JP7293937B2 - オイルミストセパレータ - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関のブローバイガスに含まれるオイルミストを分離するオイルミストセパレータに関する。
従来、この種のオイルミストセパレータとして、例えば特許文献1に示すものが知られている。このようなオイルミストセパレータは、ブローバイガスが流入する流入孔を有した入口室と、ブローバイガスが流出する流出孔を有した出口室と、入口室と出口室との間に設けられるとともに複数の小孔を有した流速加速部材と、出口室内に設けられた板状の衝突部材と、出口室の下部に設けられるとともにジグル弁を有したオイル排出部とを備えている。
そして、流入孔から入口室に流入されたブローバイガスを流速加速部材の複数の小孔から流速を高めた状態で噴出させて衝突部材に衝突させると、ブローバイガスに含まれるミスト状のオイルが衝突部材の表面で油滴化されてブローバイガスからオイルが分離される。オイルが分離されたブローバイガスは、出口室の流出孔から外部に流出される。一方、衝突部材の表面に付着したオイルは、出口室の床面上に流れ落ちた後、オイル排出部に流入する。オイル排出部に流入したオイルは、一時的に貯留された後、ジグル弁経由で外部に排出される。
特開2016-98711号公報
ところで、上述のようなオイルミストセパレータでは、衝突部材とオイル排出部との位置が鉛直方向でずれている上に、衝突部材とオイル排出部とが離れている。このため、衝突部材の表面から出口室の床面上に流れ落ちたオイルがオイル排出部に流入するまでには時間がかかる。この結果、出口室の床面上のオイルが新たに流速加速部材の複数の小孔から出口室に流入するブローバイガスによって持ち去られて流出口から外部に運ばれてしまうという問題がある。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされた。その目的は、突出壁から流れ落ちたオイルが新たに流入口からケース内に流入するブローバイガスによって持ち去られて流出口からケース外に運ばれることを抑制できるオイルミストセパレータを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するオイルミストセパレータは、ブローバイガスが流入する流入口と、前記流入口から流入した前記ブローバイガスが流出する流出口と、前記流入口から前記流出口まで前記ブローバイガスが流れるガス流路と、前記ブローバイガスに含まれるオイルを分離する分離部とを有したケースを備えたオイルミストセパレータであって、前記ケース内における前記分離部よりも下流側の底壁には、前記分離部で分離された前記オイルを貯留するオイル貯留部が下方に向かって延びるように設けられ、前記ケース内における前記分離部よりも下流側の側壁には、前記オイル貯留部側に向かって突出する突出壁が設けられ、前記突出壁は、前記オイル貯留部の内部まで延びていることを要旨とする。
この構成によれば、突出壁がブローバイガスの淀みとなるオイル貯留部の内部まで延びているため、突出壁にブローバイガスが当接することによって突出壁に付着して流れ落ちるオイルを迅速にオイル貯留部内まで導くことができる。このため、突出壁から流れ落ちたオイルが、新たに流入口からケース内に流入するブローバイガスによって持ち去られて流出口からケース外に運ばれることを抑制できる。
一実施形態のオイルミストセパレータの斜視図。 図1の断面図。 本体ケースの斜視図。 本体ケースの斜視図。 蓋体の斜視図。
以下、オイルミストセパレータの一実施形態を図面に従って説明する。
図1及び図2に示すように、オイルミストセパレータ11は、車載内燃機関のクランクルーム内のブローバイガスを吸気通路に還流する還流通路(いずれも図示略)の途中に設けられて、ブローバイガスに含まれるオイルを分離するものである。本実施形態のオイルミストセパレータ11は、全体として水平方向に延びる略直方体状をなしており、車載内燃機関を構成するシリンダヘッドカバー(図示略)に取り付けられる。
なお、以下の説明では、オイルミストセパレータ11の長手方向をX方向とし、鉛直方向をZ方向とし、X方向及びZ方向の両方と直交する幅方向をY方向とする。
オイルミストセパレータ11は、X方向に延びる略直方体状をなすケース12を備えている。ケース12は、上側が開口した略有底矩形箱状をなす本体ケース13と、本体ケース13の上側の開口を塞ぐように本体ケース13に組み付けられる蓋体14とを備えている。本体ケース13の下部には、シリンダヘッドカバー(図示略)に対してボルト(図示略)などによって固定するための複数の固定部15が水平方向に延びるように設けられている。
図2及び図3に示すように、本体ケース13の底壁16におけるX方向の一端部にはブローバイガスがケース12内に流入する円形の流入口17が貫通するように形成され、他端部にはケース12内でブローバイガスから分離されたオイルを貯留する円形箱状のオイル貯留部18が下方に向かって延びるように形成されている。本体ケース13の底壁16の上面における流入口17とオイル貯留部18との間には、流入口17からケース12内に流入したブローバイガスに含まれるオイルを分離する分離部19が立設されている。
本体ケース13のX方向における流入口17側とは反対側の側壁20には、X方向に延びる円筒状の排出管21が貫通するように形成されている。排出管21は、基端部がケース12内に突出しており、ケース12の内外を連通している。排出管21内の流路は、流入口17からケース12内に流入して分離部19でオイルが分離された後のブローバイガスをケース12外へ流出する流出口22とされている。
したがって、オイル貯留部18は、本体ケース13内における分離部19よりもブローバイガスの下流側の底壁16に設けられており、分離部19でブローバイガスから分離されたオイルを貯留する。この場合、オイル貯留部18は、本体ケース13の底壁16から下方に向かって延びているため、内部の空間がブローバイガスの淀みとなる。なお、ケース12内において流入口17から流出口22までブローバイガスが流れる全ての流路は、ガス流路23とされている。
オイル貯留部18の底壁24の中央部には、円形の中央孔25が貫通するように形成されている。オイル貯留部18の底壁24における中央孔25の周囲には、4つの円形の孔26が貫通するように形成されている。4つの孔26は、底壁24の周方向に等間隔となるように配置されている。すなわち、4つの孔26は、中央孔25を囲むように配置されている。
オイル貯留部18の底壁24には、エラストマによって構成された弁体27が外側から取り付けられている。弁体27は、円板状の弁部28と、弁部28の上面中央部に立設された軸部29とを有している。弁部28の外周縁部は、上側に向かって湾曲している。そして、弁体27は、オイル貯留部18の底壁24の外側から中央孔25に軸部29を圧入することによって底壁24に取り付けられる。この場合、弁体27の弁部28は、4つの孔26を覆った状態で外周縁部が底壁24の外面に密着している。
そして、オイル貯留部18内に所定量のオイルが溜まると、オイルの荷重によって弁体27の弁部28が下方に向かって湾曲するように弾性変形されて開弁される。すると、弁体27の弁部28と底壁24の外面との間に隙間が形成され、当該隙間からオイル貯留部18内のオイルが外部に排出される。これにより、オイルの荷重が弁体27の弁部28にかからなくなると、弁体27の弁部28が自らの弾性復元力によって元の形状に戻ることで閉弁される。つまり、弁体27は、オイル貯留部18内のオイルを外部へ排出するための4つの孔26を開閉する。
図2及び図3に示すように、ケース12内には、互いに連通するようにX方向に並ぶ3つの部屋が形成され、当該3つの部屋は流入口17側から順に上流室31、中流室32、下流室33とされている。したがって、流入口17からケース12内に流入したブローバイガスは、上流室31、中流室32、下流室33の順で流れる。上流室31と中流室32とは、隔壁34によって仕切られている。隔壁34の中央部には、Y方向に並ぶ一対の貫通孔35が形成されている。したがって、上流室31と中流室32とは、一対の貫通孔35によって連通している。
図3及び図4に示すように、分離部19は、中流室32内において一対の貫通孔35とX方向で離れて対向するようにY方向の中央部に配置されている。分離部19は、一対の貫通孔35から流れてくるブローバイガスを濾過するとともに厚さ方向がX方向と一致するように配置された矩形板状のフィルタ36と、フィルタ36をY方向で挟むように配置されてフィルタ36を支持する一対の第1支持部37と、フィルタ36とオイル貯留部18との間に配置されてフィルタ36を支持する第2支持部38とを備えている。
フィルタ36は、ブローバイガスに含まれるオイルを吸着し易く且つ吸着したオイルが流れ落ち易い材料からなる不織布によって構成することが好ましい。一対の第1支持部37及び第2支持部38は、いずれも本体ケース13の底壁16上に立設されている。一対の第1支持部37は、L字板状をなしており、フィルタ36のY方向の両側面及びフィルタ36の上流側の面となる一対の貫通孔35との対向面におけるY方向の両端部と対向するように配置されている。
したがって、一対の第1支持部37は、フィルタ36のY方向への移動及び一対の貫通孔35側への移動を阻害する。この場合、一対の第1支持部37は、フィルタ36と一対の貫通孔35との間までは延びていない。したがって、一対の第1支持部37は、ブローバイガスが一対の貫通孔35からフィルタ36まで流れることを妨げない。一対の第1支持部37のX方向の長さは、フィルタ36のX方向の厚さよりも若干長くなっている。一対の第1支持部37は、フィルタ36よりも高さが若干高くなっている。
第2支持部38は、厚さ方向がX方向と一致するように配置された矩形板状をなしており、フィルタ36の下流側の面と対向している。第2支持部38は、フィルタ36よりもY方向の長さが若干短くなっている。したがって、Y方向における一対の第1支持部37と第2支持部38との間には、一対の隙間が形成される。第2支持部38は、下流側がオイル貯留部18と隣接しており、高さが一対の第1支持部37と同じになっている。
図2及び図3に示すように、本体ケース13内における分離部19よりも下流側のY方向の両側壁39には、オイル貯留部18に向かって突出する板状の突出壁40が対をなすように設けられている。すなわち、一対の突出壁40は、本体ケース13内のY方向の両側壁39におけるオイル貯留部18の中心軸線とX方向で対応する位置に、厚さ方向がX方向と一致するように配置されている。換言すれば、突出壁40は、オイル貯留部18をY方向で挟んだ両側にそれぞれ設けられている。この場合、一対の突出壁40は、X方向の両面、すなわち上流側の面及び下流側の面が平面になっている。
一対の突出壁40は、Y方向の先端部が各孔26に達しない程度にオイル貯留部18の内周面よりも内側に突出している。この場合、一対の突出壁40は、Z方向においてオイル貯留部18の内部、すなわちオイル貯留部18内の底部となる底壁24の内面まで延びている。すなわち、一対の突出壁40の下端は、オイル貯留部18内の底壁24に達している。そして、一対の突出壁40は、上方に向かうほど厚さが薄くなるテーパー状をなしている。
一対の突出壁40の上端とケース12内の上面である蓋体14の内面との間には、隙間41が形成されている。一対の突出壁40は、ケース12内の中流室32と下流室33とを区画している。中流室32と下流室33とは、Y方向における一対の突出壁40間の領域と、一対の突出壁40の上端と蓋体14の内面との間の隙間41とを介して連通している。
一対の突出壁40のY方向の先端部は、分離部19のY方向の両端部とX方向において離れた状態で重なっている。一対の突出壁40のY方向の先端部は、Y方向における一対の第1支持部37と第2支持部38との間の一対の隙間をX方向において覆うように第2支持部38のY方向の両端よりも内側までそれぞれ延びている。したがって、一対の突出壁40は、分離部19とでガス流路23を水平方向であるY方向に蛇行させるように設けられていると言える。
図2及び図5に示すように、ケース12内の上面である蓋体14の内面における一対の突出壁40の直ぐ上流側には、下方に向かって突出する矩形板状のリブ42がY方向に延びるように設けられている。すなわち、リブ42は、長手方向がY方向と一致し且つ短手方向がZ方向と一致するように、蓋体14の内面における分離部19よりも下流側に設けられている。
この場合、リブ42の下端部は、一対の突出壁40の上端部とX方向において若干離れた状態で重なっている。したがって、リブ42は、一対の突出壁40とでガス流路23を鉛直方向であるZ方向に蛇行させるように設けられていると言える。
次に、オイルミストセパレータ11の作用について説明する。
図2及び図3に示すように、車載内燃機関(図示略)が始動されると、吸気通路(図示略)に負圧が発生し、この負圧の発生によりオイルミストセパレータ11のケース12内は、流出口22側から吸引される。これにより、クランクルーム(図示略)内のオイルを含んだブローバイガスが流入口17からケース12の上流室31内に流入する。上流室31内に流入したブローバイガスは、一対の貫通孔35を通って中流室32へ流れる。
このとき、中流室32へ流れるブローバイガスは、一対の貫通孔35を通る過程で流速が上げられるため、分離部19のフィルタ36に勢いよく当たる。フィルタ36に当たったブローバイガスは、大半がフィルタ36内に進入し、残りが分離部19のY方向の外側を回り込んでから両側壁39に沿うようにして一対の突出壁40に向かって流れる。
フィルタ36内に進入したブローバイガスは、フィルタ36で濾過されることによってオイルが分離された後、一対の第1支持部37と第2支持部38との間の一対の隙間から一対の突出壁40同士の間を通って下流室33に流れ込み、その後、流出口22を通ってケース12外の吸気通路(図示略)に供給される。フィルタ36に吸着されたオイルの一部は、本体ケース13の底壁16上に流れ落ちた後、一対の第1支持部37と第2支持部38との間の一対の隙間からオイル貯留部18内に速やかに流れ込む。
一方、フィルタ36に当たって分離部19のY方向の外側を回り込んでから両側壁39に沿うようにして一対の突出壁40に向かって流れたブローバイガスは、大半が一対の突出壁40に当たってから一対の突出壁40同士の間から下流室33に流れ込み、残りがリブ42と一対の突出壁40の上端部との間及び一対の突出壁40の上端と蓋体14の内面との間の隙間41を経由して下流室33に流れ込む。
このとき、ブローバイガスに含まれるオイルは、一対の突出壁40の上流側の面及び蓋体14の内面に慣性衝突することによって分離される。この場合、一対の突出壁40の上流側の面に付着したオイルは、一対の突出壁40を伝ってオイル貯留部18内の底壁24まで迅速に流れ落ちる。一方、蓋体14の内面に付着したオイルは、一対の突出壁40に落下した後、一対の突出壁40を伝ってオイル貯留部18内の底壁24まで迅速に流れ落ちる。
オイル貯留部18内はブローバイガスの淀みになっているため、ブローバイガスから分離されてオイル貯留部18内に溜まったオイルが再びブローバイガスによって持ち去られて流出口22からケース12外の吸気通路(図示略)に運ばれることはない。そして、オイルが分離されて下流室33に流れ込んだブローバイガスは、その後、流出口22を通ってケース12外の吸気通路(図示略)に供給される。
また、オイル貯留部18内に所定量のオイルが溜まると、オイルの荷重によって弁体27が開かれてオイル貯留部18内のオイルがケース12外のクランクルーム(図示略)内へ排出されるため、オイル貯留部18からオイルが溢れることはない。
このように、本実施形態のオイルミストセパレータ11では、オイルを含むブローバイガスを一対の突出壁40に衝突させることによって分離したオイルを、一対の突出壁40によって迅速にオイル貯留部18の底壁24まで導くことができる。このため、一対の突出壁40から流れ落ちたオイルが新たに流入口17からケース12内に流入するブローバイガスによって持ち去られて流出口22からケース12外に運ばれることを抑制できる。
以上詳述した実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
(1)オイルミストセパレータ11において、一対の突出壁40は、オイル貯留部18内の底壁24まで延びている。この構成によれば、一対の突出壁40がブローバイガスの淀みとなるオイル貯留部18内の底壁24まで延びているため、一対の突出壁40にブローバイガスが当接することによって一対の突出壁40に付着して流れ落ちるオイルを迅速にオイル貯留部18内の底壁24まで導くことができる。このため、一対の突出壁40から流れ落ちたオイルが、新たに流入口17からケース12内に流入するブローバイガスによって持ち去られて流出口22からケース12外に運ばれることを効果的に抑制できる。
(2)オイルミストセパレータ11において、一対の突出壁40は、分離部19とでガス流路23をY方向に蛇行させるように設けられている。この構成によれば、ケース12内においてガス流路23の距離を稼ぐことができるので、ブローバイガスからのオイルの分離性能の向上に寄与できる。
(3)オイルミストセパレータ11において、一対の突出壁40とケース12内の上面である蓋体14の内面との間には隙間41が形成され、蓋体14の内面における一対の突出壁40の上流側には一対の突出壁40とでガス流路23をZ方向に蛇行させるようにリブ42が設けられている。この構成によれば、ケース12内においてガス流路23の距離を稼ぐことができるので、ブローバイガスからのオイルの分離性能の向上に寄与できる。
(4)オイルミストセパレータ11において、一対の突出壁40は、オイル貯留部18をY方向で挟んだ両側に設けられている。この構成によれば、突出壁40が片側にのみ設けられている場合よりも多くのオイルをオイル貯留部18の底壁24まで導くことができる。
(変更例)
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。また、上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・一対の突出壁40のうちの一方を省略してもよい。
・一対の突出壁40とケース12内の上面である蓋体14の内面との間の隙間41は省略してもよい。すなわち、一対の突出壁40の上端を蓋体14の内面に接触させるようにしてもよい。
・蓋体14の内面のリブ42は省略してもよい。
・一対の突出壁40のうちの少なくとも一方は、必ずしもオイル貯留部18内の底壁24まで延びている必要はない。すなわち、一対の突出壁40のうちの少なくとも一方は、オイル貯留部18内であれば、どこまで延びていてもよい。例えば、一対の突出壁40のうちの少なくとも一方の下端は、オイル貯留部18内におけるオイル貯留部18の半分程度の深さの位置に位置していてもよい。
・一対の突出壁40は、Y方向の先端位置がY方向における一対の第1支持部37と第2支持部38との間の一対の隙間とそれぞれ同じになるように構成してもよい。この場合であっても、ガス流路23を水平方向に蛇行させることができる。また、一対の突出壁40は、Y方向の先端位置がY方向における一対の第1支持部37と第2支持部38との間の一対の隙間に至らない程度の長さとなるように構成してもよい。
・一対の突出壁40のうちの少なくとも一方の側壁39からの突出方向を適宜変更してもよい。
・オイル貯留部18の底壁24に形成する孔26の数、形、大きさは適宜変更してもよい。
11…オイルミストセパレータ、12…ケース、16…ケース内の底壁、17…流入口、18…オイル貯留部、19…分離部、22…流出口、23…ガス流路、24…オイル貯留部内の底部を構成する底壁、39…ケース内の側壁、40…突出壁、41…隙間、

Claims (6)

  1. ブローバイガスが流入する流入口と、前記流入口から流入した前記ブローバイガスが流出する流出口と、前記流入口から前記流出口まで前記ブローバイガスが流れるガス流路と、前記ブローバイガスに含まれるオイルを分離する分離部とを有したケースを備えたオイルミストセパレータであって、
    前記ケース内における前記分離部よりも下流側の底壁には、前記分離部で分離された前記オイルを貯留するオイル貯留部が下方に向かって延びるように設けられ、
    前記ケース内における前記分離部よりも下流側の側壁には、前記オイル貯留部側に向かって突出するとともに前記オイル貯留部の内部まで延びる突出壁が設けられ、
    前記側壁から突出する前記突出壁の先端部は、前記オイル貯留部の底部の中央部よりも前記側壁側に位置していることを特徴とするオイルミストセパレータ。
  2. 前記ケースは、上側が開口した本体ケースと、前記開口を塞ぐ蓋体とを備え、
    前記突出壁は、前記側壁として前記本体ケースの側壁に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のオイルミストセパレータ。
  3. 前記突出壁は、前記オイル貯留部内の底部まで延びていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のオイルミストセパレータ。
  4. 前記突出壁は、前記分離部とで前記ガス流路を水平方向に蛇行させるように設けられていることを特徴とする請求項1~請求項3のうちいずれか一項に記載のオイルミストセパレータ。
  5. 前記突出壁と前記ケース内の上面との間には、隙間が形成され、
    前記ケース内の上面における前記突出壁の上流側には、前記突出壁とで前記ガス流路を鉛直方向に蛇行させるように、リブが設けられていることを特徴とする請求項1~請求項のうちいずれか一項に記載のオイルミストセパレータ。
  6. 前記突出壁は、前記オイル貯留部を挟んだ両側にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1~請求項のうちいずれか一項に記載のオイルミストセパレータ。
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