JPS6013997Y2 - 門柱の構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、門柱と塀もしくは柵等からなるフェンスとの
側面対向間に生じる隙間を閉塞する目隠板を取り付けた
門柱の構造に関する。

従来、回転収納型の伸縮開閉門扉を吊持する門柱はフェ
ンス側へ門扉本体を回動させて収納することからフェン
スと門柱との間に収納間隔をおいて設置されていた。

また横引き開閉型の門扉においても門柱を施行上等の理
由によりフェンスと門柱との間に間隔をおいて設置せざ
るを得ない場合もあった。

上記のように門柱を設置した場合、フェンスと門柱との
間に大きな隙間が生じることとなり、そのためこの隙間
から住居内を透視されることになって防犯上好ましくな
く、また外観上においても一体性を欠くという体裁上の
問題を有していた。

本考案は上記点に鑑みてなされたもので、門柱が門扉本
体を吊持する機能と門扉自体の動きを阻害することなく
、門柱に目隠板を取り付けることによって、透視隙間を
閉塞して防犯機能の向上を図ると共に、外観上の体裁を
良好ならしめる門柱の構造を提案するものである。

以下図面に示す実施例に基づいて本考案を説明する。

本考案は目隠板を門柱自体に別体的に取付けて成るもの
で、その一実施例を第１図から第３図に示す。

第１図は本考案に係る門柱に伸縮開閉扉を吊持した場合
の正面図、第２図は第１図におけるＢＢ断面図、第３図
は目隠板の平面図である。

上記各図において目隠板１は、門柱２の側面２ａと背面
２ｂとが作る角部から側方に突出状に設けられ、その形
状は、横幅を門柱２の側面から塀もしくは柵等のフェン
ス３との当接する程度に延出してフェンス３の隣接部間
の隙間と略等しい長さとし、縦長さを上記門柱２の高さ
に略等しい長さとしである。

上記目隠板１と門柱２は、それぞれ別体的にアルミ押出
し型材にて底形される。

上記目隠板１の側端縁縦方向には、フェンス３に隣接す
る隆起条部１ｃを有し、フェンスとの当接による保護を
図ると共に、装飾効果を生ずるようにしである。

また、上記門柱２の上端部にはキャップ２ｄを取り付け
である。

なお上記した門扉は、回動収納型の他、たとえば一般に
開閉型もしくは引き声望であってもよい。

上記門柱２の背面２ｂには、片持状の支承具４の取付ネ
ジ５を取付ける溝部８が縦長状に設けられている。

上記取付ネジ５は、門柱２の上端よりキャップ２ｄの取
付前に落し込み方式で上記溝部８に取付けられる。

上記目隠板１は、門柱２の背面２ｂにネジ止めによって
取付けである。

この目隠板１には、片持状の支承具４の取付ネジ５に相
互に対応する位置の上下の横長形状の取付孔７，７が１
対ずつ設けられている。

この取付孔７によって、目隠板１を自在に横スライドさ
せ幅調整せしめて門柱２とフェンス３とで形成される隙
間に適合させるようにしである。

また目隠板１は、縦溝部８に沿って上下方向の位置調整
をしながら門柱２への取付けを行なう。

また一対の各取付孔７，７の穿設間隔と片持状の支承具
４の取付ネジ５の位置が相互に等間隔となっていること
から、第２図に示す如く門柱２の背面２ｂと支承具４と
により挾み込む形で同時に取り付けけことができ、取付
作業は迅速化に便ならしめている。

目隠板１の取付けは、第２図に示す以外に門柱２の正面
２ｃに取り付けることもできる。

本考案は以上のように、門柱とフェンスとの隣接部間に
生じる隙間と略等しい横幅を有し、且つ門柱の高さに略
等しい高さを有する目隠板を門柱の側部から延出させて
上記隣接部間に位置せしめる構成をとったことから、該
隣接部間における透視隙間の発生を解消して防犯機能の
向上を図り、外観上の体裁を良好ならしめる効果を有す
る。

しかも上記目隠板は、横長孔を介して門柱に取付けるこ
とから、取付けの際に上記隙間に適合させるよう幅調整
を自在になし得て、隙間被覆を一層体裁良くなすことが
できる。

また、目隠板の取付けを、門柱に形成した縦溝部に取付
けた取付ネジによってなすことから、目隠板の上下位置
調整を縦溝部に沿ってなし得る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は門柱に門扉を取付けた場合の正面図、第２図は
第１図におけるＢＢ断面図、第３図は目隠板の平面図で
ある。 １・・・・・・目隠板、２・・・・・・門柱、３・・・
・・・フェンス、４・・・・・・支承具、５・・・・・
・取付ネジ、６・・・・・・門扉、７・・・・・・取付
孔、８・・・・・・溝部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 塀もしくは柵等からなるフェンスの一側部に隣接して設
   ける門柱において、 この門柱と上記フェンスの隣接部間に生じる隙間と略等
   しい横幅を有し、且つ該門柱の高さに略合わせた高さを
   有する目隠板を上記隣接部間に位置すべく門柱に対し別
   体に設けるようにしてなり、 上記門柱は目隠板の取付面上下方向に溝部を設けである
   と共に、目隠板には横長形状の取付孔を設けてあり、上
   記溝部に設けた取付ネジを目隠板の取付孔に止着するこ
   とにより、目隠板を門柱に対し取付けるようにしてなる
   ことを特徴とする門柱の構造。