JPH0557757U - イオン注入装置 - Google Patents

イオン注入装置

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JPH0557757U
JPH0557757U JP390592U JP390592U JPH0557757U JP H0557757 U JPH0557757 U JP H0557757U JP 390592 U JP390592 U JP 390592U JP 390592 U JP390592 U JP 390592U JP H0557757 U JPH0557757 U JP H0557757U
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wafer
ion beam
disk
slit plate
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和紀 飛川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウェーハディスクの並進幅を変えることな
く、異なるサイズのウェーハに対して均一なイオン注入
を可能にしたイオン注入装置を提供する。 【構成】 イオンビーム2のビームサイズを決定する成
形スリット板4aを、ディスク並進方向Bに並んだ三つ
の開口部41〜43を有するものとしており、しかも各
開口部41〜43のディスク並進方向Bの幅W1 〜W3
を互いに異ならせた。そしてこの成形スリット板4a
を、ガイドレール10、ロッド12、駆動源14を備え
る駆動機構によってディスク並進方向Bに動かして、イ
オンビーム2の軌道上に位置させる開口部41〜43を
変えることができるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、真空容器内で回転および並進させられるウェーハディスクに装着 されたウェーハにイオンビームを照射してイオン注入を行う、いわゆるメカニカ ルスキャン方式のイオン注入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のイオン注入装置の従来例を図4に示す。この装置は、基本的には、図 示しない真空容器内で例えば矢印A方向に高速回転させられると共に矢印B方向 に並進させられるウェーハディスク8の周縁部に装着された複数枚のウェーハ6 にイオンビーム2を照射して各ウェーハ6にイオン注入を行うよう構成されてい る。
【0003】 上記イオンビーム2のビームラインの最も下流側(即ちウェーハディスク8の すぐ上流側)には、ディスク並進方向Bに直交する方向に長い長円形の開口部4 0を有する成形スリット板4が固定されており、イオンビーム2はこの開口部4 0を通してウェーハディスク8上のウェーハ6に照射される。従って、ウェーハ 6に対する注入面でのイオンビーム2のサイズ、その内でもここではそのディス ク並進方向Bの幅W′(図5参照)に注目して見ると、この幅W′は開口部40 のディスク並進方向Bの幅Wで決定されている。
【0004】 これを平面的に説明すると、図5に示すように、成形スリット板4によって成 形された(即ちビームサイズが決定された)イオンビーム2を中心にして、ディ スク並進方向Bにウェーハ6が一定の並進幅Sだけ並進させられる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記の場合、ウェーハ6が並進の両端部P、Qにあるときは、ウェーハ6上に イオンビーム2が当たっていないようにしなければならない。もしイオンビーム 2が当たり続けると、そこだけ注入量が増えて均一な注入が不可能になるからで ある。
【0006】 ところが従来の装置ではウェーハディスク8の並進幅Sが一定であるため、注 入可能なウェーハサイズの上限はイオンビーム2の幅W′によって決定され、そ れより大きいウェーハ6になると、図6に示すように、ウェーハ6が並進の両端 部P、Qにあるときでもそれにイオンビーム2が当たり続け、均一な注入が不可 能になる。
【0007】 また仮にウェーハサイズに合わせてウェーハディスク8の並進幅Sを大きくす ると、ウェーハディスク8は非常に大きな部品であるため、それの収納用の真空 容器を含めて当該イオン注入装置全体が大型化するという別の問題が発生する。
【0008】 そこでこの考案は、ウェーハディスクの並進幅を変えることなく、異なるサイ ズのウェーハに対して均一なイオン注入を可能にしたイオン注入装置を提供する ことを主たる目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この考案のイオン注入装置は、前述したような成形 スリット板を、ウェーハディスク並進方向の幅が互いに異なる複数の開口部を有 するものとし、かつこの成形スリット板を動かして、イオンビームの軌道上に位 置させる開口部を変える駆動機構を設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
上記構成によれば、駆動機構によって成形スリット板を動かしてイオンビーム を通す開口部を変えることによって、ウェーハに対する注入面上でのイオンビー ムの幅を変えることができる。その結果例えば、大きなサイズのウェーハにイオ ン注入するときには、小さい幅の開口部を選んでビーム幅を狭くすることができ 、そのようにすれば、ウェーハディスクの並進幅を変えなくても、ウェーハが並 進の両端部に来たときにそれにイオンビームが当たり続けることはなくなり、均 一なイオン注入を行うことができる。
【0011】
【実施例】
図1は、この考案の一実施例に係るイオン注入装置の成形スリット板周りを示 す斜視図である。図4等の従来例と同一または相当する部分には同一符号を付し 、以下においては当該従来例との相違点を主に説明する。
【0012】 この実施例においては、前述した従来の成形スリット板4に対応する成形スリ ット板4aを、矢印Bで示すウェーハディスク並進方向に並んだ三つの開口部4 1〜43を有するものとしており、しかも各開口部41〜43のディスク並進方 向Bの幅W1 〜W3 を互いに異ならせている。
【0013】 そしてこの成形スリット板4aを、次のような駆動機構によってディスク並進 方向Bに動かして、イオンビーム2の軌道上に位置させる開口部41〜43を変 えることができるようにしている。即ちこの例では、この成形スリット板4aの 一端側を、真空容器(図示省略)内に支持されたガイドレール10にスライド可 能に嵌め込み、ロッド12を介して、真空容器外に設けられた駆動源14によっ て、当該成形スリット板4aをディスク並進方向Bに動かすことができるように している。駆動源14は例えばエアシリンダーであるが、これに限定されるもの ではない。
【0014】 このような構造によれば、駆動源14によって成形スリット板4aを動かして 異なる開口部41〜43をイオンビーム2の軌道上に位置させる、即ちイオンビ ーム2を通す開口部41〜43を変えることによって、ウェーハ6に対する注入 面上でのイオンビーム2のサイズ、より具体的にはその幅を変えることができる 。即ち、幅の広いイオンビーム2を得たいときは幅の広い開口部(例えば開口部 41)を、幅の狭いイオンビーム2を得たいときは幅の狭い開口部(例えば開口 部43)をイオンビーム2の軌道上に位置させれば良い。
【0015】 例えば、大きいサイズのウェーハ6にイオン注入するときは、図2に示すよう に、幅の狭い開口部43(幅W3 )を選んでイオンビーム2の幅(W3 ′)を狭 くしておけば良く、そのようにすれば、ウェーハディスク8の並進幅Sを変えな くても、ウェーハ6が並進の両端部P、Qに来たときにそれにイオンビーム2が 当たり続けることはなくなり、均一なイオン注入を行うことができる。
【0016】 小さいサイズのウェーハ6にイオン注入するときは、ビームの利用効率を良く する観点から、図3に示すように、幅の広い開口部41(幅W1 )を選んでイオ ンビーム2の幅(幅W1 ′)を広くしておけば良い。
【0017】 なお、成形スリット板の複数の開口部の配置や同スリット板を動かす方向、ま たそのための駆動機構の構成は、上記例のようなものに限定されるものではない 。例えば、複数の開口部をディスク並進方向Bに直交する方向に一直線に並べて その方向に成形スリット板をスライドさせても良いし、複数の開口部を角度の異 なる半径方向に並べて成形スリット板を回転させるようにしても良い。
【0018】
【考案の効果】
以上のようにこの考案によれば、駆動機構によって成形スリット板を動かすこ とによって、ウェーハに対する注入面上でのイオンビームの幅を変えることがで きるので、ウェーハディスクの並進幅を変えることなく、異なるサイズのウェー ハに対して均一なイオン注入が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の一実施例に係るイオン注入装置の
成形スリット板周りを示す斜視図である。
【図2】 実施例のイオン注入装置におけるウェーハサ
イズが大きい場合のウェーハとイオンビームとの関係を
示す平面図である。
【図3】 実施例のイオン注入装置におけるウェーハサ
イズが小さい場合のウェーハとイオンビームとの関係を
示す平面図である。
【図4】 従来のイオン注入装置の成形スリット板およ
びウェーハディスク周りを示す概略図である。
【図5】 従来のイオン注入装置におけるウェーハサイ
ズが小さい場合のウェーハとイオンビームとの関係を示
す平面図である。
【図6】 従来のイオン注入装置におけるウェーハサイ
ズが大きい場合のウェーハとイオンビームとの関係を示
す平面図である。
【符号の説明】
2 イオンビーム 4a 成形スリット板 41〜43 開口部 6 ウェーハ 8 ウェーハディスク 10 ガイドレール 12 ロッド 14 駆動源

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器内で回転および並進させられる
    ウェーハディスクに装着されたウェーハに、成形スリッ
    ト板の開口部を通してイオンビームを照射して当該ウェ
    ーハにイオン注入を行う装置において、前記成形スリッ
    ト板を、ウェーハディスク並進方向の幅が互いに異なる
    複数の開口部を有するものとし、かつこの成形スリット
    板を動かして、イオンビームの軌道上に位置させる開口
    部を変える駆動機構を設けたことを特徴とするイオン注
    入装置。
JP1992003905U 1992-01-07 1992-01-07 イオン注入装置 Expired - Lifetime JP2574747Y2 (ja)

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JPH0557757U true JPH0557757U (ja) 1993-07-30
JP2574747Y2 JP2574747Y2 (ja) 1998-06-18

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