JPH0557723U - 複合多本平行伝送線 - Google Patents

複合多本平行伝送線

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Publication number
JPH0557723U
JPH0557723U JP65492U JP65492U JPH0557723U JP H0557723 U JPH0557723 U JP H0557723U JP 65492 U JP65492 U JP 65492U JP 65492 U JP65492 U JP 65492U JP H0557723 U JPH0557723 U JP H0557723U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission line
thermocouple
parallel
parallel transmission
electric
Prior art date
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Pending
Application number
JP65492U
Other languages
English (en)
Inventor
文一 佐野
厚 東浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Filing date
Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD. filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Publication of JPH0557723U publication Critical patent/JPH0557723U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Insulated Conductors (AREA)
  • Communication Cables (AREA)
  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気伝送線及び熱電対を構成する伝送線或い
は電気伝送線及び光ファイバを複合させた複合多本平行
伝送線を提供する。 【請求項1】 複合多本平行伝送線1は、導体2a上に
絶縁塗料2bを塗布焼付けして得た複数の電気伝送線2
と、熱電対を構成する偶数本からなる伝送線3或いは光
伝送線とが、平面内に複数本平行に配列して相互に接着
されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複数種類の伝送線が平面内に平行に配列して相互に接着された複合 多本平行伝送線に関するもので、更に詳しくは、伝送線が電気伝送線と熱電対を 構成する伝送線或いは光伝送線とからなる複合多本平行伝送線に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
電気機器は、最近特に小型化,省電力化,多機能化の傾向が強く、とりわけ電 源トランスや配線回りにおいて集積化が進んでいる。 このような状況の中にあって、電線のスペースファクタを向上させる目的で、 直径0.05〜1.0mmの複数の電線を平面内に微細ピッチで平行に配列して相互に接 着した多本平行電線が使用されている。
【0003】 このような多本平行電線は、電気エネルギーや電気信号を伝送する場合に、か なりのスペースを省略することができるという利点を有している。 しかしながら、測定機器や厳密な温度管理が要求される機器においては、温度 監視の目的から、別途、温度計測用の熱電対が必要となり、前記多本平行電線を 用いることによりスペースの省略を図ったとしても、熱電対用のスペースが余分 に必要となり省スペースを図るうえで問題となっていた。
【0004】 また、信号線においても、従来は信号線は信号線としての機能しか有しておら ず、特に、測定機器においては、重要な温度センサである熱電対は別個に設けら れ、これがスペースファクタ向上における一つの障害となっていた。 しかも、電気機器の多機能化に伴い、電気機器を光通信機器と接続する必要が 生じ、かかる場合には従来の多本平行電線では対処できず、接続に際して電線と 光ファイバとが錯綜してしまうという問題があった。
【0005】 本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、電気伝送線及び熱電対を構成する 伝送線或いは電気伝送線及び光ファイバを複合させた複合多本平行伝送線を提供 することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】
上記目的を達成するため本考案の複合多本平行伝送線においては、導体上に絶 縁塗料を塗布焼付けして得た複数の電気伝送線と、熱電対を構成する偶数本から なる伝送線或いは光信号を伝送する光伝送線とが、平面内に複数本平行に配列し て相互に接着されている構成としたのである。
【0007】 本考案の複合多本平行伝送線は、図1に示す複合多本平行伝送線1のように、 導体2a上に絶縁塗料を塗布焼付けして絶縁被膜2bとした複数の絶縁電線2と 電気導体3a上に絶縁被膜3bを形成した熱電対の機能を有する1対以上の伝送 線3とを平行に配列して互いに接着したもの、図2に示す複合多本平行伝送線5 のように、同様に構成される複数の絶縁電線2と光信号を伝送する光ファイバ6 ,6とを同様に接着したものとがある。
【0008】 熱電対を構成する伝送線は1対以上であり、用途に応じて複合多本平行伝送線 内での位置を変更でき、必ずしもその一対が隣接している必要はない。また、複 合多本平行伝送線を構成する全ての伝送線に熱電対機能を有する導体を使用して もよい。このようにすると、複合多本平行伝送線は、エネルギー伝送や信号線と しての用途とは異なり、複数の熱電対を狭いスペースに収納する場合に非常に有 効である。
【0009】 一方、本考案の複合多本平行伝送線を構成する電気伝送線の絶縁塗料としては 特に限定はなく、例えば、ポリウレタン樹脂塗料,ポリエステル樹脂塗料,ホル マール樹脂塗料,ポリエステルイミド塗料,ポリアミド塗料,ポリエステルイミ ド塗料,ポリアミドイミド樹脂塗料,ポリイミド樹脂塗料等が使用される。 更に、本考案の複合多本平行伝送線を製造するにあたり、各伝送線間を接着す る接着手段としては、例えば、複数本平行に配列した伝送線にナイロン樹脂系接 着塗料を塗布して加熱乾燥したり、各伝送線上に予め自己融着性塗料を塗布焼付 けして自己融着伝送線とし、この自己融着性塗料を熱または溶剤で溶解させて伝 送線相互を接着させる等の手段がある。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら詳細に説明する。 実施例 直径0.2mmの銅線に、ポリウレタン樹脂塗料(東特塗料社製、商品名TPU− F1)を塗布焼付けして厚さ15μmの絶縁被膜を設けた。更に、この上にアル コール可溶性自己融着塗料(東特塗料社製商品名TCV−U12)を5μmの厚 さに塗布焼付けして自己融着性絶縁電線を得た。
【0011】 一方、直径0.2mmのクロメル導体およびアルメル導体に、同じくポリウレタン 樹脂塗料(同上)、アルコール可溶性自己融着塗料(同上)を塗布焼付けして、 熱電対用の絶縁電線を得た。 次に、アルメル導体とクロメル導体とを組合わせてなる2対の熱電対用電線を 、16本の自己融着性絶縁電線に対し、1対を端部に、他の1対を中央に配置し て、夫々平行に配列させ、エタノールを塗布したのち、150℃に加熱された金 属製回転ドラム上を走行させ、相互に接着させて、アルメル・クロメル導体から なる2対の熱電対用電線を有する複合多本平行伝送線を得た。
【0012】 得られた本考案の複合多本平行伝送線の省スペース効果を検討するため、コイ ル化の実験を行った。 即ち、得られた複合多本平行伝送線の熱電対用電線から絶縁被膜を剥離し、隣 接したアルメル・クロメル導体を相互に溶接して測温部を形成すると共に、自己 融着性絶縁電線の端部で導体を互いに半田付けした。
【0013】 そして、かかる処理を施した複合多本平行伝送線を、ツバ間距離が5mmのボビ ンに帯状に10層巻回してコイルを作成した。更に、作成したコイルは、自己融 着性絶縁電線の両端部から絶縁被膜を剥離して端子に接続し、2対の熱電対用電 線のうち1対は最下層に配置し、他の一対は5,6層の間に配置した。 このようにして、2対の熱電対用電線の絶縁被膜を除去し、熱電対機能すなわ ち測温機能を有するコイルを作成したところ、最下層部,中層部の温度が測定可 能であった。また、コイル自体の大きさは、通常の絶縁電線を使用した熱電体を 有しないコイルと同じであった。 比較例 比較のため、前記実施例と同様構成のボビンに市販のアルメル・クロメル熱電 対をセットし、前記実施例で使用した自己融着性絶縁電線を16周・10層に巻 回し、5,6層の間に市販のアルメルクロメル熱電対をセットした。なお、アル メル・クロメル熱電対は絶縁処理が施された物を使用し、対の直径は1.0mmのも のを使用した。
【0014】 上記構成の熱電対を有するコイルを作成したところ、測温機能は良好であった が、コイルの寸法は高さが前記実施例と比較して2.5mm高く、また、熱電対の端 末のため、コイルの幅も2.5mmだけ前記実施例と比較して大きく、スペースの点 で前記実施例で作成した本考案の複合多本平行伝送線を使用したコイルの優位性 が確認できた。
【0015】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案の複合多本平行伝送線によれば、電気伝 送線と熱電対を構成する伝送線或いは電気伝送線と光ファイバとを複合させたの で、使用に際して複数機能を併せ持つ特性が発揮でき、電気機器の小型化,省電 力化,多機能化等に大きな寄与が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の複合多本平行伝送線を示すもので、複
数の電気伝送線と2本以上の偶数本からなる熱電対を構
成する伝送線とからなる複合多本平行伝送線の斜視図で
ある。
【図2】複数の電気伝送線と光信号を伝送する光伝送線
とからなる本考案の複合多本平行伝送線の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 複合多本平行伝送線 2 絶縁電線 3 熱電対の機能を有する伝送線 5 複合多本平行伝送線 6 光ファイバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01B 7/00 310 8936−5G 7/08 7244−5G

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体上に絶縁塗料を塗布焼付けして得た
    複数の電気伝送線と、熱電対を構成する偶数本からなる
    伝送線或いは光信号を伝送する光伝送線とが、平面内に
    複数本平行に配列して相互に接着されていることを特徴
    とする複合多本平行伝送線。
JP65492U 1992-01-13 1992-01-13 複合多本平行伝送線 Pending JPH0557723U (ja)

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JP65492U JPH0557723U (ja) 1992-01-13 1992-01-13 複合多本平行伝送線

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JP65492U JPH0557723U (ja) 1992-01-13 1992-01-13 複合多本平行伝送線

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JPH0557723U true JPH0557723U (ja) 1993-07-30

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ID=11479708

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JP65492U Pending JPH0557723U (ja) 1992-01-13 1992-01-13 複合多本平行伝送線

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009246284A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd 電子部品装着装置

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