JPH0553982B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0553982B2 JPH0553982B2 JP57090202A JP9020282A JPH0553982B2 JP H0553982 B2 JPH0553982 B2 JP H0553982B2 JP 57090202 A JP57090202 A JP 57090202A JP 9020282 A JP9020282 A JP 9020282A JP H0553982 B2 JPH0553982 B2 JP H0553982B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- shaft
- synchronizer
- input shaft
- rotational power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 29
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 2
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
Landscapes
- Structure Of Transmissions (AREA)
Description
本発明は、歯車式変速装置に係り、特に自動車
等の車輌に用いられ複数の変速段を選択的に達成
する歯車式変速装置に係る。 特開昭51−109621号公報には、互いに平行に設
けられた入力軸Ａと出力軸Ｂと中間軸Ｘとからな
る平行三軸系と、出力軸上に設けられた第一の歯
車７と各々前記第一の歯車と噛合い前記入力軸上
に設けられた第二の歯車２及び前記中間軸上に設
けられた第三の歯車１０よりなる第一の三歯車噛
合い列２，７，１０と、前記出力軸上に設けられ
た第四の歯車８と各々前記第四の歯車３と噛合い
前記入力軸軸上に設けられた第五の歯車３及び前
記中間軸上に設けられた第六の歯車１１よりなる
第二の三歯車噛合い列３，８，１１とを有する歯
車式変速装置が示されている。 この公報に示されている歯車式変速装置に於て
は、前記入力軸Ａ上に設けられた第二及び第五の
歯車２，３は該入力軸に固定されており、前記出
力軸Ｂ上に設けられた第一及び第四の歯車７，８
は第一のシンクロナイザＳ１により何れか一方が
該出力軸に回転動力伝達関係に選択的に連結され
るようになつており、前記中間軸Ｘ上に設けられ
た前記第三及び第六の歯車１０，１１は第二のシ
ンクロナイザＳ２により何れか一方が前記中間に
回転動力伝達関係に選択的に連結るようになつて
おり、前記出力軸は前記中間軸に中間軸−出力軸
駆動連結手段１２，９により回転動力伝達関係に
常時連結されており、前記入力軸より前記第二の
歯車１、前記第一の歯車７、前記第一のシンクロ
ナイザＳ１を経て前記出力軸へ回転動力を伝達す
る変速段と、前記入力軸より前記第五の歯車３、
前記第四の歯車８、前記第一のシンクロナイザＳ
１を経て前記出力軸へ回転動力を伝達する変速段
と、前記入力軸より前記第二の歯車２、前記第一
の歯車７、前記第三の歯車１０、前記第二のシン
クロナイザＳ２、前記中間軸Ｘ、前記中間軸−出
力軸駆動連結手段１２，１９を経て前記出力軸へ
回転動力を伝達する変速段と、入力軸より前記第
五の歯車３、前記第四の歯車８、前記第六の歯車
１１、前記第二のシンクロナイザＳ２、前記中間
軸Ｘ、前記中間軸−出力軸駆動連結手段１２，９
を経て前記出力軸へ回転動力を伝達する変速段を
達成するようになつている。 上記公報の歯車式変速装置に於ては、前記第一
及び第二のシンクロナイザが何れも中立位置に設
定されているニユートラル時には、入力軸が回転
すると前記第一〜第六の六個の歯車が噛合い状態
にて回転し、前記第一又は第二のシンクロナイザ
が中立位置より何れかの作動側へ切換えられて上
記の四種類の変速段の何れかが達成されるときに
は、前記第一〜第六の六個の歯車に加えて前記中
間軸より前記出力軸へ回転動力を伝達する中間軸
−出力軸駆動連結手段の二つの歯車が加わつて常
時八個の歯車が噛合い状態にて回転する。 本発明は、上記の如き平行三軸系と第一及び第
二の三歯車噛合い列に基いて構成された歯車式変
速装置を、ニユートラル時には入力軸の回転によ
つて前記入力軸−中間軸駆動連結手段を構成する
歯車のみが回転し、前記第一〜第六の歯車は回転
しない構造とすることにより、車輌のエンジンア
イドル運転時に生ずる歯車の噛合いバツクラツシ
ユによる歯打ち騒音の低減を図つた歯車式変速装
置を提供せんとするものである。 以下に添付の図を参照して本発明を実施例につ
いて詳細に説明する。 第１図は本発明による歯車式変速装置の一つの
実施例を示すスケルトン図、第２図は第１図に示
された歯車式変速装置の各軸の配設位置を示す配
置図である。これらの図に於て、１は歯車ケース
を示しており、この歯車ケース１は、入力軸２
と、出力軸３と、中間軸４とを各々軸受５〜１０
によつて互いに平行に且回転可能に支持してい
る。尚、この実施例に於ては、出力軸３と入力軸
２との軸間距離と出力軸３と中間軸４との軸間距
離は互に等しくなつている。 入力軸にはその一端にてクラツチ１０１によつ
てエンジン１００に選択的に回転動力伝達関係に
連結され、該エンジンにより選択的に回転駆動さ
れるようになつている。 入力軸２には歯車１１が固定されており、この
歯車１１は出力軸３に回転自在に取付けられた歯
車１２に噛合している。また出力軸３は歯車１２
と一体の歯車１３を回転自在に支持しており、こ
の歯車１３は中間軸４に固定された歯車１４に噛
合している。これら歯車により入力軸２の回転力
が減速されて中間軸４に伝達される。 入力軸２には、第３速用駆動歯車１５と、第４
速用駆動歯車１６と、第５速用駆動歯車１７とが
各々回転自在に取付けられている。第３速用駆動
歯車１５と第４速用駆動歯車１６との間には第３
速−第４速用シンクロナイザ１８が設けられてい
る。シンクロナイザ１８は、ボルグワーナ式シン
クロメツシユ装置として知られているそれ自身周
知のイナシヤーロツク式のものであり、入力軸２
に固定されたクラツチハブ１９、第３速及び第４
速用駆動歯車１５，１６の各々に一体に設けられ
たスプライン要素２０，２１、クラツチハブ１９
にスプライン係合したハブスリーブ２２等を含ん
でいる。このシンクロナイザ１８により第３速用
駆動歯車１５と第４速用駆動歯車１６の何れか一
方が選択的に入力軸２に回転動力伝達関係に連結
される。また第５速用駆動歯車１７の一方の側に
は第５速用シンクロナイザ２３が設けられてい
る。このシンクロナイザもボルグワーナ式シンク
ロメツシユ装置として知られているそれ自身周知
のイナシヤーロツク式のものであり、入力軸２に
固定されたクラツチハブ２４と、第５速用駆動歯
車１７に一体に設けられたスプライン要素２５
と、クラツチハブ２４にスプライン係合したハブ
スリーブ２６等を含んでいる。このシンクロナイ
ザ２３により第５速用駆動歯車１７が選択的に入
力軸２に回転動力伝達関係に連結される。 中間軸４には第１速用駆動歯車２８と第２速用
駆動歯車２９とが各々回転自在に取付けられてい
る。また中間軸４は後進用駆動歯車３０を一体に
有している。第１速用駆動歯車２８と第２速用駆
動歯車２９との間には第１速−第２速用シンクロ
ナイザ３１が取付けられている。このシンクロナ
イザもボルグワーナ式シンクロメツシユ装置とし
て知られているそれ自身周知のイナシヤーロツク
式のものであり、中間軸４に固定されたクラツチ
ハブ３２、第１速及び第２速用駆動歯車２８，２
９の各々に一体に設けられたスプライン要素３
３，３４、クラツチハブ３２にスプライン係合し
たハブスリーブ３５等を含んでいる。このシンク
ロナイザ３１により第１速用駆動歯車２８と第２
速用駆動歯車２９の何れか一方が選択的に中間軸
４に回転動力伝達関係に連結される。 出力軸３には、第３速用駆動歯車１５と第１速
用駆動歯車２８とに同時に噛合する従動歯車３６
と、第４速用駆動歯車１６と第２速用駆動歯車２
９とに同時に噛合する従動歯車３７と、第５速用
駆動歯車１７に噛合する第５速用従動歯車３８と
を一体に有している。また出力軸３は、後進用従
動歯車３９と出力歯車４０とを各々一体に有して
いる。出力歯車４０には差動歯車装置の入力要素
であるリング歯車４１が噛合している。 また歯車ケース１は軸４２によつて後進用中間
歯車４３をその軸線方向に移動自在に支持してい
る。後進用中間歯車４３は図にて左方に移動する
ことにより後進用駆動歯車３０と後進用従動歯車
３９とに同時に噛合して後進段を達成するように
なつている。 次に上述の如き構成からなる歯車式変速装置の
作動について説明する。 中立段より第１速段を達成する場合は、第１速
−第２速用シンクロナイザ３１のハブスリーブ３
５を中立位置より第１図で見て左方へ移動させ、
第１速用駆動歯車２８を中間軸４に回転動力伝達
関係に連結する。これにより入力軸２の回転動力
は歯車１１，１２，１３，１４を経て中間軸４へ
伝達され、これよりシンクロナイザ３１、第１速
用駆動歯車２８、従動歯車３６を経て出力軸３へ
伝達され、更に出力歯車４０よりリング歯車４１
へ伝達される。 第１速段より第２速段を達成する場合は、第１
速−第２速用シンクロナイザ３１のハブスリーブ
３５を第１図で見て右方へ移動させ、第２速用駆
動歯車２９を中間軸４に回転動力伝達関係に接続
する。この時には入力軸２の回転動力は歯車１
１，１２，１３，１４を経て中間軸４へ伝達さ
れ、これよりシンクロナイザ３１、第２速用駆動
歯車２９、従動歯車３７を経て出力軸３へ伝達さ
れ、更に出力歯車４０よりリング歯車４１へ伝達
される。 第２速段より第３速段を達成する場合は、シン
クロナイザ３１のハブスリーブ３５を中立位置に
戻し、次に第３速−第４速用シンクロナイザ１８
のハブスリーブ２２を第１図で見て左方へ移動さ
せ、第３速用駆動歯車１５を入力軸２に回転動力
伝達関係に連結する。この時には入力軸２の回転
動力はシンクロナイザ１８、第３速用駆動歯車１
５、従動歯車３６を経て出力軸３へ伝達され、更
に出力歯車４０よりリング歯車４１へ伝達され
る。 次に第３速段より第４速段を達成する場合は、
第３速−第４速用シンクロナイザ１８のハブスリ
ーブ２２を第１図で見て右方へ移動させ、第４速
用駆動歯車１６を入力軸２に回転動力伝達関係に
連結する。この時には入力軸２の回転動力はシン
クロナイザ１８、第４速用駆動歯車１６、従動歯
車３７を経て出力軸３へ伝達され、更に出力歯車
４０よりリング歯車４１へ伝達される。 次に第４速段より第５速段を達成する場合は、
シンクロナイザ１８のハブスリーブ２２を中立位
置に戻し、第５速用シンクロナイザ２３のハブス
リーブ２６を第１図で見て左方へ移動させ、第５
速用駆動歯車１７を入力軸２に回転動力伝達関係
に接続する。この時には入力軸２の回転動力はシ
ンクロナイザ２３、第５速用駆動歯車１７、第５
速用従動歯車３８を経て出力軸３へ伝達され、更
に出力歯車４０よりリング歯車４１へ伝達され
る。 また中立段より後進段を達成する場合は後進用
中間歯車４３を第１図で見て左方へ移動させ、こ
れを後進用駆動歯車３０と後進用従動歯車３９と
に同時に噛合させる。この時には入力軸２の回転
動力は歯車１１，１２，１３，１４を経て中間軸
４へ伝達され、これより後進用駆動歯車３０、後
進用中間歯車４３、後進用従動歯車３９を経て出
力軸３へ伝達され、更に出力歯車４０よりリング
歯車４１に伝達される。 尚、第５速段から第４速段、第４速段から第３
速段、第３速段から第２速段、第２速段から第１
速段の如きダウンシフト時に於てもシンクロナイ
ザ１８，２３，３１の切換えが上述した如きアツ
プシフト時と同様の所要の順序にて行われること
により各変速段が達成される。 上述の如き各変速段に於ける変速比は表１に示
されている。
等の車輌に用いられ複数の変速段を選択的に達成
する歯車式変速装置に係る。 特開昭51−109621号公報には、互いに平行に設
けられた入力軸Ａと出力軸Ｂと中間軸Ｘとからな
る平行三軸系と、出力軸上に設けられた第一の歯
車７と各々前記第一の歯車と噛合い前記入力軸上
に設けられた第二の歯車２及び前記中間軸上に設
けられた第三の歯車１０よりなる第一の三歯車噛
合い列２，７，１０と、前記出力軸上に設けられ
た第四の歯車８と各々前記第四の歯車３と噛合い
前記入力軸軸上に設けられた第五の歯車３及び前
記中間軸上に設けられた第六の歯車１１よりなる
第二の三歯車噛合い列３，８，１１とを有する歯
車式変速装置が示されている。 この公報に示されている歯車式変速装置に於て
は、前記入力軸Ａ上に設けられた第二及び第五の
歯車２，３は該入力軸に固定されており、前記出
力軸Ｂ上に設けられた第一及び第四の歯車７，８
は第一のシンクロナイザＳ１により何れか一方が
該出力軸に回転動力伝達関係に選択的に連結され
るようになつており、前記中間軸Ｘ上に設けられ
た前記第三及び第六の歯車１０，１１は第二のシ
ンクロナイザＳ２により何れか一方が前記中間に
回転動力伝達関係に選択的に連結るようになつて
おり、前記出力軸は前記中間軸に中間軸−出力軸
駆動連結手段１２，９により回転動力伝達関係に
常時連結されており、前記入力軸より前記第二の
歯車１、前記第一の歯車７、前記第一のシンクロ
ナイザＳ１を経て前記出力軸へ回転動力を伝達す
る変速段と、前記入力軸より前記第五の歯車３、
前記第四の歯車８、前記第一のシンクロナイザＳ
１を経て前記出力軸へ回転動力を伝達する変速段
と、前記入力軸より前記第二の歯車２、前記第一
の歯車７、前記第三の歯車１０、前記第二のシン
クロナイザＳ２、前記中間軸Ｘ、前記中間軸−出
力軸駆動連結手段１２，１９を経て前記出力軸へ
回転動力を伝達する変速段と、入力軸より前記第
五の歯車３、前記第四の歯車８、前記第六の歯車
１１、前記第二のシンクロナイザＳ２、前記中間
軸Ｘ、前記中間軸−出力軸駆動連結手段１２，９
を経て前記出力軸へ回転動力を伝達する変速段を
達成するようになつている。 上記公報の歯車式変速装置に於ては、前記第一
及び第二のシンクロナイザが何れも中立位置に設
定されているニユートラル時には、入力軸が回転
すると前記第一〜第六の六個の歯車が噛合い状態
にて回転し、前記第一又は第二のシンクロナイザ
が中立位置より何れかの作動側へ切換えられて上
記の四種類の変速段の何れかが達成されるときに
は、前記第一〜第六の六個の歯車に加えて前記中
間軸より前記出力軸へ回転動力を伝達する中間軸
−出力軸駆動連結手段の二つの歯車が加わつて常
時八個の歯車が噛合い状態にて回転する。 本発明は、上記の如き平行三軸系と第一及び第
二の三歯車噛合い列に基いて構成された歯車式変
速装置を、ニユートラル時には入力軸の回転によ
つて前記入力軸−中間軸駆動連結手段を構成する
歯車のみが回転し、前記第一〜第六の歯車は回転
しない構造とすることにより、車輌のエンジンア
イドル運転時に生ずる歯車の噛合いバツクラツシ
ユによる歯打ち騒音の低減を図つた歯車式変速装
置を提供せんとするものである。 以下に添付の図を参照して本発明を実施例につ
いて詳細に説明する。 第１図は本発明による歯車式変速装置の一つの
実施例を示すスケルトン図、第２図は第１図に示
された歯車式変速装置の各軸の配設位置を示す配
置図である。これらの図に於て、１は歯車ケース
を示しており、この歯車ケース１は、入力軸２
と、出力軸３と、中間軸４とを各々軸受５〜１０
によつて互いに平行に且回転可能に支持してい
る。尚、この実施例に於ては、出力軸３と入力軸
２との軸間距離と出力軸３と中間軸４との軸間距
離は互に等しくなつている。 入力軸にはその一端にてクラツチ１０１によつ
てエンジン１００に選択的に回転動力伝達関係に
連結され、該エンジンにより選択的に回転駆動さ
れるようになつている。 入力軸２には歯車１１が固定されており、この
歯車１１は出力軸３に回転自在に取付けられた歯
車１２に噛合している。また出力軸３は歯車１２
と一体の歯車１３を回転自在に支持しており、こ
の歯車１３は中間軸４に固定された歯車１４に噛
合している。これら歯車により入力軸２の回転力
が減速されて中間軸４に伝達される。 入力軸２には、第３速用駆動歯車１５と、第４
速用駆動歯車１６と、第５速用駆動歯車１７とが
各々回転自在に取付けられている。第３速用駆動
歯車１５と第４速用駆動歯車１６との間には第３
速−第４速用シンクロナイザ１８が設けられてい
る。シンクロナイザ１８は、ボルグワーナ式シン
クロメツシユ装置として知られているそれ自身周
知のイナシヤーロツク式のものであり、入力軸２
に固定されたクラツチハブ１９、第３速及び第４
速用駆動歯車１５，１６の各々に一体に設けられ
たスプライン要素２０，２１、クラツチハブ１９
にスプライン係合したハブスリーブ２２等を含ん
でいる。このシンクロナイザ１８により第３速用
駆動歯車１５と第４速用駆動歯車１６の何れか一
方が選択的に入力軸２に回転動力伝達関係に連結
される。また第５速用駆動歯車１７の一方の側に
は第５速用シンクロナイザ２３が設けられてい
る。このシンクロナイザもボルグワーナ式シンク
ロメツシユ装置として知られているそれ自身周知
のイナシヤーロツク式のものであり、入力軸２に
固定されたクラツチハブ２４と、第５速用駆動歯
車１７に一体に設けられたスプライン要素２５
と、クラツチハブ２４にスプライン係合したハブ
スリーブ２６等を含んでいる。このシンクロナイ
ザ２３により第５速用駆動歯車１７が選択的に入
力軸２に回転動力伝達関係に連結される。 中間軸４には第１速用駆動歯車２８と第２速用
駆動歯車２９とが各々回転自在に取付けられてい
る。また中間軸４は後進用駆動歯車３０を一体に
有している。第１速用駆動歯車２８と第２速用駆
動歯車２９との間には第１速−第２速用シンクロ
ナイザ３１が取付けられている。このシンクロナ
イザもボルグワーナ式シンクロメツシユ装置とし
て知られているそれ自身周知のイナシヤーロツク
式のものであり、中間軸４に固定されたクラツチ
ハブ３２、第１速及び第２速用駆動歯車２８，２
９の各々に一体に設けられたスプライン要素３
３，３４、クラツチハブ３２にスプライン係合し
たハブスリーブ３５等を含んでいる。このシンク
ロナイザ３１により第１速用駆動歯車２８と第２
速用駆動歯車２９の何れか一方が選択的に中間軸
４に回転動力伝達関係に連結される。 出力軸３には、第３速用駆動歯車１５と第１速
用駆動歯車２８とに同時に噛合する従動歯車３６
と、第４速用駆動歯車１６と第２速用駆動歯車２
９とに同時に噛合する従動歯車３７と、第５速用
駆動歯車１７に噛合する第５速用従動歯車３８と
を一体に有している。また出力軸３は、後進用従
動歯車３９と出力歯車４０とを各々一体に有して
いる。出力歯車４０には差動歯車装置の入力要素
であるリング歯車４１が噛合している。 また歯車ケース１は軸４２によつて後進用中間
歯車４３をその軸線方向に移動自在に支持してい
る。後進用中間歯車４３は図にて左方に移動する
ことにより後進用駆動歯車３０と後進用従動歯車
３９とに同時に噛合して後進段を達成するように
なつている。 次に上述の如き構成からなる歯車式変速装置の
作動について説明する。 中立段より第１速段を達成する場合は、第１速
−第２速用シンクロナイザ３１のハブスリーブ３
５を中立位置より第１図で見て左方へ移動させ、
第１速用駆動歯車２８を中間軸４に回転動力伝達
関係に連結する。これにより入力軸２の回転動力
は歯車１１，１２，１３，１４を経て中間軸４へ
伝達され、これよりシンクロナイザ３１、第１速
用駆動歯車２８、従動歯車３６を経て出力軸３へ
伝達され、更に出力歯車４０よりリング歯車４１
へ伝達される。 第１速段より第２速段を達成する場合は、第１
速−第２速用シンクロナイザ３１のハブスリーブ
３５を第１図で見て右方へ移動させ、第２速用駆
動歯車２９を中間軸４に回転動力伝達関係に接続
する。この時には入力軸２の回転動力は歯車１
１，１２，１３，１４を経て中間軸４へ伝達さ
れ、これよりシンクロナイザ３１、第２速用駆動
歯車２９、従動歯車３７を経て出力軸３へ伝達さ
れ、更に出力歯車４０よりリング歯車４１へ伝達
される。 第２速段より第３速段を達成する場合は、シン
クロナイザ３１のハブスリーブ３５を中立位置に
戻し、次に第３速−第４速用シンクロナイザ１８
のハブスリーブ２２を第１図で見て左方へ移動さ
せ、第３速用駆動歯車１５を入力軸２に回転動力
伝達関係に連結する。この時には入力軸２の回転
動力はシンクロナイザ１８、第３速用駆動歯車１
５、従動歯車３６を経て出力軸３へ伝達され、更
に出力歯車４０よりリング歯車４１へ伝達され
る。 次に第３速段より第４速段を達成する場合は、
第３速−第４速用シンクロナイザ１８のハブスリ
ーブ２２を第１図で見て右方へ移動させ、第４速
用駆動歯車１６を入力軸２に回転動力伝達関係に
連結する。この時には入力軸２の回転動力はシン
クロナイザ１８、第４速用駆動歯車１６、従動歯
車３７を経て出力軸３へ伝達され、更に出力歯車
４０よりリング歯車４１へ伝達される。 次に第４速段より第５速段を達成する場合は、
シンクロナイザ１８のハブスリーブ２２を中立位
置に戻し、第５速用シンクロナイザ２３のハブス
リーブ２６を第１図で見て左方へ移動させ、第５
速用駆動歯車１７を入力軸２に回転動力伝達関係
に接続する。この時には入力軸２の回転動力はシ
ンクロナイザ２３、第５速用駆動歯車１７、第５
速用従動歯車３８を経て出力軸３へ伝達され、更
に出力歯車４０よりリング歯車４１へ伝達され
る。 また中立段より後進段を達成する場合は後進用
中間歯車４３を第１図で見て左方へ移動させ、こ
れを後進用駆動歯車３０と後進用従動歯車３９と
に同時に噛合させる。この時には入力軸２の回転
動力は歯車１１，１２，１３，１４を経て中間軸
４へ伝達され、これより後進用駆動歯車３０、後
進用中間歯車４３、後進用従動歯車３９を経て出
力軸３へ伝達され、更に出力歯車４０よりリング
歯車４１に伝達される。 尚、第５速段から第４速段、第４速段から第３
速段、第３速段から第２速段、第２速段から第１
速段の如きダウンシフト時に於てもシンクロナイ
ザ１８，２３，３１の切換えが上述した如きアツ
プシフト時と同様の所要の順序にて行われること
により各変速段が達成される。 上述の如き各変速段に於ける変速比は表１に示
されている。
【表】
表１に於ける各数字は各歯車の図面に於ける符
号を示している。 表２は本発明による歯車式変速装置を一般的な
乗用車に適用した場合の各歯車の実用的歯数を示
している。
号を示している。 表２は本発明による歯車式変速装置を一般的な
乗用車に適用した場合の各歯車の実用的歯数を示
している。
【表】
上述の如き歯数の歯車が用いられた場合の、出
力歯車４０と入力歯車４１との最終減速比を除い
た各変速段の減速比は表３に示されている。
力歯車４０と入力歯車４１との最終減速比を除い
た各変速段の減速比は表３に示されている。
【表】
最終減速比は81／28〜78／28程度で良い。
以上に於ては本発明を特定の実施例について詳
細に説明したが、本発明はこれらに限られるもの
ではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可
能であることは当業者にとつて明らかであろう。
細に説明したが、本発明はこれらに限られるもの
ではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可
能であることは当業者にとつて明らかであろう。
第１図は本発明による歯車式変速装置に一つの
実施例を示すスケルトン図、第２図は第１図に示
された歯車式変速装置の各軸の配設位置を示す配
置図である。 １……歯車ケース、２……入力軸、３……出力
軸、４……中間軸、５〜１０……軸受、１１〜１
４……歯車、１５……第３速用駆動歯車、１６…
…第４速用駆動歯車、１７……第５速用駆動歯
車、１８……第３速−第４速用シンクロナイザ、
１９……クラツチハブ、２０，２１……スプライ
ン要素、２２……ハブスリーブ、２３……第５速
用シンクロナイザ、２４……クラツチハブ、２５
……スプライン要素、２６……ハブスリーブ、２
８……第１速用駆動歯車、２９……第２速用駆動
歯車、３０……後進用駆動歯車、３１……第１速
−第２速用シンクロナイザ、３２……クラツチハ
ブ、３３，３４……スプライン要素、３５……ハ
ブスリーブ、３６，３７……従動歯車、３８……
第５速用従動歯車、３９……後進用従動歯車、４
０……出力歯車、４１……リングギア、４２……
軸、４３……後進用中間歯車。
実施例を示すスケルトン図、第２図は第１図に示
された歯車式変速装置の各軸の配設位置を示す配
置図である。 １……歯車ケース、２……入力軸、３……出力
軸、４……中間軸、５〜１０……軸受、１１〜１
４……歯車、１５……第３速用駆動歯車、１６…
…第４速用駆動歯車、１７……第５速用駆動歯
車、１８……第３速−第４速用シンクロナイザ、
１９……クラツチハブ、２０，２１……スプライ
ン要素、２２……ハブスリーブ、２３……第５速
用シンクロナイザ、２４……クラツチハブ、２５
……スプライン要素、２６……ハブスリーブ、２
８……第１速用駆動歯車、２９……第２速用駆動
歯車、３０……後進用駆動歯車、３１……第１速
−第２速用シンクロナイザ、３２……クラツチハ
ブ、３３，３４……スプライン要素、３５……ハ
ブスリーブ、３６，３７……従動歯車、３８……
第５速用従動歯車、３９……後進用従動歯車、４
０……出力歯車、４１……リングギア、４２……
軸、４３……後進用中間歯車。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 互いに平行に設けられた入力軸２と出力軸３
と中間軸４とからなる平行三軸系と、前記出力軸
上に設けられた第一の歯車３６と各々前記第一の
歯車と噛合い前記入力軸上及び前記中間軸上に設
けられた第二の歯車１５及び第三の歯車２８より
なる第一の三歯車噛合い列と、前記出力軸上に設
けられた第四の歯車３７と各々前記第四の歯車と
噛合い前記入力軸上に設けられた第五の歯車１６
及び前記中間軸上に設けられた第六の歯車２９よ
りなる第二の三歯車噛合い列とを有する歯車式変
速装置にして、 前記入力軸上の前記第二及び第五の歯車は第一
のシンクロナイザ１８により何れか一方が該入力
軸に回転動力伝達関係に選択的に連結されるよう
になつており、 前記出力軸上の前記第一及び第四の歯車は該出
力軸上に固定されており、 前記中間軸上の前記第三及び第六の歯車は第二
のシンクロナイザ３１により何れか一方が該中間
軸に回転動力伝達関係に選択的に連結されるよう
になつており、 前記中間軸は入力軸−中間軸駆動連結手段１
１，１２，１３，１４により前記入力軸に回転動
力伝達関係に常時連結されており、 前記入力軸より前記第一のシンクロナイザ、前
記第二の歯車、前記第一の歯車を経て前記出力軸
へ回転動力を伝達する変速段と、 前記入力軸より前記第一のシンクロナイザ、前
記第五の歯車、前記第四の歯車を経て前記出力軸
へ回転動力を伝達する変速段と、 前記入力軸より前記入力軸−中間軸駆動連結手
段、前記第二のシンクロナイザ、前記第三の歯
車、前記第一の歯車を経て前記出力軸へ回転動力
を伝達する変速段と、 前記入力軸より前記入力軸−中間軸駆動連結手
段、前記第二のシンクロナイザ、前記第六の歯車
前記第四の歯車を経て前記出力軸へ回転動力を伝
達する変速段と を達成する歯車式変速装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57090202A JPS58207550A (ja) | 1982-05-26 | 1982-05-26 | 歯車式変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57090202A JPS58207550A (ja) | 1982-05-26 | 1982-05-26 | 歯車式変速装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58207550A JPS58207550A (ja) | 1983-12-03 |
| JPH0553982B2 true JPH0553982B2 (ja) | 1993-08-11 |
Family
ID=13991897
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57090202A Granted JPS58207550A (ja) | 1982-05-26 | 1982-05-26 | 歯車式変速装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58207550A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010019386A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Honda Motor Co Ltd | トランスミッション |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63312540A (ja) * | 1987-06-15 | 1988-12-21 | Honda Motor Co Ltd | 車両用変速機 |
| JP2900201B2 (ja) * | 1991-05-08 | 1999-06-02 | 本田技研工業株式会社 | ３軸式自動変速機 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51109624A (ja) * | 1975-03-24 | 1976-09-28 | Toyo Kogyo Co | |
| JPS51109621A (ja) * | 1975-03-24 | 1976-09-28 | Toyo Kogyo Co |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5927568Y2 (ja) * | 1979-03-31 | 1984-08-09 | 株式会社クボタ | トラクタ等のトランスミツシヨン |
-
1982
- 1982-05-26 JP JP57090202A patent/JPS58207550A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51109624A (ja) * | 1975-03-24 | 1976-09-28 | Toyo Kogyo Co | |
| JPS51109621A (ja) * | 1975-03-24 | 1976-09-28 | Toyo Kogyo Co |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010019386A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Honda Motor Co Ltd | トランスミッション |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58207550A (ja) | 1983-12-03 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7409886B2 (en) | Twin clutch transmission with coaxial drive and output | |
| US4788887A (en) | Adaptable layshaft type gearbox using a planetary gearset, in particular for automobile vehicles | |
| JPH0534540B2 (ja) | ||
| JPH0338461B2 (ja) | ||
| JP2956364B2 (ja) | 手動式歯車変速機 | |
| JPS6261819B2 (ja) | ||
| JP2577168Y2 (ja) | 変速機 | |
| JPH0338460B2 (ja) | ||
| MXPA97005530A (es) | Eje de transmision manual compacto para vehiculos motrices | |
| JPH0637923B2 (ja) | 車両用変速機 | |
| US3733928A (en) | Speed change gear device | |
| JPH0650138B2 (ja) | 車両用歯車変速機 | |
| GB2175361A (en) | Gear type transmission | |
| US4718295A (en) | Free-wheeling gears for a multiple speed transaxle transmission | |
| CA2211068C (en) | Compact manual transaxle | |
| EP0024454B1 (en) | Power transmission unit for motor vehicles | |
| JP3521958B2 (ja) | 自動変速機用歯車列 | |
| JPS5948895B2 (ja) | 変速装置 | |
| JPH0776581B2 (ja) | 自動変速機のギアトレーン | |
| JPH0155340B2 (ja) | ||
| JPH0553982B2 (ja) | ||
| US20020010049A1 (en) | Compact front wheel drive six-speed transaxle | |
| JP3521957B2 (ja) | 自動変速機用歯車列 | |
| JPH04307149A (ja) | 車両用歯車式変速機 | |
| JPH0535289B2 (ja) |