JP3473870B2 - 計測器のデータ表示方法 - Google Patents

計測器のデータ表示方法

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JP3473870B2
JP3473870B2 JP33205494A JP33205494A JP3473870B2 JP 3473870 B2 JP3473870 B2 JP 3473870B2 JP 33205494 A JP33205494 A JP 33205494A JP 33205494 A JP33205494 A JP 33205494A JP 3473870 B2 JP3473870 B2 JP 3473870B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は計測器のデータ表示方法
に係り、さらに詳しくは、計測器が取り込んだ例えば過
去24時間にわたる温度変化を現在の時刻のものが最新
データとなるように更新しながらディスプレイ上に経時
的グラフデータとして表示する際、現在の表示時刻を正
しい時刻に合わせたり所望する時刻に変更するときに経
時的グラフデータもそれに連動させて表示できるように
した計測器のデータ表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】時々刻々と変化する温度や湿度などを計
測する計測器においては、例えば過去24時間にわたる
変化状況を経時的グラフデータとしてディスプレイ上に
表示できるようになっているものがある。この場合、デ
ィスプレイ上に表示される経時的グラフデータは、同じ
ディスプレイ上に現在の時刻が表示され、この表示時刻
に対応する計測値を最新値として更新されることにな
る。
【0003】図12は、上記計測器のディスプレイ上に
過って表示されている現在時刻を正しい時刻に変更する
際の経時的グラフデータの表示パターンを例示するもの
であり、そのうちの(イ)は時刻訂正前の経時的グラフ
データの表示パターンを、(ロ)は時刻訂正時の経時的
グラフデータの表示パターンを、(ハ)は時刻訂正後の
経時的グラフデータの表示パターンをそれぞれ示す。
【0004】同図の(イ)によれば、ディスプレイ1上
の時刻表示欄2には、計測器が内蔵するタイマからの信
号に基づいて定まる現在時刻が例えば「12:00」と
数値表示され、この数値表示された現在時刻に対応する
計測値が最新値となり、この最新値の位置を示す現在時
刻指示線5によりディスプレイ1上に表示されている経
時的グラフデータ4が仕切られている。
【0005】また、時刻表示欄2に数値表示されている
現在時刻「12:00」を(ロ)に表示されているよう
に「14:00」に変更しようとする場合には、カーソ
ル3を用いて現在時刻「12:00」における変更した
い数値「2」の位置を指定し、テンキー等を用いて
「2」を「4」に変更することで行われている。
【0006】しかも、上記手法により例えば現在時刻
「12:00」を「14:00」と変更した際には、経
時的グラフデータ4を仕切っている前記現在時刻指示線
5も増加した2時間に相当する分だけ右方へと移動し、
経時的グラフデータ4は(ロ)に示すようにして表示さ
れることになる。
【0007】そして、時刻訂正後の例えば現在時刻「2
3:54」時点では、(ハ)に示すように経時的グラフ
データ4が表示されることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来手
法によっても、時刻表示欄2に数値表示されている現在
時刻を変更することはできる。
【0009】しかし、この場合には、時刻表示欄2に数
値表示されている現在時刻を変更する際に、カーソル3
の位置合わせ作業のほか、数値を増減させなければなら
ず、操作が煩雑になって作業性に劣る不都合があった。
【0010】また、図12の(ハ)に示されるように、
現在時刻を変更する前までに測定していた部分の経時的
グラフデータ4と、現在時刻の変更と連動して移動した
現在時刻指示線5が位置する部分の経時的グラフデータ
4との間には、時刻変更前の過去のデータが残置されて
しまって連続性がなくなり、変更した時間数分に相当す
る変更前の経時的グラフデータ4を欠落させてしまう不
都合もあった。
【0011】本発明は、従来手法にみられた上記不都合
に鑑みてなされたものであり、その目的は、ディスプレ
イ上に数値表示されている現在時刻を変更した際、現在
時刻を変更する前までに測定していた部分の経時的グラ
フデータと現在時刻の変更と連動して移動した現在時刻
指示線が位置する部分の経時的グラフデータとの間に連
続性を保持させることができるようにした計測器のデー
タ表示方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
しようとするものであり、その構成上の特徴は、1以上
のチャンネルから取り込まれたA/D変換後の測定デー
タを記憶するメモリと、該メモリから読み出された測定
データに基づく経時的グラフデータを共に表示される現
在時刻の時間の経過に応じてその時々の最新値により対
応部位に位置する過去値を更新しながら表示するディス
プレイと、これらを操作部の入力信号に基づいて統括制
御する中央処理ユニットと、この中央処理ユニットとの
間で時間データの送受を自在に配設される時計手段とを
少なくとも備える計測器であって、前記経時的グラフデ
ータは、前記操作部を操作して現在時刻を変更した際、
ディスプレイの分解能に基づき設定される時間数を限度
とし、かつ、変更後の増減時間数に対応する位置に最新
値が位置するようにその全体を一括スクロールすること
で、変更前の最新値と変更後の最新値との間に過去分の
グラフデータを残置させることなくディスプレイ上に表
示することにある。
【0013】この場合、前記操作部が時刻を進めるため
の前進ボタンと、時刻を遅らせる後退ボタンとを備える
ものであるときには、これらのボタンの押圧時間に応じ
て変更しようとする時間数値の増減速度を可変とするの
が好ましい。
【0014】
【作用】このため、ディスプレイ上に表示されている現
在時刻を進ませたり遅らせたりする必要が生じた場合に
は、操作部を操作して現在時刻を変更することができ、
しかも、現在時刻を変更した際には、変更後の増減時間
数に対応する位置に最新値が位置するようにその全体を
一括してスクロールすることができる。
【0015】しかも、現在時刻を変更した後にディスプ
レイ上に表示される経時的グラフデータは、現在時刻変
更前の最新値と変更後の最新値との間に過去分のグラフ
データが残置されることはなくなり、したがって、現在
時刻を変更した後であっても連続性を保持させた状態の
もとで経時的グラフデータをディスプレイ上に表示する
ことができる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明が適用される計測器について
の概略構成の一例を示すブロック図であり、1以上のチ
ャンネルから取り込まれ、A/D変換手段18を経てA
/D変換された後の測定データを記憶するメモリ(RA
M)15と、該メモリから読み出された測定データに基
づく経時的グラフデータを共に表示される現在時刻の時
間の経過に応じてその時々の最新値により対応部位に位
置する過去値を更新しながら表示するディスプレイ(L
CD)16と、これらを操作部13の入力信号に基づい
て統括制御する中央処理ユニット11と、この中央処理
ユニット11との間で時間データの送受を自在に配設さ
れる時計手段(RTC)12とを少なくとも備えて構成
されている。なお、図中の符号14はディスプレイ16
の作動を制御するディスプレイ(LCD)コントローラ
を示す。
【0017】また、上記計測器に適用して実施される本
発明方法は、前記操作部13を操作して現在時刻を変更
した際、ディスプレイ(LCD)16の分解能に基づき
設定される時間数を限度とし、かつ、変更後の増減時間
数に対応する位置に最新値が位置するようにその全体を
一括スクロールすることで、変更前の最新値と変更後の
最新値との間に過去分のグラフデータを残置させること
なくディスプレイ(LCD)16上に経時的グラフデー
タを表示することで実現することができる。
【0018】図3は、本発明を実施して実現されるディ
スプレイ(LCD)16上の表示パターンを現在時刻を
変更する前を(イ)として、現在時刻を変更した後を
(ロ)として示す説明図である。なお、以下の説明は、
X軸(時間軸)方向のドット数が240であるディスプ
レイ(LCD)16を用いて過去24時間の経時変化を
計測する場合を例とするものであり、この際におけるX
軸(時間軸)方向での1ドットは6分間単位ということ
になる。
【0019】同図の(イ)によれば、ディスプレイ16
上には、現在時刻が例えば「10:00」として数値表
示される現在時刻表示欄21と、この現在時刻表示欄2
1の下方にいずれかのチャンネルから取り込まれた例え
ば温度や湿度などについての過去24時間における変化
の状況が経時的グラフデータ22として表示されてい
る。この場合、ディスプレイ16上には、過去24時間
分の経時的グラフデータ22しか表示できないので、現
在データは、過去のデータを消去しながら時々刻々と書
き換えられていくことになり、現在時刻の最新値22a
の位置に垂直に表示される現在時刻指示線23を介して
経時的グラフデータ22は二分割されて表示されること
になる。
【0020】また、同図の(ロ)は、本発明方法を適用
して現在時刻表示欄21に表示されている現在時刻を
(イ)の「10:00」から2時間進めた「12:0
0」に変更した際のディスプレイ16上の経時的グラフ
データ22の表示パターンを示すものであり、現在時刻
を2時間進めることで現在時刻の最新値22aに連なる
過去のデータは現在時刻指示線23とともに2時間分前
進し、この前進分に相当する過去のデータもローリング
するように横移動し、結果的に現在時刻を2時間進めた
分だけ経時的グラフデータ22の全体が連続性を保持し
ながら表示されることになる。
【0021】次に、ディスプレイ16上の現在時刻表示
欄21に表示されている現在時刻を進めたり遅らせたり
する場合に上記表示パターンのもとで経時的グラフデー
タ22を表示する本発明方法についての処理手順を説明
する。
【0022】本発明方法において現在時刻表示欄21に
表示されている現在時刻を進めたり遅らせたりする操作
は、図2に示すように操作部13における後退マークM
1 が付された後退ボタンB1 と前進マークM2 が付され
た前進ボタンB2 とを選択的に押すことで行われる。
【0023】図5は、この際におけるボタン操作の処理
手順を示すフローチャートであり、まず、フラグAを
「0」にする処理を行った後、前進マークM2 が付され
ている前進ボタンB2 が押されているか否かの確認が行
われる。
【0024】この確認処理ステップにおいて前進ボタン
2 が押されていると判別された場合には、ディスプレ
イ16上の現在時刻表示欄21に表示されている現在時
刻を進めるための「時刻を進める処理」を行い、しかる
後、フラグAをインクリメントして上記確認処理ステッ
プに回帰する。
【0025】また、前記確認処理ステップにおいて前進
ボタンB2 が押されていないと判別され、かつ、後退ボ
タンB1 が押されているか否かの確認処理ステップにお
いて後退ボタンB1 が押されていると判別された場合に
は、ディスプレイ16上の現在時刻表示欄21に表示さ
れている現在時刻を遅らせるせるための「時刻を遅らす
処理」を行い、しかる後、フラグAをインクリメントし
て当初の確認処理ステップに回帰する。なお、前進ボタ
ンB2 も後退ボタンB1 も押されていないと判別された
場合には、フラグAを「0」にする処理を行った後、当
初の確認処理ステップに回帰することになる。
【0026】図6は、図5における「時刻を進める処
理」についての具体的な処理手順を示すフローチャート
であり、まず、フラグAが「5」より小さいか否かが確
認され、「5」より小さいと判別された場合には、現在
時刻を1分進める処理が行われ、フラグAをインクリメ
ントした後、必要がある限り同様の処理が繰り返し行わ
れる。また、フラグAが「5」より大きいと判別された
場合には、時刻を6分進める処理が行われ、必要がある
限り同様の処理が繰り返し行われる。つまり、この処理
手順においては、前進ボタンB2 が押し続けられている
状況をフラグAにより確認することで、時間数値の増加
速度を「1分単位」から「6分単位」へと切り替えるこ
とができることになる。
【0027】図7は、図5における「時刻を遅らす処
理」についての具体的な処理手順を示すフローチャート
であり、まず、フラグAが「5」より小さいか否かが確
認され、「5」より小さいと判別された場合には、現在
時刻を1分遅らせる処理が行われ、フラグAをインクリ
メントした後、必要がある限り同様の処理が繰り返し行
われる。また、フラグAが「5」より大きいと判別され
た場合には、時刻を6分遅らせる処理が行われ、必要が
ある限り同様の処理が繰り返し行われる。つまり、この
処理手順においては、後退ボタンB1 が押し続けられて
いる状況をフラグAにより確認することで、時間数値の
減少速度を「1分単位」から「6分単位」へと切り替え
ることができることになる。
【0028】したがって、ディスプレイ16上の現在時
刻表示欄21に表示されている現在時刻を進めたり遅ら
せたりする際には、操作部13における前進ボタンB2
と後退ボタンB1 とのいずれか一方を押し続けること
で、その進み具合を速めてやることができることにな
る。
【0029】一方、図8と図9とは、ディスプレイ16
上の現在時刻表示欄21に表示されている現在時刻を進
めたり遅らせたりする操作と連動させて、同じディスプ
レイ16上に表示されている経時的グラフデータ22を
左右方向に移動させる際の処理手順を示すフローチャー
トである。
【0030】このうち、図8に示すフローチャートは、
経時的グラフデータ22を右方向に移動させて時間を進
める際の処理手順を示すものであり、まず、時計手段
(RTC)12から時間データをCPU11側に入力
し、「分・時データ」をRAM15に転送する処理が行
われる。
【0031】次いで、RAM15中の「分データ」をイ
ンクリメントする処理が行われ、次の確認ステップにて
「分データ」が「60」になったか否かが判別される。
【0032】この際、「分データ」が「60」になった
と判別された場合には、RAM15中の「分データ」を
「0」にした後、RAM15中の「時データ」をインク
リメントする処理が行われる。
【0033】RAM15中の「時データ」をインクリメ
ントした後は、「時データ」が「24」になったか否か
が判別され、「時データ」がディスプレイ16に表示で
きる過去24時間分に相当する「24」になっていると
判別された場合には、RAM15中の「時データ」を
「0」にする処理を行った後、RAM15中の「分デー
タ」が「6」の倍数であるか、つまり、ディスプレイ1
6の1ドットに相当するか否かが確認される。
【0034】この際、「分データ」が「6」の倍数、つ
まり、1ドットに対応していると確認された場合は、R
AM15中の「温・湿度データ」を図4に示すようにチ
ェーン状のバッファメモリ17中で1ドット分、つまり
6分間に相当する位置に繰り下げ移動させた後、ディス
プレイ16上の経時的グラフデータ22を図4に示す構
成からなるチェーン状のバッファメモリ17に右方向
に、つまり時間を進める方向に1ドット分だけスクロー
ルさせ、しかる後、RAM15中の「分・時データ」を
時計手段(RTC)12に転送して書き換えて処理を終
える。
【0035】なお、図8における各対応ステップにて
「分データ」が「60」になっていないと判別された
り、「時データ」が「24」になっていないと判別され
た場合には、「分データ」が「6」の倍数であれば、次
のステップであるRAM15中の「温・湿度データ」を
移動する処理へと移行し、「分データ」が「6」の倍数
でなければ最終ステップであるRAM15中の「分・時
データ」を時計手段(RTC)12に転送する処理へと
移行する。
【0036】また、図9に示すフローチャートは、経時
的グラフデータ22を左方向に移動させて時間を遅らせ
る際の処理手順を示すものであり、まず、時計手段(R
TC)12から時間データをCPU11側に入力し、
「分・時データ」をRAM15に転送する処理が行われ
る。
【0037】次いで、RAM15中の「分データ」が
「0」であるか否かが判別され、「0」であれば、RA
M15中の「時データ」が「0」であるか否かが判別さ
れる。このとき、「時データ」が「0」であると判別さ
れた場合には、「時データ」を「24」にする処理が行
われる。
【0038】RAM15中の「時データ」を「24」に
した後は、「時データ」をデクリメントする処理を行
い、しかる後、RAM15中の「分データ」を「60」
にしてからデクリメントする。
【0039】RAM15中の「分データ」をデクリメン
トした後は、「分データ」が(6の倍数−1)であるか
否かが判別され、そうであれば、RAM15中の「温・
湿度データ」をバッファメモリ17中で1ドット分、つ
まり6分に相当する分だけ繰り上げ移動させた後、ディ
スプレイ16上の経時的グラフデータ22を時間を遅ら
せる左方向に1ドット分だけスクロールさせ、しかる
後、RAM15中の「分・時データ」を時計手段(RT
C)12に転送して書き換えて処理を終える。
【0040】なお、図9における各対応ステップにて
「分データ」が「0」でないと判別された場合には、
「分データ」をデクリメントするステップに、「時デー
タ」が「0」でないと判別された場合には、「時デー
タ」をデクリメントするステップにそれぞれ移行して、
それ以後の処理が行われ、また、「分データ」が(6の
倍数−1)であるか否かを判別するステップにおいて
(6の倍数−1)ではないと判別された場合には、RA
M15中の「分・時データ」を時計手段(RTC)12
に転送する処理へと移行する。
【0041】図10と図11とは、図8と図9との処理
手順をX軸(時間軸)方向のドット数が240であるデ
ィスプレイ(LCD)16を備える計測器に適用し、2
4時間の経時変化を経時的グラフデータ22として表示
させる際の具体的な処理手順を示すものである。この場
合、X軸(時間軸)方向での1ドットは、6分間に換算
されることになるため、図8において「分データをイン
クリメントする」処理も図10中では「分データに6を
足す」具体的な処理に置き換えられ、また、図8におい
て必要であった「分データが6の倍数であるか否か」を
確認する処理ステップも不要となり省略されている。さ
らに、図9における「分データをデクリメントする」処
理も図11においては「分データから6を引く」具体的
な処理に置き換えられ、図9において必要であった「分
データが(6の倍数−1)であるか否か」を確認する処
理ステップも不要となり省略されている。
【0042】本発明はこのようにして構成されているの
で、ディスプレイ16上の現在時刻表示欄21に数値表
示されている現在時刻を進ませたり遅らせたりする必要
が生じた場合には、操作部13を操作し変更することが
できる。この場合、操作部13が図2に示すように時刻
を遅らせる後退ボタンB1 と、時刻を進めるための前進
ボタンB2 とを備えるものであるときには、図6と図7
とに示す処理手順により、これらのボタンB1 ,の押圧
時間を長くすることで時間数値の増減速度を6分を限度
に速くすることができる。
【0043】しかも、ディスプレイ16上の現在時刻表
示欄21に数値表示されている現在時刻を例えば図3の
(イ)の状態から(ロ)の状態へと変更した際には、変
更後の増減時間数に対応する位置、つまり2時間進ませ
た位置に最新値22aが位置するようにその全体を一括
してスクロールすることができる。
【0044】このため、現在時刻を変更した後にディス
プレイ16上に表示される経時的グラフデータ22は、
図3に(イ)における現在時刻変更前の最新値22a
と,(ロ)に示す変更後の最新値22aとの間に図12
の(ハ)に示すような過去分のグラフデータが残置され
ることはなくなり、現在時刻を変更した後であっても連
続性を保持させた状態のもとで経時的グラフデータ22
をディスプレイ16上に表示することができる。
【0045】したがって、操作者は、ディスプレイ16
上に連続性を保持させて表示されている経時的グラフデ
ータ22を目視することができるので、経時的変化の状
況を正確に把握することができ、より正確に計測作業を
遂行することができる。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ディ
スプレイ上に表示されている現在時刻を進ませたり遅ら
せたりする必要が生じた場合には、操作部を操作して現
在時刻を変更することができ、しかも、現在時刻を変更
した際には、変更後の増減時間数に対応する位置に最新
値が位置するようにその全体を一括してスクロールする
ことができる。
【0047】このため、現在時刻を変更した後にディス
プレイ上に表示される経時的グラフデータは、現在時刻
変更前の最新値と変更後の最新値との間に過去分のグラ
フデータが残置されることはなくなり、現在時刻を変更
した後であっても連続性を保持させた状態のもとで経時
的グラフデータをディスプレイ上に表示することができ
る。
【0048】したがって、操作者は、ディスプレイ上に
連続性を保持させて表示されている経時的グラフデータ
を目視することができるので、経時的変化の状況を正確
に把握することができ、より正確に計測作業を遂行する
ことができる。
【0049】しかも、請求項2記載のように時刻を進め
るための前進ボタンと、時刻を遅らせる後退ボタンとを
その押圧時間を変えることで変更しようとする時間数値
の増減速度を可変とすることができるので、現在時刻の
変更操作を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施に供される計測器の概略構成
例を示すブロック図である。
【図2】図1における操作部についての要部構成を例示
する説明図である。
【図3】本発明方法を適用して得られるディスプレイ上
の表示パターンを示す説明図であり、(イ)は現在時刻
変更前の状態を、(ロ)は現在時刻変更後の状態をそれ
ぞれ示す。
【図4】本発明方法において温度や湿度等の測定データ
が経時的に格納されるバッファメモリにあって、測定デ
ータを繰り下げ移動させる際の状態を示す説明図であ
る。
【図5】図2に示すボタンを操作して行われる処理手順
の概要を示すフローチャートである。
【図6】図5における「時刻を進める処理」についての
処理手順の詳細を示すフローチャートである。
【図7】図5における「時刻を遅らす処理」についての
処理手順の詳細を示すフローチャートである。
【図8】現在時刻を進める処理を行った際にディスプレ
イ上の経時的グラフデータを増加時間分だけスクロール
させる際の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】現在時刻を遅らす処理を行った際にディスプレ
イ上の経時的グラフデータを減少時間分だけスクロール
させる際の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】X軸(時間軸)方向のドット数が240であ
るディスプレイ(LCD)を用いた際の図8の処理手順
に対応する具体的な処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図11】X軸(時間軸)方向のドット数が240であ
るディスプレイ(LCD)を用いた際の図9の処理手順
に対応する具体的な処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図12】 従来手法を用いた場合のディスプレイ上の
表示パターンを示す説明図であり、(イ)は現在時刻変
更前の状態を、(ロ)は現在時刻変更後の状態を
(ハ)は実際の現在時刻における状態をそれぞれ示す。
【符号の説明】
11 中央処理ユニット(CPU) 12 時計手段(RTC) 13 操作部 14 ディスプレイコントローラ(LCDコントロー
ラ) 15 メモリ(RAM) 16 ディスプレイ(LCD) 17 バッファメモリ 18 A/D変換手段 21 時刻表示欄 22 経時的グラフデータ 22a 最新値 23 現在時刻指示線 B1 後退ボタン B2 前進ボタン M1 後退マーク M2 前進マーク
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−18786(JP,A) 特開 平4−175663(JP,A) 特開 平5−61631(JP,A) 特開 昭57−120863(JP,A) 特開 平6−281475(JP,A) 特開 平5−79951(JP,A) 特開 平6−20180(JP,A) 特開 昭63−221219(JP,A) 特開 平1−274233(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 7/00 G01R 13/00 G06F 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1以上のチャンネルから取り込まれたA
    /D変換後の測定データを記憶するメモリと、該メモリ
    から読み出された測定データに基づく経時的グラフデー
    タを共に表示される現在時刻の時間の経過に応じてその
    時々の最新値により対応部位に位置する過去値を更新し
    ながら表示するディスプレイと、これらを操作部の入力
    信号に基づいて統括制御する中央処理ユニットと、この
    中央処理ユニットとの間で時間データの送受を自在に配
    設される時計手段とを少なくとも備える計測器におい
    て、 前記経時的グラフデータは、前記操作部を操作して現在
    時刻を変更した際、ディスプレイの分解能に基づき設定
    される時間数を限度とし、かつ、変更後の増減時間数に
    対応する位置に最新値が位置するようにその全体を一括
    スクロールすることで、変更前の最新値と変更後の最新
    値との間に過去分のグラフデータを残置させることなく
    ディスプレイ上に表示することを特徴とする計測器のデ
    ータ表示方法。
  2. 【請求項2】 前記操作部には、時刻を進めるための前
    進ボタンと、時刻を遅らせる後退ボタンとを備え、これ
    らのボタンの押圧時間に応じて変更しようとする時間数
    値の増減速度を可変とすることを特徴とする請求項1記
    載の計測器のデータ表示方法。
JP33205494A 1994-12-12 1994-12-12 計測器のデータ表示方法 Expired - Lifetime JP3473870B2 (ja)

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