JPH0556425A - 電子会議システム - Google Patents

電子会議システム

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JPH0556425A
JPH0556425A JP3150089A JP15008991A JPH0556425A JP H0556425 A JPH0556425 A JP H0556425A JP 3150089 A JP3150089 A JP 3150089A JP 15008991 A JP15008991 A JP 15008991A JP H0556425 A JPH0556425 A JP H0556425A
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JP3150089A
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English (en)
Inventor
Shigeyuki Nishitani
茂之 西谷
Michihiro Mese
道弘 目瀬
Kimiyoshi Ono
公義 大野
Manabu Sasaki
学 佐々木
Soichiro Nakanishi
総一郎 中西
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Hitachi Ltd
Hitachi Information Systems Ltd
Hitachi Micro Software Systems Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Information Systems Ltd
Hitachi Micro Software Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】書き出された意見や討論の内容や配布資料など
会議出席者全員の共有の情報に対する加筆修正は、どの
端末からでも自由に行うことができ、また常に全員が同
一の共有の情報を見ることができるので、会議進行中い
つでも最新の情報を見ることのできる電子会議システム
を提供する。 【構成】会議出席者用の各端末装置2、3、4から入力
された意見や配布された資料に対する加筆修正の情報
は、通信手段を介して共通表示装置1に転送される。こ
れを受信した共通表示装置1は、受信情報に応じて共有
ファイルを更新し、更新された内容を共有画面に表示
し、各端末装置2、3、4にこの更新情報を配送する。
配送された更新情報を受信した各端末装置は、受信情報
にしたがって端末ファイルを更新し、更新された内容を
それぞれの端末装置に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、会議や打ち合わせ等を
複数の端末装置を用いて行う電子会議システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】タッチ入力装置により電子的に手書き情
報を入力して、この手書き情報をディスプレイに表示す
ることができる電子会議システムが、特開昭61−90
73号公報に開示されている。このシステムは、大型の
ディスプレイと、会議机の適所に設置された複数のディ
スプレイと、各ディスプレイの取り付けられたデータ入
力装置と、データ入力装置から入力された手書き情報を
各ディスプレイ間で転送する処理装置を備え、各データ
入力装置から意見やアイデアを入力したりそのハードコ
ピーをとったりすることができる。
【0003】一方、会議資料を一元管理することにより
加筆修正による資料の食い違いを防ぐ方式を述べた電子
会議システムが、特開平2−230437号公報に開示
されている。このシステムは、通信回線を通じて複数の
装置間で行う電子会議システムにおいて、会議に用いる
資料にユニークな管理情報を付加した情報を他の装置へ
配送し、資料配付先装置で資料に何らかの変更が加えら
れた場合に、資料配付先装置において加筆修正を含む資
料変更情報を資料配布元装置に送信し資料配付元で資料
を一元管理するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開昭61−9073
号公報は、共通表示装置に手書き情報を書き込むために
中央コントロールキーを操作した上でなければならなか
った。さらに中央コントロールキーはそれぞれの端末に
設置されているものの、制御の主導権を取られている間
は、他の端末からは入力することができなかった。
【0005】また、特開平2−230437号公報は、
各端末に配布された資料に対して、それぞれの端末から
独自に加筆修正ができるようになっている。そして会議
終了時に加筆修正した原本との差分情報が資料配付先か
ら資料配付元へ転送される。この時、原本とこれら差分
情報を合わせ原本を管理する。このような従来技術で
は、通常行われるような会議、とくに会議出席者全員が
一か所に集まって行う会議では不都合な場合がある。す
なわち、配布資料に対する加筆修正がそれぞれ独自に行
われるので会議終了時に原本と合わせたときにその内容
に矛盾が生じる場合がある。例えば、だれかが原本のあ
る部分に補足説明を加え、一方、だれかが同じ部分を削
除するような修正を加えたときなどである。一般に会議
では、議題に対して出席者全員が討論したり意見を述べ
たりする。従って、原本に対してそれぞれが独自に加筆
修正するのではなく、会議の自然な流れの中で配布資料
に書き出す加筆修正の内容に矛盾が生じることなく情報
の管理を行う必要がある。また、その場で出された意見
や討論の内容を書き出す場合も同様である。
【0006】本発明の目的は、書き出された意見や討論
の内容や配布資料など会議出席者全員の共有の情報に対
する加筆修正は、どの端末からでも自由に行うことがで
き、また、常に全員が同一の共有の情報を見ることがで
きるので、会議進行中いつでも最新の情報を見ることの
できる電子会議システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は会議出席者全員が共通に見ることができる
共有画面と共有画面に表示されている情報を記憶管理す
る共有ファイルを備えた共通表示装置と、各出席者用の
情報の入力、編集手段とその出力を表示する手段と表示
されている情報を記憶管理する端末ファイルを有する端
末装置と、上記共通表示装置と各端末装置間を接続する
通信手段を備えた電子会議システムにおいて、入力され
た情報を共有の情報として取り扱うため共有ファイルと
各端末ファイルを更新する第一のモードと、各端末内の
端末ファイルのみを更新する第二のモードと、前記第一
のモードおよび第二のモードを切り替えるモード設定手
段と、前記第一のモードが設定されているときに各端末
から入力された情報を直ちに共通表示装置に転送する手
段と、これを受信した共通表示装置は、受信情報にした
がって共有ファイルを更新し共有画面に表示し各端末装
置に受信した情報を更新情報として配送する手段と、更
新情報を受信した各端末装置は受信情報にしたがって端
末ファイルを更新し表示する手段を備えることで達成さ
れる。
【0008】更にまた、あらかじめ共通表示装置に配布
資料を読み込む手段と、読み込んだ配布資料を共有ファ
イルに保持する手段と、配布資料を共有画面に表示する
手段と、読み込んだ配布資料を通信手段を介して各端末
装置に配送する手段を備え、配布資料に対して各端末装
置からいつでも加筆修正することで達成される。
【0009】
【作用】会議出席者用の各端末装置から入力された意見
や配布された資料に対する加筆修正の情報は、いったん
通信手段を介して共通表示装置に転送される。これを受
信した共通表示装置は、受信情報にしたがって共有ファ
イルを更新する。それとともに更新された内容を共有画
面に表示し、さらに各端末装置にこの更新情報を配送す
る。次に配送されてきた更新情報を受信した各端末装置
は、この受信情報に従って端末ファイルを更新する。さ
らに更新された内容をそれぞれの端末装置に表示する。
【0010】このように、各端末装置から入力された情
報は、すぐに内部の端末ファイルや表示画面を更新する
のではなく、いったん共通表示装置に転送する。端末装
置の内部の端末ファイルや表示画面の更新は、共通表示
装置から送られてきた情報を元に行うようにする。一
方、共通表示装置は各端末装置から送られてきた情報を
元に共有ファイルの更新を行うとともに更新内容を共有
画面の表示し、さらに各端末装置に更新内容を配送す
る。このように、入力された情報は、まず共有ファイル
を更新し、次に同じ内容で端末ファイルを更新するの
で、共有ファイルと端末ファイルは常に同じ内容を持っ
ている。従って、共通表示装置に表示された情報の内容
と、各端末装置に表示された情報の内容は一致してい
る。
【0011】本発明によれば、書き出された意見や討論
の内容や配布資料など会議出席者全員の共有の情報に対
する加筆修正は、どの端末からでも自由に行うことがで
き、また常に全員が同一の共有の情報を見ることができ
るので、会議進行中いつでも最新の情報を見ることので
きる電子会議システムを提供することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0013】まず、図1を用いて本発明の一実施例の電
子会議システムの概略を説明する。図1において、本発
明の電子会議システムは、会議出席者全員が共通に見る
ことができる共有画面と共有画面に表示されている情報
を記憶管理する共有ファイルを備えた共通表示装置1
と、各出席者用の情報の入力、編集手段とその出力を表
示する手段と表示されている情報を記憶管理する端末フ
ァイルをもった端末装置2、3、4と、各装置間を接続
する通信線5、6、7とで構成されている。
【0014】なお、図1の電子会議システムは端末装置
が三台で構成されているが、この例に限らず本発明の電
子会議システムを利用する会議の規模、すなわち、出席
者の数に応じて端末装置の台数を増減してもよい。
【0015】次に、図1の電子会議システムの動作の概
略を説明する。ここで例えば、端末装置2が入力された
情報を共有の情報として取り扱うための第一のモード
(以下具体的に共有モードという)に設定されていたと
き、端末装置2から入力された情報を共有の情報に対す
る加筆修正などの情報入力とし、入力された情報を直ち
に通信線5を介して共通表示装置1に転送する。これを
受信した共通表示装置1は、後述する共有ファイルを更
新し共有画面にその情報を表示する。さらに、通信線
5、6、7を介して受信した情報を各端末装置2、3、
4に同報する。次に同報されてきた情報を受信した各端
末装置2、3、4は、後述する端末ファイルを更新し端
末画面にその情報を表示する。同様に他の端末装置、例
えば端末装置3、4が共有モードに設定されていたとき
情報の入力があった場合も入力された情報を、直ちに、
各通信線6、7を介して共通表示装置1に転送する。こ
れ以降の動作は、上記と同様に行われるので省略する。
【0016】また、端末装置2が各端末内の端末ファイ
ルのみを更新する第二のモード(以下具体的に個人モー
ドという)に設定されているとき、端末装置2から入力
された情報は、端末装置2の中の端末ファイルのみを更
新し、共通表示装置1に転送したり他の端末装置に同報
したりすることはない。同様に他の端末装置、例えば端
末装置3、4が個人モードに設定されていたとき情報の
入力があった場合もそれぞれに持っている端末ファイル
のみを更新する。
【0017】このように本発明の一実施例によれば、共
有モードのときに書き出された意見や討論の内容や配布
資料など会議出席者全員の共有の情報に対する加筆修正
などの入力は、どの端末から行われても必ず共通表示装
置に全て転送しそれを基に共有ファイルを更新し、次に
各端末装置の端末ファイルを更新するので、常に全員が
同じ情報を持っている。また個人モードのときに書き込
まれた情報は、該当する端末装置内の端末ファイルのみ
を更新するので、個人的な意見なども自由に書き込むこ
とができる。
【0018】従って、どの端末装置からでも全員が同じ
共有の情報を見ることができるので、会議進行中いつで
も最新の共有の情報を見ることのでき、更に個人的な意
見なども自由に書き込むことができる電子会議システム
を提供することができる。
【0019】次に、図2を用いて本発明の他の実施例
の、電子会議システムの概略を説明する。図2の電子会
議システムにおいて、図1のものと異なる点は、図1に
通信線5、6、7を用いずにネットワーク8を用いたこ
とにある。このような構成を用いても図1と同様な動作
を行うことができる。例えば、端末装置2から共有の情
報に対する加筆修正などの情報の入力があったとする
と、端末装置2は、入力された情報を、直ちに、ネット
ワーク8を介して共通表示装置1に転送する。これを受
信した共通表示装置1は、後述する共有ファイルを更新
し共有画面にその情報を表示する。さらに、ネットワー
ク8を介して受信した情報を各端末装置2、3、4に同
報する。次に、同報されてきた情報を受信した各端末装
置2、3、4は、後述する端末ファイルを更新し端末画
面にその情報を表示する。このように他の実施例によれ
ば、図1の実施例と同様に、どの端末装置からでも全員
が同じ共有の情報を見ることができるので、会議進行中
いつでも最新の共有の情報を見ることのでき、更に個人
的な意見なども自由に書き込むことができる電子会議シ
ステムを提供することができる。
【0020】次に、図3を用いて本発明の一実施例を構
成するハードウエアを説明する。
【0021】図3において、共通表示装置1は、CPU
23と、プログラムを格納するROM24と、処理データ
を格納し共有ファイルをもつRAM25と、端末装置
2、3から送られてきた情報を表示するディスプレイ4
9と、表示データに基づきディスプレイに情報を表示制
御する表示制御部26と、端末装置2との間で情報を転
送するシリアルインタフェース制御部27と、端末装置
3との間で情報を転送するシリアルインタフェース制御
部28とから構成されている。
【0022】端末装置2は、CPU29と、プログラム
を格納するROM30と、処理データを格納し端末ファ
イルをもつRAM31と、手書き情報を入力するデジタ
イザ35と、デジタイザからの信号を検出して座標デー
タに変換する座標検出器36と、変換された座標データ
をプログラムに応じて読み出したり、共有モードか個人
モードかを選択しモードをプログラムにしたがって読み
出すことの出来る入力制御部37と、デジタイザ35に
重ねて配置され入力した手書き情報の軌跡を表示する液
晶ディスプレイ34と、プログラムに従って表示情報を
処理する表示制御部32と、表示制御部32からの表示
情報を液晶駆動信号に変換する液晶ドライバ33と、共
通表示装置1との間で情報を転送するシリアルインタフ
ェース制御部38とから構成されている。
【0023】端末装置3は、端末装置2と同等であり、
CPU39と、プログラムを格納するROM48と、処
理データを格納し端末ファイルを有するRAM47と、
手書き情報を入力するデジタイザ35と、デジタイザか
らの信号を検出して座標データに変換する座標検出器4
5と、変換された座標データをプログラムに従って読み
出したり、共有モードか個人モードかを選択しモードを
プログラムに応じて読み出すことの出来る入力制御部4
6と、デジタイザ44に重ねて配置され入力された手書
き情報の軌跡を表示する液晶ディスプレイ43と、プロ
グラムにしたがって表示情報を処理する表示制御部41
と、表示制御部41からの表示情報を液晶駆動信号に変
換する液晶ドライバ42と、共通表示装置1との間で情
報を転送するシリアルインタフェース制御部40とから
構成されている。
【0024】なお、図3は、端末装置が二台の例を示し
ているが、この例に限らず、本実施例の電子会議システ
ムを利用する会議の規模すなわち出席者の数に応じて端
末装置の台数を増減してもよい。
【0025】また、取り扱う情報を手書き情報としてい
るが、キーボードを用いてテキスト情報を取り扱った
り、マウスを用いて図形情報を取り扱ってもよい。その
場合デジタイザと座標検出器が、キーボードとキーボー
で制御部、マウスとマウス制御部で構成される。
【0026】更に、情報の表示に液晶ディスプレイを用
いているが、これに限らず情報の表示が行える素子であ
れば何でもよく、例えば、CRT、プラズマディスプレ
イ、ELディスプレイ、蛍光表示管などが考えられる。
【0027】また、手書き情報の入力にデジタイザを用
いているが、これに限らず手書き情報を行える素子であ
ればなんでもよく磁気結合方式、静電誘導方式、超音波
伝導方式、管圧抵抗方式などのデジタイザやマウス、ト
ラックボールなどが考えられる。
【0028】このようなハードウェア構成を持つ電子会
議システムの各部の動作の詳細を図4ないし図7を用い
て説明する。なお、必要に応じて図3の部分を参照す
る。
【0029】図4は、ROM24に格納されているソフ
トウェアの論理的構成のブロック図である。図4におい
て、端末装置2は、デジタイザ35から入力された手書
き情報を入力制御部37から取り出したり共有モードや
個人モードの設定を検出する端末入力17と、共有モー
ドのとき共通表示装置1から転送されてきた更新情報を
表示したり、個人モードのときデジタイザ35から入力
された手書き情報を表示したりする端末画面制御16
と、共有モードや個人モードに関係なく共通表示装置1
から転送されてきた更新情報を基に端末ファイルを更新
したり、個人モードのときにデジタイザ35から入力さ
れた手書き情報により直接端末ファイルを更新したりす
る端末ファイル管理15と、共有モードのときデジタイ
ザ35から入力された手書き情報を共通表示装置1へ転
送したり、共有モードや個人モードに関係なく共通表示
装置1からの更新情報を受信したりする通信制御14
と、端末装置2の全体を制御し、通信制御14、端末フ
ァイル管理15、端末画面制御16、端末入力17の制
御を行う端末制御13とから構成されている。
【0030】同様に端末装置3は、デジタイザ44から
入力された手書き情報を入力制御部46から取り出した
り共有モードや個人モードの設定を検出する端末入力22
と、共有モードのとき共通表示装置1から転送されてき
た更新情報を表示したり、個人モードのときデジタイザ
44から入力された手書き情報を表示したりする端末画
面制御21と、共有モードや個人モードに関係なく共通
表示装置1から転送されてきた更新情報を基に端末ファ
イルを更新したり、個人モードのときにデジタイザ44
から入力された手書き情報により直接端末ファイルを更
新したりする端末ファイル管理20と、共有モードのと
きデジタイザ44から入力された手書き情報を共通端末
装置1へ転送したり、共有モードや個人モードに関係な
く共通表示装置1からの更新情報を受信したりする通信
制御19と、端末装置3の全体を制御し、通信制御1
9、端末ファイル管理20、端末画面制御21、端末入
力22の制御を行う端末制御18とから構成されてい
る。
【0031】また、共通表示装置1は、各端末装置が共
有モードのとき各デジタイザから手書き入力され送られ
てきた手書き情報を受信したり、各端末ファイルの更新
情報を各端末に送信したりする通信制御12と、各端末
装置から受信した手書き情報を基に共有ファイルを更新
する端末ファイル管理11と、各端末から受信した手書
き情報を表示する共有画面制御10と、共通表示装置1
の全体を制御し共有画面制御1、共有ファイル管理1
1、通信制御12の制御を行う共通表示制御9から構成
されている。
【0032】このようなソフトウェア構成を持つ電子会
議システムのソフトウェアの動作を図5および図6を用
いて説明する。なお必要に応じて図4の部分を参照す
る。
【0033】端末装置の処理フローを図5を用いて説明
する。図5は、端末装置2の処理フロー図であり、主に
端末制御13の処理フローである。端末制御13は、端
末入力17を検査することで手書き入力があったかどう
か検査し(ステップ200)、なければステップ206
へ、あればステップ201へ進む。手書き入力があった
とき、端末制御13は、端末入力17より手書き情報を
読み出す(ステップ201)。次に端末入力17より現在の
モードを調べる(ステップ202)。共有モードであれ
ば、読み出した手書き情報を通信制御14を介して共通
表示装置へ転送する(ステップ203)。個人モードで
あれば、読み出した手書き情報を端末画面制御16に送
り手書き入力の軌跡を表示する(ステップ204)とと
もに、端末ファイル管理15に転送し端末ファイルを更
新する(ステップ205)。次に、通信制御14を検査
して、共通表示装置1からの更新情報を受信したかどう
かを検査する(ステップ206)。受信していなければ
ステップ200よりこれを繰り返し、受信していれば、
通信制御14より受信した更新情報を読み出す(ステッ
プ207)。読み出された更新情報は、端末画面制御1
6に送り更新する情報を表示するとともに(ステップ2
08)、端末ファイル管理15に転送し端末ファイルを
更新する(ステップ209)。この動作は、端末装置3
でも同様に行われるので詳細な説明は省略する。
【0034】次に共通表示装置の処理フローを図6を用
いて説明する。図6は、主に共通表示制御9の処理フロ
ーである。共通表示制御9は、端末制御12を検査し
て、端末装置2より手書き情報を受信したかどうかを検
査する(ステップ210)。受信していなければステッ
プ212へ、受信していれば通信制御12より受信デー
タを読み出す(ステップ211)。同様に端末装置3よ
り手書き情報を受信したかどうかを検査する(ステップ
212)。受信していなければステップ214へ、受信
していれば通信制御12より受信データを読み出す(ス
テップ213)。そして、通信制御12より読み出した
データがなければステップ210よりこれを繰り返し、
あればステップ215へ進む(ステップ214)。通信
制御12より読み出したデータは、更新情報として全て
も端末装置へ同報送信する(ステップ215)ととも
に、共有画面制御10に送り情報を画面表示する(ステ
ップ216)。続いて、共有ファイル管理11へ転送して共
有ファイルを更新する(ステップ217)。
【0035】このようにソフトウェアを構成すれば、共
有モードのときに書き出された意見や討論の内容や配布
資料など会議出席者全員の共有の情報に対する加筆修正
などの入力は、どの端末から行われても必ず共通表示装
置に全て転送しそれを元に共有ファイルを更新し、次に
各端末装置の端末ファイルを更新するので、常に全員が
同じ情報を持っているとともに、個人モードのときに書
き込まれた情報は、該当の端末装置内の端末ファイルの
みを更新するので、個人的な意見なども自由に書き込む
ことができる電子会議システムを実現できる。
【0036】次に、共有モードのときの共通表示装置と
各手元端末間のデータ転送手順を表すシーケンスチャー
トを図7を用いて説明する。端末装置2からの入力104
は、直ちに共通表示装置1へ送信100される。これを
受信した共通表示装置1は、更新情報として端末装置
2、3、4へそれぞれ同報送信101、102、103
するとともに、受信した情報を表示107し、さらに共
有ファイルを更新108する。一方、端末装置2、3、
4は、同報されてきた更新情報を受信し、それぞれ端末
装置の端末画面に表示109、111、113し、さら
にそれぞれの端末ファイルを更新110、112、11
4する。同様に端末装置3からの入力115は、直ちに共
通表示装置1へ送信116される。これを受信した共通
表示装置1は、更新情報として端末装置2、3、4へそ
れぞれ同報送信117、118、119するとともに、
受信した情報を表示122し、さらに共有ファイルを更
新123する。一方、端末装置2、3、4は、同報され
てきた更新情報を受信し、それぞれ端末装置の端末画面
に表示124、126、128し、さらにそれぞれの端
末ファイルを更新125、127、129する。
【0037】以上のように、共有モードのときの各端末
装置からの入力は、全て共通表示装置へ転送しここから
同報されてきた情報を基にそれぞれの端末装置の端末フ
ァイルを更新するので、常に全員が同じ共有の情報を持
つことができる。
【0038】次に図8を用いて、本発明の実施例の画面
上の動作の例を説明する。図8において、端末装置2は
共有モードに、端末装置3は個人モードに、端末装置4
は共有モードに設定され、領域79、80、81にそれ
ぞれ「共有」、「個人」、「共有」と表示されている。
この各領域79、80、81は、端末装置のモードを変
更するためのものであり、各入力ペンでこの領域を指示
する毎に共有モードと個人モードが交互に設定されるよ
うになっている。また、手書き入力された共有情報7
0、71、72、73が表示されておりこれらは同一の
情報として共通表示装置の共有ファイルや各端末装置の
個人ファイルに保持されている。このような状態で、共
有モードに設定されている端末装置2から入力ペン50
を用いて手書き情報を入力すると、共通表示装置1へ転
送され手書き情報74が表示される。次にこれが更新情
報として各端末装置に同報送信されるので、各端末装置
には手書き情報75、76、77がそれぞれ表示され
る。このように共有モードのときに入力した手書き情報
は、共通表示装置や全ての端末装置にも表示される。一
方、個人モードに設定されている端末装置3から入力ペ
ン51を用いて手書き情報を入力すると、共通表示装置
1や他の端末装置には入力した手書き情報は表示され
ず、端末装置2の中だけに手書き入力情報78として表
示される。このように個人モードのときに入力した手書
き情報は、該当の端末装置のみしか表示されない。
【0039】本実施例によれば、共有モードのときに書
き出された意見や討論の内容や配布資料など、会議出席
者全員の共有の情報に対する加筆修正などの入力は、ど
の端末から行われても必ず共通表示装置に全て転送しそ
れを元に共有ファイルを更新し、次に各端末装置の端末
ファイルを更新するので、常に全員が同じ情報を持って
いる。また、個人モードのときに書き込まれた情報は、
端末装置内の端末ファイルのみを更新するので、個人的
な意見なども自由に書き込むことができる。従って、ど
の端末装置からでも全員が同じ共有の情報を見ることが
できるので、会議進行中いつでも最新の共有の情報を見
ることのでき、更に個人的な意見なども自由に書き込む
ことができる電子会議システムを提供することができ
る。
【0040】本発明の他の実施例を図9を用いて説明す
る。図9の実施例は、共通表示装置1にスキャナ53を
接続し、あらかじめ配布資料を読み込むことができるよ
うにしたものである。スキャナ53より読み込んだ画像
情報は共通表示装置へ転送150される。この画像情報
は、配布資料として共有ファイルに登録されるととも
に、各端末装置2、3、4に配布資料として同報送信1
51、152、153され端末ファイルに登録される。
そして配布資料は共通表示装置1や各端末装置2、3、
4に表示される。そして、上記実施例によりいつでも共
有モードや個人モードでこの配布資料に加筆修正するこ
とができる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、あらかじめ配布資料を
読み込みそれに対しても自由に加筆修正することのでき
る電子会議システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子会議システムのブロック図、
【図2】電子会議システムの他のブロック図、
【図3】ハードウェアブロック図、
【図4】ソフトウェアブロック図、
【図5】端末装置の処理フローチャート、
【図6】共通表示装置の処理フローチャート、
【図7】データ転送手順を表すシーケンスチャート、
【図8】画面の一例を示すブロック図、
【図9】電子会議システムの他の実施例のブロック図。
【符号の説明】
1…共通表示装置、2…端末装置、3…端末装置、4…
端末装置、5…通信線6…通信線、7…通信線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西谷 茂之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マイクロエレクトロニクス 機器開発研究所内 (72)発明者 目瀬 道弘 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マイクロエレクトロニクス 機器開発研究所内 (72)発明者 大野 公義 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立マイクロソフトウエアシステムズ (72)発明者 佐々木 学 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所横浜工場内 (72)発明者 中西 総一郎 東京都渋谷区道玄坂一丁目16番3号株式会 社日立情報システムズ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】会議出席者全員が共通に見ることができる
    共有画面と共有画面に表示されている情報を記憶管理す
    る共有ファイルを備えた共通表示装置と、各出席者用の
    情報の入力、編集手段とその出力を表示する手段と表示
    されている情報を記憶管理する端末ファイルをもった端
    末装置と、前記共通表示装置と各端末装置間を接続する
    通信手段を備えた電子会議システムにおいて、 入力された情報を共有の情報として取り扱うため共有フ
    ァイルと前記各端末ファイルを更新する第一のモード
    と、各端末内の前記端末ファイルのみを更新する第二の
    モードと、前記第一のモードおよび前記第二のモードを
    切り替えるモード設定手段と、前記第一のモードが設定
    されているときに各端末から入力された情報を直ちに共
    通表示装置に転送する手段と、これを受信した前記共通
    表示装置は、受信情報に応じて共有ファイルを更新し共
    有画面に表示し各端末装置に受信した情報を更新情報と
    して配送する手段と、更新情報を受信した各端末装置は
    受信情報に応じて端末ファイルを更新し表示する手段を
    備えたことを特徴とする電子会議システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、あらかじめ共通表示装
    置に配布資料を読み込む手段と、読み込んだ配布資料を
    共有ファイルに保持する手段と、配布資料を共有画面に
    表示する手段と、読み込んだ配布資料を通信手段を介し
    て各端末装置に配送する手段を備えた電子会議システ
    ム。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記端末装置
    は、手書き情報を入力する手段と、前記手書き情報を表
    示する手段とを一体化した電子会議システム。
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