JPH0550900U - 車載用音響システム - Google Patents

車載用音響システム

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JPH0550900U
JPH0550900U JP10602691U JP10602691U JPH0550900U JP H0550900 U JPH0550900 U JP H0550900U JP 10602691 U JP10602691 U JP 10602691U JP 10602691 U JP10602691 U JP 10602691U JP H0550900 U JPH0550900 U JP H0550900U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リアドアスピーカ8の出力信号をフロント及
びリア出力信号の混合比を任意に設定えきる合成信号で
出力し、車両20の前座席21及び後座席22とも最適な好み
に合った音響出力の音場を構築するものである。 【構成】 左右チャンネルのステレオ信号のフロントス
ピーカ5用の出力信号とリアスピーカ10用の出力信号と
を合成し、この合成信号の混合比を調節する調節器3を
有した合成回路6を設け、この合成出力信号をリアドア
スピーカ8に供給するよう構成したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は車載用音響再生システムに係り、特に、車両内の音場を改善して車 両の前座席及び後座席の音響効果を上げるのに好適な車載用音響システムに関す る。
【0002】
【従来技術】
従来より、車載用音響システムは図3に示すブロック図のものが多く提供され ていた。図において、1は信号ソース部であり、この信号ソース部1はAM/FM 放 送受信ラジオや車載用テープレコーダ、CDプレーヤ等のオーディオ信号ソースで あり、この信号ソース部1の出力は音場再生信号処理回路2で車載用マルチチャ ンネル出力信号に信号処理される。
【0003】 上記、音場再生信号処理回路2のフロント及びリア用出力はフロントアンプ4 及びリアアンプ9を介してフロントスピーカ5(以下、フロントSP5という)及 びリアスピーカ10(以下、リアSP10という)より出力される。また、上記フロン ト及びリア出力は図のように抵抗器を介して切換器11に供給され、この切換器11 で切り換えられたフロント又はリア出力信号がリアドアアンプ7を介してリアド アスピーカ8(以下、リアドアSP8という)より出力される。
【0004】 この様に構成した車載用音響システムは車両乗員の座席位置によって、上記リ アドアSP8の出力を切り換えて音響再生を行っていた。例えば、車両乗員が運転 者又は前座席のみの場合はリアドアSP8からリア出力信号が出力されるよう切換 設定され、車両乗員が後座席に乗車している場合はリアドアSP8からフロント出 力信号を出力するよう切換器11を切換設定していた。
【0005】 即ち、リアドアSP8の出力はフロントSP5及びリアSP10と全く同一の出力信号 を切り換えて出力し、車両乗員の前方からは必ずフロント信号が出力され、車両 乗員の後方からは必ずリア信号が出力されるよう設定して車載用マルチチャンネ ル音響システムの音場を構築していた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の車載用音響システムは、一般に車両内の前座席の音響 特性を中心に音場特性が構築され、前座席に比べ後座席の音響特性は不利な状態 になっていたので、フロント出力信号に対してリア出力信号を強調するよう設定 していた。
【0007】 また、後座席の音響特性を改良するため、前記のようにリアドアSP8を設け、 このリアドアSP8からフロント出力信号を出力して後座席に対する音響特性の改 善を行うよう対処していたが、リアドアSP8からフロント出力信号を出力すると 、前座席で音楽を聴取する車両乗員は自分の後ろからフロント出力信号が聞こえ るので聴感上の違和感が生じるという欠点があった。
【0008】 また、リアドアSP8からリア出力信号を出力すると、逆に後座席の聴取者は前 記同様に前方からリア出力信号が聞こえて聴感上の違和感を持つという欠点があ り、リアドアSP8をフロント出力信号又はリア出力信号のどちらに切り換えても 共に聴感上の効果を得ることができなかった。
【0009】 この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは 従来例の欠点を解消し、リアドアSP8の出力信号をフロント及びリア出力信号の 合成信号で出力し、この合成信号の混合比を任意に好みに合わせて設定できる車 載用音響システムを提供するところにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この考案の車載用音響システムは車両内にフロントSP、リアSP及びリアドアSP のマルチチャンネル音響出力を有した車載用音響システムにおいて、上記フロン トSP出力信号と上記リアSP出力信号とを合成し、この合成信号の混合比を調節す る調節器を有した合成回路を設け、この合成回路の合成出力信号を上記リアドア SPに供給するよう構成したものである。
【0011】 また、上記フロントSP、リアSP及びリアドアSPを車両内部の左右の位置に設け 、ステレオ信号の左右チャンネル信号出力のスピーカで構成しても良い。
【0012】
【作用】
この考案によれば、車両内部に設けたフロントSP、リアドアSP及びリアSPのマ ルチチャンネル音響出力に対して、上記フロントSP出力信号と上記リアSP出力信 号とを調節器を介して合成回路で合成し、この合成信号の混合比を上記調節器で 任意に調節することができる。
【0013】 上記、合成回路で合成した合成出力信号は上記リアドアSPに供給され、リアド アSPからの出力信号が前座席及び後座席の車両乗員に対して最良の音響特性を得 るようフロント及びリア信号の混合比を設定して車両内音場の音響特性を設定す ることができる。
【0014】 この様に、リアドアSPのフロント及びリア合成信号を任意の混合比で出力する ことにより、前座席及び後座席の両方に対して上記フロントSP及びリアSPからの フロント音響出力及びリア音響出力と合わせて、車両内の優れた音場特性を得る ことが可能になる。
【0015】 更に、上記フロントSP、リアドアSP及びリアSPを車両内部の左右位置に配置し て L/Rchステレオ信号のフロント及びリア信号を出力すると共に、左右のリアド アに配置したリアドアSPからフロント及びリア音響出力の合成信号を任意の混合 比で出力することにより、より効果的音場で車載用音響システムを構築すること ができる。
【0016】
【実施例】 この考案に係る車載用音響システムの実施例を図1及び図2に基づいて説明す る。図1はこの考案の実施例を示したブロック図であり、図2は車両内のマルチ チャンネルスピーカ(SP)の位置を示した平面図である。なお、従来例と同一部分 には同一符号を付してその説明を省略する。
【0017】 図において、3はフロント及びリア出力信号が供給される調節器であり、この 調節器3は、例えば図のように2連ボユームで構成され、1個のツマミ(図示せ ず)で同時にフロント及びリア信号に混合比を変化させることができ、このフロ ント及びリア出力信号は合成回路6に供給されて合成され、この合成信号はリア ドアアンプ7を介してリアドアSP8から出力される。
【0018】 20は車両であり、この車両20には図のように前座席21及び後座席22があり、ま た、フロントドアに L/Rchステレオ信号出力のフロントSP5L,5R が装着され、リ アドアには L/Rchステレオ信号出力の前記フロント及びリア合成信号のリアドア SP8L,8R が装着され、後座席22のバックダシュボードには L/Rchステレオ信号出 力のリアSP10L,10R が装着されている。
【0019】 この様に構成した車載用音響システムはフロントSP5L,5R からはフロント信号 の L/Rchステレオ信号が出力され、リアSP10L,10R からはリア信号の L/Rchステ レオ信号が出力され、車両内部の略中央部に配置したリアドアSP8L,8R からはフ ロント及びリア信号の L/Rchステレオ信号の合成信号が出力される。
【0020】 今、車両乗員が前座席21にのみ乗車している場合、リアドアSP8L,8R の音響出 力をリア出力信号を強調した合成信号の出力に設定することにより、前座席21の 車両乗員はフロントSP5からのフロント出力信号と共に効果的なマルチチャンネ ル L/Rchステレオ信号を聴取することができる。
【0021】 また、前座席21の運転者と後座席22に乗員が乗車している場合、上記リアドア SP8L,8R の出力をフロント出力信号を多少強調したフロント及びリア信号の合成 信号を出力することにより、前座席21及び後座席22の乗員ともに効果的なマルチ チャンネル L/Rchステレオ信号を聴取することができる。
【0022】 この様に、リアドアSP8のフロント及びリア合成信号の混合比を車両乗員の座 席位置によって設定することにより、前座席21及び後座席22の乗員とも最適音場 の車載用音響システムで音楽などを聴取することができ、従来のようなフロント 及びリア出力信号による聴感上の違和感を解消することが可能である。
【0023】 また、上記車両乗員の座席位置だけで無く、聴取する音楽ソースの種類、例え ばクラシック音楽又はラテン音楽などの種類により、又は音楽聴取者の好みによ り、上記リアドアSP8L,8R の合成信号の混合比を調節器3で最適値に設定し、更 に、リアドアSP8L,8R 出力信号レベルをリアドアアンプ7で設定することにより 、より効果的な音場を構築することができる。
【0024】
【考案の効果】
この考案に係る車載用音響システムは前述のように、フロントSP5L,5R とリア SP10L,10R のフロント及びリア L/Rchステレオ信号出力のレベル調節を行うだけ で無く、更に、リアドアSP8L,8R からのフロント及びリア L/Rchステレオ信号の 合成信号を混合比及び出力レベルを設定することにより、車両乗員の前座席21で も、又は前座席21及び後座席22の車両乗員に対しても最適音場を作り出すことが できるという効果がある。
【0025】 また、音楽ソースの種類や好みによって上記リアドアSP8L,8R 出力の混合比や 信号レベルを任意に設定することができるので、音楽ソースに最も合致した聴感 上の音響システムを構築することができるという効果もある。
【0026】 しかも、構造が簡単であって、また、安価に構成することができるため実施も 容易であるなどの優れた特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る車載用音響システムの実施例を
示したブロック図である。
【図2】車両内のスピーカ位置を示した車両の平面図で
ある。
【図3】従来例を示したブロック図である。
【符号の説明】
1 信号ソース部 2 音場再生信号処理回路 3 フロント及びリア信号の混合比を調節する調節器 4 フロントアンプ 5 フロントスピーカ(フロントSP) 6 フロント及びリア信号の合成回路 7 リアドアアンプ 8 リアドアスピーカ(フロントSP) 9 リアアンプ 10 リアスピーカ(リアSP) 20 車両 21 車両内部の前座席 22 車両内部の後座席

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両内にフロントスピーカ、リアドアス
    ピーカ及びリアスピーカのマルチチャンネル音響出力を
    有した車載用音響システムにおいて、 上記フロントスピーカ出力信号と上記リアスピーカ出力
    信号とを合成し、この合成信号の混合比を調節する調節
    器を有した合成回路を設け、この合成回路の合成出力信
    号を上記リアドアスピーカに供給するよう構成したこと
    を特徴とする車載用音響システム。
  2. 【請求項2】 上記フロントスピーカ、リアドアスピー
    カ及びリアスピーカを車両内部の左右の位置に設け、ス
    テレオ信号の左右チャンネル信号出力のスピーカで構成
    したことを特徴とする請求項1記載の車載用音響システ
    ム。
JP10602691U 1991-11-29 1991-11-29 車載用音響システム Expired - Lifetime JP2564405Y2 (ja)

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JPH0550900U true JPH0550900U (ja) 1993-07-02
JP2564405Y2 JP2564405Y2 (ja) 1998-03-09

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