JPS63312540A - 車両用変速機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は主としてエンジンを横置きする車両に適用され
る主変速ギヤ列と副変速ギヤ列を有する車両用変速機に
関する。

（従来の技術） 従来この種の変速機として、変速機ケース内に、入力軸
と出力軸とを互に平行に軸支すると共に、該両軸間に、
該両軸に平行で且つ互に連動する第１中間軸と第２中間
軸とを軸支し、該入力軸と該第１中間軸との間に副変速
ギヤ列と、該第２中間軸と該出力軸との間に主変速ギヤ
列とを介設するようにしたものは考えられている。

８輪 （キ無が解決しようとする問題点） ところで、車両におけるエンジンの出力軸と駆動輪の車
軸とは、車両の最低地上高とエンジンルームの高さとの
制約により通常同レベルに位置させることが望まれ、上
記従来の変速機を用い、該変速機の各軸を略同レベルに
配置すると、変速機ケースに車軸が干渉しないよう車軸
、従ってこれを同心に配置する差動装置を変速機ケース
に対し車長方向にオフセットして配置せざるを得なくな
り、差動装置を含む変速機全体の車長方向寸法が増して
、スペース効率が悪くなる問題がある。

方向寸法を短縮し得るようにした車両用変速機を提供す
ることをその目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、上記目的を達成すべく、変速機ケース内に、
入力軸と出力軸とを互に平行に軸支すると共に、該両軸
間に、該両軸に平行で且つ互に連動する第１中間軸と第
２中間軸とを軸支し、該入力軸と該第１中間軸との間に
副変速ギヤ列と、該第２中間軸と該出力軸との間に主変
速ギヤ列とを介設し、該出力軸から動力を差動装置を介
して車両の駆動輪に伝達する変速機において、少なくと
も該出力軸と該第２中間軸とを、該入力軸と該差動装置
の中心とを結ぶ面の上方に配置したことを特徴とする。

（作　用） 出力軸と第２中間軸とを、入力軸と差動装置の中心とを
結ぶ面の上方に配置することにより、変速機ケースの該
出力軸と該第２中間軸とを含む主変速ギヤ列の収納部分
を核部の上方にオフセットした形状に形成でき、該収納
部分の下部空間を車軸の配置スペースに利用できるよう
になり、差動装置を該収納部分に対し車長方向にオーバ
ーラツプして配置することが可能となって、変速機全体
の車長方向寸法を短縮できる。

又、該収納部分が上方にオフセットされることから、主
変速ギヤ列は変速機ケースの底部のオイル溜りに浸漬さ
れず、オイルの撹拌抵抗による動力損失が低減される。

（実施例） 本発明をオートマチック仕様のＦＦ車に採用した場合に
ついて説明する。

第１図乃至第３図を参照して、（１）は変速機、（２）
はトルクコンバータを示し、該変速機（１）は、変速機
本体（３）と作動装置（４）とで構成され、車両の前部
のエンジンルーム内に設置された横置型のエンジンに対
しその横方向−側、例えば右側にトルクコンバータ（２
）を挾んで変速機本体（３）が縦長に設置され、該エン
ジンの後方に近接して差動装置（４）が設置される。そ
してエンジンからの動力をトルクコンバータ（りと該変
速機本体（３）と差動装置（４）とを介して駆動輪たる
左右１対の前輪に該差動装置（４）に連結される各車軸
（５）を介して伝達する。

変速機本体（３）は、該変速機本体（３）のケーシング
を構成する変速機ケース（９）内に、トルクコンバータ
（２）の出力軸を兼ねる人力軸（６）と、ドライブシャ
フト（Ｄを介して差動装置（４）に接続される出力軸（
８）とを互に平行に軸支すると共に、該両軸（６）　（
８）間に該両軸（６）　（８）に平行で且つ互に連動す
る第１中間軸（１０と第２中間軸０１とを軸支し、該入
力軸（６）と該第１中間軸００との間に副変速ギヤ列■
と、該第２中間軸０１）と該出力軸（８）との間に主変
速ギヤ列（１３とを介設した。

副変速ギヤ列（１つは、第１中間軸（ＩＱに固定の低速
用油圧クラッチ（１４ａ）により確立する低速用ギヤ列
（１４１と、入力軸（６）に固定の高速用油圧クラッチ
（１５ａ）により確立する高速用ギヤ列（１ｓ）とを平
行に配置し、低速回転と高速回転との２段階に変速する
。

主変速ギヤ列０３は、第２中間軸（１１）に固定の１速
用油圧クラツチ（１６ａ）により確立する１速用ギヤ列
ａＯと、第２中間軸０１に固定の２連用油圧クラツチ（
１７ａ）により確立する２速用ギヤ列０と、出力軸（８
）に固定の３連用油圧クラツチ（１８ａ）により確立す
る３速用ギヤ列ｑｅとを平行に配置して、３段階に変速
し、又、出力軸（８）に固定の後進用油圧クラッチ（１
９ａ）とアイドルギア（１９ｂ）により確立する後進用
ギヤ列（１９ｂ）により確立する後進用ギヤ列ａ９を前
記各ギヤ列Ｉ′Ｉｅ　（＋７）　ａｓｓの一側に平行に
配置する。そして、各変速ギヤ列（１２１ａ３を、第１
中間軸（１０に形成したアウトプットギヤ■と、出力軸
（８）に形成し、３速ギヤ列ｑｅを構成するインプット
ギヤ（１８ｂ）とをかみ合せて互に連動するようし、各
油圧クラッチ（１４ａ）　（１５ａ）（１６ａ）　（１
７ａ）（１８ａ）　（１９ａ）を速度に応じて制御し全
体として前進６段と後進２段の変速を連続的に行なう。

尚、図中■は、第２中間軸（ｔＤが出力軸（８）より高
速回転する場合に該出力軸（８）にギヤを拘束し、逆の
場合に該拘束を解くようにして、変速の際のショックを
和らげるワンウェイボールベアリングを示す。

ところで、変速機本体（３）を構成する前記各軸（６）
　（８）　（ＩＧ　（′１１）　ハ、出力軸（８）と第
２中間軸Ｃ１１）とを入力軸（６）に対し斜め上方後ろ
寄りの同一水平面上に位置させ、該入力軸（６）と該第
２中間軸（１′Ｄとを結ぶ面上に第１中間軸（ＩＧを位
置するようにし、これらに対応して変速機ケース（９）
は、該出力軸（８）と第２中間軸ａｖとを含む主変速ギ
ヤ列（１３の収納部分である後部（９ａ）を上方にオフ
セットした形状に形成し、該後部（９ａ）に下部空間■
を形成するようにした。

以上の構成によれば、前記下部空間のに車軸（６）を配
置すべく差動装置（３）を車長方向に、変速機ケース（
９）にオーバーラツプするようエンジンに近接して配置
したことにより、変速機（１）全体の車長方向の寸法を
短縮でき、エンジン廻りのスペースを有効に利用できる
。

又、入力軸（６）の上方に配置される第１中間軸（８）
と第２中間軸０１）及び出力軸（８）に組込まれるギヤ
ーやクラッチは、変速機ケース（９）の底部のオイル寄
りに浸漬されずオイルの撹拌抵抗を受けない。

（発明の効果） 以上のように本発明によれば、変速機全体の車長方向の
長さを短くできてスペース効率を向上し、オイルの撹拌
抵抗による動力損失を低減できる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例の裁断側面図、第２図は第１
図の■−汀線断面図、第３図は変速機の概念図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 変速機ケース内に、入力軸と出力軸とを互に平行に軸支
   すると共に、該両軸間に、該両軸に平行で且つ互に連動
   する第１中間軸と第２中間軸とを軸支し、該入力軸と該
   第１中間軸との間に副変速ギヤ列と、該第２中間軸と該
   出力軸との間に主変速ギヤ列とを介設し、該出力軸から
   動力を差動装置を介して車両の駆動輪に伝達する変速機
   において、少なくとも該出力軸と該第２中間軸とを、該
   入力軸と該差動装置の中心とを結ぶ面の上方に配置した
   ことを特徴とする車両用変速機。