JP6777200B2 - 情報処理装置、情報処理プログラム及び情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、情報処理プログラム及び情報処理システム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理プログラム及び情報処理システムに関する。
特許文献1には、同一箇所に付される複数の電子付箋をまとめて取り扱い、電子付箋の貼り付け又は閲覧を容易にすることを課題とし、電子文書に対して電子付箋が貼り付けされ、電子付箋の一部は同一箇所に貼り付けされ、ユーザーが電子付箋のグループ化を指示すると、各電子付箋が貼り付けされた箇所に関する位置情報が取得され、貼り付け箇所が同じである複数の電子付箋が電子付箋束としてグループ化され、表示においては、電子付箋束毎に、含まれる電子付箋が貼り付け又は更新時間順に重ねられ、これにより、限られたスペースに複数の電子付箋が貼り付け可能となるほか、閲覧も容易となることが開示されている。
特許文献2には、電子マニュアル等の電子ページの原型をそのまま残しつつ、各利用者に対応した個別の付箋情報、及び、利用者に全員に示すための共有の付箋情報を電子ページ上に表示することが可能な電子付箋装置、電子付箋貼り付け方法及び電子付箋プログラムが記録された記録媒体を提供することを課題とし、サーバー側に設けられた利用者登録情報記憶手段と、オリジナル電子ページ記憶手段と、サーバーやクライアント側から入力された利用者情報に基づいて利用者を確認する確認手段と、利用者別の付箋情報を記憶する個別付箋情報記憶手段と、利用者全員が共有すべき付箋情報を記憶する共有付箋情報記憶手段とをサーバー側に設け前記利用者に対応し、前記電子ページに対応する共有付箋情報と前記個別付箋情報を示す電子付箋ウインドウを前記電子ページの表示画面上の所定の位置に重ねて表示することが開示されている。
特許文献3には、電子コンテンツに付箋やコメントをはじめとするオブジェクトを貼り付けて表示するシステムにおいて、オブジェクトの数が多い場合でも閲覧者が希望に合ったオブジェクトを選択して表示することができ、閲覧者にとって必要な情報のみを表示することを課題とし、画面上に表示された電子コンテンツに貼り付けオブジェクトを付して表示することができる電子コンテンツ表示システムであって、電子コンテンツ中の第1閲覧者が指定した箇所に紐付けて、第1閲覧者が入力した貼り付けオブジェクトを貼り付けた後、その電子コンテンツ中の第2閲覧者が指定した箇所に紐付けて、第2閲覧者が入力した貼り付けオブジェクトを貼り付けるとき、第2閲覧者が指定した箇所が第1閲覧者が指定した箇所と重なっていた場合、第2閲覧者用に表示された電子コンテンツ上に、第1閲覧者が貼り付けた貼り付けオブジェクトを表示することが開示されている。
特許文献4には、検体から培養した細菌コロニーを多数釣菌する装置において、培養したシャーレより釣菌する細菌コロニーを自動、あるいは半自動的に決定する方法で、シャーレ上には複数種の細菌コロニーが存在し、例えば薬剤耐性を測定する場合に、異なる種類の細菌コロニーを混在させて釣菌すると正確な薬剤耐性を判定することができる方法を提供することを課題とし、複数方向から照明した画像より孤立したコロニーを自動抽出し、また、この複数方向から照明した複数の画像より画像特徴量を算出して特徴量に基づきグルーピングを行い、このグルーピング結果に基づいて釣菌するコロニーを決定することが開示されている。
特開2005−202596号公報 特開2002−108897号公報 特開2013−008382号公報 特開2012−080802号公報
本発明は、他の装置において表示される対象物に関するグループ情報に基づき、対象物とグループの代表対象物とを表示するようにした情報処理装置、情報処理プログラム及び情報処理システムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、他の装置において表示される対象物のうち複数の対象物をグループとして扱うグループ情報を取得する取得手段と、前記取得したグループ情報に基づき、前記対象物と前記グループの代表対象物とを表示する表示手段と、グループの解除を受け付けた代表対象物について、該代表対象物を構成する複数の対象物と、該代表対象物以外であって予め定めた関係にある複数の対象物とが、少なくとも1以上重複する場合には、該重複する対象物に対して重複する旨を示唆する表示態様にする表示態様制御手段を備える情報処理装置である。
請求項2の発明は、前記代表対象物は、前記グループに含まれる対象物として表示される、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3の発明は、前記代表対象物は、前記グループに含まれる対象物の一つを縮小して表示される、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4の発明は、コンピュータを、他の装置において表示される対象物のうち複数の対象物をグループとして扱うグループ情報を取得する取得手段と、前記取得したグループ情報に基づき、前記対象物と前記グループの代表対象物とを表示する表示手段と、グループの解除を受け付けた代表対象物について、該代表対象物を構成する複数の対象物と、該代表対象物以外であって予め定めた関係にある複数の対象物とが、少なくとも1以上重複する場合には、該重複する対象物に対して重複する旨を示唆する表示態様にする表示態様制御手段として機能させる情報処理プログラムである。
請求項5の発明は、第1の情報処理装置に表示される複数の対象物について特定の関係にある複数の対象物をグループとして決定する決定手段と、第2の情報処理装置に前記複数の対象物と前記グループに対応する代表対象物とを表示する表示手段と、グループの解除を受け付けた代表対象物について、該代表対象物を構成する複数の対象物と、該代表対象物以外であって予め定めた関係にある複数の対象物とが、少なくとも1以上重複する場合には、該重複する対象物に対して重複する旨を示唆する表示態様にする表示態様制御手段からなる情報処理システムである。
請求項1の情報処理装置によれば、他の装置において表示される対象物に関するグループ情報に基づき、対象物とグループの代表対象物とを表示できる。
請求項2の情報処理装置によれば、代表対象物として、グループに含まれる対象物を表示できる。
請求項3の情報処理装置によれば、代表対象物は、グループに含まれる一つの対象物の縮小を表示できる。
請求項4の情報処理プログラムによれば、他の装置において表示される対象物に関するグループ情報に基づき、対象物とグループの代表対象物とを表示できる。
請求項5の情報処理システムによれば、第1の情報処理装置に表示される複数の対象物についてグループを決定することができ、第2の情報処理装置に複数の対象物とグループに対応する代表対象物とを表示できる。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 付箋間距離テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 画面における付箋の配置例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
本実施の形態である電子付箋制御装置150は、対象物とその対象物のグループを示す代表対象物の表示を制御するものであって、図1の例に示すように、端末管理モジュール155、付箋、グループ情報管理モジュール160、付箋間距離計算モジュール165、端末グループ差分判定モジュール170、グループ判定モジュール175を有している。また、電子付箋制御装置150は、共有画面端末100、個人端末120と通信回線を介して接続されている。ここで対象物とは、例えば、電子付箋(以下、付箋ともいう)、カード、文書等がある。対象物の例として、付箋を示して説明する。
前述の特許文献に記載されているように、電子付箋システムによって、従来の紙付箋作業に比べて、複数名での作業における付箋の作成及び貼り付け作業効率が向上した。
しかしながら、ブレインストーミング、KJ法等における付箋貼り付け後に行われるグループ化作業は、従来の電子付箋システムにおいても、各ユーザーで行うことは困難であり、一般的にはファシリテーターなど代表者が代表してグループ化作業を行う必要があった。
また、紙の付箋を用いた作業でよく行われる、複数人でエリアを分担して行うグループ化は、エリア毎のマージで新たな作業が発生し、決して効率が上がるものではない。
本実施の形態は、参加者による独立したグルーピングの成果を共有する際に用いるものである。
付箋を付与する対象が文書やテンプレートなど、空間的な位置に意味のあるものを対象とする場合と異なり、電子白紙(電子付箋を貼り付ける空間であって、背景、台紙等ともいわれる。以下、白紙ともいう)への付箋貼り付けにおいては、付箋が貼り付けられた位置には意味がない。意味付け(例えば、グループへの見出し付け等)は、その後に行われるのが通常である。
このため、参加者の個々が白紙上でのグループ化を行おうとすると、同じ意味を持つグループが別の位置に出現することになる。このため、位置情報をそのままマージすることは困難であり、また座標の平均のようなことを行うと、本来あった意味すら失う可能性がある。
また付箋作成時に属性(グループに関する属性)を与えることは困難であり、そもそも付箋作成時又はその直後は、グループを決定していないのが通常である。また、そのような処理を実現したとしても、電子付箋システムでは利用シーンが限定されてしまう。
共有画面端末100は、前述のファシリテーター等が用いるものであって、複数人のユーザーが見ることができる表示装置(共有画面)を備えている。ここでの表示装置として、例えば、大画面の液晶ディスプレイ、プロジェクタ等であってもよい。例えば、通信機能を有しているPC、ノートPC、タブレット型端末等であってもよい。また、PC等は表示装置に内蔵されていてもよい。さらに、電子付箋制御装置150が、共有画面端末100に内蔵されていてもよい。
個人端末120は、参加者であるユーザー個人が所持しているものであって、表示装置を有している。例えば、通信機能を有しているノートPC、タブレット型端末、携帯端末(例えば、スマートフォンを含む携帯電話等)等であってもよい。その表示装置では、共有画面端末100の表示装置と同等の表示を行う場合、そのユーザーが操作(例えば、グループ化等の操作)するための表示を行う場合がある。
共有画面端末100、個人端末120、電子付箋制御装置150によるシステムは、共有画面端末100又は個人端末120の複数人のユーザー(ファシリテーターを含む)によって、操作対象(付箋、白紙、グループ化された付箋群等)を共有するものである。参加者であるユーザーは、共有画面端末100の共有画面とは別に、個人端末120の表示画面上で自由に付箋を動かしたりすることができる。つまり、複数のユーザーが、一つの操作対象である付箋に対して、異なる時間又は異なる表示画面で、別々に操作可能である。
共有画面端末100は、主に、ファシリテーターによって使用され、付箋モジュール105、共有画面表示モジュール110、共有画面編集モジュール115を有している。
付箋モジュール105は、付箋の作成、変更、削除等の操作を受け付け、その操作に応じた処理を行う。ファシリテーターによる共有画面端末100に対する操作を受け付けて、その操作に応じて、付箋の作成、変更、削除に関する処理を行う場合や、個人端末120での付箋の操作や処理結果を受け付けて、個人端末120でのユーザーの操作に応じた付箋の作成、変更、削除に関する処理を行う場合もある。
共有画面編集モジュール115は、共有画面端末100の表示装置に表示された付箋に対する移動操作を受け付け、その操作に応じて、白紙上(表示装置上)で付箋を移動させる。
共有画面表示モジュール110は、付箋モジュール105によって作成された付箋を表示装置に表示する。そして、付箋モジュール105によって行われた処理結果(変更処理、削除処理等)を表示する。また、共有画面編集モジュール115による移動処理に応じて、付箋の位置を変更する。そして、表示されているもの(各付箋の内容、属性等に関する情報と、その表示位置に関する情報であってもよいし、表示装置のスナップショットの画像等であってもよい)を個人端末120へ送信する。
個人端末120は、参加者であるユーザーによって使用され、付箋モジュール125、共有画面表示モジュール130、共有画面個別編集モジュール135を有している。
付箋モジュール125は、付箋の作成、変更、削除等の操作を受け付け、その操作に応じた処理を行う。その処理結果を共有画面端末100へ送信するようにしてもよい。
共有画面個別編集モジュール135は、個人端末120の表示装置に表示された付箋に対する移動操作を受け付け、その操作に応じて、白紙上(表示装置上)で付箋を移動させる。
共有画面表示モジュール130は、付箋モジュール125によって作成された付箋を表示装置に表示する。そして、付箋モジュール125によって行われた処理結果(変更処理、削除処理等)を表示する。また、共有画面個別編集モジュール135による移動処理に応じて、付箋の位置を変更する。また、共有画面端末100の表示装置に表示されているものを受け付け、個人端末120の表示装置に表示するようにしてもよい。
共有画面端末100、個人端末120、電子付箋制御装置150は、それぞれ通信回線を介して接続されている。個人端末120は、複数あってもよい。
電子付箋制御装置150は、個々の個人端末120でグループ化された結果を共有画面端末100に送信し、共有画面端末100の表示装置における表示を制御する。
端末管理モジュール155は、付箋、グループ情報管理モジュール160、付箋間距離計算モジュール165、グループ判定モジュール175と接続されている。端末管理モジュール155は、共有画面端末100、個人端末120を管理する。例えば、共有画面端末100とそれ以外の区別、共有画面端末100、個人端末120で行われた操作、処理等を検知し、特に、どの個人端末120で付箋のグループ化が行われたかを検知する。
付箋、グループ情報管理モジュール160は、端末管理モジュール155、付箋間距離計算モジュール165、グループ判定モジュール175と接続されている。付箋、グループ情報管理モジュール160は、代表対象物に対してグループ指定の解除を受け付けた場合に、その代表対象物を構成する付箋を、その代表対象物の位置に応じた箇所に表示するように制御する。ここで「グループ指定の解除」とは、他の個人端末120(共有画面端末100を含めてもよく、対象としている個人端末120以外の個人端末120)で指定されたグループ化の処理結果である代表対象物を指定してグループ化を解除することであり、具体的には、その代表対象物を構成している付箋を、対象としている共有画面端末100(又は個人端末120)で表示することである。なお、解除は、ユーザーの操作(例えば、その対象物を選択する等)によって実行されてもよいし、予め定められた条件を満たした場合(例えば、代表対象物を表示してから予め定められた時間が経過した場合等)に実行するようにしてもよい。
また、付箋、グループ情報管理モジュール160は、グループ指定の解除を受け付けた代表対象物について、その代表対象物を構成する複数の付箋と、その代表対象物以外であって予め定めた関係にある複数の付箋とが、少なくとも1以上重複する場合には、その重複する付箋に対して重複する旨を示唆する表示態様にするように制御する。ある付箋が、複数のグループに重複して採用されているパターンに対応するものである。つまり、ある代表対象物に対するグループ指定の解除を受け付けた場合、その代表対象物を構成する複数の付箋を表示するように制御するが、その際に、これら複数の付箋が、他のグループにも含まれていることで、複数のグループに重複して採用されているパターンを想定している。ここで「予め定めた関係にある複数の付箋」とは、(1)予め定めた範囲(距離)内にある複数の付箋、(2)ユーザーによって明示的にグループ指定された関係にある複数の付箋(既にグループ指定が解除されていてもよいし、未だグループ指定が解除されていなくてもよい。)などが該当するものである。
付箋間距離計算モジュール165は、端末管理モジュール155、付箋、グループ情報管理モジュール160、グループ判定モジュール175と接続されている。付箋間距離計算モジュール165は、共有画面端末100又は個人端末120の表示装置に表示されている付箋間の距離を算出する。ここでの距離は、例えば、ユークリッド距離を用いればよい。ただし、共通の白紙における距離であって、表示装置上における距離ではない。共有画面端末100、個人端末120によって表示装置の大きさが異なるためである。具体例については、図12、図13の例を用いて後述する。
端末グループ差分判定モジュール170は、グループ判定モジュール175と接続されている。端末グループ差分判定モジュール170は、各個人端末120上で編集された付箋位置に基づいて判定された各個人端末120毎のグループ情報に基づき、共有画面端末100の表示装置における付箋の状態(グループの状態等)と個人端末120の表示装置における付箋の状態(グループの状態等)の差分を判定して、共有画面端末100の表示装置への反映方法を決定する。複数の個人端末120によるグループ化の結果の反映には、個人端末120の数(n)に応じたn次元空間で判定すればよい。
グループ判定モジュール175は、端末管理モジュール155、付箋、グループ情報管理モジュール160、付箋間距離計算モジュール165、端末グループ差分判定モジュール170と接続されている。グループ判定モジュール175は、共有画面端末100の表示装置に表示される複数の付箋について、共有画面端末100又は個人端末120からグループの指定に関する指示を受け付ける。そして、そのグループ指定された複数の付箋から、1の代表対象物を生成する。次に、そのグループ指定された複数の付箋と代表対象物とを、共有画面端末100の表示装置に表示するように制御する。ここで「代表対象物」とは、グループ化の処理結果を示すものであって、その形態は、付箋と区別可能なものであればよい。例えば、色、形状、模様、タイトル文字列(代表対象物であることを示す文字列)、ブリンク(点滅)、透明度合い等又はこれらの組み合わせによって区別可能とする。さらに、グループ化したユーザー毎に区別可能に表示するようにしてもよい。また、「グループ指定された複数の付箋」とは、前述の代表対象物に対しての「グループ指定の解除」を受け付けた場合に、表示する付箋群であって、「代表対象物を構成する付箋」である。また、代表対象物の形態として、代表対象物内にそのグループを構成している付箋を縮小表示するようにしてもよい。
また、例えば、個人端末120からグループ指定を受け付ける毎に、代表対象物を表示するようにしてもよい。そのために、グループ判定モジュール175は、通信接続された個人端末120から、複数の対象物についてグループの指定を受け付けるようにしてもよい。そして、グループの指定を受け付ける毎に1の代表対象物を生成するようにしてもよい。次に、代表対象物が生成される毎に、その代表対象物とグループ指定された付箋とを、共有画面端末100の表示装置に表示するようにしてもよい。
また、グループ判定モジュール175は、少なくとも1の付箋が移動操作された結果、その付箋の移動先での位置と、予め定めた位置関係にある付箋同士を、グループ指定された複数の付箋として受け付けるようにしてもよい。付箋の移動操作の後、その移動後の付箋の近くにある付箋同士をグループ化するようにしてもよい。
グループの指定とは、例えば、以下のものがある。
(A1)参加者であるユーザーが所持する個人端末120に表示された付箋が、参加者の操作により移動された結果、複数の付箋が予め定められた関係にあると判断された場合、その関係を満たす複数の付箋はグループの指定がなされたものとみなす。この場合、予め定められた関係とは、付箋間の距離が予め定められた関係(具体的には、付箋間の距離が予め定められた閾値未満又は以下である関係)にある場合、付箋の配置が、予め定められた関係(具体的には、付箋の密度が予め定められた閾値より高い又は以上である関係、付箋が予め定められた間隔で配置されている関係、付箋の集団(付箋の密度が予め定められた閾値より高い又は以上である関係等)の外形が楕円形を形成している関係等)にある場合等をいう。なお、(A1)で距離(空間)以外にグループ化の判断をする要素として、付箋の属性、付箋の作成時間等、又はこれらの組み合わせを用いるようにしてもよい。
(A2)参加者であるユーザーの操作により、グループ化したい複数の付箋が選択された結果、複数の付箋が予め定められた関係にあると判断された場合、その関係を満たす複数の付箋はグループの指定がなされたものとみなす。操作者から選択指示を受け付けた場合は、その指示情報を保持しておき、この指示情報を保持する付箋は、予め定められた関係にある場合という。例えば、グループ化のモード(処理体系)において、ユーザーの操作によって選択された付箋をグループ化の対象としてもよいし、指定された領域に移動された付箋をグループ化の対象としてもよいし、楕円等の領域を移動、拡大、縮小等して、その領域によって囲まれた付箋をグループ化の対象としてもよい。この(A2)は、ユーザーによるグループ化の意図が明確である。
また、(A1)と(A2)のモードを切り替えられるようにしてもよい。さらに、(A1)の場合は、グループ化の自動認識処理を行うモードとグループ化の自動認識処理を行わないモードを用意してもよい。そして、モードを切り替えたタイミングで、代表対象物を表示させるようにしてもよい。なお、付箋が新たに作成(貼り付け)されても動作上の影響はない。
電子付箋制御装置150は、2つ以上の情報処理装置(共有画面端末100、個人端末120の組み合わせ、又は複数の個人端末120)での独立した付箋に対する操作(時間的、空間的に独立)において、付箋間の関係が予め定められた条件になった複数の付箋をそれぞれ一旦グループと認識する。
独立した作業結果を共有する画面(共有画面端末100の画面等)に反映する際、共有画面上には付箋をそのまま残しつつ、他でのグループ化の処理結果を示す代表対象物を表示する。
なお、本実施の形態では、空間上の配置の違いを全て解消するものではなく、また空間上の配置の自由度を確保するために、付箋群として意味のあるグループを抽出して、その意味を代表対象物として表示する。電子付箋制御装置150は、付箋の操作におけるグループ化作業を支援するものである。
なお、付箋の作成位置、反映元、反映先におけるグループに含まれる付箋に応じ、グループ指定の解除指示(代表対象物の選択等の操作)を受け付けた場合に、他の装置でのグループ化の処理結果を表示に反映(グループ展開)させる。そして、グループを展開した際の、付箋の配置は、既存の付箋の位置に基づいて、制御・表示する。
また、個人端末120毎にグループ化作業履歴を保存し、共有画面端末100の共有画面に対してだけでなく、個人作業と個人作業のマージ処理に適用するようにしてもよい。
なお、予め定められた条件は、共有画面端末100、個人端末120のデバイスの違い、作業内容の違い、付箋の数の違い等に応じて決定される。
図2は、本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
会議室210A内には、共有画面端末100Aが設置されており、各ユーザーが個人端末120A1、個人端末120A2、個人端末120A3、個人端末120A4、個人端末120A5、個人端末120A6を所持している。
同様に、会議室210B内には、共有画面端末100Bが設置されており、各ユーザーが個人端末120B1、個人端末120B2、個人端末120B3、個人端末120B4、個人端末120B5を所持している。
共有画面端末100、個人端末120、電子付箋制御装置150は、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。
電子付箋制御装置150の機能は、各会議室210内の共有画面端末100、個人端末120に対して、クラウドサービスとして提供してもよい。
例えば、各会議室210において、付箋を用いた議論等が行われ、その際に、ファシリテーターは共有画面端末100を用い、各参加者であるユーザーは個人端末120を用いて、付箋の作成、グループ化の操作等を行う。その操作の結果が、共有画面端末100の表示装置に反映される。
図3は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。以下の表示画面Aとは、共有画面端末100又は個人端末120のいずれかの表示装置における画面をいい、表示画面Bとは、表示画面A以外の共有画面端末100又は個人端末120のいずれかの表示装置における画面をいう。個人端末120は複数あってもよいので、表示画面Aが、ある個人端末120(ユーザーAの個人端末120)での表示画面であって、表示画面Bは、表示画面Aの個人端末120以外の個人端末120(ユーザーBの個人端末120)の表示画面であってもよい。
ステップS302では、ユーザーAによって、表示画面Aでの付箋操作が行われる。
ステップS304では、他の表示画面BでのユーザーBによる操作があったか否かを判断し、あった場合はステップS306へ進み、それ以外の場合はステップS308へ進む。
ステップS306では、表示画面Bでグループ化があったか否かを判定し、ある場合はステップS310へ進み、それ以外の場合はステップS308へ進む。
ステップS308では、表示画面Aに対して何もしない。
ステップS310では、表示画面Aに表示画面Bにおけるグループを代表対象物で表示する。
ステップS312では、表示画面Aにおける操作等に応じて、代表対象物が示すグループの付箋を区別して表示する。ステップS312での処理について、図4〜11を用いて説明する。
図4は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS402では、表示画面Aで代表対象物に対する操作があったか否かを判断し、あった場合はステップS404へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS499)。
ステップS404では、代表対象物が示すグループの付箋を表示画面A上で移動して、グループを形成し、他の付箋と区別する表示を行う。具体的に、図5の例を用いて説明する。
図5は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。上段に、個人端末120における画面500の表示例を示し、下段に共有画面端末100における画面550の表示例を示す。また、左から右方向へ時系列に並んでいる。以下、図7、図9、図10の例において同様である。
(B−1)例えば、共有画面端末100の画面550で付箋552、付箋554等の12個の付箋が表示されている。一方、個人端末120の画面500でも(B−1)と同じように、付箋502、付箋504等の12個の付箋が表示されている。もちろんのことながら、(B−1)と同じものが表示されており、その位置関係が同じである。なお、画面500での付箋の符号は502〜524で表示し、画面550での付箋の符号は552〜574で表示しているが、付箋502等は付箋552等と同じものである。以下、図7、図9、図10の例において同様である。
(A−1)個人端末120において、参加者であるユーザーの操作に応じて、画面500で付箋の移動を行う。例えば、付箋502Aの位置から付箋502Bの位置等への移動が行われる。ここでは、付箋502、付箋504、付箋506、付箋508を移動したが、付箋502、付箋504、付箋506を、1つのグループとする意図で移動が行われている。つまり、ユーザーは個人端末120の画面500上で、付箋の位置を変更することで、分類をしようとする場合がある。本実施の形態での操作の場合では、付箋502、付箋504、付箋506を一つのグループにしようと考えたユーザーは、これらの付箋間の距離が一定の距離以下となるように移動する操作を行う。一方、付箋508も移動されているものの、他の付箋との距離が遠くなるように移動されている。
(A−2)付箋間の距離から予め定められた閾値以下にいる付箋をグループと認識する。ここでは、移動が行われた付箋を対象として、距離を算出する。例えば、付箋502、付箋504、付箋506をグループ530と認識する。なお、前述したように、ユーザーの操作に応じてグループ化の処理を行うようにしてもよい。
(B−2)共有画面端末100における画面550(共有画面)で、個人端末120によって指定されたグループを受信して、1つの代表対象物580(ここでは色が普通の付箋とは異なる付箋オブジェクト)として表示している。なお、代表対象物580は、既に表示されている付箋の位置以外であれば、いずれの場所に表示してもよい。
(B−3)ユーザーの操作によって代表対象物580が選択されると、その代表対象物580によって示されていたグループ(付箋群)を展開して、表示する。例えば、(B−3)の例に示すように、付箋552、付箋554、付箋556を、グループ化の処理を行った個人端末120における表示(A−2)と同等の位置(付箋502B、付箋504B、付箋506Bの位置)に移動して表示する。ここで、同等の位置として、共有画面端末の共有画面550上で、個人端末120の画面500上のX,Y座標と同じ座標を表す位置に、付箋552、付箋554、付箋556を移動して表示する方法が考えられる。それ以外の方法として、共有画面端末100における画面550における付箋552、付箋554、付箋556の3つの付箋の相対的な位置関係が、個人端末120の画面500上での付箋502B、付箋504B、付箋506Bと同様の相対的な位置関係になるように、共有画面550上で、付箋552、付箋554、付箋556を移動して表示するようにしてもよい。
図6は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。本実施の形態は、表示画面Aを有する端末Aに対するユーザーによるグループ化の操作と、他の端末Bに対するユーザーによるグループ化の操作が並行して行われた場合を想定した実施の形態である。端末Bを操作して、複数の付箋をグループ化した場合には、グループ化がされたことを検出した端末Aの表示画面A上には、代表対象物が表示される。また並行して行われる端末Aの操作によって、表示画面A上で代表対象物に対してグループ化を解除する操作がなされた際に、代表対象物によって示されていたグループに含まれる複数の付箋が、表示画面Aを操作するユーザーによって別のグループに属していた場合の表示の方法を説明するものである。
ステップS602では、表示画面Aで代表対象物に対する操作があったか否かを判断し、あった場合はステップS604へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS699)。
ステップS604では、代表対象物が示すグループの付箋が表示画面A上において既にグループに含まれるか否かを判断し、含まれる場合はステップS608へ進み、それ以外の場合はステップS606へ進む。
ステップS606では、代表対象物が示すグループの付箋を表示画面A上で移動して、グループを形成し、他の付箋と区別する表示を行う。
ステップS608では、表示画面A上で付箋の移動をせずに、代表対象物が示すグループの付箋を他の付箋と区別して表示する。具体的に、図7の例を用いて説明する。
図7は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
(A−1)個人端末120において、参加者であるユーザーの操作に応じて、画面500で付箋の移動を行う。図5(A−1)と同等の処理である。
(A−2)付箋間の距離から予め定められた閾値以下にいる付箋をグループと認識する。図5(A−2)と同等の処理である。
(B−1)個人端末120におけるグループ化の処理と並行して、共有画面端末100においてもファシリテーターであるユーザーの操作の操作に応じて、画面750で付箋の移動を行う。図7(A−1)と同等の処理である。ただし、別ユーザーによってグループ化の操作が行われているので、異なるグループ構成となる場合がある。この例の場合は、代表対象物が示すグループの付箋群が、共有画面端末100におけるグループに含まれている場合である。つまり、付箋752、付箋754、付箋756、付箋760を1つのグループとしている。
(B−2)共有画面端末100における画面750(共有画面)で、個人端末120によって指定されたグループを受信して、1つの代表対象物780(ここでは色が普通の付箋とは異なる付箋オブジェクト)として表示している。図5(B−2)と同等の処理である。
(B−3)ユーザーの操作によって代表対象物780が選択されると、その代表対象物780によって示されていたグループ(付箋群)を展開して、表示する。例えば、(B−3)の例に示すように、付箋752、付箋754、付箋756を、個人端末120でグループ化の処理が行われたことを示すように表示する。例えば、(B−3)に示すように、付箋752等を太線で囲むように表示を変更させる。なお、付箋の位置は、画面750における既存の位置(移動処理を行わないで)で表示する。
図8は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS802では、表示画面Aで代表対象物に対する操作があったか否かを判断し、あった場合はステップS804へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS899)。
ステップS804では、代表対象物が示すグループの付箋の内、少なくとも1枚が表示画面A上において既にグループに含まれるか否かを判断し、含まれる場合はステップS806へ進み、それ以外の場合はステップS808へ進む。
ステップS806では、表示画面A上において、既にグループに含まれていない付箋を、表示画面Aでグループに含まれる付箋と同じグループに移動する。
ステップS808では、代表対象物が示すグループの付箋を、他の付箋と区別する表示を行う。具体的に、図9の例を用いて説明する。
図9は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
図9の例に示す動作は、図5(移動あり)、図7(移動なし)の例に示す両動作を含み、かつ移動先が既存のグループになることを示したものである。
(A−1)個人端末120において、参加者であるユーザーの操作に応じて、画面900で付箋の移動を行う。図5(A−1)と同等の処理である。ただし、ここでは、付箋902、付箋904、付箋906、付箋908を移動して、付箋902、付箋908を、1つのグループとする意図で移動が行われている。
(A−2)付箋間の距離から予め定められた閾値以下にいる付箋をグループと認識する。図5(A−2)と同等の処理である。例えば、付箋902、付箋908をグループ930と認識する。
(B−1)個人端末120におけるグループ化の処理と並行して、共有画面端末100においてもファシリテーターであるユーザーの操作の操作に応じて、画面950で付箋の移動を行う。図7(B−1)と同等の処理である。
(B−2)共有画面端末100における画面950(共有画面)で、個人端末120によって指定されたグループを受信して、1つの代表対象物980(ここでは色が普通の付箋とは異なる付箋オブジェクト)として表示している。図7(B−2)と同等の処理である。
(B−3)ユーザーの操作によって代表対象物980が選択されると、その代表対象物980によって示されていたグループ(付箋群)を展開して、表示する。図7(B−3)と同等の処理である。
ただし、代表対象物980を構成している付箋であるにもかかわらず、共有画面端末100の画面950上でグループ化されていない付箋((B−3)では付箋958((A−2)での付箋908に該当))は、グループ化されている付箋の周辺の位置に移動する。(B−3)では、付箋958Bの位置から付箋952Bの隣である付箋958Cの位置に移動する。
図10は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
図10の例に示す動作は、図9の例に示す動作が、干渉により移動できないケースを示したものである。さらに、図10の例では、代表対象物が複数グループをふくむケースでもある。なお、図10の例に示す処理は、図11の例に示すフローチャートにしたがって行われる。
(A−1)個人端末120において、参加者であるユーザーの操作に応じて、共有画面表示モジュール110で付箋の移動を行う。図5(A−1)と同等の処理である。ただし、ここでは、付箋1102、付箋1104、付箋1106、付箋1108、付箋1110を移動したが、付箋1102、付箋1104、付箋1108を1つのグループとし、付箋1106、付箋1110を1つのグループとする意図で移動が行われている。
(A−2)付箋間の距離から予め定められた閾値以下にいる付箋をグループと認識する。図5(A−2)と同等の処理である。
(B−1)個人端末120におけるグループ化の処理と並行して、共有画面端末100においてもファシリテーターであるユーザーの操作に応じて、画面1150で付箋の移動を行う。図7(B−1)と同等の処理である。ただし、ここでは、付箋1152、付箋1154、付箋1156、付箋1158、付箋1160を移動したが、付箋1158、付箋1160を1つのグループとし、付箋1152、付箋1154、付箋1156を1つのグループとする意図で移動が行われている。共有画面端末100でのグループ化の処理((A−2)のグループ化の処理)とは異なるグループ化が行われている。
(B−2)共有画面端末100における画面1150(共有画面)で、個人端末120によって指定されたグループを受信して、1つの代表対象物1180(ここでは色が普通の付箋とは異なる付箋オブジェクト)として表示している。図7(B−2)と同等の処理である。なお、代表対象物1180は、グループ1130、グループ1140の2つのグループ化の処理結果(1つの個人端末120でのグループ化の処理結果)を反映したものである。
(B−3)ユーザーの操作によって代表対象物1180が選択されると、その代表対象物1180によって示されていたグループ(付箋群)を展開して、表示する。図7(B−3)と同等の処理である。
特に、代表対象物1180を構成している付箋であるにもかかわらず、共有画面端末100の画面1150上でグループ化されている付箋(グループ化の対象の付箋は同じであるが、グループが異なる付箋がある場合であって、干渉ともいう)は、図7(B−3)と同等の表示を行う。つまり、図9(B−3)とは異なり、付箋の移動をしないで、同じグループを構成していることを示す形態((B−3)ではグループ1130を示す付箋1152、付箋1154、付箋1158の太線のグループと、グループ1140を示す付箋1156、付箋1160の太点線のグループ)で表示する。
図11は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。図4、図6、図8の処理例を、判断しながら組み合わせたものである。つまり、ステップS1206の処理は図4の処理に対応し、ステップS1214の処理は図6の処理に対応し、ステップS1212の処理は図8の処理に対応する。なお、ステップS1208でYesの場合が図6の処理に対応する。
ステップS1202では、表示画面Aで、代表対象物に対する操作があったか否かを判断し、あった場合はステップS1204へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS1299)。
ステップS1204では、代表対象物が示すグループの付箋の内、表示画面Aで既にグループに含まれる付箋があるか否かを判断し、ある場合はステップS1208へ進み、それ以外の場合はステップS1206へ進む。
ステップS1206では、代表対象物が示すグループの付箋を、表示画面A上で移動して、グループを形成し、他の付箋と区別する表示を行う。
ステップS1208では、代表対象物が示す同じグループの付箋の内、少なくとも2枚が表示画面A上において、それぞれ既に別のグループに含まれるか否かを判断し、含まれる場合はステップS1214へ進み、それ以外の場合はステップS1210へ進む。ステップS1208での判断で「Yes」となるのは、表示画面A上でのグループが複数あり、代表対象物が示すグループ内の付箋が、表示画面Aでの複数のグループに存在しているような場合である。例えば、表示画面A上でのグループとしてグループG、グループHがあり、代表対象物が示すグループ内の付箋として、付箋x、付箋yがあり、表示画面Aでは、付箋xがグループGに存在しており、付箋yがグループHに存在しているような場合がある。
ステップS1210では、表示画面Aでのグループ内に代表対象物が示すグループの付箋は全て含まれているか否かを判断し、含まれている場合はステップS1214へ進み、それ以外の場合はステップS1212へ進む。
ステップS1212では、表示画面Aでグループに含まれていない付箋であって、代表対象物が示すグループの付箋を表示画面Aでグループへ移動して、グループを形成し、他の付箋と区別する表示を行う。
ステップS1214では、表示画面Aで付箋の移動をせずに、代表対象物が示すグループの付箋を他の付箋と区別して表示する。
ステップS1216では、対象とするグループは残っているか否かを判断し、残っている場合はステップS1204へ戻り、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS1299)。
図12は、付箋間距離テーブル1300のデータ構造例を示す説明図である。付箋間距離テーブル1300は、共有画面端末100、個人端末120(個人端末120が複数ある場合は、その個人端末120毎)毎に作成される。それぞれの白紙における付箋の座標位置、付箋間の距離を示している。
付箋間距離テーブル1300Aは、付箋ID欄1310、X座標欄1320、Y座標欄1330、付箋ID:A欄1340、付箋ID:B欄1342、付箋ID:C欄1344、付箋ID:D欄1346、付箋ID:E欄1348、付箋ID:F欄1350を有している。
付箋ID欄1310は、本実施の形態において、付箋を一意に識別するための情報(付箋ID:IDentification)を記憶している。X座標欄1320は、X座標を記憶している。Y座標欄1330は、Y座標を記憶している。付箋ID:A欄1340は、付箋ID:Aとの距離を記憶している。付箋ID:B欄1342は、付箋ID:Bとの距離を記憶している。付箋ID:C欄1344は、付箋ID:Cとの距離を記憶している。付箋ID:D欄1346は、付箋ID:Dとの距離を記憶している。付箋ID:E欄1348は、付箋ID:Eとの距離を記憶している。付箋ID:F欄1350は、付箋ID:Fとの距離を記憶している。つまり、各付箋間の距離(ここではユークリッド距離)を記憶している。
図13は、画面1400における付箋A〜Fの配置例を示す説明図である。画面1400は、共有画面端末100、個人端末120(個人端末120が複数ある場合は、その個人端末120毎)毎の画面を示している。左下を原点(0,0)として、0〜1までのx軸(右方向)、y軸(上方向)によって構成される座標空間における位置、距離を、図12の例に示す付箋間距離テーブル1300で表現している。
例えば、グループ化判定のための閾値を0.15に設定した場合は、付箋A〜Fのうち、付箋B−C、付箋D−E間の距離が閾値以下(又は未満)となるため、これらをそれぞれグルーピング対象とする。
これらの判定を、この作業を行っている画面単位で実施する。なお、ユーザー単位で実施してもよいし、ユーザー単位としなくてもよい。
図14、図15は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。複数名でのグループ化処理の結果の反映について説明する。
ユーザーRのグルーピング判定の結果(図14の例に示す画面1500内の結果)をユーザーLの画面1600に反映させるケースを示したものである。図14の例に示すように、ユーザーRの操作に応じて、付箋B−C、付箋E−Fをそれぞれグループ1530、グループ1540として判定しているので、それぞれ代表対象物R1、代表対象物R2とする。ユーザーLのグルーピング判定の結果は、図15(a)の例に示す画面1600内の結果のように、付箋B−C、付箋D−Eをそれぞれグループ1630、グループ1640として判定している。そして、ユーザーRの操作が終了した時点(又はユーザーLの操作が終了した時点)で、図15(b)の例に示すように、グループ1530、グループ1540にそれぞれ該当する代表対象物R1、R2をユーザーL側の画面1600に反映させる。
なお、個人端末120間によるグループのマージは、非同期での作業を想定したものである。例えば、共有画面端末100の共有画面がなく、各ユーザーが個人端末120上で付箋の移動をした場合、新しく他のユーザーが参加したタイミングで、他のユーザーのグルーピングした結果の代表対象物が表示され、必要な作業をトレースした上で自分の作業を行うことがきる。反対に他人の影響を受けずにグルーピング作業をして、それに他人の結果をマージさせるタイミングで代表対象物を表示するようにしてもよい。
なお、本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータ(共有画面端末100、個人端末120、電子付箋制御装置150)のハードウェア構成は、図16に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバーとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU1701を用い、記憶装置としてRAM1702、ROM1703、HD1704を用いている。HD1704として、例えばハードディスク、SSD(Solid State Drive)を用いてもよい。付箋モジュール105、共有画面表示モジュール110、共有画面編集モジュール115、付箋モジュール125、共有画面表示モジュール130、共有画面個別編集モジュール135、端末管理モジュール155、付箋、グループ情報管理モジュール160、付箋間距離計算モジュール165、端末グループ差分判定モジュール170、グループ判定モジュール175等のプログラムを実行するCPU1701と、そのプログラムやデータを記憶するRAM1702と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM1703と、補助記憶装置(フラッシュメモリ等であってもよい)であるHD1704と、キーボード、マウス、タッチパネル等に対する利用者の操作に基づいてデータを受け付ける受付装置1706と、CRT、液晶ディスプレイ等の出力装置1705と、ネットワークインタフェースカード等の通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース1707、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス1708により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。
なお、図16に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図16に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図16に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
前述の実施の形態においては、電子付箋制御装置150でのグループ化等の処理を行う例を示したが、個人端末120で同等の処理を行うようにしてもよい。つまり、個人端末120でグループ指定を行い、代表対象物への置換も行う。そのために、例えば、個人端末120は、次のような構成であってもよい。
共有画面端末100と通信する通信モジュールと、複数の付箋を表示する第2表示モジュールと、前記第2表示モジュールに表示される複数の付箋について、グループの指定に関する指示を受け付ける第2の指定受付モジュールと、前記第2の指定受付モジュールにより、グループ指定された複数の付箋から、1の代表対象物を生成する第2の対象物生成モジュールと、共有画面端末100が備える第1表示モジュールに前記代表対象物を表示するように指示する指示モジュールと、を備える。
例えば、前述したグループの指定(A1)、(A2)に関して、前述の実施の形態では、電子付箋制御装置150(グループ判定モジュール175)が判断したが、個人端末120で、グループの指定有無を判断してもよい。例えば、個人端末120でグループの指定を行い、その判断も行った場合には、電子付箋制御装置150は、その指定結果を受け付けることとなる。逆に、電子付箋制御装置150側でグループ化の判断を行う場合には、電子付箋制御装置150は、個人端末120に表示された付箋に対する操作情報を受け付けて、電子付箋制御装置150側でグループ化の処理を行うこととなる。
また、代表対象物が表示されたときには、共有画面端末100の表示装置上では代表対象物を構成している付箋はそのまま表示されている。このため、代表対象物を構成している付箋は、表示位置を二つ(そのままの付箋の位置と代表対象物の位置)持つことになる。しかし、代表対象物を最初に表示した位置には特に意味がないため、表示した直後で2つ位置を持つこと自体は問題ない。
なお、表示されている付箋を代表対象物の位置に移動するようにしてもよい。付箋を移動して、代表対象物を展開しないままにする場合、その付箋が代表対象物に含まれたことを示す表示を行う。もちろんのことながら、移動しているので、付箋は元の位置から表示を消去する。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
前述の実施の形態は以下のように把握してもよい。
例えば、課題として以下のものがある。
本実施の形態は、複数の対象物をグループ化するにあたって、グループ指定の結果を代表対象物として表示させるように制御できるようにした表示制御装置、通信端末及び表示制御プログラムを提供することを目的としている。
[A1]
第1表示手段に表示される複数の対象物について、グループの指定に関する指示を受け付ける指定受付手段と、
前記グループ指定された複数の対象物から、1の代表対象物を生成する第1の対象物生成手段と、
前記グループ指定された複数の対象物と前記代表対象物とを、前記第1表示手段に表示する、表示制御手段と、
を備える表示制御装置。
[A2]
前記指定受付手段は、通信接続された端末から、前記複数の対象物についてグループの指定を受け付け、
前記第1の対象物生成手段は、前記指定受付手段がグループの指定を受け付ける毎に1の代表対象物を生成し、
前記表示制御手段は、前記第1の対象物生成手段によって代表対象物が生成される毎に、該代表対象物と前記グループ指定された対象物とを、前記第1表示手段に表示する、
[A1]に記載の表示制御装置。
[A3]
前記代表対象物に対してグループ指定の解除を受け付けた場合に、該代表対象物を構成する対象物を、該代表対象物の位置に応じた箇所に表示する、指定解除手段、
を備える[A1]又は[A2]に記載の表示制御装置。
[A4]
前記指定解除手段によりグループ指定の解除を受け付けた代表対象物について、該代表対象物を構成する複数の対象物と、該代表対象物以外であって予め定めた関係にある複数の対象物とが、少なくとも1以上重複する場合には、該重複する対象物に対して重複する旨を示唆する表示態様にする、表示態様制御手段
を備える[A3]に記載の表示制御装置。
[A5]
前記指定受付手段は、少なくとも1の対象物が移動操作された結果、該対象物の移動先での位置と、予め定めた位置関係にある対象物同士を、グループ指定された複数の対象物として受け付ける、
[A1]から[A4]のいずれか一項に記載の表示制御装置。
[A6]
表示制御装置と通信する通信手段と、
複数の対象物を表示する第2表示手段と、
前記第2表示手段に表示される複数の対象物について、グループの指定に関する指示を受け付ける第2の指定受付手段と、
前記第2の指定受付手段により、グループ指定された複数の対象物から、1の代表対象物を生成する第2の対象物生成手段と、
前記表示制御装置が備える第1表示手段に前記代表対象物を表示するように指示する指示手段と、
を備える通信端末。
[A7]
コンピュータを、
第1表示手段に表示される複数の対象物について、グループの指定に関する指示を受け付ける指定受付手段と、
前記グループ指定された複数の対象物から、1の代表対象物を生成する第1の対象物生成手段と、
前記グループ指定された複数の対象物と前記代表対象物とを、前記第1表示手段に表示する、表示制御手段
として機能させるための表示制御プログラム。
そして、前述の発明は、以下の効果を有する。
[A1]の表示制御装置によれば、複数の対象物をグループ化するにあたって、グループ化指定の結果を代表対象物として表示させるように制御できる。
[A2]の表示制御装置によれば、端末によってグループ化指定が行われる毎に、代表対象物を表示することができる。
[A3]の表示制御装置によれば、グループ指定の解除を受け付けた場合に、その代表対象物を構成する対象物を、その代表対象物の位置に応じた箇所に表示することができる。
[A4]の表示制御装置によれば、ある対象物が複数のグループにおいて重複採用されている場合、その重複する旨を示唆する表示態様にするように制御することができる。
[A5]の表示制御装置によれば、対象物の移動操作によって、グループ指定を行うことができる。
[A6]の通信端末によれば、通信端末でグループ指定と代表対象物を生成することができる。
[A7]の表示制御プログラムによれば、複数の対象物をグループ化するにあたって、グループ化指定の結果を代表対象物として表示させるように制御できる。
また、前述の実施の形態は以下のように把握してもよい。
[B1]
第1表示手段に表示される複数の対象物について、グループの指定に関する指示を受け付ける指定受付手段と、
前記グループ指定された複数の対象物から、1の代表対象物を生成する第1の対象物生成手段と、
前記グループ指定された複数の対象物と前記代表対象物とを、前記第1表示手段に表示する、表示制御手段と、
前記代表対象物に対してグループ指定の解除を受け付けた場合に、該代表対象物を構成する対象物を、該代表対象物の位置に応じた箇所に表示する、指定解除手段と、
前記指定解除手段によりグループ指定の解除を受け付けた代表対象物について、該代表対象物を構成する複数の対象物と、該代表対象物以外であって予め定めた関係にある複数の対象物とが、少なくとも1以上重複する場合には、該重複する対象物に対して重複する旨を示唆する表示態様にする、表示態様制御手段
を備える表示制御装置。
[B2]
前記指定受付手段は、通信接続された端末から、前記複数の対象物についてグループの指定を受け付け、
前記第1の対象物生成手段は、前記指定受付手段がグループの指定を受け付ける毎に1の代表対象物を生成し、
前記表示制御手段は、前記第1の対象物生成手段によって代表対象物が生成される毎に、該代表対象物と前記グループ指定された対象物とを、前記第1表示手段に表示する、
[B1]に記載の表示制御装置。
[B3]
前記指定受付手段は、少なくとも1の対象物が移動操作された結果、該対象物の移動先での位置と、予め定めた位置関係にある対象物同士を、グループ指定された複数の対象物として受け付ける、
[B1]又は[B2]に記載の表示制御装置。
[B4]
コンピュータを、
第1表示手段に表示される複数の対象物について、グループの指定に関する指示を受け付ける指定受付手段と、
前記グループ指定された複数の対象物から、1の代表対象物を生成する第1の対象物生成手段と、
前記グループ指定された複数の対象物と前記代表対象物とを、前記第1表示手段に表示する、表示制御手段と、
前記代表対象物に対してグループ指定の解除を受け付けた場合に、該代表対象物を構成する対象物を、該代表対象物の位置に応じた箇所に表示する、指定解除手段と、
前記指定解除手段によりグループ指定の解除を受け付けた代表対象物について、該代表対象物を構成する複数の対象物と、該代表対象物以外であって予め定めた関係にある複数の対象物とが、少なくとも1以上重複する場合には、該重複する対象物に対して重複する旨を示唆する表示態様にする、表示態様制御手段
として機能させるための表示制御プログラム。
そして、前述の発明は、以下の効果を有する。
[B1]の表示制御装置によれば、複数の対象物をグループ化するにあたって、グループ化指定の結果を代表対象物として表示させるように制御できる。また、グループ指定の解除を受け付けた場合に、その代表対象物を構成する対象物を、その代表対象物の位置に応じた箇所に表示することができる。そして、ある対象物が複数のグループにおいて重複採用されている場合、その重複する旨を示唆する表示態様にするように制御することができる。
[B2]の表示制御装置によれば、端末によってグループ化指定が行われる毎に、代表対象物を表示することができる。
[B3]の表示制御装置によれば、対象物の移動操作によって、グループ指定を行うことができる。
[B4]の表示制御プログラムによれば、複数の対象物をグループ化するにあたって、グループ化指定の結果を代表対象物として表示させるように制御できる。また、グループ指定の解除を受け付けた場合に、その代表対象物を構成する対象物を、その代表対象物の位置に応じた箇所に表示することができる。そして、ある対象物が複数のグループにおいて重複採用されている場合、その重複する旨を示唆する表示態様にするように制御することができる。
100…共有画面端末
105…付箋モジュール
110…共有画面表示モジュール
115…共有画面編集モジュール
120…個人端末
125…付箋モジュール
130…共有画面表示モジュール
135…共有画面個別編集モジュール
150…電子付箋制御装置
155…端末管理モジュール
160…付箋、グループ情報管理モジュール
165…付箋間距離計算モジュール
170…端末グループ差分判定モジュール
175…グループ判定モジュール
210…会議室
290…通信回線

Claims (5)

  1. 他の装置において表示される対象物のうち複数の対象物をグループとして扱うグループ情報を取得する取得手段と、
    前記取得したグループ情報に基づき、前記対象物と前記グループの代表対象物とを表示する表示手段と
    グループの解除を受け付けた代表対象物について、該代表対象物を構成する複数の対象物と、該代表対象物以外であって予め定めた関係にある複数の対象物とが、少なくとも1以上重複する場合には、該重複する対象物に対して重複する旨を示唆する表示態様にする表示態様制御手段
    を備える情報処理装置。
  2. 前記代表対象物は、前記グループに含まれる対象物として表示される、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記代表対象物は、前記グループに含まれる対象物の一つを縮小して表示される、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. コンピュータを、
    他の装置において表示される対象物のうち複数の対象物をグループとして扱うグループ情報を取得する取得手段と、
    前記取得したグループ情報に基づき、前記対象物と前記グループの代表対象物とを表示する表示手段と、
    グループの解除を受け付けた代表対象物について、該代表対象物を構成する複数の対象物と、該代表対象物以外であって予め定めた関係にある複数の対象物とが、少なくとも1以上重複する場合には、該重複する対象物に対して重複する旨を示唆する表示態様にする表示態様制御手段
    として機能させる情報処理プログラム。
  5. 第1の情報処理装置に表示される複数の対象物について特定の関係にある複数の対象物をグループとして決定する決定手段と、
    第2の情報処理装置に前記複数の対象物と前記グループに対応する代表対象物とを表示する表示手段と
    グループの解除を受け付けた代表対象物について、該代表対象物を構成する複数の対象物と、該代表対象物以外であって予め定めた関係にある複数の対象物とが、少なくとも1以上重複する場合には、該重複する対象物に対して重複する旨を示唆する表示態様にする表示態様制御手段
    からなる情報処理システム。
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