JPH0555032U - 最適フィルタの自動設定装置 - Google Patents

最適フィルタの自動設定装置

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JPH0555032U
JPH0555032U JP112140U JP11214091U JPH0555032U JP H0555032 U JPH0555032 U JP H0555032U JP 112140 U JP112140 U JP 112140U JP 11214091 U JP11214091 U JP 11214091U JP H0555032 U JPH0555032 U JP H0555032U
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JP
Japan
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weight
filter
built
circuit
optimum filter
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Pending
Application number
JP112140U
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English (en)
Inventor
吉一 長根
秀美 伊藤
雄二 深見
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A&D Co Ltd
Original Assignee
A&D Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0555032U publication Critical patent/JPH0555032U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 予め設定されたタイミングで電子天秤におけ
る重量表示の安定性を保持するフィルタの設定を行う。 【構成】 制御部1の作動タイミング記憶回路1bはタ
イマ3から出力される時間信号により予め設定された作
動タイミングとなったならば作動信号発信回路1bを介
して電子天秤4の内蔵分銅分銅加除機構6を作動させ、
内蔵分銅5を荷重伝達機構に負荷する。この内蔵分銅5
の荷重測定データDの変動状態はスペクトル分析回路8
においてスペクトル分析され、この分析結果は最適フィ
ルタ演算回路1cに出力される。最適フィルタ設定回路
1cではこのスペクトル分析結果に基づき最適フィルタ
を設定して重量演算回路11に出力し、以後はこの新た
に設定されたフィルタに基づいて測定荷重の表示が安定
的に行われる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電子秤に内蔵された分銅の加除機構を制御し、かつ負荷された内蔵分 銅の荷重データにより最適フィルタを自動設定する装置に係り、特に電子天秤に 好適な自動設定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高感度の電子天秤では内蔵分銅及びこの内蔵分銅を加除する機構を有し、秤量 機構に適宜内蔵分銅の荷重を負荷することにより感度等の補正を行うようになっ ている。
【0003】 例えば電子天秤を用いて測定を行う際に振動があると、その振動が比較的微小 なものであっても装置の荷重伝達機構等に影響を与え、測定結果を安定的に示す ことができないことがある。電子天秤にはこのような場合に備えて、時系列的に 入力される測定データを平均化する等の方法により測定結果を安定的に表示する 演算回路(以下この演算回路を「フィルタ」と称する)が設けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
荷重測定時に電子天秤が上記の如く安定した表示を行わない場合には、秤量皿 から測定対象物を一旦下ろし、ボタン操作等の方法によって内蔵分銅加除機構を 作動させることにより正確な重量が判っている内蔵分銅を荷重伝達機構に負荷し 、この状態でやはりボタン操作によりフィルタ設定操作を行う。次に設定された 特定のフィルタに基づいて表示される測定結果を確認し、測定結果の表示がまだ 不安定である場合には再度ボタン操作をすることによってより安定度の高いフィ ルタを設定する。
【0005】 より具体的には、操作者は表示状態の不安定度に対応して自己が最適と思うフ ィルタを先ず設定し、設定したフィルタで表示状態(テスト表示)を確認し、テ スト表示がまだ安定しない場合には再度フィルタ設定操作を行って表示状態の安 定度を確認するというように、場合によっては表示が安定するまでにフィルタ選 択操作を何回も繰り返すことになる。
【0006】 測定データの平均化処理のため一回のフィルタ設定によるテスト表示には一定 の時間がかかり、かつ最初のフィルタ設定は言わば操作者の勘にたよることにな るので中々一回の設定では済まず、結果的には適正フィルタの設定までに時間を 要することになる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述のフィルタ設定を含め、スパンの校正等、内蔵分銅を加除する 作動およびこの作動に伴うフィルタ設定等の操作を操作者の手を煩わすことなく 完全に自動化して行うことができる制御装置を提供するものであって、最適フィ ルタ設定等の設定操作タイミングを記憶し、かつタイマから出力される時間信号 によりあらかじめ設定されたタイミングで内蔵分銅加除機構を作動させ、電子天 秤から出力された測定信号に基づき前記設定操作を自動的に行うよう構成された 最適フィルタの自動設定装置である。
【0008】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参考に具体的に説明する。
【0009】 図1は内蔵分銅を有する電子天秤のフィルタ自動設定装置の構成を示す。符号 1はフィルタ自動設定装置の中心的機能を果たす制御部であって、図示の構成で は同制御部1が作動を開始する時刻を記憶する作動タイミング記憶回路1a、こ の作動タイミング記憶回路1aの指令により分銅加除機構に作動信号を発する作 動信号発信回路1b、電子天秤から出力された測定結果に基づき最適フィルタを 設定する最適フィルタ演算回路1cとを有している。
【0010】 2は制御装置の作動タイミングを設定する作動タイミング設定手段であり、例 えば電子天秤の操作盤の一部にキーとして配置される。3は前記制御部1の作動 タイミング記憶回路1aに接続するタイマであって時間信号を出力している。
【0011】 4は電子天秤であって、内部には内蔵分銅5およびこの内蔵分銅5を加除する 内蔵分銅加除機構6が設けられている。7はこの内蔵分銅加除機構6を作動させ るための分銅加除ドライブ回路であって制御部1の作動信号発信回路1bと接続 している。
【0012】 8は電子天秤4と接続し、A/D変換回路9を経て電子天秤4から出力される 測定データDの変動状態を示す波形Dを連続したスペクトル成分Dに変換す るスペクトル分析回路であり、このスペクトル分析回路8は制御部1の最適フィ ルタ演算回路1cと接続している。またこの測定データDは別のA/D変換回路 10を介して前記最適フィルタ演算回路1cに出力される。11は重量演算回路 であって最適フィルタ演算回路1cと接続され、最適フィルタ演算回路から出力 された最適フィルタと、測定データに基づいて対象物の重量を演算する。12は この重量演算回路11に接続され、演算結果を表示する表示器である。
【0013】 次に上述の装置の作動状態を図2も含めて説明する。
【0014】 先ず装置を作動させるのに先立って同装置を作動させるタイミングを設定する 。即ち、装置を自動的に作動させる場合、その作動時刻が装置を使用する頻度の 高い時間帯であると装置作動により重量測定が中断されるので、装置使用頻度の 低い時間帯、例えば就業前の時間、昼休みの時間等に制御装置が作動するようそ の作動タイミングを作動タイミング設定手段2により設定する。その設定データ は制御部1の作動タイミング記憶回路1aに記憶される。
【0015】 電子天秤の作動中は基本的には前回設定したフィルタにより測定結果表示の安 定が図られている(図2のS1)。また制御部1に対してはタイマ3から常時時 間信号が出力され、この時間信号は作動タイミング記憶回路1aでチエックされ (S2)、予め設定された作動タイミングとなったならば作動タイミング記憶回 路1aは作動信号発信回路1bを介して分銅加除ドライブ回路7に対して作動信 号を発信する。分銅加除ドライブ回路7はこの信号によって電子天秤4の内蔵分 銅加除機構6を作動させ、荷重伝達機構に対して内蔵分銅5を負荷する(S3) 。内蔵分銅5の負荷により電子天秤4はその荷重を測定データDとしてA/D変 換回路9を介してスペクトル分析回路8に出力する。
【0016】 スペクトル分析回路8は電子天秤4から時系列的に出力された測定データDの 変動波形Dを連続したスペクトル成分Dに変換し、これを最適フィルタ演算 回路1cに出力する。最適フィルタ演算回路1cはこのスペクトル分析結果とA /D変換回路10を介して電子天秤4から直接出力された生の測定データとを比 較演算することにより最適フィルタを算出する(S5)。続いてこの最適フィル タが前回設定した最適フィルタと同じであるか否かを判断し(S6)、演算した フィルタが前回設定のフィルタと同じであればこのフィルタを以後も使用し、ま た演算されたフィルタが別のフィルタであればその新たなフィルタを最適フィル タとして設定する(S7)。
【0017】 以上の工程でフィルタの設定は終了する。この場合、予め設定された他のプロ グラムが有るか否かを判断し(S8)、他の調節操作(図2に示す場合ではスパ ンの校正)を行う場合には負荷されている内蔵分銅を用いてスパンの校正を行い (S9)、スパン校正後に分銅上げ(S10)を行って調節動作を終了する。一 方このような他の調節動作がプログラムされてない場合には直ちに分銅上げ(S 10)を行って一回の動作を終了する。フィルタ設定動作が終了すればこのフィ ルタは最適演算回路1cに記憶される。以後はこるフィルタは重量演算回路11 に出力されて重量の演算が行われ、表示器12に表示される測定データDはこの 新たに設定されたフィルタにより安定的に表示されることになる。
【0018】 なお、上述のような予め設定されたタイミングによるフィルタの設定がおこな われていても、電子天秤4を使用する際に予期せぬ振動等により測定結果が安定 表示されないこともある。この場合には前記作動タイミング設定手段2を用いて 手動設定を行い、直ちに最適フィルタの設定を行う。この場合、操作者は例えば 簡単なキー操作により手動設定を装置に命令するのみで、後は上述した順序で最 適フィルタの設定が自動的に行われるので、従来の如く操作者が何回もフィルタ 設定作業を行う等の手間は全くない。
【0019】
【考案の効果】
本考案は以上その構成を具体的に説明したように、予め設定されたタイミング で最適フィルタの設定等、電子天秤の調節を自動的に行うことが可能であるので 、操作者には殆ど負担をかけることなく電子天秤を常時適正な状態で使用するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の構成を示すブロック図である。
【図2】 本考案に係る最適フィルタ自動設定装置の作動状態を示
すフロー図である。
【符号の説明】
1 制御部 1a 作動タイミング記憶回路 1b 作動信号発信回路 1c 最適フィルタ演算回路 2 作動タイミング設定手段 3 タイマ 4 電子天秤 5 内蔵分銅 6 内蔵分銅加除機構 7 内蔵分銅分銅ドライブ回路 8 スペクトル分析回路 11 重量演算回路 12 表示器
フロントページの続き (72)考案者 深見 雄二 埼玉県北本市朝日1丁目243番地 株式会 社エー・アンド・デイ開発・技術センター 内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内蔵分銅とこの内蔵分銅を加除する機構
    とを有する電子秤に おいて、内蔵分銅を加除する機構にはこの機構の作動を
    制御する制御部が接続さ れ、制御部には予め設定された作動タイミングを記憶す
    る手段と、この作動タイ ミングにより内蔵分銅加除機構を作動させる手段と、電
    子秤に負荷された内蔵分 銅の荷重データの変動状態に基づき最適フィルタを設定
    する手段とが設けられた ことを特徴とする最適フィルタの自動設定装置。
  2. 【請求項2】 前記最適フィルタの設定手段に対しては
    スペクトル分析回路 が接続され、電子秤から出力される内蔵分銅の荷重デー
    タの変動は、スペクトル 分析回路を介してスペクトル分析されて最適フィルタの
    設定手段に出力されるよ う構成したことを特徴とする請求項1記載の最適フィル
    タの自動設定装置。
JP112140U 1991-12-26 1991-12-26 最適フィルタの自動設定装置 Pending JPH0555032U (ja)

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