JPH0552398U - ダンパ - Google Patents

ダンパ

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JPH0552398U
JPH0552398U JP11110891U JP11110891U JPH0552398U JP H0552398 U JPH0552398 U JP H0552398U JP 11110891 U JP11110891 U JP 11110891U JP 11110891 U JP11110891 U JP 11110891U JP H0552398 U JPH0552398 U JP H0552398U
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JP
Japan
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pulley
hub
damper
sleeve
sheet metal
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Pending
Application number
JP11110891U
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English (en)
Inventor
勝 木下
Original Assignee
エヌ・オー・ケー・メグラスティック株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽金属製のハブ４にプーリ５を設けたダンパ
について、前記プーリ５がベルトとの摺動により早期に
摩耗するのを防止する。 【構成】 プーリ５を板金によりハブ４と別体に成形し
て該プーリ５が早期に摩耗するのを防止する。プーリ５
はこれをハブ４に対して嵌合する。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は、ダンパの改良に関する。本考案のダンパは自動車または各種の産業 機械の回転駆動系に装着され、クランクシャフト等の回転シャフトに生起される 捩り振動を減衰するトーショナルダンパとして用いられる。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、図４に示すように、スリーブ５１と質量体５２の間に弾性体５３を 介装し、スリーブ５１をハブ５４に嵌合し、ハブ５４にプーリ５５を設けたダン パが知られている。 スリーブ５１は板金、質量体５２とハブ５４はそれぞれ鋳鉄、弾性体５３はゴ ムによってそれぞれ環状に成形されている。プーリ５５はこれに無端ベルトを巻 架し、回転シャフトから各種の補機へトルクを伝達するものである。
【０００３】 近年、この種のダンパについて軽量化が実施され、その一環としてハブ５４を アルミニウム等の軽金属によって成形することが行なわれている。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術には、軽金属製のハブ５４にプーリ５５が一体成形され、この軽 金属が耐摩耗性に劣るものであるために、プーリ５５が無端ベルトとの摺動によ り早期に摩耗する問題がある。
【０００５】 また従来、プーリ５５の摩耗を防止するために軽金属の表面を硬化処理（硬質 アルマイト等）する手段が考えられている。しかしながらこの手段には、硬化層 の膜圧が薄いために、ダスト（１ｍｍ以下程度の大きさの小石）が咬み込まれた 場合に硬化層が破壊されて軽金属が摩耗してしまう問題がある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】 本考案は以上の点に鑑み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され たものであって、この目的を達成するため、軽金属製のハブにプーリを設けたダ ンパにおいて、前記プーリを板金により前記ハブと別体に成形し、前記プーリを 前記ハブに嵌合したことを特徴とするダンパを提供する。また板金製のスリーブ と質量体の間に弾性体を介装し、前記スリーブを軽金属製のハブに嵌合したダン パにおいて、前記スリーブにプーリを一体成形したことを特徴とするダンパを提 供する。
【０００７】
【作用】
板金と軽金属とを比較すると板金の方が耐摩耗性が優れており、本考案はこの 板金によってプーリを成形して該プーリが早期に摩耗するのを防止する。ダンパ がブッシュタイプである場合は、スリーブにプーリを一体成形することが可能で ある。
【０００８】
【実施例】
つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明する。
【０００９】 図１は本考案の第一実施例を示している。すなわち、板金製のスリーブ１と鋳 鉄製の質量体２の間にゴム製の弾性体３が介装（加硫接着）され、スリーブ１が 軽金属製のハブ４に嵌合され、スリーブ１にプーリ５が一体成形されている。プ ーリ５を一体成形したスリーブ１、弾性体３および質量体２よりなるブッシュは ハブ４のリム部４ａの外周側に配置されている。尚、ハブ４のボス部４ｂは鋳鉄 製である。
【００１０】 図２は本考案の第二実施例を示している。すなわち、板金製のスリーブ１と鋳 鉄製の質量体２の間にゴム製の弾性体３が介装（加硫接着）され、スリーブ１が 軽金属製のハブ４に嵌合され、スリーブ１にプーリ５が一体成形されている。プ ーリ５を一体成形したスリーブ１、弾性体３および質量体２よりなるブッシュは ハブ４のリム部４ａの内周側に配置されている。尚、リム部４ａの外周側には第 二のブッシュ６が嵌合され、これにより当該ダンパはダブルマス構造となってい る。
【００１１】 図３は本考案の第三実施例を示している。すなわち、軽金属製のハブ４のリム 部４ａの内周側に板金製のプーリ５が嵌合され、リム部４ａの外周側にブッシュ ６が嵌合されている。またハブ４の反対側に板金製の第二のプーリ７がねじ止め されている。
【００１２】 上記構成を備えたダンパは何れもハブ４を軽金属製として軽量化を実現すると ともに、プーリ５を板金製としたために該プーリ５が早期に摩耗するのを防止す ることができる。表面処理は不要である。
【００１３】
【考案の効果】
本考案は次の効果を奏する。すなわち、ハブを軽金属製として軽量化を実現し た上で、プーリを板金製としたために該プーリが早期に摩耗するのを防止するこ とができる。表面処理は不要である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の第一実施例に係るダンパの半裁断面図
【図２】本考案の第二実施例に係るダンパの半裁断面図
【図３】本考案の第三実施例に係るダンパの半裁断面図
【図４】従来例に係るダンパの半裁断面図
【符号の説明】
１ スリーブ ２ 質量体 ３ 弾性体 ４ ハブ ４ａ リム部 ４ｂ ボス部 ５，７ プーリ ６ ブッシュ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 軽金属製のハブ４にプーリ５を設けたダ
    ンパにおいて、前記プーリ５を板金により前記ハブ４と
    別体に成形し、前記プーリ５を前記ハブ４に嵌合したこ
    とを特徴とするダンパ。
  2. 【請求項２】 板金製のスリーブ１と質量体２の間に弾
    性体３を介装し、前記スリーブ１を軽金属製のハブ４に
    嵌合したダンパにおいて、前記スリーブ１にプーリ５を
    一体成形したことを特徴とするダンパ。
JP11110891U 1991-12-20 1991-12-20 ダンパ Pending JPH0552398U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3094457B2 (ja) * 1990-12-28 2000-10-03 株式会社豊田自動織機製作所 織機の緯糸検知装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3094457B2 (ja) * 1990-12-28 2000-10-03 株式会社豊田自動織機製作所 織機の緯糸検知装置

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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19971021