JPH07287291A - 磁気ヘッドを備えたカメラの磁気ヘッドクリーニング装置 - Google Patents
磁気ヘッドを備えたカメラの磁気ヘッドクリーニング装置Info
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- JPH07287291A JPH07287291A JP7702694A JP7702694A JPH07287291A JP H07287291 A JPH07287291 A JP H07287291A JP 7702694 A JP7702694 A JP 7702694A JP 7702694 A JP7702694 A JP 7702694A JP H07287291 A JPH07287291 A JP H07287291A
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- Japan
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- cleaning
- film
- magnetic head
- time
- cartridge
- Prior art date
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- Pending
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B2217/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B2217/24—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
- G03B2217/242—Details of the marking device
- G03B2217/244—Magnetic devices
Landscapes
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Camera Data Copying Or Recording (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 カメラの磁気ヘッドクリーニング装置におい
て、クリーニングの残り時間を表示し、ユーザーに対し
てクリーニングに関する不安感を与えないようにする。 【構成】 クリーニング用フィルムカートリッジの装填
時に設定されるクリーニング時間を基準として算出した
クリーニングの残り時間を液晶表示装置105で連続的
に表示する。
て、クリーニングの残り時間を表示し、ユーザーに対し
てクリーニングに関する不安感を与えないようにする。 【構成】 クリーニング用フィルムカートリッジの装填
時に設定されるクリーニング時間を基準として算出した
クリーニングの残り時間を液晶表示装置105で連続的
に表示する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッドを備えたカ
メラの磁気ヘッドクリーニング装置に関する。
メラの磁気ヘッドクリーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、磁気記録面の形成されたフィ
ルムを用いて、撮影時に撮影データ等を磁気記録するよ
うにしたカメラが提案されている。この磁気記録式のカ
メラで撮影を何度も繰り返すと磁気ヘッドの表面が汚れ
るため、磁気ヘッドをクリーニングする必要がある。こ
のように磁気ヘッドのクリーニングを行うことは、例え
ば、特開平3−172835号公報に記載されており、
この公報に記載のカメラでは、クリーニング用フィルム
を装填したときには、撮影用のフィルムを装填したとき
とは違って露出に関する動作を禁止したうえで巻き上げ
巻き戻しを行い、磁気ヘッドのクリーニングのみを行う
ようにしている。
ルムを用いて、撮影時に撮影データ等を磁気記録するよ
うにしたカメラが提案されている。この磁気記録式のカ
メラで撮影を何度も繰り返すと磁気ヘッドの表面が汚れ
るため、磁気ヘッドをクリーニングする必要がある。こ
のように磁気ヘッドのクリーニングを行うことは、例え
ば、特開平3−172835号公報に記載されており、
この公報に記載のカメラでは、クリーニング用フィルム
を装填したときには、撮影用のフィルムを装填したとき
とは違って露出に関する動作を禁止したうえで巻き上げ
巻き戻しを行い、磁気ヘッドのクリーニングのみを行う
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、磁気ヘッド
のクリーニングは、例えば、クリーニング用のフィルム
カートリッジをカメラに装填してから手動で起動し、さ
らにクリーニングを終えるのもユーザーの手動操作によ
るように構成することが可能であるが、その場合には、
クリーニングに過不足が生じやすい。したがって、クリ
ーニング用のフィルムカートリッジを装填したときに、
磁気ヘッドの汚れに応じてクリーニング時間を自動的に
設定するのが好ましいのであるが、その場合、クリーニ
ングにどの程度の時間がかかるのかがユーザーに不明で
あると、クリーニングが終了するまでの間、ユーザーに
対して、クリーニングがいつ終了するのか、あるいはク
リーニングが実際に行われているのかといった不安感を
与えることになる。
のクリーニングは、例えば、クリーニング用のフィルム
カートリッジをカメラに装填してから手動で起動し、さ
らにクリーニングを終えるのもユーザーの手動操作によ
るように構成することが可能であるが、その場合には、
クリーニングに過不足が生じやすい。したがって、クリ
ーニング用のフィルムカートリッジを装填したときに、
磁気ヘッドの汚れに応じてクリーニング時間を自動的に
設定するのが好ましいのであるが、その場合、クリーニ
ングにどの程度の時間がかかるのかがユーザーに不明で
あると、クリーニングが終了するまでの間、ユーザーに
対して、クリーニングがいつ終了するのか、あるいはク
リーニングが実際に行われているのかといった不安感を
与えることになる。
【0004】したがって、本発明の解決すべき技術的課
題は、クリーニングの残り時間を表示することのできる
磁気ヘッドクリーニング装置を提供し、ユーザーに対し
てクリーニングに関する不安感を与えないようにするこ
とである。
題は、クリーニングの残り時間を表示することのできる
磁気ヘッドクリーニング装置を提供し、ユーザーに対し
てクリーニングに関する不安感を与えないようにするこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の技術的課題を解決
するため、本発明に係るカメラの磁気ヘッドクリーニン
グ装置は、以下のように構成されている。すなわち、こ
の装置は、フィルム給送機構と、撮影用フィルムに形成
された磁気記録面に対して磁気情報を記録再生可能な磁
気ヘッドとを備えたカメラにおいて、磁気ヘッドのクリ
ーニング用フィルムカートリッジを用いて磁気ヘッドを
クリーニングする装置であって、クリーニング用フィル
ムカートリッジの装填時に設定されるクリーニング時間
を基準としてクリーニングの残り時間を連続的に算出す
る演算手段と、演算手段により算出されたクリーニング
の残り時間を連続的に表示する表示手段と、フィルム給
送機構をクリーニング時間中駆動してクリーニングフィ
ルムの送りを実行する制御手段とを備えたことを特徴と
している。なお、表示手段に表示する時間は、必ずしも
実際の時間で表示するだけでなく、例えばクリーニング
フィルムの長さで表すようにしたり、点灯した複数のド
ットの数を徐々に減らすような、記号を用いた表示にし
たりすることも可能である。
するため、本発明に係るカメラの磁気ヘッドクリーニン
グ装置は、以下のように構成されている。すなわち、こ
の装置は、フィルム給送機構と、撮影用フィルムに形成
された磁気記録面に対して磁気情報を記録再生可能な磁
気ヘッドとを備えたカメラにおいて、磁気ヘッドのクリ
ーニング用フィルムカートリッジを用いて磁気ヘッドを
クリーニングする装置であって、クリーニング用フィル
ムカートリッジの装填時に設定されるクリーニング時間
を基準としてクリーニングの残り時間を連続的に算出す
る演算手段と、演算手段により算出されたクリーニング
の残り時間を連続的に表示する表示手段と、フィルム給
送機構をクリーニング時間中駆動してクリーニングフィ
ルムの送りを実行する制御手段とを備えたことを特徴と
している。なお、表示手段に表示する時間は、必ずしも
実際の時間で表示するだけでなく、例えばクリーニング
フィルムの長さで表すようにしたり、点灯した複数のド
ットの数を徐々に減らすような、記号を用いた表示にし
たりすることも可能である。
【0006】
【作用・効果】上記構成においては、クリーニング時間
はクリーニング用フィルムカートリッジを装填したとき
に手動もしくは自動で設定することが可能であるが、そ
のいずれの場合でも、クリーニングフィルムは、その設
定された時間中、フィルム給送機構により給送される。
また、このとき、最初に設定されたクリーニング時間を
基準としてクリーニングの残り時間が算出され、その残
り時間が表示手段により連続的に表示される。
はクリーニング用フィルムカートリッジを装填したとき
に手動もしくは自動で設定することが可能であるが、そ
のいずれの場合でも、クリーニングフィルムは、その設
定された時間中、フィルム給送機構により給送される。
また、このとき、最初に設定されたクリーニング時間を
基準としてクリーニングの残り時間が算出され、その残
り時間が表示手段により連続的に表示される。
【0007】このように、上記構成によれば、磁気ヘッ
ドのクリーニング時にその残り時間が表示されるので、
クリーニングが終了するまでの間、ユーザーは、クリー
ニングが実際に行われていることを確認しながら、しか
もクリーニングがどの程度で終了するのかを予測しなが
ら、クリーニングの終了を待つことができる。
ドのクリーニング時にその残り時間が表示されるので、
クリーニングが終了するまでの間、ユーザーは、クリー
ニングが実際に行われていることを確認しながら、しか
もクリーニングがどの程度で終了するのかを予測しなが
ら、クリーニングの終了を待つことができる。
【0008】
【実施例】以下に、図1から図10に示した本発明の一
実施例に係る磁気ヘッドを備えたカメラの磁気ヘッドク
リーニング装置について詳細に説明する。
実施例に係る磁気ヘッドを備えたカメラの磁気ヘッドク
リーニング装置について詳細に説明する。
【0009】このカメラでは、各コマ毎に磁気記録面が
形成されたタイプのフィルムが使用されるが、まず、そ
のフィルムが収納されたフィルムカートリッジについ
て、図1を用いて説明する。図1(a)はこのカートリ
ッジ1の斜視図、図1(b)は上面図、図1(c)は下
面図である。図示するように、このカートリッジ1のカ
ートリッジケース11の上面11aには、データ読み取
り用の2つの窓(第1読み取り窓11b、第2読み取り
窓11c)が形成されており、後述するが、カメラに
は、データを読み取るため、これらの窓11b,11c
に対向して2つのフォトリフレクタが配置されている。
また、カートリッジケース11内には、カメラのフィル
ム巻き上げ用スプール(図示せず)とかみ合う、フィル
ムの巻き付けられた回転軸12が設けられている。カー
トリッジケース11の下面11dを示す図である図1
(c)にこの回転軸12が示されており、回転軸12
が、図1(c)において反時計回り方向へ回転すること
によりフィルムがカートリッジケース11から送り出さ
れ、時計回り方向へ回転することによりフィルムがカー
トリッジケース11内に巻き戻されるようになってい
る。
形成されたタイプのフィルムが使用されるが、まず、そ
のフィルムが収納されたフィルムカートリッジについ
て、図1を用いて説明する。図1(a)はこのカートリ
ッジ1の斜視図、図1(b)は上面図、図1(c)は下
面図である。図示するように、このカートリッジ1のカ
ートリッジケース11の上面11aには、データ読み取
り用の2つの窓(第1読み取り窓11b、第2読み取り
窓11c)が形成されており、後述するが、カメラに
は、データを読み取るため、これらの窓11b,11c
に対向して2つのフォトリフレクタが配置されている。
また、カートリッジケース11内には、カメラのフィル
ム巻き上げ用スプール(図示せず)とかみ合う、フィル
ムの巻き付けられた回転軸12が設けられている。カー
トリッジケース11の下面11dを示す図である図1
(c)にこの回転軸12が示されており、回転軸12
が、図1(c)において反時計回り方向へ回転すること
によりフィルムがカートリッジケース11から送り出さ
れ、時計回り方向へ回転することによりフィルムがカー
トリッジケース11内に巻き戻されるようになってい
る。
【0010】図2は、カートリッジケース11内に、デ
ータ読み取り窓11b,11cから視認できるように配
置されたデータディスク13を示しており、データディ
スク13は回転軸12と固定されている。このデータデ
ィスク13には、中心を通る直線により2等分された領
域に、それぞれ異なった情報が記録されている。まず、
図の下側半分の“A”で示す領域にはバーコードが表示
されており、フィルム感度データもしくはフィルムがク
リーニングフィルムであることを表すためのデータ、及
びフィルム枚数データが記録されている。また、図の上
側半分の“B”で示す領域は、露光情報部として、それ
ぞれ90°ずつの範囲に形成された白色部分と黒色部分
とからなっている。
ータ読み取り窓11b,11cから視認できるように配
置されたデータディスク13を示しており、データディ
スク13は回転軸12と固定されている。このデータデ
ィスク13には、中心を通る直線により2等分された領
域に、それぞれ異なった情報が記録されている。まず、
図の下側半分の“A”で示す領域にはバーコードが表示
されており、フィルム感度データもしくはフィルムがク
リーニングフィルムであることを表すためのデータ、及
びフィルム枚数データが記録されている。また、図の上
側半分の“B”で示す領域は、露光情報部として、それ
ぞれ90°ずつの範囲に形成された白色部分と黒色部分
とからなっている。
【0011】露光情報部というのは、フィルムが新品で
あるか、途中のコマまで撮影した段階で取り出したもの
であるか、それとも全コマ撮影終了したものであるかと
いうことを示すための部分であり、カートリッジケース
11のデータ読み取り用窓11b,11cに、白と黒を
下記の表1のように組み合わせて表示することにより、
これら3種類の使用状態のいずれかを識別表示するよう
になっている。この組み合わせは、フィルムの装填時に
読み取られるのであるが、フィルムの巻き戻し時には、
フィルムの使用状態に合わせてデータディスクを位置制
御することにより所定の組み合わせが選択される。な
お、バーコードデータは、フィルムの露光状態を判断し
た後にフォトリフレクタにより読み取られるようになっ
ている。
あるか、途中のコマまで撮影した段階で取り出したもの
であるか、それとも全コマ撮影終了したものであるかと
いうことを示すための部分であり、カートリッジケース
11のデータ読み取り用窓11b,11cに、白と黒を
下記の表1のように組み合わせて表示することにより、
これら3種類の使用状態のいずれかを識別表示するよう
になっている。この組み合わせは、フィルムの装填時に
読み取られるのであるが、フィルムの巻き戻し時には、
フィルムの使用状態に合わせてデータディスクを位置制
御することにより所定の組み合わせが選択される。な
お、バーコードデータは、フィルムの露光状態を判断し
た後にフォトリフレクタにより読み取られるようになっ
ている。
【0012】
【表1】
【0013】図3は、このフィルムカートリッジ1をカ
メラに装填した状態でのフォトリフレクタ(データディ
スク読み取り用)と磁気ヘッドとの位置関係を示す斜視
図であり、他の機構部品やカメラボディの形状などは省
略して示している。フィルムカートリッジに内蔵された
上述のデータディスク13を透視するためのカートリッ
ジケース11の上面11aの2つのデータ読み取り用窓
11b,11cに対向して、2つのフォトリフレクタ2
a,2bが配置されている。
メラに装填した状態でのフォトリフレクタ(データディ
スク読み取り用)と磁気ヘッドとの位置関係を示す斜視
図であり、他の機構部品やカメラボディの形状などは省
略して示している。フィルムカートリッジに内蔵された
上述のデータディスク13を透視するためのカートリッ
ジケース11の上面11aの2つのデータ読み取り用窓
11b,11cに対向して、2つのフォトリフレクタ2
a,2bが配置されている。
【0014】一方、このカートリッジ1のフィルム14
には、各コマ14aの下方に細い帯状の磁気記録面14
bが形成されている。そして、この磁気記録面14bに
対して磁気情報の読み書きを行うために、フィルム14
の給送経路に磁気ヘッド3が配置されている。この磁気
ヘッド3により、各コマの撮影終了毎のフィルム14の
巻き上げ時に撮影データが磁気記録面14bに書き込ま
れる。また、この磁気ヘッド3により、磁気記録面14
bに記録されたデータを読み取ることも可能である。
には、各コマ14aの下方に細い帯状の磁気記録面14
bが形成されている。そして、この磁気記録面14bに
対して磁気情報の読み書きを行うために、フィルム14
の給送経路に磁気ヘッド3が配置されている。この磁気
ヘッド3により、各コマの撮影終了毎のフィルム14の
巻き上げ時に撮影データが磁気記録面14bに書き込ま
れる。また、この磁気ヘッド3により、磁気記録面14
bに記録されたデータを読み取ることも可能である。
【0015】フィルム14が新品である場合、磁気記録
面14bには何のデータも記録されておらず、撮影が行
われたときに、各コマ14a毎に撮影情報がデータとし
て記録される。つまり、撮影が行われたコマ14aの磁
気記録面14bには、必ず何らかのデータが磁気記録さ
れている。このため、例えば、最後のコマ14aまで撮
影せずに途中で取り出したフィルム14を再装填したと
きは、磁気記録面14bにデータが記録されているかど
うかを各コマ14a毎に判別することにより未露光のコ
マ14aが検出できる。なお、磁気ヘッド3は、磁気ヘ
ッド駆動機構(図示せず)により駆動されて、磁気情報
の記録または再生時にのみフィルム14に接触するよう
になっている。
面14bには何のデータも記録されておらず、撮影が行
われたときに、各コマ14a毎に撮影情報がデータとし
て記録される。つまり、撮影が行われたコマ14aの磁
気記録面14bには、必ず何らかのデータが磁気記録さ
れている。このため、例えば、最後のコマ14aまで撮
影せずに途中で取り出したフィルム14を再装填したと
きは、磁気記録面14bにデータが記録されているかど
うかを各コマ14a毎に判別することにより未露光のコ
マ14aが検出できる。なお、磁気ヘッド3は、磁気ヘ
ッド駆動機構(図示せず)により駆動されて、磁気情報
の記録または再生時にのみフィルム14に接触するよう
になっている。
【0016】図4は、このカメラの回路構成の概略を示
すブロック図である。図の中央に示している制御手段1
00は、その回りに示された各ブロックの動作を制御す
るものである。データディスク読取回路101は、第
1、第2フォトリフレクタ2a,2bにより、カートリ
ッジ1のデータ読み取り用窓11b,11cを通してデ
ータディスク13に記録されたデータを読み取る回路で
あり、読み取ったデータを制御手段100へ送り込む。
より詳細に言うと、フィルム装填時には、まず、窓11
b,11cに表れている白と黒の組み合わせを読み取っ
て、フィルム14の露光状態を検出する。また、バーコ
ードに記録されているデータは、データディスク13を
回転させながら、第1フォトリフレクタ2aで読み取
る。さらに、巻き戻しが終了した後は、第1、第2フォ
トリフレクタ2a,2bでデータディスク13の位置を
検出しながら回転軸12の位置制御を行い、そのときの
フィルム14の露光状態に応じた位置でデータディスク
13を停止させる。この動作のため、フィルムの巻き上
げと巻き戻しを行うフィルム給送機構102が制御手段
100の命令に従って機能する。
すブロック図である。図の中央に示している制御手段1
00は、その回りに示された各ブロックの動作を制御す
るものである。データディスク読取回路101は、第
1、第2フォトリフレクタ2a,2bにより、カートリ
ッジ1のデータ読み取り用窓11b,11cを通してデ
ータディスク13に記録されたデータを読み取る回路で
あり、読み取ったデータを制御手段100へ送り込む。
より詳細に言うと、フィルム装填時には、まず、窓11
b,11cに表れている白と黒の組み合わせを読み取っ
て、フィルム14の露光状態を検出する。また、バーコ
ードに記録されているデータは、データディスク13を
回転させながら、第1フォトリフレクタ2aで読み取
る。さらに、巻き戻しが終了した後は、第1、第2フォ
トリフレクタ2a,2bでデータディスク13の位置を
検出しながら回転軸12の位置制御を行い、そのときの
フィルム14の露光状態に応じた位置でデータディスク
13を停止させる。この動作のため、フィルムの巻き上
げと巻き戻しを行うフィルム給送機構102が制御手段
100の命令に従って機能する。
【0017】磁気記録再生回路103は、フィルム14
に形成された磁気記録面14bへの磁気記録と、磁気記
録面14bに記録された磁気データの読み取りを行う回
路であり、記録再生用の磁気ヘッド3(図3)が組み込
まれている。撮影機構104は撮影レンズ、絞り、シャ
ッター等を含む撮影動作を行う部分であって、制御手段
100により、オートフォーカス、絞り駆動、シャッタ
ーレリーズの制御などが行われる。表示手段105は、
液晶表示装置により構成されており、制御手段100か
らの出力信号に従ってカメラの状態表示を行う。
に形成された磁気記録面14bへの磁気記録と、磁気記
録面14bに記録された磁気データの読み取りを行う回
路であり、記録再生用の磁気ヘッド3(図3)が組み込
まれている。撮影機構104は撮影レンズ、絞り、シャ
ッター等を含む撮影動作を行う部分であって、制御手段
100により、オートフォーカス、絞り駆動、シャッタ
ーレリーズの制御などが行われる。表示手段105は、
液晶表示装置により構成されており、制御手段100か
らの出力信号に従ってカメラの状態表示を行う。
【0018】次に、Sctはカートリッジスイッチであ
り、フィルムカートリッジ1の装填を検出したときにオ
ンになる。Srelはレリーズスイッチであり、このス
イッチをオンにすることにより撮影動作が実行される。
Srewはリワインドスイッチであり、途中のコマまで
撮影した状態であってもフィルム14を強制的に途中巻
き戻しするスイッチである。
り、フィルムカートリッジ1の装填を検出したときにオ
ンになる。Srelはレリーズスイッチであり、このス
イッチをオンにすることにより撮影動作が実行される。
Srewはリワインドスイッチであり、途中のコマまで
撮影した状態であってもフィルム14を強制的に途中巻
き戻しするスイッチである。
【0019】次に、このカメラの動作について、図5〜
図9に示したフローチャートを用いて詳細に説明する。
まず、図5に示したメインルーチンを示すフローチャー
トについて説明する。
図9に示したフローチャートを用いて詳細に説明する。
まず、図5に示したメインルーチンを示すフローチャー
トについて説明する。
【0020】フィルムカートリッジ1が装填されると、
ステップ#1において、データ読み取り用窓11a,1
1bに示された白と黒の組み合わせが表1のいずれであ
るかを第1、第2フォトリフレクタ2a,2bで読み取
り、フィルムの使用状態を判別する。このとき、装填さ
れたフィルムが露光済みであれば、ステップ#2におい
て露光済みフィルムが装填されたことを表示手段105
により警告する(図10(b)参照)。フィルムが露光
済みでなければ、フィルム給送手段により回転軸を巻き
戻し方向へ回転させてフィルムを送り出さずにバーコー
ドデータの読み込みを行う(ステップ#3)。
ステップ#1において、データ読み取り用窓11a,1
1bに示された白と黒の組み合わせが表1のいずれであ
るかを第1、第2フォトリフレクタ2a,2bで読み取
り、フィルムの使用状態を判別する。このとき、装填さ
れたフィルムが露光済みであれば、ステップ#2におい
て露光済みフィルムが装填されたことを表示手段105
により警告する(図10(b)参照)。フィルムが露光
済みでなければ、フィルム給送手段により回転軸を巻き
戻し方向へ回転させてフィルムを送り出さずにバーコー
ドデータの読み込みを行う(ステップ#3)。
【0021】バーコードデータの読み込みの結果、装填
されたフィルムがクリーニングフィルムであるとステッ
プ#4で判断すると、ステップ#7に進んで磁気ヘッド
のクリーニングを行った後、動作を終了する。通常のフ
ィルムであれば、ステップ#5に進んでイニシャルロー
ド(フィルムの初期送り)を行って、さらにステップ#
6で撮影動作を行う。
されたフィルムがクリーニングフィルムであるとステッ
プ#4で判断すると、ステップ#7に進んで磁気ヘッド
のクリーニングを行った後、動作を終了する。通常のフ
ィルムであれば、ステップ#5に進んでイニシャルロー
ド(フィルムの初期送り)を行って、さらにステップ#
6で撮影動作を行う。
【0022】ステップ#5のイニシャルロードは、図6
に示したフローチャートに従って行われる。このフロー
チャートに入ると、まずステップ#11で1コマ目の位
置までフィルムの給送を行う。次にステップ#12で
は、メインルーチンのステップ#1での検出結果から、
装填されたのが途中取り出しのフィルムカートリッジで
あるかどうかを判別する。途中取り出しのフィルムカー
トリッジでなければ1コマ目から撮影を開始できるの
で、そのままメインルーチンに戻って、ステップ#6の
撮影動作に備える。
に示したフローチャートに従って行われる。このフロー
チャートに入ると、まずステップ#11で1コマ目の位
置までフィルムの給送を行う。次にステップ#12で
は、メインルーチンのステップ#1での検出結果から、
装填されたのが途中取り出しのフィルムカートリッジで
あるかどうかを判別する。途中取り出しのフィルムカー
トリッジでなければ1コマ目から撮影を開始できるの
で、そのままメインルーチンに戻って、ステップ#6の
撮影動作に備える。
【0023】逆に途中取り出しのフィルムであれば、ス
テップ#13で1コマ分給送しながら磁気データの再生
を行う。そして、磁気記録再生したコマ数を数えるため
の「カウントアップ」のサブルーチン(ステップ#1
4)に進み、さらに、再生したコマが未露光であるかど
うかをステップ#15で判別する。そのコマが露光済み
であったと判断された場合、つまり再生した結果何らか
のデータが存在した場合には、ステップ#13に戻り、
ステップ#15までの動作を繰り返す。つまり、各コマ
が露光済みである限り、フィルムが順次送られて行くこ
とになる。そして、ステップ#15で未露光のコマが検
出されると、ステップ#16で1コマ分巻き戻してメイ
ンルーチンに戻り、撮影待機状態となる。
テップ#13で1コマ分給送しながら磁気データの再生
を行う。そして、磁気記録再生したコマ数を数えるため
の「カウントアップ」のサブルーチン(ステップ#1
4)に進み、さらに、再生したコマが未露光であるかど
うかをステップ#15で判別する。そのコマが露光済み
であったと判断された場合、つまり再生した結果何らか
のデータが存在した場合には、ステップ#13に戻り、
ステップ#15までの動作を繰り返す。つまり、各コマ
が露光済みである限り、フィルムが順次送られて行くこ
とになる。そして、ステップ#15で未露光のコマが検
出されると、ステップ#16で1コマ分巻き戻してメイ
ンルーチンに戻り、撮影待機状態となる。
【0024】次に、図7に示したフローチャートに従っ
て撮影動作を説明する。このフローチャートでは、ま
ず、ステップ#21でレリーズスイッチSrelの状態
が判別される。レリーズスイッチSrelがオンであれ
ばステップ#22へ進んで撮影(オートフォーカスとシ
ャッターと絞りの駆動)を行い、さらにステップ#23
で1コマ巻き上げをしながら磁気記録面14bへの撮影
データの書き込みを行う。そして、「カウントアップ」
のサブルーチン(ステップ#24)に進んで1コマ分の
カウントを加え、フィルム14が終了したかどうかをス
テップ#25で判別する。終了していなければステップ
#21以降の動作を繰り返し、フィルムが終了したと判
断したときにステップ#26でフィルムを巻き戻し、さ
らにデータディスクを露光済み位置にセット(ステップ
#27)して動作を終了する。
て撮影動作を説明する。このフローチャートでは、ま
ず、ステップ#21でレリーズスイッチSrelの状態
が判別される。レリーズスイッチSrelがオンであれ
ばステップ#22へ進んで撮影(オートフォーカスとシ
ャッターと絞りの駆動)を行い、さらにステップ#23
で1コマ巻き上げをしながら磁気記録面14bへの撮影
データの書き込みを行う。そして、「カウントアップ」
のサブルーチン(ステップ#24)に進んで1コマ分の
カウントを加え、フィルム14が終了したかどうかをス
テップ#25で判別する。終了していなければステップ
#21以降の動作を繰り返し、フィルムが終了したと判
断したときにステップ#26でフィルムを巻き戻し、さ
らにデータディスクを露光済み位置にセット(ステップ
#27)して動作を終了する。
【0025】一方、ステップ#21でレリーズスイッチ
Srelがオフであると判断したときは、ステップ#2
8でリワインドスイッチSrewがオンになったかどう
かを判別する。その結果、リワインドスイッチSrew
がオンになったと判断すると、ステップ#29で直ちに
フィルムの巻き戻しを実行し、さらにステップ#30で
データディスク13を途中取り出し位置にセットして動
作を終了する。
Srelがオフであると判断したときは、ステップ#2
8でリワインドスイッチSrewがオンになったかどう
かを判別する。その結果、リワインドスイッチSrew
がオンになったと判断すると、ステップ#29で直ちに
フィルムの巻き戻しを実行し、さらにステップ#30で
データディスク13を途中取り出し位置にセットして動
作を終了する。
【0026】メインルーチンのステップ#7で実行され
るクリーニング動作を、図8のフローチャートに示して
いる。このフローチャートでは、まずステップ#31に
おいて、クリーニングモードが実行されていることを表
示手段105で表示する。次に、磁気記録と再生を行っ
たコマ数(COUNT)を10で割り、クリーニングに
必要なクリーニングフィルムの長さを、フィルムのコマ
数に換算した値(CLEAN)を求める。次に、このコ
マ数の値(CLEAN)を、クリーニングフィルムのコ
マ数(FLM)を2倍した数で割って切り上げ、さらに
コマ数を2倍した数を掛ける(ステップ#33)。この
ステップ#33で求められた数(FCNT)が実際のク
リーニングに使用されるコマ数である。この計算式にお
いて、コマ数に2を掛けているのはフィルムの往復でク
リーニングするためである。また、一旦コマ数に2を掛
けた値で割り算して切り上げた値に再度コマ数に2を掛
けた値を掛けているのは、クリーニングの残り時間を簡
単に求められ、しかもフィルム給送制御を簡単にするた
めである。
るクリーニング動作を、図8のフローチャートに示して
いる。このフローチャートでは、まずステップ#31に
おいて、クリーニングモードが実行されていることを表
示手段105で表示する。次に、磁気記録と再生を行っ
たコマ数(COUNT)を10で割り、クリーニングに
必要なクリーニングフィルムの長さを、フィルムのコマ
数に換算した値(CLEAN)を求める。次に、このコ
マ数の値(CLEAN)を、クリーニングフィルムのコ
マ数(FLM)を2倍した数で割って切り上げ、さらに
コマ数を2倍した数を掛ける(ステップ#33)。この
ステップ#33で求められた数(FCNT)が実際のク
リーニングに使用されるコマ数である。この計算式にお
いて、コマ数に2を掛けているのはフィルムの往復でク
リーニングするためである。また、一旦コマ数に2を掛
けた値で割り算して切り上げた値に再度コマ数に2を掛
けた値を掛けているのは、クリーニングの残り時間を簡
単に求められ、しかもフィルム給送制御を簡単にするた
めである。
【0027】上記計算式において、例えば、COUNT
の値が285で、FLMの値が5だとすると、クリーニ
ングに必要なクリーニングフィルムの長さCLEAN
は、28.5となる。したがって、実際に使用されるコ
マ数FCNTは、28.5÷10を切り上げた値3に1
0を掛けた値である30となる。つまり、クリーニング
には30コマが使用されることになる。言い換えればク
リーニングフィルムを3往復させて磁気ヘッド3をクリ
ーニングすることになる。
の値が285で、FLMの値が5だとすると、クリーニ
ングに必要なクリーニングフィルムの長さCLEAN
は、28.5となる。したがって、実際に使用されるコ
マ数FCNTは、28.5÷10を切り上げた値3に1
0を掛けた値である30となる。つまり、クリーニング
には30コマが使用されることになる。言い換えればク
リーニングフィルムを3往復させて磁気ヘッド3をクリ
ーニングすることになる。
【0028】このようにして演算が完了すると、算出し
たFCNTの値をステップ#34で表示手段105によ
り表示した後、ステップ#35でフィルムの巻き上げを
開始し、ステップ#36で1コマ目に達したかどうかを
検出する。フィルムが1コマ目まで送られると、ステッ
プ#37で磁気ヘッドをフィルムに接触させ、その状態
で1コマ分給送されるのを待つ(ステップ#38)。1
コマ給送されるとステップ#39でFCNTの値から
“1”を減算して表示手段105にその値を表示し(ス
テップ#40)、次いでステップ#41でFCNTが
“0”になったかどうかを判別する。FCNTが“0”
になっていればクリーニングが終了しているので、ステ
ップ#47において磁気ヘッド3をフィルム14から離
反させ、フィルムを巻き戻してその巻き戻しが終了する
のを待つ(ステップ#48)。そして、巻き戻しが終了
するとステップ#49でデータディスクを未露光位置に
セットして(クリーニング用のフィルムカートリッジで
はデータディスクは常時未露光位置に設定される)、磁
気記録と再生を行ったコマ数(COUNT)をステップ
#50で“0”にリセットする。
たFCNTの値をステップ#34で表示手段105によ
り表示した後、ステップ#35でフィルムの巻き上げを
開始し、ステップ#36で1コマ目に達したかどうかを
検出する。フィルムが1コマ目まで送られると、ステッ
プ#37で磁気ヘッドをフィルムに接触させ、その状態
で1コマ分給送されるのを待つ(ステップ#38)。1
コマ給送されるとステップ#39でFCNTの値から
“1”を減算して表示手段105にその値を表示し(ス
テップ#40)、次いでステップ#41でFCNTが
“0”になったかどうかを判別する。FCNTが“0”
になっていればクリーニングが終了しているので、ステ
ップ#47において磁気ヘッド3をフィルム14から離
反させ、フィルムを巻き戻してその巻き戻しが終了する
のを待つ(ステップ#48)。そして、巻き戻しが終了
するとステップ#49でデータディスクを未露光位置に
セットして(クリーニング用のフィルムカートリッジで
はデータディスクは常時未露光位置に設定される)、磁
気記録と再生を行ったコマ数(COUNT)をステップ
#50で“0”にリセットする。
【0029】一方、ステップ#41でFNCTが“0”
になっていないと判断したときは、その時点で巻き上げ
中であるかどうかを判別し(ステップ#42)、巻き上
げ中であると判断したときは次にステップ#43でフィ
ルムが終了するのを待ち、終了していなければステップ
#38へ戻る。フィルムが終了していればステップ#4
4で巻き上げから巻き戻しにフィルムの送り方向を変更
してステップ#38に戻る。フィルムの送り方向を巻き
戻しに変更すると、ステップ#42での判別に続いてス
テップ#45でフィルムが1コマ目まで巻き戻されたか
どうかが判別され、1コマ目でなければそのままステッ
プ#38へ戻り、1コマ目であればステップ#46で巻
き上げに変更した後にステップ#38へ戻る。つまり、
FCNTの値が0になるまでは、巻き上げと巻き戻しと
が繰り返し実行されることになる。なお、ステップ#3
2、#33、#39で行われる一連の動作は、クリーニ
ング用フィルムカートリッジの装填時に設定されるクリ
ーニング時間を基準としてクリーニングの残り時間を連
続的に算出する演算手段に相当し、#40は、演算手段
により算出されたクリーニングの残り時間を連続的に表
示する表示手段に相当し、#41〜#46は、フィルム
給送機構をクリーニング時間中駆動して、クリーニング
フィルムの送りを実行する制御手段に相当するものであ
る。
になっていないと判断したときは、その時点で巻き上げ
中であるかどうかを判別し(ステップ#42)、巻き上
げ中であると判断したときは次にステップ#43でフィ
ルムが終了するのを待ち、終了していなければステップ
#38へ戻る。フィルムが終了していればステップ#4
4で巻き上げから巻き戻しにフィルムの送り方向を変更
してステップ#38に戻る。フィルムの送り方向を巻き
戻しに変更すると、ステップ#42での判別に続いてス
テップ#45でフィルムが1コマ目まで巻き戻されたか
どうかが判別され、1コマ目でなければそのままステッ
プ#38へ戻り、1コマ目であればステップ#46で巻
き上げに変更した後にステップ#38へ戻る。つまり、
FCNTの値が0になるまでは、巻き上げと巻き戻しと
が繰り返し実行されることになる。なお、ステップ#3
2、#33、#39で行われる一連の動作は、クリーニ
ング用フィルムカートリッジの装填時に設定されるクリ
ーニング時間を基準としてクリーニングの残り時間を連
続的に算出する演算手段に相当し、#40は、演算手段
により算出されたクリーニングの残り時間を連続的に表
示する表示手段に相当し、#41〜#46は、フィルム
給送機構をクリーニング時間中駆動して、クリーニング
フィルムの送りを実行する制御手段に相当するものであ
る。
【0030】次に、図6のステップ#14及び図7のス
テップ#24に示されている「カウントアップ」のサブ
ルーチンについて説明する。このサブルーチンでは、ま
ずステップ#51で磁気記録と再生を行ったコマ数CO
UNTを“COUNT+1”とし、COUNTが300
以上であるかどうかをステップ#52で判別する。そし
て、COUNTが300以上であれば、つまり記録再生
を300コマ以上行っていれば、磁気ヘッドのクリーニ
ングを促すためのクリーニング警告表示をステップ#5
3で行い、図6もしくは図7のフローチャートに戻って
次の動作に移る。
テップ#24に示されている「カウントアップ」のサブ
ルーチンについて説明する。このサブルーチンでは、ま
ずステップ#51で磁気記録と再生を行ったコマ数CO
UNTを“COUNT+1”とし、COUNTが300
以上であるかどうかをステップ#52で判別する。そし
て、COUNTが300以上であれば、つまり記録再生
を300コマ以上行っていれば、磁気ヘッドのクリーニ
ングを促すためのクリーニング警告表示をステップ#5
3で行い、図6もしくは図7のフローチャートに戻って
次の動作に移る。
【0031】以上、各フローチャートに従って動作を示
したように、本実施例のカメラではクリーニングフィル
ムを必要なコマ数に達するまで巻き上げ、巻き戻しを繰
り返してクリーニングするようにしているので、フィル
ム長の短いクリーニングフィルムでも1回の操作で十分
なクリーニングを実行できる。また、磁気ヘッドの記録
再生の回数に応じてクリーニングが行われるので、クリ
ーニング不足により汚れが残ったり、過度のクリーニン
グにより磁気ヘッドの摩耗が早まったりするといった問
題は生じない。
したように、本実施例のカメラではクリーニングフィル
ムを必要なコマ数に達するまで巻き上げ、巻き戻しを繰
り返してクリーニングするようにしているので、フィル
ム長の短いクリーニングフィルムでも1回の操作で十分
なクリーニングを実行できる。また、磁気ヘッドの記録
再生の回数に応じてクリーニングが行われるので、クリ
ーニング不足により汚れが残ったり、過度のクリーニン
グにより磁気ヘッドの摩耗が早まったりするといった問
題は生じない。
【0032】次に、このカメラの動作中における表示手
段105の表示内容について図10を用いて説明する。
図10(a)は、すべての表示セグメント5〜9を点灯
した状態の図であり、セグメントは、カートリッジマー
ク5、第1バー6、第2バー7、フィルムカウンタ8、
クリーニングマーク9から構成されている。図10
(b)は、露光済みフィルムを装填したときと巻き戻し
が終了したときの表示状態を示しており、カウンタが
“0”を表示し、カートリッジマークが点滅する。
段105の表示内容について図10を用いて説明する。
図10(a)は、すべての表示セグメント5〜9を点灯
した状態の図であり、セグメントは、カートリッジマー
ク5、第1バー6、第2バー7、フィルムカウンタ8、
クリーニングマーク9から構成されている。図10
(b)は、露光済みフィルムを装填したときと巻き戻し
が終了したときの表示状態を示しており、カウンタが
“0”を表示し、カートリッジマークが点滅する。
【0033】図10(c)は、イニシャルロード中の表
示状態を示しており、カートリッジマーク5と“0”に
なったフィルムカウンタ8が点灯し、第1バー6が点滅
する。図10(d)は、イニシャルロードにミスが発生
したとき(フィルムが装填されたにもかかわらず1コマ
目までの給送が正常に行われなかったとき)を示してお
り、このとき、カートリッジマーク5と“0”になった
フィルムカウンタ8が点滅する。なお、図10(c)と
図10(d)の状態において、クリーニングカートリッ
ジを装填したときは、さらにクリーニングマーク9が点
灯する。
示状態を示しており、カートリッジマーク5と“0”に
なったフィルムカウンタ8が点灯し、第1バー6が点滅
する。図10(d)は、イニシャルロードにミスが発生
したとき(フィルムが装填されたにもかかわらず1コマ
目までの給送が正常に行われなかったとき)を示してお
り、このとき、カートリッジマーク5と“0”になった
フィルムカウンタ8が点滅する。なお、図10(c)と
図10(d)の状態において、クリーニングカートリッ
ジを装填したときは、さらにクリーニングマーク9が点
灯する。
【0034】図10(e)は、イニシャルロードが成功
したときの表示状態を示しており、カートリッジマーク
5、第1バー6、第2バー7、“1”になったフィルム
カウンタ8が点灯する。途中取り出しのフィルムを装填
したときや、1コマ巻き上げを終了したときは、カウン
タ8はそのときのフィルムのコマ数を示す。図10
(f)は、途中取り出しのフィルムを装填したときに、
1コマ目までの給送に引き続いて未露光コマまでの給送
が行われているときの表示状態を示しており、このと
き、カートリッジマーク5とカウンタ8が点灯し、両方
のバー6、7が点滅する。カウンタ8は、前述のFCN
Tの値を表示する。
したときの表示状態を示しており、カートリッジマーク
5、第1バー6、第2バー7、“1”になったフィルム
カウンタ8が点灯する。途中取り出しのフィルムを装填
したときや、1コマ巻き上げを終了したときは、カウン
タ8はそのときのフィルムのコマ数を示す。図10
(f)は、途中取り出しのフィルムを装填したときに、
1コマ目までの給送に引き続いて未露光コマまでの給送
が行われているときの表示状態を示しており、このと
き、カートリッジマーク5とカウンタ8が点灯し、両方
のバー6、7が点滅する。カウンタ8は、前述のFCN
Tの値を表示する。
【0035】図10(g)はクリーニングの残り時間を
コマ数で表示した状態を示している。通常撮影のときは
フィルムカウンタ8はフィルムの巻き上げに伴って加算
されて行くが、クリーニングフィルムを装填した時は図
8のフローチャートで示したように減算した値を順次表
示することによりクリーニングのおおよその残り時間が
分かるようになっている。このようにクリーニングの残
りコマ数が表示されるため、撮影者がいつクリーニング
が終わるか分からないまま待つということはない。な
お、フィルムの給送速度と各コマの長さからクリーニン
グの実際の残り時間を算出し、その算出した時間を表示
手段105で表示するように構成してもよい。
コマ数で表示した状態を示している。通常撮影のときは
フィルムカウンタ8はフィルムの巻き上げに伴って加算
されて行くが、クリーニングフィルムを装填した時は図
8のフローチャートで示したように減算した値を順次表
示することによりクリーニングのおおよその残り時間が
分かるようになっている。このようにクリーニングの残
りコマ数が表示されるため、撮影者がいつクリーニング
が終わるか分からないまま待つということはない。な
お、フィルムの給送速度と各コマの長さからクリーニン
グの実際の残り時間を算出し、その算出した時間を表示
手段105で表示するように構成してもよい。
【0036】なお、図10の各表示状態において、クリ
ーニング動作時(クリーニングマーク点灯時)以外のと
きのクリーニング警告は、上記の各表示に加えてクリー
ニングマーク9が点滅するように構成されている。
ーニング動作時(クリーニングマーク点灯時)以外のと
きのクリーニング警告は、上記の各表示に加えてクリー
ニングマーク9が点滅するように構成されている。
【図1】 本発明の一実施例に係る磁気ヘッドクリーニ
ング装置を備えた磁気記録装置付きカメラに用いるカー
トリッジを示す図であり、(a)図はこのカートリッジ
1の斜視図、(b)図は上面図、(C)図は下面図であ
る。
ング装置を備えた磁気記録装置付きカメラに用いるカー
トリッジを示す図であり、(a)図はこのカートリッジ
1の斜視図、(b)図は上面図、(C)図は下面図であ
る。
【図2】 このカートリッジ内に設けられたデータディ
スクの平面図である。
スクの平面図である。
【図3】 フィルムカートリッジをカメラに装填した状
態でのフォトリフレクタと磁気ヘッドとの位置関係を示
す斜視図である。
態でのフォトリフレクタと磁気ヘッドとの位置関係を示
す斜視図である。
【図4】 カメラの回路構成の概略を示すブロック図で
ある。
ある。
【図5】 カメラの動作のメインルーチンを示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図6】 イニシャルロード動作を示すフローチャート
である。
である。
【図7】 撮影動作を示すフローチャートである。
【図8】 クリーニング動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図9】 カウントアップの動作を示すフローチャート
である。
である。
【図10】 カメラの動作状態に応じた表示例を示す図
である。
である。
1 フィルムカートリッジ 2a フ
ォトリフレクタ 2b フォトリフレクタ 3 磁
気ヘッド 5 カートリッジマーク 6 バ
ー 7 バー 8 フ
ィルムカウンタ 9 クリーニングマーク 11 カ
ートリッジケース 11a 上面 11b 窓 11c 窓 11d 下
面 12 回転軸 13 デ
ータディスク 14 フィルム 14a コ
マ 14b 磁気記録面 100 制
御手段 101 データディスク読み取り回路 102 フ
ィルム給送機構 103 磁気記録再生回路 104 撮
影機構 105 表示手段
ォトリフレクタ 2b フォトリフレクタ 3 磁
気ヘッド 5 カートリッジマーク 6 バ
ー 7 バー 8 フ
ィルムカウンタ 9 クリーニングマーク 11 カ
ートリッジケース 11a 上面 11b 窓 11c 窓 11d 下
面 12 回転軸 13 デ
ータディスク 14 フィルム 14a コ
マ 14b 磁気記録面 100 制
御手段 101 データディスク読み取り回路 102 フ
ィルム給送機構 103 磁気記録再生回路 104 撮
影機構 105 表示手段
Claims (1)
- 【請求項1】 フィルム給送機構(102)と、撮影用
フィルム(14)に形成された磁気記録面(14b)に
対して磁気情報を記録再生可能な磁気ヘッド(3)とを
備えたカメラにおいて、該磁気ヘッド(3)のクリーニ
ング用フィルムカートリッジを用いて該磁気ヘッド
(3)をクリーニングする装置であって、 上記クリーニング用フィルムカートリッジの装填時に設
定されるクリーニング時間を基準としてクリーニングの
残り時間を連続的に算出する演算手段(100)と、該
演算手段(100)により算出されたクリーニングの残
り時間を連続的に表示する表示手段(105)と、上記
フィルム給送機構(102)を上記クリーニング時間中
駆動してクリーニングフィルムの送りを実行する制御手
段(100)とを備えたことを特徴とする磁気ヘッドク
リーニング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7702694A JPH07287291A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 磁気ヘッドを備えたカメラの磁気ヘッドクリーニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7702694A JPH07287291A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 磁気ヘッドを備えたカメラの磁気ヘッドクリーニング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07287291A true JPH07287291A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=13622245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7702694A Pending JPH07287291A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 磁気ヘッドを備えたカメラの磁気ヘッドクリーニング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07287291A (ja) |
-
1994
- 1994-04-15 JP JP7702694A patent/JPH07287291A/ja active Pending
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