JPH0550636A - サーマルヘツド - Google Patents
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- JPH0550636A JPH0550636A JP15044891A JP15044891A JPH0550636A JP H0550636 A JPH0550636 A JP H0550636A JP 15044891 A JP15044891 A JP 15044891A JP 15044891 A JP15044891 A JP 15044891A JP H0550636 A JPH0550636 A JP H0550636A
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- JP
- Japan
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- block
- thermal head
- circuit element
- data
- heating resistor
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 構成が簡略化、小型化されるサーマルヘッド
を提供することである。 【構成】 発熱抵抗体26は、配列順に沿って4k+
1,4k+2,4k+3,4k+4(k=0〜5)番目
の6個毎にブロックB1〜B4に区分され、これらはブ
ロック選択信号BL1〜BL4のいずれか一つを入力す
ることによっていずれか1つが選択される。選択された
ブロックBには、各ブロック内のビット数の数の容量を
有するシフトレジスタ53、ラッチ回路52、AND素
子51およびトランジスタ49を介する表示データが与
えられる。このような動作が残余のブロックB2〜B4
についてそれぞれ行われる。
を提供することである。 【構成】 発熱抵抗体26は、配列順に沿って4k+
1,4k+2,4k+3,4k+4(k=0〜5)番目
の6個毎にブロックB1〜B4に区分され、これらはブ
ロック選択信号BL1〜BL4のいずれか一つを入力す
ることによっていずれか1つが選択される。選択された
ブロックBには、各ブロック内のビット数の数の容量を
有するシフトレジスタ53、ラッチ回路52、AND素
子51およびトランジスタ49を介する表示データが与
えられる。このような動作が残余のブロックB2〜B4
についてそれぞれ行われる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるラインサーマ
ルヘッドやシリアルサーマルヘッドなどのサーマルヘッ
ドに関する。
ルヘッドやシリアルサーマルヘッドなどのサーマルヘッ
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、典型的な従来例のサーマルヘッ
ド1のブロック図である。サーマルヘッド1は共通電極
2に接続された複数の分岐電極3の端部にそれぞれ発熱
抵抗体4が接続され、各発熱抵抗体4の他端部にはそれ
ぞれ個別電極5を介して、たとえばパワートランジスタ
などのスイッチング素子6が個別に接続される。各スイ
ッチング素子6の出力端子は、共通に接地配線7に接続
され、各スイッチング素子6の制御信号入力端子にはA
ND素子8がそれぞれ接続される。
ド1のブロック図である。サーマルヘッド1は共通電極
2に接続された複数の分岐電極3の端部にそれぞれ発熱
抵抗体4が接続され、各発熱抵抗体4の他端部にはそれ
ぞれ個別電極5を介して、たとえばパワートランジスタ
などのスイッチング素子6が個別に接続される。各スイ
ッチング素子6の出力端子は、共通に接地配線7に接続
され、各スイッチング素子6の制御信号入力端子にはA
ND素子8がそれぞれ接続される。
【0003】前記スイッチング素子6およびAND素子
8は、集積回路技術によって形成される駆動回路素子9
内に形成され、駆動回路素子9内にはさらに全てのAN
D素子8の数と同一のビット数のシフトレジスタ10お
よびラッチ回路11が形成される。
8は、集積回路技術によって形成される駆動回路素子9
内に形成され、駆動回路素子9内にはさらに全てのAN
D素子8の数と同一のビット数のシフトレジスタ10お
よびラッチ回路11が形成される。
【0004】本従来例では、発熱抵抗体4が24個であ
る場合を想定し、これを配列順に6個ずつ4つのグルー
プG1〜G4の4つのブロックに区分する場合を想定す
る。したがってスイッチング素子6、AND素子8はそ
れぞれ24個ずつ用いられ、AND素子8には、前記ブ
ロックG1〜G4毎にストローブ信号SB1〜SB4が
それぞれ入力され、かつ共通に出力の可否を切換える信
号BEOが入力される。各ストローブ信号SB1〜SB
4は、ローアクチブな信号であり、したがって各ストロ
ーブ信号SB1〜SB4ごとに反転素子12がそれぞれ
接続される。
る場合を想定し、これを配列順に6個ずつ4つのグルー
プG1〜G4の4つのブロックに区分する場合を想定す
る。したがってスイッチング素子6、AND素子8はそ
れぞれ24個ずつ用いられ、AND素子8には、前記ブ
ロックG1〜G4毎にストローブ信号SB1〜SB4が
それぞれ入力され、かつ共通に出力の可否を切換える信
号BEOが入力される。各ストローブ信号SB1〜SB
4は、ローアクチブな信号であり、したがって各ストロ
ーブ信号SB1〜SB4ごとに反転素子12がそれぞれ
接続される。
【0005】図6は、サーマルヘッド1の動作を説明す
るタイムチャートである。シフトレジスタ10には図6
(9)に示すように、24個の発熱抵抗体4に対応する
24ビットのデータD1〜D24からなる表示データD
が、図6(1)および図6(2)に示すようにクロック
信号CKとともに、シリアル信号で入力される。所定の
タイミングで図6(3)のラッチ信号LTがラッチ回路
11に入力され、シフトレジスタ10のデータをラッチ
する。この後、図6(4)のストローブ信号SB1が第
1ブロックG1の前記各AND素子8に共通に入力さ
れ、図6(8)の出力切換信号BEOが全てのAND素
子8に共通に入力される。
るタイムチャートである。シフトレジスタ10には図6
(9)に示すように、24個の発熱抵抗体4に対応する
24ビットのデータD1〜D24からなる表示データD
が、図6(1)および図6(2)に示すようにクロック
信号CKとともに、シリアル信号で入力される。所定の
タイミングで図6(3)のラッチ信号LTがラッチ回路
11に入力され、シフトレジスタ10のデータをラッチ
する。この後、図6(4)のストローブ信号SB1が第
1ブロックG1の前記各AND素子8に共通に入力さ
れ、図6(8)の出力切換信号BEOが全てのAND素
子8に共通に入力される。
【0006】これにより、ラッチ回路11にラッチされ
ている表示データDを第1ブロックG1のスイッチング
素子6に出力する。スイッチング素子6は表示データに
対応して導通または遮断状態に設定され、導通状態の場
合には共通電極2からの電流が発熱抵抗体4を介して接
地配線7に流れ、この発熱抵抗体4が発熱駆動される。
この後、各ブロックG2〜G4には、対応するストロー
ブ信号SB2〜SB4と前記出力切換信号BEOとが順
次印加され印字動作が続行する。
ている表示データDを第1ブロックG1のスイッチング
素子6に出力する。スイッチング素子6は表示データに
対応して導通または遮断状態に設定され、導通状態の場
合には共通電極2からの電流が発熱抵抗体4を介して接
地配線7に流れ、この発熱抵抗体4が発熱駆動される。
この後、各ブロックG2〜G4には、対応するストロー
ブ信号SB2〜SB4と前記出力切換信号BEOとが順
次印加され印字動作が続行する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来例のサーマルヘッ
ド1では、用いられる駆動回路素子9において、AND
素子8が発熱抵抗体4と同数で形成されており、またシ
フトレジスタ10およびラッチ回路11も発熱抵抗体4
の数と同一ビット数が必要であり、駆動回路素子9の構
成が複雑になりコストがかさむという課題を有してい
る。また前記構成が複雑になる点で、駆動回路素子9が
大型化しサーマルヘッド1の小型化が困難であるという
課題を有している。
ド1では、用いられる駆動回路素子9において、AND
素子8が発熱抵抗体4と同数で形成されており、またシ
フトレジスタ10およびラッチ回路11も発熱抵抗体4
の数と同一ビット数が必要であり、駆動回路素子9の構
成が複雑になりコストがかさむという課題を有してい
る。また前記構成が複雑になる点で、駆動回路素子9が
大型化しサーマルヘッド1の小型化が困難であるという
課題を有している。
【0008】また駆動回路素子9において、発熱抵抗体
4からの駆動電流が流れるスイッチング素子6には一般
に24Vの電源電圧が供給されており、一方、シフトレ
ジスタ10、ラッチ回路11およびAND素子8には5
ボルトの電源電圧が供給される。このように電源電圧が
大きく異なる異種の回路素子を単一の駆動回路素子9内
に一体に形成する際には、導体の幅や膜厚あるいは絶縁
特性などの点で異なる技術で形成されることになり、異
種の製造工程を一体化する必要があり製造工程が繁雑に
なるという課題を有している。
4からの駆動電流が流れるスイッチング素子6には一般
に24Vの電源電圧が供給されており、一方、シフトレ
ジスタ10、ラッチ回路11およびAND素子8には5
ボルトの電源電圧が供給される。このように電源電圧が
大きく異なる異種の回路素子を単一の駆動回路素子9内
に一体に形成する際には、導体の幅や膜厚あるいは絶縁
特性などの点で異なる技術で形成されることになり、異
種の製造工程を一体化する必要があり製造工程が繁雑に
なるという課題を有している。
【0009】本発明の目的は、上述の技術的課題を解消
し、構成を簡略化することができ、かつ小型化を図るこ
とができるサーマルヘッドを提供することである。
し、構成を簡略化することができ、かつ小型化を図るこ
とができるサーマルヘッドを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、一方端に共通
な駆動電力が供給される複数の発熱抵抗体を複数個ずつ
ブロックに区分するとともに、各ブロックに対応する複
数種類の選択信号のいずれか一つが入力されて導通状態
に切換わる複数のスイッチング手段が各発熱抵抗体の他
端にそれぞれ接続されて成るブロック選択手段と、各ス
イッチング手段の出力が、各ブロック毎の対応する配列
位置のスイッチング手段に亘りそれぞれ共通に接続さ
れ、発熱抵抗体を共通電位に導通/遮断する複数の駆動
手段と、各ブロック毎の発熱抵抗体と同一ビット数のシ
リアルデータをパラレルデータに変換するデータ変換手
段と、データ変換手段からのパラレルデータを、出力制
御信号が入力されている期間に亘り各駆動手段に出力す
る複数のゲート手段とを含むことを特徴とするサーマル
ヘッドである。
な駆動電力が供給される複数の発熱抵抗体を複数個ずつ
ブロックに区分するとともに、各ブロックに対応する複
数種類の選択信号のいずれか一つが入力されて導通状態
に切換わる複数のスイッチング手段が各発熱抵抗体の他
端にそれぞれ接続されて成るブロック選択手段と、各ス
イッチング手段の出力が、各ブロック毎の対応する配列
位置のスイッチング手段に亘りそれぞれ共通に接続さ
れ、発熱抵抗体を共通電位に導通/遮断する複数の駆動
手段と、各ブロック毎の発熱抵抗体と同一ビット数のシ
リアルデータをパラレルデータに変換するデータ変換手
段と、データ変換手段からのパラレルデータを、出力制
御信号が入力されている期間に亘り各駆動手段に出力す
る複数のゲート手段とを含むことを特徴とするサーマル
ヘッドである。
【0011】また本発明は、前記ブロック選択手段と駆
動手段とは、集積回路素子として構成され、データ変換
手段と複数のゲート手段とは他の集積回路素子として構
成されることを特徴とする。
動手段とは、集積回路素子として構成され、データ変換
手段と複数のゲート手段とは他の集積回路素子として構
成されることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明に従うサーマルヘッドは、一方端に共通
な駆動電力が供給される複数の発熱抵抗体を、複数個ず
つブロックに区分する。各発熱抵抗体の他端にはブロッ
ク選択手段の各スイッチング手段がそれぞれ接続され
る。すなわちスイッチング手段は、発熱抵抗体と同数で
ある。前記スイッチング手段の出力は、各ブロック毎の
対応する配列位置のスイッチング手段に亘りそれぞれ共
通に接続され、複数の駆動手段にそれぞれ接続される。
すなわち駆動手段は、一つのブロック内の発熱抵抗体の
数だけ用いられ、発熱抵抗体を共通電位に導通/遮断す
る。
な駆動電力が供給される複数の発熱抵抗体を、複数個ず
つブロックに区分する。各発熱抵抗体の他端にはブロッ
ク選択手段の各スイッチング手段がそれぞれ接続され
る。すなわちスイッチング手段は、発熱抵抗体と同数で
ある。前記スイッチング手段の出力は、各ブロック毎の
対応する配列位置のスイッチング手段に亘りそれぞれ共
通に接続され、複数の駆動手段にそれぞれ接続される。
すなわち駆動手段は、一つのブロック内の発熱抵抗体の
数だけ用いられ、発熱抵抗体を共通電位に導通/遮断す
る。
【0013】一方、各ブロック毎の発熱抵抗体と同一ビ
ット数のシリアルデータはデータ変換手段によりパラレ
ルデータに変換され、このデータ変換手段からのパラレ
ルデータは複数のゲート手段を介して、ゲート手段への
出力制御信号が入力されている期間に亘り、各駆動手段
に出力される。
ット数のシリアルデータはデータ変換手段によりパラレ
ルデータに変換され、このデータ変換手段からのパラレ
ルデータは複数のゲート手段を介して、ゲート手段への
出力制御信号が入力されている期間に亘り、各駆動手段
に出力される。
【0014】すなわち本発明では、前記ゲート手段は一
つのブロック内の発熱抵抗体の数だけ用いられ、各ゲー
ト手段にパラレルデータを出力するデータ変換手段のビ
ット数も前記ゲート数と同一ビット数に選ばれる。この
点で構成の小型化と簡略化とを図ることができる。
つのブロック内の発熱抵抗体の数だけ用いられ、各ゲー
ト手段にパラレルデータを出力するデータ変換手段のビ
ット数も前記ゲート数と同一ビット数に選ばれる。この
点で構成の小型化と簡略化とを図ることができる。
【0015】また前記ブロック選択手段と駆動手段とが
集積回路素子として構成され、データ変換手段と複数の
ゲート手段とが他の集積回路素子として構成される場
合、発熱抵抗体からの駆動電流が流れる集積回路素子
と、ロジックレベルの電圧で制御される集積回路素子と
を個別に製造するので、各種集積回路素子毎に用いられ
電圧レベルに対応する単一の製造工程を用いればよく、
このような集積回路素子の製造工程を含むサーマルヘッ
ドの製造工程を簡略化することができる。
集積回路素子として構成され、データ変換手段と複数の
ゲート手段とが他の集積回路素子として構成される場
合、発熱抵抗体からの駆動電流が流れる集積回路素子
と、ロジックレベルの電圧で制御される集積回路素子と
を個別に製造するので、各種集積回路素子毎に用いられ
電圧レベルに対応する単一の製造工程を用いればよく、
このような集積回路素子の製造工程を含むサーマルヘッ
ドの製造工程を簡略化することができる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の一実施例のサーマルヘッド2
1の電気的構成を示す回路図であり、図2はサーマルヘ
ッド21の断面図である。サーマルヘッド21は、たと
えばアルミニウムから成る放熱板22上に酸化アルミニ
ウムAl2O3などのセラミックから形成される絶縁基板
23が搭載される。絶縁基板23上にはガラスから成る
グレーズ層24が形成され、この上には窒化タンタルT
a3N4などをスパッタリングなどの薄膜技術で数100
Åの膜厚に成膜して抵抗体層25が形成される。さらに
その上には、アルミニウムなどの金属をスパッタリング
やエッチングなどの薄膜技術でパターン形成する。
1の電気的構成を示す回路図であり、図2はサーマルヘ
ッド21の断面図である。サーマルヘッド21は、たと
えばアルミニウムから成る放熱板22上に酸化アルミニ
ウムAl2O3などのセラミックから形成される絶縁基板
23が搭載される。絶縁基板23上にはガラスから成る
グレーズ層24が形成され、この上には窒化タンタルT
a3N4などをスパッタリングなどの薄膜技術で数100
Åの膜厚に成膜して抵抗体層25が形成される。さらに
その上には、アルミニウムなどの金属をスパッタリング
やエッチングなどの薄膜技術でパターン形成する。
【0017】すなわちサーマルヘッド21に形成される
A個(例として24個)の発熱抵抗体26を、後述する
予め定めるN個(例として6個)毎に区分し、区分され
た各ブロックB1,B2,B3,B4(総称するときは
参照符Bで示す)毎の発熱抵抗体26の一方端に共通に
接続される共通電極27を形成する。
A個(例として24個)の発熱抵抗体26を、後述する
予め定めるN個(例として6個)毎に区分し、区分され
た各ブロックB1,B2,B3,B4(総称するときは
参照符Bで示す)毎の発熱抵抗体26の一方端に共通に
接続される共通電極27を形成する。
【0018】発熱抵抗体26の他端には、発熱抵抗体2
6毎に個別電極29が形成され、後述する構成の駆動回
路素子30の配置領域31内に延びて、その端部はパッ
ド部32として構成される。前記配置領域31と制御回
路素子33の配置領域34とに亘り、両端がパッド部3
6として構成される複数の接続導体35が形成される。
前記配置領域34内には、絶縁基板23の端部付近から
駆動回路素子33に表示用の制御信号や表示データなど
を供給するために両端がパッド部37として構成される
複数の信号ライン38が設けられ、また各配置領域34
に亘り端部がパッド部40として構成される共通接地電
極39が形成される。
6毎に個別電極29が形成され、後述する構成の駆動回
路素子30の配置領域31内に延びて、その端部はパッ
ド部32として構成される。前記配置領域31と制御回
路素子33の配置領域34とに亘り、両端がパッド部3
6として構成される複数の接続導体35が形成される。
前記配置領域34内には、絶縁基板23の端部付近から
駆動回路素子33に表示用の制御信号や表示データなど
を供給するために両端がパッド部37として構成される
複数の信号ライン38が設けられ、また各配置領域34
に亘り端部がパッド部40として構成される共通接地電
極39が形成される。
【0019】絶縁基板23上で発熱抵抗体26を被覆し
て、たとえば窒化ケイ素Si3N4から成る耐摩耗層41
が形成される。また駆動回路素子30および制御回路素
子33はバンプ42,43を有し、前記配置領域31内
におけるパッド部32,36や配置領域34内における
パッド部36,37などに、はんだ層44を介してフェ
イスダウンボンディング法で接続される。また前記信号
ライン38および共通接地電極39のパッド部37,4
0には、たとえば可撓性合成樹脂材料などから成る支持
フィルム45上に回路配線46が形成された可撓性配線
基板47がはんだ層44を介して接続される。
て、たとえば窒化ケイ素Si3N4から成る耐摩耗層41
が形成される。また駆動回路素子30および制御回路素
子33はバンプ42,43を有し、前記配置領域31内
におけるパッド部32,36や配置領域34内における
パッド部36,37などに、はんだ層44を介してフェ
イスダウンボンディング法で接続される。また前記信号
ライン38および共通接地電極39のパッド部37,4
0には、たとえば可撓性合成樹脂材料などから成る支持
フィルム45上に回路配線46が形成された可撓性配線
基板47がはんだ層44を介して接続される。
【0020】図1に示されるようにサーマルヘッド21
の前記駆動回路素子30には、各個別電極29に入力端
が接続され、発熱抵抗体26と同数のスイッチング手段
であるトランジスタ48がそれぞれ設けられる。各トラ
ンジスタ48の出力端はその配列方向に沿って隣接する
たとえば4個ずつが共通に接続され、駆動手段である6
個のトランジスタ49の入力端に接続される。
の前記駆動回路素子30には、各個別電極29に入力端
が接続され、発熱抵抗体26と同数のスイッチング手段
であるトランジスタ48がそれぞれ設けられる。各トラ
ンジスタ48の出力端はその配列方向に沿って隣接する
たとえば4個ずつが共通に接続され、駆動手段である6
個のトランジスタ49の入力端に接続される。
【0021】一つのトランジスタ49に出力端が共通に
接続される4個のトランジスタ48の各制御入力端子に
は、ブロック選択信号BL1〜BL4が反転回路50を
それぞれ介して反転された信号が個別に接続される。こ
のような接続は残余の20個のトランジスタすなわち4
個ずつ5グループのトランジスタ48についても同様で
ある。
接続される4個のトランジスタ48の各制御入力端子に
は、ブロック選択信号BL1〜BL4が反転回路50を
それぞれ介して反転された信号が個別に接続される。こ
のような接続は残余の20個のトランジスタすなわち4
個ずつ5グループのトランジスタ48についても同様で
ある。
【0022】すなわちブロック選択信号BL1は、前記
4個毎のトランジスタ48の6グループの各グループの
配列方向左端のトランジスタ48の制御入力端子に共通
に入力され、これらの各トランジスタ48に対応する発
熱抵抗体26がブロックB1を構成する。ブロック選択
信号BL2は当該4個毎の各グループの配列方向左から
2つめの各トランジスタ48の制御入力端子にそれぞれ
接続され、これらのトランジスタ48に対応する発熱抵
抗体26がブロックB2を構成する。以下同様にブロッ
ク選択信号BL3,BL4は、4個毎のトランジスタ4
8の各グループの配列方向左から3つめおよび4つめの
トランジスタ48の制御入力端子に共通に接続され、ブ
ロックB1,B2と同様にブロックB3,B4が構成さ
れる。
4個毎のトランジスタ48の6グループの各グループの
配列方向左端のトランジスタ48の制御入力端子に共通
に入力され、これらの各トランジスタ48に対応する発
熱抵抗体26がブロックB1を構成する。ブロック選択
信号BL2は当該4個毎の各グループの配列方向左から
2つめの各トランジスタ48の制御入力端子にそれぞれ
接続され、これらのトランジスタ48に対応する発熱抵
抗体26がブロックB2を構成する。以下同様にブロッ
ク選択信号BL3,BL4は、4個毎のトランジスタ4
8の各グループの配列方向左から3つめおよび4つめの
トランジスタ48の制御入力端子に共通に接続され、ブ
ロックB1,B2と同様にブロックB3,B4が構成さ
れる。
【0023】したがってトランジスタ49はトランジス
タ48の前記4個毎のグループ数すなわち各ブロックB
1〜B4毎の発熱抵抗体26の数である6個設けられ
る。トランジスタ49の出力端は、前記共通接地電極3
9に共通に接続され、たとえば接地電位に接続される。
トランジスタ49の制御入力端子は、制御回路素子33
に接続される。
タ48の前記4個毎のグループ数すなわち各ブロックB
1〜B4毎の発熱抵抗体26の数である6個設けられ
る。トランジスタ49の出力端は、前記共通接地電極3
9に共通に接続され、たとえば接地電位に接続される。
トランジスタ49の制御入力端子は、制御回路素子33
に接続される。
【0024】制御回路素子33は、出力が各トランジス
タ49の制御入力端子にそれぞれ入力されるゲート手段
である6個のAND素子51を備える。当該AND素子
51の各一方入力端子には、単一のストローブ信号SB
が共通に入力され、他方入力端子には本実施例において
6ビットのラッチ回路52の各ビット毎の出力が供給さ
れる。ラッチ回路52には、やはり6ビットのシフトレ
ジスタ53からのデータが並列に入力される。シフトレ
ジスタ53には、後述するような6ビット毎の表示デー
タDとクロック信号CKとが入力され、ラッチ回路52
にはラッチ信号LTが入力される。ラッチ回路52とシ
フトレジスタ53とがデータ変換手段を構成する。
タ49の制御入力端子にそれぞれ入力されるゲート手段
である6個のAND素子51を備える。当該AND素子
51の各一方入力端子には、単一のストローブ信号SB
が共通に入力され、他方入力端子には本実施例において
6ビットのラッチ回路52の各ビット毎の出力が供給さ
れる。ラッチ回路52には、やはり6ビットのシフトレ
ジスタ53からのデータが並列に入力される。シフトレ
ジスタ53には、後述するような6ビット毎の表示デー
タDとクロック信号CKとが入力され、ラッチ回路52
にはラッチ信号LTが入力される。ラッチ回路52とシ
フトレジスタ53とがデータ変換手段を構成する。
【0025】サーマルヘッド21には、サーマルヘッド
21が用いられるたとえばファクシミリ装置などの制御
回路54が接続され、共通電極27にたとえば24Vの
電圧を供給し、各信号BL1〜BL4,SB,LT,
D,CKを供給する。
21が用いられるたとえばファクシミリ装置などの制御
回路54が接続され、共通電極27にたとえば24Vの
電圧を供給し、各信号BL1〜BL4,SB,LT,
D,CKを供給する。
【0026】図3は、サーマルヘッド21の動作を説明
するタイミングチャートである。本実施例では、制御回
路素子33から6ビットのパラレルデータを出力し、こ
のパラレルな表示データDを前記ブロック選択信号BL
1〜BL4のいずれか一つで選択される前記各ブロック
B1〜B4のいずれか一つに対応するトランジスタ48
に入力し、これにより全24ビットの発熱抵抗体26を
個別に駆動しようとするものである。
するタイミングチャートである。本実施例では、制御回
路素子33から6ビットのパラレルデータを出力し、こ
のパラレルな表示データDを前記ブロック選択信号BL
1〜BL4のいずれか一つで選択される前記各ブロック
B1〜B4のいずれか一つに対応するトランジスタ48
に入力し、これにより全24ビットの発熱抵抗体26を
個別に駆動しようとするものである。
【0027】本実施例において、6ビットのシフトレジ
スタ53には、図3(1)および同図(2)に示される
ように時刻t1からt2にかけて、ブロックB1すなわ
ち図1でたとえば左から4k+1番目(k=0〜5)の
6個の発熱抵抗体26の表示データすなわち、図3
(9)の表示データDT1が入力される。図3(9)に
示す表示データDT1〜DT4の各6ビットの表示デー
タには、対応する発熱抵抗体26の図1に示す配列順番
を添字とする記号Di(i=1〜24)を付す。
スタ53には、図3(1)および同図(2)に示される
ように時刻t1からt2にかけて、ブロックB1すなわ
ち図1でたとえば左から4k+1番目(k=0〜5)の
6個の発熱抵抗体26の表示データすなわち、図3
(9)の表示データDT1が入力される。図3(9)に
示す表示データDT1〜DT4の各6ビットの表示デー
タには、対応する発熱抵抗体26の図1に示す配列順番
を添字とする記号Di(i=1〜24)を付す。
【0028】6ビットの表示データDT1の入力終了後
の時刻t3で、図3(3)に示されるようにラッチ信号
LTがラッチ回路52に入力され、シフトレジスタ53
から6ビットのパラレルデータをラッチする。その後、
時刻t4で今回印画すべき発熱抵抗体26が属するブロ
ックB1を、ブロック選択信号BL1を図3(4)に示
すように入力することにより選択する。
の時刻t3で、図3(3)に示されるようにラッチ信号
LTがラッチ回路52に入力され、シフトレジスタ53
から6ビットのパラレルデータをラッチする。その後、
時刻t4で今回印画すべき発熱抵抗体26が属するブロ
ックB1を、ブロック選択信号BL1を図3(4)に示
すように入力することにより選択する。
【0029】ブロック選択信号BL1〜BL4は、ロー
アクティブの信号であり、ブロックB1に属するトラン
ジスタ48のゲートにはハイレベルの信号が供給され、
対応するトランジスタ48は導通状態に切換えられる。
またこの時刻t4で図3(8)に示すストローブ信号S
Bが入力される。
アクティブの信号であり、ブロックB1に属するトラン
ジスタ48のゲートにはハイレベルの信号が供給され、
対応するトランジスタ48は導通状態に切換えられる。
またこの時刻t4で図3(8)に示すストローブ信号S
Bが入力される。
【0030】本実施例のストローブ信号SBは、ハイア
クティブな信号である。これにより、全AND素子51
は導通し、ラッチ回路52からの6ビットのパラレルデ
ータをそれぞれ対応するトランジスタ49のゲートに入
力する。したがって図1の発熱抵抗体26において、た
とえば左からの配列順4k+1(k=0〜5)番目の発
熱抵抗体26が、ラッチ回路52からの表示データに対
応して発熱駆動され、または非発熱状態に保持される。
発熱駆動される発熱抵抗体26を流れる電流は、発熱抵
抗体26、トランジスタ48,49を経て共通接地電極
39に流れる。
クティブな信号である。これにより、全AND素子51
は導通し、ラッチ回路52からの6ビットのパラレルデ
ータをそれぞれ対応するトランジスタ49のゲートに入
力する。したがって図1の発熱抵抗体26において、た
とえば左からの配列順4k+1(k=0〜5)番目の発
熱抵抗体26が、ラッチ回路52からの表示データに対
応して発熱駆動され、または非発熱状態に保持される。
発熱駆動される発熱抵抗体26を流れる電流は、発熱抵
抗体26、トランジスタ48,49を経て共通接地電極
39に流れる。
【0031】本実施例では、ブロックB1の図3の時刻
t4〜t5に示す所定の印画期間終了に先だって、時刻
t5以前の時刻t6からつぎのブロックB2、すなわち
図1の発熱抵抗体26において配列順4k+2(k=0
〜5)番目の発熱抵抗体26に関する表示データDT2
がクロック信号CKと共にシフトレジスタ53に入力さ
れる。この入力が終了する時刻t7と同時かまたはその
後に前記時刻t5が定められる。表示データDT2の詳
細は図3(9)に示される。
t4〜t5に示す所定の印画期間終了に先だって、時刻
t5以前の時刻t6からつぎのブロックB2、すなわち
図1の発熱抵抗体26において配列順4k+2(k=0
〜5)番目の発熱抵抗体26に関する表示データDT2
がクロック信号CKと共にシフトレジスタ53に入力さ
れる。この入力が終了する時刻t7と同時かまたはその
後に前記時刻t5が定められる。表示データDT2の詳
細は図3(9)に示される。
【0032】この表示データDT2は図3に示す時刻t
8〜t9のブロック信号選択BL2の入力、および図3
(8)のストローブ信号SBの入力により発熱抵抗体2
6を発熱駆動する。以下同様な処理が繰り返され、図1
の配列順4k+3,4k+4(k=0〜5)番目の発熱
抵抗体26、すなわちブロックB3,B4に関する表示
データDT3,DT4が順次入力され、対応するブロッ
クB3,B4で発熱駆動を行う。
8〜t9のブロック信号選択BL2の入力、および図3
(8)のストローブ信号SBの入力により発熱抵抗体2
6を発熱駆動する。以下同様な処理が繰り返され、図1
の配列順4k+3,4k+4(k=0〜5)番目の発熱
抵抗体26、すなわちブロックB3,B4に関する表示
データDT3,DT4が順次入力され、対応するブロッ
クB3,B4で発熱駆動を行う。
【0033】このようにして本実施例では、一例として
24個の発熱抵抗体26に関して、前述のように設定さ
れたブロックB1〜B4毎に6ビットの表示データを供
給し、各ブロックB1〜B4毎に6ビット毎の印画動作
を行うようにした。これによりサーマルヘッド21に用
いられる集積回路素子のうち、制御回路素子33におけ
るAND素子51の数を従来例と比較し、24/6=1
/4に削減することができる。またラッチ回路52およ
びシフトレジスタ53の容量についても同様に1/4に
削減することができる。これにより制御回路素子33の
構成を簡略化でき、そのチップサイズを縮小することが
できる。したがってサーマルヘッド21の占有面積を格
段に小型化することができコストダウンを図ることがで
きる。
24個の発熱抵抗体26に関して、前述のように設定さ
れたブロックB1〜B4毎に6ビットの表示データを供
給し、各ブロックB1〜B4毎に6ビット毎の印画動作
を行うようにした。これによりサーマルヘッド21に用
いられる集積回路素子のうち、制御回路素子33におけ
るAND素子51の数を従来例と比較し、24/6=1
/4に削減することができる。またラッチ回路52およ
びシフトレジスタ53の容量についても同様に1/4に
削減することができる。これにより制御回路素子33の
構成を簡略化でき、そのチップサイズを縮小することが
できる。したがってサーマルヘッド21の占有面積を格
段に小型化することができコストダウンを図ることがで
きる。
【0034】またサーマルヘッド21の駆動に必要な集
積回路素子を、発熱抵抗体26からの駆動電流が流れる
たとえば24ボルト系の電源で駆動される駆動回路素子
30とトランジスタレベル5ボルト系の電源で駆動され
る制御回路素子33とに分離している。これにより個々
の駆動回路素子30および制御回路素子33を製造する
にあたり、単一の集積回路素子内に前記24ボルト系お
よび5ボルト系の異種の電源による回路構成を組み込む
必要が解消され、回路構成および製造工程の簡略化を合
わせて図ることができる。
積回路素子を、発熱抵抗体26からの駆動電流が流れる
たとえば24ボルト系の電源で駆動される駆動回路素子
30とトランジスタレベル5ボルト系の電源で駆動され
る制御回路素子33とに分離している。これにより個々
の駆動回路素子30および制御回路素子33を製造する
にあたり、単一の集積回路素子内に前記24ボルト系お
よび5ボルト系の異種の電源による回路構成を組み込む
必要が解消され、回路構成および製造工程の簡略化を合
わせて図ることができる。
【0035】さらに本実施例では、同時に駆動される6
個の発熱抵抗体26は、相互の間に表示駆動されない3
個の発熱抵抗体26をそれぞれ介在しており、相互の熱
的な影響が排除され印画品質を向上することができる。
個の発熱抵抗体26は、相互の間に表示駆動されない3
個の発熱抵抗体26をそれぞれ介在しており、相互の熱
的な影響が排除され印画品質を向上することができる。
【0036】図4は本発明の他の実施例のサーマルヘッ
ド21aの構成を示す電気回路図である。本実施例は前
述の実施例に類似し、対応する部分には同一の参照符を
付す。本実施例の注目すべき点は、前述の実施例が発熱
抵抗体26をその配列順に沿って4k+1,4k+2,
4k+3,4k+4(k=0〜5)番目の発熱抵抗体2
6を、ブロックB1〜B4として区分したけれども、本
実施例では発熱抵抗体26をその配列方向に沿って連続
する6ビット毎にブロックB1〜B4として区分してい
る。すなわち図4の配列方向1番目から6番目までの発
熱抵抗体26は、前記トランジスタ48を介して6個の
トランジスタ49にそれぞれ接続される。一方、ブロッ
クB1に対応するトランジスタ48のゲートには、ブロ
ック選択信号BL1が共通に入力される。
ド21aの構成を示す電気回路図である。本実施例は前
述の実施例に類似し、対応する部分には同一の参照符を
付す。本実施例の注目すべき点は、前述の実施例が発熱
抵抗体26をその配列順に沿って4k+1,4k+2,
4k+3,4k+4(k=0〜5)番目の発熱抵抗体2
6を、ブロックB1〜B4として区分したけれども、本
実施例では発熱抵抗体26をその配列方向に沿って連続
する6ビット毎にブロックB1〜B4として区分してい
る。すなわち図4の配列方向1番目から6番目までの発
熱抵抗体26は、前記トランジスタ48を介して6個の
トランジスタ49にそれぞれ接続される。一方、ブロッ
クB1に対応するトランジスタ48のゲートには、ブロ
ック選択信号BL1が共通に入力される。
【0037】ブロックB2は、配列方向に関して7番目
〜12番目の発熱抵抗体26から構成され、これらは6
個のトランジスタ48に個別に接続され、このトランジ
スタ48のゲートにはブロック選択信号BL2が共通に
入力される。ブロックB2に対応するトランジスタ48
の出力端子は、前記ブロックB1の内部における同一配
列順位のトランジスタ48の出力端子にそれぞれ接続さ
れる。すなわちブロックB2の各トランジスタ48の出
力端子は、前記6個のトランジスタ49にそれぞれ接続
されることになる。以下同様にブロックB3,B4の発
熱抵抗体26がトランジスタ48,49に接続される。
〜12番目の発熱抵抗体26から構成され、これらは6
個のトランジスタ48に個別に接続され、このトランジ
スタ48のゲートにはブロック選択信号BL2が共通に
入力される。ブロックB2に対応するトランジスタ48
の出力端子は、前記ブロックB1の内部における同一配
列順位のトランジスタ48の出力端子にそれぞれ接続さ
れる。すなわちブロックB2の各トランジスタ48の出
力端子は、前記6個のトランジスタ49にそれぞれ接続
されることになる。以下同様にブロックB3,B4の発
熱抵抗体26がトランジスタ48,49に接続される。
【0038】このような構成のサーマルヘッド21aも
前述の実施例で説明した印画動作と同様な動作を行うこ
とができる。すなわち本実施例も前述の実施例で述べた
効果と同様な効果を達成することができる。
前述の実施例で説明した印画動作と同様な動作を行うこ
とができる。すなわち本実施例も前述の実施例で述べた
効果と同様な効果を達成することができる。
【0039】本発明における発熱抵抗体26の数は、前
記実施例における24個に限定されるものではなく、任
意の数であってよいのは勿論である。またこれらの発熱
抵抗体26を区分して得られるブロックの数は4ブロッ
クに限定されるものではなく、2ブロックや3ブロック
あるいは5以上のブロック数に区分されてよいのは勿論
である。発熱抵抗体26の総数をNhとし、ブロック数
をNbとすると、AND素子51の数はNh/Nbとな
り、AND素子51などの制御回路素子33の内部回路
素子の数を削減するには、多くのブロック数Nbに区分
することが望ましい。
記実施例における24個に限定されるものではなく、任
意の数であってよいのは勿論である。またこれらの発熱
抵抗体26を区分して得られるブロックの数は4ブロッ
クに限定されるものではなく、2ブロックや3ブロック
あるいは5以上のブロック数に区分されてよいのは勿論
である。発熱抵抗体26の総数をNhとし、ブロック数
をNbとすると、AND素子51の数はNh/Nbとな
り、AND素子51などの制御回路素子33の内部回路
素子の数を削減するには、多くのブロック数Nbに区分
することが望ましい。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明に従えば、サーマル
ヘッドは、一方端に共通な駆動電力が供給される複数の
発熱抵抗体を複数個ずつブロックに区分する。各発熱抵
抗体の他端にはブロック選択手段の各スイッチング手段
がそれぞれ接続される。すなわちスイッチング手段は、
発熱抵抗体と同数である。前記スイッチング手段の出力
は、各ブロック毎の対応する配列位置のスイッチング手
段に亘りそれぞれ共通に接続され、複数の駆動手段にそ
れぞれ接続される。すなわち駆動手段は、一つのブロッ
ク内の発熱抵抗体の数だけ用いられ、発熱抵抗体を共通
電位に導通/遮断する。
ヘッドは、一方端に共通な駆動電力が供給される複数の
発熱抵抗体を複数個ずつブロックに区分する。各発熱抵
抗体の他端にはブロック選択手段の各スイッチング手段
がそれぞれ接続される。すなわちスイッチング手段は、
発熱抵抗体と同数である。前記スイッチング手段の出力
は、各ブロック毎の対応する配列位置のスイッチング手
段に亘りそれぞれ共通に接続され、複数の駆動手段にそ
れぞれ接続される。すなわち駆動手段は、一つのブロッ
ク内の発熱抵抗体の数だけ用いられ、発熱抵抗体を共通
電位に導通/遮断する。
【0041】一方、各ブロック毎の発熱抵抗体と同一ビ
ット数のシリアルデータはデータ変換手段によりパラレ
ルデータに変換され、このデータ変換手段からのパラレ
ルデータは複数のゲート手段を介して、データ手段への
出力制御信号が入力されている期間に亘り各駆動手段に
出力される。すなわち本発明では、前記ゲート手段は一
つのブロック内の発熱抵抗体の数だけ用いられ、各ゲー
ト手段にパラレルデータを出力するデータ変換手段のビ
ット数も前記一つのブロック内のゲート数と同一ビット
数であればよく、この点で構成の小型化と複雑化とを図
ることができ、また構成の簡略化を図ることができる。
ット数のシリアルデータはデータ変換手段によりパラレ
ルデータに変換され、このデータ変換手段からのパラレ
ルデータは複数のゲート手段を介して、データ手段への
出力制御信号が入力されている期間に亘り各駆動手段に
出力される。すなわち本発明では、前記ゲート手段は一
つのブロック内の発熱抵抗体の数だけ用いられ、各ゲー
ト手段にパラレルデータを出力するデータ変換手段のビ
ット数も前記一つのブロック内のゲート数と同一ビット
数であればよく、この点で構成の小型化と複雑化とを図
ることができ、また構成の簡略化を図ることができる。
【0042】また前記ブロック選択手段と駆動手段とが
集積回路素子として構成され、データ変換手段と複数の
ゲート手段とが他の集積回路素子として構成される場
合、発熱抵抗体からの駆動電流が流れる集積回路素子と
ロジックレベルの電圧で制御される集積回路素子とを個
別に製造するので各種集積回路素子毎に用いられ電圧レ
ベルに対応する単一の製造工程を用いればよく、このよ
うな集積回路素子の製造工程を含むサーマルヘッドの製
造工程を簡略化することができる。
集積回路素子として構成され、データ変換手段と複数の
ゲート手段とが他の集積回路素子として構成される場
合、発熱抵抗体からの駆動電流が流れる集積回路素子と
ロジックレベルの電圧で制御される集積回路素子とを個
別に製造するので各種集積回路素子毎に用いられ電圧レ
ベルに対応する単一の製造工程を用いればよく、このよ
うな集積回路素子の製造工程を含むサーマルヘッドの製
造工程を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のサーマルヘッド21の電気
回路図である。
回路図である。
【図2】サーマルヘッド21の断面図である。
【図3】サーマルヘッド21の動作を説明するタイミン
グチャートである。
グチャートである。
【図4】本発明の他の実施例のサーマルヘッド21aの
電気回路図である。
電気回路図である。
【図5】従来例のサーマルヘッド1の電気回路図であ
る。
る。
【図6】サーマルヘッド1の動作を説明するタイミング
チャートである。
チャートである。
21,21a サーマルヘッド 26 発熱抵抗体 30 駆動回路素子 33 制御回路素子 39 共通設置電極 51 AND素子 52 ラッチ回路 53 シフトレジスタ B1〜B4 ブロック BL1〜BL4 ブロック選択信号
Claims (2)
- 【請求項1】 一方端に共通な駆動電力が供給される複
数の発熱抵抗体を複数個ずつブロックに区分するととも
に、各ブロックに対応する複数種類の選択信号のいずれ
か一つが入力されて導通状態に切換わる複数のスイッチ
ング手段が各発熱抵抗体の他端にそれぞれ接続されて成
るブロック選択手段と、 各スイッチング手段の出力が、各ブロック毎の対応する
配列位置のスイッチング手段に亘りそれぞれ共通に接続
され、発熱抵抗体を共通電位に導通/遮断する複数の駆
動手段と、 各ブロック毎の発熱抵抗体と同一ビット数のシリアルデ
ータをパラレルデータに変換するデータ変換手段と、 データ変換手段からのパラレルデータを、出力制御信号
が入力されている期間に亘り各駆動手段に出力する複数
のゲート手段とを含むことを特徴とするサーマルヘッ
ド。 - 【請求項2】 前記ブロック選択手段と駆動手段とは、
集積回路素子として構成され、データ変換手段と複数の
ゲート手段とは他の集積回路素子として構成されること
を特徴とする請求項1記載のサーマルヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15044891A JPH0550636A (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | サーマルヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15044891A JPH0550636A (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | サーマルヘツド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0550636A true JPH0550636A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=15497158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15044891A Pending JPH0550636A (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | サーマルヘツド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0550636A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0690411A3 (en) * | 1994-06-30 | 1996-10-16 | Canon Kk | Printhead, printhead and method using the printhead |
EP0811488A2 (en) * | 1996-06-07 | 1997-12-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording head and recording apparatus |
-
1991
- 1991-06-21 JP JP15044891A patent/JPH0550636A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0690411A3 (en) * | 1994-06-30 | 1996-10-16 | Canon Kk | Printhead, printhead and method using the printhead |
US5877784A (en) * | 1994-06-30 | 1999-03-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Printhead, printing apparatus and printing method using printhead |
CN1092569C (zh) * | 1994-06-30 | 2002-10-16 | 佳能株式会社 | 打印头、利用打印头的打印装置和打印方法 |
EP0811488A2 (en) * | 1996-06-07 | 1997-12-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording head and recording apparatus |
EP0811488B1 (en) * | 1996-06-07 | 2005-12-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording head and recording apparatus |
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