JPH0558305U - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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Publication number
JPH0558305U
JPH0558305U JP100292U JP100292U JPH0558305U JP H0558305 U JPH0558305 U JP H0558305U JP 100292 U JP100292 U JP 100292U JP 100292 U JP100292 U JP 100292U JP H0558305 U JPH0558305 U JP H0558305U
Authority
JP
Japan
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ink sheet
platen
ink
width
recording paper
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Pending
Application number
JP100292U
Other languages
English (en)
Inventor
日出夫 根本
Original Assignee
セイコー電子工業株式会社
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクシートの巻き取り力が印字率に関係な
く、均等にかかるようにし、インクシート走行時に走行
波を抑制しインクシートしわの発生を防止するようにし
た。 【構成】 インクシート6の幅L4を記録用紙1よりも
広くし、プラテン2の記録用紙接触面より外側部分の外
周に突起を形成して、インクシート両端部とプラテンの
摩擦係数を上げた。 【効果】 インクシートに対して、印字率に関係なく一
定の巻き取り力が作用し、インクシートのしわを防止で
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、熱転写記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般の熱転写記録装置は、プラテン上に配置されたサーマルヘッド(以下、T PHと呼ぶ)の発熱抵抗体部を発熱させ、TPHの下側に位置するインクシート のインクを溶融させて記録紙に転写を行っている。 記録紙は通常ゴムからなるプラテンに巻き付いており、ほぼ同じ幅のインクシ ートが上から重なっている。この状態でTPHをインクシートに押圧し、熱を加 えてインクシートを溶融し、転写を行っている。この時、TPHのライン状発熱 抵抗体部はデータによって、全ドットまたは一部を発熱し、インクシートのイン クを溶融して記録紙に転写を行っている。プラテンはゴムからなり、インクシー トと記録紙を密着させる目的で表面を研摩等で仕上げ、円筒度を高くし表面粗さ も細かくしている。
【0003】 インクシートはロール状に巻かれていて、供給側と巻取側がTPHを中心に両 側に位置している。供給側には巻き取り時に繰り出されないようにして安定に走 行させる目的でバックテンションをかけている。 巻取側はDCモータ等で一定の巻き取り力がかかるように構成しているのが一 般的である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述のような構成で全ドットを印字した場合、プラテン上でインクシートのイ ンクは、記録紙に対して全ドット幅分接着された状態になる。このため、インク シートの巻き取り力に対してインクシートと記録紙の接着部によって働く抵抗力 は、インクシートの幅に対してほぼ均等に働く。しかし、ドットの一部しか印字 しない場合、インクシートのインクは幅に対して一部しか記録紙に接着しない。
【0005】 このため、インクシートの接着していない部分と記録紙間はインクシートの巻 き取り力に抗する力が弱い。よって、インクシートの巻き取り力によってインク シートの接着していない部分は記録紙上をすべり、巻き取り力がインクシートの 幅に対してアンバランスにかかってしまい、インクシート走行時に波が発生する 。この波が成長しTPHの発熱抵抗体の下部まで至るとインクシートが重なって しまい、TPHの発熱抵抗体の発熱ではインクシートのインクを溶融させること ができず印字ぬけが発生する。いわゆるインクシートしわによる印字ぬけである 。このように、印字率によって、インクシートにかかる張力が均等でない場合に インクシートしわが起こり易いという問題があった。
【0006】 本考案はこのような課題を解決するため、インクシートの幅を記録紙より広く し、記録紙幅の外側でインクシートと直接、接触するプラテンローラの外周部に 突起を設けた熱転写記録装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、インクシートの幅を記録紙の幅よりも大きくし 、インクシートがプラテン表面に直接接するようにした。また、前記のプラテン とインクシートが直接接するプラテン表面を記録紙が接する部分と変え、表面に 突起を形成して、インクシートの両端部とプラテンの摩擦係数を上げ、印字率に よる記録紙とインクシートの接着部長さに関係なく、一定の巻き取り力に対する 抗力がかかり、インクシートの走行を安定させて、しわによる印字ぬけを防止す るようにしたものである。
【0008】
【作用】
上記のように構成された熱転写記録装置によると、常にインクシート両端部が プラテン端部に設けた突起と接することになり、両端部がインクシートの巻き取 り力に対して抵抗になる。このため、印字率に関係なくインクシートの巻き取り 力に対して、後側に作用する抵抗が一定となる。このため、インクシート巻き取 り時に走行波が発生せず安定したインクシート走行が行われる。よって、印字率 に関係なくインクシートしわがなく安定した印字を行うことができる。
【0009】
【実施例】
以下に本考案の実施例を、カラー熱転写記録装置をもとに図面に基づいて説明 する。 図1において、記録紙1は記録紙供給ロール1aにロール状に巻かれ、図示し ないが供給ロール1aの芯両端が保持され、図示しない駆動装置で記録紙1は正 逆に送ることができ、プラテン2に巻き付けてあり、さらにキャプスタン3とピ ンチローラ4で挟み込んでグリップしている。
【0010】 キャプスタン3の一端には、駆動用のプーリが一体的に取り付けられており、 ステッピングモータ5の正転と逆転でキャプスタン3を駆動しピンチローラ4に よってグリップされている記録紙1を往復動作させている。6aはインクシート の供給ロールであり、図示しないがロールの芯両端が保持されており、バックテ ンションプレート7がロール外周に弾圧されている。
【0011】 インクシートはイエロ(Y)・マゼンタ(M)・シアン(C)の面順次にイン クが塗布されており、巻取ロール6bで巻き取っている。 インクシート巻取ロール6bの一端には駆動用のプーリが一体的に取り付けられ ており、DCモータ8の回転によってインクシートの巻き取り動作を行っている 。
【0012】 9はサーマルヘッド(TPH)であり、図示しないがプラテン2に対して上下 方向に移動するようになっている。印字時のみ、プラテン2に所定圧力で押圧さ れ、必要に応じて熱をかけ、インクシートのインクを溶融して、記録紙に転写す るものである。 図2にプラテンとTPHの断面を示す。記録紙1の幅L1に対して、これに対 面しているプラテン2のL2の幅の部分は表面粗さが細かく円筒度を高く形成し ている。このL2部分は記録紙1の蛇行等による移動量に対してマージンを持っ た幅にしている。
【0013】 インクシート6の横幅L4は、記録紙幅L1より片側10mm程度幅広くし、 記録紙幅L1よりはみ出した部分が、プラテン2のL2の外側に形成した外周の 突起部2aと直接、接触するようにしている。プラテン2の全幅はL3でインク シート6の横幅L4より若干広く設定してある。TPH9はインクシートの横幅 L4より若干狭い幅に設定している。
【0014】 次に動作について説明すると、印字動作はTPH9がプラテン2から離れた状 態でインクシート6を巻き取りモータ8を駆動して頭出しを行う。 インクシートのY・M・Cの前部には図示しないが、検出用のマークが印刷し てあり、やはり図示しないがセンサで検出できるようになっている。 インクシートの先頭色(Y)の頭出しが終了したら、TPH9をプラテン2に 弾圧して発熱抵抗体部に、熱をかけてインクシート6のインクを溶融して、記録 紙1の上に転写をおこなうものである。
【0015】 印字動作の開始と同時にインクシートの頭出しを行い、TPH9がプラテン1 に対して、所定の圧力で押し付けられて、通電され、発熱抵抗体が発熱してイン クシート6のインクを溶融させて記録紙に転写するものである。 印字はY・M・Cの順に行われる。この時プラテン2の両端に設けた外周突起 部2aとインクシート6の両端部が接触するため、常に一定のバックテンション がかかる。このため、図3に示すように印字率が低い場合でも、インクシートの 両端に走行波6Cが発生しない。
【0016】 プラテン2の両端部に設ける外周の突起は図4に示すスパイラル状にすれば、 インクシート6に対して展伸力が作用する。このスパイラル状突起2bの場合は 、インクシートとプラテンの摩擦係数拡大だけでなく、インクシートが常に外側 へ展伸され、より一層走行波の発生を抑制できる。
【0017】
【考案の効果】
以上、述べた如く本考案による熱転写記録装置によれば、プラテン端部に設け た外周の突起とインクシートの両端が常に接触している。このため、印字率に関 係なくインクシートの端部がプラテン上で接触しインクシート巻き取り力に対し て一定の張力が作用するため走行時に波が発生しない。よって、印字率に関係な く安定した印字が行え、高画質の熱転写記録装置が提供でき、その産業上の利用 価値は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による実施例の熱転写記録装置の斜視図
である。
【図2】プラテンとTPHの記録部断面を示す図であ
る。
【図3】インクシート走行状態を示す斜視図である。
【図4】プラテン端部のスパイラル状の突起部を示す図
である。
【符号の説明】
1 記録紙 2 プラテン 2a プラテン端部の外周突起 2b プラテン端部のスパイラル突起 3 ピンチローラ 4 キャプスタン 6 インクシート 6a インクシート供給ロール 6b インクシート巻取ロール 9 TPH

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱溶融性インクシートまたは熱昇華性イ
    ンクシートとサーマルヘッドによって、画像記録を行う
    熱転写記録装置において、インクシートの幅を記録用紙
    の幅よりも広くし、直接インクシートの両端部とプラテ
    ンが接するように構成し、前記インクシート両端部と接
    するプラテン表面に円筒状やスパイラル状の突起を形成
    して、インクシートとプラテンの摩擦係数を大きくし、
    インクシートの巻取張力が印字率に左右されずに均等に
    働くように構成し、インクシートのしわ発生を防止する
    ようにしたことを特徴とする熱転写記録装置。
JP100292U 1992-01-14 1992-01-14 熱転写記録装置 Pending JPH0558305U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP100292U JPH0558305U (ja) 1992-01-14 1992-01-14 熱転写記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP100292U JPH0558305U (ja) 1992-01-14 1992-01-14 熱転写記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0558305U true JPH0558305U (ja) 1993-08-03

Family

ID=11489382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP100292U Pending JPH0558305U (ja) 1992-01-14 1992-01-14 熱転写記録装置

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JP (1) JPH0558305U (ja)

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