JPH0552256U - 吸気マニホールド用シール部材 - Google Patents

吸気マニホールド用シール部材

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JPH0552256U
JPH0552256U JP10540191U JP10540191U JPH0552256U JP H0552256 U JPH0552256 U JP H0552256U JP 10540191 U JP10540191 U JP 10540191U JP 10540191 U JP10540191 U JP 10540191U JP H0552256 U JPH0552256 U JP H0552256U
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JP
Japan
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intake manifold
seal
cylinder head
lip
seal member
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Withdrawn
Application number
JP10540191U
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English (en)
Inventor
彰男 白鳥
勝 福永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0552256U publication Critical patent/JPH0552256U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸気マニホールド内の圧力に影響されること
なく、吸気マニホールドとシリンダヘッドとの間を良好
にシールする。 【構成】 吸気マニホールド1のフランジ1bに設けら
れた環状の溝1c内に嵌め込まれる環状のシール本体4
aと、シール本体4aに一体に形成され、溝1cから突
出するシールリップ4bとを備えるシール部材4であ
る。シールリップ4bは、断面形状でみて、リップ幅中
心線Lに対して互いに略対称形状をなす内側半部4C及
び外側半部4Dと、シリンダヘッド3に面接触する当接
面4eとを具備している。吸気マニホールド1がシリン
ダヘッド3に組み付けられると、シールリップ4bは、
内周側あるいは外周側に偏ることなく弾性的に変形し、
吸気マニホールド1内が負圧である場合には、この内に
流入しようとする空気を、また、正圧である場合には、
外方に漏出しようとするガスを同様にしてシールでき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、吸気マニホールド用シール部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両に搭載されるエンジンは、吸気を行う際に一連の吸気通路、具体的には、 エアクリーナ、吸気マニホールド等を介して外気を導入している。 吸気マニホールドとしては、軽量化の図られた樹脂製の吸気マニホールドがあ る。この樹脂製の吸気マニホールドの各分岐端には、シリンダヘッドへの取付用 フランジが一体に形成されており、このフランジのシリンダヘッド当接面には、 環状の溝が吸気通路を囲むようにして形成されている。この溝には、環状をなす 吸気マニホールド用シール部材が嵌め込まれている。
【0003】 従来の吸気マニホールド用シール部材は、吸気マニホールドをシリンダヘッド に組み付けた場合に、シールリップを外周側に向けて弾性変形させていた。つま り、シール部材の横断面形状でみて、リップ幅中心に対してシールリップの内側 半部と外側半部とを非対称形状に成形し、シールリップが主に外周側に潰れるよ うに設定していた。従って、エンジンが始動し吸気マニホールド内が負圧になっ た場合に、吸気マニホールドの外方より流入する空気を良好にシールしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、エンジンの点火時期やバルブタイミング等に異常が生じると、所謂 バックファイヤが発生することがある。バックファイヤが発生すると、吸気マニ ホールド内の圧力が急激に上昇し、正圧となる。 しかしながら、上記従来の吸気マニホールド用シール部材においては、吸気マ ニホールド内が負圧であり、吸気マニホールドの外方より空気が流入しようとす る場合には、この流入しようとする空気を良好にシールすることができるが、上 述したように、吸気マニホールド内の圧力が急激に上昇して正圧となった場合に は、吸気マニホールド内から外方にガスが漏出する虞があるとの問題があった。
【0005】 本考案は上述の問題点を解決するためになされたもので、吸気マニホールド内 の圧力に影響されることなく、シール性に優れた吸気マニホールド用シール部材 を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案によれば、 吸気マニホールドのシリンダヘッドへの取付面の溝内に嵌め込まれる環状のシ ール本体と、シール本体の一方の環状端面に一体に形成され、前記溝から突出し 、吸気マニホールドをシリンダヘッドに組み付ける際に弾性的に変形して、吸気 マニホールドとシリンダヘッドとの間をシールする環状のシールリップとを備え るシール部材において、 前記シールリップは、断面形状でみてリップ幅中心に互いに略対称形状をなす 内側半部及び外側半部と、これらの半部の先端に設けられ、シリンダヘッドに面 接触する当接面とを具備して、吸気マニホールド用シール部材を構成するもので ある。
【0007】
【作用】
吸気マニホールドをシリンダヘッドに組み付けると、吸気マニホールド用シー ル部材のシールリップが弾性的に変形し、当接面がシリンダヘッドに押し付けら れてシリンダヘッドと吸気マニホールドとの間をシールする。 シールリップの内側半部と外側半部とは、断面形状でみてリップ幅中心に略対 称形状をなしている。このため、シールリップは、吸気マニホールド内が負圧に なり、吸気マニホールドの外方から吸気マニホールド内に流入しようとする空気 や、吸気マニホールド内が正圧になり、吸気マニホールド内から外方に流出しよ うとするガスを同様にしてシールする。
【0008】
【実施例】 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。 図1は、本考案に係るシール部材を適用した吸気マニホールドの一実施例を示 し、吸気マニホールド1は、4本の分岐管1aと、これらの分岐管1aの先端に 設けられたフランジ1b等より構成され、これらは樹脂により一体に成形されて いる。フランジ1bは、エンジンのシリンダヘッドに図示しないボルトで螺着固 定される。このフランジ1bには、各分岐管1a内の通路2を囲むようにして環 状の溝1c(図2)がそれぞれ形成されており、これらの溝1cには、シール部 材4が嵌装されている。
【0009】 シール部材4は、環状のシール本体4aとシールリップ4bより構成され、こ れらは、例えばフッ素ゴムにより一体に成形されている。シール本体4aは、図 2に示すように、吸気マニホールド1のフランジ1bの溝1cに嵌め込まれてい る。 シールリップ4bは、シール本体4aの両方の環状端にそれぞれ形成されてい る。なお、これらのシールリップ4bは互いに同一の形状をなしている。従って 、シリンダヘッド3側のシールリップ4bについてのみ説明し、シリンダヘッド 3とは反対側、即ち、溝1cに挿入される側のシールリップ4bについての説明 は省略する。
【0010】 シールリップ4bは、溝1cから若干距離だけ突出し、横断面が台形状をなし ている。つまり、シールリップ4bは、断面形状でみて、リップ幅中心線Lに対 する内側半部4Cと外側半部4Dとが互いに略対称形状に成形されると共に、先 端に当接面4eを有している。この当接面4eは、シリンダヘッド3に面接触す る。
【0011】 このシールリップ4bは、シリンダヘッド3に吸気マニホールド1を組み付け た場合にこれらの間をシールする。図3に基づいて詳述する。吸気マニホールド 1のフランジ1bをシリンダヘッド3に当接させると、シールリップ4bが押し 込められてシール部材4が溝1c内で弾性的に変形する。シールリップ4bの各 半部4C,4Dは、互いに略対称形状をなしており、シールリップ4bは内周側 あるいは外周側に偏ることなく変形する。従って、当接面4e及びその周辺部分 がシリンダヘッド3に密接する。
【0012】 この密接部分は、吸気マニホールド1内が負圧である場合に、この吸気マニホ ールド1の外方(図2及び図3中、下方部分)から吸気マニホールド1内(同図 中、上方部分)に流入しようとする空気をシールする。また、吸気マニホールド 1内が正圧である場合に、この吸気マニホールド1内から外方に漏出しようとす るガスをシールする。
【0013】 なお、本実施例のシール部材4においては、シール本体4aの各環状端のそれ ぞれにシールリップ4bを一体に形成する構成としたが、これに限るものではな く、シリンダヘッド3とは反対側、即ち、溝1cに挿入される側のシールリップ 4bは省略しても良い。 さらに、シール部材のシールリップとしては、図2に示す形状のシールリップ 4bに限るものではない。例えば、図4に示すシール部材6のように、シール本 体6aの各環状端に2重のシールリップ6b,6cを設けても良い。
【0014】 つまり、内側のシールリップ6bと外側のシールリップ6cとを、シール部材 6の断面形状でみて、リップ幅中心線Lに対して互いに略対称形状に設定すると 共に、各シールリップ6b,6cの先端に当接面6eをそれぞれ形成しても良い 。各シールリップ6b,6cは、リップ幅方向中央寄りの面6fを互いに離間す るように斜めに延ばし、また、リップ幅方向端寄りの面6gをリップ幅中心線L に対して略平行に延ばしている。
【0015】 吸気マニホールド1をシリンダヘッド3に組み付けると、図5に示すように、 シール部材6が弾性的に変形する。各シールリップ6b,6cは、互いに対称形 状をなしており、中央寄りの面6fは斜めに、端寄りの面6gは中心線Lに対し て略平行に延びているので、互いに離間する方向に主に潰れる。 従って、シリンダヘッド3側の各シールリップ6b,6cにおいて、各当接面 6e及びそれらの周辺部分がシリンダヘッド3に密接し、吸気マニホールド1の 外方(図4及び図5中、下方部分)から吸気マニホールド1内(同図中、上方部 分)への空気の流入をシールすると共に、吸気マニホールド1内から外へのガス の漏出をシールする。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、シリンダヘッドと排気マニホールドとの 間をシールするシールリップの内側半部と外側半部とを互いに略対称形状とする と共に、これらの半部の先端に、シリンダヘッドに面接触する当接面を設けたの で、吸気マニホールド内の圧力に影響されることなく、シリンダヘッドと吸気マ ニホールドとの間を良好にシールすることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るシール部材を適用した吸気マニホ
ールドの一実施例を示す側面図である。
【図2】図1の矢線II−IIに沿うシール部材の断面を示
し、吸気マニホールドをシリンダヘッドに組み付ける前
の状態における図である。
【図3】図2のシール部材の断面を示し、吸気マニホー
ルドをシリンダヘッドに組み付けた後の状態における図
である。
【図4】図2のシール部材の他の実施例を示し、吸気マ
ニホールドをシリンダヘッドに組み付ける前の状態にお
ける断面図である。
【図5】図4のシール部材の断面を示し、吸気マニホー
ルドをシリンダヘッドに組み付けた後の状態における図
である。
【符号の説明】
1 吸気マニホールド 1b フランジ 1c 溝 3 シリンダヘッド 4,6 シール部材 4a,6a シリンダ本体 4b,6b,6c シールリップ 4C,4D 半部 4e,6e 当接面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気マニホールドのシリンダへの取付面
    の溝内に嵌め込まれる環状のシール本体と、シール本体
    の一方の環状端面に一体に形成され、前記溝から突出
    し、吸気マニホールドをシリンダヘッドに組み付ける際
    に弾性的に変形して、吸気マニホールドとシリンダヘッ
    ドとの間をシールする環状のシールリップとを備えるシ
    ール部材において、 前記シールリップは、断面形状でみてリップ幅中心に互
    いに略対称形状をなす内側半部及び外側半部と、これら
    の半部の先端に設けられ、シリンダヘッドに面接触する
    当接面とを具備することを特徴とする吸気マニホールド
    用シール部材。
JP10540191U 1991-12-20 1991-12-20 吸気マニホールド用シール部材 Withdrawn JPH0552256U (ja)

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Legal Events

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960404