JP2523201Y2 - 可変抵抗器 - Google Patents

可変抵抗器

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JP2523201Y2
JP2523201Y2 JP1990130692U JP13069290U JP2523201Y2 JP 2523201 Y2 JP2523201 Y2 JP 2523201Y2 JP 1990130692 U JP1990130692 U JP 1990130692U JP 13069290 U JP13069290 U JP 13069290U JP 2523201 Y2 JP2523201 Y2 JP 2523201Y2
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信治 篠
秀樹 山中
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は可変抵抗器に関するものである。
【従来の技術】
近年、電子機器は小型、高密度実装化が進み、これら
に使用される電子部品も小型・薄型化が要求されてい
る。 従来の可変抵抗器は、第2図(a)(b)に示すよう
に、絶縁基板21上に馬蹄形状の抵抗体膜22と、該抵抗体
膜22上を摺動する摺動子23と、該絶縁基板21上に摺動子
23が回動可能に固定するためのカシメピン25とから構成
されていた。 また、絶縁基板21の端部には、馬蹄形状の抵抗体膜22
の両端と導通した2つの端子22a、22bが形成され、さら
に摺動子23とカシメピン25を介して電気的に導通した摺
動子端子23aが形成されている。 また、摺動子23の上面には、該摺動子23を回動させる
ためのドライバー(図示せず)などが封入される調整溝
26が形成され、また、摺動子23の基板21側には、前記抵
抗体膜22上を接触摺動する接点24が形成されている。 これにより、摺動子23の回動操作により、抵抗体膜22
の一端側の端子22aと摺動子23の端子23aとの間で、また
は抵抗体膜22の他端側の端子22bと摺動子23の端子23aと
の間で、所定の抵抗値が得られることになる。 従来の可変抵抗器の摺動子23の接点24部分は、摺動子
23の中心部側に三日月状の穴27を設け、該三日月状の穴
27と摺動子23の外周に挟まれた部分に、摺動子23の上面
側から楔状のプレス加工を行い、抵抗体膜22と接触する
接点24を形成していた。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、近年の可変抵抗器の小型化に伴い、形
状(直径)の小さな摺動子23で抵抗体膜22との接触信頼
性が高い可変抵抗器が求められている。 このため、摺動子23の形状を小型化するため、接点24
が形成される三日月状の穴27と摺動子23の外周との間隔
が一層狭くなる。この間隔は抵抗体膜22と接触する接点
24の接点幅に相当することになるが、安定した抵抗体膜
22との接触信頼性を確保するには、接点幅と摺動子23の
厚みとの関係において、経験的に接点幅が摺動子23の厚
みの1.4倍以上必要である。このため、充分に接点幅を
得られなくなり、可変抵抗器の小型化に限界があった。 尚、接点幅が摺動子23の厚みの1.4倍以下となると、
摺動子23の回動操作時に、抵抗体膜22と接点24との間で
うねりが生じてしまい、安定した接触信頼性が得られな
いという問題点があった。 即ち、従来の可変抵抗器で小型化は限界があり、近年
の要求に充分応えることが困難であった。 また、接点24が摺動子23の上面側からプレス成型で形
成されるため、三日月状の穴27と摺動子23の外周の間が
狭まることにより、安定した接点24のプレス加工を行う
ことが困難となる。 本考案は上述の問題点に鑑みて案出されたものであ
り、その目的は、摺動子の形状を小さくしても、安定し
た接触性が得られる接点を有する可変抵抗を提供するこ
とにある。
【目的を達成するための具体的な手段】
本考案が上述の目的を達成するために行った具体的な
手段は、略馬蹄形状の抵抗体を形成した絶縁基板上に、
該抵抗体との接点を有する略円形皿状の摺動子、前記摺
動子を覆い且つ調整溝が形成されたキャップ体を、回動
可能に配置した可変抵抗器であって、前記摺動子に、円
弧状に切り離され且つ外周部の一部が摺動子の上面から
一段落ち込んだ段差部を設け、該段差部の中央部に接点
を一体形成したことを特徴とする可変抵抗器である。
【作用】
以上の構成により、摺動子の外周部の一部に、該摺動
子の上面から一段落ち込んだ段差部を形成し、その中央
に接点が形成されている。そして、落ち込んだ段差部の
内周と、該内周と近接する摺動子上面の外周との境界
が、円弧状に切り離されており、実質的に同一円周上に
あるため、従来のように摺動子に三日月状の開口穴を設
けることなく、摺動子の直径を極小化できる。これによ
り、抵抗体膜と接点の接触信頼性を低下させることな
く、摺動子の形状を小型化にすることができる。このた
め、可変抵抗器全体の大きさを小型化できる。 また、接点は、摺動子の外周部の上面から絶縁基板側
に落ち込んだ段差部に形成されるため、基板方向に突出
する接点の突出量を極小化することができるので、接点
加工が安定し、抵抗体膜との接触信頼性が向上させるこ
とができる。
【実施例】
以下、本考案の可変抵抗器について、図面に基いて詳
説する。 第1図(a)、(b)は本考案の可変抵抗器の平面図
及び断面図であり、第1図(c)(d)は、摺動子の平
面図及び側面図である。 本考案の可変抵抗器は、絶縁基板1と、該絶縁基板1
上に形成された抵抗体膜2と、調整用ドライバーなどか
ら印加される外部応力により回動する摺動子3と、該摺
動子3を絶縁基板1に対して回動可能に固定するカシメ
ピン5とから構成されている。 絶縁体基板1はアルミナセラミックなどからなり、そ
の中央には上述の摺動子3を回動可能に保持するための
カシメピン5が貫通する穴11が形成されている。また、
絶縁基板1上には摺動子3の摺動方向と一致するよう
に、該穴11を中心とする馬蹄形状の抵抗体膜2が形成さ
れ、その抵抗体2の両端は絶縁基板1の端部にまで延出
した外部端子2a、2bが形成されている。また、外部端子
2a、2bが形成された端部と対向する絶縁基板1の端部に
前記摺動子3と電気的に接続する摺動子端子3aが形成さ
れている。 馬蹄形状の抵抗体膜2は酸化ルテニウムなどの抵抗体
ペーストを印刷・乾燥・焼成することにより形成され
る。 また、摺動子3はステンレスなどをプレス加工などに
より形成され、その上面には該摺動子3を回動させるた
めのドライバー(図示せず)などが挿入される調整溝6
が形成されたキャンプ体9が配置されている。摺動子3
とキャップ体9はキャップ体9から延びる延出部9aと摺
動子3の一部に形成された切り欠け部3bとが互いに連結
しあい、キャップ体9とともに回動されることになる。
また、キャップ体9及び摺動子3の中央には、前記カシ
メピン5が貫通する穴91が形成されている。 また、摺動子3の前記抵抗体膜2側には、その上面の
一部には、摺動子の上面から円弧状に切り離され、一段
落ち込んだ段差部7が形成されている。さらに該段差部
7の中央部には、下面側(抵抗体膜2と対向する面)に
は、接点4が突出形成されている。 具体的には、摺動子3の上面に、プレス加工に施して
段差部7を形成する。プレス加工時、図示していないが
プレス加工のダイとパンチとを偏位させて、プレス加工
することにより、摺動子3の上面り一部をセリ切り加工
する。これにより、摺動子3の一部にプレス成型の際に
発生するスリット8が円弧状に形成され、この円弧状の
スリット8によって摺動子3の一部の外周と内周部とに
切り離される。このスリット8によって切り離される摺
動子3の外周部の一部が、一段落ち込んだ段差部7とな
る。即ち、落ち込んだ段差部7の内周と、該内周と近接
する摺動子3上面の外周との円弧状の境界は、実質的に
平面視、同一円周上となる。 さらにこの段差部7の中央部に楔状のプレス加工を施
し接点4が形成される。 上述の構成の絶縁基板1上に、摺動子3を載置し、さ
らに貫通穴11、91を貫通するようにカシメピン5を挿通
した後、基板1の裏面側に突出したカシメピン5の一部
をカシメ処理することにより、絶縁基板1上に摺動子3
が回動可能に固定されることになる。また、この固定に
より摺動子端子3aがカシメピン5を介して摺動子3と接
続する。 このような構造の可変抵抗器は、摺動子3の回動操作
し、抵抗体膜2と接点4との接触位置を調整することに
より、抵抗体膜2の一端側の端子2aと摺動子3の端子3a
との間で、または抵抗体膜2の他端側の端子2bと摺動子
3の端子3aとの間で、所定の抵抗値が得られることにな
る。 以上の構造により、摺動子3に段差部7を形成し、該
段差部7の中央部に接点4が一体形成されており、従来
のように、摺動子23の上面に三日月状の開口穴27を設け
ることないため、接点4がスリット8と摺動子3の外周
との間に形成でき、接点幅Aが増大する。このことは、
抵抗体膜2と接点4との接触信頼性を維持して、摺動子
3の形状を小型化にすることができる。このため、可変
抵抗器全体として小型化することができる。 また、摺動子3の上面に絶縁基板1側に落ち込む段差
部7を形成して、その段差部7で接点4を加工するた
め、基板1方向に突出する接点4の突出量Bを極小化す
ることができ、接点加工が安定し、抵抗体膜2との接触
信頼性が向上させることができる。 尚、上述の実施例では、段差部7に形成した接点の数
が1つの可変抵抗器で説明したが、接触信頼性を向上さ
せるために、その接点数を2つを並設したツインタイプ
の可変抵抗器であっても構わない。
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、摺動子の外周の一部
には、円弧状に切り離され、且つその上面から一段落ち
込んだ段差部を形成し、該段差部の中央部に接点を形成
したため、接点を形成する領域を充分に確保できるた
め、抵抗体膜との接触信頼性を低下させることなく、摺
動子の形状を小さくできる。このため、全体として、小
型な可変抵抗器が達成されることになる。 また、接点が段差部に形成されるため、抵抗体膜まで
の間隔が短くなるため、接点の加工が確実且つ安定し、
接触信頼性の高い可変抵抗器が達成されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は本考案の可変抵抗器の平面図及
び断面図である。第1図(c)、(d)は本考案の可変
抵抗器に用いる摺動子の平面図及び側面図である。 第2図(a)、(b)は従来の可変抵抗器の平面図及び
断面図である。 1、21……絶縁基板 2、22……抵抗体膜 3、23……摺動子 4、24……接点 7……段差部 9……キャップ体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略馬蹄形状の抵抗体を形成した絶縁基板上
    に、該抵抗体との接点を有する略円形皿状の摺動子、前
    記摺動子を覆い且つ調整溝が形成されたキャップ体を、
    回動可能に配置した可変抵抗器であって、 前記摺動子に、円弧状に切り離され且つ外周部の一部が
    摺動子の上面から一段落ち込んだ段差部を設け、該段差
    部の中央部に接点を一体形成したことを特徴とする可変
    抵抗器。
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JP2539607Y2 (ja) * 1988-12-27 1997-06-25 京セラ株式会社 可変抵抗器

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