JPH0554055U - 補機部品の支持構造 - Google Patents

補機部品の支持構造

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JPH0554055U
JPH0554055U JP11085591U JP11085591U JPH0554055U JP H0554055 U JPH0554055 U JP H0554055U JP 11085591 U JP11085591 U JP 11085591U JP 11085591 U JP11085591 U JP 11085591U JP H0554055 U JPH0554055 U JP H0554055U
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JP
Japan
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case
support structure
meter
screw
accessory component
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JP11085591U
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Inventor
稔 河辺
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Publication of JPH0554055U publication Critical patent/JPH0554055U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衝突時のエネルギ吸収性を高めることによ
り、乗員保護性を向上しうるようにした補機部品の支持
構造を得る。 【構成】 補機部品(メータ)2を支持しているケース
3のビス6貫通部に薄肉部(脆弱部)15aを形成した
ことにより、補機部品2又はケース3に一定以上の前向
の衝撃力が加わると、薄肉部15aに応力が集中してそ
の部分が容易に破断し、ケース3と補機部品2とが相対
移動して衝突エネルギを効果的に吸収する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車の計器板に取付けられるメータ等の補機部品の支持構 造に係り、特に、衝撃吸収性を向上させた支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4及び図5は、自動車の計器板1上に取付けられたメータ2の従来の支持構 造を示すもので、3は、メータ2を収容する合成樹脂製のケース、4は、ケース 3の後部開口端(以下方向は車両の進行方向に向かっていう)に取付けられた合 成樹脂製のメータフードである。
【0003】 メータ2は、その前端面に前向に連設された、スペーサを兼ねる上下1対の円 柱状のボス部5,5を、ケース3の奥面に当接させ、ビス6をケース3の外方か らボス部5に螺挿することにより、ケース3内に不動状態として支持されている 。
【0004】 7は、インストルメントパネルで、その平坦部上面には、ケース3載置用の支 持板8と、その上面に載置された概ね逆L字形をなすブラケット9とが、インス トルメントパネル7を貫通して、その下面の押え板10にビス11を螺挿するこ とにより、固定されている。
【0005】 ケース3は、その下面に連設した前後方向を向く足片12を上記支持板8上に 当接させた状態で、中央部の下向係止片13を、ビス14をもってブラケット9 に締着することにより、インストルメントパネル7上に固定されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
計器板にメータ等の補機部品を装着するに際しては、それらを十分に支持する とともに、衝突時に乗員に傷害を起こさせないよう衝突時のエネルギを吸収しう る構造とするのが好ましい。
【0007】 しかし、上述した従来のメータ2の支持構造では、メータ2を固定しているケ ース3の前面が比較的厚い一定の肉厚に成形されているため、メータ2の取付剛 性が高く衝撃に対するエネルギ吸収効率が悪い。
【0008】 そのため、ケース3やメータ2等に前向の衝撃力が加わると、メータフード4 、ケース3、及びメータ2が衝撃割れを起こす恐れがあった。
【0009】 本考案は、上記問題点を解決するためになされたもので、衝突時のエネルギ吸 収性を高めうるようにした補機部品の支持構造を提供することを目的としている 。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、車室内の計器盤等に固定したケース内に 補機部品を収容し、該補機部品の前面に設けたボス部に向かってケースの前方よ りビスを螺挿することにより、補機部品をケース内に支持する支持構造であって 、前記ケースにおけるビス貫通部の周囲に脆弱部を形成したことを特徴としてい る。
【0011】 好ましくは、脆弱部を薄肉部又は複数の貫通孔により形成するのがよい。
【0012】
【作用】
補機部品を支持しているケースのビス貫通部に脆弱部を形成したことにより、 補機部品等に一定以上の前向の衝撃力が加わると、脆弱部に応力が集中してその 部分が破断し、ケースと補機部品とが相対移動して衝突エネルギを効果的に吸収 する。
【0013】
【実施例】 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】 なお、前述した図4及び図5に示す従来例と同様の部材には、同じ符号を付す にとどめて、その詳細な説明は省略する。図1は、本考案の第1実施例を示すも ので、メータ2が収容されたケース3の前端面には、ビス6の頭部が余裕をもっ て挿入しうる大きさの円形の凹部15,15が、内方(後方)に向かって形成さ れ、各凹部15の奥面は、メータ2の支持強度を損なわない程度に薄肉とするこ とにより、脆弱部、すなわち薄肉部15aとしてある。
【0015】 メータ2は、ビス6を凹部15内に挿入し、薄肉部15aを貫通してボス部5 に螺挿することにより、ケース3内に不動状態として支持されている。
【0016】 この第1実施例のように、メータ2の支持部であるケース3の前面の一部を薄 肉構造とすると、ケース3又はメータ2に一定以上の前向の衝撃力が加わって相 対変位をする際に、薄肉部15aに応力が集中してその部分が破断され、ボス部 5が薄肉部15aを貫通するようになる。
【0017】 これにより、メータ2は、その前面がケース3の奥面と当接する位置まで、す なわちボス部5の長さだけ前方に移動し、衝突エネルギを吸収する。従って、メ ータ2やケース3が衝撃割れを起こすのが防止される。
【0018】 図2は、本考案の第2実施例を示すもので、この実施例では、上記第1実施例 と同様、ケース3に形成した凹部15の奥面を薄肉部15aとするとともに、ビ ス6のねじ部が貫通する貫通部15bの周囲に、図3に示すような小径の多数の 貫通孔16を形成することにより、脆弱部としたものである。
【0019】 また、メータ2の前面に連設されたボス部5を、前方に向かうにしたがって漸 次小径をなすテーパ状として、その前端面が、薄肉部15aにおける各貫通孔1 6の内方、すなわち貫通部15bと当接するようにしてある。
【0020】 この第2実施例によると、メータフード4やメータ2に前向の衝撃力が加わっ て相対変位をする際に、貫通孔16の内方の貫通部15bが容易に破断して脱落 し、衝突時のエネルギ吸収効果が増大する。しかも、ボス部5をテーパ状として 、その前端面を貫通部15bに当接させているため、ボス部5に作用するあらゆ る方向からの衝撃荷重を貫通部15bに集中させることができ、その部分の破断 が容易となる。
【0021】 なお、上記第1、第2実施例では、凹部15の奥面全体を薄肉部15aとして 脆弱部を形成してあるが、このような薄肉部15aを設けないで、単にビス6が 貫通する周囲に所要深さの環状溝を形成して脆弱部としてもよい。また、薄肉部 15aと貫通孔16とは必ずしも併用する必要はなく、多数の貫通孔16だけで 脆弱部を形成してもよい。なおまた、ケース3に前向きの衝撃力が加わった際に は、ケース3の前端面が当接するようにインストルメントパネル7に壁面7aを 設けておく必要があり、これによりメータ2とケース3との間に相対変位が生じ ることとなる。
【0022】
【考案の効果】
本考案によれば、補機部品又はそれを支持しているケースに前向の衝撃力が作 用した際に、ケースの脆弱部が破断してその衝突エネルギを吸収するので、補機 部品やケース等に衝撃割れが発生する恐れはなくなり、乗員保護性をさらに向上 させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す縦断側面図である。
【図2】本考案の第2実施例を示す要部の拡大縦断側面
図である。
【図3】図2におけるA矢視拡大図である。
【図4】計器盤とそれに設けられたメータの外観図であ
る。
【図5】図4のB−B線に沿う従来の構造を示す拡大縦
断側面図である。
【符号の説明】
1 計器盤 2 メータ(補機部品) 3 ケース 4 メータフード 5 ボス部 6 ビス 7 インストルメントパネル 7a 壁面 8 支持板 9 ブラケット 10 押え板 11 ビス 12 足片 13 下向係止片 14 ビス 15 凹部 15a 薄肉部(脆弱部) 15b 貫通部 16 貫通孔

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内の計器盤等に固定したケース内に補
    機部品を収容し、該補機部品の前面に設けたボス部に向
    かってケースの前方よりビスを螺挿することにより、補
    機部品をケース内に支持する支持構造であって、前記ケ
    ースにおけるビス貫通部の周囲に脆弱部を形成したこと
    を特徴とする補機部品の支持構造。
  2. 【請求項2】脆弱部が薄肉部である請求項1記載の補機
    部品の支持構造。
  3. 【請求項3】脆弱部が、ケースにおけるビス貫通部の周
    囲に複数の貫通孔を穿設することにより形成されている
    請求項1記載の補機部品の支持構造。
  4. 【請求項4】ボス部が、前方に向かって漸次小径をなす
    テーパ状に形成され、かつその前端面をケースにおける
    脆弱部に当接させた請求項1〜3のいずれかに記載の補
    記部品の支持構造。
JP11085591U 1991-12-19 1991-12-19 補機部品の支持構造 Withdrawn JPH0554055U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007205252A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Toyota Motor Corp 車両の衝撃吸収構造
EP2045115A1 (en) * 2007-10-02 2009-04-08 Mazda Motor Corporation Structure of Instrument Panel Area of Vehicle
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