JPH0642013Y2 - 軽量気泡コンクリート床パネルを用いた床構造 - Google Patents

軽量気泡コンクリート床パネルを用いた床構造

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JPH0642013Y2
JPH0642013Y2 JP8836488U JP8836488U JPH0642013Y2 JP H0642013 Y2 JPH0642013 Y2 JP H0642013Y2 JP 8836488 U JP8836488 U JP 8836488U JP 8836488 U JP8836488 U JP 8836488U JP H0642013 Y2 JPH0642013 Y2 JP H0642013Y2
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flange
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concrete floor
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Inventor
新一 深津
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小野田エー・エル・シー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は軽量気泡コンクリート床パネル(以下、ALC床
パネルという。)を用いた床構造に関する。
[従来の技術] 従来のALC床パネルを用いた床構造は、第6図に示すよ
うに、施工現場において構造躯体としての鉄骨梁51の上
に複数枚のALC床パネルpを縦横に載置し、これらのALC
床パネルpの長辺目地と鉄骨梁51に溶接された支持プレ
ート52とに目地鉄筋53を通してから、前記ALC床パネル
pの長辺目地及び短辺目地にモルタル54を打つことによ
り、ALC床パネルpの間を水密状に接続していた。
また、第7図に示すように、前記ALC床パネルpの短辺
側端面とALC床パネルpwの内面との隅部についても、同
じくモルタル54を打つことにより、水密状に接続してい
た。
[考案が解決しようとする課題] 上記床構造においては、前述のように施工現場において
ALC床パネルpの目地等にモルタル54を打つ必要があ
り、その作業とモルタルの硬化のために相当の手間と時
間を要していたため、施工時間を遅らせるばかりでな
く、施工費用を増加させる原因ともなっていた。
また、上記床構造においては、施工現場でほとんど全て
の部材を組み付けなければならなかったため、予め工場
等で相当数の部材を組み立て、これを施工現場に運んで
構造物に組み付けるという工法をとることができなかっ
た。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案のALC床パネルを用
いた床構造においては、横フランジと縦フランジとから
なる2本の通しアングルを該縦フランジの内面どうしを
対向するよう平行に配置し、前記両通しアングルの横フ
ランジ上に複数枚のALC床パネルをそれらの短辺側端部
において載置するとともに、各ALC床パネルの短辺側端
面と縦フランジの内面との間にパッキンを介装し、 前記ALC床パネルの長辺側端面どうしを当接させるとと
もに、前記横フランジの端部には両端に載置したALC床
パネルの長辺側端面を止めるための滑り止め部材を取着
し、 前記縦フランジには各ALC床パネルの短辺側端部の上面
を止めるための水平フランジと垂直フランジとからなる
複数個の押え部材をそれらの垂直フランジにおいて取着
し、 前記ALC床パネル及び水平フランジの上面には防水層を
設けるという手段をとった。
[作用] 以上のように構成された床構造によれば、通しアングル
及び押えアングルによってALC床パネルの浮き上がりが
防止され、パッキン及び滑り止め部材によってALC床パ
ネルの短辺方向への滑り出しが防止されるとともに、防
水層によってALC床パネルの目地の水密が保たれる。従
って、従来の床構造のように、施工現場においてALC床
パネルの目地にモルタルを打つ必要はない。
また、上記床構造によれば、予め工場等で相当数の部材
を組み立て、これを施工現場に運んで組み付けることも
できる。
[第一実施例] 第一実施例について第1図〜第3図を参照して説明す
る。
構造物の前部(第1図において左側、第2図において下
側)及び後部において平行に延びる構造躯体としての断
面コ形状の2本の鉄骨梁1の上面には、正面形状の複
数個の支持部材2がボルト3とナット4により固定さ
れ、これらの支持部材2上には次のように6枚のALC床
パネルp1〜p6が一体化されてなるALC床パネル組立体P
が載置されている。
すなわち、各々の鉄骨梁1に固定された支持部材2上に
は、横フランジ5と縦フランジ6とからなる断面L字状
の2本の通しアングル7が、縦フランジ6の内面どうし
を対向させて平行に載置されている。両通しアングル7
の横フランジ5上にはその間をまたぐ6枚のALC床パネ
ルp1〜p6がそれらの短辺側端部において載置され、各AL
C床パネルp1〜p6の短辺側端面8と縦フランジ6の内面
との間には滑り止め用のパッキン9が介装されている。
また、ALC床パネルp1〜p6の長辺側端面10どうしは互い
に当接されており、両端に載置されたALC床パネルp1,p6
の長辺側端面10は前記横フランジ5の端部に溶接された
断面L字状の滑り止め部材11によって滑り出し不能に止
められている。
さらに、前記縦フランジ6には、水平フランジ12と垂直
フランジ13とからなる断面逆L字状の複数個の押えアン
グル14が、それらの垂直フランジ13の長孔15に通された
ボルト16とワッシャ17を介したナット18により固定さ
れ、前記水平フランジ12により各ALC床パネルp1〜p6の
短辺側端部の中央部上面が浮き上がり不能に止められて
いる。前記長孔15はALC床パネルp1〜p6の厚さ等の各部
の誤差を吸収して、水平フランジ12がALC床パネルp1〜p
6の上面に確実に当接するよう調節するためのものであ
る。
なお、前記ボルト16の頭部は予め縦フランジ6に溶接さ
れており、締め付け後のナット18は垂直フランジ13に溶
接される。
上記のように構成されたALC床パネル組立体Pは、予め
工場等で組み立てられ、施工現場で前記支持部材2上に
載置されるようになっている。
続いて、両鉄骨梁1の前方及び後方にはALC壁パネルpw
が立設され、図示しない固定金具により固定されてい
る。該ALC壁パネルpwの内面と前記水平フランジ12との
隅部には合成樹脂シート製の隅部用防水層19が覆われ、
該隅部にモルタルを打たなくても水密が保たれるように
なっている。さらに、該隅部用防水層19に重ねるように
して、ALC壁パネルpwの内面とALC床パネルp1〜p6の長辺
目地を含む上面の全体には合成樹脂シート製の床パネル
用防水層20が覆われ、長辺目地にモルタルを打たなくて
も水密が保たれるようになっている。
以上のように構成された床構造によれば、通しアングル
7及び押えアングル14によってALC床パネルp1〜p6の浮
き上がりを防止し、パッキン9及び滑り止め部材11によ
ってALC床パネルp1〜p6の短辺方向への滑り出しを防止
するとともに、防水層19,20によって水密を保つことが
できるため、従来のように、施工現場においてALC床パ
ネルp1〜p6の目地やALC壁パネルpwとの隅部にモルタル
を打つ必要がない。従って、施工時間を大巾に短縮する
ことができ、施工費用を低減させることもできる。
また、上記実施例によれば、予め工場等でALC床パネル
組立体Pを組み立て、これを施工現場に運んで組み付け
ることができるため、さらに施工現場における施工時間
を短縮することができる。
[第二実施例] 第二実施例について第4図及び第5図を参照して説明す
る。
本実施例は、第4図に示すように、ALC床パネル組立体
Pを前後に3列設けた点においてのみ第一実施例と相違
している。
すなわち、第5図に示すように、各列のALC床パネル組
立体Pの境界部において、隣り合う通しアングル7は各
々鉄骨梁1上の支持部材2に載置され、隣り合う押えア
ングル14の水平フランジ12上にはその間を塞ぐ閉塞板21
が取着されている。
本実施例の床構造によれば、第一実施例の効果を維持し
ながら、大面積の床に対して適用することができる。
なお、本考案は前記実施例の構成に限定されるものでは
なく、考案の趣旨から逸脱しない範囲で任意に変更して
具体化することもできる。
[考案の効果] 本考案のALC床パネルを用いた床構造は、上記の通り構
成されているので、施工現場においてモルタルを打つ必
要がなく、施工時間を短縮することができ、施工費用も
低減されるばかりでなく、予め工場等で相当数の部材を
組み立て、これを施工現場に運んで構造物に組み付ける
という工法をとることもできる優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案を具体化した第一実施例を示し、第
1図は第2図のA−A線における断面図、第2図は平面
図、第3図は第2図のB部の斜視図、第4図は第二実施
例の平面図、第5図は第4図のC−C線における断面
図、第6図は従来例の斜視図、第7図は同じく従来例の
斜視図である。 5……横フランジ、6……縦フランジ、 7……通しアングル、8……短辺側端面、 9……パッキン、10……長辺側端面、 11……滑り止め部材、12……水平フランジ、 13……垂直フランジ、14……押えアングル、 19……隅部用防水層、20……床パネル用防水層、 p1〜p6……ALC床パネル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】横フランジと縦フランジとからなる2本の
    通しアングルを該縦フランジの内面どうしが対向するよ
    う平行に配置し、前記両通しアングルの横フランジ上に
    複数枚の軽量気泡コンクリート床パネルをそれらの短辺
    側端部において載置するとともに、各軽量気泡コンクリ
    ート床パネルの短辺側端面と縦フランジの内面との間に
    パッキンを介装し、 前記軽量気泡コンクリート床パネルの長辺側端面どうし
    を当接させるとともに、前記横フランジの端部には両端
    に載置した軽量気泡コンクリート床パネルの長辺側端面
    を止めるための滑り止め部材を取着し、 前記縦フランジには各軽量気泡コンクリート床パネルの
    短辺側端部の上面を止めるための水平フランジと垂直フ
    ランジとからなる複数個の押えアングルをそれらの垂直
    フランジにおいて取着し、 前記軽量気泡コンクリート床パネル及び水平フランジの
    上面には防水層を設けたことを特徴とする軽量気泡コン
    クリート床パネルを用いた床構造。
JP8836488U 1988-07-01 1988-07-01 軽量気泡コンクリート床パネルを用いた床構造 Expired - Lifetime JPH0642013Y2 (ja)

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JPH029220U JPH029220U (ja) 1990-01-22
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