JP5895816B2 - オイルミストセパレータ - Google Patents

オイルミストセパレータ Download PDF

Info

Publication number
JP5895816B2
JP5895816B2 JP2012241159A JP2012241159A JP5895816B2 JP 5895816 B2 JP5895816 B2 JP 5895816B2 JP 2012241159 A JP2012241159 A JP 2012241159A JP 2012241159 A JP2012241159 A JP 2012241159A JP 5895816 B2 JP5895816 B2 JP 5895816B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
oil holding
flow path
gap
holding portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012241159A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014092036A (ja
Inventor
洋志 堀内
洋志 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2012241159A priority Critical patent/JP5895816B2/ja
Priority to CN201320656427.8U priority patent/CN203559960U/zh
Priority to DE102013221611.4A priority patent/DE102013221611B4/de
Publication of JP2014092036A publication Critical patent/JP2014092036A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5895816B2 publication Critical patent/JP5895816B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M13/00Crankcase ventilating or breathing
    • F01M13/04Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil
    • F01M13/0416Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil arranged in valve-covers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M13/00Crankcase ventilating or breathing
    • F01M13/04Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil
    • F01M2013/0433Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil with a deflection device, e.g. screen
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M13/00Crankcase ventilating or breathing
    • F01M13/04Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil
    • F01M2013/045Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil using compression or decompression of the gas
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M13/00Crankcase ventilating or breathing
    • F01M13/04Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil
    • F01M2013/0461Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil with a labyrinth

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)

Description

本発明は、オイルミストセパレータに関する。更に詳しくは、分離したオイルがブローバイガスとともに下流側へ持ち去られてしまうのを抑制することができるオイルミストセパレータに関する。
従来より、内燃機関の燃焼室からピストンとシリンダとの隙間を介してクランクケース内に漏洩するブローバイガスを吸気系に導入するPCV(ポジティブクランクケースベンチレーション)システムが知られている。このPCVシステムは、不完全燃焼ガスであるブローバイガスを燃焼室に再度送り込むことで、ブローバイガスに含まれる燃料成分や一酸化炭素の大気中への放出を防止するものである。
しかしながら、ブローバイガスには、内燃機関を潤滑するためのオイル成分がミスト状になって含まれており、このオイル成分を含んだ状態のブローバイガスを燃焼させると、潤滑オイル量の減少や、オイル成分の燃焼による白煙の発生などの問題が生じてしまう。このため、PCVシステムにオイルミストセパレータを設けるようにして、ブローバイガスに含まれるミスト状のオイルを分離することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭60−175810号公報
上記特許文献1では、ブローバイガスからオイルを分離する処理を行う処理室の底壁から衝突板を立設させ、この処理室にブローバイガスを流通させることによりオイルを分離するようにしている。分離したオイルは、各衝突板の手前に設けたオイルリターン孔から排出されるようになっている。また、特許文献1では、衝突板を、ブローバイガスの進行方向の上流側にその開口端が位置するとともに、閉塞端が下流側に位置するように設け、オイルリターン孔を閉塞端手前の底壁に形成するようにしている。この場合、オイルリターン孔からのブローバイガスの逆流が生じた場合には、噴出するブローバイガスによって集積したオイルが噴き上げられてしまい、ブローバイガスとともに下流側へ持ち去られてしまう恐れがあった。このため、オイルの回収効率を更に向上させることができる技術が求められていた。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、分離したオイルがブローバイガスとともに下流側へ持ち去られてしまうのを抑制することができるオイルミストセパレータを提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、内燃機関のPCVシステムに設けられるオイルミストセパレータであって、
下面が開口しているシリンダヘッドカバーの前記開口を底板により塞ぐことにより、内部にブローバイガスを流通させるための流路が形成され、
前記流路には、上流側から順に、
前記ブローバイガスを前記流路内に流入させるための第1開口と、
前記ブローバイガスからオイルを分離するためのオイル分離部と、
前記オイル分離部により分離されたオイルを排出するオイルドレン部と、
前記ブローバイガスを前記流路内から排出させるための第2開口と、が備えられ、
前記オイルドレン部と前記第2開口との間に位置する前記底板の上面には、前記オイル分離部により分離されたオイルが下流側へ流出するのを堰き止める複数のオイル保持部が、前記底板と一体的に形成されており、
前記オイル保持部は、前記流路の前記上流側から前記下流側にかけて並ぶように備えられ、
前記各オイル保持部の両側と、前記シリンダヘッドカバーの両側壁との間には、それぞれ隙間が形成されるように配されており、
前記各オイル保持部の両側の前記隙間の一方は他方よりも大きくなるようにされており、
前記オイル保持部のうちの一のオイル保持部と、前記一のオイル保持部に隣り合う他のオイル保持部とでは、前記一のオイル保持部の大きいほうの前記隙間の位置と、前記他のオイル保持部の大きいほうの前記隙間の位置とが互い違いとなるようにされており、
前記隙間が小さく形成された側の前記オイル保持部の端部の上流側には、前記側壁から前記流路の内側方向に延びるように形成され、前記オイルを前記オイル保持部へ案内するための案内板が設けられていることを要旨とする。
上記問題点を解決するために、請求項2に記載の発明は、内燃機関のPCVシステムに設けられるオイルミストセパレータであって、
下面が開口しているシリンダヘッドカバーの前記開口を底板により塞ぐことにより、内部にブローバイガスを流通させるための流路が形成され、
前記流路には、上流側から順に、
前記ブローバイガスを前記流路内に流入させるための第1開口と、
前記ブローバイガスからオイルを分離するためのオイル分離部と、
前記オイル分離部により分離されたオイルを排出するオイルドレン部と、
前記ブローバイガスを前記流路内から排出させるための第2開口と、が備えられ、
前記オイルドレン部と前記第2開口との間に位置する前記底板の上面には、前記オイル分離部により分離されたオイルが下流側へ流出するのを堰き止める複数のオイル保持部が、前記底板と一体的に形成されており、
前記オイル保持部は、前記流路の前記上流側から前記下流側にかけて並ぶように備えられ、
前記各オイル保持部の両側と、前記シリンダヘッドカバーの両側壁との間には、それぞれ隙間が形成されるように配されており、
前記各オイル保持部の両側の前記隙間の一方は他方よりも大きくなるようにされており、
前記オイル保持部のうちの一のオイル保持部と、前記一のオイル保持部に隣り合う他のオイル保持部とでは、前記一のオイル保持部の大きいほうの前記隙間の位置と、前記他のオイル保持部の大きいほうの前記隙間の位置とが互い違いとなるようにされており、
前記オイル保持部は、平面視が略U字形状をなしているとともに、前記流路の上流側に向かって開口するように形成されており、
前記オイル保持部の端部は、前記隙間が大きく形成された側の端部のほうが、前記隙間が小さく形成された側の端部よりも、下流側に位置していることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1において、前記オイル保持部は、平面視が略U字形状をなしているとともに、前記流路の上流側に向かって開口するように形成されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項において、前記オイル保持部の端部は、前記隙間が大きく形成された側の端部のほうが、前記隙間が小さく形成された側の端部よりも、下流側に位置していることを要旨とする。


請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項において、前記オイル保持部の上端面は、前記上流側から前記下流側に向かって高くなるように傾斜していることを要旨とする。
本発明のオイルミストセパレータによると、下面が開口しているシリンダヘッドカバーの開口を底板により塞ぐことにより、内部にブローバイガスを流通させるための流路が形成されている。流路には、上流側から順に、ブローバイガスを流路内に流入させるための第1開口と、ブローバイガスからオイルを分離するためのオイル分離部と、オイル分離部により分離されたオイルを排出するオイルドレン部と、ブローバイガスを流路内から排出させるための第2開口と、が備えられている。オイルドレン部と第2開口との間に位置する底板の上面には、オイル分離部により分離されたオイルが下流側へ流出するのを堰き止める複数のオイル保持部が底板と一体的に形成されており、オイル保持部は、流路の上流側から下流側にかけて並ぶように備えられている。各オイル保持部の両側と、シリンダヘッドカバーの両側壁との間には、それぞれ隙間が形成されるように配されており、各オイル保持部の両側の隙間の一方は他方よりも大きくなるようにされている。そして、オイル保持部のうちの一のオイル保持部と、一のオイル保持部に隣り合う他のオイル保持部とでは、一のオイル保持部の大きいほうの隙間の位置と、他のオイル保持部の大きいほうの隙間の位置とが互い違いとなるようにされている。
このような構成により、オイル保持部に堰き止められているオイルが溢れてしまったとしても、ひとつ下流のオイル保持部により堰き止めることができる。その結果、分離したオイルが流路の方向へ流れてしまうのを抑制することができる。また、複数のオイル保持部は、大きな隙間の位置が互い違いになるように設けられているので、オイル保持部によるオイルの堰き止め機能を効果的に発揮させることができる。更に、オイル保持部が底板の上面に設けられていることにより、底板付近のブローバイガスの流れを抑制することができ、ブローバイガスの流れの影響でオイルが下流側に持ち去られるのを抑制することができる。
また、オイル保持部が、平面視が略U字形状をなしているとともに、流路の上流側に向かって開口するように形成されている場合は、流路の下流側に向かって流れるオイルを、オイル保持部の開口からU字形状の内側に進入させて滞留させることができる。これにより、オイルが下流側へ流出するのをより効果的に堰き止めることができる。その結果、オイルが下流側に持ち去られるのを抑制することができる。
更に、隙間が小さく形成された側のオイル保持部の端部の上流側には、シリンダヘッドカバーの側壁から流路の内側方向に延びるように形成され、オイルをオイル保持部へ案内するための案内板が設けられている場合は、シリンダヘッドカバーの側壁を伝って下流側へ流れるオイルを、案内板によって堰き止めることができるとともに、オイル保持部側へ案内することができる。これにより、オイルが下流側へ流出するのをより効果的に堰き止めることができる。その結果、オイルが下流側に持ち去られるのを抑制することができる。
また、オイル保持部の端部は、隙間が大きく形成された側の端部のほうが、隙間が小さく形成された側の端部よりも、下流側に位置している場合は、オイル保持部に堰き止められているオイルが溢れ出す際に、隙間が大きく形成された側のオイル保持部の端部側から溢れ出すようにすることができる。これにより、溢れ出たオイルを1つ下流のオイル保持部により確実に堰き止めることができ、オイルが下流側に持ち去られるのを抑制することができる。
更に、オイル保持部の上端面が、上流側から下流側に向かって高くなるように傾斜している場合は、オイルミストセパレータが流路の下流側に向かって低くなるように傾斜したりなどした場合に、オイル保持部の下流側の堰き止め能力を上流側と同等に保つことができる。これにより、傾斜等によってオイルがオイル保持部の下流側上端から溢れ出てしまうのを抑制して、オイルを確実に堰き止めることができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係るオイルミストセパレータの横断面図である。 図1のI−I線断面図である。 図1のII−II線断面の拡大図である。 実施例に係るオイルミストセパレータの一部切り欠き分解斜視図である。 実施例に係る底板を示す斜視図である。 実施例に係るオイルミストセパレータの要部拡大図である。 実施例に係るシリンダヘッドカバーを示す一部切り欠き斜視図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
本実施形態に係るオイルミストセパレータ(1)は、内燃機関のPCVシステムに設けられるオイルミストセパレータである。オイルミストセパレータは、下面が開口しているシリンダヘッドカバー(3)の開口を底板(5)により塞ぐことにより、内部にブローバイガスを流通させるための流路(7)が形成されている。流路には、上流側から順に、ブローバイガスを流路内に流入させるための第1開口(9)と、ブローバイガスからオイルを分離するためのオイル分離部(11)と、オイル分離部により分離されたオイルを排出するオイルドレン部(13)と、ブローバイガスを流路内から排出させるための第2開口(15)と、が備えられている。
オイルドレン部と第2開口との間に位置する底板の上面には、オイル分離部により分離されたオイルが下流側へ流出するのを堰き止める複数のオイル保持部(17,19,21)が、底板と一体的に形成されている。オイル保持部は、流路の上流側から下流側にかけて並ぶように備えられ、各オイル保持部の両側と、シリンダヘッドカバーの両側壁(35)との間には、それぞれ隙間(G1,G2)が形成されるように配されている。また、各オイル保持部の両側の隙間の一方は他方よりも大きくなるようにされており、オイル保持部のうちの一のオイル保持部と、一のオイル保持部に隣り合う他のオイル保持部とでは、一のオイル保持部の大きいほうの隙間の位置と、他のオイル保持部の大きいほうの隙間の位置とが互い違いとなるようにされている。
上記複数のオイル保持部は、通常、それぞれが流路の幅方向の中心に跨るようにして設けられている。オイル保持部の形状は特に問わないが、例えば、平面視が略U字形状(例えば、図1、図5、図6等参照)、略V字形状、略W字形状等であることができる。これらの場合、オイル保持部は、通常、その開口が流路の上流側に向かって開口するように形成されている。
本実施形態に係るオイルミストセパレータとしては、例えば、上記隙間が小さく形成された側の上記オイル保持部の端部(E2)の上流側には、シリンダヘッドカバーの側壁から流路の内側方向に延びるように形成され、分離されたオイルを上記オイル保持部へ案内するための案内板が設けられている形態を挙げることができる(例えば、図1〜図3、図7等参照)。上記案内板は、通常、上記シリンダヘッドカバーの上壁(43)から上記流路を形成する底板の上面に渡って設けられている。
本実施形態に係るオイルミストセパレータとしては、例えば、上記オイル保持部の端部(E1,E2)は、上記側壁との間の隙間が大きく形成された側の端部(E1)のほうが、隙間が小さく形成された側の端部(E2)よりも、下流側に位置している形態を挙げることができる(例えば、図6等参照)。
本実施形態に係るオイルミストセパレータとしては、例えば、上記オイル保持部の上端面は、前記上流側から前記下流側に向かって高くなるように傾斜している形態を挙げることができる(例えば、図2、図3、図5等参照)。上記傾斜の角度は特に問わないが、例えば、想定されるオイルミストセパレータ自体の傾斜角度や、オイルミストセパレータに働く慣性力等を考慮して、堰き止められたオイルが下流側上端面から溢れ出すことのない角度であればよい。
本実施形態に係るオイルミストセパレータとしては、例えば、上記シリンダヘッドカバーの上壁から流路の内側方向に延びるように形成され、ブローバイガスの流れ方向において隣り合う上記案内板の上端部同士を接続する接続板(45,47)が設けられている形態を挙げることができる(例えば、図1〜図3、図7等参照)。上記接続板は、通常、上記シリンダヘッドカバーの上壁(43)から上記流路を形成する底板の上面に渡って設けられている。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。なお、本実施例では、車両用内燃機関のPCVシステムに設けられるオイルミストセパレータを例示する。
(1)オイルミストセパレータの構成
本実施例に係るオイルミストセパレータ1は、図1〜図4に示すように、下面が開口しているシリンダヘッドカバー3の開口を底板5により塞ぐことにより、内部にブローバイガスを流通させるための流路7が形成されている。なお、本実施例では、底板5は振動溶着によりシリンダヘッドカバー3に溶着されて固定されている。
図1及び図2に示すように、流路7には、ブローバイガスを流路7内に流入させるための第1開口9と、ブローバイガスからオイルを分離するためのオイル分離部11と、オイル分離部11により分離されたオイルを排出するオイルドレン部13と、ブローバイガスを流路7内から排出させるための第2開口15と、が備えられている。また、オイルドレン部13と第2開口15との間には、分離されたオイルが下流側へ流出するのを堰き止める複数(図1及び図2中3つ)のオイル保持部17,19,21が備えられている。
第1開口9は、図1及び図2に示すように、流路7の一方の端部側に設けられている。この第1開口9は底板5を貫通して形成されている。これは、分離されて底板5の上面に滞留するオイルを、第1開口9を介して還流可能とするためである。
オイル分離部11は、図1及び図2に示すように、第1開口9の下流側に設けられており、蛇行部23と、インパクタ部25と、を備えている。蛇行部23は、流路7の上下から交互に延びるように設けられた複数(図1及び図2中2つ)の邪魔板27,29を備えており、ブローバイガスを蛇行させて流通させることによってオイルを慣性分離する。インパクタ部25は、貫通孔が形成された仕切板31と、この仕切板31に対向するように仕切板31の下流側に設けられた衝突板33と、を備えており、貫通孔を通過して流速が増大したブローバイガスが衝突板33に衝突することによりオイルを慣性分離する。
オイルドレン部13は、図2及び図5に示すように、底板5から下方に延びるように筒状に形成されているとともに、その底部には筒状をなす部分よりも小さい断面積の孔が形成されている。これにより、オイルドレン部13には、その内部に分離されたオイルが蓄積されるとともに、オイルが所定の高さまで蓄積されたときには、流路7内の圧力に抗して外部に排出されるようになっている。
第2開口15は、図1及び図2に示すように、第1開口9が設けられた流路7の端部側とは反対の端部側に設けられている。第2開口15は、シリンダヘッドカバー3の一方の側壁35を貫通して形成されている。また、第2開口15は、図2に示すように、底板5から上方に離れた位置に設けられている。これは、分離されて底板5の上面に滞留するオイルが、ブローバイガスとともに第2開口15から排出されてしまうのを抑制するためである。
オイル保持部17,19,21は、図5に示すように、底板5の上面に底板5と一体的に形成されている。図6に示すように、オイル保持部17,19,21は、流路7の上流側から下流側にかけて並ぶように備えられている。各オイル保持部17,19,21は、それぞれが流路7の幅方向の中心に跨るようにして設けられている。また、各オイル保持部17,19,21の両側と、シリンダヘッドカバー3の両側壁との間にそれぞれ隙間G1,G2が形成されるように配されている。これら隙間G1,G2のうち、一方の隙間G1は、他方の隙間G2よりも大きくなるように設けられている。そして、複数のオイル保持部17,19,21は、大きいほうの隙間G1の位置が流路の幅方向において互い違いとなるように配置されている。
本実施例において、オイル保持部17,19,21は、図6に示すように、平面視が略U字形状をなしているとともに、流路7の上流側に向かって開口するように形成されている。また、オイル保持部17,19,21の各両端部E1,E2は、隙間が大きく形成された側の端部E1の方が、隙間が小さく形成された側の端部E2よりも下流側に位置している。更に、各オイル保持部17,19,21の下流側の部位は、端部E2側が端部E1側よりも下流側に位置するように斜めに設けられている。
更に、図2及び図5に示すように、本実施例において、オイル保持部17,19,21の上端面は、流路7の上流側から下流側に向かって高くなるように傾斜している。この傾斜の角度は、車両運転時において想定される車両の傾きや慣性力が生じた場合を考慮して、それらに相当する傾きや慣性力が生じたとしても、オイル保持部17,19,21の下流側上端からオイルが溢れ出すことのない角度として設定されている。
また、図6に示すように、各オイル保持部17,19,21の隙間が小さく形成された側の端部E2の上流側には、案内板37,39,41が設けられている。案内板37,39,41は、シリンダヘッドカバー3の側壁35から流路7の内側方向に延びるように、シリンダヘッドカバー3の側壁35と一体的に形成されている。これにより、分離されたオイルをオイル保持部17,19,21へ案内することができるようになっている。
また、本実施例において、シリンダヘッドカバー3の上壁43には、上壁43と一体的に形成された接続板45,47が設けられている。図7に示すように、接続板45,47は、シリンダヘッドカバー3の上壁から流路7の下方へ向かって延びるように形成されている。また、接続板45,47は、隣り合う案内板37,39,41の上端部同士を接続するように、シリンダヘッドカバー3の上壁を斜めに延びて設けられている。
(2)オイルミストセパレータの作用
次に、オイルミストセパレータ1の作用について説明する。第1開口9から流路7に導入されたブローバイガスは、図2に示すように、オイル分離部11の蛇行部23において、邪魔板27,29により蛇行させられながら流通する。このとき、ブローバイガスに含まれるミスト状のオイルのうち、比較的大きな粒子のオイルが慣性分離される。この蛇行部23にて分離されたオイルは、邪魔板27の側方の隙間を通って、第1開口9から還流される。
また、オイル分離部11のインパクタ部25では、ブローバイガスは、仕切板31に形成された貫通孔を通過することにより流速が増大され、この状態で衝突板33に衝突する。このとき、オイルミストは衝突板33に慣性衝突してその表面に付着する。これによりブローバイガスからオイルが分離される。そして、衝突板33の表面に付着したオイルは次第に凝集され、衝突板33の下方に落下する。このようにして分離されたオイルは、底板5の表面を伝ってオイルドレン部13に達し、外部に排出される。
また、ブローバイガスの流れや車両運転時の傾き、慣性力等の影響により、分離されたオイルの一部がオイルドレン部13よりも下流側に流出してしまう場合がある。そのようなオイルはオイル保持部17,19,21により堰き止められる。また、オイル保持部17,19,21により堰き止められたオイルが下流側に溢れ出す場合には、オイル保持部17,19,21の各端部E1から溢れ出すようになっている。この場合、溢れだしたオイルは、1つ下流のオイル保持部により堰き止められる。堰き止められたオイルは、車両運転時の傾きや慣性力等が作用することより上流側へ戻される。このとき、オイル保持部17,19,21の下流側の部位が、端部E2側が端部E1側よりも下流側に位置するように斜めに設けられていることにより、円滑に上流側へ戻される。
更に、シリンダヘッドカバー3の側壁35の近傍に付着し、ブローバイガスの流れにより下流方向へ流されるオイルは、案内板37,39,41により堰き止められる。そして、オイル保持部17,19,21へ案内されることにより、オイル保持部17,19,21で堰き止められ、下流側への流出が抑制される。また、シリンダヘッドカバー3の上壁43に付着したオイルは、接続板45,47により堰き止められる。そして、接続板45,47を伝って案内板37,39,41に到達し、案内板37,39,41により堰き止められたオイルとともにオイル保持部17,19,21へ案内される。
(3)実施例の効果
以上より、本実施例のオイルミストセパレータ1によると、下面が開口しているシリンダヘッドカバー3の開口を底板5により塞ぐことにより、内部にブローバイガスを流通させるための流路7が形成されている。流路7には、上流側から順に、ブローバイガスを流路内に流入させるための第1開口9と、ブローバイガスからオイルを分離するためのオイル分離部11と、オイル分離部11により分離されたオイルを排出するオイルドレン部13と、ブローバイガスを流路7内から排出させるための第2開口15と、が備えられている。オイルドレン部13と第2開口15との間に位置する底板5の上面には、オイル分離部11により分離されたオイルが下流側へ流出するのを堰き止める複数のオイル保持部17,19,21が底板5と一体的に形成されており、オイル保持部17,19,21は、流路7の上流側から下流側にかけて並ぶように備えられている。各オイル保持部17,19,21の両側と、シリンダヘッドカバー3の両側壁35との間には、それぞれ隙間G1,G2が形成されるように配されており、各オイル保持部17,19,21の両側の隙間の一方は他方よりも大きくなるようにされている。そして、オイル保持部17,19,21のうちの一のオイル保持部と、一のオイル保持部に隣り合う他のオイル保持部とでは、一のオイル保持部の大きいほうの隙間G1の位置と、他のオイル保持部の大きいほうの隙間G1の位置とが互い違いとなるようにされている。
このような構成により、オイル保持部17,19,21に堰き止められているオイルが溢れてしまったとしても、ひとつ下流のオイル保持部により堰き止めることができる。その結果、分離したオイルが流路7の下流方向へ流れてしまうのを抑制することができる。また、複数のオイル保持部17,19,21は、大きな隙間G1の位置が互い違いになるように設けられているので、オイル保持部17,19,21によるオイルの堰き止め機能を効果的に発揮させることができる。更に、オイル保持部17,19,21が底板5の上面に設けられていることにより、底板付近のブローバイガスの流れを抑制することができ、ブローバイガスの流れの影響でオイルが下流側に持ち去られるのを抑制することができる。また、底板5と一体に設けたオイル保持部17,19,21と、シリンダヘッドカバー3の側壁35と、の間に敢えて隙間G1,G2を設けたことにより、オイル保持部と側壁との間に隙間を設けない場合のような寸法精度を必要とせず、生産性、組付性ともに良好なオイルミストセパレータとすることができる。
また、上記実施例では、オイル保持部17,19,21は、平面視が略U字形状をなしているとともに、流路7の上流側に向かって開口するように形成されている。このため、流路7の下流側に向かって流れるオイルを、オイル保持部17,19,21の開口からU字形状の内側に進入させて滞留させることができる。これにより、オイルが下流側へ流出するのをより効果的に堰き止めることができる。その結果、オイルが下流側に持ち去られるのを抑制することができる。
更に、上記実施例では、オイル保持部17,19,21の、側壁35との間の隙間が小さく形成された側の端部E2の上流側に、シリンダヘッドカバー3の側壁35から流路7の内側方向に延びるように形成され、オイルをオイル保持部17,19,21へ案内するための案内板37,39,41が設けられている。このため、シリンダヘッドカバー3の側壁35を伝って下流側へ流れるオイルを、案内板37,39,41によって堰き止めることができるとともに、オイル保持部17,19,21側へ案内することができる。これにより、オイルが下流側へ流出するのをより効果的に堰き止めることができる。その結果、オイルが下流側に持ち去られるのを抑制することができる。
また、上記実施例では、オイル保持部17,19,21の端部E1,E2は、隙間が大きく形成された側の端部E1のほうが、隙間が小さく形成された側の端部E2よりも、下流側に位置している。このため、オイル保持部17,19,21に堰き止められているオイルが溢れ出す際に、隙間が大きく形成された側の端部E1側から溢れ出すようにすることができる。これにより、溢れ出たオイルを1つ下流のオイル保持部により確実に堰き止めることができ、オイルが下流側に持ち去られるのを抑制することができる。
更に、上記実施例では、オイル保持部17,19,21の上端面が、流路7の上流側から下流側に向かって高くなるように傾斜している。このため、オイルミストセパレータ1が流路7の下流側に向かって低くなるように傾斜したり、流路7の下流方向への慣性力が生じていたりした場合に、オイル保持部17,19,21の下流側の堰き止め能力を上流側と同等に保つことができる。これにより、傾斜や慣性力によってオイルがオイル保持部17,19,21の下流側上端から溢れ出てしまうのを抑制して、オイルを確実に堰き止めることができる。
また、上記実施例では、オイル保持部17,19,21の下流側の部位は、端部E2側が端部E1側よりも下流側に位置するように、斜めに設けられている。このため、下流側へ流出したオイルが、車両運転時の傾きや慣性力等が作用することより上流側へ戻されるときに、オイル保持部17,19,21の端部E2側、すなわち、大きな隙間G1側に、オイルを誘導することができる。これにより、オイルを円滑に上流側へ戻すことができる。
更に、上記実施例では、シリンダヘッドカバー3の上壁43に接続板45,47が設けられている。これら接続板45,47は、シリンダヘッドカバー3の上壁から流路7の下方へ向かって延びるように形成されている。このため、シリンダヘッドカバー3の上壁43に付着したオイルを、上壁43を伝って下流側へ流出させることなく、接続板45,47により堰き止めることができる。
また、接続板45,47は、隣り合う案内板37,39,41の上端部同士を接続するように、シリンダヘッドカバー3の上壁を斜めに延びて設けられている。このため、接続板45,47により堰き止められたオイルを、接続板45,47を伝って案内板37,39,41に到達させ、案内板37,39,41により堰き止められたオイルとともにオイル保持部17,19,21へ案内することができる。これにより、オイルが下流側に持ち去られるのを効果的に抑制することができる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、上記実施例では、案内板37,39,41及び接続板45,47を設ける形態を例示したが、これに限定されず、例えば、案内板及び接続板の一方又は両方を設けない形態としてもよい。
また、上記実施例では、オイル保持部17,19,21の各両端部E1,E2のうち、隙間が大きく形成された側の端部E1が、隙間が小さく形成された側の端部E2よりも下流側に位置する形態を例示したが、これに限定されず、例えば、隙間が大きく形成された側の端部E1の高さが、隙間が小さく形成された側の端部E2の高さよりも低い形態としてもよい。この場合、隙間が大きく形成された側の端部E1の位置と、隙間が小さく形成された側の端部E2の位置と、が流れ方向において略同等の位置にある形態としてもよい。このような形態でも、上記実施例と同様に、堰き止められたオイルが下流側に溢れ出す場合に、オイル保持部17,19,21の端部E1から溢れ出すようにすることができる。
更に、上記実施例では、オイル保持部17,19,21の上端面を、流路7の上流側から下流側に向かって高くなるように傾斜させるようにしたが、これに限定されず、例えば、上流側から下流側にかけて同じ高さのオイル保持部としてもよい。
また、上記実施例では、オイル分離部11として、蛇行部23とインパクタ部25とを備えるオイル分離部を例示したが、これに限定されず、例えば、サイクロンやフィルタ等を備えるオイル分離部としてもよい。更に、これらのうちの1つまたは2つ以上を備えるオイル分離部であってもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
1;オイルミストセパレータ、3;シリンダヘッドカバー、5;底板、7;流路、9;第1開口、11;オイル分離部、13;オイルドレン部、15;第2開口、17,19,21;オイル保持部、23;蛇行部、25;インパクタ部、27,29;邪魔板、31;仕切板、33;衝突板、35;側壁、37,39,41;案内板、43;上壁、45,47;接続板、E1,E2;オイル保持部の端部、G1,G2;オイル保持部と側壁との間の隙間。

Claims (5)

  1. 内燃機関のPCVシステムに設けられるオイルミストセパレータであって、
    下面が開口しているシリンダヘッドカバーの前記開口を底板により塞ぐことにより、内部にブローバイガスを流通させるための流路が形成され、
    前記流路には、上流側から順に、
    前記ブローバイガスを前記流路内に流入させるための第1開口と、
    前記ブローバイガスからオイルを分離するためのオイル分離部と、
    前記オイル分離部により分離されたオイルを排出するオイルドレン部と、
    前記ブローバイガスを前記流路内から排出させるための第2開口と、が備えられ、
    前記オイルドレン部と前記第2開口との間に位置する前記底板の上面には、前記オイル分離部により分離されたオイルが下流側へ流出するのを堰き止める複数のオイル保持部が、前記底板と一体的に形成されており、
    前記オイル保持部は、前記流路の前記上流側から前記下流側にかけて並ぶように備えられ、
    前記各オイル保持部の両側と、前記シリンダヘッドカバーの両側壁との間には、それぞれ隙間が形成されるように配されており、
    前記各オイル保持部の両側の前記隙間の一方は他方よりも大きくなるようにされており、
    前記オイル保持部のうちの一のオイル保持部と、前記一のオイル保持部に隣り合う他のオイル保持部とでは、前記一のオイル保持部の大きいほうの前記隙間の位置と、前記他のオイル保持部の大きいほうの前記隙間の位置とが互い違いとなるようにされており、
    前記隙間が小さく形成された側の前記オイル保持部の端部の上流側には、前記側壁から前記流路の内側方向に延びるように形成され、前記オイルを前記オイル保持部へ案内するための案内板が設けられていることを特徴とするオイルミストセパレータ。
  2. 内燃機関のPCVシステムに設けられるオイルミストセパレータであって、
    下面が開口しているシリンダヘッドカバーの前記開口を底板により塞ぐことにより、内部にブローバイガスを流通させるための流路が形成され、
    前記流路には、上流側から順に、
    前記ブローバイガスを前記流路内に流入させるための第1開口と、
    前記ブローバイガスからオイルを分離するためのオイル分離部と、
    前記オイル分離部により分離されたオイルを排出するオイルドレン部と、
    前記ブローバイガスを前記流路内から排出させるための第2開口と、が備えられ、
    前記オイルドレン部と前記第2開口との間に位置する前記底板の上面には、前記オイル分離部により分離されたオイルが下流側へ流出するのを堰き止める複数のオイル保持部が、前記底板と一体的に形成されており、
    前記オイル保持部は、前記流路の前記上流側から前記下流側にかけて並ぶように備えられ、
    前記各オイル保持部の両側と、前記シリンダヘッドカバーの両側壁との間には、それぞれ隙間が形成されるように配されており、
    前記各オイル保持部の両側の前記隙間の一方は他方よりも大きくなるようにされており、
    前記オイル保持部のうちの一のオイル保持部と、前記一のオイル保持部に隣り合う他のオイル保持部とでは、前記一のオイル保持部の大きいほうの前記隙間の位置と、前記他のオイル保持部の大きいほうの前記隙間の位置とが互い違いとなるようにされており、
    前記オイル保持部は、平面視が略U字形状をなしているとともに、前記流路の上流側に向かって開口するように形成されており、
    前記オイル保持部の端部は、前記隙間が大きく形成された側の端部のほうが、前記隙間が小さく形成された側の端部よりも、下流側に位置していることを特徴とするオイルミストセパレータ。
  3. 前記オイル保持部は、平面視が略U字形状をなしているとともに、前記流路の上流側に向かって開口するように形成されている請求項1記載のオイルミストセパレータ。
  4. 前記オイル保持部の端部は、前記隙間が大きく形成された側の端部のほうが、前記隙間が小さく形成された側の端部よりも、下流側に位置している請求項記載のオイルミストセパレータ。
  5. 前記オイル保持部の上端面は、前記上流側から前記下流側に向かって高くなるように傾斜している請求項1乃至4のいずれか一項に記載のオイルミストセパレータ。
JP2012241159A 2012-10-31 2012-10-31 オイルミストセパレータ Active JP5895816B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012241159A JP5895816B2 (ja) 2012-10-31 2012-10-31 オイルミストセパレータ
CN201320656427.8U CN203559960U (zh) 2012-10-31 2013-10-23 油雾分离器
DE102013221611.4A DE102013221611B4 (de) 2012-10-31 2013-10-24 Ölnebelabscheider

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012241159A JP5895816B2 (ja) 2012-10-31 2012-10-31 オイルミストセパレータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014092036A JP2014092036A (ja) 2014-05-19
JP5895816B2 true JP5895816B2 (ja) 2016-03-30

Family

ID=50479914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012241159A Active JP5895816B2 (ja) 2012-10-31 2012-10-31 オイルミストセパレータ

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5895816B2 (ja)
CN (1) CN203559960U (ja)
DE (1) DE102013221611B4 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101544727B1 (ko) * 2014-06-17 2015-08-17 인지컨트롤스 주식회사 내연기관용 세퍼레이터
US10145278B2 (en) 2015-05-14 2018-12-04 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Blow-by gas passage structure
EP3184765B1 (en) * 2015-12-21 2018-06-20 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Oil separator
JP6729285B2 (ja) * 2016-10-19 2020-07-22 トヨタ紡織株式会社 オイルミストセパレータ
JP6790870B2 (ja) * 2017-01-25 2020-11-25 トヨタ紡織株式会社 オイルミストセパレータ
CN107152324B (zh) * 2017-06-09 2018-06-22 汉格斯特滤清系统(昆山)有限公司 一种油气分离器
JP6935259B2 (ja) * 2017-07-28 2021-09-15 マツダ株式会社 エンジンのオイルセパレータ構造

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59110317U (ja) * 1983-01-14 1984-07-25 マツダ株式会社 エンジンのオイルセパレ−タ
JPS60175810U (ja) * 1984-04-28 1985-11-21 日産ディーゼル工業株式会社 内燃機関のブロ−バイガス処理装置
JP2540860Y2 (ja) * 1988-03-22 1997-07-09 日産ディーゼル工業株式会社 ブローバイガス還流装置
DE4131988C2 (de) * 1991-09-26 1995-05-11 Rentschler Reven Lueftungssyst Abscheider für Flüssigkeiten aus einem Gasstrom, insbesondere für Ölnebel
JP2007064029A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関のオイルセパレータ
JP4918843B2 (ja) * 2006-11-06 2012-04-18 日産自動車株式会社 ロッカカバーのオイルセパレータ構造
JP2010248971A (ja) * 2009-04-14 2010-11-04 Toyota Motor Corp 内燃機関のオイル劣化抑制装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN203559960U (zh) 2014-04-23
JP2014092036A (ja) 2014-05-19
DE102013221611B4 (de) 2021-04-22
DE102013221611A1 (de) 2014-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5895816B2 (ja) オイルミストセパレータ
JP5954333B2 (ja) オイルミストセパレータ
JP5488251B2 (ja) エンジンのオイル分離装置
JP5504934B2 (ja) オイルセパレータ
JP6790870B2 (ja) オイルミストセパレータ
JP4690257B2 (ja) オイルミストセパレータ
JP5772402B2 (ja) オイルセパレータ
JP4432899B2 (ja) V型エンジンのpcvシステム
JP7000798B2 (ja) オイルセパレータ
JP2007064029A (ja) 内燃機関のオイルセパレータ
JP2010248935A (ja) オイルセパレータ
US20160333753A1 (en) Blow-by gas passage structure
JP2010248934A (ja) オイルセパレータ
JP4708972B2 (ja) 内燃機関のオイルセパレータ
JP6178717B2 (ja) オイルセパレータ
JP2012122370A (ja) ブローバイガスのオイルミスト分離装置
JP2009068471A (ja) ブローバイガス用オイルセパレータ
JP2007309157A (ja) ブローバイガス用オイルセパレータ
JP5994362B2 (ja) エンジンのオイル分離装置
JP4582003B2 (ja) 内燃機関のブローバイガス還流構造
JP6412425B2 (ja) 内燃機関のオイルセパレータの入口構造
JP6236373B2 (ja) オイルセパレータ
JP6176047B2 (ja) オイルセパレータ
JP6729333B2 (ja) シリンダヘッドカバーおよびそれを備えたエンジン
JP6244230B2 (ja) クローズドブリーザシステム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140620

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160215

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5895816

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250