JPH0323751Y2 - - Google Patents
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- JPH0323751Y2 JPH0323751Y2 JP1986144582U JP14458286U JPH0323751Y2 JP H0323751 Y2 JPH0323751 Y2 JP H0323751Y2 JP 1986144582 U JP1986144582 U JP 1986144582U JP 14458286 U JP14458286 U JP 14458286U JP H0323751 Y2 JPH0323751 Y2 JP H0323751Y2
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- sound
- speaker
- circuit
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- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、コンサートホール等のように広い空
間で聴取する原音響とほぼ同様で自然な聴取感を
得ることができるように、臨場感豊に音響を再生
する再生装置に関し、詳しくは再生装置のスピー
カの取付構造に関する。
間で聴取する原音響とほぼ同様で自然な聴取感を
得ることができるように、臨場感豊に音響を再生
する再生装置に関し、詳しくは再生装置のスピー
カの取付構造に関する。
聴取感とそれに関する物理量を対比してみる
と、 臨場感/拡がり感→横方向成分 音の豊さ/音の大きさ→初期反射エネルギー 前方定位感/バランス→前後比 明瞭さ→明瞭度 音の響き→残響時間 音の輝き→高音域/中音域 低音感→低音域/中音域 があり、これらの物理量は、特定の聴取位置にお
ける心理的音響聴取感を評価する上で有効であ
り、その聴取場所を一定とした条件のもとで、音
場の過渡特性、定常特性、指向性のすべてがを網
羅している。
と、 臨場感/拡がり感→横方向成分 音の豊さ/音の大きさ→初期反射エネルギー 前方定位感/バランス→前後比 明瞭さ→明瞭度 音の響き→残響時間 音の輝き→高音域/中音域 低音感→低音域/中音域 があり、これらの物理量は、特定の聴取位置にお
ける心理的音響聴取感を評価する上で有効であ
り、その聴取場所を一定とした条件のもとで、音
場の過渡特性、定常特性、指向性のすべてがを網
羅している。
近年、聴覚的に豊かな臨場感を感じさせる試み
としてサラウンドと称されて多種多用な方法が考
えられている。
としてサラウンドと称されて多種多用な方法が考
えられている。
その主な方法として、音に包まれるような感じ
を与える方法がある。これはスピーカを聴取者の
前方だけでなく、上後方にも設置する方法であ
る。
を与える方法がある。これはスピーカを聴取者の
前方だけでなく、上後方にも設置する方法であ
る。
具体的には、上後方の1つ又は複数個のスピー
カに供給する音響信号を、上記物理量を考慮し
て、例えば前方からの左右の音を遅延させた信
号、或いはその左右の音の差の信号等とし、更に
は上記物理量を組み合わせた信号として再生する
ものである。よつて、好ましい音響聴取感を得る
ためには聴取者の頭部と上記の各スピーカとの位
置関係を正しく設定する必要があつた。
カに供給する音響信号を、上記物理量を考慮し
て、例えば前方からの左右の音を遅延させた信
号、或いはその左右の音の差の信号等とし、更に
は上記物理量を組み合わせた信号として再生する
ものである。よつて、好ましい音響聴取感を得る
ためには聴取者の頭部と上記の各スピーカとの位
置関係を正しく設定する必要があつた。
ところが、このサラウンド再生は、従来では前
方の左右スピーカからの再生音と後方のサラウン
ドスピーカからの再生音とがほぼ反対の向きでぶ
つかるように考慮して上記した各種物理量を調整
して聴取者の聴取感を良好に、つまり音に包まれ
るような感じを与えるようにしている。
方の左右スピーカからの再生音と後方のサラウン
ドスピーカからの再生音とがほぼ反対の向きでぶ
つかるように考慮して上記した各種物理量を調整
して聴取者の聴取感を良好に、つまり音に包まれ
るような感じを与えるようにしている。
従つて、聴取者の聴取する音場は、前方からの
音と後方からの音とによつて形成された音場(二
次元的な音場)となり、コンサートホール等の広
い空間における原音場と比較すると、いまひとつ
の改善が望まれていた。
音と後方からの音とによつて形成された音場(二
次元的な音場)となり、コンサートホール等の広
い空間における原音場と比較すると、いまひとつ
の改善が望まれていた。
本考案の目的は、三次元的に考慮した音場で聴
取者を包むようにして、上記した原音場により近
い音場を再生することができるようにした音響再
生装置を提供することである。
取者を包むようにして、上記した原音場により近
い音場を再生することができるようにした音響再
生装置を提供することである。
このために本考案の音響再生装置は、聴取位置
の両側に設置される左右スピーカと、該聴取位置
のほぼ上方乃至上後方に設置され且つ上記左右ス
ピーカに供給される音声信号を少なくもと遅延し
た音声信号を再生する上スピーカとを具備する音
響再生装置であつて、上記左右スピーカをベツド
の頭部位置の左右にスピーカ保持具により取り付
けると共に、上記上スピーカを上記ベツトの頭部
位置の上方乃至上後方に上記スピーカ保持具によ
り取り付け、且つ上記左右スピーカおよび上記上
スピーカの上記頭部位置に対する向きを調整可能
に構成した。
の両側に設置される左右スピーカと、該聴取位置
のほぼ上方乃至上後方に設置され且つ上記左右ス
ピーカに供給される音声信号を少なくもと遅延し
た音声信号を再生する上スピーカとを具備する音
響再生装置であつて、上記左右スピーカをベツド
の頭部位置の左右にスピーカ保持具により取り付
けると共に、上記上スピーカを上記ベツトの頭部
位置の上方乃至上後方に上記スピーカ保持具によ
り取り付け、且つ上記左右スピーカおよび上記上
スピーカの上記頭部位置に対する向きを調整可能
に構成した。
以下、本考案の実施例について説明する。第5
図はその音響再生回路を示す図である。1,1′
はRチヤンネル音声信号、Lチヤンネル音声信号
が入力する入力端子、2,2′はバツフア、3,
3′は制御端子3a,3a′に印加する制御パルス
により遅延時間を調整できる遅延回路である。
図はその音響再生回路を示す図である。1,1′
はRチヤンネル音声信号、Lチヤンネル音声信号
が入力する入力端子、2,2′はバツフア、3,
3′は制御端子3a,3a′に印加する制御パルス
により遅延時間を調整できる遅延回路である。
また、4,4′はエコー回路であり、一方のエ
コー回路4は、ミキサ41,42、遅延回路4
3、出力レベルを入力レベル以下とするゲイン調
整回路44,45でなり、遅延回路3からの出力
信号とゲイン調整回路45からの信号をミキサ4
2で混合(加算)し、その出力を遅延回路43で
遅延し、その出力をゲイン調整回路44でレベル
調整しその出力をミキサ41で遅延回路3の出力
信号と混合(加算)して出力するもので、上記ゲ
イン調整回路44の出力の一部はゲイン調整回路
45に入力してミキサ42で最初の信号と繰り返
し混合される。
コー回路4は、ミキサ41,42、遅延回路4
3、出力レベルを入力レベル以下とするゲイン調
整回路44,45でなり、遅延回路3からの出力
信号とゲイン調整回路45からの信号をミキサ4
2で混合(加算)し、その出力を遅延回路43で
遅延し、その出力をゲイン調整回路44でレベル
調整しその出力をミキサ41で遅延回路3の出力
信号と混合(加算)して出力するもので、上記ゲ
イン調整回路44の出力の一部はゲイン調整回路
45に入力してミキサ42で最初の信号と繰り返
し混合される。
よつて、ゲイン調整回路44,45のゲインを
端子44a,45aに加える制御信号によつて調
整し、また遅延回路43の遅延時間を端子43a
に加えるパルスによつて調整することにより、所
望の残響を付加させることができる。この残響時
間間隔としては、例えば100ms〜数ms程度が好
ましい。他方のエコー回路4′も同様の構成でな
るので、同様の構成要素には同一符号に〓′〓を
附した。なお、遅延回路43,43′の端子43
a,43a′への制御パルスを停止させれば、残響
のない、遅延回路3,3′にて遅延されただけの
音となる。
端子44a,45aに加える制御信号によつて調
整し、また遅延回路43の遅延時間を端子43a
に加えるパルスによつて調整することにより、所
望の残響を付加させることができる。この残響時
間間隔としては、例えば100ms〜数ms程度が好
ましい。他方のエコー回路4′も同様の構成でな
るので、同様の構成要素には同一符号に〓′〓を
附した。なお、遅延回路43,43′の端子43
a,43a′への制御パルスを停止させれば、残響
のない、遅延回路3,3′にて遅延されただけの
音となる。
5はエコー回路4,4′からの出力信号を入力
して周波数特性を調整する音質調整回路であり、
例えば10kHz以上の成分をカツトするように調整
される。なお、音質は音の好みに応じて、カツト
成分を変えるか或いはノーカツトにするように端
子5aへの制御信号により調整しても良い。6は
音質調整回路5から出力する2個の入力信号を適
量割合で減算・加算或いはそのままL,Rの信号
として出力させる加減算回路であり、端子6aか
らの制御信号により切り換えられる。
して周波数特性を調整する音質調整回路であり、
例えば10kHz以上の成分をカツトするように調整
される。なお、音質は音の好みに応じて、カツト
成分を変えるか或いはノーカツトにするように端
子5aへの制御信号により調整しても良い。6は
音質調整回路5から出力する2個の入力信号を適
量割合で減算・加算或いはそのままL,Rの信号
として出力させる加減算回路であり、端子6aか
らの制御信号により切り換えられる。
7はエコー回路4,4′からの出力信号を減算
する(L−R)減算回路、8はその減算回路7か
らの出力信号から7KHz以下の成分を取り出すロ
ーパスフイルタ、9はノイズ除去回路である。
する(L−R)減算回路、8はその減算回路7か
らの出力信号から7KHz以下の成分を取り出すロ
ーパスフイルタ、9はノイズ除去回路である。
VR1〜VR5は連動した音量調整用の可変抵
抗であり、VR1はサイドのLスピーカ10用、
VR2はサイドのRスピーカ11用、VR3はサ
ラウンドのセンタースピーカ12用、VR4はサ
ラウンドのLスピーカ13用、VR5はサラウン
ドのRスピーカ14用である(第2図参照)。
抗であり、VR1はサイドのLスピーカ10用、
VR2はサイドのRスピーカ11用、VR3はサ
ラウンドのセンタースピーカ12用、VR4はサ
ラウンドのLスピーカ13用、VR5はサラウン
ドのRスピーカ14用である(第2図参照)。
なお、上記した遅延回路3,3′,43,4
3′については、これをBBD(バケツト・ブリゲ
ード・デバイス)で構成することもできるが、
CCD(チヤージ・カップルド・デバイス)を使用
することも可能である。ただし、このCCDを使
用する場合は、例えばバツフア2,2′以後の入
力信号を高周波で変調してこれをCCDで遅延さ
せ、その後に例えば回路4,5,7以前の回路に
て低周波成分に復調させる必要がある。
3′については、これをBBD(バケツト・ブリゲ
ード・デバイス)で構成することもできるが、
CCD(チヤージ・カップルド・デバイス)を使用
することも可能である。ただし、このCCDを使
用する場合は、例えばバツフア2,2′以後の入
力信号を高周波で変調してこれをCCDで遅延さ
せ、その後に例えば回路4,5,7以前の回路に
て低周波成分に復調させる必要がある。
第1図乃至第3図において、20はベツド、2
1は該ベツド20の頭部20aの隅部に置かれた
上記の回路構成成分を構成した装置、22,2
3,24は上記ベツド20に取り付けられるスピ
ーカ保持具である。該スピーカ保持具22,2
3,24はパイプでなり、スピーカ保持具22の
下部はL字状に折り曲げられ、上記ベツド20の
脚部20bに踏み込まれて固定される。
1は該ベツド20の頭部20aの隅部に置かれた
上記の回路構成成分を構成した装置、22,2
3,24は上記ベツド20に取り付けられるスピ
ーカ保持具である。該スピーカ保持具22,2
3,24はパイプでなり、スピーカ保持具22の
下部はL字状に折り曲げられ、上記ベツド20の
脚部20bに踏み込まれて固定される。
そして、スピーカ保持具22の上部分に、サラ
ウンド用のセンタースピーカ12、Lスピーカ1
3及びRスピーカ14をそれらの放音方向が下方
向となるように装填したキヤビネツト25が、矢
印A方向に回動可能に取り付けられている。
ウンド用のセンタースピーカ12、Lスピーカ1
3及びRスピーカ14をそれらの放音方向が下方
向となるように装填したキヤビネツト25が、矢
印A方向に回動可能に取り付けられている。
上記キヤビネツト25は、より詳しくは、ベツ
ド20に寝る聴取者の耳を中心としてそのほぼ上
方から後ろのゾーン内に位置し、且つ各スピーカ
12〜14からの放音が聴取者の頭の上方から或
いは上後方からその聴取者に向かうように設置さ
れる。
ド20に寝る聴取者の耳を中心としてそのほぼ上
方から後ろのゾーン内に位置し、且つ各スピーカ
12〜14からの放音が聴取者の頭の上方から或
いは上後方からその聴取者に向かうように設置さ
れる。
また、他のスピーカ保持具23は、第4図に示
すように、スピーカ保持具22に取り付けられた
取付片26及び該取付片26に取り付けられたユ
ニバーサルジヨイント27を介してスピーカ保持
具22に対してB方向(左右方向)及びC方向
(上下方向)の任意の方向に回動可能に取り付け
られると共にその任意位置に設定されるようにな
つている。なお、スピーカ保持具24もスピーカ
保持具23と同様に構成さている。そして、これ
らスピーカ保持具23,24にサイドスピーカ1
0,11が、矢印D,D′方向に回動可能に取り
付けられている。
すように、スピーカ保持具22に取り付けられた
取付片26及び該取付片26に取り付けられたユ
ニバーサルジヨイント27を介してスピーカ保持
具22に対してB方向(左右方向)及びC方向
(上下方向)の任意の方向に回動可能に取り付け
られると共にその任意位置に設定されるようにな
つている。なお、スピーカ保持具24もスピーカ
保持具23と同様に構成さている。そして、これ
らスピーカ保持具23,24にサイドスピーカ1
0,11が、矢印D,D′方向に回動可能に取り
付けられている。
さらに、上記キヤビネツト25にはライト28
をその照射方向が下方向となるように装填してあ
り、聴取者がベツド20において寝姿勢で聴取し
ながら本等を読む場合に好適となるように図られ
ている。
をその照射方向が下方向となるように装填してあ
り、聴取者がベツド20において寝姿勢で聴取し
ながら本等を読む場合に好適となるように図られ
ている。
さて、入力端子1,1′に印加したR,Lチヤ
ンネルの音声信号は、そのまま可変抵抗VR1,
VR2に入力して、サイドスピーカ10,11に
よつて再生され、これにより従来のステレオ再生
が行われる。
ンネルの音声信号は、そのまま可変抵抗VR1,
VR2に入力して、サイドスピーカ10,11に
よつて再生され、これにより従来のステレオ再生
が行われる。
また、遅延回路3,3′に入力した音声信号は
そこで遅延されてから、エコー回路4,4′に入
力する。このとき、遅延回路3,3′の遅延時間
に相違を持たせることもできる。
そこで遅延されてから、エコー回路4,4′に入
力する。このとき、遅延回路3,3′の遅延時間
に相違を持たせることもできる。
エコー回路4においては、最初の到来した音信
号がミキサ42、遅延回路43、ゲイン調整回路
44を経由してミキサ41で遅延回路43で設定
した遅延時間経過後の音信号と混合され、よつて
上記音信号の1発目のエコーはオリジナルに比べ
てゲイン調整回路44でのみ減衰をうけたエコー
となる。2発目のエコーは別のゲイン調整回路4
5に入つてからミキサ42、遅延回路43、ゲイ
ン調整回路44を経由してミキサ41に至るの
で、1発目の信号に比較して更に時間遅延され大
きく減衰もされる。3発目、4発目となればより
遅延、減衰が大きくなる。そして、この作用が複
雑に行われるので、所望のエコーを付加させるこ
とができるようになる。そして、遅延回路43の
遅延時間設定、ゲイン調整回路44,45のゲイ
ン設定を適宜行なうことにより、実際のホールに
合わせた反響音を実現できるようになる。以上
は、他方のエコー回路4′についても同様である。
号がミキサ42、遅延回路43、ゲイン調整回路
44を経由してミキサ41で遅延回路43で設定
した遅延時間経過後の音信号と混合され、よつて
上記音信号の1発目のエコーはオリジナルに比べ
てゲイン調整回路44でのみ減衰をうけたエコー
となる。2発目のエコーは別のゲイン調整回路4
5に入つてからミキサ42、遅延回路43、ゲイ
ン調整回路44を経由してミキサ41に至るの
で、1発目の信号に比較して更に時間遅延され大
きく減衰もされる。3発目、4発目となればより
遅延、減衰が大きくなる。そして、この作用が複
雑に行われるので、所望のエコーを付加させるこ
とができるようになる。そして、遅延回路43の
遅延時間設定、ゲイン調整回路44,45のゲイ
ン設定を適宜行なうことにより、実際のホールに
合わせた反響音を実現できるようになる。以上
は、他方のエコー回路4′についても同様である。
なお、エコー回路4,4′は、1回だけ遅延さ
せる回路でも良い。この場合は、回路42,45
を省略するか、或いは制御端子45aへの制御信
号により回路45の出力をほぼ雰にすれば良い。
また、エコーが必要でない場合は、回路44の制
御端子44aへの制御信号により、回路44のゲ
インを雰とすれば良い。これらは他方のエコー回
路4′についても同様に行なう必要がある。
せる回路でも良い。この場合は、回路42,45
を省略するか、或いは制御端子45aへの制御信
号により回路45の出力をほぼ雰にすれば良い。
また、エコーが必要でない場合は、回路44の制
御端子44aへの制御信号により、回路44のゲ
インを雰とすれば良い。これらは他方のエコー回
路4′についても同様に行なう必要がある。
減算回路7からノイズ除去回路9にかけての回
路は、L−Rの信号を処理している。ここでは、
エコー回路4,4′からの出力信号の内のLチヤ
ンネル成分とRチヤンネル成分の同相成分と相殺
し、実際のホールでは壁等からの反響音について
高音成分が大きく減殺されるので、それに見合う
ように高域成分をローパスフイルタ8でカツトし
てノイズ除去回路9でノイズ成分を除去した成分
をサラウンドのセンタスピーカ12から再生させ
ている。よつて、このセンタスピーカ12から
は、複雑な残響音が再生され、これはホール等に
おける背面や上面の壁等で反射した複数の音がマ
ルチパスでミツクスした残響音に擬似の音とな
る。
路は、L−Rの信号を処理している。ここでは、
エコー回路4,4′からの出力信号の内のLチヤ
ンネル成分とRチヤンネル成分の同相成分と相殺
し、実際のホールでは壁等からの反響音について
高音成分が大きく減殺されるので、それに見合う
ように高域成分をローパスフイルタ8でカツトし
てノイズ除去回路9でノイズ成分を除去した成分
をサラウンドのセンタスピーカ12から再生させ
ている。よつて、このセンタスピーカ12から
は、複雑な残響音が再生され、これはホール等に
おける背面や上面の壁等で反射した複数の音がマ
ルチパスでミツクスした残響音に擬似の音とな
る。
音質調整回路5では、エコー回路4,4′から
の出力信号の高域成分を減衰、例えば10Kねば以
上の成分、或いは他の周波数以上の成分をカツト
して、或いは何等カツトせず加減算回路6に送出
する。この加減算回路6の2個の出力には、αL
−βR,αR−βLのように両チヤンネルの信号成分
の適量を減算した信号が得られる。α,βは係数
であり、α≦1、β≦1である。よつて、α=
1、β=0の場合は、L,Rの信号成分が分離し
て得られ、またα=0、β=1の場合は−L、−
Rのようにチヤンネルが反転した信号成分が分離
して得られる。
の出力信号の高域成分を減衰、例えば10Kねば以
上の成分、或いは他の周波数以上の成分をカツト
して、或いは何等カツトせず加減算回路6に送出
する。この加減算回路6の2個の出力には、αL
−βR,αR−βLのように両チヤンネルの信号成分
の適量を減算した信号が得られる。α,βは係数
であり、α≦1、β≦1である。よつて、α=
1、β=0の場合は、L,Rの信号成分が分離し
て得られ、またα=0、β=1の場合は−L、−
Rのようにチヤンネルが反転した信号成分が分離
して得られる。
以上のサラウンド側のスピーカ12〜14によ
り、サイドからのLチヤンネル音声、Rチヤンネ
ル音声がホールで反響して位相的、時間的、レベ
ル的、経路的、周波数的に各種変形を受けた間接
音に擬似の音声として再生される。
り、サイドからのLチヤンネル音声、Rチヤンネ
ル音声がホールで反響して位相的、時間的、レベ
ル的、経路的、周波数的に各種変形を受けた間接
音に擬似の音声として再生される。
そして、サラウンドのスピーカ12〜14は、
その設置位置がベツド20に寝姿勢の聴取者の頭
部上方乃至上後方となるので、サイドのスピーカ
10,11から放音される音の進行方向と、サラ
ウンドのスピーカ12〜14から放音される音の
進行方向とが、聴取者の頭部或いはその近傍でほ
ぼ直交するように交差する。よつて、その聴取者
に対しては、その頭部において三次元的な音場が
形成され、その音場はコンサートホール等におい
て発生する原音場と同様な自然に聞こえる再生音
場となり、サラウンド効果が極めて良好となる。
この場合より良い音響を聴取するためには、各ス
ピーカの位置及び向き等を調節する。
その設置位置がベツド20に寝姿勢の聴取者の頭
部上方乃至上後方となるので、サイドのスピーカ
10,11から放音される音の進行方向と、サラ
ウンドのスピーカ12〜14から放音される音の
進行方向とが、聴取者の頭部或いはその近傍でほ
ぼ直交するように交差する。よつて、その聴取者
に対しては、その頭部において三次元的な音場が
形成され、その音場はコンサートホール等におい
て発生する原音場と同様な自然に聞こえる再生音
場となり、サラウンド効果が極めて良好となる。
この場合より良い音響を聴取するためには、各ス
ピーカの位置及び向き等を調節する。
以上から本考案によれば、コンサートホール等
における原音場と極めて近い自然に聞こえる音場
を他人に迷惑をかけずに耳の近傍のパーソナルな
ゾーンで発生させることができるという特徴があ
る。
における原音場と極めて近い自然に聞こえる音場
を他人に迷惑をかけずに耳の近傍のパーソナルな
ゾーンで発生させることができるという特徴があ
る。
第1図は本実施例をベツドに装着した状態を示
す斜視図、第2図はその正面図、第3図はその側
面図、第4図はスピーカ保持具の部分斜視図、第
5図は音響再生回路の回路図、である。 1,1′……入力端子、2,2′……バツフア、
3,3′……遅延回路、4,4′……エコー回路、
5……音質調整回路、6……加減算回路、7……
減算回路、8……ローパスフイルタ、9……ノイ
ズ除去回路、10,11……サイドスピーカ、1
2〜14……サラウンド用スピーカ、20……ベ
ツド、22,23,24……スピーカ保持具、2
6……取付片、27……ユニバーサルジヨイン
ト。
す斜視図、第2図はその正面図、第3図はその側
面図、第4図はスピーカ保持具の部分斜視図、第
5図は音響再生回路の回路図、である。 1,1′……入力端子、2,2′……バツフア、
3,3′……遅延回路、4,4′……エコー回路、
5……音質調整回路、6……加減算回路、7……
減算回路、8……ローパスフイルタ、9……ノイ
ズ除去回路、10,11……サイドスピーカ、1
2〜14……サラウンド用スピーカ、20……ベ
ツド、22,23,24……スピーカ保持具、2
6……取付片、27……ユニバーサルジヨイン
ト。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 聴取位置の両側に設置される左右スピーカ
と、該聴取位置のほぼ上方乃至上後方に設置さ
れ且つ上記左右スピーカに供給される音声信号
を少なくもと遅延した音声信号を再生する上ス
ピーカとを具備する音響再生装置であつて、 上記左右スピーカをベツドの頭部位置の左右
にスピーカ保持具により取り付けると共に、上
記上スピーカを上記ベツトの頭部位置の上方乃
至上後方に上記スピーカ保持具により取り付
け、且つ上記左右スピーカおよび上記上スピー
カの上記頭部位置に対する向きを調整可能とし
たことを特徴とする音響再生装置。 (2) 上記スピーカ保持具が、その一部が上記ベツ
ドの下部に踏み付けられて固定されるようにし
たことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
1項記載の音響再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986144582U JPH0323751Y2 (ja) | 1986-09-20 | 1986-09-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986144582U JPH0323751Y2 (ja) | 1986-09-20 | 1986-09-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6352380U JPS6352380U (ja) | 1988-04-08 |
JPH0323751Y2 true JPH0323751Y2 (ja) | 1991-05-23 |
Family
ID=31055317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986144582U Expired JPH0323751Y2 (ja) | 1986-09-20 | 1986-09-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0323751Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007151028A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-14 | Pioneer Electronic Corp | 音声出力装置 |
JP6696250B2 (ja) * | 2016-03-17 | 2020-05-20 | ヤマハ株式会社 | 寝具用音響システムおよび寝具用音響装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4922641A (ja) * | 1972-06-26 | 1974-02-28 | ||
JPS5758869U (ja) * | 1980-09-25 | 1982-04-07 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5956896U (ja) * | 1982-10-04 | 1984-04-13 | 松下電器産業株式会社 | 音響装置 |
-
1986
- 1986-09-20 JP JP1986144582U patent/JPH0323751Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4922641A (ja) * | 1972-06-26 | 1974-02-28 | ||
JPS5758869U (ja) * | 1980-09-25 | 1982-04-07 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6352380U (ja) | 1988-04-08 |
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