JPH0555505U - 半固定抵抗器 - Google Patents

半固定抵抗器

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JPH0555505U
JPH0555505U JP10748091U JP10748091U JPH0555505U JP H0555505 U JPH0555505 U JP H0555505U JP 10748091 U JP10748091 U JP 10748091U JP 10748091 U JP10748091 U JP 10748091U JP H0555505 U JPH0555505 U JP H0555505U
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JP
Japan
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slider
resistor film
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resistor
insulating substrate
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Application number
JP10748091U
Other languages
English (en)
Inventor
久浩 小笠原
信治 篠
Original Assignee
京セラ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】摺動子と抵抗体膜との接触信頼性が高く、且つ
小形な半固定抵抗器を提供する。 【構成】 絶縁基板1の貫通孔1aの周囲に、馬蹄形状
の抵抗体膜2を形成し、該抵抗体膜2上を摺動する摺動
子4が形成された調整用回動部材5を載置して、前記貫
通孔1aに貫挿するかしめ部材7でもって、調整用回動
部材5を抵抗体膜2上に摺動可能に固定した半固定抵抗
器において、前記摺動子4の抵抗体膜2との接点部分4
a、4bが、馬蹄形状の抵抗体膜2の半径方向に分割さ
れている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、小型化及び接触信頼性の高い半固定抵抗器に関するものてある。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子機器は小型、高実装化が進み、これらに使用される電子部品も小型 ・薄形化が要求されている。同時に半固定電子部品においては、自動機による自 動実装、自動調整が可能な電子部品が強く要求されている。
【0003】 従来の半固定抵抗器は、図3に示すように、絶縁基板31上に馬蹄形状の抵抗 体膜32と、該抵抗体膜32上を摺動する摺動子34と、該摺動子34と一体的 に形成された調整用回動部材35とから構成されていた。
【0004】 具体的には、絶縁基板31の中央部には、厚み方向に貫通した貫通孔31aが 形成され、該絶縁基板31の貫通孔31aの周囲に馬蹄形状の抵抗体膜32が形 成されている。また絶縁基板31の一方端面には、前記馬蹄形状の抵抗体膜32 と接続する端子電極33a、33bが形成されていた。
【0005】 このような絶縁基板31上には、調整用回動部材35が載置されている。調整 用回動部材35は、ステンレスなどの導電材料で皿状に形成され、その下面の一 部には、プレス成型などの押し出された摺動子34が、その中央部分には、前記 貫通孔31aに対応するように貫通孔35aが夫々形成されており、さらに、上 面には、ドライバーなどの外部回動付与力が与えられるドライバー溝35bが形 成されている。
【0006】 このように、絶縁基板31と調整用回動部材35とは、かしめ部材37によっ て回動自在に、且つ一体的に保持されている。具体的には、かしめ部材37は、 筒状からなる導電材料からなり、絶縁基板1の裏面側に位置する開口周辺から絶 縁基板31の他方端面に延びるリード端子36が形成されている。このような形 状のかしめ部材37は、絶縁基板1の貫通孔31、回動部材35の貫通孔35a を通じて、その一方開口端は回動部材35上に延出され、かしめ治具により、そ の延出した回動部材35の開口端は、周囲に押し曲げられる。これにより絶縁基 板31と回動部材35とが互いに固定され、さらに回動部材35が回動可能に、 即ち摺動子34が抵抗体膜32上を摺動するように保持されることになる。
【0007】 これにより、電気的には摺動子34は、かしめ部材37を介して、絶縁基板3 1の他方端面に現れるリード端子36に接続することになり、抵抗体32の夫々 の両端は、絶縁基板31の一方端面に形成された端子電極33a、33bに導出 されることになる。
【0008】 摺動子34の先端は、図4(a)、(b)、(c)に示すように、馬蹄形状の 抵抗体膜32と接する接点部分が、円周方向に2分割され、2つの接点34a、 34bから構成されている。これは、抵抗体膜32上に摺動する際に、抵抗体膜 32と摺動子34の接点部分が確実に接触して、信頼性を向上させるためである 。例えば、かしめ処理の作業により、絶縁基板31上に回動部材34が若干偏位 して保持された場合、所定抵抗値を得るために、回動部材34を回動調整により 、ある位置では抵抗体膜32と摺動子34の接点部分に微小な間隙や接触状態の 変化が生じてしまうことがあり、結果として、所定抵抗値がえられないという問 題がある。これに対して、摺動子34を2つに分割しておくことにより、例えば 、接点34aが抵抗体膜32との接触状態が変化しても、接点34bで確実に接 触を行うためである。
【0009】
【従来技術の問題点】
しかし、上述の半固定抵抗器では、摺動子34の先端部分を円周方向に分割す るため、摺動子34の形状を、少なくとも円周方向に分割可能な大きさに設定す る必要があり、回動部材35の小型化に規制があった。
【0010】 例えば、従来の2つの接点34a、34bが形成された摺動子34を有する回 動部材35の大きさは直径3〜4mm程度にすることが限界であった。
【0011】 本考案は上述の問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的は、接触信頼 性を向上させ、さらに形状の小型化が可能な半固定抵抗器を提供することにある 。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、馬蹄形状の抵抗体膜を有する絶縁基板上に、摺動子を有する 調整用回動部材を該摺動子が抵抗体膜上を摺動自在となるようにして取着した半 固定抵抗器において、前記摺動子の抵抗体膜との接点部分が、摺動子の摺動方向 に沿って複数個に分割されていることを特徴とする半固定抵抗器である。
【0013】
【作用】
以上のように、摺動子の接点部分が、摺動子の摺動方向に沿って複数個、即ち 、馬蹄形状の抵抗体膜の半径方向に分割されているので、仮にかしめ処理で若干 の偏位が発生しも、2つに分割された接点の何れかが確実に抵抗体膜に接触する ことができ、接触信頼性が維持されることになり、さらに分割された接点の分割 側の端部が自由端となるので、接点部分のバネ性が発生することにより、より一 層高い接触信頼が得られることになる。
【0014】 また、従来のように摺動子の接点部分を、馬蹄形状の抵抗体膜の円周方向に2 分割する必要がなたいため、摺動子の寸法の小型化が可能であり、これによって 、回動部材、結果として、部品全体の小型化が可能となる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の半固定抵抗器を図面に基いて詳説する。 図1(a)、(b)は、本考案の半固定抵抗器の上面図及び断面図である。
【0016】 本考案の半固定抵抗器は、絶縁基板1と、該絶縁基板1上に形成された抵抗体 膜2と、調整用治具から印加される外部応力により回動する調整用回動部材5と 、該回動部材5に形成された摺動子4とからなり、該絶縁基板1と回動部材5と の相対的な位置関係により、抵抗体膜2と摺動子4とが所定位置で接触し、所定 抵抗値が得られるものである。
【0017】 絶縁体基板1はアルミナセラミックなどからなり、その中央には上述の回動部 材5を回動可能に保持するためのかしめ部材7が貫通する貫通孔1aが形成され ている。また、絶縁基板1の貫通孔1aの周囲には、馬蹄形状の抵抗体膜2が形 成されている。さらに、その抵抗体膜2の両端には、基板1の一方端部にまで延 出した端子電極3a、3bが形成されている。
【0018】 馬蹄形状の抵抗体膜2は酸化ルテニウムなどの抵抗体ペーストを印刷・乾燥・ 焼成することにより形成される。また、端子電極3a、3bは、Ag、Ag−P dなどの導体ペーストを印刷・乾燥・焼成することにより形成される。
【0019】 回動部材5は、ステンレススチールなどから成り、その形状は皿形状にプレス 成型され、さらに、周囲の一部に下方方向に延出するように摺動子4が形成され ている。また、回動部材5の中心部には、かしめ部材7が貫通する貫通孔5aが 形成されている。
【0020】 回動部材5は、図2(a)、(b)に示すように、下方方向にプレス成型され た摺動子4の先端が、馬蹄形状の抵抗体膜2の半径方向に切断溝Xによって、2 つの接点、即ち4a、4bから構成されている。
【0021】 かしめ部材7は、ステンレススチールなどの導電性部材からなり、一方端が閉 塞した筒状を成し、開口した一端の周囲からは、絶縁基板1の他方端部に延出し たリード端子6が形成されている。このようなかしめ部材7は、絶縁基板1の裏 面側から、絶縁基板1の貫通孔1a及び回動部材5の貫通孔5aに夫々貫通され る。そして、閉塞したかしめ部材7の一方端部が回動部材5の上面側に突出され 、その突出部分でかしめ処理される。
【0022】 これにより、絶縁基板1と回動部材5とが回動可能に保持されることになり、 同時に、抵抗体膜2上を摺動子4が摺動することになる。
【0023】 また、抵抗体膜2が、基板端部に形成された端子電極3a、3bに接続され、 また、抵抗体膜2上の摺動子4が、回動部材5、かしめ部材7を介してリード端 子6に接続される。これにより、リード端子6と端子電極3aとの間に、摺動子 4と端子電極3aとの間の抵抗体膜2の長さに相当する抵抗値が得られることに なる。
【0024】 本考案の特徴的なことは、上述したように、回動部材5の摺動子4の先端が、 馬蹄形状の抵抗体膜2の半径方向に切断溝Xによって、2つの接点4a、4bか ら構成されている。即ち、摺動子4の摺動方向に沿って2つに分割されている。
【0025】 したがって、たとえ、かしめ処理時に、回動部材5が絶縁基板1に対して若干 偏位してかしめ処理されたとしても、抵抗体膜2に摺動子4の2つの接点4a、 4bのいずれかが確実に接触することになり、安定した接触状態が維持できる。
【0026】 さらに2つの接点4a、4bの切断溝X側の端部が、自由端となるので、接点4 a、4b部分でバネ性が発生することになり、抵抗体膜2との接触状態がより安 定した状態が達成される。
【0027】 また、摺動子4の形状も、円周方向に分割する必要がないため、図2(c)に 示すように、摺動子4の幅Yを極小化でき、これにより、形状の小さい摺動子4 で、信頼性の高い抵抗体膜2との接触状態が達成でき、回動部材5の小型化、ひ いては部品全体の小型化が達成できる。
【0028】 回動部材5の形状を比較すると、図4に示した従来の回動部材35の直径が3 〜4mm程度必要であったのに対して、本考案の回動部材5の直径が2mm以下 でも接触信頼性の高い摺動子4が形成できる。
【0029】 また、図2(b)で示すように、接点4a、4bの自由端側を略J字状に若干 上方に屈曲した屈曲部4c、4dを形成しても構わない。抵抗体膜2と摺動子4 との摩耗性を考慮した場合、抵抗体膜2が摩耗しにくいものの、接点4a、4b の自由端側を略J字状に屈曲させることにより、抵抗体膜2上に摺動子4が容易 に摺動することが可能となる。
【0030】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、摺動子の接点部分が、馬蹄形状の抵抗体膜の 半径方向に2つに分割されているので、摺動子が抵抗体膜上の如何部分において も、何れかの接点部分が安定して接触することになり、さらにその接点部分にバ ネ性を有するために、接触信頼性が向上する。
【0031】 さらに、接点部分を2分割する切断が抵抗体膜の半径方向であるため、摺動子 の接点の半径方向の幅を小さくできるため、これにより回動部材の小型化、結果 として、部品全体の小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の半固定抵抗器を示すものであり、
(a)は上面図、(b)は断面図である。
【図2】(a)は本考案に使用される回動部材の上面図
であり、(b)は同接点部分の正面方向の外観図であ
り、(c)は接点部分の側面方向の外観図である。
【図3】従来の半固定抵抗器の断面図である。
【図4】(a)は従来の半固定抵抗器に使用される回動
部材の上面図であり、(b)は同接点部分の正面方向の
外観図であり、(c)は接点部分の側面方向の外観図で
ある。
【符号の説明】
1、31・・・・・ 絶縁基板 2、32・・・・・ 抵抗体膜 3a、3b、33a、33b・・・端子電極 4、34・・・・・ 摺動子 4a、4b、34a、34b・・・接点 5、35・・・・・ 回動部材 7、37・・・・・ かしめ部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 馬蹄形状の抵抗体膜を有する絶縁基板上
    に、摺動子を有する調整用回動部材を該摺動子が抵抗体
    膜上を摺動自在となるようにして取着した半固定抵抗器
    において、 前記摺動子の抵抗体膜との接点部分が、摺動子の摺動方
    向に沿って複数個に分割されていることを特徴とする半
    固定抵抗器。
JP10748091U 1991-12-26 1991-12-26 半固定抵抗器 Pending JPH0555505U (ja)

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JP10748091U JPH0555505U (ja) 1991-12-26 1991-12-26 半固定抵抗器

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JPH0555505U true JPH0555505U (ja) 1993-07-23

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ID=14460289

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JP10748091U Pending JPH0555505U (ja) 1991-12-26 1991-12-26 半固定抵抗器

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