JPH055322A - 複合構造架構 - Google Patents

複合構造架構

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Publication number
JPH055322A
JPH055322A JP15441591A JP15441591A JPH055322A JP H055322 A JPH055322 A JP H055322A JP 15441591 A JP15441591 A JP 15441591A JP 15441591 A JP15441591 A JP 15441591A JP H055322 A JPH055322 A JP H055322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
columns
pillar
opening
beams
Prior art date
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Pending
Application number
JP15441591A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Tsuji
政治 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TSUJI MOKKO KK
Original Assignee
TSUJI MOKKO KK
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Publication date
Application filed by TSUJI MOKKO KK filed Critical TSUJI MOKKO KK
Priority to JP15441591A priority Critical patent/JPH055322A/ja
Publication of JPH055322A publication Critical patent/JPH055322A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 梁間方向の開口の制限をなくし、平面計画上
の自由度を高める。 【構成】 梁間方向に組み立てられ、互いに剛に接合さ
れる柱・梁の鉄骨造のフレームFと、桁行方向のフレー
ムFの柱C,C間に配置される木構造の耐力壁Rとから
なり、耐力壁Rを並列する柱C,Cと、その上端間と下
端間に架設される上枠4及び下枠5と、柱C,C間に間
隔をおき、上枠4と下枠5間に架設される間柱6と、柱
Cの両面に張り付けられる構造用板7,7とから構成し
たもので、梁間方向の水平力をラーメン構造のフレーム
Fで抵抗させ、桁行方向にのみ耐力壁Rを配置すること
により梁間方向の開口の制限をなくし、平面計画上の自
由度を高めるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は軽量鉄骨造を主体に
し、木構造の耐力壁を桁行方向に配置した、複合構造架
構に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】軽量鉄骨
の柱と梁からなる架構は軽量でありながら、強度が大き
く、運搬や組み立ての便宜がよい等の利点を持つことか
ら、低層の住宅規模の建物に木構造に代わって採用され
る傾向にある。
【0003】この住宅規模の軽量鉄骨造建物は生産性向
上の目的から、組み立てられた架構に、パネル化された
壁や床等の面材を建て込むことにより構築され、水平力
に対しては梁間方向と桁行方向の2方向にバランスよく
配置される耐力壁によって抵抗する構造となり、耐力壁
も鉄骨の骨組内に組み込むのみで設置可能に予めパネル
化されることが多い。
【0004】しかしながら、木構造に準じて水平力を耐
力壁にのみ負担させる構造では、2方向に所要量の耐力
壁を配置する必要があるため、妻面の開口が制限される
等、平面計画上の自由度が制約を受けることになる。こ
のことは木構造の枠組壁工法(ツーバイフォー工法)に
も当てはまる。
【0005】一方、鉄骨造の耐力壁はブレースによって
構成されるが、桁行方向の中間部位置では間柱が入らな
くなることから、隅角部に寄せて配置しなければならな
い等の制約が生じ、また内部に開口が取れない,あるい
は仕上げの障害となる等の不都合が指摘される。
【0006】この発明は従来の軽量鉄骨造や木構造の、
耐力壁の配置に伴う制限に着目してなされたもので、こ
れを解決する構造の架構を新たに提案しようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では架構の梁間方
向を軽量鉄骨造で、桁行方向を木構造で構成し、梁間方
向の水平力をラーメン構造の柱・梁のフレームで抵抗さ
せ、耐力壁を桁行方向にのみ配置することにより梁間方
向の開口の制限をなくし、平面計画上の自由度を高める
と同時に、鉄骨造の耐力壁に付随する、配置上の制約,
及び開口や仕上げ等の問題を解消する。
【0008】架構は梁間方向に組み立てられ、互いに剛
に接合される柱と梁からなる鉄骨造のフレームと、フレ
ームの桁行方向の柱間に配置される木構造の耐力壁とか
ら構成され、梁間方向の水平力に対してはラーメン構造
のフレームが、桁行方向の水平力に対しては耐力壁がそ
れぞれ抵抗する。
【0009】耐力壁は距離を隔てて並列し、フレームの
一部となる柱と、その上端間と下端間に架設される上枠
及び下枠と、柱間に間隔をおき、上枠と下枠間に架設さ
れる間柱と、柱の両面に張り付けられる木質の構造用板
とから構成され、桁行方向に並列するフレームの柱間に
設置される。
【0010】
【実施例】以下本発明を一実施例を示す図面に基づいて
説明する。
【0011】この発明の架構は軽量鉄骨造と木構造を複
合化させ、梁間方向と桁行方向の耐震要素をそれぞれ鉄
骨造ラーメン構造のフレームFと、木構造の耐力壁Rと
で構成したものである。
【0012】フレームFは図1に示すように柱Cと梁G1
とから梁間方向に組み立てられ、図2に示すように桁行
方向に間隔をおき、その方向には互いに桁梁G2で連結さ
れる。
【0013】フレームFを構成する柱Cと梁G1とは互い
に剛に接合され、各フレームFはラーメンとなってい
る。フレームFの柱Cと桁梁G2とはピン接合される。
【0014】図1における柱・梁の接合部の詳細を図3
〜図5に示すが、ここに示すように梁間方向の柱Cと梁
G1はボルト3により剛接合される。
【0015】具体的には柱Cと梁G1を共にリップ溝形鋼
を2本抱き合わせて構成していることから、梁G1の端面
に接合されたエンドプレート1と柱Cの内周側に配置さ
れた裏当て2を貫通するボルト3により柱Cと梁G1とが
接合される。図3は柱Cが側柱の場合、図4は中柱の場
合、図5は柱Cが中柱で、梁G1が小屋梁の場合の接合例
を示している。
【0016】このフレームFは例えば図6に示すように
予め地組みされた後に、起立させられ、桁行方向に桁梁
G2で接続される。
【0017】耐力壁Rは図7に示すように距離を隔てて
並列し、フレームFの一部となる柱C,Cと、その上端
間と下端間に架設される上枠4及び下枠5と、柱C,C
間に間隔をおき、上枠4と下枠5間に架設される間柱6
と、柱Cの両面に張り付けられる木質の構造用板7,7
とから構成され、1層分の高さで組み立てられる。構造
用板7は枠組壁工法等に使用される構造用合板やパーテ
ィクルボード等の構造用パネルを含む。
【0018】図8は開口のない無開口壁の場合の、図9
は開口を持つ有開口壁の場合の、柱Cと上下枠4,5、
及び間柱6のみの組み立て例を示したものである。後者
の場合は開口部の上下位置の間柱6,6間に開口上枠
4′と開口下枠5′が架設される。
【0019】構造用板7は図7に示すように柱Cと間柱
6にビス等により接合され、水平力に対しては主として
この構造用板7が面内力で抵抗する。水平力に対する抵
抗要素がブレースではなく、構造用板7であることによ
って、図9の場合のように開口を設けることが可能とな
っており、また桁行方向の配置位置の制約も解消されて
いる。この構造用板7は壁仕上げ材の下地を兼ねる。
【0020】この耐力壁Rは図10に示すようにフレーム
Fに直交する方向に、平面上、均等に配置される。耐力
壁Rの柱CはフレームFと交わる位置ではフレームFの
一部となり、その場合、起立したフレームFの柱Cに上
枠4及び下枠5と、間柱6を組み付け、構造用板7,7
を張り付けることにより耐力壁Rが構成される。
【0021】図11は桁行方向の断面を示したものである
が、面材の床板fには耐力壁Rと同様の、並列する根太
8の少なくとも上面に構造用板7を張り合わせた、水平
力に対する抵抗力を持つパネルが使用される。
【0022】
【発明の効果】この発明は以上の通りであり、梁間方向
を鉄骨造で、桁行方向を木構造で構成し、梁間方向の水
平力をラーメン構造の柱・梁のフレームで抵抗させ、桁
行方向にのみ耐力壁を配置するものであるため、水平力
の負担を耐力壁に依存する場合の、梁間方向の開口の制
限がなくなり、平面計画上の自由度を高めることがで
き、また鉄骨造の場合の耐力壁の設置に伴う、配置位置
の制約,及び開口や仕上げ等の問題を解消することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フレームの組み立て例を示した立面図である。
【図2】フレームの配置例を示した平面図である。
【図3】側柱と梁との接合例を示した立面図である。
【図4】中柱と梁との接合例を示した立面図である。
【図5】中柱と小屋梁との接合例を示した立面図であ
る。
【図6】フレームの建方の状況を示した斜視図である。
【図7】耐力壁の製作例を示した斜視図である。
【図8】無開口壁の耐力壁の組み立て例を示した立面図
である。
【図9】開口壁の耐力壁の組み立て例を示した立面図で
ある。
【図10】耐力壁の配置例を示した平面図である。
【図11】桁行方向の詳細を示した断面図である。
【符号の説明】
F……フレーム、C……柱、G1……梁、G2……桁柱、R
……耐力壁、1……エンドプレート、2……裏当て、3
……ボルト、4……上枠、5……下枠、4′……開口上
枠、5′……開口下枠、6……間柱、7……構造用板、
f……床板、8……根太。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 梁間方向に組み立てられ、互いに剛に接
    合される柱と梁からなる軽量鉄骨造のフレームと、桁行
    方向に並列するフレームの柱間に配置される木構造の耐
    力壁とから構成される架構であり、耐力壁は距離を隔て
    て並列し、フレームの一部となる柱と、その上端間と下
    端間に架設される上枠及び下枠と、柱間に間隔をおき、
    上枠と下枠間に架設される間柱と、柱の両面に張り付け
    られる木質の構造用板とから構成されていることを特徴
    とする複合構造架構。
JP15441591A 1991-06-26 1991-06-26 複合構造架構 Pending JPH055322A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15441591A JPH055322A (ja) 1991-06-26 1991-06-26 複合構造架構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15441591A JPH055322A (ja) 1991-06-26 1991-06-26 複合構造架構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH055322A true JPH055322A (ja) 1993-01-14

Family

ID=15583662

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15441591A Pending JPH055322A (ja) 1991-06-26 1991-06-26 複合構造架構

Country Status (1)

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JP (1) JPH055322A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5268980A (en) * 1991-06-14 1993-12-07 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Active optical coupler for optical data link communication system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5268980A (en) * 1991-06-14 1993-12-07 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Active optical coupler for optical data link communication system

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