JPH0337206Y2 - - Google Patents

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JPH0337206Y2
JPH0337206Y2 JP1984107375U JP10737584U JPH0337206Y2 JP H0337206 Y2 JPH0337206 Y2 JP H0337206Y2 JP 1984107375 U JP1984107375 U JP 1984107375U JP 10737584 U JP10737584 U JP 10737584U JP H0337206 Y2 JPH0337206 Y2 JP H0337206Y2
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JP1984107375U
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  • Adjustable Resistors (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、例えば半固定抵抗器として用いられ
る小形可変抵抗器に関する。
「従来技術およびその問題点」 半固定抵抗器は、抵抗値の調整を組立調整時に
行ない、通常時は固定抵抗として使用する抵抗器
で、ほとんどの電気機器に用いられている。例え
ばテレビの調整部分のうち、ドライバで操作する
調整部分は、この半固定抵抗器が多い。
第5図ないし第7図は、従来のこの半固定抵抗
器(小形可変抵抗器)を示す。絶縁材料からなる
小径円板状の固定基体10は、その上面に塗布し
た環状抵抗体12と、この環状抵抗体12の両端
に導通する第一端子13および第三端子14を一
体に有している。第一端子13と第三端子14
は、円板状の固定基体10の軸線と平行に下方に
伸びている。
固定基体10の上側には、導電回動体20が位
置している。この導電回動体20は、環状抵抗体
12と摺接する摺動子21aを有する摺動導電体
21と、カバー23と結合してこれと一体に回動
する駆動導電体22との二部材からなつている。
摺動導電体21にはその軸孔21bから偏心した
位置に連動溝21cが形成され、駆動導電体22
には、同じくその軸孔22aから偏心した位置
に、この連動溝21cに嵌入する連動爪22bが
形成されていて、両者が係合することにより、摺
動導電体21と駆動導電体22の全体、つまり摺
動導電体21が常時等しい回動をする。この摺動
導電体21の回動中心(軸孔21b,22a)
は、上記環状抵抗体12の中心部に位置してい
る。駆動導電体22には、カバー23との一対の
連動爪22cが曲折形成されており、カバー23
にはドライバ孔23aが形成されている。
導電回動体20と電気的に接触する第二端子2
5は、略L字形をしていて、その一方の腕が摺接
部25aを構成し、他方の腕が固定脚25bを構
成する。摺接部25aにはかしめ軸27の挿通孔
26が形成されている。
固定基体10の下面には、第二端子25の摺接
部25aの位置規制溝10aが形成されており、
この位置規制溝10aに挿入された第二端子25
と、固定基体10と、導電回動体20が、かしめ
軸27によつて、かしめ止めされている。すなわ
ち、かしめ軸27は、固定基体10の下側から第
二端子25の挿通孔26、固定基体10の軸孔1
0b、摺動導電体21の軸孔21b、および駆動
導電体22の軸孔22aに連続して挿通され、軸
孔22aからの突出端において、かしめられる。
カバー23はその後駆動導電体22に被せられ
る。
したがつて、第二端子25は、その摺接部25
aが、位置規制溝10a内に位置した状態で、か
しめ軸27の頭部27aと固定基体10下面との
間に挾着されるため、固定基体10に対して固定
状態となる。また導電回動体20は固定基体10
に対して相対回動可能となり、カバー23のドラ
イバ孔23aを介して導電回動体20を回動させ
ると、かしめ軸27がともに回動し、その頭部2
7aが摺接部25aと摺接して導電回動体20と
第二端子25bとの電気的接触が維持される。導
電回動体20の摺動子21aは、環状抵抗体12
と常時摺接し、カバー23を回動させると環状抵
抗体12との摺接位置を変えるため、第二端子2
5の固定脚25bと、第一端子13および第三端
子14との間の抵抗値が変化する。
半固定抵抗器は、基本的に以上の構成を有する
ものであるが、第二端子25とかしめ軸27との
接触圧力を確保するため、第二端子25の摺接部
25aは、従来、第5図、第7図に示すように、
その長手方向に山形に曲折した山形弾性部30と
なつている。すなわち、この山形弾性部30は、
挿通孔26部分を低く、摺接部25aの長手方向
の両側を高くなるように曲折して山形としたもの
で、かしめ軸27をかしめ止めする際、この山形
弾性部30が平坦形状に近ずくように圧縮して弾
性変形させると、摺接部25aと頭部27aとが
この山形弾性部30の弾力による接触圧力で接触
する。
しかしながらこの従来装置は、かしめ軸27の
かしめ力の大小により、第二端子25の固定脚2
5bの方向にばらつきが生じ、かしめ軸27の中
心からの距離(ピツチ)pが一定しないという問
題があつた。第7図A,B,Cはこの様子を示す
もので、Aをかしめ前の状態とすると、かしめ力
が大きいときは、Bのようにピツチpが小さくな
り、かしめ力が小さいときは、Cのようにピツチ
pが大きくなつてしまう。このようにピツチpが
一定しないと、固定脚25bと第一、第三端子1
3,14との関係位置が狂い、このためこの固定
脚25bを第一、第三端子13,14と一緒に基
板の取付孔に挿入することが困難になり、特に、
この半固定抵抗器を自動組立機によつて電気機器
中に組込む場合には、これが不可能になつてしま
う。
「考案の目的」 本考案は、このような従来の小形可変抵抗器の
問題点を解消し、上記第二端子の位置がかしめ軸
のかしめ力の大小によつてばらつくことのない抵
抗器構造を得ることを目的とする。
「考案の概要」 本考案は、上記従来装置における第二端子の位
置のばらつきは、第二端子の摺接部に形成する弾
性部の山形が、摺接部の長手方向、つまり固定脚
と直交する方向に形成されている点に原因がある
との解析に基づいてなされたもので、この摺接部
に設ける弾性部の山形の方向を摺接部の幅方向と
し、更に摺接部の基部に透孔を設けたことを特徴
としている。このように第二端子の弾性部の山形
の方向を設定すると、かしめ軸のかしめ力に大小
があつても、固定脚の方向は変化しない。
「考案の実施例」 以下図示実施例について本考案を説明する。第
2図は本考案による第二端子40の単体形状を示
すものである。この第二端子40は、従来の第二
端子25と同様に略L字形をしていて、その一方
の腕が摺接部40a、他方の腕が固定脚40bを
構成している。摺接部40aには、かしめ軸27
の挿通孔41(第1図、第3図、第4図)が穿設
され、この摺接部40aに本考案の特徴とする山
形弾性部42が形成されている。
この山形弾性部42は、摺接部40aの幅方向
Wの中央部を低く、両端部を高くして山形を構成
したもので、摺接部40aの長さ方向のほぼ全長
に渡り、同一断面の山形が構成されている。ま
た摺接部40aの基部には細長い透孔43が設け
られている。
この第二端子40以外の構成要素は、従来装置
と同一であり、第1図において、同一要素には同
一の符号を付している。そしてこれらの各要素
は、上記と同一の手順により、組立てられる。す
なわち、第二端子40の挿通孔41、固定基体1
0の軸孔10b、摺動導電体21の軸孔21b、
および駆動導電体22の軸孔22aに、かしめ軸
27が挿通されてその軸孔22aからの突出部
が、かしめられ、固定基体10と導電回動体20
が相対回動可能とされる。この際同時にかしめ軸
27の頭部27aと固定基体10下面との間に第
二端子40の摺接部40aが挾着され、頭部27
aが摺接部40aに対し摺動可能となる。
上記構成の本考案によれば、上記組立工程にお
いて、かしめ軸27のかしめ力にばらつきがあつ
たとしても、第二端子40の固定脚40bのピツ
チpにばらつきは生じない。すなわち摺接部40
aに形成した山形弾性部42は、摺接部40aの
幅方向に高低が付されて形成されているため、こ
れが、かしめ軸27の頭部27aと固定基体10
下面との間に挾着され、山形が平坦形状に近ずく
ように圧縮して弾性変形しても、その変形による
材料のひずみが摺接部40の基部に設けられた細
長い透孔43によりくい止められるので、かしめ
力の大小によるその変形の大小は、単に、摺接部
40aとかしめ軸27との接触圧力の大小として
表れるだけで、固定脚40bの方向の変化として
は表れない。よつてかしめ軸27の中心から固定
脚40b迄の距離(ピツチ)pを一定に保つこと
ができる。
さらに本考案によると、第二端子40のかしめ
軸27との接触圧力を、従来の第二端子25に比
し、大きくすることができる。第4図A,Bはこ
れを説明するための図で、第二端子25,40
は、摺接部25aの幅Aと、挿通孔26,41の
径Bの寸法が規定されているため、従来の第二端
子25では、挿通孔26部分の幅方向の両側にC
の寸法しかとれない。しかし、従来の第二端子2
5で、山形弾性部30によつてばね性を発揮する
のは、この幅C部分であり、このため大きなばね
力を得ることはできなかつた。
これに対し、本考案の第二端子40の山形弾性
部42のばね力は、摺接部40aの長さ方向によ
つて得られる。摺接部40aの長さ、すなわちほ
ぼ同一断面の山形弾性部42の長さは、上記で
あつて、このは、摺接部40aの幅Aより遥か
に大きい。すなわち挿通孔41を除いた長さD,
E部分で、山形弾性部42のばね性を発揮するこ
とができるため、ばね力を大きくすることができ
る。別言すると、同一のばね定数の材質を用い、
同一ばね力を得るには、従来の第二端子25よ
り、第二端子40の方が板厚を薄くすることがで
きるので、材料費を軽減することができる。
また、摺接部40aの基部に細長い透孔43を
設けることにより、かしめ軸27のかしめ時に摺
接部40aの山形弾性部42を平坦形状の近ずく
ように圧縮して弾性変形させた時、この細長い透
孔43により材料の変形ひずみをこの透孔でくい
止めて第二端子40の固定脚40bを変形させ
ず、固定脚40bのかしめ軸とのピツチpにばら
つきを生じさせない構造となつている。また、透
孔43が有つて、かつ山形弾性部42がこの透孔
43の幅の範囲にかかつているので、ばね力が安
定する構造になつている。
上記実施例では、第二端子40の摺接部40a
に形成した山形弾性部42を、摺接部40aの幅
方向の中央部が低く、両端部が高い山形に形成し
たが、逆に幅方向の中央部が高く、両端部が低い
山形に形成しても同様の効果が得られる。
「考案の効果」 以上のように本考案の小形可変抵抗器は、固定
基体と、かしめ軸の頭部との間に弾性変形により
挾着支持するL字形の第二端子の一方の腕である
摺接部に、かしめ軸との接触圧力を増大させる山
形弾性部を形成するに際し、この山形弾性部を摺
接部の幅方向に向けて形成し、かつ摺接部の基部
に細長い透孔を設けるという簡単な構造で、かし
め軸のかしめ力の大小に拘わらず、第二端子の他
方の腕である固定脚の方向のばらつきをなくすこ
とができる。またこの山形弾性部が押圧されて変
形する際のばね力が大きく、しかも安定した状態
で得ることができ、あるいは、第二端子の構成板
材の肉厚を薄くして、材料費の軽減を図ることが
できる。上記の構成により、端子の寸法が小さく
とも良好な摺接機構が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の小形可変抵抗器の実施例を示
す分解斜視図、第2図A,Bは本考案の小形可変
抵抗器に用いる第二端子の単体形状例を示す平面
図と側面図、第3図は同組立状態の要部の断面
図、第4図A,Bはそれぞれ本考案の第二端子に
よるばね力と、従来の第二端子のばね力の差を説
明するための平面図と側面図、第5図は従来の小
形可変抵抗器の例を示す分解斜視図、第6図は同
組立状態の要部の断面図、第7図はA,B,C
は、従来の第二端子の固定脚のピツチのばらつき
を説明する要部の断面図である。 10……固定基体、12……環状抵抗体、13
……第一端子、12……第二端子、20……導電
回動体、21……摺動導電体、22……駆動導電
体、23……カバー、27……かしめ軸、27a
……頭部、40……第三端子、40a……摺接
部、40b……固定脚、41……挿通孔、42…
…山形弾性部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 環状抵抗体とこの環状抵抗体の両端に導通する
    第一端子および第三端子を有する絶縁材料からな
    る固定基体と、この固定基体の上記環状抵抗体と
    摺接する摺動子を有し、環状抵抗体の中心部を中
    心に回動操作可能な導電回動体と、この導電回動
    体と上記固定基体を相対回動可能にしてかしめ止
    めするかしめ軸と、このかしめ軸の頭部と固定基
    体との間に挾着保持され、このかしめ軸を介して
    上記導電回動体と導通する第二端子とを備え、こ
    の第二端子は略L字形をなし、その一方の腕を固
    定基体とかしめ軸との間に挾着される摺接部と
    し、他方の腕を上記第一、第三端子と略平行な固
    定脚としている小形可変抵抗器において、上記第
    二端子の摺接部には、その基部に該摺接部の幅方
    向に延びる透孔を設けるとともに、幅方向の対向
    側部間に該側部から中央部にかけてかつ少なくと
    も前記透孔の幅の範囲において山形弾性部を形成
    し、上記かしめ軸のかしめ時にこの山形弾性部を
    圧縮して弾性変形させることを特徴とする小形可
    変抵抗器。
JP10737584U 1984-07-16 1984-07-16 小形可変抵抗器 Granted JPS6122310U (ja)

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JPS6122310U JPS6122310U (ja) 1986-02-08
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5290002A (en) * 1976-01-23 1977-07-28 Hitachi Ltd Rotary electric machine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5665572U (ja) * 1979-10-25 1981-06-01

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5290002A (en) * 1976-01-23 1977-07-28 Hitachi Ltd Rotary electric machine

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JPS6122310U (ja) 1986-02-08

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