JPH05533Y2 - - Google Patents

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JPH05533Y2
JPH05533Y2 JP14982388U JP14982388U JPH05533Y2 JP H05533 Y2 JPH05533 Y2 JP H05533Y2 JP 14982388 U JP14982388 U JP 14982388U JP 14982388 U JP14982388 U JP 14982388U JP H05533 Y2 JPH05533 Y2 JP H05533Y2
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locking
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、折戸やその他の戸の上縁をスライ
ド自在に掛吊する吊車に関するものである。
〔従来の技術〕
レールに対し戸をスライド自在に掛吊する吊車
は、レール側の車輪を有するスライダと、戸側の
取付け座とが着脱自在となり戸の吊込みや取り外
しが容易になつている。
この着脱式吊車の従来技術としては、第5図に
示すように上框のレール1内を走行する車輪2付
のスライダ3と、戸4の上縁にビス等を介し固着
した座5とから成り、まず上面の両側縁間が開放
する溝形の座5の端面開口から上記座5内にスラ
イダ3の下面から下方に向け突出する突軸6の下
端に設けてある円板7を嵌入して上記スライダ3
と座5との結合により戸4を吊込む。
次に座5の端面開口に板状体8を嵌入しなが
ら、上記板状体8の末端から連なつて上面に折返
してある弾片9を板状体8の上面に押し付けなが
ら、上記弾片9の先端部を共に嵌入すると共に、
座5の上面両側の切欠き10と弾片9の先端上面
の突起11とが合致すると、弾片9の押し付けを
解除して上面切欠き10と突起11との係合によ
り座5から板状体8が脱落しないようにする。
なお、上記の板状板8は、図示の場合座5の両
端にそれぞれ嵌入するようになつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
スライダと座との結合により戸を掛吊するの
で、戸の高さ調整は勿論、掛吊した戸に傾きがあ
る場合、傾きを修正することができない問題があ
つた。
この考案は、上記の問題に鑑みてなされたもの
で、戸の上下調整ができるようにした吊車を提供
することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、この考案はレー
ル内で走行する車輪付の基材と、この基材から下
向きに突出する軸材の下端に設けた係合部とで構
成したスライダと、戸の上縁面に取付ける取付け
部材と、この取付け部材に前記係合部を着脱自在
とするよう設けた係合装置とで構成した座とから
成る吊車に於いて、基材に設けたネジ孔に軸材の
ネジ部をねじ込み、又軸材の下部に共に回動する
放射状多数の係止部を設け、更に操作レバーの先
端透孔を軸材の係止部上方の部分に嵌装すると共
に、操作レバーの先端部に下向きの押圧力を付与
し、又操作レバーの先端周縁に上記操作レバーの
降下時前記係止部に係止する係止部を設け、更に
座の上面に戸のスライド方向に操作レバーを並列
させたとき上記操作レバーに係合する係合部を設
けて構成したものである。
〔作用〕
係合部と係合装置との係合によりスライダに座
を係合させて掛吊した戸の高さ調整や戸の傾きを
修正する場合、まず操作レバーを押し上げて上記
操作レバーと軸材との両係止部の係合関係を解除
すると共に、その状態を維持しながら手前方向に
操作レバーを回動させたのち、上記操作レバーの
押し上げを解除する。
このとき、下方に操作レバーを押し下げられて
軸材の係止部に上記操作レバーの係止部が係合す
る。
しかして操作レバーを回動させると、係止部と
共に軸材が回動して、上記軸材をねじ込んである
ネジ部とネジ孔とによつて上昇又は降下する。
上記調整後には、操作レバーを押し上げて係止
部の係合関係を解除し、次いで戸のスライド方向
に並行するよう操作レバーを回動したのち、押し
上げ解除にともない降下する上記操作レバーを座
の係合部に係合させる。
〔実施例〕
図において、21は開口の上框材に取付けられ
たレールA内で走行するスライダである。
上記のスライダ21は、レールA内に嵌入する
基材22と、この基材22の両側に位置させて軸
承した車輪23と、上記基材22に設けた垂直の
ネジ孔24と、このネジ孔24にネジ部25をね
じ込んだ軸材26と、この軸材26の下端に設け
た係合部27と、この係合部27の上方で軸材2
6と一体に回動するよう設けた放射状の係止部2
8とで構成されている。
上記の係止部28は、図示の場合軸材26と共
に回動する円板の周縁等間隔位置を切欠いて設け
たが、軸材の外周に放射状の杆を設けてもよい。
又軸材26の係止部28の上側部分に操作レバ
ー29の先端に設けてある透孔30を嵌装すると
共に、上記操作レバー29の先端部に下向きの押
圧力を付与し、上記操作レバー29の先端周縁に
は、操作レバー29の先端降下時にのみ、前記係
止部28に係合する係止部32が設けられてい
る。
上記の下向きの押圧力は、図示の場合基材22
の下面と操作レバー29の上面とに両端が当接す
るよう軸材26の外側に嵌装したコイル状のバネ
31により付与し、係止部32は、操作レバー2
9の周縁から連なる片を下向きに屈曲して設けて
ある。
33が戸Bの上縁にビス止め等により取付ける
と共に、係合部27を着脱自在に結合させる結合
装置34を有する座である。
上記の結合装置34を有する座33は、図示の
場合戸Bの上縁面に取付けるボツクス35と、こ
のボツクス35の頂壁に前記係合部27が貫通す
るよう設けた透孔36と、ボツクス35内に一方
向の復帰力を付与して組み込んだ移動板37と、
ボツクス35外に突出する操作片38の操作によ
り他方向に移動板37を移動させたとき、上記移
動板37の復帰移動をストツプすると共に、透孔
36に貫通させた係合部27との接触によりスト
ツプを解除するよう設けたロツク装置39と、移
動板37に上記移動板37が復帰移動したとき軸
材26が嵌り込むよう設けた切欠き40とで構成
されている。
上記構成のスライダ21及び座33を用いた戸
Bの掛吊、取り外し方法を説明する。
まず操作片38の操作により他方向に移動板3
7を押し戻す。
このとき、ロツク装置39により移動板37の
復帰移動を阻止するロツクが自動的に行われる。
次に戸Bを持ち上げて係合部27と透孔36と
を一致させ、そして透孔36に係合部27及び軸
材26を貫通させると、上記貫通した係合部27
の接触によりロツク装置39のロツクが外れて移
動板37が復帰移動するので、軸材26に切欠き
40が嵌り込む。
このため、係合部27の裏面周縁部に上記切欠
き40の縁が引つかかつて、ボツクス35から軸
材26と共に係合部27が外れるのを阻止し、戸
Bを掛吊する。
又戸Bを取り外す場合、移動板37を押し戻し
てロツク装置39により上記移動板37が復帰し
ないようロツクすると、切欠き40と係合部27
との係合関係が解除されるので、ボツクス35か
ら軸材26及び係合部27を脱出させて戸Bを下
ろす。
なお、移動板37は、図示のスライド式にかえ
て回動方式を採用してもよい。
又切欠き40は、図示の場合移動板37に設け
た係合部27の貫通用貫孔41の周縁を切欠いて
形成したが、移動板37の周縁を切欠いて形成し
てもよい。
更にロツク装置39は、第4図に示すように移
動板37に並行する板バネ42の先端倒立L形の
屈曲片43をボツクス35の頂壁裏面に固着し、
移動板37を押し戻すと上記移動板37の突片4
4が板バネ42の先端部上面の突起45を乗りこ
え、そして突起45と突片44との係合によつて
移動板37の復帰が阻止され、又係合部27によ
つて板バネ42の末端を押し下げると、突起45
と突片44との係合が外れるようにしたが、その
他の構成によりロツクするようにしてもよい。
又上記の座33には、戸Bのスライド方向に操
作レバー29を並行させたとき、上記操作レバー
29に係合する係合部50が設けられている。
上記の係合部50は、図示の場合ボツクス35
の片端両側に対の切り起し片を上方に突出させて
設け、この両係合部50間に操作レバー29が嵌
り込むようになつている。
次に係合部27と結合装置34とでスライダ2
1と座33とを結合させて掛吊した戸Bの高さ調
整や傾き修正をする方法を説明する。
まず操作レバー29を押し上げて上記操作レバ
ー29と係合部50との係合関係を解除すると共
に、その状態を維持しながら手前の方向に操作レ
バー29を回動させる。
そして操作レバー29の押し上げを解除する
と、バネ31により上記操作レバー29が押し下
げられる。
このとき、操作レバー29の係止部32と軸材
26の係止部28とが係合する。
しかして操作レバー29を回動させると、共に
軸材26が回動するので、ネジ部25とネジ孔2
4とによつて上記軸材26が上昇或は降下し、共
に戸Bを上昇或は降下させる。
なお、係止部28,32のかけ替えによつて軸
材26は同方向に間歇的に回動させることができ
る。
上記の調整後にあつては、操作レバー29を押
し上げて両係止部28,32の係合関係を解除す
ると共に、その状態を維持しながら戸Bのスライ
ド方向に並行するよう操作レバー29を回動させ
たのち、上記操作レバー29の押し下げを解除す
ると、バネ31により上記操作レバー29を押し
下げて、係合部50に操作レバー29が係合す
る。
図中51は移動板37を復帰させるバネであ
る。
〔効果〕
以上のように、この考案に係る吊車によれば、
スライダと座とを結合させて戸を掛吊したのち、
操作レバーの係止部と軸材の係止部とを係合させ
て上記軸材を回動させると、軸材のネジ部とスラ
イダのネジ孔とによつて昇降する軸材を介し戸を
上昇又は降下させることができるので、戸の高さ
調整や傾き修正ができる。
又調整や修正後に戸のスライド方向に並行する
よう操作レバーを回動させると共に、座の係合部
に操作レバーを係合させて、上記操作レバーの回
動をストツプするので、戸の板面方向に操作レバ
ーが突出して邪魔になつたり、軸材が自然に回動
するような不都合をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る吊車の分解斜視図、第
2図は結合時の縦断拡大正面図、第3図は同横断
平面図、第4図はロツク装置の縦断拡大正面図、
第5図は従来の吊車の分解斜視図である。 A……レール、B……戸、21……スライダ、
22……基材、23……車輪、24……ネジ孔、
25……ネジ部、26……軸材、27……係合
部、28……係止部、29……操作レバー、31
……バネ、32……係止部、33……座、34…
…結合装置、50……係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. レール内で走行する車輪付の基材と、この基材
    から下向きに突出する軸材の下端に設けた係合部
    とで構成したスライダと、戸の上縁面に取付ける
    取付け部材と、この取付け部材に前記係合部を着
    脱自在とするよう設けた係合装置とで構成した座
    とから成る吊車に於いて、基材に設けたネジ孔に
    軸材のネジ部をねじ込み、又軸材の下部に共に回
    動する放射状多数の係止部を設け、更に操作レバ
    ーの先端透孔を軸材の係止部上方の部分に嵌装す
    ると共に、操作レバーの先端部に下向きの押圧力
    を付与し、又操作レバーの先端周縁に上記操作レ
    バーの降下時前記係止部に係止する係止部を設
    け、更に座の上面に戸のスライド方向に操作レバ
    ーを並列させたとき上記操作レバーに係合する係
    合部を設けたことを特徴とする吊車。
JP14982388U 1988-11-16 1988-11-16 Expired - Lifetime JPH05533Y2 (ja)

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JP14982388U JPH05533Y2 (ja) 1988-11-16 1988-11-16

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JPH0271786U JPH0271786U (ja) 1990-05-31
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KR101347292B1 (ko) * 2011-10-26 2014-01-03 신정철 슬라이드 도어의 슬라이더 장착장치
JP6546121B2 (ja) * 2016-05-31 2019-07-17 株式会社八木 吊下型建具および連動引き戸装置

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