JP3444777B2 - 回転型電気部品 - Google Patents

回転型電気部品

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JP3444777B2 JP05637898A JP5637898A JP3444777B2 JP 3444777 B2 JP3444777 B2 JP 3444777B2 JP 05637898 A JP05637898 A JP 05637898A JP 5637898 A JP5637898 A JP 5637898A JP 3444777 B2 JP3444777 B2 JP 3444777B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、半固定型の
可変抵抗器に使用して好適な回転型電気部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の可変抵抗器を図11、図12に基
づいて説明すると、孔31aを有する合成樹脂等からな
る絶縁基板31の平坦な一面上には、円弧状に抵抗体3
2aと銀ペーストからなる導電体32bとが並設され、
その抵抗体32aの両端部には、銀ペースト等からなる
端子部33が形成されている。また、1枚の金属板から
なる回転部材34は、打ち抜き、折り曲げされて第1板
状部35と第2板状部36とを有し、第1板状部35
は、中心部に孔35aを有し、絞り加工で形成された凸
部35bと、外周部に設けられた摺動子35cとを有
し、また、第2板状部36は、中心部にマイナス状のド
ライバー溝36aを有している。そして、第1と第2板
状部35、36は、ストッパー部37を兼ねる連結部3
8で繋がれ、この連結部38を二つに折り曲げて、第1
と第2板状部35、36が対向して重ね合わされた状態
となっている。
【0003】また、金属板からなる取付板39は、中心
部に絞り加工により形成された軸39aと、折り曲げに
よって形成されたストッパー部39bとを有し、この取
付板39は、絶縁基板31の他面側に配置されて、軸3
9aが絶縁基板31の孔31aに挿通され、ストッパー
部39bが絶縁基板31の側部から上方に突出した状態
で配置されている。そして、第1板状部35の孔35a
に軸39aを挿通し、軸39aの先端をかしめて、軸3
9aに回転部材34を回転可能に取り付けている。そし
て、回転部材34が取り付けられた時、摺動子35cは
抵抗体32a上に接触し、ドライバー(図示せず)をド
ライバー溝36aに挿入して、回転部材34を回転する
と、摺動子35cは抵抗体32上を摺動して抵抗値を可
変すると共に、ストッパー部38がストッパー部39b
にぶつかって、回転部材34の回転が停止するようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
回転型電気部品は、抵抗体32aと導電体32bとが絶
縁基板31の平坦な一面に並設されており、小型になる
に従って、抵抗体32aと導電体32bとの間の縁面距
離が小さくなり、導電体32bのマイグレーションによ
って、抵抗体32aと導電体32bが短絡するという問
題や、小型化するに当たり、両者のギャップを小さくし
た場合には、印刷のズレによって抵抗体32aと導電体
32bが短絡すると言った問題がある。また、絶縁基板
31の外周から突出した取付板39のストッパー部39
aと、回転部材34のストッパー部37とでストッパー
が構成されているため、径方向に大きくなって、大型に
なるという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の解決手段として、絶縁基体に回転可能に取り付
けられた絶縁材からなる回転体を備え、該回転体の一面
側には、第1平坦面と、該第1平坦面から段部を設けて
段違いに形成された第2平坦面を設け、前記第1と第2
平坦面にそれぞれ導電パターンを形成した構成とした。
また、第2の解決手段として、前記第2平坦面を形成す
る前記段部が円弧状に形成され、円弧状の前記段部の終
端部に前記第2平坦面から突出する凸部を設けてストッ
パー部を形成した構成とした。また、第3の解決手段と
して、前記第1平坦面と前記第2平坦面との間に形成さ
れた前記段部の一部に傾斜部を設け、該傾斜部に接続導
体を設けて前記第1と第2平坦面に形成された導電パタ
ーンを接続した構成とした。また、第4の解決手段とし
て、前記回転体をセラミック材で形成した構成とした。
また、第5の解決手段として、前記絶縁基体に保持され
た接触部材と、前記絶縁基体に保持され、軸部を設けた
端子とを備え、前記導電パターンの一部は少なくとも抵
抗体で形成され、前記導電パターンに前記接触部材を接
触させて可変抵抗値を得るようにした構成とした。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の回転型電気部品、例え
ば、半固定型の可変抵抗器を図面に基づいて説明する
と、図1〜図10は何れも本発明の回転型電気部品に係
り、図1はその平面図、図2はその側面図、図3は図1
の3ー3線における断面図、図4は回転体の斜視図、図
5は回転体の平面図、図6は回転体の下面図、図7は回
転体の側面図、図8は図6の8ー8線における断面図、
図9は図6の9ー9線における断面図、図10はその製
造を示す説明図である。
【0007】次に、本発明の回転型電気部品である可変
抵抗器を図1〜図10に基づいて説明すると、合成樹脂
の絶縁材からなる絶縁基体1は、中央部に設けられた凹
部1aと、外周の一部に設けられたストッパー部1bと
を有し、この絶縁基体1には、金属板からなる端子2
と、バネ性の金属板からなる一対の接触部材3、4が埋
設されて、一体化されている。そして、端子2は、絞り
加工により形成され、肩部2aを有する軸部2bを備え
ている。なお、この軸部2bは、端子2と別体に形成
し、両者を組み合わせるようにしても良い。また、一対
の接触部材3、4は、それぞれ基部3a、4aと、基部
3a、4aの一端から伸びた接触部3b,4bと、基部
3a、4aの他端から伸びた端子部3c,4cとを有し
ている。
【0008】そして、軸部2bを備えた端子2と一対の
接触部材3、4の絶縁基体1への取付は、図10のAに
示すような状態に端子2と接触部材3、4を配置し、し
かる後、図10のBに示すように、合成樹脂の成形によ
り絶縁基体1を形成して、端子2と接触部材3、4を絶
縁基体1に埋設する。そして、埋設後、端子2は、図1
0のAにおける線S1で直角に折り曲げ、また、接触部
材3は、線S2では直角に折り曲げると共に、線S3で
は180度に折り曲げて、接触部3bを絶縁基体1の凹
部1a内に位置させ、更に、接触部材4は、線S4では
直角に折り曲げると共に、線S5では180度に折り曲
げて、接触部4bを絶縁基体1の凹部1a内に位置させ
て製造されている。
【0009】また、セラミック材からかる回転体5は、
8角形状をなし、中央部に設けられた貫通孔5aと、下
面である一面側に設けられた第1平坦面5bと、第1平
坦面5bの外周縁から段部5cを設けて円弧状に形成さ
れた第2平坦面5dと、段部5cの終端部に設けられた
傾斜部5eと、円弧状の段部5cの終端部に第2平坦面
5dから突出する凸部を設けて形成されたストッパー部
5fと、上面である他側面側に設けられた十字状のドラ
イバー溝5gとを有している。そして、図4、図6に示
すように、回転体5の第1平坦面5bには、抵抗体6
と、抵抗体6に接続された銀ペースト等からなる良導電
体7が、また、第2平坦面5dには、銀ペースト等から
なる良導電体8が、更に、傾斜部5cには、抵抗体6と
良導電体8とを接続する銀ペースト等からなる接続導体
9とを設けて導電パターンPが形成されている。なお、
貫通孔5aの内周面には、良導電体7に接続された銀ペ
ースト等の導電体を設けても良く、また、前記良導電体
7は、必要に応じて削除しても良い。
【0010】そして、このような回転体5は、貫通孔5
aに軸部2bを貫通させ、軸部2bの先端部をカシメ
て、軸部2bに回転可能に取り付けられている。なお、
軸部2bの先端部をカシメる代わりに、スピードナット
(図示せず)を圧入して、回転体5を軸部2bに取り付
けても良い。この回転体5が取り付けられた状態では、
軸部2bの肩部2aが良導電体7に押し付けられて接触
し、更に、接触部材3の接触部3bは抵抗体6に、ま
た、接触部材4の接触部4bは良導電体8に接触した状
態となる。
【0011】そして、このような回転型電気部品におい
て、回転体5のドライバー溝5gにドライバーを挿入し
て回転体5を回転すると、良導電体7は軸部2bに接触
した状態で、良導電体8は接触部材4に、また、抵抗体
6は接触部材3に摺接して、端子部3cと端子部4c
間、及び端子部3cと端子2間の抵抗値の調整を行う。
そして、回転体5のストッパー部5fが絶縁基体1のス
トッパー部1bにぶつかると、回転体5の回転が停止す
るようになっている。
【0012】なお、上記実施例では、可変抵抗器からな
る回転型電気部品で説明したが、導電パターンPをコー
ドパターンとして使用したエンコーダ、或いはパルスス
イッチ等の回転型電気部品にも適用できるものである。
【0013】
【発明の効果】本発明の回転型電気部品は、回転体5に
は、第1平坦面5bと、第1平坦面5bから段部5cを
設けて段違いに形成された第2平坦面5dを設け、第1
平坦面5bと第2平坦面5dのそれぞれに導電パターン
Pを設けたため、導電パターンP間の縁面距離を大きく
でき、マイグレーションによる導電パターンP間の導通
を防止できると共に、小型になるに従って好適な回転型
電気部品を提供できる。また、段部5cを設けることに
より、導電パターンP間を径方向に狭くでき、小型の回
転型電気部品を提供できる。また、円弧状の段部5cの
終端部に第2平坦面5dから突出する凸部を設けてスト
ッパー部5fを形成したため、回転体5の外形内、即
ち、導電パターンPの形成内でストッパーを構成でき、
構造が簡単で、小型の回転型電気部品を提供できる。ま
た、段部5cに傾斜部5eを設け、この傾斜部5eに形
成した接続導体9で導電パターンP間を接続するように
したため、段部5cにおける接続導体9の付着を確実に
でき、小型で、接続状態の良好な回転型電気部品を提供
できる。また、回転体5をセラミック材で形成すること
により、従来の合成樹脂に比して熱、或いは経時変化が
小さく、導電パターンPへの影響が少なく、精度の良い
電気部品が得られ、特に、抵抗体6を使用する可変抵抗
器において有効である。また、絶縁基体1に接触部材3
を取り付けると共に、端子2と軸部2bとが一枚の金属
板から一体に形成されて、絶縁基体1に取り付けられ、
回転体5に設けた抵抗体6を接触部材3に接触させるよ
うにしたため、小型で、部品点数が少なく、生産性の良
好な可変抵抗器としての回転型電気部品を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転型電気部品の平面図。
【図2】本発明の回転型電気部品の側面図。
【図3】図1の3ー3線における断面図。
【図4】本発明の回転型電気部品に係る回転体の下面か
ら見た斜視図。
【図5】本発明の回転型電気部品に係る回転体の平面
図。
【図6】本発明の回転型電気部品に係る回転体の下面
図。
【図7】本発明の回転型電気部品に係る回転体の側面
図。
【図8】図6の8ー8線における断面図。
【図9】図6の9ー9線における断面図。
【図10】本発明の回転型電気部品に係る製造を示す説
明図。
【図11】従来の回転型電気部品の平面図。
【図12】従来の回転型電気部品の断面図。
【符号の説明】
1 絶縁基体 1a 凹部 1b ストッパー部 2 端子 2a 肩部 2b 軸部 3 接触部材 3a 基部 3b 接触部 3c 端子部 4 接触部材 4a 基部 4b 接触部 4c 端子部 5 回転体 5a 貫通孔 5b 第1平坦面 5c 段部 5d 第2平坦面 5e 傾斜部 5f ストッパー部 5g ドライバー溝 6 抵抗体 7 良導電体 8 良導電体 9 接続導体 P 導電パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01C 10/00 H01C 10/34

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基体に回転可能に取り付けられた絶
    縁材からなる回転体を備え、該回転体の一面側には、第
    1平坦面と、該第1平坦面から段部を設けて段違いに形
    成された第2平坦面を設け、前記第1と第2平坦面にそ
    れぞれ導電パターンを形成したことを特徴とする回転型
    電気部品。
  2. 【請求項2】 前記第2平坦面を形成する前記段部が円
    弧状に形成され、円弧状の前記段部の終端部に前記第2
    平坦面から突出する凸部を設けてストッパー部を形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の回転型電気部品。
  3. 【請求項3】 前記第1平坦面と前記第2平坦面との間
    に形成された前記段部の一部に傾斜部を設け、該傾斜部
    に接続導体を設けて前記第1と第2平坦面に形成された
    導電パターンを接続したことを特徴とする請求項1、又
    は2記載の回転型電気部品。
  4. 【請求項4】 前記回転体をセラミック材で形成したこ
    とを特徴とする請求項1、又は2、又は3記載の回転型
    電気部品。
  5. 【請求項5】 前記絶縁基体に保持された接触部材と、
    前記絶縁基体に保持され、軸部を設けた端子とを備え、
    前記導電パターンの一部は少なくとも抵抗体で形成さ
    れ、前記導電パターンに前記接触部材を接触させて可変
    抵抗値を得るようにしたことを特徴とする請求項1、又
    は2、又は3、又は4記載の回転型電気部品。
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