JPS638115Y2 - - Google Patents

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JPS638115Y2
JPS638115Y2 JP12556781U JP12556781U JPS638115Y2 JP S638115 Y2 JPS638115 Y2 JP S638115Y2 JP 12556781 U JP12556781 U JP 12556781U JP 12556781 U JP12556781 U JP 12556781U JP S638115 Y2 JPS638115 Y2 JP S638115Y2
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JP
Japan
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rotor member
ceramic plate
frame
ceramic
rotor
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JP12556781U
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JPS5832638U (ja
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Ceramic Capacitors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はセラミツクトリマコンデンサに係り、
その目的とするところは、誘電体たるセラミツク
板の割れに対する信頼性を向上させると共に、ロ
ータ荷重に対する静電容量変化特性を向上させる
ことにある。
まず、従来のこの種のセラミツクトリマコンデ
ンサを第1図〜第3図と共に説明する。図におい
て、セラミツクトリマコンデンサ1は、亜鉛ダイ
キヤスト等から形成された金属製の円板形のロー
タ部材2と、略小判形の薄いセラミツク板(誘電
体)3と、略コツプ形状の絶縁性の合成樹脂から
なるフレーム4と、金属製のシヤフト5とを備え
ており、フレーム4内にセラミツク板3を介在さ
せてロータ部材2を収納し、シヤフト5がロータ
部材2、セラミツク板3、フレーム4を挿通して
ロータ部材2を回動可能に保持している。ロータ
部材2は、その底面に略半円形ロータ電極部2a
並びに(バランスをとるために)ロータ電極部2
aと同一高さの半環状の凸部2bが突出形成され
ている(第2図参照)。セラミツク板3は、その
片面に略半円形のステータ電極6が銀ペースト等
によつて印刷形成されている。フレーム4の底部
4aには、金属薄板よりなるホツト端子8がイン
サートモールド、圧入等の手段によつて取付けら
れており、ホツト端子8の一端はフレーム4の内
底面4bの細溝4c(第1,3図参照)内で折り
曲げられて弾性的な接触部8aとされている。ま
た、フレーム4の内周壁4dは、その内底面4b
にセラミツク板3を嵌合保持させるためにセラミ
ツク板3の形状に合わせて第3図のように直線部
4d1と円弧部4d2とを有しており、更に夫々の直
線部4d1の外周にロータ部材2を挿入させるため
に(回動自在とするために)三日月状の切欠部4
d3を有している。切欠部4d3の底面4d3-aは、そ
の高さがフレーム4の内底面4bと同じで同一面
である。
そして、セラミツクトリマコンデンサ1は、フ
レーム4の内底面4bにステータ電極6を下にし
てセラミツク板3を回動不能に保持させ、該セラ
ミツク板3上にロータ部材2のロータ電極部2
a、凸部2bが当接するように積層し、然る後、
フレーム4、セラミツク板3、ロータ部材2を挿
通したシヤフト5の端部を、後記アース端子9の
バネ部9aを介してフレーム4側にかしめること
によりロータ部材2がセラミツク板3を圧接・挾
持するようになつている。
上記組立状態において、セラミツク板3のステ
ータ電極6にホツト端子8の接触部8aが接触し
電気的に導通している。又、更にロータ部材2
は、シヤフト5を介してアース端子9に電気的に
導通している。上記構成において、コンデンサ1
は、ロータ部材2がドライバー等の調整具により
回動され、ロータ部材2のロータ電極部2aとス
テータ電極6との対向面積を変化させて容量が可
変される。
ところで、上記構成のコンデンサ1は、フレー
ム4がコスト低減のため安価な合成樹脂の使用を
余儀なくされ、成形収縮によつて、フレーム4の
内底面4bにヒケ、ソリ等が生じて内底面4bの
フラツト性が劣つている。また、内底面4bに当
接するセラミツク板3側には、ステータ電極6が
形成されており、セラミツク板3にもステータ電
極6の厚み分だけ段差が生じている。このためセ
ラミツク板3と内底面4bとの間には実用上無視
出来ない程度のギヤツプが存在している。従つ
て、シヤフト5の絞め工程時、或いは容量調整時
のロータ部材2への押圧加重により、セラミツク
板3が不規則に歪み、セラミツク板3とロータ部
材2との密着性が損なわれて容量が変化し、即
ち、ロータ荷重に対する静電容量変化特性が劣化
するという欠点があつた。
更にロータ荷重が増大すると歪みも増大し、そ
の歪みによりセラミツク板3に曲げ力が付加さ
れ、時としてセラミツク板3が割れてしまうとい
う重大欠点があつた。
本考案は上記欠点を除去したものであり、以下
図面と共にその一実施例を説明する。第4図はセ
ラミツクトリマコンデンサの正面断面図、第5図
はセラミツクトリマコンデンサの側面断面図、第
6図はフレームの上面図を示す。各図中、従来と
同じ部分には同一の符号を付けその説明を省略す
る。
該実施例のセラミツクトリマコンデンサ11
は、従来と同じく、ロータ電極部2a、凸部2b
を有するロータ部材2と、ステータ電極6を設け
たセラミツク板3と、ホツト端子8を設けたフレ
ーム4とを備え、ロータ部材2の回動により容量
を可変させる構成である。フレーム4は、その内
底面4bにセラミツク板3を回動不能に保持する
ために、内周壁4dに直線部4d1、円弧部4d2
設けており、夫々の直線部4d1の外周にはロータ
部材2を挿入させるために従前と同様に三日月状
の切欠部4d3を有する。
しかし、切欠部4d3の底面は、従前と違つてフ
レーム4の内底面4bより高くなつた凸面4eと
されており、その高さHは、セラミツク板3の厚
さより微少だけ(例えば0.05〜0.02mm)高くなつ
ている。即ち、フレーム4の内周壁4dに沿つて
セラミツク板3を挿入後、ロータ部材2をフレー
ム4内に挿入しても、ロータ部材2の底面の一部
が切欠部4d3の凸面4eに当接し、セラミツク板
3は、ホツト端子8の接触部8aのバネ圧によつ
てロータ部材2の底面に弾接しているだけであ
る。即ち、セラミツク板3はホツト端子8の接触
部8aのバネ圧によりロータ部材2に押しつけら
れてロータ部材2と密着性よく当接し、ステータ
電極6とホツト端子8とは電気的に導通してい
る。
従つて上記構成により、かしめ時、又は容量調
整時に加わるロータ部材2への押圧加重は、セラ
ミツク板3に作用せずにロータ部材2に当接する
フレーム4の凸面4eにかかり、またセラミツク
板3はホツト端子8の接触部8aにより、ロータ
部材2の底面に弾接されているため、フレーム4
の内底面4bから微小容量浮いた状態にあり、フ
レーム4の内底面4bの凹凸及びステータ電極6
の厚みに帰因したセラミツク板3の歪み、或は割
れを防止することが出来る。
上述の如く、本考案になるセラミツクトリマコ
ンデンサは、ロータ部材への押圧荷重をセラミツ
ク板に作用させずフレームで受ける構成にしたこ
とにより、フレーム内底面の凹凸によるセラミツ
ク板への折曲げ力の発生を防ぎセラミツク板の歪
みを防止でき、また、セラミツク板の割れに対す
る信頼性を向上させることが出来、またセラミツ
ク板の薄板化が可能となりその小型・大容量化が
実現出来、更に、歪みがないのでロータ部材とセ
ラミツク板との密着性が向上し、ロータ荷重に対
する静電容量変化特性を向上させる等、総じて高
性能、大容量の小型セラミツクトリマコンデンサ
を歩留り良く製造できて、その実用的価値は顕著
である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は従来例に係り、第1図は全体
の断正面図、第2図はロータ部材とセラミツク板
の斜視図、第3図はフレームの上面図、第4図〜
第6図は本考案の一実施例に係るセラミツクトリ
マコンデンサを示し、第4図は全体の断正面図、
第5図は全体の断側面図、第6図はフレームの上
面図である。 2……ロータ部材、3……セラミツク板、4…
…フレーム、4b……内底面、4d……内周壁、
4e……凸面、5……シヤフト、6……ステータ
電極、8……ホツト端子、9……アース端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 片面に略半円形のステータ電極を形成した薄板
    状の誘電体を、金属製のロータ部材と絶縁性のフ
    レームの内底面との間に介在させたセラミツクト
    リマコンデンサにおいて、前記フレームの内底面
    における前記誘電体端縁近傍に、誘電体の厚みよ
    り微小量高い凸面を設け、該凸面に前記ロータ部
    材の下面の一部を圧接させたことを特徴とするセ
    ラミツクトリマコンデンサ。
JP12556781U 1981-08-25 1981-08-25 セラミツクトリマコンデンサ Granted JPS5832638U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12556781U JPS5832638U (ja) 1981-08-25 1981-08-25 セラミツクトリマコンデンサ

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JP12556781U JPS5832638U (ja) 1981-08-25 1981-08-25 セラミツクトリマコンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5832638U JPS5832638U (ja) 1983-03-03
JPS638115Y2 true JPS638115Y2 (ja) 1988-03-10

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ID=29919407

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JP12556781U Granted JPS5832638U (ja) 1981-08-25 1981-08-25 セラミツクトリマコンデンサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1945596B8 (en) 2005-09-15 2015-11-04 Anuvia Plant Nutrients Holdings LLC Organic containing sludge to fertilizer alkaline conversion process
IN2012DN06560A (ja) 2009-12-30 2015-10-23 Vitag Holdings Llc

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JPS5832638U (ja) 1983-03-03

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