JP2605379Y2 - 車載機器の支持装置 - Google Patents

車載機器の支持装置

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JP2605379Y2
JP2605379Y2 JP1993038147U JP3814793U JP2605379Y2 JP 2605379 Y2 JP2605379 Y2 JP 2605379Y2 JP 1993038147 U JP1993038147 U JP 1993038147U JP 3814793 U JP3814793 U JP 3814793U JP 2605379 Y2 JP2605379 Y2 JP 2605379Y2
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稔 河辺
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用ラジオ等の車載
機器を車体側に支持するための装置、とくに車両の衝突
時等に車載機器へ加えられる衝撃を緩和するものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の車両においては、図5及び図6に
示されているように、インスツルメントパネル1のセン
タコンソール部2にセンタパネル3、ヒータコントロー
ル4、センタアウトレット5等が取り付けられ、この付
近には、車体との結合部材であるデッキクロスパイプ6
やセンタリンフォース7等が配置されていて、位置的に
比較的剛性が高い場所であるため、センタパネル3に組
み合わされる重量の大きなラジオ8が両側の固定ブラケ
ット9を介して車体側ブラケット10に連結されている
とき、あるいは、実開昭62ー131947号公報のよ
うに、ラジオがブラケットを介して車体側に取り付けら
れているとき、車両の衝突に伴って乗員が慣性によりラ
ジオ8に衝突すると、ラジオ8には大きな衝撃が加えら
れてラジオ8が破損する等の不具合がある。
【0003】従って、固定ブラケット9を挿通してラジ
オ8の両側にビス11をねじ込むため、固定ブラケット
9に形成されたビス孔12が車両の前方に延長され、も
しくは、通常のビス孔の前方に連続して大径部13を形
成し、ラジオ8に対し前方へ大きな衝撃が加えられる
と、ラジオ8と共にビス11がビス孔12に沿って前方
へ変位し、もしくは、ビス11が大径部13内に落ち込
むことにより、上記衝撃が緩和されるようにしている
が、ラジオ8に対して加えられる衝撃の方向は必ずしも
一定していないため、上記ビス孔12や大径部13の存
在によってその衝撃を確実に緩和できるとはかぎらず、
また、経時変化等によって固定ブラケット9とビス8と
の連結が緩むおそれがあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、簡単な構成
により、車載機器に対して加えられる衝撃を確実に緩和
し、その破損等を防止する車載機器の支持装置を提供し
ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本考案にかか
る車載機器の支持装置は、車体側に連結されて車載機器
に沿い配置された固定ブラケット、同固定ブラケットに
形成された孔部、同孔部に充填されビス孔が形成され
塑性変形により衝撃エネルギを吸収するエネルギ吸収材
及び同エネルギ吸収材の上記ビス孔に挿通されて上記車
載機器にねじ込まれ上記エネルギ吸収材を介して上記車
載機器を上記固定ブラケットに固定するビスを有し、
記車載機器から上記ビスを経て上記エネルギ吸収材に作
用する衝撃力のエネルギが、上記ビス孔と上記固定ブラ
ケットの孔部内周縁部との間における上記エネルギ吸収
材の塑性変形により吸収されるように構成されている。
【0006】
【作用】すなわち、塑性変形により衝撃エネルギを吸収
するエネルギ吸収材のビス孔にビスが挿通されて車載機
器にねじ込まれ、ビスの周囲にエネルギ吸収材が配置さ
れているので、車載機器に対していろいろな方向から衝
撃が加えられても、その衝撃の方向へ車載機器と共に変
位するビスを介してエネルギ吸収材に衝撃力が作用した
とき、その衝撃エネルギはビス孔と固定ブラケットの孔
部内周縁部との間におけるエネルギ吸収材の塑性変形に
より吸収されるため、車載機器が受ける衝撃を常に確実
に緩和することができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例について具体的に説明
する。図1〜図3において、車両のセンタコンソール部
に設置されたラジオ20の両側面に沿ってそれぞれ固定
ブラケット21が配置され、車幅方向に折り曲げられた
固定ブラケット21のリブ22が車体側ブラケット等の
図示しない車体側に連結されている一方、固定ブラケッ
ト21には比較的大きな複数の孔部23が形成され、各
孔部23にエネルギ吸収材24が充填されていて、各エ
ネルギ吸収材24にそれぞれ形成されているビス孔25
をビス26が挿通し、ラジオ20の側面にねじ込まれる
ことにより、固定ブラケット21がラジオ20の側面に
固定されており、スペーサを兼ねた上記エネルギ吸収材
24は、樹脂材やアルミ材等により構成されたハニカム
構造体等からなっている。
【0008】従って、ラジオ20に対していずれの方
向から衝撃が加えられても、ビス孔25を挿通してその
衝撃の方向へラジオ20と共に変位するビス26を介し
てエネルギ吸収材24に衝撃力が作用したとき、その衝
撃エネルギはビス孔25と固定ブラケット21の孔部2
3内周縁部との間におけるエネルギ吸収材24の塑性変
形により適宜吸収されるため、図4の衝撃特性図に例示
されているように、従来の車載ラジオが受ける衝撃力の
曲線Xに対して、ラジオ20が受ける衝撃力は曲線Yの
ように変化し、前記衝撃を容易に軽減することができる
ので、いかなる方向からの衝撃に対してもラジオ20の
破損等を確実に防止することができる。
【0009】また、固定ブラケット21の孔部23に充
填されたエネルギ吸収材24のビス孔25にビス26が
挿通されているため、エネルギ吸収材24とビス26と
の連結が緩むおそれは少なく、ラジオ20を正規の位置
に長期間にわたって支持することができると共に、固定
ブラケット21の孔部23にエネルギ吸収材24を充填
するだけの簡単な構成のため、格別コストがかさむこと
もない。
【0010】なお、必要に応じて、ビスが挿通する硬質
のカラーをエネルギ吸収材のビス孔に予め嵌め込み、ビ
スの締め付け力を確保するようにしてもよく、また本考
案は、上記のような車載ラジオの外、車両のセンタコン
ソール部付近に設置される小型テレビ等の機器類を支持
する場合にも、同様にして実施できることはいうまでも
ない。
【0011】
【考案の効果】本考案にかかる車載機器の支持装置にお
いては、車載機器に対していろいろな方向から衝撃が加
えられても、その衝撃の方向へ車載機器と共に変位する
ビスを介してエネルギ吸収材に衝撃力が作用したとき、
その衝撃エネルギはエネルギ吸収材の塑性変形により
収されるため、車載機器が受ける衝撃を常に確実に緩和
して、その破損等を容易に防止することができると共
に、固定ブラケットとビスとの連結が緩むことを抑制し
て、車載機器を長期にわたって安定的に支持することが
でき、また、非常に簡単な構成であるため、実用上大層
便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例における要部側面図。
【図2】図1のIIーII断面拡大図。
【図3】図2の右側面図。
【図4】上記実施例の作用説明図。
【図5】従来装置の概略分解斜視図。
【図6】上記従来装置の要部斜視図。
【符号の説明】
20 ラジオ 21 固定ブラケット 23 孔部 24 エネルギ吸収材 26 ビス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に連結されて車載機器に沿い配置
    された固定ブラケット、同固定ブラケットに形成された
    孔部、同孔部に充填されビス孔が形成され塑性変形に
    より衝撃エネルギを吸収するエネルギ吸収材及び同エネ
    ルギ吸収材の上記ビス孔に挿通されて上記車載機器にね
    じ込まれ上記エネルギ吸収材を介して上記車載機器を上
    記固定ブラケットに固定するビスを有し、上記車載機器
    から上記ビスを経て上記エネルギ吸収材に作用する衝撃
    力のエネルギが、上記ビス孔と上記固定ブラケットの孔
    部内周縁部との間における上記エネルギ吸収材の塑性変
    形により吸収されるように構成された車載機器の支持装
    置。
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