JP6065754B2 - オイルミストセパレータ - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明は、請求項1記載において、前記膨出部は、前記バッフルプレートに一体的に形成されていることを要旨とする。
さらに、バッフルプレートの下方には、バッフルプレートとの間にオイル流路が形成されたカムシャワープレートが取り付けられており、膨出部は、底面が開放された形態をなしており、カムシャワープレートには、膨出部内に向かって突出するように邪魔板が設けられているため、ノズル孔と衝突板とによるオイル分離の前に、予備的にオイル分離を行うことができる。その結果、オイル分離効率をさらに向上させることができる。
また、膨出部がバッフルプレートに一体的に形成されている場合は、別体である場合と比較して、部品点数を削減することができる。その結果、作業工数を削減することができ、生産性を向上させることができる。
上記ノズル孔(9)の断面形状、大きさ、個数等は特に問わない。ノズル孔(9)は、例えば、上記周壁(7B)に形成されていてもよいし、上記天壁(7A)に形成されていてもよい。
上記衝突板(11)は、例えば、ノズル孔(9)に対向する側の面に、フィルタ要素(37)を備えることができる(例えば、図12等参照)。これにより、ノズル孔(9)からのブローバイガスがフィルタ要素(37)に衝突、通過するようになり、オイル分離機能を向上させることができる。
(1)オイルミストセパレータの構成
本実施例に係るオイルミストセパレータ1は、車両のエンジンのシリンダヘッド部に配されている。オイルミストセパレータ1は、エンジンで発生するブローバイガスからミスト状のオイル成分を分離する。図1〜図6に示すように、オイルミストセパレータ1は、シリンダヘッドカバー3及びバッフルプレート5を備えている。これらシリンダヘッドカバー3及びバッフルプレート5は樹脂製であり、射出成形により形成されている。
図3及び図4に示すように、ノズル孔9の下流側には衝突板11が設けられている。衝突板11は板状で、シリンダヘッドカバー3の上壁3Aから下方に延びるように、シリンダヘッドカバー3に一体成形されている。この衝突板11には、ノズル孔9を通過して流速が速められたブローバイガスが衝突する。これにより、ブローバイガスに含まれるオイル成分が慣性分離される。
図4及び図6に示すように、覆い部25には邪魔板27が配されている。邪魔板27は、膨出部7内に向かって突出するように、覆い部25の上面に立設するように設けられている。また、邪魔板27は、その先端部が上流側に向かって傾くように設けられている。
また、膨出部7内には、膨出部7の天壁7Aから下方に延びる邪魔板29が設けられている。この邪魔板29と、覆い部25に立設する邪魔板27と、により、膨出部7内の空間は迷路状をなすように形成されている。
次に、上記構成のオイルミストセパレータ1の製造方法について説明する。本実施例に係るシリンダヘッドカバー3、バッフルプレート5及びカムシャワープレート19は、それぞれ樹脂の射出成形により得られる。これらのうち、膨出部7が形成されているバッフルプレート5は、比較的複雑な形状をなしているが、図7に示すように、ノズル孔9を形成するためのスライド部31を有する上型33と、下型35と、を用いて簡易に成形可能である。また、比較的単純形状のシリンダヘッドカバー3及びカムシャワープレート19は、いわゆる上下抜きによって、より簡易に成形可能である。
次に、上記構成のオイルミストセパレータ1の作用について説明する。オイルミストセパレータ1は、ガス流出部15がエンジンの吸気系に接続されていることにより、エンジン内で発生するブローバイガスを吸引している。このため、ブローバイガスは、図8及び図9中の破線矢印で示すように、膨出部7内の空間、ノズル孔9、閉空間Sの順に流通する。ブローバイガスは、膨出部7内を通過する際には、膨出部7が迷路状に形成されていることから、蛇行しながら流通する。これにより、ブローバイガスに含まれるオイル成分のうち、比較的大きな粒子で存在するオイル成分が慣性分離される。分離されたオイルは、覆い部25の表面を伝って還流される。
以上より、本実施例のオイルミストセパレータ1によると、底面が開放された形態の樹脂製のシリンダヘッドカバー3と、シリンダヘッドカバー3の底面を塞ぐように配される樹脂製のバッフルプレート5と、を備えている。バッフルプレート5には上方に向かって膨出する膨出部7が形成されており、この膨出部7を形成する壁部である周壁7Bに、ブローバイガスが流通するノズル孔9が形成されている。また、ノズル孔9の下流側には、ノズル孔9を通過して流速が速められたブローバイガスが衝突する衝突板11が設けられている。このような構成により、ノズル孔9の周囲のシール性が高められオイルの分離効率を向上させることができる。また、また、シリンダヘッドカバー側にノズル孔を有する隔壁を形成する場合と比較して、簡易な構造のシリンダヘッドカバーとすることができ、簡易な構造の型を用いて成形することができる。その結果、生産性を向上させることができる。
また、膨出部の形態として、図13に示すように、膨出部7の下流側(図13では、流出防止板17側)の周壁7Bをテーパ状に形成し、下流側に流出したオイルをオイル排出部13の方向へ案内するようにしてもよい。
Claims (2)
- エンジンのシリンダヘッド部に配され、ブローバイガスからオイル成分を分離するオイルミストセパレータであって、
底面が開放された形態の樹脂製のシリンダヘッドカバーと、
前記シリンダヘッドカバーの底面を塞ぐように配される樹脂製のバッフルプレートと、を備え、
前記バッフルプレートには、上方に向かって膨出する膨出部が形成されており、
前記膨出部を形成する壁部には、前記ブローバイガスが流通するノズル孔が形成されており、
前記ノズル孔の下流側には、前記ノズル孔を通過して流速が速められた前記ブローバイガスが衝突する衝突板が設けられており、
前記バッフルプレートの下方には、前記バッフルプレートとの間にオイル流路が形成されたカムシャワープレートが取り付けられており、
前記膨出部は、底面が開放された形態をなしており、
前記カムシャワープレートには、前記膨出部内に向かって突出するように邪魔板が設けられていることを特徴とするオイルミストセパレータ。 - 前記膨出部は、前記バッフルプレートに一体的に形成されている請求項1記載のオイルミストセパレータ。
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