JPH018197Y2 - - Google Patents

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JPH018197Y2
JPH018197Y2 JP4114380U JP4114380U JPH018197Y2 JP H018197 Y2 JPH018197 Y2 JP H018197Y2 JP 4114380 U JP4114380 U JP 4114380U JP 4114380 U JP4114380 U JP 4114380U JP H018197 Y2 JPH018197 Y2 JP H018197Y2
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furniture
cap
screw
furniture body
ceiling
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、家具における上面と、建物の天井面
との間に挿入する笠木装置の改良に関するもので
ある。
〔従来の技術〕 建物の部屋内に背丈の高い家具を設置した場合
において、該家具の上面と、部屋の天井面との間
には隙間が生じて見苦しくなるため、この隙間を
笠木によつて塞ぐことが行われているが、この隙
間の寸法は部屋の高さや家具の背丈によつてまち
まちであるため、その隙間に応じた高さ寸法の笠
木をその都度製作しなければならない不便があつ
た。
そこで先行技術としての実公昭52−17410号公
報は、家具の上面と部屋の天井面との間の挿入す
る笠木を、上下2個の笠木に分割し、下部笠木
を、家具の上面に対して取り付けると共に、上部
笠木を下部笠木に対して上下動可能に嵌合し、こ
の上部笠木を、ねじ機構にて建物の天井面に向つ
て押し上げることによつて、家具の上面と部屋の
天井面との間の隙間を塞ぐと共に、家具の倒れを
防止することを提案している。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、この先行技術の笠木装置は、その下部
笠木を、家具本体とは別体に構成して、これを家
具本体の上面に対して取付けるように構成してい
るので、それだけ材料の使用量が嵩み、且つ、部
品点数が多くなり、製造コストがアツプすること
に加えて、この下部笠木を、家具本体に対してね
じ等によつて取付けしなければならないから、笠
木装置の取付けに可成りの手数がかかるのであつ
た。
その上、この先行技術の笠木装置は、家具本体
の上面に対する下部笠木の繋ぎ線が、家具本体の
正面に露出するので、外観が損なわれることも問
題であつた。
本考案は、これらの問題を解消した笠木装置を
提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案は、前面に扉を
備えた家具本体の上面を形成する天井板の側端縁
を上向きに折り曲げて、下部笠木を構成し、この
下部笠木に、上部笠木を上下動自在に嵌合し、前
記家具本体における天井板と、前記上部笠木との
間には、管状のねじ体内に棒状のねじ体を螺合し
て成るねじ式押上げ機構をその軸線が鉛直となる
ように配設し、該ねじ式押上げ機構における両ね
じ体のうち一方のねじ体の上端を、前記上部笠木
に回転不能に係着する一方、両ねじ体のうち他方
のねじ体の下端を、前記家具本体における天井板
に対して回転自在で且つ上下動不能に係着すると
共に、家具本体内にのぞませて、これに回転工具
の係合部を設け、更に、前記下部笠木における各
側板のうち家具本体の正面に面する前側板を、家
具本体の上面から適宜高さの部位において一旦前
向きに折り曲げたのち上向きに折り曲げることに
よつて、段部を形成する一方、前記家具本体の前
面における扉の上端を、前記段部内まで延長する
構成にした。
〔考案の作用・効果〕
この構成において、ねじ式押上げ機構における
他方のねじ体を、家具本体の内部からドライバー
等の回転工具によつて廻すと、上部笠木が上下動
して、この上部笠木を、建物における天井面に対
して押圧できるから、家具本体の上面と、建物の
天井面との間に隙間を、下部笠木と上部笠木とに
よつて、確実に塞ぐことができるのみならず、家
具の転倒を確実に防止することができる。
そして、この場合において、本考案は、下部笠
木を、家具本体における天井板の側端縁を上向き
に折り曲げることによつて形成成したもので、換
言すると、下部笠木を、家具本体における天井板
と一体化したことにより、材料の使用量及び部品
点数を低減できるから、前記先行技術のよりも、
安価に提供できるのであり、しかも、下部笠木を
家具本体の上面に対して取付けるための手数を省
略することができて、笠木装置の取付けに要する
手数を軽減できる。
その上、本考案は、下部笠木における各側板の
うち家具本体の正面に面する前側板を、家具本体
の上面から適宜高さの部位において一旦前向きに
折り曲げたのち上向きに折り曲げることによつ
て、段部を形成する一方、前記家具本体の前面に
おける扉の上端を、前記段部内まで延長する構成
にしたことにより、下部笠木における前側板の下
部を、家具本体に対する扉によつて覆い隠すこと
ができるから、下部笠木における前側板は、家具
本体と一体的に見えて、家具の正面における外観
を向上できる効果を有する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面(第1図〜第5
図)に基づいて説明すると、図において符号1
は、左右一対の側板5と背板6とによつて構成さ
れ、前面に開閉自在な扉7を備えた家具本体を示
し、該家具本体1の上面には、天井板4aが、ね
じ8等によつて取付けられ、この家具本体1は、
建物の床面A上に、台枠2を介して載置されてい
る。
前記家具本体1の上面を形成する天井板4aの
周囲における側端縁を、建物のおける天井面Bに
向つて上向きに折り曲げることにより、囲い枠型
の下部笠木4を構成する。
符号3は、前記下部笠木4の内部に上下動自在
に挿入した上部笠木を示し、この上部笠木3は、
建物における天井面Bに接当する天板枠3aと、
該天板枠3aの周縁から垂下した側板3bとで形
成されており、該上部笠木3における各側板3b
が、前記下部笠木4における側板4bに沿つて上
下動自在となるように構成している。
図中符号9は、上部笠木3の高さを調節するた
めに、家具本体1の上方で、且つ、上部笠木3の
内側の部位に配設した複数個のねじ式押上げ機構
を示し、該各ねじ式押上げ機構9は、第5図に示
すように、管状のねじ体10b内に棒状のねじ体
10bを螺合したものに構成されており、その軸
線が略鉛直となるようにして配設されている。
この各ねじ式押上げ機構9は、実施例では、管
状のねじ体10bの下端を、前記家具本体1にお
ける天井板4aに対して回転自在に係着する一
方、棒状のねじ体10aの上端を、上部笠木3の
天板枠3aに回転不能に係着しており、家具本体
1内部から管状のねじ体10bを回転操作するこ
とによつて上部笠木3を上下動させるようにして
いる。
すなわち、家具本体1における天井板4aの四
隅部に、上向き膨出部11を形成し、該各膨出部
11に丸孔12を穿設して、この丸孔12に、前
記管状のねじ体10bの下端細径部を挿入し、こ
れによつて当該管状のねじ体10bを回転自在で
且つ上下動不能に係着させると共に、その細径部
を家具本体1内にのぞませ、且つ、この細径部の
下端面には、ドライバー溝等のような回転工具の
係合部14を設けることにより、家具本体1の内
部から前記管状のねじ体10bを廻すことができ
るように構成する。この場合において、前記管状
のねじ体10bにおける下端細径部は、スナツプ
リング13を介して固定するようにしても良い。
一方、前記上部笠木3の天板枠3aには、各ね
じ式押上げ機構9に対応する部位に下向き膨出部
15を形成し、該各膨出部15には角孔16を穿
設して、この角孔16内に、前記棒状のねじ体1
0aの上端に形成した角軸部を挿入することによ
り、回転不能に係着し、且つ、この角軸部の上端
にスナツプリング17を嵌めて抜け不能に係止す
る。
従つて、両ねじ体10a,10bのうち下方に
配設した管状のねじ体10bは、回転自在で且つ
上下動不能となり、家具本体1内部からドライバ
ー等で管状のねじ体10bのみを廻すことがで
き、それに伴つて上笠木3が上下動するように構
成されている。
更に、下部笠木4における各側板のうち家具本
体1の正面に面する前側板4bを、家具本体1の
上面から適宜高さの部位において一旦前向きに折
り曲げたのち上向きに折り曲げることによつて、
段部4cを形成する一方、前記家具本体1の前面
における扉7の上端を、前記段部4c内まで延長
した構成にする。
以上の構成において、管状のねじ体10bを棒
状のねじ体10aにねじ込んでその上下高さlを
縮めておき、家具本体1を所定の位置に設置した
のち、当該家具本体1の最上部の扉7を開き、家
具本体1の内部からドライバー等の回転工具を各
管状のねじ体10bの下端における係合部14に
係合させて回転操作し、上部笠木3を上昇させて
天井面Bに突つ張らせるようにすれば良いのであ
る。
これによつて、家具本体1と天井面Bとの間に
できた隙間が完全に塞がれると共に、ねじ式押上
げ機構9の上下方向の突つ張りにより家具の転倒
を防止することができる。
この高さ調節に際して、ねじ式押上げ機構9に
おける管状のねじ体10bの下端係合部14は、
上部笠木3の高さ位置に関係なく常に家具本体1
の上面部位の一定位置に位置しているから、ドラ
イバー等の係合が極く簡単であると共に、当該ド
ライバー等は短いもの1本があれば足りることに
なる。また、管状のねじ体10bと棒状のねじ体
10aとはその軸方向に沿つて長いねじ山が形成
されており、互いのねじ体を長い距離で嵌め合せ
ることができるから、両ねじ体10a,10bに
こじれを生じることが防止されてねじ込みが軽い
力でできると共に、両ねじ体10a,10bが恰
も1本の棒状であるかのように構成できるから、
上部笠木3に対する突つ張り力を大きくできる。
この家具本体1の設置に際し、家具本体1の上
面と天井面Bとは必ずしも互いに平行とは限ら
ず、互いに傾斜している場合があるが、この場合
でも4箇所に配設したねじ式押上げ機構9におけ
る各箇所の上下動量を調節することによつて、下
部笠木3を天井面Bに対して密着させることがで
きるのである。
なお、ねじ式押上げ機構9を配設するに当つて
は、実施例とは上下逆にして棒状のねじ体10a
を、家具本体1における天井板4aに対して回転
自在に係着する一方、管状のねじ体10bを上部
笠木3に対して回転不能に係着するようにしても
良いのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は室内に
設置した家具の正面図、第2図は第1図の右側面
図、第3図は第1図の−視拡大断面図、第4
図は第3図の−視断面図、第5図はねじ式押
上げ機構の一部切欠拡大断面図である。 1……家具本体、4a……家具本体の天井板、
7……扉、A……床面、B……天井面、3……上
部笠木、4……下部笠木、4b……下部笠木の前
側板、4c……段部、9……ねじ式押上げ機構、
10a……棒状のねじ体、10b……管状のねじ
体、14……回転工具の係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前面に扉を備えた家具本体の上面を形成する天
    井板の側端縁を上向きに折り曲げて、下部笠木を
    構成し、この下部笠木に、上部笠木を上下動自在
    に嵌合し、前記家具本体における天井板と、前記
    上部笠木との間には、管状のねじ体内に棒状のね
    じ体を螺合して成るねじ式押上げ機構をその軸線
    が鉛直となるように配設し、該ねじ式押上げ機構
    における両ねじ体のうち一方のねじ体の上端を、
    前記上部笠木に回転不能に係着する一方、両ねじ
    体のうち他方のねじ体の下端を、前記家具本体に
    おける天井板に対して回転自在で且つ上下動不能
    に係着すると共に、家具本体内にのぞませて、こ
    れに回転工具の係合部を設け、更に、前記下部笠
    木における各側板のうち家具本体の正面に面する
    前側板を、家具本体の上面から適宜高さの部位に
    おいて一旦前向きに折り曲げたのち上向きに折り
    曲げることによつて、段部を形成する一方、前記
    家具本体の前面における扉の上端を、前記段部内
    まで延長したことを特徴とする家具における笠木
    装置。
JP4114380U 1980-03-27 1980-03-27 Expired JPH018197Y2 (ja)

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JP4114380U JPH018197Y2 (ja) 1980-03-27 1980-03-27

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JPH1132858A (ja) * 1997-07-17 1999-02-09 Yodogawa Steel Works Ltd 突っ張り固定型の収納棚

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JPS56142644U (ja) 1981-10-28

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