JP2009211576A - 情報統合処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内部端末機2の入力情報信号を表示する情報テーブル1につながる情報処理装置4内の制御部6が、前記入力情報信号が記憶部8に記憶せよの信号か、記憶部8から取得せよと信号を判別し、情報処理部7にその判別信号を送信、情報処理部7が取得した記憶データ8aは情報テーブル1に表示され、内部端末機2の入力信号により統合処理されて外部表示装置9に表示される。一方、前記記憶せよとの信号と判別すると記憶部8に記憶される。前記統合処理された情報は外部端末機11から取り出し可能とする。
【選択図】図1
Description
以下、この発明の実施の形態1による情報統合処理装置を地図情報統合処理装置に適用した場合について説明する。
図1において、地図情報統合処理装置である情報統合処理装置200は、情報処理装置100と、ネットワーク10に接続され情報処理装置100で処理される地図情報の表示を行う例えば、大型ディスプレイパネルである外部表示装置9と、外部端末機11でもって構成される。
この実施の形態1では、地図情報テーブル1とデータ処理装置4を分けているので、それぞれの間でデータをやり取りするために地図情報テーブル1がインタフェース3を有し、データ処理装置4がインタフェース5を有する。地図情報テーブル1と処理装置4を一体にすれば、インタフェース3とインタフェース5は不要である。
地図情報テーブル1に表示されている地図情報は、前述したように新情報が追加される。入力手段2からの入力信号により地図情報テーブル1の地図情報は必要な都度、記憶部8に地図情報8aとして記憶させる。地図情報テーブル1からの信号を制御部6が記憶させるものと判定した場合、情報処理部7を介して記憶部8に記憶させるよう指令する。この記憶部8に新たに記憶された地図情報8aは前述した取得信号によって適宜読み出される。新たに保存した地図情報8aが、予め準備された記憶データを入力手段2からの入力により情報の追加または削除または修正が行われて得られた加工記憶データになる。
まず、例えば土木部責任者が入力手段2aを操作し、データ処理装置4の記憶部8の地図情報8aから前記某市を中心とした、災害発生前の周辺都市や郡部市町村の地図情報を取り出し、地図情報テーブル1上に表示する。
また、河川部責任者が入力手段2bによって河川の堤防決壊個所、それに伴う浸水や流出の恐れのある橋等の書き込みを行う。
道路整備部責任者は入力手段2cによって車輌の通行不能な道路状況の書き込みを行う。
水道部責任者は入力手段2dによって上水道の供給不可能な市街地範囲の書き込みを行う。
この場合、地図情報テーブル1に表示される地図情報は、入力手段2からの入力信号によって逐一データ処理装置4に入力され、制御部6は前記出力信号を分析し、記憶せよとの判別の上データ処理部7を介して記憶部8に発信し、地図情報8aとして記憶される。
加工記憶データを表示する際に、保存した履歴など関連する加工記憶データが存在することがわかるように表示し、履歴を参照できるようにする。例えば、画面の隅などに左と右の矢印を表示して、左の矢印を選択することにより前の加工記憶データを表示し、右の矢印を選択することにより後の加工記憶データを表示する。またユーザの設定により、変化個所を強調して表示するようにしてもよい。
この結果の地図情報は、前記入力手段2からの入力を受信する地図情報テーブル1、データ処理装置4を介して表示信号が発信され、知事室内や、市街地に設置されている外部表示装置9である大型ディスプレイに表示される。
また、各部局の担当職員は外部端末機11a〜11nを操作して前記情報処理装置100から前記災害対策の結論の地図情報や、その経過あるいは他の部局の災害情報等必要な地図情報を任意に取り出すことができ、それに基づいて関係住民への指示、情報提供が適確に実施できる。なお、外部端末機11a〜11nは、一般市民が所有する端末機であってもよい。
次に、実施の形態2を図2に基づいて説明する。
この実施の形態2は、前述した実施の形態1の図1のデータ処理装置4の情報処理部7に、加えて記憶データである地図情報を判定する記憶データ判別機能7aを設けたものである。記憶部8に記憶される地図情報8aには、例えば個人情報や公共事業計画の予算額等、外部表示装置9によって一般に開示することにふさわしくない機密情報も含まれている。この実施の形態2は前述のような機密情報を誤って外部表示装置9で表示されることを自動的に防止した情報統合処理装置200を提供するものである。
記憶データ判別機能7aには、機密とすべき情報すなわち個人情報や公共事業計画の予算額等が含まれた情報には、予め機密情報データと認証する認証符号が付与されている。従って記憶部8には、前記認証符号が付与された地図情報と、それ以外の地図情報が記憶されている。外部表示装置9に記憶部8の地図情報8aを表示する場合、入力手段2の出力信号を地図情報テーブル1を介して受信する制御部6は、地図情報の取得信号であると判別後、情報処理部7に地図情報の取得信号を発信する。この信号を受信した情報処理部7は表示指令の地図情報8aの内に、機密情報データが含まれているか否かの判別、つまり取り出す地図情報8aの内に、認証符号が付与されているかの判定を記憶データ判別機能7aにて行う。
このように、情報処理部7に記憶データ判別機能7aを設けているので、外部表示装置9に地図情報を表示する前に機密情報か否かの判別を自動的に行うことが可能となり誤って機密情報を外部表示装置9に表示することを未然に防止することができるという効果がある。
実施の形態3は、図3に示すようにデータ処理装置4に、レイヤ制御部12を設けたものである。このレイヤ制御部12を設ける重要性は、情報入力がこの情報処理装置100の使用する以外の任意のフォーマットを有していたとしても、この情報処理装置100で使用するフォーマットと同じフォーマットに変換することにある。
以下、動作を説明する。
制御部6は地図情報テーブル1を介して入力手段2から入力された信号または、外部端末機11から入力された信号が、当該情報処理装置100が使用するフォーマットと同じであるか否かを判別する。異なるフォーマットを備えた入力信号を受信したとき、制御部6はレイヤ制御部12に当該情報処理装置100の使用するフォーマットと同じフォーマットに変換するよう指令信号を出力する。
レイヤ制御部12は、指令信号を受けてフォーマットの変換を実行後、制御部6に返信する。その後制御部6は前述した実施の形態1と同様に、前記地図情報テーブル1を介する入力信号を分析し、記憶データの取得か、記憶せよかの判定に移行する。これ以降は実施の形態1と同様であるので説明省略する。
実施の形態4は、図4に示すように情報処理部7に付帯項目判別機能7bを設けたものである。記憶部8の記憶データである地図情報8aには、そのデータ作成日時や作成者各等の付帯項目が付与されている。記憶部8から取得し地図情報テーブル1に表示される地図情報8aは、前述した情報統合処理を行う場合に、そのデータ作成の日時や作成者名を参照することによって情報の経時的変化を知ることができ、また情報のグループ化等の統合処理のスピードアップ化が図れる。この実施の形態4の情報統合処理装置200は、上記目的を達成するためになされたものである。
次に動作を説明する。
前述した実施の形態1と同様に制御部6は、地図情報テーブル1を介して入力手段2からの付帯項目が付与された地図情報8aを取得せよとの入力信号を分析し、その信号が地図情報8aを取得せよと判別し、情報処理部7にデータ取得の信号を発信する。付帯項目判別機能7bは付帯項目が付与された地図情報8aを判別、取得し、制御部6を介し地図情報テーブル1に返信する。これ以外の動作は実施の形態1と同様であるので説明省略する。
実施の形態5は図5に示すように、データ処理装置4の地図情報テーブル1(表示部)に、ユーザの接触によるハンドジェスチャを認識する入力タッチ部14と、この入力タッチ部14が認識したハンドジェスチャを電気信号に変換する信号変換部15を設けるとともに、記憶部8にこの情報処理装置100の操作責任者(ユーザ)毎のハンドジェスチャから変換された信号のパターンと操作内容を対応付けるパターンデータを記憶するハンドジェスチャパターンデータ8bを設けたものである。
次に動作を説明する。
責任者のハンドジェスチャが入力タッチ部14を介し、信号変換部15で電気信号に変換されて地図情報テーブル1に入力され制御部6に発信される。制御部6は前述の如く記憶データ取得と判定後、情報処理部7に取得信号を発信する。情報処理部7は記憶部8から前記信号に合致したパターンデータ8bを取得し、制御部6を介し地図情報テーブル1に返信する。このような信号送信、返信によって地図情報テーブル1に表示された地図情報はハンドジェスチャ入力により地図情報の拡大、縮小、移動、重ね合わせ等の表示に関する制御や、点や線、文字等が入力される。この際、地図情報テーブル1への入力は複数、同時入力が可能である。このような構成を備えた情報統合処理装置200は、責任者の思考に合った直感的な入力が表示可能となり、処理スピードが向上する。
さらに、従来業務においては、協議実施の際に協議資料をあらかじめ作成し、準備しておく必要があった。本システムの場合、前回までの協議履歴が蓄積されているため、協議の場ですぐにこれまでの協議履歴を参照することができる。このため、協議資料の準備作業を省略することが可能となる。
これより、この実施の形態1〜5による情報統合処理装置200を利用することで、従来業務でかかっていた人的コストと時間的コストの削減が可能となり、より効率的な業務の遂行が実施できる。
7 情報処理部、7a 記憶データ判別機能、7b 付帯項目判別機能、8 記憶部、
8a 地図情報データ、8b パターンデータ、9 外部表示装置、
10 ネットワーク、11 外部端末機、12 レイヤ制御部、14 入力タッチ部、
15 信号変換部、100 情報処理装置、200 情報統合処理装置。
Claims (8)
- 複数のユーザからの入力を受け付ける入力手段と、
予め準備された記憶データ、および前記記憶データを前記入力手段からの入力により情報の追加または削除、または修正が行われて得られた加工記憶データを記憶する記憶部と、この記憶部に記憶された前記記憶データまたは前記加工記憶データの読み出しと書き込みを制御する情報処理部と、前記入力手段からの入力に応じて前記記憶部から読み出された前記記憶データまたは前記加工記憶データと、前記入力手段により入力された情報とを統合して得られる前記加工記憶データである統合データを、複数のユーザに見えるように、前記入力手段からの入力に従って表示する表示部とを備え、前記入力手段からの入力に応じて、前記統合データを前記記憶部に書き込むことを特徴とする情報統合処理装置。 - 前記記憶データは地図情報データであることを特徴とする請求項1に記載の情報統合処理装置。
- 前記記憶データまたは前記加工記憶データを、ネットワークにより接続された表示装置または端末に表示することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の情報統合処理装置。
- 前記記憶部は、新たな前記加工記憶データを記憶する際に、新たな加工記憶データを記憶する前に読み出されて前記表示部に表示された前記記憶データまたは前記加工記憶データと関連付けて記憶し、前記表示部に前記加工記憶データを表示する際に、関連する前記記憶データまたは前記加工記憶データが存在することが分かるように表示することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の情報統合処理装置。
- 前記記憶データまたは前記加工記憶データは、機密情報が含まれるかどうか判別可能であり、前記記憶部から読み出される前記記憶データまたは前記加工記憶データに機密情報が含まれるかどうか判別し、機密情報を含み、かつ読み出し先がネットワークにより接続された表示装置または端末である場合には、読み出しを拒否する記憶データ判別機能を備えることを特徴とする請求項3に記載の情報統合処理装置。
- 前記入力手段により入力された情報の形式が情報統合処理装置で使用する形式と異なる場合に、情報統合処理装置で使用する形式に変換するレイヤ制御部を備えることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の情報統合処理装置。
- 前記記憶部が記憶する前記記憶データまたは加工記憶データには付帯項目も共に記憶されており、前記入力手段は付帯項目に関する条件を入力でき、前記記憶部の記憶データまたは前記加工記憶データの付帯項目を調べ、前記入力手段により入力された条件を満足するものを読み出す付帯項目判別機能を備えることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の情報統合処理装置。
- 前記入力手段として、前記表示部へのユーザの接触によるハンドジェスチャを認識する入力タッチ部と、この入力タッチ部が認識したハンドジェスチャを電気信号に変換する信号変換部と、前記記憶部には前記ユーザごとのハンドジェスチャから変換された信号のパターンと操作内容を対応付けるパターンデータを記憶するハンドジェスチャパターンデータを備え、前記入力タッチ部がハンドジェスチャを認識して前記信号変換部により変換した電気信号で前記記憶部に記憶されたハンドジェスチャパターンデータを検索し、該当する前記パターンデータがある場合に、前記パターンデータの操作内容を実行することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の情報統合処理装置。
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