JP2004218482A - エアクリーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ダストを含むエアが吸入された場合に、ダストを吸入エアから分離でき、エアクリーナエレメントの寿命を延長することのできるエアクリーナを提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、エアクリーナハウジング1A,1Bと、該ハウジングの一面に設けられ外部からエアを吸入するインレット2と、該インレット2から該ハウジング内に突出されて設けられたインレット通路3と、該インレット通路3から供給されるエアを濾過するエアクリーナエレメント7と、該エレメント7によって清浄されたエアを排出するアウトレット6と、を備え、インレット通路3は、その後端が封じられてなり、該インレット通路3の所定の位置に、エレメント7へエアを流すための開口部4を設けたエアクリーナを提供することにより、前記課題を解決したものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダストを含むエアが吸入された場合に、ダストを吸入エアから分離でき、エアクリーナエレメントの寿命を延長することのできるエアクリーナに関し、詳細には、特に、多塵地を走行する車両に適用された場合でも耐久性に優れる車両用エアクリーナとして好適なエアクリーナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ダスト(塵埃等の粒状物)の分離機能を有するエアインレット及びエアクリーナが種々開発されている。
【0003】
例えば、実公平3−15813号公報では、占有空間の増大解消及び水滴防除を目的として提案された、車両搭載エンジンのエアクリーナ等と併用される偏平型ダクトと一体のプレクリーナにおいて、その空気吸入口略近傍に、羽根板を付具した複数の空気流入口のあるルーバを配設することによって、流入する空気中のダストを空気流による慣性で下降させ、集塵室へ誘導・排出する技術が開示されている(特許文献1)。しかし、この技術では、空気が羽根板に沿って反転して流入するため、例えば車両に適用した場合の高負荷時に、吸入抵抗が大きくなることで吸入空気量が減少し、エンジンの効率が著しく低下すること、及び気流反転による気流騒音が発生するという問題がある。
また、特許第2513229号公報では、分離ダストの排出効率を良好にし、全体としてダストの分離効率を高めることを目的として提案された、円筒状ケーシング内に該ケーシングの内面との間に旋回流通路を形成して円筒状の濾過体を収容し、上記ケーシングには接線方向に伸びるインレットを設けたエアクリーナにおいて、導入された空気を上記旋回流通路で旋回させ、空気中のダストを旋回流の遠心力で分離し、旋回流の下流側に設けられたダスト排出孔からダストを該ケーシングの接線方向に位置する集塵装置に誘導する技術が開示されている(特許文献2)。しかし、このようないわゆるサイクロン式エアクリーナは、インレットにケーシングとの間の旋回流通路へ空気を導く案内板が必要となり、該案内板が絞りとなり、吸入抵抗が大きくなることで吸入空気量が減少し、例えば車両に適用した場合にエンジン効率が著しく低下する問題がある。さらに、複数回の旋回流が必要であるため、エネルギーロスが増大せざるを得ず、エンジン効率が悪化するという問題もある。
更に、実公平7−34207号公報及び実公平2−46416号公報では、インレットに空気取り入れ口の端面を覆う網とその下流側に複数条のルーバとを設けることで集塵機能を持たせた技術や、インレットの空気取り入れ口に、羽根板を有する特殊ルーバを配設する技術が開示されている(特許文献3及び4)。しかし、これらの技術でも、未だ満足したダスト集塵効果が得られていないのが実情である。
【0004】
また、特に車両用途においては、従来から角型や菊花型等のエアクリーナが有用に使用されている。しかし、これらのエアクリーナは、主に乗用車系に使用されており、多塵地を走行するようなことは考慮されていない。即ち、かかるエアクリーナは、インレットから入った空気が真っすぐにエアクリーナエレメント(フィルタ)へ流れるように設計されており、またダストが溜まるような部位を有していない。このため、かかるエアクリーナを多塵地走行する車両に適用すると、ダストがエレメントに到達する前にダストを分離する機能を持ち併せていないので、エレメントが早期に目詰まりしてしまう。また、この場合、ダストがエアクリーナハウジングの底面に溜まるため、溜まっているダストが目についてしまう。更に、これらのエアクリーナは、コストが高く経済的にも不利である。
【0005】
【特許文献1】
実公平3−15813号公報
【0006】
【特許文献2】
特許第2513229号公報
【0007】
【特許文献3】
実公平7−34207号公報
【0008】
【特許文献4】
実公平2−46416号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、ダストを含むエアが吸入された場合に、ダストを吸入エアから分離でき、エアクリーナエレメントの寿命を延長することのできるエアクリーナを提供することにある。
【0010】
また、本発明の他の目的は、特に車両のエンジンに適用した場合に、エンジン効率の低下を防止することのできるエアクリーナを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、エアクリーナハウジングと、該ハウジングの一面に設けられ外部からエアを吸入するインレットと、該インレットから該ハウジング内に突出されて設けられたインレット通路と、該インレット通路から供給されるエアを濾過するエアクリーナエレメントと、該エレメントによって清浄されたエアを排出するアウトレットと、を備えるエアクリーナであって、
前記インレット通路は、その後端が封じられてなり、該インレット通路の所定の位置に、前記エレメントへエアを流すための開口部を設けてなることを特徴とする、エアクリーナを提供することにより、前記目的を達成したものである。
【0012】
即ち、かかる構成からなる本発明のエアクリーナによれば、ダストを含むエアが吸入された場合に、ダストを吸入エアから分離でき、エアクリーナエレメントの寿命を延長することができる。その作用は、ダストには吸入された空気流速によって慣性力が発生するため、該慣性力によってダストをインレット通路の封じられた後端部まで到達させ、該後端部下にダストを堆積させることにより、ダストを吸入エアから分離させるものである。このとき、ダストが分離除去されたクリーンなエアは、インレット通路における開口部から流出されてエアクリーナエレメントへ供給されるため、該エレメントがダストの影響で早期に目詰まりするのを抑制でき、その寿命の延長が可能となる。これにより、本発明のエアクリーナは耐久性に優れたものとなり、特に、多塵地を走行する車両に適用された場合でも耐久性に優れる車両用エアクリーナとして好適に利用されることができる。本発明のエアクリーナを、特に車両のエンジンに適用した場合には、該エレメントの目詰まり抑制効果から空気の吸入抵抗の増大を抑制できるため、吸入空気量の低下を防止でき、エンジン効率の低下を防止することができる。
【0013】
また、本発明は、前記インレット通路の後端が、前記ハウジング又は該インレット通路自身によって封じられてなる、前記エアクリーナを提供するものである。かかるエアクリーナによれば、封止部材等の別部品を設けることなくインレット通路の後端を封止してダストを分離できるため、低コストで且つ軽量に、本発明に係る前記効果を達成することができる。
【0014】
また、本発明は、前記インレット通路の後端に、袋状部が形成されてなる、前記エアクリーナを提供するものである。かかるエアクリーナによれば、ダストを含むエアが吸入された場合に、ダストを吸入エアからより容易に分離でき、エアクリーナエレメントの寿命を更に延長することができる。
また、本発明は、前記開口部の面積が、前記インレット通路の断面積に比して大きく形成されてなる、前記エアクリーナを提供するものである。かかるエアクリーナによれば、前記効果を有するとともに、開口部の面積(開口面積)が最大吸入空気量の必要な運転状態においても絞りとならないため、このエアクリーナを特に車両のエンジンに適用した場合には、エンジン効率の低下を防止することができる。
また、本発明は、前記ハウジングが上ハウジング及び下ハウジングからなり、前記インレット及び前記インレット通路は該下ハウジングの側に設けられ、前記アウトレットは該上ハウジングの側に設けられ、前記エレメントは前記ハウジング内の前記インレット通路よりも高い位置に設けられてなる、前記エアクリーナを提供するものである。かかるエアクリーナによれば、前記効果を有するとともに、エアクリーナエレメント等の部品交換を容易に行うことができる。
また、本発明は、車両用である、前記エアクリーナを提供するものである。かかるエアクリーナを車両のエンジンに適用すれば、車両のエンジン効率の低下を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のエアクリーナについて、その好ましい実施形態に基づいて詳細に説明する。
本発明のエアクリーナは、外部から吸入されるエア中のダストを除去してクリーンなエアを排出するためのものであり、その一実施形態として、図1〜4に示す実施形態のエアクリーナ10を好適に提供するものである。尚、図1は、本実施形態のエアクリーナ10を、その内部構造を明示するために分離して示す斜視図である。図2(a)は、図1に示すエアクリーナ10におけるエアケース1Aの平面図であり、図2(b)は、同エアケース1Aの正面図である。図3は、図2(a)に示すエアケース1AにおけるA−A断面図である。図4は、図2(b)に示すエアケース1AにおけるB−B断面図である。また、図中の矢印は、エア又はダストの流れの方向を示す(以下、各図において同じ)。
図1に示すように、本実施形態のエアクリーナ10は、その下側部に位置する下ハウジングとしてのエアクリーナケース(以下、単に「ケース」ともいう)1Aと、上側部に位置する上ハウジングとしてのエアクリーナキャップ(以下、単に「キャップ」ともいう)1Bとからなるエアクリーナハウジングを備え、該キャップ1Bの内部の所定位置に、エアを濾過するためのフィルタであるエアクリーナエレメント(以下、単に「エレメント」ともいう)7を備えるものである。
本実施形態のエアクリーナ10は、通常の使用時(エアクリーナとしての機能を発揮させる際)には、ケース1Aとキャップ1Bとエレメント7とが組み合わされた状態となっている。一方、例えば、エレメント7等の部品が消耗した場合にこれを交換する等の際には、本実施形態のエアクリーナ10における各部材を分離することができるように構成されている。
ケース1Aは、その一面に、外部からエアを吸入するための開口としてのインレット2が設けられている。図2(a)に示すように、インレット2は、該ケース1Aから外部に延出するように設けられている。
また、ケース1Aの内部には、インレット2から突出されて設けられたインレット通路3を備えている。インレット通路3は、インレット2から供給された吸入エアを導通させる通路である。
そして、このインレット通路3は、ケース1Aにおけるインレット2を設けた面と対向する面の内壁まで伸長されている(図2(a)及び図4参照)。このため、インレット通路3は、その後端(インレット2と反対側の端部)がケース1Aによって密封された状態となっており、該後端には、袋状部としてのダスト溜り部5が形成されている。これにより、吸入エアにダストが含まれる場合には、空気流速によりダストに生じる慣性力によって、ダストは袋小路となったダスト溜り部5まで到達し、そこで堆積する。
また、インレット通路3は、エアを通過させてエレメント7へ案内する開口部4を側面(右側面)に備えている(図2(a)、図3及び図4参照)。既述の通り、インレット2から吸入されたエアがダストを含む場合に、ダストはエアの流れの慣性力により、インレット通路3におけるダスト溜り部5に溜められる。このため、開口部4は、ダストが分離除去されたクリーンなエアのみを曲流させて通過させるものである。
開口部4のインレット通路3における位置は、袋小路となるダスト溜り部5の機能を損なわないようなところに備えられる。即ち、開口部4は、インレット通路3の後端において、ケース1Aにおけるインレット2を有する面と対向する面の内壁から幾分離れた距離に位置するように設けられる。これにより、インレット通路3の後端には、袋小路とされた密閉のダスト溜り部5が該インレット通路3とケース1Aとによって形成される。
また、開口部4は、その開口の大きさがエアの圧損の上昇を抑制することができる程度の大きさに形成されている。具体的には、開口部4の面積がインレット通路3の断面積よりも大きく形成されている。このため、エアクリーナ10内を流れるエアの圧損を低減させて、整流されたエアを排出することができる。また、エアクリーナ10を車両のエンジンに適用した場合には、かかる開口部4が最大吸入空気量が必要な運転状態においても絞りとならない開口面積を有するため、エンジン効率の低下を防止することができる。
また、開口部4は、筒状のインレット通路3の側曲面に略矩形状に設けられているが、その形状に特に制限されるものではない。開口部4の形状は、吸入エアがダストを含む場合に、該ダストがエアの流れにのってインレット通路3から開口部4を通過してケース1A内に流れることを防止することができるような形状に設けられる。
また、開口部4からダストが流出するのを防止するために、開口部4におけるインレット通路3の後端側に、該インレット通路3と同一又は別の部材によって案内板を設けたり、該インレット通路3の後端を適宜な形状とすることができる。具体的には、図5(a)、(b)、(c)に示すような形状等が好適に挙げられる。
本実施形態のエアクリーナ10は、既述の通り開口部4がインレット2の側面に備えられているため、エアクリーナエレメント7を取り外した際に、インレット通路3内のダスト溜り部5に溜ったダストがケース1Aの上面から見え難く、平面視の見栄えに優れたものである(図3参照)。
また、ケース1Aの底面は、該ケース1Aの右側面から左側面にかけて下り傾斜した構造を有し、インレット通路3は、その左側面の最も低い位置に設けられている(図2(b)及び図3参照)。このように、エアクリーナ10は、そのケース1Aの底面が傾斜した構造であるため、ケース1A内に溜ったダストがかかる傾斜によってインレット通路3内に流れ込み、エレメント7を取り外した際の平面視の見栄えが向上したものである。
キャップ1Bは、ケース1Aのインレット2のある面(エアクリーナ10の正面側)と対向する面(エアクリーナ10の背面側)に、アウトレット6を備えており、またキャップ1Bの内部には、既述の通り、インレット通路3から供給されるエアを濾過するためのエレメント7が設けられている。
エレメント7は、キャップ1Bの内部に挿入するようにして、該キャップ1Bに対して着脱可能に備えられる(図1参照)。ケース1A及びキャップ1Bからなるエアクリーナハウジングは、このエレメント7を境界にエアの濾過前後のダスティ側空間(インレット通路3を含むケース1Aの内部側)とクリーン側空間(キャップ1Bの内部側)とが区画された構造となっている。そして、本実施形態のエアクリーナ10は、インレット2から導かれたエアがダストを含む場合に、インレット通路3によってダストをダスト溜り部5に分離し、クリーンなエアのみをインレット通路3の開口部4から通過させることにより、かかるエレメント7の目詰まりを防止し、その寿命の延長を可能としたものである。
アウトレット6は、エレメント7によって清浄されたクリーンなエアをエアクリーナ10の外部に案内するための開口である。
本実施形態のエアクリーナ10は、例えば、車両に適用されて、エンジンの吸入空気経路等に搭載されるものである。この場合、エアがインレット2から吸入され、エアクリーナ10を通過することにより、整流された清浄エアがアウトレット6から外部に排出され、その後、車両に付設されたエアフローメータ、スロットルボディ、インテークマニホールド等にエアが流れることになる(図7参照)。本実施形態のエアクリーナ10を使用すれば、排出される清浄エアがクリーンであると同時に、エンジンに適用した場合に、エアクリーナ10の圧損が抑制され、エンジンの出力性能の低下を防止することができる。
【0016】
以上、本発明のエアクリーナについて好適な実施形態を挙げて具体的に説明したが、本発明はこれらの実施形態により何等限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、以下のように適宜変更形態とすることが可能である。
本発明において、インレット通路の後端は、前述の実施形態のように、下ハウジングとしてのエアクリーナケース等のハウジングによって封じられる他、該インレット通路自身によって封じられてもよい。この場合にも、前述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本発明において、インレットが備える開口部は、その機能を損なわない限りその位置に特に制限されず、例えば、インレットの上側(平面部)に位置させることも可能である。この場合にも、横側(右側面部)に位置させた開口部4を有するインレット2を備えた前述の実施形態のエアクリーナ10と同様にダストを分離することができる。これにより、上側に位置させた開口部を有するインレットを備えた実施形態のエアクリーナも、エアクリーナエレメントの目詰まりを防止し、その寿命を延長することが可能となる。
また、本発明において、エアクリーナハウジングは、前述の実施形態のようにその底面が傾斜した構造のものでなくてもよい。図6に示すように、例えば、ハウジング底面に傾斜を設けず水平なものとした実施形態のエアクリーナであってもよい。この場合でも、ダスト溜り部と開口部を備えたインレット通路によるダストの分離によってクリーンなエアを通過させることにより、本発明の効果を損なうことなく、エアクリーナエレメントを取り外した際の平面視の見栄えを良好に維持することができる。尚、図6は、ハウジング底面を水平なものとした実施形態のエアクリーナを示す正面視による概略断面図である。図6に示すエアクリーナにおいて、図1に示すエアクリーナ10と同一の部材には、同一の符号を付してある。
また、本発明において、エアクリーナハウジングは、エアクリーナケース及びキャップのように上下ハウジングを組み合せたものに限らず、一体型のものや二又はそれ以上のハウジング部材を組み合わせたものであってもよい。また、エアクリーナハウジングが上下ハウジングを組み合せたものでない場合には、エアクリーナエレメントは、ダスト溜り部と開口部を備えたインレット通路によるダストの分離によってクリーンなエアの供給を受け得るように且つその機能を保持し得るように、エアクリーナハウジングの所定の部分に着脱可能に挿入、設置される。
尚、本発明のエアクリーナを使用することによりインレット通路内に堆積したダストは、通常のサイクロン方式のエアクリーナに使用されているようなダストカップを取り付ける等により容易に排出可能である。
本発明のエアクリーナは、その用途として、主として車両に適用されるものであるが、車両以外にも、サイクロン方式でダストを分離するものであれば特に制限されることなく種々の用途に適用することができる。
本発明によれば、ダストを含むエアが吸入された場合に、ダストを吸入エアから分離でき、エアクリーナエレメントの寿命を延長することのできるエアクリーナが提供される。また、本発明によれば、特に車両のエンジンに適用した場合に、エンジン効率の低下を防止することのできるエアクリーナが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のエアクリーナの一実施形態であるエアクリーナ10を、その内部構造を明示するために分離して示す斜視図である。
【図2】図2(a)は、図1に示すエアクリーナ10におけるエアケース1Aの平面図であり、図2(b)は、同エアケース1Aの正面図である。
【図3】図3は、図2(a)に示すエアケース1AにおけるA−A断面図である。
【図4】図4は、図2(b)に示すエアケース1AにおけるB−B断面図である。
【図5】図5(a)、(b)及び(c)は、エアクリーナ10が備えるインレット通路3の開口部4の例を示す平面視による概略断面図である。
【図6】図6は、本発明のエアクリーナの他の実施形態を示す正面概略断面図である。
【図7】図7は、エアクリーナ10を、その一使用形態としての車両におけるエンジンの吸入空気経路に搭載した状態として、車両内部を透視して示す概略斜視図である。
【符号の説明】
10…エアクリーナ、1A…エアクリーナケース、1B…エアクリーナキャップ、2…インレット、3…インレット通路、4…開口部、5…ダスト溜り部、6…アウトレット、7…エアクリーナエレメント、40…車両

Claims (6)

  1. エアクリーナハウジングと、該ハウジングの一面に設けられ外部からエアを吸入するインレットと、該インレットから該ハウジング内に突出されて設けられたインレット通路と、該インレット通路から供給されるエアを濾過するエアクリーナエレメントと、該エレメントによって清浄されたエアを排出するアウトレットと、を備えるエアクリーナであって、
    前記インレット通路は、その後端が封じられてなり、該インレット通路の所定の位置に、前記エレメントへエアを流すための開口部を設けてなることを特徴とする、エアクリーナ。
  2. 前記インレット通路の後端が、前記ハウジング又は該インレット通路自身によって封じられてなる、請求項1記載のエアクリーナ。
  3. 前記インレット通路は、その後端に、袋状部が形成されてなる、請求項1又は2記載のエアクリーナ。
  4. 前記開口部の面積が、前記インレット通路の断面積に比して大きく形成されてなる、請求項1〜3の何れかに記載のエアクリーナ。
  5. 前記ハウジングが上ハウジング及び下ハウジングからなり、前記インレット及び前記インレット通路は該下ハウジングの側に設けられ、前記アウトレットは該上ハウジングの側に設けられ、前記エレメントは前記ハウジング内の前記インレット通路よりも高い位置に設けられてなる、請求項1〜4の何れかに記載のエアクリーナ。
  6. 車両用である、請求項1〜5の何れかに記載のエアクリーナ。
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