JPH055797U - フツクブロツク格納圧力表示装置 - Google Patents
フツクブロツク格納圧力表示装置Info
- Publication number
- JPH055797U JPH055797U JP6255991U JP6255991U JPH055797U JP H055797 U JPH055797 U JP H055797U JP 6255991 U JP6255991 U JP 6255991U JP 6255991 U JP6255991 U JP 6255991U JP H055797 U JPH055797 U JP H055797U
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- JP
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- hook block
- pressure
- hydraulic
- supply
- hydraulic drive
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 走行移動時に油圧駆動ウインチによってフッ
クブロックを巻上げブーム先端部に衝接し定位させて格
納する移動式クレーンにおいて、フック格納をするとき
にフックブロックやブーム先端部やワイヤロープを損傷
しないように、フックブロック格納に適正な油圧駆動ウ
インチの圧力を表示すること。 【構成】 油圧駆動ウインチにおける切換弁4の後段で
あって油圧モータ8の一対の給排油路6、7のうち油圧
駆動ウインチの巻上げ時に油圧モータ8の供給側になる
側の給排油路6に圧力計10を接続するとともに、給排油
路6の圧力がフックブロックをブーム先端部に衝接し定
位させる際に許容される圧力になったときにこれを表示
する表示目盛り11を圧力計10の表示盤に付し、フックブ
ロックをブーム先端部に衝接し定位させる際に表示目盛
り11を越えないように操作するようにした。
クブロックを巻上げブーム先端部に衝接し定位させて格
納する移動式クレーンにおいて、フック格納をするとき
にフックブロックやブーム先端部やワイヤロープを損傷
しないように、フックブロック格納に適正な油圧駆動ウ
インチの圧力を表示すること。 【構成】 油圧駆動ウインチにおける切換弁4の後段で
あって油圧モータ8の一対の給排油路6、7のうち油圧
駆動ウインチの巻上げ時に油圧モータ8の供給側になる
側の給排油路6に圧力計10を接続するとともに、給排油
路6の圧力がフックブロックをブーム先端部に衝接し定
位させる際に許容される圧力になったときにこれを表示
する表示目盛り11を圧力計10の表示盤に付し、フックブ
ロックをブーム先端部に衝接し定位させる際に表示目盛
り11を越えないように操作するようにした。
Description
【0001】
移動式クレーンの油圧駆動ウインチにおける、フックブロック格納圧力表示に 関するものである。
【0002】
図2に基いて説明する。 移動式クレーンは、車両に旋回自在な旋回台を設け、旋回台に伸縮自在なブー ムを起伏自在に取付けている。旋回台あるいはブームの根本付近に油圧駆動ウイ ンチを設け油圧駆動ウインチによって巻込み繰出しするワイヤロープによりブー ム先端に吊下げたフックブロックを巻上げ巻下げ駆動するよう構成している。 クレーン作業時には、ウインチ、伸縮、起伏、旋回を操作し作動させてフック ブロックで荷を吊上げ吊降ろして作業をし、クレーン作業が終わっての走行移動 時には、定位置に旋回させブームを縮小し起伏を下げ、油圧駆動ウインチにより フックブロックを前記ブーム先端部に衝接し定位させて格納する。
【0003】 油圧ポンプ2はタンク1から作動油を吸込みポンプ油路3を通じてウインチ用 切換弁4に供給する。切換弁4の非操作時には切換弁4のポンプ油路3はタンク 油路5に通じているので作動油の圧力は上昇せず作動油はタンク油路5を通って タンク1に戻る。また切換弁4の非操作時には切換弁4の一対の給排油路6、7 は、ポンプ油路3、タンク油路5とともにブロックされており、給排油路どうし 、ポンプ油路3、タンク油路5のいずれとも接続していない。 圧力計10は切換弁4の後段であって油圧モータ8の一対の給排油路6,7のう ち油圧駆動ウインチの巻上げ時に油圧モータ8の供給側になる側の給排油路6に 接続しているので、フックブロックの負荷に応じて発生した給排油路6の圧力を 指示している。
【0004】 切換弁4を油圧駆動ウインチの巻上げ側に操作するとポンプ油路3の作動油は 、切換弁4によって給排油路6を通じて油圧モータ8に供給され油圧モータ8を 作動したのち一対の給排油路のうち他方の油路(油圧モータ8の巻下げ時に供給 側になる側の給排油路7)を通じて切換弁4を経由しタンク油路5を通ってタン ク1に戻る。油圧モータ8の作動により油圧駆動ウインチが駆動されるが油圧モ ータ8を作動するときには作動油の圧力が上昇する。作動油の圧力はポンプ油路 3に接続したリリーフ弁9によって所定圧に制限し油圧駆動ウインチの最高出力 を制御する。 圧力計10は油圧駆動ウインチの巻上げ作動に伴う給排油路6の圧力を指示する 。 走行移動のために油圧駆動ウインチによりフックブロックをブーム先端部に衝 接し定位させるときも上記の切換弁4を油圧駆動ウインチの巻上げ側に操作する 場合と全く同様であり、オペレータがフックブロックのブーム先端部への衝接と 定位の状況を直接目視して操作する。
【0005】 切換弁4を油圧駆動ウインチの巻下げ側に操作するとポンプ油路3の作動油は 、切換弁4によって給排油路7を通じて油圧モータ8に供給され油圧モータ8を 作動したのち給排油路6を通じて切換弁4を経由しタンク油路5を通ってタンク 1に戻る。油圧モータ8の作動により油圧駆動ウインチが駆動されるが油圧モー タ8を作動するときには作動油の圧力が上昇し、切換弁4を油圧駆動ウインチの 巻上げ側に操作した場合と同様に作動油の圧力はポンプ油路3に接続したリリー フ弁9によって所定圧に制限して油圧駆動ウインチの最高出力を制御する。 圧力計10は給排油路6の圧力を指示するが、巻下げ作動時にタンク油路5と接 続している給排油路6にはほとんど圧力が発生しないから低い圧力を指示する。 クレーン作業をするためにフックブロックを格納状態から油圧駆動ウインチで 巻下げるのは、上記の切換弁4を油圧駆動ウインチの巻下げ側に操作する場合と 全く同じである。
【0006】
油圧駆動ウインチは切換弁4を操作するだけの簡単な操作で油圧駆動ウインチ の巻上げ巻下げが容易にでき非常に便利なものであるが、走行移動のために油圧 駆動ウインチによりフックブロックをブーム先端部に衝接し定位させて格納する とき、オペレータはフックブロックのブーム先端部への衝接と定位の状況を直接 目視しながら操作しなければならない。走行時にフックが揺れないようにワイヤ ロープの張り具合を見ながらできるだけきつく張るよう操作レバーで油圧駆動ウ インチの出力を加減するわけであるが、油圧駆動ウインチの出力の加減を誤ると その出力が常に一定の最高値で制限されるためにフックブロックやブーム先端部 やワイヤロープを損傷するという問題点があった。
【0007】 本考案の課題はフックブロックを格納する時に給排油路の圧力がフックブロッ クを前記ブーム先端部に衝接し定位させる際に許容される圧力になったときにこ れを表示し注意を喚起するフックブロック格納圧力表示装置を提供することであ る。
【0008】
油圧駆動ウインチによりブーム先端に吊下げたフックブロックを巻上げ巻下げ 駆動するよう構成してなる移動式クレーン、とくに走行移動時に前記油圧駆動ウ インチによりフックブロックを前記ブーム先端部に衝接し定位させて格納するよ う構成したものにおいて、 フックブロック格納圧力表示装置を、油圧駆動ウインチにおける切換弁の前段 のポンプ油路または切換弁の後段であって油圧駆動ウインチ用油圧モータの一対 の給排油路のうち油圧駆動ウインチの巻上げ時に油圧モータの供給側になる側の 給排油路に圧力計を接続するとともに、前記油圧駆動ウインチの巻上げ時に油圧 モータの供給側になる側の給排油路の圧力がフックブロックを前記ブーム先端部 に衝接し定位させる際に許容される圧力になったときにこれを表示する表示目盛 りを前記圧力計の表示盤に付して構成したのである。
【0009】
クレーン作業時には従来どおり油圧駆動ウインチ用切換弁を操作することによ り従来どおりの油圧駆動ウインチの巻上げ巻下げ作業ができ、フックブロック格 納時には同切換弁を操作し圧力計の表示盤に付した表示目盛りを越えないように するとフックブロックやブーム先端部やワイヤロープを損傷することなくワイヤ ロープを巻上げフックブロックをブーム先端部に衝接し定位させて格納すること ができる。
【0010】
図1および図2に基いて説明する。 従来の技術として図2に用い説明した符号1から10は以下の説明においても同 義であるので説明を省き用いる。 11は、圧力計10の表示盤に付した油圧駆動ウインチの巻上げ時に油圧モータ8 の供給側になる側の給排油路6の圧力がフックブロックを前記ブーム先端部に衝 接し定位させる際に許容される圧力になったときにこれを表示する表示目盛りで ある。
【0011】 作用を示す。 切換弁4の非操作時には、油圧ポンプ2はタンク1から作動油を吸込みポンプ 油路3を通じて切換弁4に供給しているが、切換弁4のポンプ油路3はタンク油 路5に通じているので作動油の圧力は上昇せず作動油はタンク油路5を通ってタ ンク1に戻る。 圧力計10は油圧駆動ウインチの巻上げ時に油圧モータ8の供給側になる側の給 排油路6に接続しているので、フックブロックの負荷に応じて発生した給排油路 6の圧力を指示している。
【0012】 通常のクレーン作業において切換弁4を油圧駆動ウインチの巻上げ側に操作す るとポンプ油路3の作動油は切換弁4によって給排油路6を通じて油圧モータ8 に供給され油圧モータ8を作動し油圧駆動ウインチが巻上げ駆動される。給排油 路6およびポンプ油路3の作動油の圧力が上昇するが、作動油の圧力はポンプ油 路3に接続したリリーフ弁9によって所定圧に制限し油圧駆動ウインチの最高出 力を制御する。作動油は油圧モータ8を作動したのち給排油路7を通じて切換弁 4を通過してタンク油路5を通ってタンク1に戻る。 圧力計10は油圧駆動ウインチの巻上げ作動に伴う給排油路6の圧力を指示する 。
【0013】 切換弁4を油圧駆動ウインチの巻下げ側に操作するとポンプ油路3の作動油は 切換弁4によって給排油路7を通じて油圧モータ8に供給され油圧モータ8を作 動し油圧駆動ウインチが巻下げ駆動される。給排油路7およびポンプ油路3の作 動油の圧力が上昇するが、作動油の圧力はポンプ油路3に接続したリリーフ弁9 によって所定圧に制限し油圧駆動ウインチの最高出力を制御する。作動油は油圧 モータ8を作動したのち給排油路6を通じて切換弁4を通過してタンク油路5を 通ってタンク1に戻る。 圧力計10は給排油路6の圧力を指示するが、巻下げ作動時にタンク油路5と接 続している給排油路6にはほとんど圧力が発生しないから低い圧力を指示する。
【0014】 つぎにフック格納時に切換弁4を油圧駆動ウインチの巻上げ側に操作するとポ ンプ油路3の作動油は切換弁4によって給排油路6を通じて油圧モータ8に供給 され油圧モータ8を作動し油圧駆動ウインチが巻上げ駆動される。ポンプ油路3 および給排油路6の作動油の圧力が上昇し、この圧力が油圧駆動ウインチの出力 を決定するのであるが、圧力計10の表示盤に付した表示目盛り11を越えないよう に操作することによってフックブロックを前記ブーム先端部に衝接し定位させる 際に許容される圧力に制御できる。この許容される圧力はフックブロックやブー ム先端部やワイヤロープを損傷することがないような圧力に設定しているため、 安全なフックブロックの格納作業ができる。作動油は油圧モータ8を作動したの ち給排油路7通じて切換弁4を通過してタンク油路5を通ってタンク1に戻る。
【0015】 クレーン作業をするためにフックブロックを格納状態から油圧駆動ウインチで 巻下げるのは、上記の切換弁4を油圧駆動ウインチの巻下げ側に操作する場合と 全く同じである。
【0016】 上記の説明では圧力計10の接続位置を給排油路6として説明したが、フック格 納時に切換弁4を油圧駆動ウインチの巻上げ側に操作したときには給排油路6と ポンプ油路3は同圧力になっているので接続位置をポンプ油路3としても支障な い。ただし常時ポンプ油路3の圧力を指示するようになるので、切換弁4の非操 作時にはフックブロックの負荷に応じた圧力を指示することはない。
【0017】 また、給排油路6にカウンタバランス弁を用いた回路に圧力計10を接続しても よく、切換弁4の非操作時に、カウンタバランス弁と油圧モータ8間の給排油路 6に圧力計10を接続したものではフックブロックの負荷に応じた圧力を指示し、 カウンタバランス弁と切換弁4間の給排油路6に圧力計10を接続したものではフ ックブロックの負荷に応じた圧力は指示しない。
【0018】 なお車両のバンパやクレーンの本体の適所にワイヤロープ等の格納用具を介し てフックブロックのフックを引っ掛けウインチからのワイヤロープを巻上げ張る ことによりフックブロックを固定し格納する形態のものに本考案のフックブロッ ク格納圧力表示装置を適用してもよいことはもちろんである。
【0019】
通常の油圧駆動ウインチの制御回路に接続した圧力計の表示盤に表示目盛りを 付す簡単な構成で、走行移動のために油圧駆動ウインチによりフックブロックを ブーム先端部に衝接し定位させて格納するとき、オペレータはこの表示目盛りを 越えないように切換弁を操作すれば熟練を要さずともフックブロックやブーム先 端部やワイヤロープを損傷することなく格納できるので、安全およびコスト上た いへん効果のあるものである。
【図1】本考案のフックブロック格納圧力表示装置を示
す説明図である。
す説明図である。
【図2】油圧駆動ウインチの制御回路を示す説明図であ
る。
る。
3 ポンプ油路 4 切換弁 6,7 給排油路 8 油圧モータ 10 圧力計 11 表示目盛り
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 油圧駆動ウインチによりブーム先端に吊
下げたフックブロックを巻上げ巻下げ駆動するよう構成
してなる移動式クレーン、とくに走行移動時に前記油圧
駆動ウインチによりフックブロックを前記ブーム先端部
に衝接し定位させて格納するよう構成したものにおい
て、 油圧駆動ウインチにおける切換弁の前段のポンプ油路ま
たは切換弁の後段であって油圧駆動ウインチ用油圧モー
タの一対の給排油路のうち油圧駆動ウインチの巻上げ時
に油圧モータの供給側になる側の給排油路に圧力計を接
続するとともに、前記油圧駆動ウインチの巻上げ時に油
圧モータの供給側になる側の給排油路の圧力がフックブ
ロックを前記ブーム先端部に衝接し定位させる際に許容
される圧力になったときにこれを表示する表示目盛りを
前記圧力計の表示盤に付したことを特徴とするフックブ
ロック格納圧力表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6255991U JPH055797U (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | フツクブロツク格納圧力表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6255991U JPH055797U (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | フツクブロツク格納圧力表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055797U true JPH055797U (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=13203757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6255991U Pending JPH055797U (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | フツクブロツク格納圧力表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH055797U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017175864A1 (ja) * | 2016-04-08 | 2017-10-12 | 株式会社タダノ | クレーン |
-
1991
- 1991-07-11 JP JP6255991U patent/JPH055797U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017175864A1 (ja) * | 2016-04-08 | 2017-10-12 | 株式会社タダノ | クレーン |
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