JPH05509309A - 2―フェニル―1,2―ベンズイソセレナゾール―3(2h)―オンの利用法 - Google Patents

2―フェニル―1,2―ベンズイソセレナゾール―3(2h)―オンの利用法

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JPH05509309A JP3512768A JP51276891A JPH05509309A JP H05509309 A JPH05509309 A JP H05509309A JP 3512768 A JP3512768 A JP 3512768A JP 51276891 A JP51276891 A JP 51276891A JP H05509309 A JPH05509309 A JP H05509309A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 2−フェニル−1,2−ベンズイソセレナゾール−3(2H)−オンの利用法 本発明は、2−フェニル−1,2−ベンズイソセレナゾール−3(2H)−オン (El)selen)をシスプラチン及びこれを含防に新規に使用すること、及 び Ebstlecをシスプラチン薬物療法上の副作用の治療のために、ことに関す る。
2−フェニル−1,2−ベンズイソセレナゾール−3(2H)−オンはりニーマ チの治療用として(D E −OS 3027073)もしくは酸化的ストレス の治療用として(DE−O33616923)利用できる化合物として知られる 。
この化合物は例えば、!J、Ren+on znd R,W!bet法(Bul letinde 1w Soc、Chil!、deFrJQce 1976f7 /8)、P、1124−1126 )に順じて、2−メチルセレノ−N−フェニ ル−ベンズアミドと五塩化リンを反応させ、続いて加水分解することにより得ら れる。
シスプラチンは多くの異なった型の臘瘍の処理によるガン治療の分野で分裂抑制 剤として用いられている。この医薬は様々な固形ガン、たとえば畢丸ガン、卵巣 ガン、膀胱ガン、頭凰部しかしながら、この薬物の臨床応用は非常に困難である ことが多い。なぜならば薬物の作用機構が、異常細胞ばかりでなく健常細胞にま で作用がおよぶものであり、肉体に障害を与えるためである。
これら副作用としては、(慢性)腎中毒や、消化管、末梢神経の中毒そして骨髄 の中毒(プラチナの沈着)が最も多く表われる。腎毒性及び/又は神経毒性の障 害発生が最も多い。神経毒性はより重篤で臨床と深くかかわる副作用である。長 期投与においては、まず第一に感覚神経障害、眼球後の神経炎及び聴覚神経障害 が表われる。
シスプラチン投与によるこれら好ましからぬ副作用を相殺もしくは最小限にとど めるための多くの試みがなされている。この様にして種々のシスプラチン誘導体 が好ましからぬ副作用をより少なくするために発見された。しかし、それら物質 の投与による腫瘍細胞への障害力も同時にかなり減少した。過去に幾つかの物質 、たとえば千オ硫酸ナトリウム(L、 E、 PrelHeel sl、、 1 . Cl1n、 0neo1.3(1987)、 P、 237−244)及び ジエチルジ(こ立ノ チオカルノ<” ’ −(D、L、Bodenner etal、、Canee +Re+、 46 (1986)、 P、 2751−2755 )のシスプラ チンの薬効から正常細胞を保護する能力について試験された。
これらの物質はシスプラチン由来の腎毒性及び/もしくは神経毒性に対しである 程度の保護作用がある。しかしながら次の理由によりこれらの物質の臨床応用は 制限される。即ち、チオ硫酸塩はシスプラチンの薬効と拮抗する。ジエチルジチ オカルバメートではこの現象が起きないのだが、この物質の毒性は大変高い。
セレンの単純な化合物−例えばニセラン化ナトリウム−においてシスプラチンの 抗ガン活性と拮抗することなくシスプラチン由来の腎毒性を軽減することが可能 である事実がマウス実験系において既に知られている。(1,P、B++B r l xl、、cance+Re+ イイ(1984+2864−2868 及び 8alder Ir xl、、CaQcer Res、49(1989) 30 20−3023他)しかしながら、セレンの潜在的な高毒性のためヒト臨床適用 には至っていない。
本発明の目的は、シスプラチン自体医薬投与における副作用を抑制もしくは予防 する薬剤を供給することにある。
驚くことに、この目的はシスプラチン投与において2−フェニル−1,2−ベン ズイソセレナゾール−3(2H)−オン(Ebzlen)を併用することで達成 できることがわかった。
本発明の目的は、シスプラチンの医薬投与の副作用を治療及び予防するための医 薬品製造に2−フェニル−1,2−ベンズイソセレナゾール−3(2H)−オン を使用することで達成された。
シスプラチンをEbselea と併用して投与することでシスプラチン由来の 副作用を明らかに軽減させることができた。実際にシスプラチン由来の腎毒性及 び/もしくは神経毒性が完全に抑制されていた。Eb+elenはシスプラチン と同時に投与可能であるが、シスプラチン投与の前後1時間においてはEb+e lenの効果は減じない。
新生物疾、虫の治療及びシスプラチン医薬投与による副作用の防止のため医薬品 を製造するに当たりシスプラチンとEb+elenを組合せる好ましい具体例と しては、シスプラチン10■〜100■及びEb+elen 10■〜2000 ■の組成物がある。好ましくは、本発明の使用法に順じてこれら二つの活性酸物 を隣接分離体形態で含む集合体又は容器から成る医薬キットとして組合せる。
既知及び肌用のセレン化合物に対比してEbselenの毒性は低く(マウス及 びラット急性調査でLDo>1000■/kg体重)最大投与量をもってしても この値よりも小さくなる。従って患者への投与は危険がないと考えられる。
シスプラチン由来の腎毒性 Ebselenのシスプラチン由来の毒性効果へ及ぼす影響は二つの異なる方法 論的研究によって証明された。
1)近位尿細管株化細胞としての多くの特性を示す細胞系を用いたlローマ白r oでの研究 2)マウス等のガン誘発処理における1Q−r目0での研究研究の目的はEb+ elenの副作用(シスプラチン由来の)へ及ぼす影響のみならず、抗ガン有効 性についてもその情報を得ることにあった。
1)LLC−PKl細胞を用いたシスプラチン催の!n−マ1tro毒性におけ る影響 LLC−PK、は豚腎臓細胞であり、多くの近位尿細管上皮系細胞の特性を示め し、シスプラチンの腎毒性の研究に広く利用されている。この株化細胞において は乳酸脱水素酵素(LDH)の放出をもって細胞毒性の指標とすることができる 。
試薬、材料及び方法 LLC−PK1細胞はドlow研究所(オランダXvxnecbnrg)より入 手し、75dのプラスチック製培養フラスコ中で5%二酸化炭素混合空気を吹き 込み続け37℃で継代培養して維持した。培地はFlow研究所よりE 199 を入手し、これに2mM L−グルタミンと5%ウシ胎児由来血清を添加した。
細胞を24穴培養皿(0,2cIl/穴)に移し、ウシ胎児由来血清を5%含む 血清中で8日間以上培養し、集密状態を形成させた(2.4 XIO3個/d) 。薬物処理実験を行なうに当っては2日間、無血清培地中でインキュベートした 。
実験にはドームフォーメーションを形成した単層のみ使用した。シスプラチンは 次の組成の滅菌済の塩溶液に溶解した。
塩溶液組成:114 mM NaC1,5,4mM KCl0.8mM MgC l 、1.2mM CaC+2.0.8mMNa HPo 、0.2 mM N aH2PO4,5,5mMグルコ一ス。さらに5%二酸化炭素含有空気を37℃ において飽和させ、溶液のpH値を7.4とした。Ebxelenは2%のジメ チルスルホキシドを含む塩溶液に溶解した。
LLC−PK、の単層はトリプシンを用いて溶解し、その細胞の生存率をLDH 活性とタンパク吸着量を測定することで評価した。LDH活性の測定法ハ5le yens らの方法(]、BiolChera、、 f1986)261:33 25−3332 )を用いて行ない、タンパク吸着量についてはLovr7らの 方法(1,8iot、 Chew、 、 (1951) 193: 265−2 75)に従って、ウシ血清アルブミン標準において培養皿への吸着残量を測定し た。
LLC−PK、細胞の単層を生理的食塩水で三日洗浄した後、シスプラチンまた はEb+el+nに60分間さらしインキュベートした。続いて三回生理的食塩 水で洗浄し薬物を取り除いた後、5%ウシ胎児由来血清を含有する培地中で細胞 を成育した。細胞生存率は経時的に測定し、対照実験としては、医薬の代わりに ビヒクルを用いた系について測定した。
Eb+elsnの影響(シスプラチンがLLC−PKl細胞に及ぼす細胞毒性に 対する)は次の用に評価した。LLC−PK の単層を生理的食塩水で三日洗浄 し、Ebselenと60分間インキュベートした後に、単層を三回生理的食塩 水で洗浄し、前述と同様にシスプラチンとインキュベートした。対照実験におい てはEbsel+a無添加のビヒクルを用いた。
艷! シスプラチンのLLC−PK、$1胞への細胞毒性。
数種の濃度のシスプラチンがLLC−PK1細胞の生存率に及ぼす影響について 図1に示した。
図1 シスプラチンのLLC−PK、細胞への細胞毒性。静止性の細胞を1時間シスプ ラチンにさらし、洗浄後新鮮な培地中でインキュベートし続は次の(A)、(B )について測定し細胞の生存率を分析した。
(A)LDH放出量 (B)培養皿へのタンパク吸着残量 測定値については三日の実験の内の典型例を示した。SD<6%。
LDH及び培養皿へのタンパク吸着残量の測定値は類似の結果となった。 0. 4mM濃度のシスプラチンに1時間さらされた静止性の細胞は、薬物無添加の培 地中でのインキュベージタン後の評価において、細胞生存率の減少を認めた。こ れはシスプラチンとのインキュベーション終了後24時間経過した最初の評価で のことである。細胞生存率は次の48時間の測定点でさらに21%に減少してい た。この条件においては0.1mM濃度のシスプラチンでのサンプルは72時間 後の測定点においても有意な細胞生存率の減少が見られなかった。
LDH放出量や培養皿へのタンパク吸着残量の測定により72時間後まで評価し ても変化しなかった。
シスプラチンのLLC−PK1細胞への細胞毒性に対してEbselenが及ぼ す影響。
図2に示される結果から次のことが証明される。LLC−PK1細胞を事前に5 〜15uMのEbselenと1時間インキュベートした時には、0.2または 0.4mMのシスプラチンへの露爆による細胞生存率の減少から保護されていた 。
図2 LLC−PK、に対するシスプラチンの細胞毒性にEl++elenが及ぼす影 響。静止性細胞をεl++tleaに1時間さらし、洗浄後シスプラチンに1時 間さらした。さらに洗浄後、新鮮培地中で72時間、次の(A)、(B)を測定 し生存率を分析しながらインキュベートした。
(A)LDH放出量、(B)培養皿へのタンパク吸着残量測定値はミロの実験の 内、典型例を示した。SD<6%。
Eb+elenの保護効果は濃度に依存していた。最も高い保護効果を示したの は15uM濃度の時であった。
事前にEbselen とインキュベートする方法では、シスプラチン0.8m M濃度1時間の露爆条件において細胞生存率保護効果がなかった。シスプラチン 露爆に対するEbselenの保護効果の経時変化について図3に示した。
図3 シスプラチンのLLC−PKl細胞に対する細胞毒性に保護作用経時変化。
静止性の細胞をlouMのEbselenに1時間さらし洗浄した後、0.4m Mシスプラチンに1時間さらした。洗浄後、新鮮な培地中で次の(A)、(B) を測定し、生存率を分析するまでインキュベートした。
(A)LDH放出量、(B)培養皿へのタンパク吸着残量。
測定値はミロの実験の内の典型例である。SD<6%。
これより、WB#1生存率は(0,4mMシスプラチンへ1時間露爆後)72時 間の全測定領域において、明らかに、10uMEbxeltnに1時間、事前に インキュベートした細胞よりも高か腫瘍。MPCII腫瘍細胞をオランダUt+ echt大学病理学研究室から入手した。MPC11腫瘍は形質細胞腫由来であ り、英国Birmingh!zのり、Cx1t7氏により初めて得られた。腫瘍 細胞はBALB/cマウス内にて1週間ごとに継代培養した。実験には腹水の細 胞を使用した。細胞はへモサイトメーターにて測定した。移植可能な初代乳腺癌 細胞はオランダ、 Rii+riik、 放射線生物学研究所TNOより入手し た。初代乳腺癌細胞はネズミ乳腺ガンウィルスをB A L B / cマウス 内で強制的に繁殖させることで発生させた。初代癌細胞株はダルベツコの標準変 法に基づいて1n−yiHoにおいて培養した。培地にはMEM培地(Gibc o、 Pti+lB、英国)にレーグルタミン(50[1■/ ] ) 、]2 −メルカプトエタノール6Gumol/ l ) 、並びに10%ウシ胎児由来 血清(Nov研究所、 Xvznenburg、 オランダ)を添加したものを 使用した。
実験動物。メスのB A L B / C7ウスを、^oiIIxlt/L+l anSprzgu+−D!vle7 (CPB/H3[l)実験所(2ei++ 、オランダ)の中の中央研究所から入手した。実験開始時にマウスは8週齢で体 重18〜20gであった。飼料は全て標準実験用(S RM A 、 ehov 。
[1ope Ft+i+、joerden、オランダ)を使用し、水は随時与え た。
治療。動物は非規則的に8つの集団に分けた。シスプラチンは1.0mlの生理 的食塩水にて投与した。Ebseleaは次の組成からなる混合液に溶解し、0 .6ml容量で腹腔内に投与した。ジメチルスルホキシド/ポリエチレングリコ ール/生理的食塩水が(1/4/2(1)。
腎機能。シスプラチン由来の腎毒性にHsel*nが与える影響はシスプラチン 投与前後1時間のEbsclenの腹腔内投与によってした系を実験した。血液 試料はマウス眼窩後の網状組織から得た。血清クレアチニン及びBUNは予備検 討時には毎ヨ測定した(測定値は示さず。)。さらに検討進めることによって、 投与後4日目における最大の毒性観察時に前記値を測定した。
肝機能。血清グルタミックピルベートトランスアミナーゼ(SGPT)及び5G OTをシスプラチン単体もしくはEb++lenとシスプラチンの投与療法から 1日目と48目に定量した。
対照はEbselen もしくはビヒクルでの投与療法系である。
組織学。シスプラチン単体またはEb+elsnとシスプラチンの投与療法から 4日目にマウスを解剖した。対照はElzelen単体またはビヒクルで処理し た。腎臓と肝臓を摘出し顕微鏡用に処理した。6um厚に切断し、断片をHE染 色(ヘマトキシリン:イオシン染色)した。全てのスライドは、調査対象となっ た標本がとられた動物に加えられた処置に関して予め何の知見を与えられない状 態で検討された。
抗腫瘍性評価。Eb+elenがシスプラチンの腹水中のガンに対する抗ガン活 性に与える影響をB A L B / cマウスにおいて調査した。マウスには MPCガン細胞を腹腔内にlO6接種しく0日目とする)、24時間後にマウス にシスプラチンを単独で腹腔内投与した。Eb+ele[lの影響を評価する場 合は、シスプラチン投与の1時間前にEb+elenを腹腔内投与する。対照と してはEb++l+nまたはビヒクルで投与療法した個体を利用した。マウスの ガン発生については毎日調査した。実験は42E1間続け、半数生存時間(MS Ts)を計算した。
0.5X106初代ガン細胞を皮下接種したB A L B / cマウスの左 大腿部(08目)を用いてシスプラチンの固形ガンに対する抗ガン活性にEb+ elenが与える影響を考察した。一つのマウス集団は、ガン細胞接種24時間 後にシスプラチンを1単位単独で腹腔内投与したもので、もう一つはシスプラチ ン投与の1時間前にEb+elenを1単位腹腔内投与したマウス集団である。
対照群はEJ+elecまたはビヒクルを投与したものである。ガンの発生は毎 日触診により調査した。実験は15日間続け、終了時にガンを切開し計量した。
統計。スチューデント式テストを用いて実験群間の有意差を評価した。有意の度 合いはP < 0.05であった。
結果 Eb+!l+nの毒性。Eb+tl+n自体ではB A L B / c マウ スにおいて肝臓または腎臓への機能障害は起こらないことが証明できた。
シスプラチンの腎毒性に対するEbxelenの影響表1のデーターより、マウ スにおけるシスプラチンの腎毒性に対するEb+elenの保護効果の濃度依存 性が説明できる。
Eb++lenが10.0■/kg相当投与の際に最大の保護効果が得られた。
表2にまとめた結果から、マウスにおける種々濃度のシスプラチン投与による腎 毒性に対するEb++lenの保護効果が説明できる。シスプラチンを11.5 〜190■/kg相当の範囲で投与することによって、BUN及び血清クレアチ ニンのレベルシカ(投与4日目において増加していた。シスプラチン投与1時間 前1こEb++lenを投与した系においては、シスプラチンを最大量投与した 例を除いて、全ての系において、BUN及び血清クレアチニンの増加が抑えられ ていた。
Ebiel+nをシスプラチン投与の1時間後に投与した系にお0ては、シスプ ラチン由来と見うけられるBUN及び血清クレアチニンの変化に対する保護効果 がやはり見られるが、顕著なものではない。
Eb+elenがシスプラチン由来の腎臓障害(BUNやクレアチニンレベルで 観察される)に対して保護効果を持つことit[識学的に確認した。Eb+!l enをシスプラチン投与の1時間後(こ10■/kgで投与したマウス腎臓尿細 管は投与後4日目にお′−)で変性及び上皮系尿細管細胞の損失がシスプラチン 単独投与の場合よりも非常に少なかった。
腹膜後の神経節の組織が腎臓に付着すること(よ組織学的1こ証明されている。
腹膜後の神経節細胞への障害につ0ても、シスプラチンを単独で投与したマウス の方がより大きな障害を・シスプラチン投与1時間前にEb+elenを投与し たマウスよりも受けると言える。これらの観点から、Eb+elenがシスプラ チン由来の神経毒性に対しても保護作用をも持つ可能性があると推測できる。
Ebiel!nがシスプラチンの抗腫瘍活性に与える影響。
M P C11は形賀細胞腫である。MPCIIガン細胞を接種したB A L  B / cマウスにおける、種々のシスプラチン/Eb+elsnの組合せの 抗ガン活性を表3に示した。Eb++lenはシスプラチンの抗ガン活性を減じ なかった。シスプラチン投与量を6.5■/kg相当まで落した時、シスプラチ ン単独投与のマウスとシスプラチン投与相当量が同じで、かつEb+elenを 投与したマウスの半数生存時間に明確な差はなかった。Eb+elen単独を投 与したマウスの半数生存時間はビヒクル単独を投与した対照群のそれと同一であ った。
表3のデーターからさらに次のことがわかる。B A L B / cマウスに おいて、EbI81!nは、シスプラチンのMPCIIガンに対する抗ガン活性 を減じることな(、シスプラチンの腎毒性からマウスを保護した。MPC11ガ ンを発生させ130■/kg相当のシスプラチンで治療を行なった5日目のマウ スのBUNレベルの平均値は、 162土56■/ loomlであった。
信体数8からなるこの群では4個体が7日目に死亡した。生存するマウスはガン 発生しなかった。(MST>42日)。
0日目にMPCII細胞をlO接種したマウスのMSTは16日であった。Eb +elen 10■/kg相当とシスプラチン13.0+++g/kg相当を投 与したマウスは全個体(8個体)が生存した(MST>48日)。これらのマウ スはガンを発生しなかった。これらのマウスのBUNレベルの平均値は5日目に おいて29±10■/lQOmlであった。
この値はシスプラチン単独を投与した群のそれよりもはるかに低い。
初期のガン。BALB/cマウスにおいて初期の乳腺ガンに対してシスプラチン を90. 11.5■/kg相当量投与することは効果的であった(表4)。E b+elenを10■/kg相当量投与することは初期のガンに対して効果はな かったが、シスプラチンの抗ガン活性を減じることもなかった。
表4からは次のこともわかる。Ebselenは腎毒性を軽減させるが、マウス においてシスプラチンの初期のガンに対する抗ガン活性を減じることはない。8 個体のマウスにおいてシスプラチン単独でH,O■/kg相当量を投与した時に 、5日目においてBUNレベルの増加が認められた(平均148±85■/10 0 ml)が、マウスは生存していた。この群のマウスは全て、7日目の触診評 価においてガンを発生していなかった。その一方でEbselenとシスプラチ ンを投与したマウスでは、腎障害が見られた個体は一つもなかった。全てのマウ スが生存し、ガンを発生した個体は一つもなかった。Eb+ele++とシスプ ラチンを投与したマウスでは5日目のBUNレベルも155日目ガン重量平均値 も対照群のそれらの値と明確な差は見られなかった。対照群とは、ビヒクルのみ を投与したマウスである。
表1 BALB/cマウスにおいてシスプラチン由来の腎毒性に種々の量のEbtel en投与が与える影響 Ci+plalin Ebieien’ BUN Creatinine(■/ kg) (■/kg) (■/ looml) (■/ loOml)Gbo  22:2 0.54: 0.030 10.0 21±3 0.53== 0. 03a Ebselenはシスプラチンの1時間前に腹腔内投与した。
b 対照動物はビヒクルを投与した。
C平均値士(8個体) d P<0.05、シスプラチン単独投与群と比較した。
表2 BALB/cマウスにおいて種々の量のシスプラチン投与による腎毒性に対する Eb+elenの影響 C15plxjin Ebseien B UN Creztinice(■/ kg) (■/kg) (■/ IQQml) (■/ 1[1[1m1)Q  10.0 19±3 0.53 +:0.02a 対照動物はビヒクルを投与し た。
b 平均値±aI準偏差(8個体) c Eh+elenはシスプラチンの前に投与した。
d P<0.05、シスプラチン単独投与群と比較した。
e Eb+elenをシスプラチン投与の1時間後に投与した。
表3 MPCIIガン細胞を接種したBAI、B/cマウスにおいてシスプラチン由来 の腎毒性及び抗ガン活性にEbselenが与える影響(8個体)Ivclde nee Se+wiwxl of tuior+C1xplsjin Ebaeien  BUN D*77 DslI MST T/Cb鳳 (w/kg) (mg/kg) (+w/ 100m1) (%) (%) ( da7s) %0 0 22±1 100 100 16±31000 10. 0 20±2 100 100 17±21064.0 G 22土2 100  100 24±41504.0 10.0 20±2 100 100 23 ±51446.5 023±3 100 too 29±41811i、5 1 0.0 22±2 10(J EGG 3G±21889.0 0 21±2  100 0 >30 >3009.0 10.0 23±2 100 0 >4 8 >30011.5 0 86±32 85.5dO>48 >30011. 5 10.0 23+3e100 G >48 >30013.0 0 162 ±56 50dG >48 >30013.0 10.0 29±10 100  0 >48 >30014.5 0 204±3200 14.5 10.0 79″1:45!75(IO>48 >300a Ebs elenはシスプラチンの1時間前に投与した。
b T/Cとは投与群MST/対照群MST比である。
C平均値上標準偏差 d 7日生存マウスは日々の調査及び48日目の解剖から審査した結果ガンを発 生していなかった。7日までに死亡したマウスはシスプラチンの毒性が要因と推 定した。
e P<0.05、シスプラチン単独投与の群と比較した。
表4 初期乳ガン細胞を接種したBALB/cマウスにおいてシスプラチンの腎毒性及 び抗ガン活性にEb+ele++が与える影響(8個体)Iacfdeace  Mtta razorBUN 5eryinl o[tlIlors weig ht T/CbCi+山tin Ebseien” Ih75 Dsy8 DB II’ Ds715 Dtt15(■7’kg) (■/kg) (■/100 m1) (%) (%) (%) (%)OG21±1d100 100 1. 5±0.30 1G、0 22±1 100 100 1.5±0.4 100 6.5 0 22±1 100 100 1.4±0.2 936.5 10. [l 23±2 100 100 1.4±0.4 939.0 0 22±2  100 0 0.7±0.4 479.0 10.0 23±2 100 0  0.8±[1,45311,5062±23 100 0 0.42±0.H 2g11.5 10.0 22±2 100 0 0.311±0.06 25 13.0 0 148±85 100 0 0.12±0.02 813.01 0.022±3100口0.12±G、03814.5 0 215″1:34  0 0 714.5 10.0 93+77e75 0 0.11+O,G2  7a Ebielenはシスプラチンの1時間前に投与した。
b T/Cとは薬物投与したマウスのガン重量平均値/対照群のガン重量の平均 値比のことである。
Cガン発生率は触診で評価七九 d 平均値上標準偏差 e P<0.05、シスプラチン単独投与の群と比較した。
実験から次のことが明らかになる。Eb+ele11はシスプラチン由来の腎毒 性及び/または神経毒性の予防及び/または治療に宵月である。
シスプラチンを用いた薬物療法によって引起される副作用を予防または薬物治療 するために、Eb++l+nは経口または非経口投与される。適正な量としては 、1日に10〜2000■、好ましくは10〜300■を1回または数回に分け 、好ましくは2〜3回に分けて投与する。
非経口投与はDE−A9 3826892に示される方法に順じて行なう。本考 察は、Ebielenを活性成分として含有する医薬品にまで適用できる。
医薬品とは、たとえば腸内溶解型(経口や経腸)、非経口投与等があり、医薬品 は単独で用いられたり、常用薬物賦形剤と併用して投与されたりすることを意味 する。
医薬品は、個々の投与形態をとるが、投与法によって望まれるならば、錠剤、糖 衣錠剤、カプセル、座薬、顆粒、溶液、乳剤または分散剤でも良い。
通常では物質は1日10〜2[100■の範囲で好ましくは1日10〜31)0 ■の範囲で、1回もしくは数回に分けて、好ましくは1ヨに2〜3回に分けて投 与する。本発明の医薬品の製造例を以下に示す。
例1 錠剤 2−フェニル−1,2−ベンズイソセレナゾール−3(2H)−オン 30■ 乳糖(ラクトース)150■ 結晶状セルロース 50■ カルボキシメチルセルロースカルシウム 7■ステアリン酸マグネシウム 3■ 掲示した物質は常法に従って混合し押し固めた。必要ならば常用のコーティング を行なっても良い。
例2 錠剤 2−フェニル−1,2−ベンズイソセレナゾール−3(2H)−オン 50■ 微結晶状セルロース 150■ Co11aio)IR15■ ヒドロキシプロピルメチルセルロース フタル酸エステル 20■ 例3 カプセル コロイド状二酸化ケイ素 2■ 掲示した物質は常法に従って混合、粒化した後;こ固(1ゼラチンのカプセルに つめ込んだ。
例4 カプセル A!to+i12N 10” : LDH−放出量 7 LDH−放出量 要約書 2−フェニル−1,2−ベンズイソセレナゾール−3(2H)−オン(Ebse len)は、細胞分裂抑制治療中にシスプラチンにょ補正書の写しく翻訳で提出 書(特許法第184条の8)1、特許出願の表示 PCT/EP 911014 382、発明の名称 2−フェニル−1,2−ベンズイソセレナゾール−3(2 H)−オンの利用法3、特許出願人 4、代 理 人 東京都新宿区新宿1丁目1番14号 山田ビル6、添附書類の 目録 (1)補正書の翻訳文 1通 請求の範囲 1、シスプラチンの医薬投与により誘起される副作用を治療及び予防する医薬品 の製造のための2−フェニル−1,2−ベンズイソセレナゾール−3(2H)− オンの使用。
2、新生物症の治療及びシスプラチンの医薬投与により誘起される副作用を予防 する10■〜100■のシスプラチンと10■〜2000■のEb+elscを 含む医薬品の製造のためのシスプラチンとEb+el!口の組i合わせの使用。
3、シスプラチン及びEb+*lenが、かかる2種の薬剤を近隣に分離した形 態で含む医療キット集合体又は容器の形態である請求項2記載の使用。
4、 Ebielen及び常用の医薬補助剤を含むシスプラチンの副作用を治療 するための医薬組成物。
5、 Eb+el+nをシスプラチンと組合せて、これら2種の薬剤を近隣に分 離した形態で含む医療キット、集合体又は容器の形態で含むシスプラチンの副作 用を治療するための医薬組成物。
6、シスプラチンの投与前、同時または後にEbielenを投与することでシ スプラチンの副作用を治療する方法。
7、 Eb+el+nを投与するに当って、経口的または非経口的に1日にLO ■〜2000■を1回または数回に分は投与する請求項6に記載の方法。
8、シスプラチン及びEbselenの組合せの投与により新生物症を治療する に当って、医薬品が10■〜100■のシスプラチン及び10■〜2000■の Ebielenを含む治療方法。
9、lO■〜100■のシスプラチン及び10■〜20011*のEbiele n並びに常用の医薬補助剤を含んでなる、新生物置治療用医薬組成物。
10、 Eb+el+nを10■〜2000■含む請求項4記載の医薬組成物。
国際謂香翰牛 +−Wl−n^+m+−++−s−PCT/EP 91101438

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.シスプラチンの医薬投与により誘起される副作用を治療及び予防する医薬品 の製造のための2−フェニル−1,2−ベンズイソセレナゾール−3(2H)− オンの使用。
  2. 2.新生物症の治療及びシスプラチンの医薬投与により誘起される副作用を予防 する10mg〜100mgのシスプラチンと10mg〜2000mgのEbse lenを含む医薬品の製造のためのシスプラチンとEbselenの組合せの使 用。
  3. 3.シスプラチン及びEbselenがかかる2種の薬剤を近隣に分離した形態 で含む、医療キット集合体又は容器の形態である請求項2記載の使用。
  4. 4.Ebselen及び常用の医薬補助剤を含むシスプラチンの副作用を治療す るための医薬組成物。
  5. 5.Ebselenをシスプラチンと組合せて、これら2種の薬剤を近隣に分離 した形態で含む、医療キット、集合体又は容器の形態で含む、シスプラチンの副 作用を治療するための医薬組成物。
  6. 6.シスプラチンの投与前、同時または後にEbselenを投与することでシ スプラチンの副作用を治療する方法。
  7. 7.Ebselenを投与するに当って、経口的または非経口的に1日に10m g〜2000mgを1回または数回に分け投与する請求項6に記載の方法。
  8. 8.シスプラチン及びEbselenの組合せの投与により新生物症を治療する に当って、医薬が10mg〜100mgのシスプラチン及び10mg〜2000 mgのEbselenを含む治療方法。
  9. 9.10mg〜100mgのシスプラチン及び10mg〜2000mgのEbs elen並びに常用の医薬補助剤を含んでなる、新生物症治療用医薬組成物。
  10. 10.Ebselenを10mg〜2000mg含む請求項9記載の医薬組成物 。
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