JPH09150754A - 衝突時におけるステアリングシャフト落下防止構造 - Google Patents

衝突時におけるステアリングシャフト落下防止構造

Info

Publication number
JPH09150754A
JPH09150754A JP33253795A JP33253795A JPH09150754A JP H09150754 A JPH09150754 A JP H09150754A JP 33253795 A JP33253795 A JP 33253795A JP 33253795 A JP33253795 A JP 33253795A JP H09150754 A JPH09150754 A JP H09150754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
steering shaft
pedal bracket
pedal
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP33253795A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3651090B2 (ja
Inventor
Takahiro Komiyama
恭弘 小宮山
Kaoru Umezawa
薫 梅沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP33253795A priority Critical patent/JP3651090B2/ja
Publication of JPH09150754A publication Critical patent/JPH09150754A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3651090B2 publication Critical patent/JP3651090B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝突時等の大きな力が自動車の前面に作用し
た際にステアリングシャフトの落下を防止すると共に、
衝撃エネルギーをペダルブラケットで吸収し、ステアリ
ングシャフト側に大きな力が作用することを防止し、着
座者の着座空間を保持する衝突時におけるステアリング
シャフト落下防止構造を提供する。 【解決手段】 フロントフレーム25およびインパネレ
インフォース27等に固定されるペダルブラケット1に
ステアリングコラムブラケット5を固持すると共に、イ
ンパネレインフォース27に固定された落下防止用ブラ
ケット2にステアリングコラムブラケット5を固持し、
かつペダルブラケット1に衝撃エネルギーを吸収し得る
衝撃力吸収機構部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のキャブの
前面側に固定され、ブレーキ,クラッチ等のペダルを支
持するペダルブラケットに支持されるステアリングシャ
フトの衝突時における落下防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来一般に採用されているステア
リングシャフト3の支持構造を示す。自動車の前面には
フロントガラス41やフロントリッド42を支持するフ
ロントフレーム25が設けられると共に、インストルメ
ントパネル(図略)を支持するインストルメントパネル
レインフォース27(以下、インパネレインフォース2
7と略称する)が設けられている。なお、フロントフレ
ーム25にはダッシュパネル44が固定され、インパネ
レインフォース27はダッシュパネル44に連結する図
略のブラケットに固定される。一方、ブレーキペダルや
クラッチペダル(図略)等のペダル類を支持するペダル
ブラケット1cは、その前方側の上方取付部6をフロン
トフレーム25に固定され、前面部43および足部12
をダッシュパネル44に固定されると共に、後方側のパ
ネル取付部9をインパネレインフォース27に固定され
て支持される。なお、ペダルブラケット1cの上面側に
はブラケット上面部8が形成される。
【0003】一方、ステアリングホイール45が装着さ
れるステアリングシャフト3はステアリングコラム4に
嵌着されるステアリングコラムブラケット5を介してペ
ダルブラケット1cの後面部10に支持される。なお、
ステアリングシャフト3はユニバーサルジョイント4
6,46およびシャフト47を介してステアリングユニ
ット48側に連結される。ここで、上方側のユニバーサ
ルジョイント46は自動車の不動側に固持される。
【0004】フロアパネル49上に載置されるシート5
0の着座者51はシート50を前後方向に移動調整し、
ステアリングホイール45を把持した運転姿勢において
図示の寸法aを自分の体型に応じた値に保持する。
【0005】ペダルブラケット1cは前記のようにステ
アリングシャフト3を所定位置に位置決め保持する必要
があるため比較的高剛性のものからなり、鋼材で形成さ
れるものが多い。
【0006】本発明に関連する公知技術の1つとして、
特開平6−255536号公報に開示するものがある。
この「車体前部構造」は、車体の前方から荷重が作用し
た場合にエンジン等が車体後方に移動し、それに伴って
ダッシュパネルやペダルブラケットが後方に押され、イ
ンパネレインフォースに取り付けられているステアリン
グシャフト等が車体後方へ移動するのを防止するもので
あり、ペダルブラケットの全体剛性を低下させることな
く、ペダルブラケットに伝達される荷重を確実に吸収す
るものである。具体的には外力により容易に伸長する伸
長部をペダルブラケットの取付部に設けたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図9に示した構造のス
テアリングシャフト3の支持構造を有するペダルブラケ
ット1cの場合には、自動車の衝突時等における大きな
力が前面に作用すると、図10に示すようにフロントリ
ッド42やフロントフレーム25およびダッシュパネル
44等が後方に大きく変形する。それに伴って、ペダル
ブラケット1cは前記のように高剛性のため、そのまま
押されて後方に移動する。従って、ペダルブラケット1
cが連結されているインパネレインフォース27やステ
アリングコラムブラケット5が後方に移動し、ステアリ
ングホイール45が着座者51に近接し、図9に示した
寸法aが図10のa′のように縮まり、場合によっては
ステアリングホイール45が着座者51に接触し、着座
者51がステアリングホイール45とシート50の間に
挟み込まれ、着座者の生存空間が狭められるという問題
点がある。
【0008】そこで、図11に示すように、ペダルブラ
ケットとしてアルミ材からなる低剛性のペダルブラケッ
ト1dを採用すると、衝突時の力によりペダルブラケッ
ト1dにつぶれ又は亀裂が生じ、ペダルブラケット1d
が割れることにより衝撃エネルギーが吸収される。その
ため、前記のような問題点は少なくなる。しかしなが
ら、図12に示すように、ステアリングコラムブラケッ
ト5がペダルブラケット1dから離脱する場合が生じ、
ステアリングシャフト3が図9,図10に示したユニバ
ーサルジョイント46の部分を基点として後方に倒れ、
ステアリングシャフト3が落ち込む問題点が生ずる。な
お、このステアリングシャフト3の落ち込みを落下と仮
称している。
【0009】一方、前記した公知技術の場合、前記伸長
部の存在によりステアリングシャフトの車体後方への移
動は防止されるが、伸長部で吸収し得ない衝突力が作用
する場合もあり、ステアリングシャフトの落下を完全に
防止することは難しい。また、伸長部は構造が複雑であ
り、コストアップになる。
【0010】本発明は、以上の事情に鑑みてなされたも
のであり、衝突等の大きな力が作用した場合において、
衝撃エネルギーを吸収すると共に、ステアリングシャフ
トの落下を確実に防止することができる簡便構造の衝突
時におけるステアリングシャフト落下防止構造を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、自動車のキャブの前面側のダッシュパ
ネルおよびフロントフレームに固定されると共にインス
トルメントパネルレインフォースに固定され、ペダル類
を支持するペダルブラケットに固持されるステアリング
シャフトの落下防止構造であって、前記ステアリングシ
ャフトに嵌着されたステアリングコラムブラケットを直
接および落下防止用ブラケットを介して前記ペダルブラ
ケットに固定すると共に落下防止用ブラケットを前記イ
ンストルメントパネルレインフォースに固定する衝突時
におけるステアリングシャフト落下防止構造を構成する
ものである。また、前記ペダルブラケットには衝突時等
に発生する大きなエネルギーを吸収する衝撃力吸収機構
部が設けられていることを特徴とし、前記衝撃力吸収機
構部が、前記ペダルブラケットに部分的に形成される低
剛性部であることを特徴とする。また、前記ペダルブラ
ケットがアルミニウム材からなり、前記落下防止用ブラ
ケットが鋼材からなることを特徴とするものである。
【0012】ステアリングコラムブラケットはペダルブ
ラケットに連結されると共に落下防止用ブラケットを介
してインパネレインフォースにも連結される。そのた
め、ステアリングコラムブラケットとペダルブラケット
との連結が外れてもステアリングコラムブラケットはイ
ンパネレインフォースにより支持され、ステアリングシ
ャフトの落下は防止される。一方、ペダルブラケットに
衝撃力吸収機構部を設けることにより、衝撃エネルギー
が吸収され、ステアリングシャフト側には大きな力が伝
達されない。衝撃力吸収機構部としては各種のものが適
用可能であるが、ペダルブラケットに部分的に低剛性部
を作り、その部分の破損により衝撃エネルギーを吸収す
ることができる。また、低剛性のアルミ材を用いること
により、衝撃エネルギーの吸収が効果的に行なわれる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の衝突時におけるス
テアリングシャフト落下防止構造を図面に基づき詳細に
説明する。まず、図1により、本発明の衝突時における
ステアリングシャフト落下防止構造に係る各構成部の構
造を説明する。まず、ペダルブラケット1は鋼材でもよ
いが、本例では低剛性のアルミニウム材から形成され、
前面側に上方取付部6を有するツノ状部7と、ツノ状部
7の基端部に連結するブラケット上面部8と、後方のパ
ネル取付部9と、ステアリングコラムブラケット5等が
取り付けられる後面部10と、ペダル11を支持する足
部12等からなる。なお、ツノ状部7とパネル取付部9
および足部12はリブを有する構造のものからなる。
【0014】衝撃エネルギーを吸収する衝撃力吸収機構
部(以下、吸収機構部と略称する)としては、ペダルブ
ラケット1自体を前記のようにアルミ材で形成するだけ
でもよいが、本例では前記のペダルブラケット1の各部
に低剛性の吸収機構部を形成し、衝突力作用時において
その部分に変形,亀裂が生じペダルブラケット1が割れ
ることにより、衝撃エネルギーを吸収するような工夫が
されている。具体的にはツノ状部7は上方に向かうに従
って、前記リブを薄く、かつ上方取付部6の肉厚を薄く
し低剛性部を形成する。また、ブラケット上面部8に孔
13,14を貫通形成すると共に、孔13,14の周縁
に薄肉部15を形成する。また、後面部10にも多くの
窓16,17,18,19,20,21,22,23を
開口形成し、窓16等のまわりに低剛性部を形成してい
る。なお、足部12はペダル11をペダルストッパ24
を介して支持するため高剛性に形成する。また、前記の
各低剛性部はそれぞれ剛性度に差をつけ、衝撃時等にお
ける変形,亀裂等が衝撃力の大きさに伴って順次に発生
し、円滑に衝撃エネルギーを吸収するようにしてもよ
い。
【0015】また、上方取付部6にはフロントフレーム
25に固定するための取付孔26が穿孔され、パネル取
付部9にはインパネレインフォース27に固定するため
の取付孔26がそれぞれ穿孔される。また、後面部10
には取付孔29,30,31,32等が上下左右に設け
られている。
【0016】落下防止用ブラケット2は、コ字形状の適
宜厚みの平板部材からなり、貫通孔33,34,35,
36が上下左右に穿孔される。なお、本例では落下防止
用ブラケット2は鋼材から形成される。
【0017】ステアリングシャフト3を支持するステア
リングコラム4にはステアリングコラムブラケット5が
嵌着される。ステアリングコラムブラケット5には上下
左右に取付孔37,38,39,40が穿孔される。
【0018】次に、前記した各構成部の連結構造を図1
および図2により説明する。ペダルブラケット1は前記
したように、ツノ状部7の上方取付部6の取付孔26に
よりフロントフレーム25に固定されると共にその前面
部43(図2)をダッシュパネル44に固定され、後方
側のパネル取付部9の取付孔28によりインパネレイン
フォース27に固定される。
【0019】一方、落下防止用ブラケット2は下方の貫
通孔35,36をペダルブラケット1の後面部10の上
方側の取付孔29,30に合致させ、ペダルブラケット
1に固定されると共に図2に示すように上方の貫通孔3
3,34によりインパネレインフォース27に固定され
る。
【0020】ステアリングコラムブラケット5はその上
方側の取付孔37,38を落下防止用ブラケット2の下
方側の貫通孔35,36に合致させ、ペダルブラケット
1の取付孔29,30を介してペダルブラケット1に共
締めされる。また、ステアリングコラムブラケット5は
その下方側の取付孔39,40をペダルブラケット1の
後面部10の下方側の取付孔31,32に合致させてペ
ダルブラケット1に固定される。
【0021】ペダルブラケット1に変形や亀裂が生じな
い場合には、図2に示すようにシート50上の着座者5
1の背面はステアリングホイール45から寸法aだけ離
れた所望の着座空間を保持して配置され何等の危険もな
い。また、ステアリングシャフト3は所定の角度だけ傾
斜してユニバーサルジョイント46に連結される。
【0022】図3に示すように、衝突等が生じ自動車の
前面に大きな力が作用するとフロントフレーム25,フ
ロントリッド42,ダッシュパネル44が後方に変形
し、それに伴ってペダルブラケット1が後方に押され
る。インパネレインフォース27は比較的高剛性に形成
されているため、前記の押圧力によりインパネレインフ
ォース27は移動せず図示のように低剛性のペダルブラ
ケット1に亀裂や破壊が生ずる。特に、本例ではペダル
ブラケット1はアルミ材からなり、前記したようにツノ
状部7に薄肉のウイークポイントが形成され、更にブラ
ケット上面部8に孔13,14が形成され、その周縁に
薄肉部15があり、かつ後面部10にも多くの窓16,
17,18,19,20,21,22,23が開口形成
される等各所にウイークポイントが形成されているた
め、ペダルブラケット1は容易に変形する。そのため衝
撃エネルギーはペダルブラケット1の前記各ウイークポ
イントの次々の変形,亀裂や全体の変形,亀裂によりペ
ダルブラケット1が割れることにより吸収され、ステア
リングシャフト3側には大きな押圧力が作用しない。ま
た、図3に示すように、仮りにペダルブラケット1が割
れること等によりステアリングコラムブラケット5とペ
ダルブラケット1との連結が外れたとしても、ステアリ
ングコラムブラケット5は落下防止用ブラケット2を介
してインパネレインフォース27に固定されるため、ス
テアリングシャフト3等は図2に示した位置および角度
をほとんどそのまま保持する。従って、着座者51の背
面とステアリングホイール45間の寸法aは変化せず、
ステアリングシャフト3の落下も生じない。そのため着
座空間が保持され危険がない。なお、ペダルブラケット
1を鋼材で形成したとしても前記したウイークポイント
によりペダルブラケット1が変形するため、前記とほぼ
同様の効果が生じ、着座者51には危険がおよばない。
勿論、ペダルブラケット1をアルミ材で形成することに
より軽量化の効果があり、アルミダイキャストで成形す
る場合には一体成形が可能なため鋼材のものに較べて部
品点数の低減とコストダウンが図れる。
【0023】図4は本発明の別の実施の形態を示すもの
である。本例は前記のペダルブラケット1の落下防止用
ブラケット2の取り付け部の形状のみを変えたものであ
る。すなわち、本例のペダルブラケット1aは、その後
面部10aに落下防止用ブラケット2aの左右の側部5
2,52が嵌入する凹溝53,53を設けると共に、凹
溝53,53間のブラケット上面部8a上に落下防止用
ブラケット2aの上側部54が載置されるようにしたも
のである。これにより、落下防止用ブラケット2aを容
易に且つきちんとペダルブラケット1aに組み付けるこ
とができると共に、落下防止用ブラケット2aの厚さ分
だけ窓18,19,20,21の周縁部が薄肉となり低
剛性となる。なお、図4は落下防止用ブラケット2aを
凹溝53,53に嵌入する直前の状態を示している。
【0024】図5は本発明の更に別の実施の形態を示
す。本例は落下防止用ブラケットを左右に分離した2枚
のプレート状部材とし、図4の凹溝53と同じような凹
溝55を2つ設けて各プレート状部材を別々に嵌入する
ものである。本例の落下防止用ブラケット2bは図6の
(a),(b)に示すように、長方形のプレート部材に
係止片56を屈曲成形すると共に、貫通孔57,58,
59を貫通形成したものからなる。貫通孔57は落下防
止用ブラケット2bを図1等に示したインパネレインフ
ォース27に固定するためのものであり、貫通孔59は
図5に示すようにステアリングコラムブラケット5b
(図7,図8)を取り付ける前に予め落下防止用ブラケ
ット2bをペダルブラケット1bに固定するためのもの
である。そして、貫通孔58と図5に示す後面部10b
の取付孔31,32とが前記のものと同様にステアリン
グコラムブラケット5bの取付孔37,38と39,4
0とに対応する。
【0025】一方、図7,図8に示すように、本例のス
テアリングコラムブラケット5bには、落下防止用ブラ
ケット2bの係止片56の係着する係止孔60が形成さ
れる。図8は落下防止用ブラケット2bとステアリング
コラムブラケット5bとの係合状態を示すものであり、
ステアリングコラムブラケット5bの係止孔60に落下
防止用ブラケット2bの係止片56を係着することによ
り両者は連結される。そのため、ステアリングコラムブ
ラケット5bの取付孔37,38を落下防止用ブラケッ
トの貫通孔58,58に対応させ、かつステアリングコ
ラムブラケット5bの取付孔39,40をペダルブラケ
ット1bの取付孔31,32に対応させるだけでステア
リングコラムブラケット5bを落下防止用ブラケット2
bと共にペダルブラケット1b側に固定することができ
る。そして、その際、作業者は両手が使える。つまり、
貫通孔59,係止片56,および係止孔60を設けるこ
とにより、ステアリングコラムブラケット5bの取り付
け時に、作業者は両手を使える。そのため、作業性が向
上し、ステアリングコラムブラケット5b側の保持が一
層確実となる。
【0026】以上の説明において、落下防止用ブラケッ
ト2,2a,2bを図示のものとしたが、その形状,材
質は前記説明のものに限定するものではない。また、ペ
ダルブラケット1,1a,1bも前記説明の形状,材質
のものに限定するものではない。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、次のような顕著な効果
を奏する。 1)ステアリングシャフトを支持するステアリングコラ
ムブラケットが落下防止用ブラケットを介して剛性のあ
るインパネレインフォース側に固定されるため、ペダル
ブラケットに変形,亀裂等が生じてもステアリングシャ
フトの落下や後方への移動が防止され着座者の着座空間
が保持され安全性の向上が図れる。 2)ペダルブラケットに衝撃力吸収機構部を設けること
により、衝撃エネルギー等の大きなエネルギーが吸収さ
れ、ステアリングシャフト側への押圧力が緩和される。 3)衝撃力吸収機構部がペダルブラケットに部分的に設
けられた低剛性部の場合には、所望の場所でペダルブラ
ケットを変形,亀裂させることが可能になり、安全設計
が確実に行なわれる。 4)衝撃力吸収機構部としてペダルブラケットをアルミ
材で形成するものを採用することにより、ペダルブラケ
ット全体が低剛性となり、衝撃時等における変形,亀裂
等が衝撃力の大きさに伴って順次に発生し、衝撃エネル
ギーを大幅に吸収することができる。また、アルミ材を
採用することにより軽量化が図れる。 5)落下防止用ブラケットとして鋼材を採用することに
より、ステアリングコラムブラケットの保持の確実性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構造を示す分解斜視図。
【図2】本発明における落下防止用ブラケットとペダル
ブラケットおよびステアリングシャフト側との連結構造
とこれ等のキャブ内の配置を示す模式的側面図。
【図3】本発明の衝突力作用時における作用を説明する
ための模式的側面図。
【図4】本発明の他の例の落下防止用ブラケットのペダ
ルブラケットへの取り付け途中の状態を示す部分斜視
図。
【図5】本発明の更に他の例の落下防止用ブラケットの
ペダルブラケットへの取り付け途中の状態を示す部分斜
視図。
【図6】本発明の図5における落下防止用ブラケットの
詳細構造を示す斜視図(図6(a))と該斜視図のA−
A線断面図(図6(b))。
【図7】図6に示した落下防止用ブラケットが係着する
ステアリングコラムブラケットを示す斜視図。
【図8】図6に示した落下防止用ブラケットと図7のス
テアリングコラムブラケットとの係合状態を示す斜視
図。
【図9】従来のペダルブラケットとステアリングシャフ
ト側との連結構造と、それ等のキャブ内の配置を示す模
式的側面図。
【図10】従来のペダルブラケットにおける衝撃力作用
時の問題点を説明するための模式的側面図。
【図11】従来のステアリングシャフトとペダルブラケ
ットの連結構造を示す部分斜視図。
【図12】図11の衝突時における変形状態を示す部分
斜視図。
【符号の説明】
1 ペダルブラケット 1a ペダルブラケット 1b ペダルブラケット 2 落下防止用ブラケット 2a 落下防止用ブラケット 2b 落下防止用ブラケット 3 ステアリングシャフト 4 ステアリングコラム 5 ステアリングコラムブラケット 5b ステアリングコラムブラケット 6 上方取付部 7 ツノ状部 8 ブラケット上面部 8a ブラケット上面部 9 パネル取付部 10 後面部 10a 後面部 10b 後面部 11 ペダル 12 足部 13 孔 14 孔 15 薄肉部 16 窓 17 窓 18 窓 19 窓 20 窓 21 窓 22 窓 23 窓 24 ペダルストッパ 25 フロントフレーム 26 取付孔 27 インストルメントパネルレインフォース(イン
パネレインフォース) 28 取付孔 29 取付孔 30 取付孔 31 取付孔 32 取付孔 33 貫通孔 34 貫通孔 35 貫通孔 36 貫通孔 37 取付孔 38 取付孔 39 取付孔 40 取付孔 41 フロントガラス 42 フロントリッド 43 前面部 44 ダッシュパネル 45 ステアリングホイール 46 ユニバーサルジョイント 47 シャフト 48 ステアリングユニット 49 フロアパネル 50 シート 51 着座者 52 側部 53 凹溝 54 上側部 55 凹溝 56 係止片 57 貫通孔 58 貫通孔 59 貫通孔 60 係止孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のキャブの前面側のダッシュパネ
    ルおよびフロントフレームに固定されると共にインスト
    ルメントパネルレインフォースに固定され、ペダル類を
    支持するペダルブラケットに固持されるステアリングシ
    ャフトの落下防止構造であって、前記ステアリングシャ
    フトに嵌着されたステアリングコラムブラケットを直接
    および落下防止用ブラケットを介して前記ペダルブラケ
    ットに固定すると共に落下防止用ブラケットを前記イン
    ストルメントパネルレインフォースに固定することを特
    徴とする衝突時におけるステアリングシャフト落下防止
    構造。
  2. 【請求項2】 前記ペダルブラケットには衝突時等に発
    生する大きなエネルギーを吸収する衝撃力吸収機構部が
    設けられている請求項1に記載の衝突時におけるステア
    リングシャフト落下防止構造。
  3. 【請求項3】 前記衝撃力吸収機構部が、前記ペダルブ
    ラケットに部分的に形成される低剛性部である請求項2
    に記載の衝突時におけるステアリングシャフト落下防止
    構造。
  4. 【請求項4】 前記ペダルブラケットがアルミニウム材
    からなる請求項1乃至3のいずれかに記載の衝突時にお
    けるステアリングシャフト落下防止構造。
  5. 【請求項5】 前記落下防止用ブラケットが鋼材からな
    る請求項1に記載の衝突時におけるステアリングシャフ
    ト落下防止構造。
JP33253795A 1995-11-29 1995-11-29 衝突時におけるステアリングシャフト落下防止構造 Expired - Lifetime JP3651090B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33253795A JP3651090B2 (ja) 1995-11-29 1995-11-29 衝突時におけるステアリングシャフト落下防止構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33253795A JP3651090B2 (ja) 1995-11-29 1995-11-29 衝突時におけるステアリングシャフト落下防止構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09150754A true JPH09150754A (ja) 1997-06-10
JP3651090B2 JP3651090B2 (ja) 2005-05-25

Family

ID=18256034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33253795A Expired - Lifetime JP3651090B2 (ja) 1995-11-29 1995-11-29 衝突時におけるステアリングシャフト落下防止構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3651090B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7300102B2 (en) 2001-08-15 2007-11-27 Dow Global Technologies, Inc. Instrument panel assembly

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7300102B2 (en) 2001-08-15 2007-11-27 Dow Global Technologies, Inc. Instrument panel assembly

Also Published As

Publication number Publication date
JP3651090B2 (ja) 2005-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7055893B2 (en) Floor structure of vehicle
AU2007312130B2 (en) Floor underframe for vehicle
JPH07232649A (ja) 車両用ステアリング装置
US7344158B2 (en) Mounting structure of steering column for vehicles
JP2003182593A (ja) ステアリングコラムの支持構造
JPH09150754A (ja) 衝突時におけるステアリングシャフト落下防止構造
JPH0958485A (ja) ステアリングコラムの支持装置
JP3837256B2 (ja) 車両の衝突安全装置
JP4623425B2 (ja) 車両用ペダル変位抑制構造
JP2005067268A (ja) キャブオーバー型車の車体前部構造
JPH11208348A (ja) 車両におけるフットレスト支持構造
JP3329098B2 (ja) 自動車の車体フロア構造
JPH09150753A (ja) 衝撃吸収性ペダルブラケット構造
JPH0511750Y2 (ja)
JP3491792B2 (ja) ニーボルスタの保持構造
JPH0519267Y2 (ja)
JP6951266B2 (ja) ステアリングシャフトの支持構造
KR0148890B1 (ko) 자동차 엔진 장착용 브라켓
JPH06255409A (ja) 自動車用シート
JP3014265B2 (ja) 車両の安全装置
JP2005335408A (ja) アームレストの取付け構造
JPH0544755U (ja) ステアリングシヤフト支持構造
JPH0748448Y2 (ja) 自動車の車体構造
JPS61105232A (ja) 自動車のチルトメ−タ−装置
JP2993382B2 (ja) ステアリングコラム支持構造

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040921

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20050201

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20050214

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080304

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090304

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090304

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100304

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110304

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120304

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120304

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130304

Year of fee payment: 8