JPH0557352U - エアクリーナ - Google Patents
エアクリーナInfo
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- JPH0557352U JPH0557352U JP11295991U JP11295991U JPH0557352U JP H0557352 U JPH0557352 U JP H0557352U JP 11295991 U JP11295991 U JP 11295991U JP 11295991 U JP11295991 U JP 11295991U JP H0557352 U JPH0557352 U JP H0557352U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- air cleaner
- layer
- casing
- layers
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エアクリーナの合成樹脂製ケーシングを、２
層成形により外層と内層とが溶着状態となったものと
し、内外層に吸音性と遮音性をわけ持たせて、製作を簡
易にし騒音防止作用を大きくする。 【構成】 エアクリーナ１のケーシング７はカバー３、
ボディ５でなり、共に合成樹脂製である。それぞれの内
層１１、１４は軟質多孔の合成樹脂でなり吸音性にすぐ
れている。また外層１０、１３は密度大で硬質の合成樹
脂でなり遮音性にすぐれている。この構成により合成樹
脂エアクリーナの利点を失わないで騒音防止効果が大と
なる。
層成形により外層と内層とが溶着状態となったものと
し、内外層に吸音性と遮音性をわけ持たせて、製作を簡
易にし騒音防止作用を大きくする。 【構成】 エアクリーナ１のケーシング７はカバー３、
ボディ５でなり、共に合成樹脂製である。それぞれの内
層１１、１４は軟質多孔の合成樹脂でなり吸音性にすぐ
れている。また外層１０、１３は密度大で硬質の合成樹
脂でなり遮音性にすぐれている。この構成により合成樹
脂エアクリーナの利点を失わないで騒音防止効果が大と
なる。
Description
【０００１】
この考案は、内燃機関等に装着されるエアクリーナに関する。
【０００２】
従来内燃機関用などのエアクリーナは、ケーシングを合成樹脂で成形したもの が用いられている。ケーシングを合成樹脂にすると鉄板製などと比べて遮音性が やや劣るので、例えば実開平１ー１３００６４号に開示されているように内面に 吸音材シートを取付けることが行われている。この場合吸音材シートは接着剤で ケーシング本体内面に貼付するだけでは、振動や接着剤劣化等のため吸音材シー トが剥離脱落するおそれがあるので当て金やビスを用いた固定金具で固定してい る。
【０００３】
上記のように吸音材シートを固定金具を用いて固定すると、特に固定金具の配 置数が多い場合や当て金の面積が広い場合は吸音材に固定点が生じて十分な吸音 性能を発揮しない。また固定金具を設けると構造が複雑になり、多数のねじ締め 作業を伴うなど吸音材取付け工数が多量に必要となる。
【０００４】
この考案のエアクリーナはケーシングを異種の合成樹脂材料でなる２層成形に より形成し、内外層が溶着状態で形成されたものである。
【０００５】
上記の構成により、ケーシングの外層と内層を特性の異なるものとし、例えば 外層を密度が大で硬質な合成樹脂として遮音性に優れたものとし、内層を比較的 軟質の多孔質で吸音性に優れたものとする等の選択をし、エアクリーナからの騒 音放出防止効果を大きくすることができる。
【０００６】 また、内外２層は溶着状態であって密着性がよく固定金具を用いてねじ締めす る等の手数を要しない。
【０００７】
図１、図２に実施例を示す。エアクリーナ１は空気吸入口２を有するカバー３ と空気出口４を有するボディ５とを共に合成樹脂で成形し、クリップ６で係合し てケーシング７とし、内部に濾過エレメント８を収容したものである。カバー３ は射出による２層成形法で形成され、外層１０、内層１１でなり内外層の境界面 で互に溶着した状態にある。外層１０は比較的密度大で硬質の合成樹脂例えば各 種添加剤を加えたポリプロピレ又はナイロン等であり、内層は比較的軽量軟質の 合成樹脂例えば発泡性のウレタン又は繊維を加えた軽量多孔質の合成樹脂である 。内層１１には内方へ向けて多数の楔状の突起１２を設ける。ボディ５は外層１ ３、内層１４でなり内外層１３、１４の材質及び相互の溶着状態はカバー３の外 層１０、内層１１と同様である。
【０００８】 このカバー３、ボディ５で構成されたケーシング７は上記の材料構成により内 層は吸音性に優れ外層は遮音性に優れたものとなる。内層１１に楔状の突起１２ を多数設けたものは楔形の谷間で音波が反射、屈折を繰返して進行するので、吸 音効果は一層向上する。また騒音の放出方向に対し内方となるボディについては ２層構造とせず、外層相当のものの単層として差支えない場合もある。
【０００９】 このような２層構造のボディ、カバーを成形するには、２種の樹脂材料を射出 成形する方法が適当であるが、形状材料によってはブロー成形により２重筒状に したパリソンから成形することもできる。
【００１０】
この考案のエアクリーナはケーシングを上記の構成としたので、吸音性と遮音 性が共にすぐれたものとなる。合成樹脂板は鉄板より遮音性は低いが、この考案 のケーシングは、まず吸音作用で騒音を減殺したのち、遮音作用により外部への 放散を防ぐことになるので軽量、製作容易、安価等の合成樹脂製エアクリーナの 利点を亨受しながら騒音放出防止効果のすぐれたエアクリーナとすることができ る。また吸音材をケーシング内面に貼付し、固定金具で固定するような複雑な構 造がなく製作工数も節減される。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例の側面断面図
【図２】実施例の正面断面図
７ ケーシング ８ 濾過エレメント １０、１３ 外層 １１、１４ 内層
Claims (1)
- 【請求項１】 空気吸入口と空気出口とを有し合成樹脂
でなるケーシング内に濾過エレメントを収容したエアク
リーナにおいて、ケーシングが異種合成樹脂の２層成形
により内外２層が溶着状態に形成されてなるエアクリー
ナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11295991U JPH0557352U (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | エアクリーナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11295991U JPH0557352U (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | エアクリーナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0557352U true JPH0557352U (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=14599822
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11295991U Pending JPH0557352U (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | エアクリーナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0557352U (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08240163A (ja) * | 1994-10-28 | 1996-09-17 | Filterwerk Mann & Hummel Gmbh | 殊に内燃機関の吸気を濾過するためのフィルタ |
| JPH0929026A (ja) * | 1995-07-24 | 1997-02-04 | Showa Denko Kk | エアークリーナケース |
| WO1998022705A1 (fr) * | 1996-11-22 | 1998-05-28 | Denso Corporation | Dispositif d'admission d'un moteur a combustion interne |
| JP2000140535A (ja) * | 1998-11-02 | 2000-05-23 | Excel Kk | 濾過機能を持つ中空成形体とその製造方法 |
| JP2002021660A (ja) * | 2000-07-05 | 2002-01-23 | Mitsubishi Motors Corp | エアクリーナ |
| JP2009019599A (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-29 | Kubota Corp | エンジン |
| JP2018035697A (ja) * | 2016-08-29 | 2018-03-08 | トヨタ紡織株式会社 | エアクリーナ |
| JP2019147444A (ja) * | 2018-02-26 | 2019-09-05 | 本田技研工業株式会社 | エアクリーナ |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP11295991U patent/JPH0557352U/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08240163A (ja) * | 1994-10-28 | 1996-09-17 | Filterwerk Mann & Hummel Gmbh | 殊に内燃機関の吸気を濾過するためのフィルタ |
| JPH0929026A (ja) * | 1995-07-24 | 1997-02-04 | Showa Denko Kk | エアークリーナケース |
| WO1998022705A1 (fr) * | 1996-11-22 | 1998-05-28 | Denso Corporation | Dispositif d'admission d'un moteur a combustion interne |
| US6024188A (en) * | 1996-11-22 | 2000-02-15 | Denso Corporation | Air induction unit for internal combustion engine |
| JP2000140535A (ja) * | 1998-11-02 | 2000-05-23 | Excel Kk | 濾過機能を持つ中空成形体とその製造方法 |
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| JP2009019599A (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-29 | Kubota Corp | エンジン |
| JP4701212B2 (ja) * | 2007-07-13 | 2011-06-15 | 株式会社クボタ | エンジン |
| JP2018035697A (ja) * | 2016-08-29 | 2018-03-08 | トヨタ紡織株式会社 | エアクリーナ |
| JP2019147444A (ja) * | 2018-02-26 | 2019-09-05 | 本田技研工業株式会社 | エアクリーナ |
| US11193462B2 (en) | 2018-02-26 | 2021-12-07 | Honda Motor Co., Ltd. | Air cleaner |
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