JPH0635056A - 磁気記録部付フィルム用カメラ - Google Patents

磁気記録部付フィルム用カメラ

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JPH0635056A
JPH0635056A JP16746492A JP16746492A JPH0635056A JP H0635056 A JPH0635056 A JP H0635056A JP 16746492 A JP16746492 A JP 16746492A JP 16746492 A JP16746492 A JP 16746492A JP H0635056 A JPH0635056 A JP H0635056A
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JP
Japan
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film
cleaning
motor
magnetic head
camera
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Withdrawn
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JP16746492A
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English (en)
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Masahiro Shiro
正弘 代
Yoji Watanabe
洋二 渡辺
Junichi Ito
順一 伊藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0635056A publication Critical patent/JPH0635056A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
    • G03B2217/242Details of the marking device
    • G03B2217/244Magnetic devices

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  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、磁気ヘッドのクリーニング時期を指
示し、クリーニング用フィルムの装填を検出すると共
に、フィルム給送速度を低速化して磁気ヘッドの磨耗を
防ぎつつクリーニングを行う磁気記録部付フィルム用カ
メラを提供することを目的とする。 【構成】本発明は、感光性フィルム18の一部に設けら
れた磁気記録部に情報を記録もしくは読出するための磁
気ヘッド12が設けられ、前記磁気ヘッドのクリーニン
グが必要と判定され、クリーニング用のフィルムが装填
されたことが検出されるとフィルム給送速度を所定速度
に低下させつつ磁気ヘッドのクリーニングを実施する磁
気記録部付フィルム用カメラである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録部付フィルム用
カメラに設けられた磁気ヘッド汚れのクリーニング改善
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平3−140935号公報に
記載されるような撮影情報等を装填するフィルムに設け
られた磁気記録部に記録再生可能な磁気ヘッドを有する
カメラがある。
【0003】前記カメラは磁気ヘッドにより、撮影ごと
の各データを撮影フィルムの磁気トラック部に記録、も
しくは磁気トラック部から再生する場合に、使用するに
従い前記磁気ヘッド表面に磁気トラック部の磁性体が削
れて付着し、磁気ヘッドと磁気トラック部の密着性が不
安定となり、正常な記録、再生ができなくなる。そのた
め磁気ヘッドの汚れ状態を判定して、必要であれば、ク
リーニングしなければならなかった。
【0004】このクリーニングが必要か否かの判定は、
撮影に先立つ時点で磁気トラック上にダミーデータを記
録する。そしてある程度、撮影を行った後、ダミーデー
タを再生し、予め記録されたダミーデータと比較して、
不一致であれば磁気ヘッドが汚れた状態であると判定さ
れ、表示等により警告を発していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
なカメラの磁気ヘッドの汚れ状態の判定は、フィルムを
装填時にダミーデータを記録するための空送りを行い、
ダミーデータを再生するための巻き戻しを行わなけれ
ば、判定できないため、撮影者に手間が掛り、操作も繁
雑であった。
【0006】さらに磁気ヘッドのクリーニングに関して
は、綿棒等を用いた手作業で実施する場合と、クリーニ
ング用フィルムを装填し、磁気ヘッド表面に圧接しつつ
給送してクリーニングを実施する場合が想定される。
【0007】前記クリーニング用フィルムによるクリー
ニングは、磁気ヘッドの表面を擦って行っている。従っ
て、通常のフィルム巻き上げ速度(約7.2cm/sec程
度)で給送すると磁気ヘッドの表面が必要以上に磨耗
し、磁気ヘッド寿命が短くなる場合がある。
【0008】そこで本発明は、磁気ヘッドのクリーニン
グ時期を指示し、クリーニング用フィルムの装填を検出
すると共に、フィルム給送速度を低速化して磁気ヘッド
の磨耗を防ぎつつクリーニングする磁気記録部付フィル
ム用カメラを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、感光性フィルムの一部に磁気記録部を有す
るフィルムを使用するカメラにおいて、前記フィルムを
モータによって給送する給送手段と、前記給送手段によ
る前記フィルムの給送中に、前記磁気記録部に情報を記
録し、もしくは前記磁気記録部に記録された情報を再生
するための磁気ヘッドを含む磁気回路と、前記カメラに
装填されたフィルムが磁気ヘッドクリーニング用である
かを検出する検出手段と、前記検出手段によって前記磁
気ヘッドクリーニング用フィルムであることが検出され
た場合には、磁気ヘッドクリーニング用シーケンスを実
行すると共に、前記モータによるフィルム給送速度を通
常のフィルム給送時より低下させる制御手段とを有する
磁気記録部付フィルム用カメラを提供する。
【0010】
【作用】以上のような構成の磁気記録部付フィルム用カ
メラは、撮影用フィルム給送もしくは撮影に関わる動作
の所定回数により磁気ヘッドのクリーニングを指示し、
装填されたフィルムが磁気ヘッドクリーニング用フィル
ムであることが検出されると、前記モータによるフィル
ム給送速度を通常のフィルム給送時より低下させてクリ
ーニングされる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1には、本発明による第1実施例として
の磁気記録部付フィルム用カメラの回路構成を示し、説
明する。
【0012】この磁気記録部付フィルム用カメラの全体
を制御するマイクロコンピュータ1には、液晶(LC
D)を用い、駒数,磁気ヘッドクリーニング警告、磁気
ヘッドクリーニング動作表示等を表示する表示装置2
と、フィルムに日付を写し込むデート写し込み装置3
と、電気的に消去可能なEEPROM等が用いられ、撮
影駒数、各種調整値、状態フラグ、パーフォレーション
カウント値等を記録する記憶装置4が接続されている。
【0013】また前記マイクロコンピュータ1には、モ
ータ制御回路5が接続されており、このモータ制御回路
5は、前記マイクロコンピュータ1から送出される信号
をデコードして、モータM1,M2を駆動するモータ電
圧の設定や、モータの選択および動作(回転,逆転,ブ
レーキ,停止)の選択を行う。
【0014】このモータ制御回路5と各モータM1,M
2との間には、モータブリッジ回路構成されたトランジ
スタQ1〜Q4、Q5〜Q8が接続される。このような
モータブリッジ回路により、前記モータM1はトランジ
スタQ1とQ4のオンで時計方向に回転し、トランジス
タQ2とQ3のオンで反時計方向に回転し、トランジス
タQ2とQ4のオンでブレーキが掛かる。前記モータM
2は、トランジスタQ5とQ8のオンで時計方向に回転
し、トランジスタQ6とQ7のオンで反時計方向に回転
し、トランジスタQ6とQ8のオンでブレーキが掛か
る。
【0015】また、前記マイクロコンピュータ1には、
フィルム感度読取装置6とフィルム種類判別装置7とセ
クタ駆動装置8が接続される。前記フィルム感度読取装
置6は、フィルムパトローネ9に設けられているフィル
ム感度情報やフィルム枚数を読込み、前記マイクロコン
ピュータ1にこれらのデータを送信する。
【0016】前記フィルム種類判別装置7は、装填され
たフィルムが、撮影用フィルムか磁気ヘッドクリーニン
グ用フィルムかを判別し、前記マイクロコンピュータ1
にデータを送信する。この判別方式において、例えば、
パトローネ9の形状による判断、パトローネ9の外周に
設けられた判別専用の電気接点、若しくはDX端子にお
ける現状存在しない非接点の組み合せによる認識等が考
えられる。
【0017】前記セクタ駆動装置8は、前記マイクロコ
ンピュータ1からの制御信号を受けて、セクタ10の開
閉を行うと共に、その開閉状態を前記マイクロコンピュ
ータ1に送信する。磁気ヘッド制御装置11は、前記マ
イクロコンピュータ1の命令により磁気ヘッド12a,
12bを磁気ヘッド駆動部12cによりフィルムに圧接
・退避(オン・オフ)が行なわれ、フィルム圧接時に、
磁気ヘッド12a,12bにより記録・再生の動作が行
なわれる。
【0018】そして撮影用レンズ群用鏡枠13の中に
は、フォーカシングレンズ14と、該フォーカシングレ
ンズ14の動きをパルス信号として前記マイクロコンピ
ュータ1に伝えるレンズ駆動検知装置15と、前記フォ
ーカシングレンズ14を駆動させるために、モータM2
からの駆動量を伝達するためのギア16と、露光量を制
御するための前記セクタ10が設けられている。
【0019】そしてフィルムを格納する前記フィルムパ
トローネ9及び巻き上げ用スプール17が設けられ、近
傍には、モータM2の反時計方向の回転で、図示しない
駆動機構により、前記フィルムパトローネ9内にフィル
ム若しくはクリーニングフィルム18を巻き上げ用スプ
ール17方向に送り出し、また前記モータM1の時計方
向回転により、図示しない駆動機構で、巻き上げ用スプ
ール17を駆動する。また前記モータM1の反時計方向
の回転により、図示しない駆動機構でフィルムパトロー
ネ9内にフィルム若しくはクリーニングフィルム18を
巻き戻す機構が設けられている。
【0020】前記マイクロコンピュータ1には、被写体
19までの距離を測距するための測距装置20と、被写
体輝度を測定するための測光装置21と、フラッシュ制
御装置22とが接続されている。さらに、前記マイクロ
コンピュータ1には、オンとすると撮影可能となるカメ
ラのパワースイッチ(PWSW)23と、途中巻き戻し
用のスイッチ(RWSW)24と、露光動作を行わせる
ためのレリーズスイッチ(RELSW)25と、裏蓋の
開閉状態でオンとなる裏蓋の開閉を検知するための裏蓋
検知用スイッチ(BKSW)26とが接続されている。
また前記マイクロコンピュータ1には、フィルムのパー
フォレーション検出用のフォトレフレクタ(WPR)2
7も接続されている。このように構成された磁気記録部
付フィルム用カメラの動作を図2のフローチャートを参
照して説明する。前記磁気記録部付フィルム用カメラ本
体に電池を装填し、電源を供給すると、マイクロコンピ
ュータ1は図2に示すメインフローチャートを実行す
る。まず、前記マイクロコンピュータ1のポートセッ
ト、記憶装置4内のEEPROMの読出し等のシステム
リセットを行い、初期設定する(ステップS1)。
【0021】次に、クリーニング状態CLJFが“1”
か否かをチェックし(ステップS2)、“1”ならば
(YES)、クリーニングシーケンスを実行する(ステ
ップS3)。またクリーニング状態CLJFが“0”な
らば(NO)、空送り状態フラグALJFが“1”か否
かをチェックする(ステップS4)。このステップS4
で、“1”ならば(YES)、ステップS5に移行し
て、空送りを実行する。また、“0”ならば(NO)、
ステップS6に移行し、裏蓋が開状態から閉状態になっ
たかは、スイッチBKSW26からの立ち上がり信号の
有無によって検出される。ここで、前記立ち上り信号が
出力された時は(YES)、開状態から閉状態になった
ことを示し、フィルム種類判別装置7により、装填され
ているフィルムが撮影用フィルムかクリーニング用フィ
ルムかを判定し(ステップS7)、クリーニング用フィ
ルムであるならば(YES)、ステップ3に移行しクリ
ーニングシーケンスを実行する。しかしクリーニング用
フィルムでなければ(NO)、ステップS5に移行し、
空送りのサブルーチンに移行する。
【0022】また、ステップS6において、裏蓋スイッ
チBKSWの立ち上り信号を検出されなかった場合には
(NO)、巻き戻しスイッチRWSWがオンになってい
るかをチェックする(ステップS8)。前記巻き戻しス
イッチRWSW24がオンならば(YES)、巻き戻し
完了フラグMFJFをチェックし(ステップS9)、こ
の判定で“1”ならば(YES)、ステップS6に戻
り、“0”ならば(NO)、次の巻き戻しサブルーチン
のステップS10に移行する。
【0023】前記巻き戻し完了フラグMFJFは、フィ
ルム巻き戻しが完了した際のレリーズと再巻き戻しを禁
止するためのフラグであり、このフローチャートには記
していないが、巻き戻し完了フラグMFJFは、ステッ
プS6で、BKSWの立ち上りが判断された時、“0”
にリセットされ、EEPROMに書き込まれる。
【0024】またステップS8で、前記巻き戻しスイッ
チRWSW24がオンしていない場合には(NO)、パ
ワースイッチPWSW23がオンか否かをチェックする
(ステップS11)。前記PWSW23がオフの場合に
は(NO)、全てのカメラ動作を停させストップ状態
(ステップS12)となる。一方、前記PWSW23が
オンの場合には(YES)、所定枚数の撮影を行った
後、磁気記録/再生を行ったかを判定し、すなわち、磁
気ヘッド12a,12bのクリーニング時期を警告する
ためのクリーニング警告フラグCLAFが“1”か否か
をチェックする(ステップS13)。この判定で“1”
ならば(YES)、ステップS14へ移行し、表示装置
2にクリーニング警告表示を行い(ステップS14)、
その後、レリーズ動作を禁止する(ステップS15)。
またステップS13で“0”ならば(NO)、表示装置
2によって駒表示等を行った後(ステップS16)、レ
リーズスイッチRELSW25がオン・オフを検出する
(ステップS17)。この判定でレリーズスイッチRE
LSW25が、オンであれば(YES)、巻き戻し完了
フラグMFJFをチェックし(ステップS18)、オフ
であれば(NO)、ステップS6に戻る。
【0025】次にステップS18で巻き戻し完了フラグ
MFJFが、“1”ならば(YES)ステップS6に戻
り、“0”ならばレリーズ処理を行った後(ステップS
19)、ステップS6に戻る。ここで、クリーニング警
告フラグCLAFについて説明する。
【0026】前記磁気ヘッド12a,12bによる撮影
ごとの各データを撮影フィルム18の磁気トラック部に
記録、もしくは磁気トラック部より再生し続けていく場
合、しだいにヘッドを表面に磁気トラック部の磁性体が
削れて付着し、磁気ヘッド7と磁気トラック部の密着性
が不安定となり、正常な記録、再生が不可能となること
から、カメラ使用者に記録、再生が不可能となることを
警告表示、警告音等によりこれを知らせるための判断フ
ラグである。尚、クリーニング警告表示については後述
する。次に前記磁気記録部付フィルム用カメラのクリー
ニング動作(図2のステップS3)について、図3,図
4のフローチャートを用いて詳述する。
【0027】まず、表示装置2にクリーニング状態であ
ることを表示させる(ステップS21)。そして記憶装
置4(例えば、EEPROM)から記憶情報の読み出し
を行った後(ステップS22)、クリーニング状態フラ
グCLJFが“1”か否かをチェックする(ステップS
23)。前記クリーニング状態フラグCLJFは、前記
EEPROMに記憶されるフラグであって、クリーニン
グ中に電池等が抜かれた後、再度、電池が装填された場
合であっても、このフラグを検出することによりクリー
ニング動作を継続することができる。またクリーニング
状態表示については後述する。
【0028】そしてステップS23で、クリーニング状
態フラグCLJFが“1”の場合には(YES)、前記
EEPROMに記憶された情報をクリーニングカウンタ
CLCに転送する(ステップS24)。一方、前記CL
JFが“0”の場合には(NO)、ステップS25に移
行し、前回設定されたクリーニング状態フラグOCLJ
Fをクリアする(ステップS25)。前記フラグOCL
JFは、図5に示すようなパトローネを用いてクリーニ
ングの為の空送りを行った時、例えば、フィルムの送り
出しが少ない場合や、パーフォレーションが切れた場合
や、うまくスプールにフィルムが巻き付かない場合等、
再度送り出しを行うか否かを判断するフラグである。
【0029】図5に示すパトローネ9においては、スプ
ール9aを時計方向に回転させることにより、フィルム
18がパトローネ9内に収納され、該スプール9aを反
時計方向に回転させることにより、フィルム18がパト
ローネ9内から送出される構造になっている。
【0030】次に、モータM2を反時計方向に回転させ
て、スプールに巻き付く程度までクリーニングフィルム
をパトローネから送り出す動作(点出し)を行う(ステ
ップS26)。そして、フィルムの空送りする駒数をカ
ウントするためのクリーニングカウンタCLCをクリア
し(ステップS27)、クリーニング状態フラグCLJ
Fにフラグ“1”を設定し(ステップS28)、前記E
EPROMに、その状態を記憶させる(ステップS2
9)。
【0031】前述した初期処理を行った後、磁気ヘッド
制御装置11により、磁気ヘッド12aをクリーニング
フィルム18に圧接(以下、ヘッドONと称する)させ
る(ステップS30)。
【0032】また本実施例では、磁気ヘッド12aの表
面がクリーニングフィルム18の給送より受ける磨耗ダ
メージを軽減するために、給送速度を通常巻き上げ速度
の約半分程度になるように設定する。つまり、通常の撮
影用フィルムの巻き上げ速度は、2駒/秒程度であり、
これは約7.2cm/secに対応する。一方、クリーニング
フィルムは、一般的なカセットテープレコーダと同様
に、給送速度4.75cm/sec程度で良いと思われるた
め、給送速度を通常巻き上げ速度の約半分程度とした。
【0033】そのクリーニングフィルム給送の速度制御
として、モータ制御回路5の電圧の設定値を撮影用フィ
ルムの給送速度時より遅くなるような電圧値に設定する
(ステップS31)。
【0034】このような駆動電圧でモータM1を時計方
向に駆動させ、クリーニングフィルムを巻き上げる(ス
テップS32)。前記モータM1が時計方向に回転する
と、図示しない駆動機構によりスプール17が回転す
る。前記モータM1を回転させてからスプール17に設
けた図示していない爪にフィルム端が引っ掛かり、フィ
ルムを巻き上げるのに十分な時間TCLをタイマにセット
する(ステップS33)。そしてパフォレーションカウ
ンタPFCをクリアした後(ステップS34)、パフォ
レーシンの動きを検出するフォトレフレクタWPR27
からの信号をチェックする(ステップS35)。
【0035】この判定で、前記フォトレフレクタWPR
27の立ち上がり信号を検出した場合には(YES)、
パフォレーションカウンタPFCに“1”を加算し(ス
テップS36)、このカウント値が“8”に達したか否
か判定する(ステップS37)。ただし、本実施例では
前記カウント値“8”を1駒分としている。
【0036】前記ステップS37において、カウント値
が“8未満”の場合には(NO)、まだ1駒分巻き上げ
ていないと判定してステップS35に戻り、一方、前記
カウント値が“8”に達すると(YES)、クリーニン
グカウンタCLCに“1”を加算し(ステップS3
8)、この空送り駒数をEEPROMに書き込んだ後
(ステップS39)、クリーニング送り駒数が所定の駒
数に達したか否かを判定する(ステップS40)。
【0037】このステップS40の判定で、クリーニン
グ送り駒数が所定数に達していない場合には(NO)、
通常の1駒の巻き上げに必要とする時間TWに再度設定
して(ステップS41)、そのタイマをスタートさせた
後、ステップS34に戻る。一方、ステップS40の判
定でクリーニングカウンタが所定後に達すると(YE
S)、モータM1にブレーキを掛けてから(ステップS
42)、オフし(ステップS43)、クリーニングが終
了したと見なしフラグCLJFをクリアする(ステップ
S44)。
【0038】そして、クリーニング警告フラグCLAF
もクリアし(ステップS45)、クリーニング警告時期
と判断するための所定時期からの磁気記録、再生回復を
記憶した、後述する露出回数カウンタEXPCもクリア
し(ステップS46)、これらのフラグをEEPROM
に記憶した後(ステップS47)、磁気ヘッド12aを
クリーニングフィルム18より退避(以下、ヘッドOF
Fと称する)させた後(ステップS48)、クリーニン
グフィルム巻き戻しシーケンス(ステップS49)によ
り、クリーニングフィルム18をフィルムパトローネ9
内に全て巻き戻した後、表示装置2のクリーニング状態
表示を消灯させ(ステップS50)、メインフローチャ
ートにリターンする(ステップS51)。
【0039】前述したクリーニングフィルム巻き戻し前
に、磁気ヘッド12a,12bを退避させるのは必要以
上にクリーニングすることによって生じる磁気ヘッド1
2a,12bの磨耗を避けるためである。
【0040】前述したステップS35において、パーフ
ォレーション検出用のジョトフレクタWPRより立上り
信号が入力していなかった場合には(NO)、タイマを
カウントダウンし(ステップS52)、タイマがオーバ
したか否かをチェックする(ステップS53)。オーバ
していない場合には(NO)、裏蓋スイッチBKSWが
オンしているかをチェックし(ステップS54)、裏蓋
スイッチBKSWがオフの場合には(NO)、再びステ
ップS35に戻る。前記裏蓋スイッチBKSWオンの場
合には(YES)、裏蓋が開かれたため、直ちにモータ
M1の駆動を停止すべく、モータM1にブレーキを掛け
(ステップS55)、オフし(ステップS56)、ヘッ
ドOFF(ステップS57)した後、ステップS50へ
移行し表示装置2のクリーニング状態表示を消灯させ
る。
【0041】このように、裏蓋が開状態となった場合に
は直ちにモータによるクリーニングフィルムの送り出し
動作を停止し、磁気ヘッドを後退させるため、磁気ヘッ
ド12a,12bに対するクリーニングフィルム18の
不均一な当たり方による磁気ヘッド表面の片減りを防止
する。
【0042】また、ステップS51において、タイマが
オーバしている場合には(YES)、直ちにモータM1
の回転を停止させるために、モータM1にブレーキを掛
け(ステップS58)、オフし(ステップS59)、ヘ
ッドOFF(ステップS60)させた後、クリーニング
カウンタCLCのカウント値が“0”かを判定する(ス
テップS61)。この判定で“0”でない場合には(N
O)、前回設定したクリーニング状態フラグOCLJF
をクリアし(ステップS62)及び、クリーニング状態
フラグCLJFをクリアし(ステップS63)、クリー
ニングフィルム巻き戻しのサブルーチン(ステップS4
9)に移行する。これは、1駒以上の空送りがあったに
も関わらず、タイマがオーバーしたのはクリーニングフ
ィルムが終端まで達していると判断されるからである。
【0043】一方、ステップS61において、クリーニ
ングカウンタCLCが“0”であった場合には(YE
S)、前回設定したクリーニングフラグOCLJFの状
態が“1”であるか否かをチェックし(ステップS6
4)、再送り出しを行うか否かを判断する。このクリー
ニングのサブルーチンに最初に入った際には、ステップ
S27ではフラグOCLJFはクリアされており、最初
にステップS64を通る時には“NO”側に抜ける。
【0044】そしてフラグOCLJFに“1”をセット
し(ステップS65)、パーフォレーションカウンタP
FCに所定数からα(このαはEEPROMに適当な値
が記憶されている)だけ引いた値を転送し(ステップS
66)、図6で後述する再クリーニングフィルム送り出
しのサブルーチンを実行した後に(ステップS67)、
ステップS27に復帰し、クリーニングのサブルーチン
を再度、実行する。前記ステップS64で、前回設定さ
れたクリーニングフラグOCLJFが“1”であった場
合には(YES)、クリーニングを行ったにも関わら
ず、空送りができなかったため、ステップS49の巻き
戻し動作を行う。次に図6を参照して、クリーニングフ
ィルム送り出しとクリーニングフィルム再送り出しのサ
ブルーチンについて説明する。
【0045】このクリーニングフィルム送り出しのサブ
ルーチンは、クリーニングのサブルーチンにおいて、図
3に示したステップS26を実行するフローチャートで
あり、クリーニングを実施するにあたって、モータM2
を反時計方向に回転させ、クリーニングフィルム18を
スプール17に巻き付けるためのフローチャートであ
る。一方、クリーニングフィルム再送り出しのサブルー
チンはクリーニングフィルム送り出しを行なったにも係
わらず、1駒も巻き上げができなかった場合に、再度ク
リーニングフィルムを送り出しを行うものである。
【0046】まず、EEPROMから記憶情報を読出し
(ステップS71)、クリーニングフィルム送り出し状
態フラグCPLJFの状態をチェックする(ステップS
72)このCPLJFが“1”の場合は(YES)、ク
リーニングフィルム送り出し中であるため、EEPRO
Mに記憶されたパーフォーレションカウント値をカウン
タPFCに転送する(ステップS73)。一方、CPL
JFが“0”の場合は(NO)、パーフォレーションカ
ウンタをクリアした後(ステップS74)、クリーニン
グフィルム送り出し状態フラグCPLJFに“1”をセ
ットし(ステップS75)、カウンタPFCとフラグC
PLJFの各情報をEEPROMに書き込む(ステップ
S76)。以上の工程で初期処理が完了する。
【0047】次にパトローネ9からクリーニングフィル
ム18から無理なく送り出される速度(通常の巻き上げ
速度)になるように、モータ制御回路5の速度制御電圧
をVM に設定し(ステップS77)、モータM2を反時
計方向に回転させると(ステップS78)、図示しない
駆動機構により図5のフィルム送り出し用カプラが回転
され、スプール9aより、フィルムが送り出される。
【0048】ここで、モータ制御回路5によるモータの
回転速度すなわちフィルムの給送速度を決める速度制御
電圧は、VM を通常の巻き上げ速度として、VL をそれ
以下の低フィルム給送速度、VH をそれ以上の高フィル
ム給送速度になる電圧値とする。
【0049】次にタイマにフィルム18がパトローネ9
より送出されてから、パーフォレーション検出用素子
(フォトレフレクタ)WPR27に達するまでに、十分
余裕のある時間TCPL1を設定する(ステップS79)。
【0050】さらに前記フォトレフレクタWPR27の
立上り信号をチェックし(ステップS80)、信号の立
上りを検出すると(YES)、パーフォレーションカウ
ンタPFCに“1”を加算し(ステップS81)、この
更新されたパーフォレーションカウント値をEEPRO
Mに書き込み(ステップS82)、パーフォレーション
カウンタPFCの値が所定数に達しているかを判定する
(ステップS83)。ここで、前記パーフォレーション
カウンタPFCに記録された値が所定数に達していない
場合に(NO)、この時点でフィルムはフォトレフレク
タWPR27まで達しているため、タイマをTCPL1より
短い時間のTCPL2を設定して(ステップS84)、再び
ステップS80に戻る。
【0051】前記カウンタPFCの値が所定数に達すれ
ば(YES)、クリーニングフィルム18がスプール1
7に巻き付く程度までのクリーニングフィルム送り出し
が終了するため、CPLJFをクリアし(ステップS8
5)、モータM2にブレーキを掛けた後に(ステップS
86)、モータM2をオフし(ステップS87)、リタ
ーンする(ステップS88)。
【0052】一方、前記ステップS80において、フォ
トレフレクタWPR27の立ち上り信号がない場合には
(NO)、タイマをカウントダウンし(ステップS8
9)、タイムオーバしているか否かをチェックする(ス
テップS90)。ここで、タイムオーバしていない場合
は(NO)、裏蓋スイッチBKSW26がオンしている
かをチェックし(ステップS91)、オンしていれば
(YES)、モータM2にブレーキを掛けた後に(ステ
ップS92)、モータM2をオフ(ステップS93)
し、クリーニングシーケンスへリターンする。一方、裏
蓋スイッチBKSW26がオフであれば(NO)、再び
ステップS80に戻る。フォトレフレクタWPRの信号
が入るよりも、CPUの処理速度の方が速いため、通常
はステップS80−S89−S90−S91−S80を
繰り返している。
【0053】前記ステップS89において、タイムオー
バであれば(YES)、クリーニングフィルムの送り出
しができていないものと判定し、フラグCPLJFをリ
セットし(ステップS94)、モータM2にブレーキを
掛けた後に(ステップS95)、モータM2をオフし
(ステップS96)、クリーニングフィルム巻き戻しの
サブルーチンに移行する(ステップS97)。
【0054】前述したように、フィルム送り出し中に誤
って裏蓋を開いても、ステップS91〜S93の動作に
より、直ちにモータの回転を停止するため、フィルムの
送り出しが止められ、裏蓋が開けられたにも係わらず、
クリーニングフィルムを送り出され続けることがない。
そして再び、裏蓋が閉じられると、図2に示したステッ
プS6で裏蓋スイッチBLSWの立上りを検出し、クリ
ーニングフィルムと判断されるとクリーニングシーケン
スのフラグCLJFにはセットされていないため、図3
に示したステップS26で再びクリーニングフィルム送
り出しを実行することになる。次に図7のフローチャー
トを参照して、クリーニングフィルム巻き戻しのサブル
ーチンについて説明する。
【0055】まず、モータ制御回路5の電圧設定値(速
度制御電圧)を高い電圧VH に設定し、給送速度を高速
化する(ステップS101)。これは前述したように、
クリーニングフィルム巻き戻しシーケンスに移行する前
には、磁気ヘッド12a,12bは、必ずクリーニング
フィルム18の面より退避して非接触であるため、給送
速度が高速となっても、磁気ヘッド12a,12bに対
してダメージを与えることはなく、且つクリーニングフ
ィルム18の巻き戻し時間短縮につながる。そして、M
1を反時計方向に駆動し、巻き戻しを行うに必要な時間
R をタイマに設定する(ステップS103)。
【0056】フォトレフレクタWPRの立上り信号があ
るかをチェックし(ステップS104)、立ち上がり信
号を検出した場合には(YES)、再度ステップS10
4に戻り、立ち上がり信号の検出するまでその状態を維
持する。一方、フォトレフレクタWPR27の立ち上り
信号がない場合には(NO)、タイマのカウントダウン
を開始し(ステップS105)、タイムオーバしたかを
チェックし(ステップS106)、オーバしていなけれ
ば(NO)、ステップS104に戻る。しかし、タイム
オーバしている場合には(YES)、フィルム巻き戻し
がほぼ終了しているMKと見なして、完全にパトローネ
内に収納される時間として例えば2秒間待機する(ステ
ップS108)。この時間の経過した後、モータM1に
ブレーキを掛け(ステップS108)、モータM1をオ
フし(ステップS109)、巻き戻し完了フラグHFJ
Fを“1”に設定し(ステップS110)、その内容を
EEPROMに書き込んだ後(ステップS111)、リ
ターンする。
【0057】次に、図8はLCDの駒表示のセグメント
配置を示し、図9(a),(b)は、前記LCDにクリ
ーニング警告表示を示し、図9(c),(d)は、クリ
ーニング状態表示を示す。
【0058】図8に示すLCDのセグメント配置におい
て、クリーニング警告時若しくは、クリーニング状態時
に使用するセグメントを黒塗りで示している。このLC
D30は、一般的にはカメラが有している各種モードを
撮影駒表示等を点灯もしくは点滅によって表示するもの
である。本実施例ではクリーニング警告表示、クリーニ
ング状態表示を単独の表示部分を設けて表示するのでな
く、駒表示に使用するセグメントの組み合わせにより、
それらの表示を行う。これによりLCD面積の縮小とい
うメリット、信号線の共通化の利点がある。この表示
は、CLEANINGの初めの2文字の“C”,“L”
を表示した例である。
【0059】また、前記クリーニング警告表示は、磁気
ヘッド12a,12bの表面状態が磁性体の削りカスに
より汚れたため、クリーニングを必要としていることを
示す警告表示であり、クリーニング警告フラグCLAF
が“1”の時、カメラ使用者に表示される。この汚れの
度合いは、磁気記録再生の回数に基づき、磁気記録、再
生した撮影枚数、又は、撮影用フィルムの装填回数、巻
き戻し回数等で判断するものとする。
【0060】また、クリーニング状態表示は前述したよ
うなクリーニングの最中であることを表示装置2により
表示するものである。図8の表示パターンで第1実施例
に示したフローチャートにより、クリーニング警告を点
滅、クリーニング状態を点灯で表す場合は、図9
(a),(b)にクリーニング警告表示を示し、図9
(c),(d)にクリーング状態表示を示し、カメラ使
用者に明確に理解させることが可能となる。次に図10
のフローチャートを参照して、撮影回数により、クリー
ニング警告フラグをセットする場合のレリーズ処理のサ
ブルーチンについて説明する。
【0061】まず、演算に必要なEEPROMのデータ
を読み込み(ステップS120)、露出回数カウンタE
XPCにEEPROMデータ内容を転送する(ステップ
S121)。この露出回数カウンターEXPCは、撮影
用フィルムを装填した際の露出回数であり、カメラ出荷
時はカウンタ内容は“0”であり、フィルムなし時での
レリーズ操作(デモ操作)はカウント加算されない。
【0062】次にフィルム感度読取装置6を介して、フ
ィルムパトレーネからフィルム感度を読み取る(ステッ
プS122)。測距装置21及び測光装置20により測
距及び測光させ(ステップS123)、測距値及び測光
値を得る。得られた測距値を用いてレンズ繰出し量、測
光値から露光時間を演算する(ステップS124)。次
に、モータM2を時計方向に回転させ、フォーカシング
レンズの繰出しを行う(ステップS125)。繰出し量
はレンズ駆動検知装置15から発生したパルスをCPU
でカウントし、ステップS124で演算した繰出し量に
相当するパルス数に達した時に、モータM2の駆動を停
止する。なお、一眼レフレックスカメラの場合には、こ
こでミラーアップを行う。
【0063】その後、セクタ駆動装置8に信号を送り、
セクタ10を駆動し、露光を行う(ステップS12
6)。なお、必要に応じてフラッシュ制御回路5に信号
を送り、フラッシュの発光も行う。露光終了の後、磁気
ヘッド12a12bを撮影用フィルム18の磁気トラッ
ク部に当接させ(ステップS127)、クリーニング時
よりフィルムの給送速度を速めるために、モータ電圧設
定をクリーニング時設定電圧より高めた速度制御電圧V
H に設定する(ステップS128)。この速度制御電圧
H でモータM1を駆動させることにより、通常のフィ
ルム巻き上げ速度(2駒/秒)が得られる。
【0064】前記モータM1を時計方向に回転させ、フ
ィルムを巻き上げ動作しつつ(ステップS129)させ
ながら、各撮影データを記録させる(ステップS13
0)。その巻き上げ完了、データ書き込みした後、露出
回数カウンターEXPCに“1”を加算し(ステップS
131)この値を、EEPROMに書き込み(ステップ
S132)、磁気ヘッド12a,12bを撮影用フィル
ム18より退避させる(ステップS132)。そして、
露出回路EXPCの値がカメラに設定した撮影回数の所
定値に達しているか否かをチェックし(ステップS13
4)、所定値に達していなければ(NO)、レンズリセ
ットした後(ステップS135)リターンし、所定値に
達している場合(YES)、クリーニング警告フラグC
LAFに“1”をセットし(ステップS136)てから
リターンする。
【0065】このように露出回数EXPCをカウント
し、そのカウント数でクリーニング警告フラグCLAF
をセットするようにすれば、第1実施例のシーケンス内
で表示装置2によりクリーニング警告表示を行うことが
可能となる。
【0066】次に本発明による第2実施例として磁気記
録部付フィルム用カメラを説明する。この第2実施例の
特徴は、第1実施例では磁気ヘッドがフィルムに対して
圧接・退避を行っていたが、この第2実施例では、磁気
ヘッドの駆動部12cを持たず、常に撮影用フィルムも
しくはクリーニングフィルム18に当接している構造で
ある。
【0067】従って、このような磁気記録部付フィルム
用カメラは、クリーニングフィルム送り出しから巻き戻
しまでのクリーニングフィルム18の巻き上げ、巻き戻
し給送速度を低速化させることとなっている。
【0068】図11乃至図14のフローチャートを参照
して前記磁気記録部付フィルム用カメラの動作を説明す
る。ここで、第2実施例では、図3,図4,図6,図7
に示した第1実施例の動作と異なる、特徴部分のみを説
明し、同等のステップは同じ符号を付し、説明を省略す
る。
【0069】図13のクリーニング用フィルム送り出し
サブルーチンのフローチャートにおいて、ステップS2
3で、クリーニング状態フラグCLJFが“1”の場合
には、すなわち、クリーニング動作中に電池等が抜かれ
た場合には、ステップS24で前記EEPROMに記憶
された情報をクリーニングカウンタCLCに転送する。
その情報転送の後にクリーニングフィルム給送の低速度
化を図るため、モータ制御回路5の速度制御電圧を通常
の巻き上げ電圧VM より低電圧VL に設定して、撮影用
フィルムの給送速度時より遅くなるようする(ステップ
S201)。その後、ステップS32へ移行し、モータ
M1が動作する。
【0070】従って、ステップS72でモータ制御回路
5の電圧設定を低速化させた後と、基本的に図11,図
12に示すクリーニングシーケンス内や図14に示すク
リーニングフィルム巻き戻しサブルーチン内では、前記
モータ制御回路5に対する電圧設定変更は行っていな
い。これは、電池等が抜かれた後でも、フィルムの給送
速度を低速化させるためである。次に図14に示すクリ
ーニングフィルム巻き戻しのサブルーチンについて説明
する。
【0071】ここでは、クリーニング用フィルム送り出
しサブルーチンでモータ制御回路5の電圧設定値(速度
制御電圧)を低い電圧VL に設定した状態を維持してい
る。これは前述したように、クリーニングフィルム巻き
戻しシーケンスに移行する前には、磁気ヘッド12a,
12bがクリーニングフィルム18に圧接して接触して
いるため、給送速度は低速が維持される必要がある。そ
して、M1を反時計方向に駆動し(ステップS20
2)、巻き戻しを行うに必要な時間TR をタイマに設定
する(ステップS203)。
【0072】フォトレフレクタWPRの立上り信号があ
るかをチェックし(ステップS204)、立ち上がり信
号を検出した場合には(YES)、再度ステップS20
4に戻り、立ち上がり信号の検出するまでその状態を維
持する。一方、フォトレフレクタWPR27の立ち上り
信号がない場合には(NO)、タイマのカウントダウン
を開始し(ステップS205)、タイムオーバしたかを
チェックし(ステップS206)、オーバしていなけれ
ば(NO)、ステップS204に戻る。しかし、タイム
オーバしている場合には(YES)、フィルム巻き戻し
がほぼ終了しているMKと見なして、完全にパトローネ
内に収納される時間として例えば2秒間待機する(ステ
ップS207)。この時間の経過した後、モータM1に
ブレーキを掛け(ステップS208)、モータM1をオ
フし(ステップS209)、リターンする。
【0073】以上説明したように本実施例の磁気記録部
付フィルム用カメラによれば、磁気ヘッドのクリーニン
グを必要と判定された場合に、磁気ヘッドクリーニング
用フィルムか否かを判定し、クリーニング用フィルムで
あると判定されると、通常の撮影時の巻き上げるフィル
ム給送速度を低速化させて、磁気ヘッドクリーニングを
行う磁気記録部付フィルム用カメラを提供できる。
【0074】なお、本実施例ではフィルム給送速度の低
速化は、モータに供給する電源電圧を降下させた速度制
御電圧VL により実現させたが、これに限定されるもの
でなく、変速ギアを組み合わせても良いし、パルスモー
タ等の電源の周波数で回転数を管理されるモータを用い
た場合には、パルス数を変化させて低速化を図ってもよ
く、他にも発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形や
応用が可能であることは勿論である。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、磁
気記録ヘッドのクリーニングが必要と判定され、磁気ヘ
ッドクリーニング用フィルムであることが検出されると
フィルム給送速度を低速させて磁気ヘッドクリーニング
を行う磁気記録部付フィルム用カメラを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による第1実施例としての磁気
記録部付フィルム用カメラの回路構成を示す図である。
【図2】図2は、図1に示す磁気記録部付フィルム用カ
メラの動作を示すフローチャートである。
【図3】図3は、図2に示すクリーニング動作の前半を
示すフローチャートである。
【図4】図4は、図2に示すクリーニング動作の後半を
示すフローチャートである。
【図5】図5は、パトローネの構成を示す外観図であ
る。
【図6】図6は、再クリーニングフィルム送り出しのサ
ブルーチンを示すフローチャートである。
【図7】図7は、クリーニングフィルム巻き戻しのサブ
ルーチンを示すフローチャートである。
【図8】図8は、クリーニング警告の表示例を示す図で
ある。
【図9】図9は、クリーニング状態の表示例を示す図で
ある。
【図10】図10は、レリーズ処理のサブルーチンを示
すフローチャートである。
【図11】図11は、第2実施例の磁気記録部付フィル
ム用カメラのクリーニング動作の前半を示すフローチャ
ートである。
【図12】図12は、第2実施例の磁気記録部付フィル
ム用カメラのクリーニング動作の後半を示すフローチャ
ートである。
【図13】図13は、第2実施例の磁気記録部付フィル
ム用カメラの再クリーニングフィルム送り出しのサブル
ーチンを示すフローチャートである。
【図14】図14は、クリーニングフィルム巻き戻しの
サブルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…マイクロコンピュータ、2…表示装置、3…デート
移し込み装置、4…記憶装置、5…モータ制御回路、6
…フィルム感度読取装置、7…フィルム種類判別装置、
8…セクタ駆動装置、9…(フィルム)パトローネ、1
0…セクタ、11…磁気ヘッド制御装置、12a,12
b…磁気ヘッド、12c…磁気ヘッド駆動部、13…撮
影用レンズ群用鏡枠、14…フォーカシングレンズ、1
5…レンズ駆動検知装置、16…ギア、17…(巻き上
げ用)スプール、18…フィルム若しくはクリーニング
用フィルム、19…被写体、20…測距装置、21…測
光装置、22…フラッシュ制御装置、23…パワースイ
ッチ(PWSW)、24…途中巻き戻し用スイッチ(R
WSW)、25…レリーズスイッチ(RELSW)、2
6…裏蓋検知用スイッチ(BKSW)、27…フォトレ
フレクタ(WPR)、30…表示パネル、M1,M2…
モータ、Q1〜Q4、Q5〜Q8…トランジスタ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】また、ステップS6において、裏蓋スイッ
チBKSW26の立ち上り信号を検出されなかった場合
には(NO)、巻き戻しスイッチRWSW24がオンに
なっているかをチェックする(ステップS8)。前記巻
き戻しスイッチRWSW24がオンならば(YES)、
巻き戻し完了フラグMFJFをチェックし(ステップS
9)、この判定で“1”ならば(YES)、ステップS
6に戻り、“0”ならば(NO)、次の巻き戻しサブル
ーチンのステップS10に移行する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】前述した初期処理を行った後、磁気ヘッド
制御装置11により、磁気ヘッド12a,12bをクリ
ーニングフィルム18に圧接(以下、ヘッドONと称す
る)させる(ステップS30)。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】また本実施例では、磁気ヘッド12a,1
2bの表面がクリーニングフィルム18の給送より受け
る磨耗ダメージを軽減するために、給送速度を通常巻き
上げ速度の約半分程度になるように設定する。つまり、
通常の撮影用フィルムの巻き上げ速度は、2駒/秒程度
であり、これは約7.2cm/secに対応する。一方、クリ
ーニングフィルムは、一般的なカセットテープレコーダ
と同様に、給送速度4.75cm/sec程度で良いと思われ
るため、給送速度を通常巻き上げ速度の約半分程度とし
た。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】前述したステップS35において、パーフ
ォレーション検出用のジョトフレクタWPR27より立
上り信号が入力していなかった場合には(NO)、タイ
マをカウントダウンし(ステップS52)、タイマがオ
ーバしたか否かをチェックする(ステップS53)。オ
ーバしていない場合には(NO)、裏蓋スイッチBKS
26がオンしているかをチェックし(ステップS5
4)、裏蓋スイッチBKSW26がオフの場合には(N
O)、再びステップS35に戻る。前記裏蓋スイッチB
KSW26がオンの場合には(YES)、裏蓋が開かれ
たため、直ちにモータM1の駆動を停止すべく、モータ
M1にブレーキを掛け(ステップS55)、オフし(ス
テップS56)、ヘッドOFF(ステップS57)した
後、ステップS50へ移行し表示装置2のクリーニング
状態表示を消灯させる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】また、ステップS53において、タイマが
オーバしている場合には(YES)、直ちにモータM1
の回転を停止させるために、モータM1にブレーキを掛
け(ステップS58)、オフし(ステップS59)、ヘ
ッドOFF(ステップS60)させた後、クリーニング
カウンタCLCのカウント値が“0”かを判定する(ス
テップS61)。この判定で“0”でない場合には(N
O)、前回設定したクリーニング状態フラグOCLJF
をクリアし(ステップS62)及び、クリーニング状態
フラグCLJFをクリアし(ステップS63)、クリー
ニングフィルム巻き戻しのサブルーチン(ステップS4
9)に移行する。これは、1駒以上の空送りがあったに
も関わらず、タイマがオーバーしたのはクリーニングフ
ィルムが終端まで達していると判断されるからである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】一方、ステップS61において、クリーニ
ングカウンタCLCが“0”であった場合には(YE
S)、前回設定したクリーニングフラグOCLJFの状
態が“1”であるか否かをチェックし(ステップS6
4)、再送り出しを行うか否かを判断する。このクリー
ニングのサブルーチンに最初に入った際には、ステップ
25ではフラグOCLJFはクリアされており、最初
にステップS64を通る時には“NO”側に抜ける。次
に図7のフローチャートを参照して、クリーニングフィ
ルム巻き戻しのサブルーチンについて説明する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】前述したように、フィルム送り出し中に誤
って裏蓋を開いても、ステップS91〜S93の動作に
より、直ちにモータの回転を停止するため、フィルムの
送り出しが止められ、裏蓋が開けられたにも係わらず、
クリーニングフィルムを送り出され続けることがない。
そして再び、裏蓋が閉じられると、図2に示したステッ
プS6で裏蓋スイッチBLSW26の立上りを検出し、
クリーニングフィルムと判断されるとクリーニングシー
ケンスのフラグCLJFにはセットされていないため、
図3に示したステップS26で再びクリーニングフィル
ム送り出しを実行することになる。次に図7のフローチ
ャートを参照して、クリーニングフィルム巻き戻しのサ
ブルーチンについて説明する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】フォトレフレクタWPR27の立上り信号
があるかをチェックし(ステップS104)、立ち上が
り信号を検出した場合には(YES)、再度ステップS
104に戻り、立ち上がり信号の検出するまでその状態
を維持する。一方、フォトレフレクタWPR27の立ち
上り信号がない場合には(NO)、タイマのカウントダ
ウンを開始し(ステップS105)、タイムオーバした
かをチェックし(ステップS106)、オーバしていな
ければ(NO)、ステップS104に戻る。しかし、タ
イムオーバしている場合には(YES)、フィルム巻き
戻しがほぼ終了していると見なして、完全にパトローネ
内に収納される時間として例えば2秒間待機する(ステ
ップS107)。この時間の経過した後、モータM1に
ブレーキを掛け(ステップS108)、モータM1をオ
フし(ステップS109)、巻き戻し完了フラグFJ
Fを“1”に設定し(ステップS110)、その内容を
EEPROMに書き込んだ後(ステップS111)、リ
ターンする。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】次にフィルム感度読取装置6を介して、フ
ィルムパトローネからフィルム感度を読み取る(ステ
ップS122)。測距装置20及び測光装置21により
測距及び測光させ(ステップS123)、測距値及び測
光値を得る。得られた測距値を用いてレンズ繰出し量、
測光値から露光時間を演算する(ステップS124)。
次に、モータM2を時計方向に回転させ、フォーカシ
ングレンズ14の繰出しを行う(ステップS125)。
繰出し量はレンズ駆動検知装置15から発生したパルス
マイクロコンピュータ1でカウントし、ステップS1
24で演算した繰出し量に相当するパルス数に達した時
に、モータM2の駆動を停止する。なお、一眼レフレッ
クスカメラの場合には、ここでミラーアップを行う。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】前記モータM1を時計方向に回転させ、フ
ィルムを巻き上げ動作しつつ(ステップS129)させ
ながら、各撮影データを記録させる(ステップS13
0)。その巻き上げ完了、データ書き込みした後、露出
回数カウンターEXPCに“1”を加算し(ステップS
131)この値を、EEPROMに書き込み(ステップ
S132)、磁気ヘッド12a,12bを撮影用フィル
ム18より退避させる(ステップS133)。そして、
露出回路EXPCの値がカメラに設定した撮影回数の所
定値に達しているか否かをチェックし(ステップS13
4)、所定値に達していなければ(NO)、レンズリセ
ットした後(ステップS135)リターンし、所定値に
達している場合(YES)、クリーニング警告フラグC
LAFに“1”をセットし(ステップS136)てから
リターンする。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正内容】
【0070】上記以外図11中、ステップS26のクリ
ーニングフィルム送り出しサブルーチン説明,図13内
のステップS301でモータ制御回路5の電圧設定を低
速化させた後、基本的に図11,図12に示すクリー
ニングシーケンス内や図14に示すクリーニングフィル
ム巻き戻しサブルーチン内では、前記モータ制御回路5
に対する電圧設定変更は行っていない。または、前記ス
テップS201は、電池等が抜かれた後でも、フィルム
の給送速度を低速化させるためである。次に図14に示
すクリーニングフィルム巻き戻しのサブルーチンについ
て説明する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正内容】
【0072】フォトレフレクタWPR27の立上り信号
があるかをチェックし(ステップS204)、立ち上が
り信号を検出した場合には(YES)、再度ステップS
204に戻り、立ち上がり信号の検出するまでその状態
を維持する。一方、フォトレフレクタWPR27の立ち
上り信号がない場合には(NO)、タイマのカウントダ
ウンを開始し(ステップS205)、タイムオーバした
かをチェックし(ステップS206)、オーバしていな
ければ(NO)、ステップS204に戻る。しかし、タ
イムオーバしている場合には(YES)、フィルム巻き
戻しがほぼ終了していると見なして、完全にパトローネ
内に収納される時間として例えば2秒間待機する(ステ
ップS207)。この時間の経過した後、モータM1に
ブレーキを掛け(ステップS208)、モータM1をオ
フし(ステップS209)、リターンする。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】図6は、クリーニングフィルム送り出しのサブ
ルーチンを示すフローチャートである。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】図8は、クリーニング警告もしくはクリーニン
グ状態のLCDセグメント表示例を示す図である。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】図9は、クリーニング警告状態及びクリーニン
グ状態の表示例を示す図である。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】図13は、第2実施例の磁気記録部付フィル
ム用カメラのクリーニングフィルム送り出しのサブルー
チンを示すフローチャートである。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】図14は、第2実施例の磁気記録部付フィル
ム用カメラのクリーニングフィルム巻き戻しのサブルー
チンを示すフローチャートである。
【手続補正20】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正21】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正22】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正21】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正22】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正23】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正24】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】前述したように、フィルム送り出し中に誤
って裏蓋を開いても、ステップS91〜S93の動作に
より、直ちにモータの回転を停止するため、フィルムの
送り出しが止められ、裏蓋が開けられたにも係わらず、
クリーニングフィルムを送り出され続けることがない。
そして再び、裏蓋が閉じられると、図2に示したステッ
プS6で裏蓋スイッチBSW26の立上りを検出し、
クリーニングフィルムと判断されるとクリーニングシー
ケンスのフラグCLJFにはセットされていないため、
図3に示したステップS26で再びクリーニングフィル
ム送り出しを実行することになる。次に図7のフローチ
ャートを参照して、クリーニングフィルム巻き戻しのサ
ブルーチンについて説明する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正内容】
【0069】図13のクリーニング用フィルム送り出し
サブルーチンのフローチャートにおいて、ステップS2
3で、クリーニング状態フラグCLJFが“1”の場合
には、すなわち、クリーニング動作中に電池等が抜かれ
た場合には、ステップS24で前記EEPROMに記憶
された情報をクリーニングカウンタCLCに転送する。
その情報転送の後にクリーニングフィルム給送の低速度
化を図るため、モータ制御回路5の速度制御電圧を通常
の巻き上げ電圧VM より低電圧VL に設定して、撮影用
フィルムの給送速度時より遅くなるようする(ステップ
01)。その後、ステップS32へ移行し、モータ
M1が動作する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正内容】
【0070】上記以外図11中、ステップS26のクリ
ーニングフィルム送り出しサブルーチン説明,図13内
のステップS301でモータ制御回路5の電圧設定を低
速化させた後は、基本的に図11,図12に示すクリー
ニングシーケンス内や図14に示すクリーニングフィル
ム巻き戻しサブルーチン内では、前記モータ制御回路5
に対する電圧設定変更は行っていない。または、前記ス
テップS01は、電池等が抜かれた後でも、フィルム
の給送速度を低速化させるためである。次に図14に示
すクリーニングフィルム巻き戻しのサブルーチンについ
て説明する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性フィルムの一部に磁気記録部を有
    するフィルムを使用するカメラにおいて、 前記フィルムをモータによって給送する給送手段と、 前記給送手段による前記フィルムの給送中に、前記磁気
    記録部に情報を記録し、もしくは前記磁気記録部に記録
    された情報を再生するための磁気ヘッドを含む磁気回路
    と、 前記カメラに装填されたフィルムが磁気ヘッドクリーニ
    ング用であるかを検出する検出手段と、 前記検出手段によって前記磁気ヘッドクリーニング用フ
    ィルムであることが検出された場合には、磁気ヘッドク
    リーニング用シーケンスを実行すると共に、前記モータ
    によるフィルム給送速度を通常のフィルム給送時より低
    下させる制御手段とを具備したことを特徴とする磁気記
    録部付きフィルム用カメラ。
JP16746492A 1992-06-25 1992-06-25 磁気記録部付フィルム用カメラ Withdrawn JPH0635056A (ja)

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