JPS6311712Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6311712Y2 JPS6311712Y2 JP5953182U JP5953182U JPS6311712Y2 JP S6311712 Y2 JPS6311712 Y2 JP S6311712Y2 JP 5953182 U JP5953182 U JP 5953182U JP 5953182 U JP5953182 U JP 5953182U JP S6311712 Y2 JPS6311712 Y2 JP S6311712Y2
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- JP
- Japan
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- rotor
- electrode
- present
- ceramic dielectric
- insulating ring
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 13
- 239000007769 metal material Substances 0.000 claims 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 12
- BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N Silver Chemical compound [Ag] BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000003989 dielectric material Substances 0.000 description 2
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 2
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000004332 silver Substances 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
- Induction Machinery (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はセラミツク誘電体を用いたトリマーコ
ンデンサのロータに関するもので、特にこのロー
タを用いることによつてCmax(最大静電容量)
をより大きく、かつCmin(最小静電容量)をより
小さくし、しかも電気特性の安定したトリマーコ
ンデンサを提供せんとするものである。
ンデンサのロータに関するもので、特にこのロー
タを用いることによつてCmax(最大静電容量)
をより大きく、かつCmin(最小静電容量)をより
小さくし、しかも電気特性の安定したトリマーコ
ンデンサを提供せんとするものである。
一般にトリマーコンデンサに於てはCminが小
さいことが望まれる。その理由は、回路の浮遊容
量を小さくし、また静電容量の可変比(Cmax−
Cmin)/Cminを大きくとるためである。
さいことが望まれる。その理由は、回路の浮遊容
量を小さくし、また静電容量の可変比(Cmax−
Cmin)/Cminを大きくとるためである。
第1図は従来のセラミツク誘電体を用いたトリ
マーコンデンサのロータとステータの関係を示し
た図面で、1は金属の鋳造またはプレス等で加工
されたロータで、該ロータ1の上面には略半円状
のロータ電極1aとバランスをとるための凸縁1
bが一体にかつ同一平面状に設けられている。
マーコンデンサのロータとステータの関係を示し
た図面で、1は金属の鋳造またはプレス等で加工
されたロータで、該ロータ1の上面には略半円状
のロータ電極1aとバランスをとるための凸縁1
bが一体にかつ同一平面状に設けられている。
2はセラミツク誘電体で、一面に略半円状のス
テータ電極2aが銀ペースト等を印刷或は焼成す
ることによつて形成されている。
テータ電極2aが銀ペースト等を印刷或は焼成す
ることによつて形成されている。
第1図に示す如く、ロータ1上にセラミツク誘
電体2を重ねてコンデンサを形成した場合、ロー
タ1が回転してロータ電極1aが完全にステータ
電極2aから抜け出た所謂Cminの状態に於ても、
ロータ1の凸縁1bがセラミツク誘電体2を介し
てステータ電極2aと対向して静電容量をもち、
このためトリマーコンデンサのCminが大となり、
上述の静電容量の可変比が小となるという欠点が
あり、この欠点を除くためにロータ1の外周の凸
縁1bがステータ電極2aと対向しないようにす
るためにはステータ電極2aの面積を小さくせね
ばならず、この場合大きなCmaxを得るためには
セラミツク誘電体2の厚みを薄くする必要があ
り、そうするとセラミツク誘電体2に割れやクラ
ツクを生じ、電気的、機械的特性の劣化を起し易
いという欠点をもつていた。
電体2を重ねてコンデンサを形成した場合、ロー
タ1が回転してロータ電極1aが完全にステータ
電極2aから抜け出た所謂Cminの状態に於ても、
ロータ1の凸縁1bがセラミツク誘電体2を介し
てステータ電極2aと対向して静電容量をもち、
このためトリマーコンデンサのCminが大となり、
上述の静電容量の可変比が小となるという欠点が
あり、この欠点を除くためにロータ1の外周の凸
縁1bがステータ電極2aと対向しないようにす
るためにはステータ電極2aの面積を小さくせね
ばならず、この場合大きなCmaxを得るためには
セラミツク誘電体2の厚みを薄くする必要があ
り、そうするとセラミツク誘電体2に割れやクラ
ツクを生じ、電気的、機械的特性の劣化を起し易
いという欠点をもつていた。
本考案は上記従来の欠点を解消するためになさ
れたものである。
れたものである。
以下本考案の実施例を第2,3図を用いて説明
する。第2図イは本考案の一実施例であるロータ
の分解斜視図、同図ロは本考案ロータの組立つた
状態を示す斜視図、第3図は本考案のロータを使
用せるトリマーコンデンサの構成部品全体を示す
分解斜視図である。
する。第2図イは本考案の一実施例であるロータ
の分解斜視図、同図ロは本考案ロータの組立つた
状態を示す斜視図、第3図は本考案のロータを使
用せるトリマーコンデンサの構成部品全体を示す
分解斜視図である。
第2図に於て10は金属の鋳造またはプレス等
によつて加工されたロータで、大円筒部10aと
これと同心の小径で一部を切欠いて切欠け部10
bを設けた小円筒部10cとより成り、該小円筒
部10cには切欠部10bと反対方向に略半円状
のロータ電極10dを段差を設けて突設する。
によつて加工されたロータで、大円筒部10aと
これと同心の小径で一部を切欠いて切欠け部10
bを設けた小円筒部10cとより成り、該小円筒
部10cには切欠部10bと反対方向に略半円状
のロータ電極10dを段差を設けて突設する。
なお、10eは貫通穴、10fは大円筒部10
aと小円筒部10c間に形成された段部、第3図
の10gは大円筒部、10aの一面に形成された
ドライバー溝である。
aと小円筒部10c間に形成された段部、第3図
の10gは大円筒部、10aの一面に形成された
ドライバー溝である。
第2図イに於て11は絶縁物より成るコツプ状
のリングで、底部11aには縁部11bを残して
前記小円筒部10cと略同形で該小円筒部に嵌合
する非円形の透穴11cが穿設されている。11
dは縁部11bの一部に設けた広幅部である。
のリングで、底部11aには縁部11bを残して
前記小円筒部10cと略同形で該小円筒部に嵌合
する非円形の透穴11cが穿設されている。11
dは縁部11bの一部に設けた広幅部である。
11eは絶縁リング11の周壁で、この高さh1
は、ロータ電極10dを形成してある部分の小円
筒部10cの高さh2と略同じである。
は、ロータ電極10dを形成してある部分の小円
筒部10cの高さh2と略同じである。
本考案のロータと絶縁リングは上述のような構
造を有し、これを組立てるには、絶縁リング11
の穴11cを小円筒部10cの形に合せて上方よ
りリング11の開放端11fが段部10fに当接
するまで押圧して嵌合し、その後ロータ電極10
dの表面をラツピングすることによりロータ電極
10dと絶縁リング11の各表面を同一面とす
る。
造を有し、これを組立てるには、絶縁リング11
の穴11cを小円筒部10cの形に合せて上方よ
りリング11の開放端11fが段部10fに当接
するまで押圧して嵌合し、その後ロータ電極10
dの表面をラツピングすることによりロータ電極
10dと絶縁リング11の各表面を同一面とす
る。
次にロータ以外の構成部品について第3図を用
いて簡単に説明すると、12は合成樹脂でコツプ
状に成型されたフレームで、中央には貫通穴12
aが形成されている。
いて簡単に説明すると、12は合成樹脂でコツプ
状に成型されたフレームで、中央には貫通穴12
aが形成されている。
13は略小判型を呈するセラミツク誘電体で、
下面に略半円状のステータ電極13aが銀ペース
ト等の焼付け等によつて形成されている。
下面に略半円状のステータ電極13aが銀ペース
ト等の焼付け等によつて形成されている。
14は金属より成るホツトリードで、先部14
aはフレーム12に圧入されその先端は更に内側
に曲げられる。
aはフレーム12に圧入されその先端は更に内側
に曲げられる。
15はアースリード16が一体に形成されたバ
ネである。
ネである。
次に本考案のトリマーコンデンサ本体の組立て
について概略説明すると、先ずホツトリード14
の圧入されたフレーム12にセラミツク誘電体1
3をステータ電極13aがホツトリード14の先
端14aに接触するように挿入する。
について概略説明すると、先ずホツトリード14
の圧入されたフレーム12にセラミツク誘電体1
3をステータ電極13aがホツトリード14の先
端14aに接触するように挿入する。
次に予め絶縁リング11が嵌合されたロータ1
0を積層し、中央の貫通穴10eにロータシヤフ
ト17を貫通させ、フレーム12の裏側に載置さ
れたバネ15とめる。これによりロータ10と
アースリード16はロータシヤフト17、バネ1
5を介して電気的に導通する。
0を積層し、中央の貫通穴10eにロータシヤフ
ト17を貫通させ、フレーム12の裏側に載置さ
れたバネ15とめる。これによりロータ10と
アースリード16はロータシヤフト17、バネ1
5を介して電気的に導通する。
次にこのトリマーコンデンサの作動について説
明すると、ドライバー(図示省略)でロータ10
を回転すると、ロータ電極10dとステータ電極
13aの対向面積が変化し、静電容量が変化す
る。
明すると、ドライバー(図示省略)でロータ10
を回転すると、ロータ電極10dとステータ電極
13aの対向面積が変化し、静電容量が変化す
る。
本考案によれば、このトリマーコンデンサのロ
ータに於ては、ロータ電極10dの外周縁を含む
円筒型ロータの外周全域に渉つて該ロータ電極1
0dと同一平面に絶縁リング11を設けているか
ら、ロータ電極10dがステータ電極13aから
完全に抜け切つた場合、即ちCminは非常に小さ
くなる。
ータに於ては、ロータ電極10dの外周縁を含む
円筒型ロータの外周全域に渉つて該ロータ電極1
0dと同一平面に絶縁リング11を設けているか
ら、ロータ電極10dがステータ電極13aから
完全に抜け切つた場合、即ちCminは非常に小さ
くなる。
また従来例に於てはロータ1の凸縁1bの巾が
広い程ロータのパランスが得れ易く、電気的特性
が安定するので、凸縁1bの巾を広くすると、そ
の分Cminが増加するため凸縁1bの巾は細くせ
ざるを得ず電気的特性が不安定となつていたが、
本考案のロータの場合は、絶縁リング11のロー
タ電極10dと反対側のリング11の一部に広幅
部11dを設けることによつてバランスが取れ易
く、電気的特性が従来に比し安定する。
広い程ロータのパランスが得れ易く、電気的特性
が安定するので、凸縁1bの巾を広くすると、そ
の分Cminが増加するため凸縁1bの巾は細くせ
ざるを得ず電気的特性が不安定となつていたが、
本考案のロータの場合は、絶縁リング11のロー
タ電極10dと反対側のリング11の一部に広幅
部11dを設けることによつてバランスが取れ易
く、電気的特性が従来に比し安定する。
また従来例に於てはロータ1の凸縁1bとステ
ータ電極2a間で静電容量をもつため凸縁1bと
ステータ電極2aが対向しないようにステータ電
極2aの面積を小さくするため、大きなCmaxを
得るためには誘電体2を薄くせねばならず、従つ
て誘電体の割れ、クラツク等の問題が生じ易かつ
たが、本考案によれば従来のロータ1の凸縁1b
のかわりに絶縁物のリング11をめぐらしている
ので耐久性が増し、ステータ電極13aの面積を
従来に比し大きくすることが出来、その分Cmax
が増加するため、同一容量値ならば、セラミツク
誘電体13を従来に比し厚くすることが出来、割
れ、クラツク等の問題は生じにくくなる等従来に
ない顕著な効果を有す。
ータ電極2a間で静電容量をもつため凸縁1bと
ステータ電極2aが対向しないようにステータ電
極2aの面積を小さくするため、大きなCmaxを
得るためには誘電体2を薄くせねばならず、従つ
て誘電体の割れ、クラツク等の問題が生じ易かつ
たが、本考案によれば従来のロータ1の凸縁1b
のかわりに絶縁物のリング11をめぐらしている
ので耐久性が増し、ステータ電極13aの面積を
従来に比し大きくすることが出来、その分Cmax
が増加するため、同一容量値ならば、セラミツク
誘電体13を従来に比し厚くすることが出来、割
れ、クラツク等の問題は生じにくくなる等従来に
ない顕著な効果を有す。
なお、本考案の一実施例としてロータ電極の反
対側にバランスをとるため絶縁物の凸縁を設ける
ために絶縁リングを嵌合する場合を説明したが、
リングの代りに絶縁物を一体成型しても良く、こ
の場合も本願の権利範囲に入るものである。
対側にバランスをとるため絶縁物の凸縁を設ける
ために絶縁リングを嵌合する場合を説明したが、
リングの代りに絶縁物を一体成型しても良く、こ
の場合も本願の権利範囲に入るものである。
第1図は従来のロータ及びセラミツク誘電体の
斜視図、第2図は本考案の一実施例を示すロータ
及び絶縁リングの斜視図、第3図は本考案の一実
施例のトリマーコンデンサのトリマーコンデンサ
の分解斜視図である。 10……ロータ、10a……大円筒部、10c
……小円筒部、10d……ロータ電極、11……
絶縁リング、11b……縁部、11d……広幅
部、12……フレーム、13……セラミツク誘電
体、13a……ステータ電極。
斜視図、第2図は本考案の一実施例を示すロータ
及び絶縁リングの斜視図、第3図は本考案の一実
施例のトリマーコンデンサのトリマーコンデンサ
の分解斜視図である。 10……ロータ、10a……大円筒部、10c
……小円筒部、10d……ロータ電極、11……
絶縁リング、11b……縁部、11d……広幅
部、12……フレーム、13……セラミツク誘電
体、13a……ステータ電極。
Claims (1)
- 金属材料より成る円筒型のロータの一面に半円
形のロータ電極を突設し、該ロータ電極の外周縁
を含む円筒型ロータの外周全域に渉つて該ロータ
電極と同一平面上に絶縁リングを設けたことを特
徴とするトリマーコンデンサのロータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5953182U JPS58162630U (ja) | 1982-04-26 | 1982-04-26 | トリマ−コンデンサのロ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5953182U JPS58162630U (ja) | 1982-04-26 | 1982-04-26 | トリマ−コンデンサのロ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58162630U JPS58162630U (ja) | 1983-10-29 |
JPS6311712Y2 true JPS6311712Y2 (ja) | 1988-04-05 |
Family
ID=30069829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5953182U Granted JPS58162630U (ja) | 1982-04-26 | 1982-04-26 | トリマ−コンデンサのロ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58162630U (ja) |
-
1982
- 1982-04-26 JP JP5953182U patent/JPS58162630U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58162630U (ja) | 1983-10-29 |
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