時間が短くなる。
【0007】このように、上記構成によれば、磁気ヘッ
ドの記録再生の回数に応じてクリーニングが行われるの
で、クリーニング不足により磁気ヘッドに汚れが残った
り、過度のクリーニングにより磁気ヘッドの摩耗が早ま
ったりするといった問題を防止できる。
【0008】
【実施例】以下に、図1から図10に示した本発明の一
実施例に係る磁気ヘッドを備えたカメラの磁気ヘッドク
リーニング機構について詳細に説明する。
【0009】このカメラでは、各コマ毎に磁気記録面が
形成されたタイプのフィルムが使用されるが、まず、そ
のフィルムが収納されたフィルムカートリッジについ
て、図1を用いて説明する。図1(a)はこのカートリ
ッジ1の斜視図、図1(b)は上面図、図1(c)は下
面図である。図示するように、このカートリッジ1のカ
ートリッジケース11の上面11aには、データ読み取
り用の2つの窓(第1読み取り窓11b、第2読み取り
窓11c)が形成されており、後述するが、カメラに
は、データを読み取るため、これらの窓11b,11c
に対向して2つのフォトリフレクタが配置されている。
また、カートリッジケース11内には、カメラのフィル
ム巻き上げ用スプール(図示せず)とかみ合う、フィル
ムの巻き付けられた回転軸12が設けられている。カー
トリッジケース11の下面11dを示す図である図1
(c)にこの回転軸12が示されており、回転軸12
が、図1(c)において反時計回り方向へ回転すること
によりフィルムがカートリッジケース11から送り出さ
れ、時計回り方向へ回転することによりフィルムがカー
トリッジケース11内に巻き戻されるようになってい
る。
【0010】図2は、カートリッジケース11内に、デ
ータ読み取り窓11b,11cから視認できるように配
置されたデータディスク13を示しており、データディ
スク13は回転軸12と固定されている。このデータデ
ィスク13には、中心を通る直線により2等分された領
域に、それぞれ異なった情報が記録されている。まず、
図の下側半分の“A”で示す領域にはバーコードが表示
されており、フィルム感度データもしくはフィルムがク
リーニングフィルムであることを表すためのデータ、及
びフィルム枚数データが記録されている。また、図の上
側半分の“B”で示す領域は、露光情報部として、それ
ぞれ90°ずつの範囲に形成された白色部分と黒色部分
とからなっている。
【0011】露光情報部というのは、フィルムが新品で
あるか、途中のコマまで撮影した段階で取り出したもの
であるか、それとも全コマ撮影終了したものであるかと
いうことを示すための部分であり、カートリッジケース
11のデータ読み取り用窓11b,11cに、白と黒を
下記の表1のように組み合わせて表示することにより、
これら3種類の使用状態のいずれかを識別表示するよう
になっている。この組み合わせは、フィルムの装填時に
読み取られるのであるが、フィルムの巻き戻し時には、
フィルムの使用状態に合わせてデータディスクを位置制
御することにより所定の組み合わせが選択される。な
お、バーコードデータは、フィルムの露光状態を判断し
た後にフォトリフレクタにより読み取られるようになっ
ている。
【0012】
【表1】
【0013】図3は、このフィルムカートリッジ1をカ
メラに装填した状態でのフォトリフレクタ(データディ
スク読み取り用)と磁気ヘッドとの位置関係を示す斜視
図であり、他の機構部品やカメラボディの形状などは省
略して示している。フィルムカートリッジに内蔵された
上述のデータディスク13を透視するためのカートリッ
ジケース11の上面11aの2つのデータ読み取り用窓
11b,11cに対向して、2つのフォトリフレクタ2
a,2bが配置されている。
【0014】一方、このカートリッジ1のフィルム14
には、各コマ14aの下方に細い帯状の磁気記録面14
bが形成されている。そして、この磁気記録面14bに
対して磁気情報の読み書きを行うために、フィルム14
の給送経路に磁気ヘッド3が配置されている。この磁気
ヘッド3により、各コマの撮影終了毎のフィルム14の
巻き上げ時に撮影データが磁気記録面14bに書き込ま
れる。また、この磁気ヘッド3により、磁気記録面14
bに記録されたデータを読み取ることも可能である。
【0015】フィルム14が新品である場合、磁気記録
面14bには何のデータも記録されておらず、撮影が行
われたときに、各コマ14a毎に撮影情報がデータとし
て記録される。つまり、撮影が行われたコマ14aの磁
気記録面14bには、必ず何らかのデータが磁気記録さ
れている。このため、例えば、最後のコマ14aまで撮
影せずに途中で取り出したフィルム14を再装填したと
きは、磁気記録面14bにデータが記録されているかど
うかを各コマ14a毎に判別することにより未露光のコ
マ14aが検出できる。なお、磁気ヘッド3は、磁気ヘ
ッド駆動機構(図示せず)により駆動されて、磁気情報
の記録または再生時にのみフィルム14に接触するよう
になっている。
【0016】図4は、このカメラの回路構成の概略を示
すブロック図である。図の中央に示している制御手段1
00は、その回りに示された各ブロックの動作を制御す
るものである。データディスク読取回路101は、第
1、第2フォトリフレクタ2a,2bにより、カートリ
ッジ1のデータ読み取り用窓11b,11cを通してデ
ータディスク13に記録されたデータを読み取る回路で
あり、読み取ったデータを制御手段100へ送り込む。
より詳細に言うと、フィルム装填時には、まず、窓11
b,11cに表れている白と黒の組み合わせを読み取っ
て、フィルム14の露光状態を検出する。また、バーコ
ードに記録されているデータは、データディスク13を
回転させながら、第1フォトリフレクタ2aで読み取
る。さらに、巻き戻しが終了した後は、第1、第2フォ
トリフレクタ2a,2bでデータディスク13の位置を
検出しながら回転軸12の位置制御を行い、そのときの
フィルム14の露光状態に応じた位置でデータディスク
13を停止させる。この動作のため、フィルムの巻き上
げと巻き戻しを行うフィルム給送機構102が制御手段
100の命令に従って機能する。
【0017】磁気記録再生回路103は、フィルム14
に形成された磁気記録面14bへの磁気記録と、磁気記
録面14bに記録された磁気データの読み取りを行う回
路であり、記録再生用の磁気ヘッド3(図3)が組み込
まれている。撮影機構104は撮影レンズ、絞り、シャ
ッター等を含む撮影動作を行う部分であって、制御手段
100により、オートフォーカス、絞り駆動、シャッタ
ーレリーズの制御などが行われる。表示手段105は、
液晶表示装置により構成されており、制御手段100か
らの出力信号に従ってカメラの状態表示を行う。
【0018】次に、Sctはカートリッジスイッチであ
り、フィルムカートリッジ1の装填を検出したときにオ
ンになる。Srelはレリーズスイッチであり、このス
イッチをオンにすることにより撮影動作が実行される。
Srewはリワインドスイッチであり、途中のコマまで
撮影した状態であってもフィルム14を強制的に途中巻
き戻しするスイッチである。
【0019】次に、このカメラの動作について、図5〜
図9に示したフローチャートを用いて詳細に説明する。
まず、図5に示したメインルーチンを示すフローチャー
トについて説明する。
【0020】フィルムカートリッジ1が装填されると、
ステップ#1において、データ読み取り用窓11a,1
1bに示された白と黒の組み合わせが表1のいずれであ
るかを第1、第2フォトリフレクタ2a,2bで読み取
り、フィルムの使用状態を判別する。このとき、装填さ
れたフィルムが露光済みであれば、ステップ#2におい
て露光済みフィルムが装填されたことを表示手段105
により警告する(図10(b)参照)。フィルムが露光
済みでなければ、フィルム給送手段により回転軸を巻き
戻し方向へ回転させてフィルムを送り出さずにバーコー
ドデータの読み込みを行う(ステップ#3)。
【0021】バーコードデータの読み込みの結果、装填
されたフィルムがクリーニングフィルムであるとステッ
プ#4で判断すると、ステップ#7に進んで磁気ヘッド
のクリーニングを行った後、動作を終了する。通常のフ
ィルムであれば、ステップ#5に進んでイニシャルロー
ド(フィルムの初期送り)を行って、さらにステップ#
6で撮影動作を行う。
【0022】ステップ#5のイニシャルロードは、図6
に示したフローチャートに従って行われる。このフロー
チャートに入ると、まずステップ#11で1コマ目の位
置までフィルムの給送を行う。次にステップ#12で
は、メインルーチンのステップ#1での検出結果から、
装填されたのが途中取り出しのフィルムカートリッジで
あるかどうかを判別する。途中取り出しのフィルムカー
トリッジでなければ1コマ目から撮影を開始できるの
で、そのままメインルーチンに戻って、ステップ#6の
撮影動作に備える。
【0023】逆に途中取り出しのフィルムであれば、ス
テップ#13で1コマ分給送しながら磁気データの再生
を行う。そして、磁気記録再生したコマ数を数えるため
の「カウントアップ」のサブルーチン(ステップ#1
4)に進み、さらに、再生したコマが未露光であるかど
うかをステップ#15で判別する。そのコマが露光済み
であったと判断された場合、つまり再生した結果何らか
のデータが存在した場合には、ステップ#13に戻り、
ステップ#15までの動作を繰り返す。つまり、各コマ
が露光済みである限り、フィルムが順次送られて行くこ
とになる。そして、ステップ#15で未露光のコマが検
出されると、ステップ#16で1コマ分巻き戻してメイ
ンルーチンに戻り、撮影待機状態となる。
【0024】次に、図7に示したフローチャートに従っ
て撮影動作を説明する。このフローチャートでは、ま
ず、ステップ#21でレリーズスイッチSrelの状態
が判別される。レリーズスイッチSrelがオンであれ
ばステップ#22へ進んで撮影(オートフォーカスとシ
ャッターと絞りの駆動)を行い、さらにステップ#23
で1コマ巻き上げをしながら磁気記録面14bへの撮影
データの書き込みを行う。そして、「カウントアップ」
のサブルーチン(ステップ#24)に進んで1コマ分の
カウントを加え、フィルム14が終了したかどうかをス
テップ#25で判別する。終了していなければステップ
#21以降の動作を繰り返し、フィルムが終了したと判
断したときにステップ#26でフィルムを巻き戻し、さ
らにデータディスクを露光済み位置にセット(ステップ
#27)して動作を終了する。
【0025】一方、ステップ#21でレリーズスイッチ
Srelがオフであると判断したときは、ステップ#2
8でリワインドスイッチSrewがオンになったかどう
かを判別する。その結果、リワインドスイッチSrew
がオンになったと判断すると、ステップ#29で直ちに
フィルムの巻き戻しを実行し、さらにステップ#30で
データディスク13を途中取り出し位置にセットして動
作を終了する。
【0026】メインルーチンのステップ#7で実行され
るクリーニング動作を、図8のフローチャートに示して
いる。このフローチャートでは、まずステップ#31に
おいて、クリーニングモードが実行されていることを表
示手段105で表示する。次に、磁気記録と再生を行っ
たコマ数(COUNT)を10で割り、クリーニングに
必要なクリーニングフィルムの長さを、フィルムのコマ
数に換算した値(CLEAN)を求める。次に、このコ
マ数の値(CLEAN)を、クリーニングフィルムのコ
マ数(FLM)を2倍した数で割って切り上げ、さらに
コマ数を2倍した数を掛ける(ステップ#33)。この
ステップ#33で求められた数(FCNT)が実際のク
リーニングに使用されるコマ数である。この計算式にお
いて、コマ数に2を掛けているのはフィルムの往復でク
リーニングするためである。また、一旦コマ数に2を掛
けた値で割り算して切り上げた値に再度コマ数に2を掛
けた値を掛けているのは、クリーニングの残り時間を簡
単に求められ、しかもフィルム給送制御を簡単にするた
めである。
【0027】上記計算式において、例えば、COUNT
の値が285で、FLMの値が5だとすると、クリーニ
ングに必要なクリーニングフィルムの長さCLEAN
は、28.5となる。したがって、実際に使用されるコ
マ数FCNTは、28.5÷10を切り上げた値3に1
0を掛けた値である30となる。つまり、クリーニング
には30コマが使用されることになる。言い換えればク
リーニングフィルムを3往復させて磁気ヘッド3をクリ
ーニングすることになる。
【0028】このように、上述したステップ#31〜#
33では、磁気ヘッド3の記録再生回数からクリーニン
グフィルムの送り量を演算している。しかしながら、磁
気ヘッド汚れ量は記録再生回数とほぼ比例していると考
えられ、記録再生回数を磁気ヘッド汚れ量に換算し、ス
テップ#32〜#33で示した演算式のCOUNT値の
部分に磁気ヘッド汚れ量を代入し、該汚れ量からクリー
ニングフィルムの送り量を演算してもよい。さらに、ク
リーニングテープの一部に磁気ヘッド汚れ量を検出する
基準となる基準信号を記録し、該基準信号の再生レベル
を検出することで磁気ヘッド3の汚れ量を検出してもよ
い。このように、本願発明では、クリーニング用フィル
ムカートリッジの装填時に、磁気ヘッドの汚れ量を検出
するための磁気ヘッド汚れ量検出手段を有し、該汚れ量
に応じてクリーニングフィルムの送り量を設定する設定
手段とを有している。
【0029】演算が完了すると、算出したFCNTの値
をステップ#34で表示手段105により表示した後、
ステップ#35でフィルムの巻き上げを開始し、ステッ
プ#36で1コマ目に達したかどうかを検出する。フィ
ルムが1コマ目まで送られると、ステップ#37で磁気
ヘッドをフィルムに接触させ、その状態で1コマ分給送
されるのを待つ(ステップ#38)。1コマ給送される
とステップ#39でFCNTの値から“1”を減算して
表示手段105にその値を表示し(ステップ#40)、
次いでステップ#41でFCNTが“0”になったかど
うかを判別する。FCNTが“0”になっていればクリ
ーニングが終了しているので、ステップ#47において
磁気ヘッド3をフィルム14から離反させ、フィルムを
巻き戻してその巻き戻しが終了するのを待つ(ステップ
#48)。そして、巻き戻しが終了するとステップ#4
9でデータディスクを未露光位置にセットして(クリー
ニング用のフィルムカートリッジではデータディスクは
常時未露光位置に設定される)、磁気記録と再生を行っ
たコマ数(COUNT)をステップ#50で“0”にリ
セットする。
【0030】一方、ステップ#41でFNCTが“0”
になっていないと判断したときは、その時点で巻き上げ
中であるかどうかを判別し(ステップ#42)、巻き上
げ中であると判断したときは次にステップ#43でフィ
ルムが終了するのを待ち、終了していなければステップ
#38へ戻る。フィルムが終了していればステップ#4
4で巻き上げから巻き戻しにフィルムの送り方向を変更
してステップ#38に戻る。フィルムの送り方向を巻き
戻しに変更すると、ステップ#42での判別に続いてス
テップ#45でフィルムが1コマ目まで巻き戻されたか
どうかが判別され、1コマ目でなければそのままステッ
プ#38へ戻り、1コマ目であればステップ#46で巻
き上げに変更した後にステップ#38へ戻る。つまり、
FCNTの値が0になるまでは、巻き上げと巻き戻しと
が繰り返し実行されることになる。なお、#41〜46
では、クリーニングフィルムの送り量を設定する設定手
段により定められたクリーニングフィルムの送り量にし
たがってフィルム給送機構を制御する制御手段に相当す
る。
【0031】次に、図6のステップ#14及び図7のス
テップ#24に示されている「カウントアップ」のサブ
ルーチンについて説明する。このサブルーチンでは、ま
ずステップ#51で磁気記録と再生を行ったコマ数CO
UNTを“COUNT+1”とし、COUNTが300
以上であるかどうかをステップ#52で判別する。そし
て、COUNTが300以上であれば、つまり記録再生
を300コマ以上行っていれば、磁気ヘッドのクリーニ
ングを促すためのクリーニング警告表示をステップ#5
3で行い、図6もしくは図7のフローチャートに戻って
次の動作に移る。
【0032】以上、各フローチャートに従って動作を示
したように、本実施例のカメラではクリーニングフィル
ムを必要なコマ数に達するまで巻き上げ、巻き戻しを繰
り返してクリーニングするようにしているので、フィル
ム長の短いクリーニングフィルムでも1回の操作で十分
なクリーニングを実行できる。また、磁気ヘッドの記録
再生の回数に応じてクリーニングが行われるので、クリ
ーニング不足により汚れが残ったり、過度のクリーニン
グにより磁気ヘッドの摩耗が早まったりするといった問
題は生じない。
【0033】次に、このカメラの動作中における表示手
段105の表示内容について図10を用いて説明する。
図10(a)は、すべての表示セグメント5〜9を点灯
した状態の図であり、セグメントは、カートリッジマー
ク5、第1バー6、第2バー7、フィルムカウンタ8、
クリーニングマーク9から構成されている。図10
(b)は、露光済みフィルムを装填したときと巻き戻し
が終了したときの表示状態を示しており、カウンタが
“0”を表示し、カートリッジマークが点滅する。
【0034】図10(c)は、イニシャルロード中の表
示状態を示しており、カートリッジマーク5と“0”に
なったフィルムカウンタ8が点灯し、第1バー6が点滅
する。図10(d)は、イニシャルロードにミスが発生
したとき(フィルムが装填されたにもかかわらず1コマ
目までの給送が正常に行われなかったとき)を示してお
り、このとき、カートリッジマーク5と“0”になった
フィルムカウンタ8が点滅する。なお、図10(c)と
図10(d)の状態において、クリーニングカートリッ
ジを装填したときは、さらにクリーニングマーク9が点
灯する。
【0035】図10(e)は、イニシャルロードが成功
したときの表示状態を示しており、カートリッジマーク
5、第1バー6、第2バー7、“1”になったフィルム
カウンタ8が点灯する。途中取り出しのフィルムを装填
したときや、1コマ巻き上げを終了したときは、カウン
タ8はそのときのフィルムのコマ数を示す。図10
(f)は、途中取り出しのフィルムを装填したときに、
1コマ目までの給送に引き続いて未露光コマまでの給送
が行われているときの表示状態を示しており、このと
き、カートリッジマーク5とカウンタ8が点灯し、両方
のバー6、7が点滅する。カウンタ8は、前述のFCN
Tの値を表示する。
【0036】図10(g)はクリーニングの残り時間を
コマ数で表示した状態を示している。通常撮影のときは
フィルムカウンタ8はフィルムの巻き上げに伴って加算
されて行くが、クリーニングフィルムを装填した時は図
8のフローチャートで示したように減算した値を順次表
示することによりクリーニングのおおよその残り時間が
分かるようになっている。このようにクリーニングの残
りコマ数が表示されるため、撮影者がいつクリーニング
が終わるか分からないまま待つということはない。な
お、フィルムの給送速度と各コマの長さからクリーニン
グの実際の残り時間を算出し、その算出した時間を表示
手段105で表示するように構成してもよい。
【0037】なお、図10の各表示状態において、クリ
ーニング動作時(クリーニングマーク点灯時)以外のと
きのクリーニング警告は、上記の各表示に加えてクリー
ニングマーク9が点滅するように構成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る磁気ヘッドクリーニ
ング機構を備えた磁気記録装置付きカメラに用いるカー
トリッジを示す図であり、(a)図はこのカートリッジ
1の斜視図、(b)図は上面図、(C)図は下面図であ
る。
【図2】 このカートリッジ内に設けられたデータディ
スクの平面図である。
【図3】 フィルムカートリッジをカメラに装填した状
態でのフォトリフレクタと磁気ヘッドとの位置関係を示
す斜視図である。
【図4】 カメラの回路構成の概略を示すブロック図で
ある。
【図5】 カメラの動作のメインルーチンを示すフロー
チャートである。
【図6】 イニシャルロード動作を示すフローチャート
である。
【図7】 撮影動作を示すフローチャートである。
【図8】 クリーニング動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】 カウントアップの動作を示すフローチャート
である。
【図10】 カメラの動作状態に応じた表示例を示す図
である。
【符号の説明】
1 フィルムカートリッジ 2a フ
ォトリフレクタ 2b フォトリフレクタ 3 磁
気ヘッド 5 カートリッジマーク 6 バ
ー 7 バー 8 フ
ィルムカウンタ 9 クリーニングマーク 11 カ
ートリッジケース 11a 上面 11b 窓 11c 窓 11d 下
面 12 回転軸 13 デ
ータディスク 14 フィルム 14a コ
マ 14b 磁気記録面 100 制
御手段 101 データディスク読み取り回路 102 フ
ィルム給送機構 103 磁気記録再生回路 104 撮
影機構 105 表示手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム給送機構(102)と、撮影用
    フィルム(14)に形成された磁気記録面(14b)に
    対して磁気情報を記録再生可能な磁気ヘッド(3)とを
    備えたカメラにおいて、該磁気ヘッド(3)のクリーニ
    ング用フィルムカートリッジを用いて該磁気ヘッド
    (3)をクリーニングする機構であって、 上記クリーニング用フィルムカートリッジの装填時に、
    磁気ヘッドの汚れ量を検出するための磁気ヘッド汚れ量
    検出手段(100)と、該汚れ量検出手段から得られた
    汚れ量に基づいてクリーニングフィルムの送り量を設定
    する設定手段(100)と、該設定手段(100)によ
    り定められたクリーニングフィルムの送り量にしたがっ
    て上記フィルム給送機構(102)を制御する制御手段
    (100)とを備えたことを特徴とする磁気ヘッドクリ
    ーニング機構。
JP7702494A 1994-04-15 1994-04-15 磁気ヘッドを備えたカメラの磁気ヘッドクリーニング機構 Pending JPH07287290A (ja)

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