JPH0141280Y2 - - Google Patents
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- JPH0141280Y2 JPH0141280Y2 JP14254284U JP14254284U JPH0141280Y2 JP H0141280 Y2 JPH0141280 Y2 JP H0141280Y2 JP 14254284 U JP14254284 U JP 14254284U JP 14254284 U JP14254284 U JP 14254284U JP H0141280 Y2 JPH0141280 Y2 JP H0141280Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- speaker
- speakers
- attenuation coefficient
- sound
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000005236 sound signal Effects 0.000 claims description 7
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 3
- 230000004807 localization Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 description 1
- 230000001755 vocal effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Stereophonic Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案は車載用音響機器に係り、特に非対称位
置聴取に伴う問題を克服し、運転者及び助手席者
搭乗者が同時に前後、左右に広がりのある音場を
有するステレオ再生を楽しむことができる車載用
音響機器に関する。
置聴取に伴う問題を克服し、運転者及び助手席者
搭乗者が同時に前後、左右に広がりのある音場を
有するステレオ再生を楽しむことができる車載用
音響機器に関する。
〈従来技術〉
音響再生装置は対称聴取位置において聴取され
ることを前提としている。従つて、非対称位置に
おいて聴取するとステレオ感が欠如する。以下、
第5図を参照しつつ非対称位置聴取について解析
する。
ることを前提としている。従つて、非対称位置に
おいて聴取するとステレオ感が欠如する。以下、
第5図を参照しつつ非対称位置聴取について解析
する。
さて、ステレオ再生機器は、L−チヤンネルの
第1スピーカ11とR−チヤンネルの第2スピー
カ12と共に正三角形の頂点を形成する位置13
に聴取者が存在するものと仮定して、その位置1
3において、左右に広がりのあるステレオ再生を
楽しむことができるように設計され、かつ市販の
レコード等の再生媒体も作成されている。従つ
て、その再生効果を十分に引き出すためには、正
三角形の頂点位置13で聴取する必要があるが、
実際のステレオ再生機器の使用時には、第5図の
14で示す非対称位置で聴取する場合が多い。特
に、車載用音響機器においては、正三角形の理想
的な聴取条件が満たされる事は無く、アンバラン
スな再生音を強いられている。
第1スピーカ11とR−チヤンネルの第2スピー
カ12と共に正三角形の頂点を形成する位置13
に聴取者が存在するものと仮定して、その位置1
3において、左右に広がりのあるステレオ再生を
楽しむことができるように設計され、かつ市販の
レコード等の再生媒体も作成されている。従つ
て、その再生効果を十分に引き出すためには、正
三角形の頂点位置13で聴取する必要があるが、
実際のステレオ再生機器の使用時には、第5図の
14で示す非対称位置で聴取する場合が多い。特
に、車載用音響機器においては、正三角形の理想
的な聴取条件が満たされる事は無く、アンバラン
スな再生音を強いられている。
この非対称聴取条件を解析すると、正三角形の
頂点(対称聴取位置)13においては、左右の第
1、第2スピーカ11,12迄の距離a1,b1は等
しいが、非対称聴取位置14においては第1スピ
ーカ11迄の距離a2のほうが第2スピーカ12迄
の距離b2よりも大きくなつてしまう。このため、
第1スピーカ11から再生される音は第2スピー
カ12からの再生音よりも、距離による時間の遅
れと音量の減衰が生じる。従つて、音は音量が大
きく、しかも先に到達する右の再生音の影響のみ
が現われて、ステレオというよりもモノラル的な
貧弱な音になつてしまう。
頂点(対称聴取位置)13においては、左右の第
1、第2スピーカ11,12迄の距離a1,b1は等
しいが、非対称聴取位置14においては第1スピ
ーカ11迄の距離a2のほうが第2スピーカ12迄
の距離b2よりも大きくなつてしまう。このため、
第1スピーカ11から再生される音は第2スピー
カ12からの再生音よりも、距離による時間の遅
れと音量の減衰が生じる。従つて、音は音量が大
きく、しかも先に到達する右の再生音の影響のみ
が現われて、ステレオというよりもモノラル的な
貧弱な音になつてしまう。
又、この音量の差を補正したとしても右側の音
場は、右側のスピーカでの“開き角”が小さいた
めに極端に狭いものとなる。
場は、右側のスピーカでの“開き角”が小さいた
めに極端に狭いものとなる。
以上のように、従来のステレオ再生機器は非対
称聴取条件下では、その効果を十分に発揮する事
が出来ず、しかも左右のスピーカだけでは空間的
な音の広がりも前方のみしかなく音場、雰囲気の
再生という音響再生機器の究極の目標も達成でき
ない。
称聴取条件下では、その効果を十分に発揮する事
が出来ず、しかも左右のスピーカだけでは空間的
な音の広がりも前方のみしかなく音場、雰囲気の
再生という音響再生機器の究極の目標も達成でき
ない。
〈考案が解決しようとしている問題点〉
さて、車載用音響機器においては、車室の左
右、たとえば座席前方あるいは後方の左右にL−
チヤンネル用のスピーカとR−チヤンネル用のス
ピーカを配設し、かつバランス調整用のボリユー
ムを配設し、一応運転者及び助手席搭乗者がステ
レオ受聴を楽しめるようになつている。
右、たとえば座席前方あるいは後方の左右にL−
チヤンネル用のスピーカとR−チヤンネル用のス
ピーカを配設し、かつバランス調整用のボリユー
ムを配設し、一応運転者及び助手席搭乗者がステ
レオ受聴を楽しめるようになつている。
しかし、聴取席である運転席及び助手席は非対
称位置である。このため、運転席及び助手席にお
いては前述のようにステレオ感の欠如した再生し
かできず、又バランス調整用のボリユームを用い
たとしても運転者と助手席搭乗者のうち一方の者
のみがある程度のステレオ再生を楽しめるだけで
あり、しかもバランス調整用ボリユームで調整し
たとしても前後、左右に広がりのある音場再生が
できなかつた。
称位置である。このため、運転席及び助手席にお
いては前述のようにステレオ感の欠如した再生し
かできず、又バランス調整用のボリユームを用い
たとしても運転者と助手席搭乗者のうち一方の者
のみがある程度のステレオ再生を楽しめるだけで
あり、しかもバランス調整用ボリユームで調整し
たとしても前後、左右に広がりのある音場再生が
できなかつた。
従つて、本考案の目的は非対称聴取条件下であ
つても聴取者の前方正面位置に音像の定位が得ら
れ、しかも前後、左右に広がりを持つ音場が得ら
れ、十分なステレオ受聴が楽しめる車載用音響機
器を提供することである。
つても聴取者の前方正面位置に音像の定位が得ら
れ、しかも前後、左右に広がりを持つ音場が得ら
れ、十分なステレオ受聴が楽しめる車載用音響機
器を提供することである。
本考案の別の目的は運転席及び助手席同時に十
分なステレオ受聴が楽しめる車載用音響機器を提
供することである。
分なステレオ受聴が楽しめる車載用音響機器を提
供することである。
〈問題点を解決するための手段〉
本考案の車載用音響機器は、ステレオ信号のL
−チヤンネル信号成分をL、R−チヤンネル信号
成分をR、減衰度係数kB、オーデイオ信号の低域
成分を減衰させる減衰度係数をkH、オーデイオ信
号の高域成分を減衰させる減衰度係数をkLとした
とき、(L−kB・kH・R)信号、(R−kB・kH・
L)信号、kH・(L−R)信号、kH・(R−L)信
号、kL・(L+R)信号を発生する信号発生部と、
第1、第2、第3、第4、第5のスピーカを有
し、(L−kB・kH・R)信号が印加される第1の
スピーカを運転席前方左側に配設し、かつ(R−
kB・kH・L)信号が印加される第2のスピーカを
運転席前方右側に配設すると共に、kL・(L+R)
信号が印加される第3のスピーカを第1、第2の
スピーカの中間位置に配設し、更にkH・(L−R)
信号が印加される第4のスピーカとkH・(R−L)
信号が印加される第5のスピーカをそれぞれ第
1、第2のスピーカ間の中央線に関して対称に、
かつ運転席及び助手席後方に配設して構成され
る。
−チヤンネル信号成分をL、R−チヤンネル信号
成分をR、減衰度係数kB、オーデイオ信号の低域
成分を減衰させる減衰度係数をkH、オーデイオ信
号の高域成分を減衰させる減衰度係数をkLとした
とき、(L−kB・kH・R)信号、(R−kB・kH・
L)信号、kH・(L−R)信号、kH・(R−L)信
号、kL・(L+R)信号を発生する信号発生部と、
第1、第2、第3、第4、第5のスピーカを有
し、(L−kB・kH・R)信号が印加される第1の
スピーカを運転席前方左側に配設し、かつ(R−
kB・kH・L)信号が印加される第2のスピーカを
運転席前方右側に配設すると共に、kL・(L+R)
信号が印加される第3のスピーカを第1、第2の
スピーカの中間位置に配設し、更にkH・(L−R)
信号が印加される第4のスピーカとkH・(R−L)
信号が印加される第5のスピーカをそれぞれ第
1、第2のスピーカ間の中央線に関して対称に、
かつ運転席及び助手席後方に配設して構成され
る。
〈作 用〉
ラジオ部から出力されたステレオ信号あるいは
テープ再生部やCDプレーヤ等から出力される信
号を用いて信号発生部において、 (L−kB・kH・R)信号、(R−kB・kH・L)
信号、kH・(L−R)信号、kH・(R−L)信号、
kL・(L+R)信号を発生する。但し、ステレオ
信号のL−チヤンネル信号成分をL、R−チヤン
ネル信号成分をR、減衰度係数をkB、オーデイオ
信号の低域成分を減衰させる減衰度係数をkH、オ
ーデイオ信号の高域成分を減衰させる減衰度係数
をkLとし、減衰度係数kBを可変抵抗器により設定
し、減衰度係数kHをハイパスフイルタにより設定
し、減衰度係数kLをローパスフイルタにより設定
する。
テープ再生部やCDプレーヤ等から出力される信
号を用いて信号発生部において、 (L−kB・kH・R)信号、(R−kB・kH・L)
信号、kH・(L−R)信号、kH・(R−L)信号、
kL・(L+R)信号を発生する。但し、ステレオ
信号のL−チヤンネル信号成分をL、R−チヤン
ネル信号成分をR、減衰度係数をkB、オーデイオ
信号の低域成分を減衰させる減衰度係数をkH、オ
ーデイオ信号の高域成分を減衰させる減衰度係数
をkLとし、減衰度係数kBを可変抵抗器により設定
し、減衰度係数kHをハイパスフイルタにより設定
し、減衰度係数kLをローパスフイルタにより設定
する。
そして、(L−kB・kH・R)信号を運転席前方
左側に配設した第1スピーカに印加し、かつ(R
−kB・kH・L)信号を運転席前方右側に配設した
第2スピーカに印加し、kL・(L+R)信号を第
1、第2のスピーカの中間位置に配設した第3ス
ピーカに印加し、kH・(L−R)信号とkH・(R−
L)信号をそれぞれ第1、第2のスピーカ間の中
央線に関して対称に、かつ運転席及び助手席後方
に配設された第4及び第5のスピーカに入力す
る。
左側に配設した第1スピーカに印加し、かつ(R
−kB・kH・L)信号を運転席前方右側に配設した
第2スピーカに印加し、kL・(L+R)信号を第
1、第2のスピーカの中間位置に配設した第3ス
ピーカに印加し、kH・(L−R)信号とkH・(R−
L)信号をそれぞれ第1、第2のスピーカ間の中
央線に関して対称に、かつ運転席及び助手席後方
に配設された第4及び第5のスピーカに入力す
る。
さて、かかるスピーカの配置構造においては、
第1、第2のスピーカにより音場の確保はできる
が、非対称聴取位置における聴取者の前方正面に
音像の定位を得ることができない。そこで、第3
のスピーカを配設することにより、等価的に聴取
者が存在する非対称聴取位置を正三角形の頂点位
置に近ずけ、聴取者前方正面位置に音像の定位が
得られるようにする。しかし、第3のスピーカの
み付加しただけでは音場の広がりは第1、第2の
スピーカだけの場合に比べて狭められてしまう。
そこで、第4、第5のスピーカを配設することに
より音場を拡大する。尚、第1、第2のスピーカ
には混合チヤンネル成分の低域を減衰させた信号
を印加することにより主チヤンネル信号の低域成
分の減衰を防ぎ、第3のスピーカに高域を減衰さ
せた混合信号を印加することにより低域感を増
し、第4、第5のスピーカには低域を減衰させた
混合信号を印加することにより高域を増加でき、
この高域成分により車室内における反射音を増加
でき、全体的に聴取者に優れた臨場感をもたらす
ことができる。
第1、第2のスピーカにより音場の確保はできる
が、非対称聴取位置における聴取者の前方正面に
音像の定位を得ることができない。そこで、第3
のスピーカを配設することにより、等価的に聴取
者が存在する非対称聴取位置を正三角形の頂点位
置に近ずけ、聴取者前方正面位置に音像の定位が
得られるようにする。しかし、第3のスピーカの
み付加しただけでは音場の広がりは第1、第2の
スピーカだけの場合に比べて狭められてしまう。
そこで、第4、第5のスピーカを配設することに
より音場を拡大する。尚、第1、第2のスピーカ
には混合チヤンネル成分の低域を減衰させた信号
を印加することにより主チヤンネル信号の低域成
分の減衰を防ぎ、第3のスピーカに高域を減衰さ
せた混合信号を印加することにより低域感を増
し、第4、第5のスピーカには低域を減衰させた
混合信号を印加することにより高域を増加でき、
この高域成分により車室内における反射音を増加
でき、全体的に聴取者に優れた臨場感をもたらす
ことができる。
〈実施例〉
第2図は本考案にかかる車載用音響機器の概略
説明図である。尚、以下の説明ではステレオ信号
のL−チヤンネル信号成分をL、R−チヤンネル
信号成分をR、減衰度係数をkB、オーデイオ信号
の低域成分を減衰させる減衰度係数をkH、高域成
分を減衰させる減衰度係数をkLとして表現する。
そして、減衰度係数kBは可変抵抗器(アツテネー
タ)により設定し、減衰度係数kHはハイパスフイ
ルタにより設定し、減衰度係数kLはローパスフイ
ルタにより設定する。すなわち、減衰度係数kBは
周波数によらず一定、減衰度係数kHはカツトオフ
周波数fC以上で1、それ以下で0、減衰度係数kL
はカツトオフ周波数fC以上で0、それ以下で1で
ある。
説明図である。尚、以下の説明ではステレオ信号
のL−チヤンネル信号成分をL、R−チヤンネル
信号成分をR、減衰度係数をkB、オーデイオ信号
の低域成分を減衰させる減衰度係数をkH、高域成
分を減衰させる減衰度係数をkLとして表現する。
そして、減衰度係数kBは可変抵抗器(アツテネー
タ)により設定し、減衰度係数kHはハイパスフイ
ルタにより設定し、減衰度係数kLはローパスフイ
ルタにより設定する。すなわち、減衰度係数kBは
周波数によらず一定、減衰度係数kHはカツトオフ
周波数fC以上で1、それ以下で0、減衰度係数kL
はカツトオフ周波数fC以上で0、それ以下で1で
ある。
図中、21は聴取位置HPの前方左側に配設さ
れた第1スピーカ、22は聴取位置HPの前方右
側に配設された第2スピーカ、23は第1、第2
のスピーカの中間に配設された第3スピーカ、2
4は聴取位置HPの後方であつて、第1、第2の
スピーカ間の中央線(c1−c′1)右側近傍に該中
央線から右傾斜角αの方向に向けて配設された第
4スピーカ、25は中央央線c1−c1′に関して第
4スピーカ24と対称に配設された第5のスピー
カである。
れた第1スピーカ、22は聴取位置HPの前方右
側に配設された第2スピーカ、23は第1、第2
のスピーカの中間に配設された第3スピーカ、2
4は聴取位置HPの後方であつて、第1、第2の
スピーカ間の中央線(c1−c′1)右側近傍に該中
央線から右傾斜角αの方向に向けて配設された第
4スピーカ、25は中央央線c1−c1′に関して第
4スピーカ24と対称に配設された第5のスピー
カである。
さて、前方左右の第1、第2のスピーカ21,
22にはそれぞれステレオ信号のL−チヤンネル
信号成分L、R−チヤンネル信号成分Rを主成分
とし、かつ互いに逆相信号の低域を減衰させた信
号が入力されている。すなわち、第1スピーカ2
1には次式 S1=L+(−kB・kH・R) =L−kB・kH・R (1) により与えられるL−チヤンネル信号成分Lを主
成分とする信号S1が入力され、第2スピーカ22
には次式 S2=R+(−kB・kH・L) =R−kB・kH・L (2) により与えられるR−チヤンネル信号成分Rを主
成分とする信号S2が入力されている。この結果、
第1、第2スピーカ21,22から(1),(2)式に応
じた再生音が出力され、音場の確保と音像の定位
が形成される。又、主成分に混入される逆相信号
の低域を減衰させているから主信号成分の低域の
減衰を防止することができる。
22にはそれぞれステレオ信号のL−チヤンネル
信号成分L、R−チヤンネル信号成分Rを主成分
とし、かつ互いに逆相信号の低域を減衰させた信
号が入力されている。すなわち、第1スピーカ2
1には次式 S1=L+(−kB・kH・R) =L−kB・kH・R (1) により与えられるL−チヤンネル信号成分Lを主
成分とする信号S1が入力され、第2スピーカ22
には次式 S2=R+(−kB・kH・L) =R−kB・kH・L (2) により与えられるR−チヤンネル信号成分Rを主
成分とする信号S2が入力されている。この結果、
第1、第2スピーカ21,22から(1),(2)式に応
じた再生音が出力され、音場の確保と音像の定位
が形成される。又、主成分に混入される逆相信号
の低域を減衰させているから主信号成分の低域の
減衰を防止することができる。
尚、減衰度係数kBは逆相信号の混入率を示す。
従つて、kBは1よりも小さくなければならず、ま
た逆相信号の影響が車室内の各条件によつてまち
まちなので、その値はリスニングしながら決定す
ることが望ましい。しかし、一応の目やすとして
0.7〜0.3をkBとして選べば、一応の結果が得られ
る。ただし、kBが1に近ずくと逆相信号の影響が
強くなり楽器のそれぞれの定位がかなり散在して
しまうため、これを不快に感じることもある。
従つて、kBは1よりも小さくなければならず、ま
た逆相信号の影響が車室内の各条件によつてまち
まちなので、その値はリスニングしながら決定す
ることが望ましい。しかし、一応の目やすとして
0.7〜0.3をkBとして選べば、一応の結果が得られ
る。ただし、kBが1に近ずくと逆相信号の影響が
強くなり楽器のそれぞれの定位がかなり散在して
しまうため、これを不快に感じることもある。
以上のように、第1、第2のスピーカ21,2
2を配設することにより、音場を確保することが
できるが従来と同様に聴取位置HPの前方正面に
音像の定位を得ることができない。そこで、本考
案では第3スピーカ23に次式 S3=kL(L+R) (3) に示す高域を減衰させたL−チヤンネル信号成分
とR−チヤンネル信号成分の混合信号S3を入力す
ることにより、換言すればいわゆる低域のモノラ
ル信号を第3スピーカ23に入力することによ
り、等価的に聴取位置HPを正三角形の頂点位置
(対称聴取位置)に近ずけることができ、聴取位
置HPの前方正面位置SPに音像を定位させること
ができる。そして、この第3スピーカに高域を減
衰させた混合信号S3を印加したから低域感を増大
させることができる。
2を配設することにより、音場を確保することが
できるが従来と同様に聴取位置HPの前方正面に
音像の定位を得ることができない。そこで、本考
案では第3スピーカ23に次式 S3=kL(L+R) (3) に示す高域を減衰させたL−チヤンネル信号成分
とR−チヤンネル信号成分の混合信号S3を入力す
ることにより、換言すればいわゆる低域のモノラ
ル信号を第3スピーカ23に入力することによ
り、等価的に聴取位置HPを正三角形の頂点位置
(対称聴取位置)に近ずけることができ、聴取位
置HPの前方正面位置SPに音像を定位させること
ができる。そして、この第3スピーカに高域を減
衰させた混合信号S3を印加したから低域感を増大
させることができる。
ところで、第3スピーカ23にはモノラル信号
が入力されているため、音像の定位が前方正面位
置SPに得られるが、音場の広がりは逆に狭めら
れる。そこで、これを補うために第4のスピーカ
24には次式 S4=kH・(L−R) (4) で与えられる低域を減衰させた差信号S4を入力
し、第5のスピーカ25には次式 S5=kH・(R−L) (5) で与えられる低域を減衰させた差信号S5を入力す
る。尚、ステレオ信号のL−チヤンネル信号成分
LとR−チヤンネル信号成分Rには中央に定位す
る音が同じ量だけ含まれていると考えられる(ボ
ーカルの音は通常のステレオ再生機では中央から
聞え、他の楽器は左右のスピーカから聞える)。
よつて、L−チヤンネル、及びR−チヤンネル信
号成分L,Rを互いに同じ音と異なる音に分類し
て表現すると L=c+l、R=c+r (6) となり、(6)式を(4),(5)式にそれぞれ代入すれば次
式 S4=kH・(l−r) (4)′ S5=kH・(r−l) (5)′ となる。
が入力されているため、音像の定位が前方正面位
置SPに得られるが、音場の広がりは逆に狭めら
れる。そこで、これを補うために第4のスピーカ
24には次式 S4=kH・(L−R) (4) で与えられる低域を減衰させた差信号S4を入力
し、第5のスピーカ25には次式 S5=kH・(R−L) (5) で与えられる低域を減衰させた差信号S5を入力す
る。尚、ステレオ信号のL−チヤンネル信号成分
LとR−チヤンネル信号成分Rには中央に定位す
る音が同じ量だけ含まれていると考えられる(ボ
ーカルの音は通常のステレオ再生機では中央から
聞え、他の楽器は左右のスピーカから聞える)。
よつて、L−チヤンネル、及びR−チヤンネル信
号成分L,Rを互いに同じ音と異なる音に分類し
て表現すると L=c+l、R=c+r (6) となり、(6)式を(4),(5)式にそれぞれ代入すれば次
式 S4=kH・(l−r) (4)′ S5=kH・(r−l) (5)′ となる。
この第4、第5スピーカ24,25により音場
の前後、左右への拡大が可能となる。又、これら
第4、第5スピーカから再生される高域成分によ
り車室内の反射音を増強することができる。
の前後、左右への拡大が可能となる。又、これら
第4、第5スピーカから再生される高域成分によ
り車室内の反射音を増強することができる。
以上から、第3スピーカにより非対称位置にお
ける音像の前方中央定位が達成され、又第4、第
5のスピーカにより音場の拡大が達成される。更
に、信号S1,S2を第1、第2スピーカに印加した
ことにより、これらスピーカからの再生音におけ
る低域の減衰が防止でき、しかも第3スピーカか
らの再生音によつて低域を増強でき、更には第
4、第5スピーカから再生される高域成分により
車室内の反射音を増強でき、聴取者に優れた臨場
感をもたらすことができる。又、注目すべきは中
央線c1−c1′を中心にした聴取位置HPの線対称位
置HP′においても聴取位置HPにおける場合と全
く同一の効果が得られることである。
ける音像の前方中央定位が達成され、又第4、第
5のスピーカにより音場の拡大が達成される。更
に、信号S1,S2を第1、第2スピーカに印加した
ことにより、これらスピーカからの再生音におけ
る低域の減衰が防止でき、しかも第3スピーカか
らの再生音によつて低域を増強でき、更には第
4、第5スピーカから再生される高域成分により
車室内の反射音を増強でき、聴取者に優れた臨場
感をもたらすことができる。又、注目すべきは中
央線c1−c1′を中心にした聴取位置HPの線対称位
置HP′においても聴取位置HPにおける場合と全
く同一の効果が得られることである。
第1図は本考案の車載用音響機器におけるスピ
ーカ配置構成図であり、第3図は回路ブロツク図
であり、第4図は第3図における信号発生部の一
例を示すブロツク図である。
ーカ配置構成図であり、第3図は回路ブロツク図
であり、第4図は第3図における信号発生部の一
例を示すブロツク図である。
第1図において、車室内の前方左右にはそれぞ
れ助手席ASSに近接して第1のスピーカ31と、
運転席DRSに近接して第2のスピーカ32が配
設され、第1、第2スピーカ31,32の中間部
には第3のスピーカ33が配設されている。又、
運転席DRS、助手席ASSの後方リアトレイRTR
中であつて、中央線c1−c1′の右側近傍に中央線
から傾斜角αの方向に向けた第4のスピーカ34
が配設され、更に中央線c1−c1′を中心にした線
対称位置に第5のスピーカ35が配設されてい
る。
れ助手席ASSに近接して第1のスピーカ31と、
運転席DRSに近接して第2のスピーカ32が配
設され、第1、第2スピーカ31,32の中間部
には第3のスピーカ33が配設されている。又、
運転席DRS、助手席ASSの後方リアトレイRTR
中であつて、中央線c1−c1′の右側近傍に中央線
から傾斜角αの方向に向けた第4のスピーカ34
が配設され、更に中央線c1−c1′を中心にした線
対称位置に第5のスピーカ35が配設されてい
る。
第3図において、41はFMステレオ複合信号
を出力するラジオ部、42はテープ再生信号を出
力するテープ再生部、43は信号切替回路、44
は信号発生部であり、FMステレオ複合信号ある
いはテープ再生信号を用いて、信号S1(=L−
kB・kH.R)、S2(=R−kB・kH・L)、S3(=kL
(L+R))、S4(=kH(L−R))、S5(=kH(R−
L))を出力し、これらを第1〜第5スピーカ3
1〜35に入力する。
を出力するラジオ部、42はテープ再生信号を出
力するテープ再生部、43は信号切替回路、44
は信号発生部であり、FMステレオ複合信号ある
いはテープ再生信号を用いて、信号S1(=L−
kB・kH.R)、S2(=R−kB・kH・L)、S3(=kL
(L+R))、S4(=kH(L−R))、S5(=kH(R−
L))を出力し、これらを第1〜第5スピーカ3
1〜35に入力する。
第4図は信号発生部44のブロツク図であり、
45,46は各々L−チヤンネル信号L、R−チ
ヤンネル信号Rを減衰させる可変抵抗器であり、
(1),(2)式における減衰度係数kBを与えるもの、4
7〜48、56〜57はそれぞれハイパスフイル
タで(1)〜(2),(4)〜(5)式における減衰度係数kHを与
えるもの、53,54はローパスフイルタで(3)式
における減衰度係数kLを与えるものである。又、
51は可変抵抗器46とハイパスフイルタ48と
信号反転器50を通つたR−チヤンネル信号(−
kB・kH・R)とL−チヤンネル信号Lとを混合し
て(1)式に示す信号S1を出力する混合器であり、5
2は可変抵抗器45とハイパスフイルタ47と信
号反転器49を通つたL−チヤンネル信号(−
kB・kH・L)とR−チヤンネル信号Rとを混合し
て(2)式に示す信号S2を出力する混合器であり、5
5はローパスフイルタ53を通つたL−チヤンネ
ル信号(kL・L)とローパスフイルタ54を通つ
たR−チヤンネル信号(kL・R)とを混合して(3)
式に示す信号S3を出力する混合器であり、60は
ハイパス56を通つたL−チヤンネル信号(kH・
L)とハイパスフイルタ57と信号反転器59を
通つたR−チヤンネル信号(−kH・R)とを混合
して(4)式に示す信号S4を出力する混合器であり、
61はハイパスフイルタ57を通つたR−チヤン
ネル信号(kH・R)とハイパスフイルタ56と信
号反転器58を通つたL−チヤンネル信号(−
kH・L)とを混合して(5)式に示す信号S5を出力す
る混合器であり、62〜66は各々混合器51,
55,52,60,61の出力を増幅し、第1ス
ピーカ31、第3スピーカ33、第2スピーカ3
2、第4スピーカ34、第5スピーカ35に入力
する増幅器である。尚、前記ハイパスフイルタ4
7,48,56,57並びにローパスフイルタ5
3,54のカツトオフ周波数fCを1500〜2000Hz程
度に設定する。
45,46は各々L−チヤンネル信号L、R−チ
ヤンネル信号Rを減衰させる可変抵抗器であり、
(1),(2)式における減衰度係数kBを与えるもの、4
7〜48、56〜57はそれぞれハイパスフイル
タで(1)〜(2),(4)〜(5)式における減衰度係数kHを与
えるもの、53,54はローパスフイルタで(3)式
における減衰度係数kLを与えるものである。又、
51は可変抵抗器46とハイパスフイルタ48と
信号反転器50を通つたR−チヤンネル信号(−
kB・kH・R)とL−チヤンネル信号Lとを混合し
て(1)式に示す信号S1を出力する混合器であり、5
2は可変抵抗器45とハイパスフイルタ47と信
号反転器49を通つたL−チヤンネル信号(−
kB・kH・L)とR−チヤンネル信号Rとを混合し
て(2)式に示す信号S2を出力する混合器であり、5
5はローパスフイルタ53を通つたL−チヤンネ
ル信号(kL・L)とローパスフイルタ54を通つ
たR−チヤンネル信号(kL・R)とを混合して(3)
式に示す信号S3を出力する混合器であり、60は
ハイパス56を通つたL−チヤンネル信号(kH・
L)とハイパスフイルタ57と信号反転器59を
通つたR−チヤンネル信号(−kH・R)とを混合
して(4)式に示す信号S4を出力する混合器であり、
61はハイパスフイルタ57を通つたR−チヤン
ネル信号(kH・R)とハイパスフイルタ56と信
号反転器58を通つたL−チヤンネル信号(−
kH・L)とを混合して(5)式に示す信号S5を出力す
る混合器であり、62〜66は各々混合器51,
55,52,60,61の出力を増幅し、第1ス
ピーカ31、第3スピーカ33、第2スピーカ3
2、第4スピーカ34、第5スピーカ35に入力
する増幅器である。尚、前記ハイパスフイルタ4
7,48,56,57並びにローパスフイルタ5
3,54のカツトオフ周波数fCを1500〜2000Hz程
度に設定する。
さて、第1〜第5スピーカ31〜35はそれぞ
れ第2図における第1〜第5スピーカ21〜25
に対応しているから、第1図の車載用音響機器は
第2図の具体的実施例となつており、第2図に関
連して説明した効果がすべて達成される。すなわ
ち、 (a) 聴取者である運転者の前方正面位置に音像の
定位が得られる、 (b) 運転席において前後、左右に広がりを持つ音
場が得られる、 (c) 助手席の搭乗者に対しても(a),(b)のことが言
える、 という効果が得られる。
れ第2図における第1〜第5スピーカ21〜25
に対応しているから、第1図の車載用音響機器は
第2図の具体的実施例となつており、第2図に関
連して説明した効果がすべて達成される。すなわ
ち、 (a) 聴取者である運転者の前方正面位置に音像の
定位が得られる、 (b) 運転席において前後、左右に広がりを持つ音
場が得られる、 (c) 助手席の搭乗者に対しても(a),(b)のことが言
える、 という効果が得られる。
(d) そして、これらの効果は音場空間が狭く反射
音の多い車室内ではより効果的に発揮され、更
に信号発生部44を第4図に示す通りに構成す
ることにより、前方左右のスピーカからの再生
音における低域の減衰が防止でき、しかも前方
中央のスピーカからの再生音によつて低域感を
増強でき、又後方のスピーカから再生される高
域成分により車室内の反射音を増強でき、聴取
者にとつてより優れた臨場感が得られる。
音の多い車室内ではより効果的に発揮され、更
に信号発生部44を第4図に示す通りに構成す
ることにより、前方左右のスピーカからの再生
音における低域の減衰が防止でき、しかも前方
中央のスピーカからの再生音によつて低域感を
増強でき、又後方のスピーカから再生される高
域成分により車室内の反射音を増強でき、聴取
者にとつてより優れた臨場感が得られる。
以上詳細に説明したが、本考案は実施例に限ら
ず種々変更が可能であり、たとえば各スピーカと
聴取者との距離、スピーカの能率、指向性の違い
などによつて生じる音量差や信号の時間差(位相
差)を考慮した補正信号を各スピーカから出力す
るように構成することもできる。
ず種々変更が可能であり、たとえば各スピーカと
聴取者との距離、スピーカの能率、指向性の違い
などによつて生じる音量差や信号の時間差(位相
差)を考慮した補正信号を各スピーカから出力す
るように構成することもできる。
〈考案の効果〉
以上説明したように、本考案によれば(L−
kB・kH・R)信号、(R−kB・kH・L)信号、
kH・(L−R)信号、kH・(R−L)信号、kL・
(L+R)信号を発生する信号発生部と、第1、
第2、第3、第4、第5のスピーカを有し、(L
−kB・kH・R)信号が印加される第1のスピーカ
を運転席前方左側に配設し、かつ(R−kB・kH・
L)が印加される第2のスピーカを運転席前方右
側に配設すると共に、kL・(L+R)信号が印加
される第3のスピーカを第1、第2のスピーカ間
の中央に配設し、更にkH・(L−R)信号が印加
される第4のスピーカとkH・(R−L)信号が印
加される第5のスピーカを第1、第2のスピーカ
間の中央線をはさんで互いに対称に運転席、助手
席後方に配設したから、聴取者である運転者の前
方正面位置に音像の定位が得られ、しかも前後、
左右に広がりを持つ音場が得られ、しかも助手席
の搭乗者についても運転者に対してと同一の効果
が得られ、更には聴取者にとつてより優れた臨場
感が得られる。
kB・kH・R)信号、(R−kB・kH・L)信号、
kH・(L−R)信号、kH・(R−L)信号、kL・
(L+R)信号を発生する信号発生部と、第1、
第2、第3、第4、第5のスピーカを有し、(L
−kB・kH・R)信号が印加される第1のスピーカ
を運転席前方左側に配設し、かつ(R−kB・kH・
L)が印加される第2のスピーカを運転席前方右
側に配設すると共に、kL・(L+R)信号が印加
される第3のスピーカを第1、第2のスピーカ間
の中央に配設し、更にkH・(L−R)信号が印加
される第4のスピーカとkH・(R−L)信号が印
加される第5のスピーカを第1、第2のスピーカ
間の中央線をはさんで互いに対称に運転席、助手
席後方に配設したから、聴取者である運転者の前
方正面位置に音像の定位が得られ、しかも前後、
左右に広がりを持つ音場が得られ、しかも助手席
の搭乗者についても運転者に対してと同一の効果
が得られ、更には聴取者にとつてより優れた臨場
感が得られる。
第1図は本考案の車室内におけるスピーカ配置
説明図、第2図は本考案の概略説明図、第3図は
本考案の車載用音響機器の回路ブロツク図、第4
図は第3図における信号発生部のブロツク図、第
5図は従来の非対称聴取条件説明図である。 21〜25……第1乃至第5スピーカ、31〜
35……第1乃至第5スピーカ、44……信号発
生部、47,48,56,57……ハイパスフイ
ルタ、53,54……ローパスフイルタ、49,
50,58,59……信号反転器、51,52,
55,60,61……混合器。
説明図、第2図は本考案の概略説明図、第3図は
本考案の車載用音響機器の回路ブロツク図、第4
図は第3図における信号発生部のブロツク図、第
5図は従来の非対称聴取条件説明図である。 21〜25……第1乃至第5スピーカ、31〜
35……第1乃至第5スピーカ、44……信号発
生部、47,48,56,57……ハイパスフイ
ルタ、53,54……ローパスフイルタ、49,
50,58,59……信号反転器、51,52,
55,60,61……混合器。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ステレオ信号のL−チヤンネル信号成分を
L、R−チヤンネル信号成分をR、減衰度係数
をkB、オーデイオ信号の低域成分を減衰させる
減衰度係数をkH、オーデイオ信号の高域成分を
減衰させる減衰度係数をkLとしたとき、 (L−kB・kH・R)信号、(R−kB・kH・L)
信号、kH・(L−R)信号、kH・(R−L)信
号、kL・(L+R)信号を発生する信号発生部
と、第1、第2、第3、第4、第5のスピーカ
を有し、(L−kB・kH・R)信号が印加される
第1のスピーカを運転席前方左側に配設し、か
つ(R−kB・kH・L)信号が印加される第2の
スピーカを運転席前方右側に配設すると共に、
kL・(L+R)信号が印加される第3のスピー
カを第1、第2のスピーカの中間位置に配設
し、更にkH・(L−R)信号が印加される第4
のスピーカとkH・(R−L)信号が印加される
第5のスピーカをそれぞれ第1、第2のスピー
カ間の中央線に関して対称に、かつ運転席及び
助手席後方に配設してなることを特徴とする車
載用音響機器。 (2) 前記減衰度係数kBを可変抵抗器により設定
し、減衰度係数kHをハイパスフイルタにより設
定し、減衰度係数kLをローパスフイルタにより
設定してなることを特徴とする実用新案登録請
求の範囲第1項記載の車載用音響機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14254284U JPH0141280Y2 (ja) | 1984-09-20 | 1984-09-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14254284U JPH0141280Y2 (ja) | 1984-09-20 | 1984-09-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6157797U JPS6157797U (ja) | 1986-04-18 |
JPH0141280Y2 true JPH0141280Y2 (ja) | 1989-12-06 |
Family
ID=30700861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14254284U Expired JPH0141280Y2 (ja) | 1984-09-20 | 1984-09-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0141280Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013051085A1 (ja) * | 2011-10-03 | 2013-04-11 | パイオニア株式会社 | 音声信号処理装置、音声信号処理方法及び音声信号処理プログラム |
-
1984
- 1984-09-20 JP JP14254284U patent/JPH0141280Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6157797U (ja) | 1986-04-18 |
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