JP4701212B2 - エンジン - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンに関し、詳しくは、ブローバイガス中のオイルによるエアフィルタの汚染を抑制して、エアフィルタの耐用寿命の延命を図ることができるとともに、ブリーザ室のオイル分離性能の低下を抑制することができるエンジンに関するものである。
従来のエンジンとして、本発明と同様、エアクリーナをスロットルボディ寄りのエアフィルタケースとこのエアフィルタケースに着脱自在に取り付けたケース蓋とで構成し、エアフィルタケース内にエアフィルタを収容し、エアフィルタケースの奥壁にスロットルボディの吸気通路と連通する吸気出口を開口し、エアフィルタケースの奥壁にブリーザ室と連通するブローバイガス吹き出し口を開口し、吸気出口とエアフィルタとの間に混合気吹き返し遮蔽板を位置させ、ブローバイガス吹き出し口とエアフィルタとの間にブローバイガス吹き出し遮蔽板を位置させたものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、従来のエンジンでは、ブローバイガス吹き出し遮蔽板のブローバイガス吹き当たり位置から混合気吹き返し遮蔽板の混合気吹き当たり位置にかけて椀状のブローバイガス反転案内具を配置し、このブローバイガス反転案内具の開口縁部を、エアフィルタケースの奥壁に沿って形成される内向き露出面に密着させ、ブローバイガス反転案内具の開口面の一端部をブローバイガス吹き出し口の全面に臨ませるとともに、この開口面の他端部を吸気出口の一部に臨ませているため、問題がある。
特開平6−294356号公報(図1、図2参照)
上記従来技術では、次の問題がある。
《問題》 ブローバイガス中のオイルによるエアフィルタの汚染を抑制して、エアフィルタの耐用寿命の延命を図ることはできるが、ブリーザ室のオイル分離性能を低下させる。
ブローバイガス吹き出し遮蔽板のブローバイガス吹き当たり位置から混合気吹き返し遮蔽板の混合気吹き当たり位置にかけて椀状のブローバイガス反転案内具を配置しているため、ブローバイガス吹き当たり位置で凝縮したブローバイガス中のオイルが、ブローバイガス反転案内具で吸気出口に案内され、このオイルが吸気出口から吸い出される吸気で連れ去られる。または、吸気出口から吹き返された後、吸気出口から再度吸い出される混合気で、このオイルが連れ去られる。このため、ブローバイガス中のオイルによるエアフィルタの汚染を抑制して、エアフィルタの耐用寿命の延命を図ることはできる。
しかし、ブローバイガス反転案内具の開口縁部を、エアフィルタケースの奥壁に沿って形成される内向き露出面に密着させているため、吸気出口から吹き返された混合気の圧力がブローバイガス反転案内具を介してブリーザ室にかかり、ブリーザ室内の気流を乱し、ブリーザ室内で一旦分離されたオイルを再ミスト化する。このため、ブリーザ室のオイル分離性能を低下させる。
本発明は、上記問題点を解決することができるエンジン、すなわち、ブローバイガス中のオイルによるエアフィルタの汚染を抑制して、エアフィルタの耐用寿命の延命を図ることができるとともに、ブリーザ室のオイル分離性能の低下を抑制することができるエンジンを提供することを課題とする。
主要な請求項1に係る発明と請求項3に係る発明の発明特定事項は、次の通りである。
(請求項1に係る発明)
図1に例示するように、エアクリーナ(6)をスロットルボディ(5)寄りのエアフィルタケース(6a)とこのエアフィルタケース(6a)に着脱自在に取り付けたケース蓋(6b)とで構成し、エアフィルタケース(6a)内にエアフィルタ(18)を収容し、エアフィルタケース(6a)の奥壁(6g)にスロットルボディ(5)の吸気通路(5e)と連通する吸気出口(6h)を開口し、エアフィルタケース(6a)の奥壁(6g)にブリーザ室(29)と連通するブローバイガス吹き出し口(6i)を開口し、吸気出口(6h)とエアフィルタ(18)との間に混合気吹き返し遮蔽板(25)を位置させ、ブローバイガス吹き出し口(6i)とエアフィルタ(18)との間にブローバイガス吹き出し遮蔽板(26)を位置させた、エンジンにおいて、
図2(A)(B)に示すように、ブローバイガス吹き出し遮蔽板(26)のブローバイガス吹き当たり面(26a)の下方から混合気吹き返し遮蔽板(25)の混合気吹き当たり面(25a)にかけて上開口状のオイルガイド溝(27)を下り傾斜状に設け、このオイルガイド溝(27)の下り傾斜終端の溝出口(27a)を混合気吹き返し遮蔽板(25)の混合気吹き当たり面(25a)の位置で開口させることにより、
ブローバイガス吹き当たり面(26a)で凝縮したブローバイガス中のオイルが、オイルガイド溝(27)に流れ落ちて、オイルガイド溝(27)の案内で、溝出口(27a)から混合気吹き当たり面(25a)に流出するようにした、ことを特徴とするエンジン。
(請求項3に係る発明)
図1に例示するように、エアクリーナ(6)をスロットルボディ(5)寄りのエアフィルタケース(6a)とこのエアフィルタケース(6a)に着脱自在に取り付けたケース蓋(6b)とで構成し、エアフィルタケース(6a)内にエアフィルタ(18)を収容し、エアフィルタケース(6a)の奥壁(6g)にスロットルボディ(5)の吸気通路(5e)と連通する吸気出口(6h)を開口し、エアフィルタケース(6a)の奥壁(6g)にブリーザ室(29)と連通するブローバイガス吹き出し口(6i)を開口し、吸気出口(6h)とエアフィルタ(18)との間に混合気吹き返し遮蔽板(25)を位置させ、ブローバイガス吹き出し口(6i)とエアフィルタ(18)との間にブローバイガス吹き出し遮蔽板(26)を位置させた、エンジンにおいて、
図2(A)(B)に例示するように、ブローバイガス吹き出し遮蔽板(26)の下方と混合気吹き返し遮蔽板(25)の下方にわたり、エアフィルタケース(6a)の奥壁(6g)からオイル受け壁(28)を突出させることにより、
ブローバイガス吹き出し遮蔽板(26)や混合気吹き返し遮蔽板(25)に衝突して跳ね返ったブローバイガスや混合気の中のオイルが、エアフィルタケース(6a)の奥壁(6g)で凝縮し、奥壁(6g)に沿って流れ落ち、オイル受け壁(28)で受け止められるようにした、ことを特徴とするエンジン。
(請求項1に係る発明)
《効果》 ブローバイガス中のオイルによるエアフィルタの汚染を抑制して、エアフィルタの耐用寿命の延命を図ることができるとともに、ブリーザ室のオイル分離性能の低下を抑制することができる。
図2(A)(B)に例示するように、ブローバイガス吹き当たり面(26a)で凝縮したブローバイガス中のオイルが、オイルガイド溝(27)に流れ落ちて、オイルガイド溝(27)の案内で、溝出口(27a)から混合気吹き当たり面(25a)に流出するようにしたので、このオイルが吸気出口(6h)から吸い出される吸気で連れ去られる。または、吸気出口(6h)から吹き返された後、吸気出口(6h)から再度吸い出される混合気で、このオイルが連れ去られる。このため、ブローバイガス中のオイルによるエアフィルタ(18)の汚染を抑制して、エアフィルタ(18)の耐用寿命の延命を図ることができる。
しかも、ブローバイガス吹き出し遮蔽板(26)のブローバイガス吹き当たり面(26a)の下方から混合気吹き返し遮蔽板(25)の混合気吹き当たり面(25a)にかけて上開口状のオイルガイド溝(27)を設けているため、吸気出口(6h)とブローバイガス吹き出し口(6i)との間にブローバイガス反転案内具のような通路を設ける必要がなくなり、吸気出口(6h)から吹き返された混合気の圧力がブリーザ室(29)にかかりにくく、これに起因するブリーザ室(29)内の気流の乱れと、これによるブリーザ室(29)内でのオイルの再ミスト化が抑制される。このため、ブリーザ室(29)のオイル分離性能の低下を抑制することができる。
(請求項2に係る発明)
請求項1に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ブローバイガス中のオイルによるエアフィルタの汚染を抑制して、エアフィルタの耐用寿命の延命を図ることができるとともに、ブリーザ室のオイル分離性能の低下を抑制することができる。
図2(A)(B)に例示するように、ブローバイガス吹き出し遮蔽板(26)や混合気吹き返し遮蔽板(25)に衝突して跳ね返ったブローバイガスや混合気の中のオイルが、エアフィルタケース(6a)の奥壁(6g)で凝縮し、奥壁(6g)に沿って流れ落ち、オイル受け壁(28)で受け止められるようにしたので、このオイルが吸気出口(6h)から吸い出される吸気で連れ去られる。または、吸気出口(6h)から吹き返された後、吸気出口(6h)から再度吸い出される混合気で、このオイルが連れ去られる。このため、ブローバイガス中のオイルによるエアフィルタ(18)の汚染を抑制して、エアフィルタ(18)の耐用寿命の延命を図ることができる。
しかも、ブローバイガス吹き出し遮蔽板(26)の下方と混合気吹き返し遮蔽板(25)の下方にわたり、エアフィルタケース(6a)の奥壁(6g)からオイル受け壁(28)を突出させるので、吸気出口(6h)とブローバイガス吹き出し口(6i)との間にブローバイガス反転案内具のような通路を設ける必要がなくなり、吸気出口(6h)から吹き返された混合気の圧力がブリーザ室(29)にかかりにくく、これに起因するブリーザ室(29)内の気流の乱れと、これによるブリーザ室(29)内でのオイルの再ミスト化が抑制される。このため、ブリーザ室(29)のオイル分離性能の低下を抑制することができる。
(請求項3に係る発明)
請求項3に係る発明は、次の効果を奏する。
《効果》 ブローバイガス中のオイルによるエアフィルタの汚染を抑制して、エアフィルタの耐用寿命の延命を図ることができるとともに、ブリーザ室のオイル分離性能の低下を抑制することができる。
図1、図2(A)(B)に例示するように、ブローバイガス吹き出し遮蔽板(26)や混合気吹き返し遮蔽板(25)に衝突して跳ね返ったブローバイガスや混合気の中のオイルが、エアフィルタケース(6a)の奥壁(6g)で凝縮し、奥壁(6g)に沿って流れ落ち、オイル受け壁(28)で受け止められるようにしたので、このオイルが吸気出口(6h)から吸い出される吸気で連れ去られる。または、吸気出口(6h)から吹き返された後、吸気出口(6h)から再度吸い出される混合気で、このオイルが連れ去られる。このため、ブローバイガス中のオイルによるエアフィルタ(18)の汚染を抑制して、エアフィルタ(18)の耐用寿命の延命を図ることができる。
しかも、ブローバイガス吹き出し遮蔽板(26)の下方と混合気吹き返し遮蔽板(25)の下方にわたり、エアフィルタケース(6a)の奥壁(6g)からオイル受け壁(28)を突出させるので、吸気出口(6h)とブローバイガス吹き出し口(6i)との間にブローバイガス反転案内具のような通路を設ける必要がなくなり、吸気出口(6h)から吹き返された混合気の圧力がブリーザ室(29)にかかりにくく、これに起因するブリーザ室(29)内の気流の乱れと、これによるブリーザ室(29)内でのオイルの再ミスト化が抑制される。このため、ブリーザ室(29)のオイル分離性能の低下を抑制することができる。
(請求項4に係る発明)
請求項1から請求項3のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 エアフィルタの目詰まりを抑制して、エアフィルタの耐用寿命の延命を図ることができる。
図6に例示するように、吸気入口通路(12a)の吸気取入口(12f)を横膨出部(6d)の前後方向の一端面で開口させたので、吸気取入口(12f)をケース蓋(6b)の下面に形成した場合に比べ、土壌から上向きに掻き揚げられる土埃を吸気取入口(12f)から吸い込みにくく、管理機等にエンジンを搭載して耕運作業等を行う場合に、エアフィルタ(18)の目詰まりを抑制して、エアフィルタ(18)の耐用寿命の延命を図ることができる。
(請求項5に係る発明)
請求項4に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 エアフィルタの目詰まりを抑制して、エアフィルタの耐用寿命の延命を図ることができる。
図6に例示するように、リコイルハンドル(11)で吸気取入口(12f)の少なくとも一部をその前後いずれかの対面方向から覆ったので、吸気取入口(12f)に接近しようとする塵埃をリコイルハンドル(11)で遮ることができ、エアフィルタ(18)の目詰まりを抑制して、エアフィルタ(18)の耐用寿命の延命を図ることができる。
(請求項6に係る発明)
請求項4または請求項5に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 エアフィルタの吸水を抑制して、エアフィルタの耐用寿命の延命を図ることができる。
図4に例示するように、横膨出部(6d)の天井壁(6e)を吸気取入口(12f)よりも突出する庇状に形成したので、吸気取入口(12f)にその上方から接近しようとする雨水を庇状の天井壁(6e)で遮ることができる。このため、エアフィルタ(18)の吸水を抑制して、エアフィルタ(18)の耐用寿命の延命を図ることができる。
(請求項7に係る発明)
請求項4から請求項6のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 エアフィルタの吸水を抑制して、エアフィルタの耐用寿命の延命を図ることができる。
図6及び図8(B)に例示するように、吸気入口通路(12a)を仕切り壁(12b)で上下複数段に区画し、この仕切り壁(12b)を吸気取入口(12f)に向けて下り傾斜させたので、吸気入口通路(12a)に進入した雨水が仕切り壁(12b)に衝突して外側に跳ね返りやすい。このため、エアフィルタ(18)の吸水を抑制して、エアフィルタ(18)の耐用寿命の延命を図ることができる。
(請求項8に係る発明)
請求項4から請求項7のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 重い塵埃の衝突を抑制して、エアフィルタの耐用寿命の延命を図ることができる。
図8(B)または図10(A)に例示するように、吸気通路(12)の下方空間(12d)が通風経路から外れるようにしたので、吸気通路(12)内を通過中の吸気(13)から比較的重い塵埃が下方空間(12d)に落下する。このため、重い塵埃の衝突を抑制して、エアフィルタ(18) の耐用寿命の延命を図ることができる。
(請求項9に係る発明)
請求項1から請求項8のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 エアフィルタの目詰まりを抑制して、エアフィルタの耐用寿命の延命を図ることができる。
図11(A)に例示するように、吸気入口通路(12a)の吸気取入口(12f)を吸気入口通路(12a)のシリンダヘッド(4)寄りの横面で開口させたので、吸気取入口(12f)にその横側から接近しようとする塵埃をシリンダヘッド(4)やシリンダ(3)で遮ることができる。このため、エアフィルタ(18)の目詰まりを抑制して、エアフィルタ(18)の耐用寿命の延命を図ることができる。
(請求項10に係る発明)
請求項4から請求項9のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 エアフィルタの目詰まりを抑制して、エアフィルタの耐用寿命の延命を図ることができる。
図10(D)(E)または図11(A)(B)に例示するように、吸気通路(12)の下方空間(12d)が通風経路から外れるようにし、この下方空間(12d)にエアフィルタ(18)よりも低い位置まで窪む集塵室(19)を形成したので、吸気通路(12)を通過中の吸気(13)から落下した塵埃が集塵室(19)に溜まる。このため、エアフィルタ(18)の目詰まりを抑制して、エアフィルタ(18)の耐用寿命の延命を図ることができる。
(請求項11に係る発明)
請求項4から請求項10のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 エアフィルタの目詰まりを抑制して、エアフィルタの耐用寿命の延命を図ることができる。
図9(B)、図10(A)または図11(A)に例示するように、吸気通路(12)に吸気入口通路(12a)と直交する向きの通路終端壁(12e)を設け、吸気通路(12)内を通過する吸気(13)が通路終端壁(12e)に吹き当たるようにしたので、吸気通路(12)を通過中の吸気(13)が通路終端壁(12e)に衝突し、吸気(13)から塵埃が分離しやすい。このため、エアフィルタ(18)の目詰まりを抑制して、エアフィルタ(18)の耐用寿命の延命を図ることができる。
(請求項12に係る発明)
請求項4から請求項11のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 騒音低減を図ることができる。
図10(A)〜(C)または図11(A)に例示するように、ケース蓋(6b)の横膨出部(6d)の内面に吸気通路(12)に臨む減音手段(14)を配置したので、エアクリーナ(6)の吸気音が減音手段(14)で減音され、騒音低減を図ることができる。
(請求項13に係る発明)
請求項1から請求項12のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 スロットル弁の作動不良を抑制することができるとともに、スロットルボディの耐用寿命の延命を図ることができる。
図3に例示するように、ケース蓋(6b)の後部(6e)をエアフィルタケース(6a)よりも後寄りに突出させて、エアフィルタケース(6a)の後方に向けて偏向させることにより、このケース蓋(6b)の後部(6e)をスロットルボディ(5)の後壁(5c)に沿うボディ後方空間(5d)の後方斜め横に配置したので、ボディ後方空間(5d)にその後方斜め横から接近しようとする塵埃がケース蓋(6b)の後部(6e)で遮られ、スロットルボディ(5)に塵埃が接近しにくい。このため、スロットルボディ(5)に接近した塵埃がスロットル弁の弁軸(20)に噛み込む不具合が起こりにくく、これに起因するスロットル弁の作動不良を抑制することができるとともに、スロットルボディ(5)の耐用寿命の延命を図ることができる。
(請求項14に係る発明)
請求項13に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 スロットル弁の作動不良を抑制することができるとともに、スロットルボディの耐用寿命の延命を図ることができる。
図3または図5に例示するように、ボディ後方空間(5d)の下方に燃料フィルタケース(15)を配置したので、ボディ後方空間(5d)にその下方から接近しようとする塵埃が燃料フィルタケース(15)で遮られ、スロットルボディ(5)に塵埃が接近しにくい。このため、スロットルボディ(5)に接近した塵埃がスロットル弁の弁軸(20)に噛み込む不具合が起こりにくく、これに起因するスロットル弁の作動不良を抑制することができるとともに、スロットルボディ(5)の耐用寿命の延命を図ることができる。
(請求項15に係る発明)
請求項13または請求項14に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 スロットル弁の作動不良を抑制することができるとともに、スロットルボディの耐用寿命の延命を図ることができる。
図3に例示するように、ケース蓋(6b)の前部(6c)をエアフィルタケース(6a)よりも前寄りに突出させることにより、このケース蓋(6b)の前部(6c)でボディ前方空間(5b)をその前方斜め横から覆ったので、ボディ前方空間(5b)にその前方斜め横から接近しようとする塵埃がケース蓋(6b)の前部(6c)で遮られ、スロットルボディ(5)に塵埃が接近しにくい。このため、スロットルボディ(5)に接近した塵埃がスロットル弁の弁軸(20)に噛み込む不具合が起こりにくく、これに起因するスロットル弁の作動不良を抑制することができるとともに、スロットルボディ(5)の耐用寿命の延命を図ることができる。
(請求項16に係る発明)
請求項15に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 スロットル弁の作動不良を抑制することができるとともに、スロットルボディの耐用寿命の延命を図ることができる。
図3に例示するように、ボディ前方空間(5b)の前方で、クランクケース(2)の横にファンケース(7)を配置したので、ボディ前方空間(5b)にその前方から接近しようとする塵埃がファンケース(7)で遮られ、スロットルボディ(5)に塵埃が接近しにくい。このため、スロットルボディ(5)に接近した塵埃がスロットル弁の弁軸(20)に噛み込む不具合が起こりにくく、これに起因するスロットル弁の作動不良を抑制することができるとともに、スロットルボディ(5)の耐用寿命の延命を図ることができる。
(請求項17に係る発明)
請求項16に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 スロットル弁の作動不良を抑制することができるとともに、スロットルボディの耐用寿命の延命を図ることができる。
図3に例示するように、ケース蓋(6b)の前部(6c)をエアフィルタケース(6a)よりも前寄りに突出させることにより、このケース蓋(6b)の前部(6c)をリコイルスタータケース(8)に近づけたので、ケース蓋(6b)の前部(6c)とリコイルスタータケース(8)との隙間が狭くなり、この隙間からボディ前方空間(5b)への塵埃の接近が困難となり、スロットルボディ(5)に塵埃が接近しにくい。このため、スロットルボディ(5)に接近した塵埃がスロットル弁の弁軸(20)に噛み込む不具合が起こりにくく、これに起因するスロットル弁の作動不良を抑制することができるとともに、スロットルボディ(5)の耐用寿命の延命を図ることができる。
(請求項18に係る発明)
請求項17に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 スロットル弁の作動不良を抑制することができるとともに、スロットルボディの耐用寿命の延命を図ることができる。
図3及び図4に例示するように、リコイルハンドル(11)で前段空間(9)をその前方斜め横から覆ったので、前段空間(9)にその前方斜め横から接近しようとする塵埃がリコイルハンドル(11)で遮られ、スロットルボディ(5)に塵埃が接近しにくい。このため、スロットルボディ(5)に接近した塵埃がスロットル弁の弁軸(20)に噛み込む不具合が起こりにくく、これに起因するスロットル弁の作動不良を抑制することができるとともに、スロットルボディ(5)の耐用寿命の延命を図ることができる。
(請求項19に係る発明)
請求項13から請求項18のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ケース蓋の後部をチョーク弁操作部の支持部として有効利用することができる。
図3に例示するように、ケース蓋(6b)の後部(6e)でチョーク弁操作部(16)を支持させたので、突出させたケース蓋(6b)の後部(6e)をチョーク弁操作部(16)の支持部として有効利用することができる。
(請求項20に係る発明)
請求項13から請求項19のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ケース蓋の後部をエンジン停止用スイッチの取り付け部として有効利用することができる。
図3に示すように、ケース蓋(6b)の後部(6e)にエンジン停止用スイッチ(17)を取り付けたので、突出させたケース蓋(6b)の後部(6e)をエンジン停止用スイッチ(17)の取り付け部として有効利用することができる。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1から図10は本発明の第1実施形態に係るエンジンを説明する図で、図11は本発明の第2実施形態に係るエンジンを説明する図で、各実施形態では、単気筒の傾斜型ガソリンエンジンについて説明する。
本発明の第1実施形態の概要は、次の通りである。
図7に示すように、クランク軸中心軸線(1)と平行な向きに見て、クランクケース(2)から斜め上にシリンダ(3)を突出させ、このシリンダ(3)の突出端にシリンダヘッド(4)を組み付けている。シリンダヘッド(4)にはヘッドカバー(24)を組み付けている。図3に示すように、クランク軸中心軸線(1)の方向を左右横方向、クランク軸中心軸線(1)と直交する水平方向を前後方向、シリンダ(3)の突出側を後、その反対側を前とする。
図3に示すように、シリンダヘッド(4)の横にスロットルボディ(5)を配置し、スロットルボディ(5)の横にエアクリーナ(6)を配置している。図5に示すように、スロットルボディ(5)の下部には燃料チャンバ(22)を取り付け、これらでキャブレータ(21)を構成している。電子燃料噴射エンジンの場合には、燃料チャンバ(22)に代えて、スロットルボディ(5)にインジェクタを取り付ける。
エアクリーナの構成は、次の通りである。
図1に示すように、エアクリーナ(6)をスロットルボディ(5)寄りのエアフィルタケース(6a)とこのエアフィルタケース(6a)に着脱自在に取り付けたケース蓋(6b)とで構成し、エアフィルタケース(6a)内にエアフィルタ(18)を収容し、エアフィルタケース(6a)の奥壁(6g)にスロットルボディ(5)の吸気通路(5e)と連通する吸気出口(6h)を開口し、エアフィルタケース(6a)の奥壁(6g)にブリーザ室(29)と連通するブローバイガス吹き出し口(6i)を開口し、吸気出口(6h)とエアフィルタ(18)との間に混合気吹き返し遮蔽板(25)を位置させ、ブローバイガス吹き出し口(6i)とエアフィルタ(18)との間にブローバイガス吹き出し遮蔽板(26)を位置させている。エアフィルタ(18)はフィルタ保持枠(18a)内に不織布のプレフィルタ(18b)とペーパーフィルタ(18c)とを固定して構成され、プレフィルタ(18b)をケース蓋(6b)寄りに配置する。ブリーザ室(29)はヘッドカバー(24)の下方のシリンダヘッド(4)内に形成され、ブリーザ室(29)とブローバイガス吹き出し口(6i)とはブリーザパイプ(29a)で連通させている。
エアクリーナの工夫は、次の通りである。
図2(A)(B)に示すように、ブローバイガス吹き出し遮蔽板(26)のブローバイガス吹き当たり面(26a)の下方から混合気吹き返し遮蔽板(25)の混合気吹き当たり面(25a)にかけて上開口状のオイルガイド溝(27)を下り傾斜状に設け、このオイルガイド溝(27)の下り傾斜終端の溝出口(27a)を混合気吹き返し遮蔽板(25)の混合気吹き当たり面(25a)の位置で開口させることにより、ブローバイガス吹き当たり面(26a)で凝縮したブローバイガス中のオイルが、オイルガイド溝(27)に流れ落ちて、オイルガイド溝(27)の案内で、溝出口(27a)から混合気吹き当たり面(25a)に流出するようにしている。
図2(A)(B)に示すように、ブローバイガス吹き出し遮蔽板(26)の下方と混合気吹き返し遮蔽板(25)の下方にわたり、エアフィルタケース(6a)の奥壁(6g)からオイル受け壁(28)を突出させることにより、ブローバイガス吹き出し遮蔽板(26)や混合気吹き返し遮蔽板(25)に衝突して跳ね返ったブローバイガスや混合気の中のオイルが、エアフィルタケース(6a)の奥壁(6g)で凝縮し、奥壁(6g)に沿って流れ落ち、オイル受け壁(28)で受け止められるようにしている。オイル受け壁(28)は突出方向に向けて上り傾斜させている。
図8に示すように、ケース蓋(6b)の横に横膨出部(6d)を形成し、この横膨出部(6d)内に吸気通路(12)を形成し、図6に示すように、この横膨出部(6d)の前部に吸気入口通路(12a)を形成し、この吸気入口通路(12a)の吸気取入口(12f)を横膨出部(6d)の前面で開口させている。また、リコイルハンドル(11)で吸気取入口(12f)の一部をその前方から覆っている。
図4に示すように、横膨出部(6d)の天井壁(6e)を吸気取入口(12f)よりも突出する庇状に形成している。
図6及び図8(B)に示すように、吸気入口通路(12a)を仕切り壁(12b)で上下複数段に区画し、この仕切り壁(12b)を吸気取入口(12f)に向けて下り傾斜させている。
図8(B)に示すように、吸気入口通路(12a)の下方に非通風空間(12c)を形成し、吸気通路(12)の下方空間(12d)にその前方から非通風空間(12c)を臨ませることにより、吸気通路(12)の下方空間(12d)が通風経路から外れるようにしている。吸気通路(12)は前後方向に向けている。
図10(D)(E)は、第1実施形態の変更例であり、下方空間(12d)にエアフィルタ(18)よりも低い位置まで窪ませた集塵室(19)を形成している。
図10(A)に示すように、吸気通路(12)に吸気入口通路(12a)と直交する向きの通路終端壁(12e)を設け、吸気通路(12)内を通過する吸気(13)が通路終端壁(12e)に吹き当たるようにしている。
図10(A)〜(C)に示すように、ケース蓋(6b)の横膨出部(6d)の内面に吸気通路(12)に臨む減音手段(14)を配置している。この減音手段(14)はケース蓋(6b)の横膨出部(6d)の内面から隆起させた多数の突起で、この突起に衝突した音波の散乱で干渉による減音を図ろうとするものである。この減音手段(14)は突起に限らず、ケース蓋(6b)の横膨出部(6d)の内面に貼り付けた吸音材であってもよい。
図3に示すように、ケース蓋(6b)の後部(6e)をエアフィルタケース(6a)よりも後寄りに突出させて、エアフィルタケース(6a)の後方に向けて偏向させることにより、このケース蓋(6b)の後部(6e)をスロットルボディ(5)の後壁(5c)に沿うボディ後方空間(5d)の後方斜め横に配置している。ケース蓋(6b)の後部は、湾曲させて、エアフィルタケース(6a)の真後ろまで横向きに偏向させている。
図3及び図5に示すように、ボディ後方空間(5d)の下方に燃料フィルタケース(15)を配置している。この燃料フィルタケース(15)は燃料タンクから燃料チャンバ(22)に供給する燃料を浄化するためのもので、燃料コック(23)を備えている。
図3に示すように、ケース蓋(6b)の前部(6c)をエアフィルタケース(6a)よりも前寄りに突出させることにより、このケース蓋(6b)の前部(6c)でスロットルボディ(5)の前壁(5a)に沿うボディ前方空間(5b)をその前方斜め横から覆っている。
図3に示すように、ボディ前方空間(5b)の前方で、クランクケース(2)の横にファンケース(7)を配置している。ファンケース(7)の横にリコイルスタータケース(8)を配置するに当たり、ケース蓋(6b)の前部(6c)をエアフィルタケース(6a)よりも前寄りに突出させることにより、このケース蓋(6b)の前部(6c)をリコイルスタータケース(8)に近づけている。
図3に示すように、ケース蓋(6b)の前部(6c)とファンケース(7)との間に、ボディ前方空間(5b)の前方斜め横に位置する前段空間(9)を配置し、リコイルスタータケース(8)のハンドル着座部(10)にリコイルハンドル(11)を着座させるに当たり、図4に示すように、クランク軸中心軸線(1)と平行な向きに見て、ハンドル着座部(10)をリコイルスタータケース(8)の後部斜め上に配置することにより、リコイルハンドル(11)で前段空間(9)をその前方斜め横から覆っている。
図3に示すように、ケース蓋(6b)の後部(6e)にスロットルボディ(5)のチョーク弁を操作するチョーク弁操作部(16)を挿通させ、ケース蓋(6b)の後部(6e)でチョーク弁操作部(16)を支持させている。また、ケース蓋(6b)の後部(6e)にエンジン停止用スイッチ(17)を取り付けている。このエンジン停止用スイッチ(17)の操作により点火回路の電流をアースし、点火プラグのスパークを停止させて、エンジンを停止させる。
図11は第2実施形態に係る傾斜型エンジンで用いるエアクリーナの説明図で、図11(B)に示すように、ケース蓋(6b)の横に横膨出部(6d)を形成し、この横膨出部(6d)内に吸気通路(12)を形成し、この横膨出部(6d)の前部に吸気入口通路(12a)を形成し、図11(A)に示すように、この吸気入口通路(12a)の吸気取入口(12f)を吸気入口通路(12a)のシリンダヘッド(4)寄りの横面で開口させている。また、第1実施形態の変更例と同様、下方空間(12d)にエアフィルタ(18)よりも低い位置まで窪ませた集塵室(19)を形成している。
他の構成と機能は第1実施形態と同じであり、図11中、第1実施形態と同一の要素には同一の符号を付しておく。
各実施形態の傾斜型エンジンは、その後部を運転者側に向けて歩行型管理機に搭載する。
本発明の第1実施形態に係る傾斜型エンジンで用いるエアクリーナの横断平面図である。 図1のエアクリーナのエアフィルタケースを説明する図で、図2(A)は正面図、図2(B)は図2(A)のB−B線断面図である。 本発明の第1実施形態に係る傾斜型エンジンの平面図である。 図3のエンジンの正面図である。 図3のエンジンを後方から見た図である。 図3のエンジンを前方から見た図である。 図3のエンジンの背面図である。 図1のエアクリーナを説明する図で、図8(A)は平面図、図8(B)は正面図、図8(C)は一部横断底面図、図8(D)は後方から見た図である。 図1のエアクリーナを説明する図で、図9(A)は一部を縦断して前方から見た図、図9(B)は蓋部の横断平面図である。 図1のエアクリーナを説明する図で、図10(A)は背面図、図10(B)は図10(A)のB矢視部分の拡大図、図10(C)は図10(B)のC−C線断面図、図10(D)は蓋部の変更例の部分背面図、図10(E)は図10(D)のE−E線断面部分でのエアクリーナの断面図である。 本発明の第2実施形態に係る傾斜型エンジンで用いるエアクリーナを説明する図で、図11(A)は蓋部の背面図、図11(B)は図11(A)のB−B線断面部分でのエアクリーナの断面図である。
符号の説明
(1) クランク軸中心軸線
(2) クランクケース
(3) シリンダ
(4) シリンダヘッド
(5) スロットルボディ
(5a) 前壁
(5b) ボディ前方空間
(5c) 後壁
(5d) ボディ後方空間
(5e) 吸気通路
(6) エアクリーナ
(6a) エアフィルタケース
(6b) ケース蓋
(6c) 前部
(6d) 横膨出部
(6e) 天井壁
(6g) 奥壁
(6h) 吸気出口
(6i) ブローバイガス吹き出し口
(7) ファンケース
(8) リコイルスタータケース
(9) 前段空間
(10) ハンドル着座部
(11) リコイルハンドル
(12) 吸気通路
(12a) 吸気入口通路
(12b) 仕切り壁
(12c) 非通風空間
(12d) 内底空間
(12e) 通路終端壁
(12f) 吸気取入口
(13) 吸気
(14) 減音手段
(15) 燃料フィルタケース
(16) チョーク弁操作部
(17) エンジン停止用スイッチ
(18) エアフィルタ
(19) 集塵室
(25) 混合気吹き返し遮蔽板
(25a) 混合気吹き当たり面
(26) ブローバイガス吹き出し遮蔽板
(26a) ブローバイガス吹き当たり面
(27) オイルガイド溝
(27a) 溝出口
(28) オイル受け壁
(29) ブリーザ室

Claims (20)

  1. エアクリーナ(6)をスロットルボディ(5)寄りのエアフィルタケース(6a)とこのエアフィルタケース(6a)に着脱自在に取り付けたケース蓋(6b)とで構成し、エアフィルタケース(6a)内にエアフィルタ(18)を収容し、エアフィルタケース(6a)の奥壁(6g)にスロットルボディ(5)の吸気通路(5e)と連通する吸気出口(6h)を開口し、エアフィルタケース(6a)の奥壁(6g)にブリーザ室(29)と連通するブローバイガス吹き出し口(6i)を開口し、吸気出口(6h)とエアフィルタ(18)との間に混合気吹き返し遮蔽板(25)を位置させ、ブローバイガス吹き出し口(6i)とエアフィルタ(18)との間にブローバイガス吹き出し遮蔽板(26)を位置させた、エンジンにおいて、
    ブローバイガス吹き出し遮蔽板(26)のブローバイガス吹き当たり面(26a)の下方から混合気吹き返し遮蔽板(25)の混合気吹き当たり面(25a)にかけて上開口状のオイルガイド溝(27)を下り傾斜状に設け、このオイルガイド溝(27)の下り傾斜終端の溝出口(27a)を混合気吹き返し遮蔽板(25)の混合気吹き当たり面(25a)の位置で開口させることにより、
    ブローバイガス吹き当たり面(26a)で凝縮したブローバイガス中のオイルが、オイルガイド溝(27)に流れ落ちて、オイルガイド溝(27)の案内で、溝出口(27a)から混合気吹き当たり面(25a)に流出するようにした、ことを特徴とするエンジン。
  2. 請求項1に記載したエンジンにおいて、
    ブローバイガス吹き出し遮蔽板(26)の下方と混合気吹き返し遮蔽板(25)の下方にわたり、エアフィルタケース(6a)の奥壁(6g)からオイル受け壁(28)を突出させることにより、
    ブローバイガス吹き出し遮蔽板(26)や混合気吹き返し遮蔽板(25)に衝突して跳ね返ったブローバイガスや混合気の中のオイルが、エアフィルタケース(6a)の奥壁(6g)で凝縮し、奥壁(6g)に沿って流れ落ち、オイル受け壁(28)で受け止められるようにした、ことを特徴とするエンジン。
  3. エアクリーナ(6)をスロットルボディ(5)寄りのエアフィルタケース(6a)とこのエアフィルタケース(6a)に着脱自在に取り付けたケース蓋(6b)とで構成し、エアフィルタケース(6a)内にエアフィルタ(18)を収容し、エアフィルタケース(6a)の奥壁(6g)にスロットルボディ(5)の吸気通路(5e)と連通する吸気出口(6h)を開口し、エアフィルタケース(6a)の奥壁(6g)にブリーザ室(29)と連通するブローバイガス吹き出し口(6i)を開口し、吸気出口(6h)とエアフィルタ(18)との間に混合気吹き返し遮蔽板(25)を位置させ、ブローバイガス吹き出し口(6i)とエアフィルタ(18)との間にブローバイガス吹き出し遮蔽板(26)を位置させた、エンジンにおいて、
    ブローバイガス吹き出し遮蔽板(26)の下方と混合気吹き返し遮蔽板(25)の下方にわたり、エアフィルタケース(6a)の奥壁(6g)からオイル受け壁(28)を突出させることにより、
    ブローバイガス吹き出し遮蔽板(26)や混合気吹き返し遮蔽板(25)に衝突して跳ね返ったブローバイガスや混合気の中のオイルが、エアフィルタケース(6a)の奥壁(6g)で凝縮し、奥壁(6g)に沿って流れ落ち、オイル受け壁(28)で受け止められるようにした、ことを特徴とするエンジン。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載したエンジンにおいて、
    エアフィルタケース(6a)の横にケース蓋(6b)を着脱自在に取り付け、ケース蓋(6b)の横に横膨出部(6d)を形成し、この横膨出部(6d)内に吸気通路(12)を形成し、この横膨出部(6d)の前後方向の一端部に吸気入口通路(12a)を形成し、この吸気入口通路(12a)の吸気取入口(12f)を横膨出部(6d)の前後方向の一端面で開口させた、ことを特徴とするエンジン。
  5. 請求項4に記載したエンジンにおいて、
    リコイルハンドル(11)で吸気取入口(12f)の少なくとも一部をその前後いずれかの対面方向から覆った、ことを特徴とするエンジン。
  6. 請求項4または請求項5に記載したエンジンにおいて、
    横膨出部(6d)の天井壁(6e)を吸気取入口(12f)よりも突出する庇状に形成した、ことを特徴とするエンジン。
  7. 請求項4から請求項6のいずれかに記載したエンジンにおいて、
    吸気入口通路(12a)を仕切り壁(12b)で上下複数段に区画し、この仕切り壁(12b)を吸気取入口(12f)に向けて下り傾斜させた、ことを特徴とするエンジン。
  8. 請求項4から請求項7のいずれかに記載したエンジンにおいて、
    吸気入口通路(12a)の下方に非通風空間(12c)を形成し、吸気通路(12)の下方空間(12d)にその前後いずれかの対面方向から非通風空間(12c)を臨ませることにより、吸気通路(12)の下方空間(12d)が通風経路から外れるようにした、ことを特徴とするエンジン。
  9. 請求項1から請求項4のいずれかに記載したエンジンにおいて、
    ケース蓋(6b)の横に横膨出部(6d)を形成し、この横膨出部(6d)内に吸気通路(12)を形成し、この横膨出部(6d)の前後方向の一端部に吸気入口通路(12a)を形成し、この吸気入口通路(12a)の吸気取入口(12f)を吸気入口通路(12a)のシリンダヘッド(4)寄りの横面で開口させた、ことを特徴とするエンジン。
  10. 請求項4から請求項9のいずれかに記載したエンジンにおいて、
    吸気通路(12)の下方空間(12d)が通風経路から外れるようにし、この下方空間(12d)にエアフィルタ(18)よりも低い位置まで窪む集塵室(19)を形成した、ことを特徴とするエンジン。
  11. 請求項4から請求項10のいずれかに記載したエンジンにおいて、
    吸気通路(12)に吸気入口通路(12a)と直交する向きの通路終端壁(12e)を設け、吸気通路(12)内を通過する吸気(13)が通路終端壁(12e)に吹き当たるようにした、ことを特徴とするエンジン。
  12. 請求項9から請求項11のいずれかに記載したエンジンにおいて、
    ケース蓋(6b)の横膨出部(6d)の内面に吸気通路(12)に臨む減音手段(14)を配置した、ことを特徴とするエンジン。
  13. 請求項1から請求項12のいずれかに記載したエンジンにおいて、
    シリンダヘッド(4)の横にスロットルボディ(5)を配置し、スロットルボディ(5)の横にエアクリーナ(6)を配置し、
    横方向と直交する水平方向を前後方向、その一方を前、他方を後として、ケース蓋(6b)の後部(6e)をエアフィルタケース(6a)よりも後寄りに突出させて、エアフィルタケース(6a)の後方に向けて偏向させることにより、このケース蓋(6b)の後部(6e)をスロットルボディ(5)の後壁(5c)に沿うボディ後方空間(5d)の後方斜め横に配置した、ことを特徴とするエンジン。
  14. 請求項13に記載したエンジンにおいて、
    ボディ後方空間(5d)の下方に燃料フィルタケース(15)を配置した、ことを特徴とするエンジン。
  15. 請求項13または請求項14に記載したエンジンにおいて、
    ケース蓋(6b)の前部(6c)をエアフィルタケース(6a)よりも前寄りに突出させることにより、このケース蓋(6b)の前部(6c)でスロットルボディ(5)の前壁(5a)に沿うボディ前方空間(5b)をその前方斜め横から覆った、ことを特徴とするエンジン。
  16. 請求項15に記載したエンジンにおいて、
    クランク軸中心軸線(1)と平行な向きに見て、クランクケース(2)から斜め上にシリンダ(3)を突出させ、このシリンダ(3)の突出端にシリンダヘッド(4)を組み付け、クランク軸中心軸線(1)の方向を横方向、クランク軸中心軸線(1)と直交する水平方向を前後方向、シリンダ(3)の突出側を後、その反対側を前として、
    ボディ前方空間(5b)の前方で、クランクケース(2)の横にファンケース(7)を配置した、ことを特徴とするエンジン。
  17. 請求項16に記載したエンジンにおいて、
    ファンケース(7)の横にリコイルスタータケース(8)を配置するに当たり、
    ケース蓋(6b)の前部(6c)をエアフィルタケース(6a)よりも前寄りに突出させることにより、このケース蓋(6b)の前部(6c)をリコイルスタータケース(8)に近づけた、ことを特徴とするエンジン。
  18. 請求項17に記載したエンジンにおいて、
    ケース蓋(6b)の前部(6c)とファンケース(7)との間に、ボディ前方空間(5b)の前方斜め横に位置する前段空間(9)を配置し、リコイルスタータケース(8)のハンドル着座部(10)にリコイルハンドル(11)を着座させるに当たり、
    クランク軸中心軸線(1)と平行な向きに見て、ハンドル着座部(10)をリコイルスタータケース(8)の後部斜め上に配置することにより、リコイルハンドル(11)で前段空間(9)をその前方斜め横から覆った、ことを特徴とするエンジン。
  19. 請求項13から請求項18のいずれかに記載したエンジンにおいて、
    ケース蓋(6b)の後部(6e)にスロットルボディ(5)のチョーク弁を操作するチョーク弁操作部(16)を挿通させ、ケース蓋(6b)の後部(6e)でチョーク弁操作部(16)を支持させた、ことを特徴とするエンジン。
  20. 請求項13から請求項19のいずれかに記載したエンジンにおいて、
    ケース蓋(6b)の後部(6e)にエンジン停止用スイッチ(17)を取り付けた、ことを特徴とするエンジン。

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