JPH0510775U - 内燃機関の吸気騒音低減装置 - Google Patents

内燃機関の吸気騒音低減装置

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JPH0510775U
JPH0510775U JP5692891U JP5692891U JPH0510775U JP H0510775 U JPH0510775 U JP H0510775U JP 5692891 U JP5692891 U JP 5692891U JP 5692891 U JP5692891 U JP 5692891U JP H0510775 U JPH0510775 U JP H0510775U
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JP
Japan
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vehicle
water
hole
intake
intake duct
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Application number
JP5692891U
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English (en)
Inventor
真一 長鴫
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸気ダクトの途中に車両のエンジンルームに
連通した貫通孔が開口する吸気騒音低減装置において、
吸気ダクト内への水の侵入を防止する。 【構成】 吸気ダクト2の途中に車両のエンジンルーム
3に連通した貫通孔5が開口する吸気騒音低減装置にお
いて、吸気ダクト2の途中に車両の横方向に延びる筒形
の管部6を形成し、この管部6に車両の後方に向けて箱
形に膨出する水避ハウジング部7を形成し、この水避ハ
ウジング部7に車両の前後方向に沿いかつ略垂直方向に
配置される水避面13を形成し、この水避面13に貫通
孔5を開口させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内燃機関の吸気騒音低減装置の防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車用機関等にあっては、低周波数域の吸気騒音レベルを低減するために、 エアクリーナより上流の吸気ダクトの途中に車両のエンジンルームに連通した貫 通孔を開口させ、この貫通孔の開口位置を適切に設定することにより、吸気管の 全長で決まる共鳴周波数を吸気騒音が比較的に問題とならない高周波数域へ移行 させるものがある。
【0003】 この種の装置として、従来例えば図6に示すように、吸気ダクト23の途中に 貫通孔26が開口することにより吸気管の気柱共鳴周波数を変化させ、かつ貫通 孔26の周囲に筒形の吸音部材27が設けられるものがあった(実公平1−43 504号公報、参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来装置にあっては、車両の冠水路走行時等にエン ジンルームに跳ね上げられた水が貫通孔26から吸気ダクト23内に侵入するこ とがあり、この点で改善の余地があった。
【0005】 本考案は上記の点に着目し、吸気ダクトの途中に車両のエンジンルームに連通 した貫通孔が開口する吸気装置において、吸気ダクト内への水の侵入を防止する ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、エアクリーナより上流の吸気ダクトの途中に車両のエンジンルーム に連通した貫通孔が開口する内燃機関の吸気騒音低減装置において、前記吸気ダ クトの途中に車両の横方向に延びかつ略水平方向に配置される筒形の管部を形成 し、この管部に車両の後方に向けて箱形に膨出する水避ハウジング部を形成し、 この水避ハウジング部に車両の前後方向に沿いかつ略垂直方向に配置される水避 面を形成し、この水避面に前記貫通孔を開口させる。
【0007】
【作用】
貫通孔は吸気ダクトの途中に開口しているため、吸気管に生じる圧力波が貫通 孔に伝播し、貫通孔の開口位置を適切に設定することにより、圧力波の干渉作用 により吸気管の全長で決まる共鳴周波数を吸気騒音が比較的に問題とならない高 周波数域へ移行させることができる。
【0008】 車両の冠水路走行時等に車輪等からエンジンルームに跳ね上げられた水が、横 方向に延びる吸気ダクトの管部の下部から前部にかけて当たり、管部に付着した 水は管部の外周面に沿って流れ落ちる。
【0009】 水避ハウジング部は管部から車両の後方に向けて膨出し、貫通孔が開口する水 避面は車両の前後方向に沿いかつ略垂直方向に配置されているため、水避面は上 記管部の外周面に沿って流れる水から突出して、水が水避面上を流れることが抑 えられ、貫通孔に侵入する水を最小限に抑えられる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0011】 図1に示すように、車両のエンジンルーム3の機関の上方にはエアクリーナ1 と、エアクリーナ1に吸気を導く吸気ダクト2が設けられている。エアクリーナ 1は吸気ダクト2を介して取入れられた空気を通過させ、空気中の塵埃を除去す るようになっている。
【0012】 吸気ダクト2の途中にエンジンルーム3に連通した貫通孔5が開口する。貫通 孔5の開口位置とエアクリーナ1に接続する基端4間の距離Lを適切に設定する ことにより、吸気管の全長で決まる共鳴周波数を吸気騒音が比較的に問題となら ない高周波数域へ移行させるようになっている。
【0013】 図2,図3にも示すように、吸気ダクト2の途中に車両の横方向に延びる筒形 の管部6が形成され、この管部6から車両後方に向けて箱形に膨出する水避ハウ ジング部7が形成され、この水避ハウジング部7に貫通孔5が開口される。
【0014】 図4,図5にも示すように、水避ハウジング部7は上下側面11,12、左右 側面13,14、後面15からなり、合成樹脂を材質とする吸気ダクト2に一体 形成される。
【0015】 左側面13は車両の前後方向に沿いかつ垂直方向に配置される水避面を構成し 、この左側面13に貫通孔5が開口している。この実施例では貫通孔5が吸気の 流れ方向について上流側に位置する左側面13に開口しているが、貫通孔5を下 流側に位置する右側面14に開口させてもよい。
【0016】 次に、作用について説明する。
【0017】 貫通孔5は水避ハウジング部7を介して吸気ダクト2の途中に開口しているた め、吸気ダクト2内から貫通孔5にかけて断面積の絞られる部分がなく、吸気管 に生じる圧力波が貫通孔5に減衰することなく伝播し、貫通孔5の開口位置を適 切に設定することにより、圧力波の干渉作用により吸気管の全長で決まる共鳴周 波数を吸気騒音が比較的に問題とならない高周波数域へ移行させることができる 。また、貫通孔5の開口面積等を適切に設定することにより、エンジンルーム3 をヘルムホルツ型レゾネータとする消音効果が得られる。
【0018】 車両の冠水路走行時等に車輪9等からエンジンルーム3に跳ね上げられた水が 吸気ダクト2の下部から前部にかけて当たり、管部6に付着した水はエンジンル ーム3に生じる空気流動により管部6の外周面に沿って流れ落ちる。
【0019】 貫通孔5が開口する左側面13は車両の前後方向に沿いかつ略垂直方向に配置 され、上記管部6の外周面に沿って流れる水に対して突出しているため、この水 が左側面13上を流れることが抑えられ、貫通孔5に侵入する水を最小限に抑え られる。
【0020】 また、車両の冠水路走行時等に、水避ハウジング部7の下側面12はエンジン ルーム3に跳ね上げられた水が直接当たり、上側面11はエンジンルーム3の天 井壁等に反射したりこれから滴下する水が当たり、さらに後面15を含めて上下 側面11,12には上記管部6の外周面に沿った水の流れが生じ易い。また上側 面11には塵埃等が付着しやすい。したがって、水避ハウジング部7の上下側面 11,12および後面15に貫通孔5を形成した場合、水や塵埃の侵入が増える のである。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、エアクリーナより上流の吸気ダクトの途中に車 両のエンジンルームに連通した貫通孔が開口する内燃機関の吸気騒音低減装置に おいて、前記吸気ダクトの途中に車両の横方向に延びる筒形の管部を形成し、こ の管部に車両の後方に向けて箱形に膨出する水避ハウジング部を形成し、この水 避ハウジング部に車両の前後方向に沿いかつ略垂直方向に配置される水避面を形 成し、この水避面に前記貫通孔を開口させたため、車両の冠水路走行時等に貫通 孔から吸気ダクトへ水が侵入することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す斜視図である。
【図2】同じく吸気ダクトの正面図である。
【図3】同じく吸気ダクトの平面図である。
【図4】同じく図2のA−A線に沿った断面図である。
【図5】同じく図3のB−B線に沿った断面図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 エアクリーナ 2 吸気ダクト 3 エンジンルーム 5 貫通孔 6 管部 7 水避ハウジング部 13 左側面(水避面)

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 エアクリーナより上流の吸気ダクトの途
    中に車両のエンジンルームに連通した貫通孔が開口する
    内燃機関の吸気騒音低減装置において、前記吸気ダクト
    の途中に車両の横方向に延びる筒形の管部を形成し、こ
    の管部に車両の後方に向けて箱形に膨出する水避ハウジ
    ング部を形成し、この水避ハウジング部に車両の前後方
    向に沿いかつ略垂直方向に配置される水避面を形成し、
    この水避面に前記貫通孔を開口させたことを特徴とする
    内燃機関の吸気騒音低減装置。
JP5692891U 1991-07-22 1991-07-22 内燃機関の吸気騒音低減装置 Pending JPH0510775U (ja)

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JPH0510775U true JPH0510775U (ja) 1993-02-12

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ID=13041170

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JP (1) JPH0510775U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001193587A (ja) * 2000-01-17 2001-07-17 Toyoda Gosei Co Ltd 吸気ダクト及びその製造方法
JP2011247104A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Inoac Corp 吸気ダクト
JP2015140771A (ja) * 2014-01-30 2015-08-03 ダイハツ工業株式会社 内燃機関
JP5872536B2 (ja) * 2011-02-25 2016-03-01 株式会社Roki 吸気ダクト

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JP5872536B2 (ja) * 2011-02-25 2016-03-01 株式会社Roki 吸気ダクト
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