JPH0552937B2 - - Google Patents

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JPH0552937B2
JPH0552937B2 JP59067033A JP6703384A JPH0552937B2 JP H0552937 B2 JPH0552937 B2 JP H0552937B2 JP 59067033 A JP59067033 A JP 59067033A JP 6703384 A JP6703384 A JP 6703384A JP H0552937 B2 JPH0552937 B2 JP H0552937B2
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cyan
couplers
silver halide
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Ryosuke Sato
Yutaka Kaneko
Tsuneo Tanigawa
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Konica Minolta Inc
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Priority to JP5090078A priority patent/JPH0611806A/ja
Publication of JPH0552937B2 publication Critical patent/JPH0552937B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/32Colour coupling substances
    • G03C7/34Couplers containing phenols
    • G03C7/346Phenolic couplers

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規なフエノール性シアンカプラー並
びに該シアンカプラーを含有するハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料に関する。 一般に多色写真要素で用いられる減色法カラー
写真は、周知の如く、芳香族第1級アミン系発色
現像液が、露光されたハロゲン化銀粒子を還元す
ることにより生成する発色現像剤の酸化生成物と
黄色、シアン、マゼンタ色素を形成するカプラー
をハロゲン化銀乳剤中で酸化カツプリングするこ
とにより色画像が形成される。これらの場合、黄
色色素を形成するための黄色カプラーとしては、
一般に開鎖活性メチレン基を有する化合物が用い
られ、マゼンタ色素を形成するためのマゼンタカ
プラーとしては、ピラゾロン系、ピラゾリノベン
ツイミダゾール系、インダゾロン系等の化合物が
使用され、およびシアン色素を形成するためのシ
アンカプラーとしてはフエノール及びナフトール
性水酸基を有する化合物が用いられている。 シアン色素を形成するところのフエノール性シ
アンカプラーは過去多数知られている。例えば米
国特許第2801171号に記載されている。 2−〔α−2,4−ジ−tert−アミルフエノキ
シ)ブタンアミド〕−4,6−ジクロロ−5−メ
チルフエノールは後述の実施例から明らかな如
く、それより形成される発色色素は耐光性は良好
であるが、耐熱性及び復色性が劣るという欠点を
有している。 更に米国特許第3772002号記載の6−(2,4−
ジ−tert−アミル−6−クロロ−フエノキシアセ
トアミド)−2,4−ジクロロ−3−エチルフエ
ノール及び特開昭58−95346号記載の例示化合物
30も画像の耐熱性はある程度改良されているが、
今一つ不充分である。 更に通常のカプラーは高沸点溶媒に溶解して用
いるが、米国特許第3772002号及び特開昭58−
95346号記載の上記カプラーは溶解性が悪く、分
散状態に問題がある為、所望の発色濃度を得るの
は困難である。 また特開昭53−109630号、同50−134644号等に
記載の所謂2,5−ジアミルアミノフエノール型
シアンカプラーについては、その色素は耐熱性は
良好であるが耐光性は不充分でありまた分光吸収
特性が不充分なものである。本発明者は従来のフ
エノール性シアンカプラーが有する上記諸欠点は
次の一般式で示されるシアンカプラーによつて克
服されることを見い出すに到つた。 ここでRは水素原子または炭素原子数が1また
は4の分岐または直鎖のアルキル基(例えばメチ
ル基、エチル基、プロピル基、iso−プロピル基、
ブチル基、t−ブチル基等)を表わし、また
R′は炭素原子数が2から4の分岐または直鎖の
アルキル基(例えば、エチル基、プロピル基、
iso−プロピル基、ブチル基、t−ブチル基等)
を表わす。 以下に本発明の具体的化合物を以下に例示す
る。 (1) 2−〔(2,4−ジ−tert−アミルフエノキ
シ)アセトアミド〕−4,6−ジクロロ−5−
エチルフエノール (2) 2−〔α−(2,4−ジ−tert−アミルフエノ
キシ)ブタンアミド〕−4,6−ジクロロ−5
−エチルフエノール (3) 2−〔(2,4−ジ−tert−アミルフエノキ
シ)アセトアミド〕−4,6−ジクロロ−5−
ブチルフエノール (4) 2−〔α−(2,4−ジ−tert−アミルフエノ
キシ)ヘキサンアミド〕−4,6−ジクロロ−
5−エチルフエノール (5) 2−〔α−(2,4−ジ−tert−アミルフエノ
キシ)−β−メチルブタンアミド〕−4,6−ジ
クロロ−5−エチルフエノール (6) 6−〔(2,4−ジ−tert−アミルフエノキ
シ)アセトアミド〕−4,6−ジクロロ−5−
プロピルフエノール (7) 2−〔(2,4−ジ−tert−アミルフエノキ
シ)アセトアミド〕−4,6−ジクロロ−5−
tert−ブチルフエノール 以下に本発明例示化合物の合成を示すが、他の
例示化合物も同様の方法により合成することがで
きる。 例示化合物(1)の合成 (1)−a 2−ニトロ−4,6−ジクロロ−5−エ
チルフエノールの合成 2−ニトロ−5−エチルフエノール33g、沃素
0.6g及び塩化第2鉄1.5gを氷酢酸150mlに溶解
する。これに40℃でスルフリルクロライド75mlを
3時間で滴下する。滴下途中で生成した沈殿はス
ルフリルクロライド滴下終了後、加熱還流するこ
とにより、反応溶解する。加熱還流は約2時間を
要する。反応液を水中に注ぎ生成した結晶はメタ
ノールにより再結精製する。(1)−aの確認は核磁
気共鳴スペクトル及び元素分析により行つた。 (1)−b 2−アミノ−4,6−ジクロロ−5−エ
チルフエノールの合成 (1)−a21.2gを300mlのアルコールに溶解し、こ
れに触媒量のラネーニツケルを加え、常圧にて水
素吸収がなくなるで水素を通じた。反応後ラネー
ニツケルを除去し、アルコールを三成圧にて留去
した。残渣の(1)−bは精製することなく次のアシ
ル化を行つた。 (1)−c 2−〔(2,4−ジ−tert−アミルフエノ
キシ)アセトアミド〕−4,6−ジクロロ−5
−エチルフエノールの合成 (1)−bで得たクルードなアミノ体18.5gを500
mlの氷酢酸と16.7gの酢酸ソーダよりなる混液に
溶解し、これに2,4−ジ−tert−アミノフエノ
キシ酢酸クロリド28.0gを酢酸50mlに溶解した酢
酸溶液を室温にて滴下する。30分で滴下し、更に
30分攪拌後、反応液を氷水中に注入する。生成し
た沈殿を濾取し乾燥後、アセトニトリルにて2回
再結晶すると目的物が得られる。目的物の確認は
元素分析及び核磁気共鳴スペクトルにて行つた。 C26H35N,O3Cl2 C H N Cl(%) 計算値 65.00 7.34 2.92 14.76 測定値 64.91 7.36 2.99 14.50 本発明で使用されるシアンカプラーは通常のシ
アンカプラーで用いられる方法、技術が同様に適
用出来る。典型的には、カプラーをハロゲン化銀
乳剤に配合し、この乳剤をベース上に被覆して写
真要素を形成する。 写真要素は、単色要素または多色要素であるこ
とが出来る。多色要素では、本発明のシアンカプ
ラーは、普通赤感乳剤に含有されるが、しかし、
青感乳剤、緑感乳剤または非増感乳剤に含有する
こともできる。各構成単位は、スベクトルのある
一定領域に対して感光性を有する単乳剤層また
は、多層乳剤層からなることが出来る。画像形成
構成単位の層を含めて要素の層は、当業界で知ら
れているように種々の順序で配列することが出来
る。典型的な多色写真要素は、少なくとも1つの
シアンカプラーを有する少なくとも1つの赤感ハ
ロゲン化銀乳剤層からなるシアン色素画像形成構
成単位(シアンカプラーの少なくとも1つは本発
明のカプラーである。)少なくとも1つのマゼン
タカプラーを有する少なくとも1つの緑感ハロゲ
ン化銀乳剤層からなるマゼンタ色素画像形成構成
単位、少なくとも1つのイエローカプラーを有す
る少なくとも1つの青感ハロゲン化銀乳剤層から
なる黄色素画像形成構成単位をベースに担持させ
たものからなる。要素は、追加の層例えばフイル
ター層、中間層、保護層、下塗り層等を有するこ
とが出来る。 本発明のカプラーを乳剤に含有せしめるには、
従来公知の方法に従えばよい。例えばトリクレジ
ルホスフエート、ジブチルフタレート等の沸点
175℃以上の高沸点有機溶媒または酢酸ブチル、
プロピオン酸ブチル等の低沸点溶媒のそれぞれ単
独にまたは必要に応じてそれらの混合液に本発明
のカプラーを単独でまたは併用して溶解した後、
界面活性剤を含むゼラチン水溶液と混合し、次に
高速度回転ミキサーまたはコロイドミルで乳化し
た後、ハロゲン化銀に添加して本発明に使用する
ハロゲン化銀乳剤を調製することが出来る。そし
て本発明のシアンカプラーをハロゲン化銀乳剤中
に添加する場合、通常、ハロゲン化銀1モル当り
約0.07〜0.7モル、好ましくは0.1モル〜0.4モルが
添加される。 本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料に用
いられるハロゲン化銀としては、臭化銀、塩化
銀、沃臭化銀、塩臭化銀、塩沃臭化銀等の通常の
ハロゲン化銀乳剤に使用される任意のものが包含
される。 本発明に係るハロゲン化銀乳剤を構成するハロ
ゲン化銀乳剤は、通常行なわれる製法をはじめ、
種々の製法、例えば特公昭46−7772号公報に記載
されている如き方法、すなわち溶解度が臭化銀よ
りも大きい、少なくとも1部の銀塩からなる銀塩
粒子の乳剤を形成し、次いでこの粒子の少なくと
も一部を臭化銀または沃臭化銀塩に変換する等の
所謂コンバージヨン乳剤の製法、あるいは0.1μ以
下の平均粒径を有する微粒子状ハロゲン化銀から
なるリツプマン乳剤の製法等あらゆる製法によつ
て作成することができる。 更に本発明に係るハロゲン化銀乳剤は、硫黄増
感剤、例えばアリルチオカルバミド、チオ尿素、
シスチン等、また活性あるいは不活性のセレン増
感剤、そして還元増感剤、例えば第1スズ塩、ポ
リアミン等、貴金属増感剤、例えば金増感剤、具
体的にはカリウムオーリチオシアネート、カリウ
ムクロロオーレート、2−オーロスルホベンズチ
アゾールメチルクロリド等、あるいは例えばルチ
ニウム、ロジウム、イリジウム等の水溶性塩の増
感剤、具体的にはアンモニウムクロロパラデー
ト、カリウムクロロプラチネート及びナトリウム
クロロパラダイド等の単独であるいは適宜併用で
化学的に増感されることができる。 また本発明に係るハロゲン化銀乳剤は種々の公
知の写真用添加剤を含有せしめることができる。
例えばResearch Discrosure1978年12月項目
17643に記載されているが如き写真用添加剤であ
る。 本発明に係るハロゲン化銀は赤感性乳剤に必要
な感光波長域に感光性を付与するために、適当な
増感色素の選択により分光増感がなされる。この
分光増感色素としては種々のものが用いられ、こ
れらは1種あるいは2種以上併用することができ
る。 本発明において有利に使用される分光増感色素
としては、例えば米国特許第2269233号、同第
2270378号、同第2242710号、同第2454629号、同
第2776280号の各明細書に記載されている如きシ
アニン色素、メロシアニン色素または複合シアニ
ン色素を代表的なものとして挙げることができ
る。 本発明に用いることができる発色現像液は好ま
しくは、芳香族第1級アミン系発色現像主薬を主
成分とするものである。この発色現像主薬の具体
例としてはp−フエニレンジアミン系のものが代
表的であり、例えばジエチル−p−フエニレンジ
アミン塩酸塩、モノメチル−p−フエニレンジア
ミン塩酸塩、ジメチル−p−フエニレンジアミン
塩酸塩、2−アミノ−5−ジエチルアミノトルエ
ン塩酸塩、2−アミノ−5−(N−エチル−N−
ドデシルアミノ)−トルエン、2−アミノ−5−
(N−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエ
チル)アミノトルエン硫酸塩、4−(N−エチル
−N−β−メタンスルホンアミドエチルアミノ)
アニリン、4−(N−エチル−N−β−ヒドロキ
シエチルアミノ)アニリン、2−アミノ−5−
(N−エチル−N−β−メトキシエチル)アミノ
トルエン等が挙げられる。 現像後は銀及びハロゲン化銀を除去するための
漂白、定着または漂白−定着、洗浄及び乾燥の通
常の工程が行われる。 本発明のシアンカプラーは多色カラー写真感光
材料と成す為に更に以下に述べるカプラーや他の
添加剤を組合せて用いた方が、より優れた効果を
発揮する。 黄色カプラーとしては下記一般式のものが用い
られる。 X1:ハロゲン原子、アルコキシ基、アル
キル基 ハロゲン原子:塩素原子等 アルコキシ基:メトキシ基、エトキシ基等 アルキル基:メチル基、エチル基等 Y1:芳香族第1級アミン発色現像主薬の酸化体
とカツプリングして色素が形成されるときに
離脱する基(単に離脱成分と称する場合もあ
る)を表わす。好ましくは次の基である。
アリールオキシ基、ヘテロ環オキシ基、
【式】Z1は窒素原子と共に炭素原 子、酸素原子、窒素原子、イオウ原子の中か
ら選ばれた原子により5ないし6員環を形成
するに要する原子群を表わす。 R1:ベンゼン環に置換可能な基を表わしnは1
又は2からなる整数を表わす。nが2のとき
R1は同じでも異なつていてもよい。 R1としてはハロゲン原子(例えばフツ素、塩
素、臭素等) R′1−,R′1O−,
【式】
【式】
【式】R′1COO−,
【式】
【式】R′1O−CO−,
【式】等を表わす。 ここでR′1,R″1,R1は同一でも異なつてい
てもよく各々水素原子、置換基を有してもよいア
ルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表わす。好
ましくは、R′1CONH−,R′1SO2NH−,R′1
OCONH−であり、R′1は置換基を有してもよい
アルキル基を表わす。 更に最も好ましくはR′1CONH−でありR′1
置換基を有するアルキル基を表わす。 次にY1について説明する。Y1で表わされるア
リールオキシ基のアリール部分は好ましくはフエ
ニルであるがこのフエニルは置換基を有してもよ
い。アリールオキシ基として具体的には、フエノ
キシ基、4−カルボキシフエニルオキシ基、4−
(4−ベンジルオキシベンゼンスルホニル)フエ
ニルオキシ基などがある。 またヘテロ環オキシ基としては例えば1−フエ
ニル−5−テトラゾリルオキシ基、イソオキサゾ
リルオキシ基、4−ピリジニルオキシ基などがあ
る。 また
【式】で表わされるものとしては 例えば 等があげられる。 以下に黄色カプラーの具体例を示すがこれに限
定されない。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 本発明のシアンカプラーは暗褐色性、復色性を
改良したカプラーであるが、上述した黄色カプラ
ーの中いくつかのものは本発明シアンカプラーと
組合せると更に性能を改良できる。理由は確かで
はないがたぶんYカプラーより離脱した成分がそ
の効果を発揮するものと思われる。本発明のシア
ンカプラーに組み合せて使用するに最も適した前
記黄色カプラーの離脱成分は
【式】で 示される基(Bは2つのカルボニルにはさまれた
炭素−窒素、炭素−酸素結合で5員環を形成する
に要する原子群を表わす。)例えばY−5,Y−
6,Y−7,Y−21等の離脱成分が好ましい。 程度は充分ではないが同様に効果のある離脱成
分としてはY−1,Y−8,Y−13等のものが好
ましい。 好ましいY−カプラーとしてはY−1,Y−
5,Y−6,Y−7,Y−8,Y−9である。 マゼンタカプラーとしては下記一般式のものが
好ましく用いられる。 Ar2:フエニル基で置換されたフエニル基であ
る。 置換基としてはハロゲン原子、アルキル
基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アル
コキシカルボニル基、シアノ基、カルバモイ
ル基、スルフアモイル基、スルホニル基、ス
ルホンアミド基、アシルアミノ基であり、
Ar2で表わされるフエニル基に2個以上の置
換基を有してもよい。 以下に置換基の具体的な例を挙げる。 ハロゲン原子:塩素、臭素、フツ素 アルキル基:メチル基、エチル基、iso−プロピ
ル基、ブチル基、t−ブチル 基、t−ベン
チル基等であるが特に炭素原子数1〜5のア
ルキル基が好ましい。 アルコキシ基:メトキシ基、エトキシ基、ブトキ
シ基、sec−ブトキシ基、iso−ベンチルオキ
シ基等であるが、特に炭素原子数1〜5のア
ルコキシ基が好ましい。 アリールオキシ基:フエノキシ基、β−ナフトキ
シ基等であるがこのアリール部分には更に
Ar2で示されるフエニル基に述べていると同
様な置換基を有してもよい。 アルコキシカルボニル基:上述したアルコキシ基
の付いたカルボニル基を言いメトキシカルボ
ニル基、ペンチルオキシカルボニル基等のア
ルキル部分の炭素原子数が1〜5のものが好
ましい。 カルバモイル基:カルバモイル基、ジメチルカル
バモイル基等のアルキルカルバモイル基 スルフアモイル基:スルフアモイル基、メチルス
ルフアモイル基、ジメチルスルフアモイル
基、エチルスルフアモイル基等のアルキルス
ルフアモイル基 スルホニル基:メタンスルホニル基、エタンスル
ホニル基、ブタンスルホニル基等アルキルス
ルホニル基 スルホンアミド基:メタンスルホンアミド基、ト
ルエンスルホンアミド基等のアルキルスルホ
ンアミド基、アリールスルホンアミド基 アシルアミド基:アセトアミノ基、ピバロイルア
ミノ基、ベンズアミド基等 特に好ましくはハロゲン原子であり、その中で
も塩素が最も好ましい。 Y2:水素原子又は芳香族第1級アミン発色現像
主薬の酸化体とカツプリングして色素が形成
されるときに離脱する基を表わす。 具体的には例えばハロゲン原子、アルコキ
シ基、アリールオキシ基、アシルオキシ基、
アリールチオ基、アルキルチオ基、
【式】(Z2は窒素原子と共に炭素原 子、酸素原子、窒素原子、イオウ原子の中か
ら選ばれた原子と5ないし6員環を形成する
に要する原子群を表わす。) 以下に具体的な例を挙げる。 ハロゲン原子:塩素、臭素、フツ素 アルコキシ基:エトキシ基、ベンジルオキシ基、
メトキシエチルカルバモイルメトキシ基、テ
トラデシルカルバモイルメトキシ基等 アリールオキシ基:フエノキシ基、4−メトキシ
フエノキシ基、4−ノトロフエノキシ基等 アシルオキシ基:アセトキシ基、ミリストイルオ
キシ基、ベンゾイルオキシ基等 アリールチオ基:フエニルチオ基、2−ブトキシ
−5−オクチルフエニルチオ基、2,5−ジ
ヘキシルオキシフエニルチオ基等 アルキルチオ基:メチルチオ基、オクチルチオ
基、ヘキサデシルチオ基、ベンジルチオ基、
2−(ジエチルアミノ)エチルチオ基、エト
キシカルボニルメチルチオ基、エトキシエチ
ルチオ基、フエノキシエチルチオ基等
【式】ピラゾリル基、イミダゾリル基、 トリアゾリル基、テトラゾリル基等 X2:ハロゲン原子、アルコキシ基、アルキル基 具体的な例を以下に挙げる。 ハロゲン原子:塩素、臭素、フツ素 アルコキシ基:メトキシ基、エトキシ基、ブトキ
シ基、secブトキシ基、iso−ペンチルオキシ
基等の炭素原子数が1〜5のアルコキシ基が
好ましい。 アルキル基:メチル基、エチル基、iso−プロピ
ル基、ブチル基、t−ブチル基、t−ペンチ
ル基等の炭素原子数が1〜5のアルキル基が
好ましい。 特に好ましくはハロゲン原子であり中でも塩素
が好ましい。 R2:ベンゼン環に置換可能な基を表わし、nは
1又は2からなる整数を表わす。nが2のと
きR2は同じでも異なつていてもよい。 R2で示されるベンゼン環に置換可能な基
としてはハロゲン原子、R′2−,R′2O−,
【式】
【式】
【式】R′2COO−,
【式】
【式】R′2O− CO−,
【式】
【式】が挙げられる。 R′2,R″2,R2はそれぞれ同一でも異な
つていてもよく水素原子またはそれぞれ置換
基を有してもよいアルキル基、アルケニル基
もしくはアリール基を表わす。これらの中で
も好ましくは、R′2CONH−,R′2SO2NH
−,
【式】である。 以下にマゼンタカプラーの具体例を示すがこれ
に限定されない。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 本発明のシアンカプラーは暗褐色性、復色性を
改良したカプラーであるが上述したマゼンタカプ
ラーの中いくつかのものは本発明のシアンカプラ
ーと組合せて用いた場合更に性能を改良すること
ができる。理由は確かではないがおそらくマゼン
タカプラーより離脱した成分がその効果を発揮す
るものと思われる。 本発明のシアンカプラーに組み合せて使用する
に最も適した前記マゼンタカプラーの離脱成分は
アリールチオ基、アルキルチオ基、ピラゾール
基、イミダゾール基である。即ちマゼンタカプラ
ーの発色性を考慮して選択するとM−8からM−
24迄のカプラーが最も好ましい。 紫外線吸収剤としては下記一般式のものが好ま
しく用いられる。 以下にR′3,R″3およびR3について述べる。 R′3:水素原子、置換基を有してもよい直鎖又は
分岐のアルキル基を表わすが(例えばメチル
基、エチル基、t−ブチル基、t−ペンチル
基、sec−ブチル基)水素原子、分岐のアル
キル基が好ましい。 R″3:置換基を有してもよい直鎖または分岐のア
ルキル基を表わすが(例えばメチル基、エチ
ル基、t−ブチル基、sec−ブチル基、t−
ペンチル基、β−オクチルオキシカルボニル
エチル基)分岐のアルキル基および、置換基
を有してもよいアルキル基が好ましい。 置換基としてはアルコキシカルボニル基、
アルキルカルバモイル基が好ましい。 R3:水素原子、ハロゲン原子、アルキル基を
表わす。 ハロゲン原子:塩素、臭素、フツ素 アルキル基:炭素数1ケ〜5ケの直鎖又は分岐の
アルキル基 R3で好ましいものは水素原子、塩素原子で
ある。 以下に紫外線吸収剤の具体例を示すがこれに限
定されない。
【表】
【表】
【表】 本発明のシアンカプラーは分散性を改良しその
結果発色性を改良したカプラーであるが上述した
紫外線吸収剤のいくつかのものは本発明シアンカ
プラーと組合せて用いると更に性能を改良でき
る。 紫外線吸収剤を感光材料中に適用するには2つ
の方法があり、感光性乳剤僧に添加する場合と乳
剤層の上僧に別層を設けその僧に添加する場合で
ある。 特開昭57−142975号明細書にも記載されれいる
如く紫外線吸収剤のあるものはそれ自身が分散性
が悪く従来公知の分散性の悪いシアンカプラーに
適用する場合多くの困難がある。一方特開昭57−
142975号記載の液状紫外線吸収剤は若干黄色味の
強い化合物であり分散性向上には効果があるが、
今日の印画紙用の感光材料の如く白地をより強調
する場合はあまり適切でない。しかし特開昭57−
30830、特開昭57−27257等に記載の顔料の添加量
を増すことのできる電子線照射型支持体を用いた
場合は使用可能である。 ここで電子線照射型支持体に用いることができ
る素材としては、上記特開昭57−30830、特開昭
57−27257等に記載されたものが有利に用いるこ
とができるが、特には、1分子あたりに少なくと
も2個の不飽和結合を有する数平均分子量500〜
5000の不飽和低重合物質(好ましくは数平均分子
量1000〜3000の不飽和低重合物質)および/また
は不飽和重合物質が挙げられる。 本発明のシアンカプラーは分散性を改良してあ
るものの紫外線吸収剤を組合せた場合、更には2
種以上の紫外線吸収剤を組合せた場合に性能が大
きく改良される。 本発明のシアンカプラーに適した紫外線吸収剤
はU−2,U−5,U−6,U−7であり更にこ
れらの同志の2種以上の併用あるいはU−1,U
−3,U−8との併用が好ましい。 またU−2,U−5およびU−7から選ばれる
紫外線吸収剤はU−10,U−11,U−16およびU
−17から選ばれる紫外線吸収剤と組合せて用いた
場合分散性だけではなく、暗褐色性も一段と改良
される。 U−2,U−5,U−7の中の少なくとも1種
とU−10,U−11,U−16,U−17の中の少なく
とも1種とを組合せて用いる場合重量比で9対1
から3対7の比率で用いると効果が大きい。 本発明のシアンカプラーは、下記一般式に示し
たシアンカプラーと併用することができる。 X4:水素原子または芳香族1級アミン発色現像
主薬の酸化体とカツプリングして色素が形成
されるときに離脱する基。 例えばハロゲン原子、アリールオキシ基、
アルキルオキシ基が挙げられる。 具体的には、ハロゲン原子(塩素、臭素、
フツ素、塩素が好ましい)、アリールオキシ
基(フエノキシ基、p−メトキシフエノキシ
基等)、アルキルオキシ基(メトキシ基、エ
トキシ基、β−メタンスルホニルエトキシ
基、エチルカルバモイル基等)。 R′4:直鎖または分岐のアルキル基 (メチル基、エチル基、i−プロピル基、
ブチル基、オクチル基、ドデシル基等)、炭
素原子数1〜12のアルキル基が好ましいが、
i−プロピル基が特に好ましい。 R″4:直鎖または分岐のアルキル基 (メチル基、エチル基、i−プロピル基、
t−ビチル基、t−ペンチル基、オクチル
基、ペンタデシル基等)、炭素原子数1〜15
のアルキル基が好ましいが、t−ペンチル基
が特に好ましい。 nは1または2の整数を表わし、nが2の場合
R″4は同じでも異なつていてもよい。 具体的には次のカプラーが挙げられる。 C−1 C′−2 C′−3 C′−4 5:水素原子、ハロゲン原子、アルキル基等
通常フエニル基に置換可能な基を表わす。 以下に具体的なカプラーの例を示す。 C′−5 C′−6 C′−7 C′−8 更に本発明のシアンカプラーと併用することの
できるシアンカプラーを以下に示す。 X5:水素原子または芳香族第1級アミン発色現
像主薬の酸化体とカツプリングして色素が形
成されるときに離脱する基、例えばハロゲン
原子(塩素、臭素、フツ素等)、アリールオ
キシ基(フエノキシ基、p−メトキシフエノ
キシ基等)、アルキルオキシ基(エトキシ基、
β−メタンスルホニルエトキシ基、エチルカ
ルバモイルメトキシ基等)を表わす。 R′5,R″5:置換基を有してもよい直鎖または分岐
のアルキル基(例えばメチル基、ブチル基、
オクチル基、ドデシル基、2,4−ジ−t−
ペンチルフエノキシブチル基、m−ペンタデ
シルフエノキシプロピル基等) 置換基を有してもよいフエニル基(例えば
フエニル基、m−(2,4−ジ−t−ペンチ
ルフエノキシアセトアミド)フエニル基等) また、本発明のシアンカプラーと併用すること
のできる別のシアンカプラーを以下に示す。 R′6:炭素原子数1から5のアルキル基 R″6:水素原子または芳香族第1級アミン発色現
像主薬の酸化体とカツプリングして色素が形
成されるときに離脱する基で、例えばハロゲ
ン原子(塩素、臭素、フツ素)、アルキルオ
キシ基(メトキシ基、エトキシ基、オクチル
オキシ基、β−メタンスルホニルエトキシ基
等)、アリールオキシ基(フエノキシ基、p
−メトキシフエノキシ基等)また、R′6とR″6
は互いに結合して5員もしくは6員環を形成
しても良い。 R6:置換基を有してもよい直鎖または分岐の
アルキル基(例えばドデシル基、2,4−ジ
−t−ペンチルフエノキシブチル基、m−ペ
ンタデシルフエノキシプロピル基等) 置換基を有してもよいフエニル基(例えば
m−(2,4−ジ−t−ペンチルフエノキシ
アセトアミド)フエニル基等) 以下に具体的なカプラーの例を示す。 C′−9 C′−10 C′−11 C′−12 本発明のシアンカプラーは、従来公知のカプラ
ーに比べ分散性が良好であるため迅速処理に適す
る。 即ち、現像時間を更に短縮した(具体的には処
理温度が30℃から40℃、好ましくは33℃から38℃
にて1分30秒以下、好ましくは1分程度の現像処
理)処理条件下でも発色するが、以下の添加剤を
支持体に最も近い乳剤層と支持体との間の非乳剤
層に添加した場合には、より効果的である。 その場合、添加量はハロゲン化銀1モルあたり
0.001モル〜1モル、好ましくは0.005モル〜0.5モ
ルである。 前記添加剤としては、下記の化合物(フエニド
ン類)が好ましい。 R′4,R″4:水素原子または置換基を有してもよい
直鎖または分岐のアルキル基を表わす。(例
えばメチル基、エチル基、i−プロピル基、
オクチル基等) 更にこれ等のアルキル基はアシルオキシ基、ス
ルホニルオキシ基によつて置換されていてもよ
い。 R4:水素原子または炭素原子数1から4のア
ルキル基またはフエニル基を表わす。 Ar4:低級アルキル基またはハロゲン原子によつ
て置換されていてもよいフエニル基を表わ
す。 更に上記の化合物はプレカーサーの形で用いる
こともできる。
【表】
〔実施例 1〕
次の層をポリエチレン樹脂コート紙上に順番に
塗設することによりハロゲン化銀カラー写真感光
材料を調製した。(以下、すべての実施例におい
てハロゲン化銀カラー写真感光材料中への添加量
は100cm2当りのものを示す。) (1) 16mgのゼラチン、4mgに赤感性塩臭化銀乳
剤、7×10-6モルの本発明の例示カプラー(2)お
よび0.1mgの2,5−di−t−オクチルハイド
ロキノンを溶解した1.9mgのトリクレジルホス
フエートカプラー溶媒を含有している層 (2) 9mgのゼラチンを含有しているゼラチン保護
層 以上のように作成して得られた本発明の試料を
試料−1とした。 一方、本発明の例示カプラー(2)の代わりに下記
に示す比較カプラーA,B,C,Dを用いた以外
は全く試料−1と同じように作成して得られた比
較試料を試料−2、3、4および5とした。 比較カプラーA (米国特許第2801171号記載のカプラー) 比較カプラーB (米国特許第3772002号記載のカプラー) 比較カプラーC (特開昭58−95346号記載のカプラー) 比較カプラーD (特開昭53−109630号記載のカプラー) 試料−1、2、3、4および5をセンシトメト
リー法に従つて光楔露光し、次いで下記の順序に
従つて33℃の温度で処理した。 処理工程 発色現像 3分30秒 漂白定着 1分30秒 水 洗 3分 発色現像液及び漂白定着液は下記の処方の処理
液を使用した。 発色現像液処方 N−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエ
チル−3−メチル−4−アミノアニリン硫酸塩
4.9g ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.0g 炭酸カリウム 25.0g 臭化ナトリウム 0.6g 無水亜硫酸ナトリウム 2.0g ベンジルアルコール 13 ml ポリエチレングリコール(平均重合度400)
3.0ml 水を加えて1とし、水酸化ナトリウムでPH
10.0に調製する。 漂白定着液処方 エチレンジアミンテトラ酢酸鉄ナトリウム塩
6.0g チオ硫酸アンモニウム 100 g 重亜硫酸ナトリウム 10 g メタ重亜硫酸ナトリウム 3 g 水を加えて1とし、アンモニア水でPH7.0に
調製する。 得られたシアン画像を濃度計(小西六写真工業
株式会社製KD−7R型)を用いて濃度測定し、感
度、カブリ、最高濃度(Dmax)を求めた。 また、前記の処理を施した試料1〜5をキセノ
ンフエードメーターに8日間照射し色画像の耐光
性を調べるとともに、77℃の高温雰囲気中で2週
間保存して色画像の耐熱性を調べた。なお、表中
の数値は初濃度D=1.0のところの処理後の色素
残留%を示した。得られた結果を第1表に示す。
(但し、感度は試料1の感度を100としたときの相
対感度)
〔実施例 2〕
使用カプラーとして本発明の例示カプラー(1),
(2),(4),(5),(7)を用い、カプラー溶媒としてトリ
クレジルホスフエートの代わりにジブチルフタレ
ートを用いて、実施例−1と同様の操作で試料
6,7,8,9および10を作成した。これらの試
料に実施例−1と全く同様の処理を施して第2表
に示す結果を得た。
〔実施例 3〕
実施例−1および2で検討した全てのカプラー
の疲労漂白定着処理におけるシアン色素損失(復
色性)の度合を調べてみた。疲労漂白定着液とし
て実施例−1で用いた漂白定着液に銀粉を加え電
位を低下せしめ、更にPHを低下せしめることによ
り作成したモデル疲労漂白定着液を使用した。 漂白定着液 疲労漂白定着液 電位 −20mV 電位 −100mV PH 7.0 PH 6.3 (電位の測定には銀−塩化銀電極を用いた。) シアン色素損失率として疲労漂白定着処理して
得られたDmaxを実施例−1および2の処理で得
られたDmaxを割つた値で示した。(%で表示し
た。) 得られた結果を第3表に示した。
〔実施例 4〕
次の各層をアナターゼ型の酸化チタンを含有した
ポリエチレン樹脂コート紙上な順番に塗設するこ
とによりハロゲン化銀カラー写真感光材料を調製
した。 以下の添加量は100cm2当りのものを示す。 (1) 20mgのゼラチン、銀量として5mgの青感性塩
臭化銀乳剤、そして8mgのY−カプラー*およ
び0.1mgの2,5−ジ−t−オクチルハイドロ
キノンを溶解した3mgのジ−オクチルフタレー
トカプラ−溶媒を含む層 (2) 12mgのゼラチン、0.5mgの2,5−ジ−t−
オクチルハイドロキノンおよび4mgの紫外線吸
収剤*を溶解した2mgのジブチルフタレート紫
外線吸収剤溶媒を含む中間層。 (3) 18mgのゼラチン、銀量として4mgの緑感性塩
臭化銀乳剤、そして5mgのM−カプラー*と2
mgの酸化防止剤*および0.2mgの2,5−ジ−t
−オクチルハイドロキノンを溶解した2.5mgの
ジ−オクチルフタレートカプラー溶媒を含む
層。 (4) (2)と同じ組成物を含む中間層。 (5) 16mgのゼラチン、銀量として4mgの赤感性塩
臭化銀乳剤、そし3.5mgのC−カプラー*および
0.1mgの2,5−ジ−t−オクチルハイドロキ
ノンを溶解した2.0mgのトリクレジルホスフエ
ートカプラ−溶媒を含む層。 (6) 9mgのゼラチンを含有しているゼラチン保護
層。 (1)から(6)の各層には塗布助剤を添加し、更に(4)
および(6)の層にはゼラチン架橋剤を添加した。 (2),(4)の紫外線吸収剤としては、U−2とU−
5の等モル混合物を用いた。 (3)の酸化防止剤として、ジ−t−ペンチルハイ
ドロキノン−ジ−オクチルエーテルを用いた。 上記の多層感光材料は実施例−1と同様な処理
をした。各層に用いられたY−カプラー、M−カ
プラー、C−カプラーとその結果を表4に示す。 各試料は白色露光をした後のシアン濃度につい
て測定した。また、復色性については実施例−3
と同様な処理をした。
【表】
〔実施例 5〕
実施例−4の試料番号1の層(1)、層(3)、層(5)の
各カプラーを表−5に記載のカプラーに代えた以
外は実施例−4の試料番号1と同一の試料を作成
した。(但し、試料5〜試料8は層(1)と支持体と
の間に層(0)を設けた。そして各試料は白色露
光をした後、実施例−1と同様な処理をした。但
し発色現像時間を1分、1分30秒、3分30秒にし
た。その時のY,M,Cの各最高濃度を測定た。 〔層(0):20mgのゼラチンに3mgのP−15の
エタノール溶液を分散されたもの。〕
【表】
〔実施例 6〕
実施例−4における試料1〜19の各試料の支持
体を酸化チタンを20重量%以上を含んだオレフイ
ン性化合物を紙支持体上電子ビームにより重合さ
せて得た支持体に代えた以外は実施例−4と同様
の重層塗布試料を作成し、実施例−1と同様の処
理を施した。 各試料を処理した結果は、いずれも満足のいく
ものであり鮮鋭性、平滑性が共に優れていた。 また、支持体として酸化チタンを粘り込んだポ
リエチレンテレフタレート支持体を用いた場合も
優れた結果を与えた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式で示されるシアンカプラーを含有
    するハロゲン化銀カラー写真感光材料。 [式中Rは水素原子または炭素原子数1または
    4の分岐または直鎖のアルキル基を表わし、
    R′は炭素原子数2から4の分岐または直鎖のア
    ルキル基を表わす。]
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