JP6412424B2 - オイルミストセパレータ - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関のオイルミストセパレータに関する。
例えば、自動車用内燃機関においては、周知のように、燃焼室からクランクケース内に漏洩した未燃成分を含むブローバイガスを機関吸気系に導いて燃焼させるようになっている。そして、クランクケース内を通ったブローバイガスは、オイルミストを含んでいるので、機関吸気系へとオイルが流出するのを防止するために、例えば、シリンダヘッドカバーの内部にブローバイガス中のオイルミストを分離・除去するオイルミストセパレータが設けられる。例えば、特許文献1には、オイルミスト分離部として、セパレータ室内に上方に延びる衝突板と下方に延びる衝突板とを設けて、プローバイガスの流れを曲げることで、プローバイガスからオイルミストを分離するものが開示されている。また、特許文献2には、オイルミストの分離・除去をさらに促進させるために、セパレータ室に設けられた隔壁に複数の通路孔を開口形成し、これらの通路孔を通してブローバイガスの流速を高めて、隔壁下流の衝突板に衝突させることにより、オイルミストの分離・除去を行うものが開示されている。
このようなオイルミスト分離部により分離されたオイルは、特許文献1,2に開示されているように、オイルミストセパレータの底壁に設けられたドレンパイプを通してオイルミストセパレータから排出されて内燃機関内に戻される。一方、オイルミストが除去されたブローバイガスはオイルミストセパレータから吸気系へと排出される。
特開平8−158853号公報 特開2009−121281号公報
一般に、オイルミスト分離部の分離性能を高めると、オイルミスト分離部で生じる圧力損失が増大する。例えば、オイルミストの捕捉性能を向上させるために、隔壁に設けた通路孔の通路断面積を小さくすると、隔壁前後での圧力損失が大きくなる。この圧力損失により、隔壁よりも下流のオイルミストセパレータ下流側部分の圧力が低くなり、オイルミストセパレータ下流側部分と内燃機関内部との間の圧力差が大きくなる。この圧力差により、ブローバイガスがドレンパイプ先端の開口を通してオイルミストセパレータ下流側部分に流入し、これに伴ってドレンパイプ内のオイルがオイルミストセパレータ室内に流入することがある。オイルの逆流はドレンパイプの長さを長くすることによって防止することができるが、ドレンパイプが長くなるとヘッドカバーの下方に位置する内燃機関の部品と干渉してしまうため望ましくない。
本発明は、内燃機関のシリンダヘッドカバーの天井面に設けられたオイルミストセパレータであって、機関内部に開口したブローバイガス入口を有する入口室と、ブローバイガス出口を有する出口室と、の間にオイルミスト分離部が位置し、分離したオイルを上記出口室から機関内部に排出するオイルミストセパレータに関し、
上記出口室の底壁と該底壁よりも下方に位置するオイル回収室底壁との間に画成されたオイル回収室と、
上記オイル回収室と上記出口室との間を連通するように上記出口室の底壁に開口形成されたオイル通流孔と、
このオイル回収室の底面から下方へ突出し、上記オイル回収室から機関内部にオイルを排出するドレンパイプと、
このドレンパイプの先端開口に設けられており、機関内部と上記出口室との圧力差によって閉じかつ上記ドレンパイプ内のオイルの自重によって開く逆止弁と、
を備えている。
このような構成では、オイルミスト分離部により分離したオイルは、出口室の底壁に滴下し、この底壁に沿って下流側へと流れ、オイル通流孔を通って滴下し、オイル回収室内に集められる。ブローバイガス発生量が多く、出口室と機関内部との圧力差が大きい運転状態では、逆止弁が閉じており、オイルはオイル回収室内に一時的に蓄えられる。そして、ブローバイガス発生量が少なく圧力差が小さくなった運転状態になると、ドレンパイプを通して下方へ排出される。
本発明の好ましい一態様では、オイル回収室は、矩形の箱状をなしており、その底壁には、2つのドレンパイプが設けられている。これら2つのドレンパイプは、オイル回収室の角部にそれぞれ配置され、かつ互いに対角線上に位置している。
このような構成とすることにより、車両ひいてはオイルミストセパレータが前後左右に傾斜した場合であっても、オイル回収室に溜まったオイルがいずれかのドレンパイプから排出される。
さらに本発明の好ましい一態様では、オイルをオイル通流孔に導くためのリブが出口室の底壁から突出している。
このような構成とすることにより、出口室の底面に沿って下流側に流れるオイルが各オイル通流孔に円滑に導かれる。
本発明によれば、分離したオイルをオイル回収室内に一時的に溜めることができるため、オイルミスト分離部に起因して生じる圧力差が大きい場合でも、分離したオイルのオイルミストセパレータ室内への逆流を防ぐことができる。
本発明に係るオイルミストセパレータの長手方向に沿った断面図。 本発明に係るオイルミストセパレータの底面図。 第1の実施例に係るオイル回収室の断面図。 図3の線A−Aに沿った要部の断面図。 図3の線B−Bに沿った要部の断面図。 第2の実施例に係るオイル回収室の断面図。 図6の線C−Cに沿った要部の断面図。 図6の線D−Dに沿った要部の断面図。
以下、図1〜図5に基づいて、本発明の一実施例について詳細に説明する。
図1は、オイルミストセパレータ10の長手方向に沿った断面図であり、図2は、オイルミストセパレータ10の底面図であり、オイルミストセパレータ10内部の構成要素を破線で示している。図1に示すように、オイルミストセパレータ10は、下面が開口した細長い通路状をなすハウジング部12と、このハウジング部12の下面開口を覆うようにハウジング部12に取り付けられたセパレータカバー13と、から構成される。ハウジング部12は、合成樹脂製のシリンダヘッドカバー11の天井面に当該シリンダヘッドカバー11の一部として一体に成形されている。合成樹脂製のセパレータカバー13は、ハウジング部12とは別に成形され、ハウジング部12つまりシリンダヘッドカバー11に取り付けられている。なお、本実施例では、ハウジング部12は、シリンダヘッドカバー11の一部として一体に成形されているが、シリンダヘッドカバー11と別に成形してもよい。
上記オイルミストセパレータ10は、例えば、気筒列と直交する方向(機関の幅方向)に沿って細長く延びており、ハウジング部12とセパレータカバー13との間に、断面矩形の細長いセパレータ室14が画成されている。このセパレータ室14の長手方向の一端部には、ブローバイガス入口15が位置し、他端部には、ブローバイガス出口16が位置している。従って、ブローバイガスは、基本的に、セパレータ室14内をその長手方向に沿って流れていく。なお、上記セパレータ室14は、内燃機関のシリンダ中心軸線に対しほぼ直交する面に沿って形成されているが、内燃機関が傾いた姿勢で車両に搭載されることを考慮して、シリンダ中心軸線に対し傾斜した形で形成してもよい。内燃機関に搭載した状態において、セパレータ室14は水平面にほぼ沿っていることが望ましい。
上記ブローバイガス入口15は、図2に示すように、セパレータカバー13に開口形成された矩形の開口部からなる。つまり、この実施例では、ブローバイガス入口15は、セパレータ室14の底面に開口しており、このブローバイガス入口15を介してセパレータ室14が機関内部に連通している。また、ブローバイガス出口16は、この実施例では、ハウジング部12の下流側の端部壁17に設けられている。なお、本明細書における「上流」及び「下流」とは、特に明記していない場合には、ブローバイガスの流れについてみたときの上流及び下流を示している。
上記セパレータ室14の長手方向の中間部には、図2に示すように、該セパレータ室14の長手方向と直交する板状の隔壁20が設けられており、この隔壁20は、図示例では、セパレータカバー13と一体に成形され、ハウジング部12の天井面に達する高さまで上方に延びている。なお、隔壁20をハウジング部12つまりシリンダヘッドカバー11と一体に成形するようにしてもよい。この隔壁20には、ブローバイガスの流速を高めるための絞りとなる複数の通路孔23が開口形成されている。
上記隔壁20の下流側には、該隔壁20に隣接して衝突板24が配設されている。衝突板24は、隔壁20と平行をなしてハウジング部12の天井面から所定の高さ位置まで下方へ延びており、隔壁20から適宜な間隔を隔てて対向している。衝突板24の下端24aとセパレータ室14の底面との間には、スリット状に開口する開口部26が設けられており、この開口部26の下流には、後述するオイル回収室30が設けられている。
本実施例では、衝突板24と隔壁20とにより、オイルミストを含んだブローバイガスからオイルミストを分離するオイルミスト分離部25が形成される。そして、このオイルミスト分離部25によって、セパレータ室14が、ブローバイガス入口15側の入口室21と、ブローバイガス出口16側の出口室22と、に二分される。
次に、図3〜図5を参照して、出口室22の構造について説明する。出口室22の下方には、オイル回収室30が形成されている。このオイル回収室30は、出口室22の底面を構成するセパレータカバー13の一部を部分的に下方に凹ませてなる凹部31と、凹部31の上面開口31aを覆うようにセパレータカバー13に取り付けられた矩形の蓋部32と、から構成されている。
凹部31は、出口室22の長手方向中央部を占める矩形の箱状に凹んでおり、セパレータカバー底面13aと平行をなす底壁34と、この底壁34に対して直交して垂直方向に延びるとともに、ハウジング部12の側壁18(図2)と平行をなす一対の側壁35a,35bと、底壁34に対して直交して垂直方向に延びるとともに、ハウジング部12の端部壁17と平行をなす一対の端部壁36a,36bと、を有している。図2,5に示すように、凹部31は、実質的に出口室22の全幅に亘っている。また、凹部31は、端部壁36a,36b間の長さ及び側壁35a,35b間の幅に比べて、上面開口部31aから底壁34までの深さが小さな扁平形状をなしている。そして、底壁34中央には、ドレンパイプ38が設けられている。
図3に示すように、蓋部32は、セパレータカバー13と同一の合成樹脂材料を用いてセパレータカバー13と別体に成形されており、その周囲の端部が凹部31の上面開口31aの開口縁上に重なる形で取り付けられている。これにより、蓋部32は、出口室22の底壁の一部を構成する。本実施例では、蓋部32は、蓋部32の下面から突出する係止片32aが凹部31の上面開口31aに係合することによってセパレータカバー13に取り付けられている。なお、本発明は、これに限定されず、蓋部32をセパレータカバー13に溶着ないし接着してもよい。
図5に示すように、蓋部32の上面には、出口室22と凹部31を連通する4つの円形のオイル通流孔40a〜40dが開口形成されているとともに、分離したオイルを各オイル通流孔40に導くための4つのリブ41が突出している。
各オイル通流孔40a〜40dの大きさ及び位置は、分離したオイルを凹部31内へと円滑に流すように設定されており、本実施例では、オイル通流孔40a〜40dは、ドレンパイプ38の上流側に2つのオイル通流孔40a,40bが位置し、下流側に2つのオイル通流孔40c,40dが位置するように配置されており、また、セパレータ室14の長手方向の中心線を挟んで一方の側(図上方)に2つのオイル通流孔40a,40cが位置し、他方の側(図下方)に2つのオイル通流孔40b,40dが位置している。
また、各リブ41の形状及び位置は、下流へ向かうオイルを各オイル通流孔40に円滑に導くように設定されており、本実施例では、各リブ41は、上流側部分41aが斜めに直線状に延びており、下流側部分41bがオイル通流孔40の下流側部分の外周を部分的に囲むように湾曲している。
図3,4に示すように、ドレンパイプ38は、セパレータカバー13つまり底壁34と一体に成形されており、底壁34から下方へ円筒状に延びている。このドレンパイプ38の下端には、オイルミストセパレータ10(出口室22)と機関内部との圧力差及び溜まったオイルの自重により開閉する逆止弁42が取り付けられている。
上記のように構成されたオイルミストセパレータ10においては、図1に示すように、ブローバイガス入口15からブローバイガス出口16へとセパレータ室14内を流れるブローバイガスは、隔壁20の通路孔23で通路面積が絞られることにより高速となり、衝突板24に衝突する。これにより、ブローバイガスからオイルミストが分離され、オイルミストは衝突板24に付着する。オイルミストは徐々に大きな液滴に成長して衝突板24の下端24aから滴下し、開口部26を通り出口室22の底壁に沿って下流側へと流れる。このとき、オイルは、蓋部32上のリブ41に案内されてオイル通流孔40に集まり、かつこのオイル通流孔40を通って滴下し、オイル回収室30内に集められる。
ここで、車両の加速時等の内燃機関の高負荷時には、オイルミスト分離部25を通るブローバイガス量が多くなるため、オイルミスト分離部25に起因した圧力損失が大きくなり、入口室21と出口室22との間の圧力差、つまり機関内部と出口室22との間の圧力差が大きくなる。この圧力差により逆止弁42が上方に移動して、弁先端部42aがドレンパイプ38のオイル排出孔38aを閉じるため、オイル回収室30内のオイルはドレンパイプ38を通って排出されず、オイル回収室30内に一時的に留まる。一方、オイルミストが除去されたブローバイガスは、ブローバイガス出口16を通してオイルミストセパレータ10から排出される。運転条件が変わり、内燃機関がアイドル状態等の低負荷になると、オイルミスト分離部25を通るブローバイガス量が少なくなるため、オイルミスト分離部25に起因した圧力損失が減少して、入口室21と出口室22との間の圧力差、つまり機関内部と出口室22との間の圧力差が小さくなるため、オイルの自重により逆止弁42が下方に移動してオイル排出孔38aが開かれ、オイル回収室30に溜まったオイルはドレンパイプ38を通って機関内部に排出される。オイル回収室30は、比較的大きな容積を有しているので、内燃機関の高負荷状態が長く継続した場合でも、オイルを保持でき、オイルが出口室22に溢れ出ることがない。また、オイル回収室30と出口室22とは蓋部32によって仕切られているので、オイル回収室30内に溜まっているオイルがブローバイガスによって出口室22内に持ち出されることはない。
次に、図6〜図8を参照して、オイル回収室の第2の実施例について説明する。なお、図1〜図5に示した第1実施例の形態と共通する部分には同一符号を付してある。
第2実施例において、オイル回収室130の基本的な形状は、第1実施例と同様であり、オイル回収室130は、セパレータカバー13と一体に成形された凹部31と、凹部31に取り付けられた蓋部32と、からなり、蓋部32には、4つのオイル通流孔40a〜40d及び4つのリブ41が形成されている。
図6に示すように、凹部31の底壁34には、2つのドレンパイプ138a,138bがセパレータカバー13つまり底壁34と一体に成形されている。ドレンパイプ138a,138b自体の構造は、第1実施例のドレンパイプ38と同様であり、各ドレンパイプ138a,138bは、底壁34から下方へと円筒状に延びており、下端部には逆止弁42が取り付けられている。ドレンパイプ138a,138bは、矩形の凹部31に対し、内燃機関を車両に搭載したときに車両の前後左右の2隅に位置するように配設されている。具体的には、図7に示すように、ドレンパイプ138aは、上流側に位置する端部壁36aと側壁35aとにより画定された角部近傍に位置し、ドレンパイプ138bは、下流側に位置する端部壁36bと側壁35bとにより画定された角部近傍に位置している。つまり、ドレンパイプ138aとドレンパイプ138bとは、互いに対角線上に配置されている。
このような実施例では、車両が坂やカーブ等で傾斜して、内燃機関ひいてはオイルミストセパレータ10が前後左右に傾斜した場合であっても、オイル回収室130に溜まったオイルは、傾斜方向に応じて、2つのドレンパイプ138a,138bのいずれか一方を通って確実に排出される。
以上、この発明の一実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限られず、種々の変更が可能である。
例えば、上記の実施例では、セパレータカバー13と凹部31を一体に成形し、別体の蓋部32を取り付けているが、凹部31の部分を、セパレータカバー13とは別体として成形してセパレータカバー13の底部に溶着するようにしてもよい。この場合、セパレータカバー13自体が構成する出口室の壁部にオイル通流孔40a〜40dが形成される。
また、上記の実施例では、オイルミストセパレータ10は、通路孔23を有する隔壁20と衝突板24とからなるオイルミスト分離部25を備えているが、本発明はこれに限定されず、他の構成を有するオイルミスト分離部25を備えていてもよい。また、オイル通流孔40及びリブ41の形状及び個数は、例示的なものに過ぎず、上記実施例で示した形状及び個数に限定されない。
10 オイルミストセパレータ
25 オイルミスト分離部
30 オイル回収室
31 凹部
32 蓋部
38,138a,138b ドレンパイプ

Claims (2)

  1. 内燃機関のシリンダヘッドカバーの天井面に設けられたオイルミストセパレータであって、機関内部に開口したブローバイガス入口を有する入口室と、ブローバイガス出口を有する出口室と、の間にオイルミスト分離部が位置し、分離したオイルを上記出口室から機関内部に排出するオイルミストセパレータにおいて、
    上記出口室の底壁と該底壁よりも下方に位置するオイル回収室底壁との間に画成されたオイル回収室と、
    上記オイル回収室と上記出口室との間を連通するように上記出口室の底壁に開口形成されたオイル通流孔と、
    このオイル回収室の底面から下方へ突出し、上記オイル回収室から機関内部にオイルを排出するドレンパイプと、
    このドレンパイプの先端開口に設けられており、機関内部と上記出口室との圧力差によって閉じかつ上記ドレンパイプ内のオイルの自重によって開く逆止弁と、
    を備えており、
    上記オイル回収室は、矩形の箱状をなしており、その底壁には、2つのドレンパイプが設けられており、これら2つのドレンパイプは、上記オイル回収室の角部にそれぞれ配置され、かつ互いに対角線上に位置している、ことを特徴とするオイルミストセパレータ。
  2. オイルを上記オイル通流孔に導くためのリブが上記出口室の底壁から突出している、ことを特徴とする請求項1に記載のオイルミストセパレータ。
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