JPH05506027A - 新規ピリジンエステル - Google Patents
新規ピリジンエステルInfo
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- JPH05506027A JPH05506027A JP91507472A JP50747291A JPH05506027A JP H05506027 A JPH05506027 A JP H05506027A JP 91507472 A JP91507472 A JP 91507472A JP 50747291 A JP50747291 A JP 50747291A JP H05506027 A JPH05506027 A JP H05506027A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D401/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
- C07D401/02—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings
- C07D401/12—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings linked by a chain containing hetero atoms as chain links
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
新規ビリジンエステル
タ」し二色U匡
本発明は、新規エステル、その製法、その使用及びそれを含有する医薬品に関す
る0本発明の化合物は、薬剤産業において医薬品の製造のために使用される。
公知の技術的背景
種々異なる方法で置換された一定のピリジンが薬物学的に有用な特性を有してい
ることは、公知である。
意外にも、後述する新規化合物は、技術水準の化合物と有利な点で区別される、
殊に重要な薬理特性を有することが分かった。
本発明の目的物は、式l:
C式中、R1は、水素又はC9〜C6−アルキルを表わし、R2は、水素、C,
−C,−アルキル又はR3と一緒になってC工〜C1−アルキレンを表わし、R
3は、01〜C4−アルキル、C3〜C4−アルコキシ、C1〜Cs−アルコキ
シアルキル、C1〜C6−アルコキシアルコキシ又はR2と一緒になってC2〜
C1−アルキレンを表わし、R4は、R41及びR42で置換されたフェニルを
表わし、R41は、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、ニトロ、シアノ、トリフルオ
ロメチル、C8〜C,−アルキル、01〜C4−アルコキシ、全て又は一部フッ
素で置換されたC、−C4−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシカルボニル、
C2〜c、−7シル、アミノ又はモノ−又はジーC,−C,−アルキルアミノを
表わし、R42は、ヒドロキシ、ハロゲン、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチ
ル、C1〜C4−アルキル、C7〜C4−アルコキシ、全て又は一部フッ素によ
り置換されたC3〜C4−アルコキシ、C9〜C4−アルコキシカルボニル、C
2〜C5−アシル、アミノ又はモノ−又はジーC1〜C2−アルキルアミノを表
わし、Elは。
酸素(0)又はイミノ(NH)を表わし、R2は、直鎖又は分枝鎖状のC1〜C
5−アルキレン、基−(CHl) 、−E−(CH,) 、−又ハ基−AI−0
−A2−を表わし、Eは、ビニレン(−CH=CH−)又はエチニレン(−(j
C−)を表わし、mは、■又は2の数を表わし、nは、1又は2の数を表わし、
A1は、Cユ〜C4−アルキレンを表わし、A2は、C2〜C1−アルキレン又
はC2−アルキレンオキシ−C!−アルキレンを表わし、R5及びR’は、−緒
になって、かつ双方が結合している窒素原子を包含下に、式:%式%
−CHRIO−を表わし、R7は、水素(H)又はアリールを表わし、かつR8
は、アリールを表わすか、又はR7とR8は一緒になってジアリールメチレンを
表わし、R9は、ジアリール−01〜C4−アルキルを表わし、かつRIOは、
アリール−CI”−04−アルキルを表わし、その際、アリールは、式:の環を
表わし、ここでR11及びR12は、同じか又は異なるものであり、かつ水素(
H)、C1〜C4−アルキル、01〜C1−アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ
、トリフルオロメチルを表わすか、又は−緒になってメチレンジオキシを表わす
]の新規ピリジンエステル及びこの化合物の塩である。
C1〜C3−アルキルは、直鎖又は分枝鎖状であり、かつ例えばヘキシル−、ネ
オペンチル−、イソベンチルー、ブチル−51−ブチル−3S−ブチル−1t−
ブチル−、プロピル−、イソプロピル−又は殊にエチル−又はメチル基を表わす
。
C3〜C3−アルキレンは、エチレン又はプロピレンであり、従ってR2及びR
3は、これが−緒になってこれを表わす場合、ジヒドロピリジン環のところに縮
合された5−又は6−環を形成する。
C1〜C1−アルキルは、直鎖又は分枝鎖状であり、かつ例えばブチル−11−
ブチル−15−ブチル−3t−ブチル−、プロピル−、イソプロピル−、エチル
−又は殊にメチル基である。
C1〜C4−アルコキシは、酸素原子の他に、前記01〜C1−アルキル基のう
ちの1個を含有する。有利な01〜C9−アルコキシ基R41,R42、R11
及びR12は、メトキシ−及びエトキシ基が有利である。
有11JなC1〜C1−アルコキシR3は、イソプロポキシ−及び℃−ブトキシ
基である。
C1〜Cs−アルコキシアルキルは、例えばメトキシエチル−、エトキシエチル
−、プロポキシエチル−又はエトキシメチル基を表わす。
C3〜C,−アルコキシアルコキシは、例えばメトキシエトキシ−、エトキシエ
トキシ−又はプロポキシエトキシ基を表わす。
本発明においてハロゲンは、臭素、フッ素及び殊に塩素を表わす。
全て又は一部がフッ素により置換されたC3〜C4−アルコキシは、例えば次の
ものである:1,1,2゜2−テトラフルオロエトキシ、トリフルオロメトキシ
、2.2.2−)−リフルオロエトキシ又は殊にジフルオロメトキシ。
01〜C4−アルコキシカルボニルは、カルボニル基の他に、前記の01〜C4
−アルコキシ基1個を含有する。
C1〜C6−アシルは、カルボニル基の他に前記01〜C4−アルキル基1個を
含有する。アセチル基が有利である。
モノ−又はジーC1〜C4−アルキルアミノは、窒素原子の他に、前記01〜C
4−アルキル基1又は2個を含有する。ジー01〜C4−アルキルアミノ及びこ
こでは殊にジメチル−、ジエチル−又はジイソプロピルアミノが有利である。
直鎮又は分枝鎖状のC1〜C6−アルキレンは、例えば次のものである。メチレ
ン(−CHl−)、エチレン(−CH,−CH,−) 、)、リメチレン(−C
HニーCH,−CH,−) 、テトラメチレン(−CH,−CHニーCH,−C
H,−)、1.2−ジメチルエチレン[−CH(CH,) −CH(CH,)−
]、1.l−ジメチルエチレン[−C(CH,)!−CH2−コ、1.1−ジメ
チルプロピレンCC(CHs) ! CH2CHz−]、 2.2−ジメチルフ
ェニルC−CH,−C(CH3)、−コ、イソプロピリデン[−C(CH3)Z
−コ及び1−メチルエチレン[−CH(CH,) −CH,−コCt〜C4−ア
ルキレンは、エチレン(−CH,−CH,−)、トリメチレン(−CH,−CR
2−CH,−)及びテトラメチレン(−CH,−CH,−CH,−CH。
−)を表わし、その際エチレンが有利である。
C1−アルキレンオキシ−C2−アルキレンは、エチレンオキシにより置換され
たエチレン(−CH,−CH,+−0−CH,−CH2−)を表わす。
アリールは、R11及びR12により置換されたフェニルを表わす。アリール基
の例としては、次の基が挙げられる:フェニル、4−メトキシフェニル、4−ク
ロロフェニル、4−メチルフェニル、4−フルオロフェニル、3−フルオロフェ
ニル、3−クロロフェニル、2−クロロフェニル、3−メトキシフェニル、2−
メトキシフェニル、2−エトキシフェニル、2−メチルフェニル、3−クロロ−
4−メチルフェニル、3゜4−ジクロロフェニル、3.6−ジクロロフェニル、
2.4−ジメチルフェニル、2,6−ジメチルフェニル、3,4−ジメチルフェ
ニル、3.4−メチレンジオキシフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル及
び3−トリフルオロメチルフェニル。
ジアリール−C1〜C1−アルキルは、アリール基2個で置換されたC1〜C4
−アルキルである。ジアリール−C,−C,−アルキルは、殊に次のものである
ニジ1 フェニルメチル(ベンズヒドリル)又は置換されたベンズヒドリル、例
えば4,4′−ジフルオロベンズヒドリル、4,4′−ジメチルベンズヒドリル
、4,4′−ジメトキシベンズヒドリル又は4.4′ジクロロベンズヒドリル。
アリール−C1〜C4−アルキルは、アリールで置換されている01〜C4−ア
ルキルを表わす。アリール−C1〜C4−アルキル基の例として、次の基が挙げ
られる:4−メチルベンジル、4−メトキシベンジル、4−クロロベンジル、1
−フェネチル、2−フェニルエチル、3−フェニルプロピル、3−クロロベンジ
ル、2.5−ジメチルベンジル、4−フルオロベンジル、3−メチルベンジル及
び殊にベンジル。
塩としては、酸との基金てがこれに該当する。殊に、製薬産業で通常使用される
無機及び有機酸の薬剤学的に認容性の塩が挙げられる。倒えば本発明の化合物を
工業規模で製造する際に、反応生成物として先ず生じうる薬剤学的に非認容性の
塩は、専門家に公知の方法に譜って、薬剤学的に認容性の塩に変えられる。この
ようなものとしては、例えば次のものが適当である:例えば水溶性及び水不溶性
の酸付加塩、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、リン酸塩、硝酸塩
、硫酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、グルコン酸塩、安患査酸塩、ハイペンゼート(
Hibenzat)、フェンジゾエート(Fendizoat)、酪酸塩、スル
ホサリチル酸塩、マレイン酸塩、ラウリン酸塩、リンゴ酸塩、フマル酸塩、コハ
ク酸塩、シュウ酸塩、酒石酸塩、アムソネート(Amsonat)、メチンボネ
ート(Metembonat)、ステアリン酸塩、トシレート、2−ヒドロキシ
−3−ナフトエ酸塩、3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸塩又はメシレート。
本発明の優れた目的物は、式中、R1は、C1〜C6−アルキルを表わし、R2
は、C8〜C4−アルキルを表わし、R3は、C3〜C4−アルキル又は分枝鎖
状のC1〜C4−アルコキシを表わし、R4は、R41及びR42で置換された
フェニルを表わし、R41は、水素、塩素又はニトロを表わし、R42は、水素
又は塩素を表わし、Elは、酸素を表わし、R2は、エチレン又はプロピレンを
表わし、R1及びR′は、−緒になって、かつ双方が結合している窒素原子を包
含下に、式。
の基を表わし、その際、Aは、−CH,−CH,−C(R7) R8−CH!
CH!−1−CH,−CH,−CHR9−CH,−CH2−又は−〇 H,−C
)(、−CH。
−CHRl 0−を表わし、R7は、水素又は2エニルを表わし、かつR8は、
フェニルを表わすか、又はR7とR8は一緒になってジフェニルメチレンを表わ
し、R9は、ジフェニルメチル(ベンズヒドリル)を表わし、かつRIOは、ベ
ンジル又は4−クロロベンジルを表わす、式■の化合物及びこの化合物の塩であ
る。
本発明の有利な目的物は、式中R1は、C,−C4−アルキルを表わし、R2は
、C1〜C4−アルキルを表わし、R3は、C1〜C2−アルキル又は分枝鎖状
のCッ〜C1−アルコキシを表わし、R4は、3−ニトロフェニルを表わし、E
lは、酸素を表わし、R2は、エチレン又はプロピレンを表わし、R5とR6は
、−緒になって、かつ双方が結合している窒素原子を包含下に、式:
%式%
(R7)R8CHx−CHz−を表わし、R7は、フェニルを表わし、かつR8
は、フェニルを表わす、式Iの化合物及びこの化合物の塩である。
模範的な、選択した本発明の式Iの化合物を、次の第1表中のそれぞれの置換基
の意味を伴って再現する:第1表
第1表続き
第1表続き
本発明の他の目的は、式1及びその塩の製法である。
この方法は、式1I=
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、El及びR2は、前記のものを
表わす]の化合物を酸化し、かつ必要に応じて、引き続き、得られた遊離化合物
をその塩に、又は得られた塩をその遊離化合物に変えることを特徴とする。
酸化は、専門家に信頼された方法で、不活性溶剤、例えばジクロロメタン中で、
0℃〜200℃、特に0℃〜50℃の温度で実施する。
酸化(脱水素化)のためには、無機及び有機酸化剤、偏えば二酸化マンガン、硝
酸、クロム−(VI)−オキシド又はニクロム酸アルカリ、酸化窒素、クロロア
ニル、テトラシアノベンゾキノンが使用されるか又は適当な電解系の存在下での
陽極酸化が使用される。
式11のジヒドロピリジンは、例えば欧州特許(EP−A)第176956号、
同$138505号、同第242829号、同第314038号明細書又は西独
特許(DE−O3)第3627742号明細書から公知であり、もしくは、これ
を同様の方法で製造することができる。
次の例で本発明を、これを限定することなく詳述する6例中、特に記載した一般
式Iの化合物並びにこの化合物の塩は、本発明の有利な目的物である。Schm
p。
は、融点を表わし、時間のためには略語り及び分のためには略語Win、を使用
する。 Zers、は、分解を表わす。
「エーテル」は、ジエチルエーテルを表わす。
五
2.6−シメチルー4−(3−ニトロフェニル)−ピリジン−3,5−ジカルボ
ン酸−3−メチル−5−[3−(4,4−ジフェニル−1−ピペリジニル)−ブ
ロビル]−エステル
(±)−1,4−ジヒドロ−2,6−シメチルー4−(3−二トロフェニル)−
ピリジン−3,5−ジカルボン酸−3−メチル−5−[3−(4,4−ジフェニ
ル−1−ピペリジニル)プロピルヨーエステル−ヒドロクロリド10gをジクロ
ロメタン150m1中に溶かす。溶液に、二酸化マンガン10gを加え、室温で
6時間撹拌し、更に二酸化マンガン10gを加え、かつ1晩撹拌する。更に二酸
化マンガン2gの添加及び2N間撹#後に、反応混合物を珪藻上上で濾過し、濾
液を2Nアンモニア溶液で洗浄し、かつ濃縮する。
残った明黄色波状物をシリカゲルカラム上でジクロロメタン/メタノール9:1
を用いてクロマトグラフィ符表Ef5−506027(6)
−にかける。クロマトグラフィーで均一化されたフラクションを濃縮し、かつ残
留する明黄色フオームをジイソプロピルエーテルとすり混ぜる。これを吸引濾過
し、ジイソプロピルエーテルで洗浄し、かつ乾燥させる。融点60〜62℃の表
題化合物5.1gが得られる。表題化合物のフマル酸塩は、融点175〜176
℃を示す。
集土の利用可能性
式■の化合物及びその塩は、産業上で使用可能な価値ある特性を有する。これは
、先ず第一に、優れた静細胞活性を有する抗履瘍作用因子(Agenzien)
である。
これは、膿瘍疾病の治療において、例えば哺乳動物で、転移形成及び腫瘍成長の
減少又は抑制のために、使用することができる。その際、これは、他の静細胞剤
(Cytostatika)との組合せ物の形で、いわゆる「薬物耐性(dru
g resistance)J又は「総合薬物耐性(multidrug re
sistance) Jの克服のために使用されるのみではない、むしろその抗
腫瘍特性それ自体に基づいて、治療抵抗性とみなされる腫瘍の処置そのもののた
めに適当である。
選択的な、制御された増殖抑制が表われ、かつ僅かな毒性、良好な生物学的入手
性及び不所望な副作用の欠如と一緒になったその著しい作用において、式Iの化
合物及びその塩は、意外でかつ有利な点で、公知の癌化学治療薬とは異なってい
る。式Iの化合物及びその塩は、僅かなカルシウムチャンネル−遮断作用(ca
lciumkanal−blockierende Wirkung)を有する
にもかかわらず、試験管で(il yitro)1瘍細胞の成長を抑制する著し
い能力を有し、このことから、相応する生体内作用(in vivo−Wirk
ung)が推量される。
式Iの化合物の僅かなカルシウムチャンネル−遮断活性は、心臓血管系、例えば
血圧及び心臓周期に対する、この化合物の比較的僅かな影響で示される。この式
■の化合物及びその塩の弱い心臓血管活性は、腫瘍成長抑制及び転移形成回避の
能力がある薬剤としての、ヒト薬剤での使用が許される。それというのも、これ
は、治療作用量で、心臓血管系への不所望な副作用の危険なく投与されうるから
である。
式Iの化合物及びその塩の優れた作用は、腫瘍、例えば卵巣癌、精巣腫瘍、前立
腺癌、膀胱腫瘍、食道癌及び悪性組織新生物、殊に直腸癌、乳癌、気管支癌及び
肺癌の処置用化学治療薬としての、ヒト薬剤での使用が許される。
本発明による化合物が腫瘍の「薬物耐性」を克服するのと同様に、一定のマラリ
ア薬、例えばクロロキノンに対する抵抗性も、本発明の化合物により高められる
。
従って、本発明の他の目的は、前記疾病のうちのいずれかにかかっている博乳票
、殊にヒトの処置法である。この方法は、病気にかかった患者に、治療作用量及
び薬剤学的に認容性の量の1種以上の式1の化合物及び/又はその薬剤学的に認
容性の塩を投与することを特徴とする。
更に、本発明の目的物は、前記疾病の処理において使用するための式Iの化合物
及びその薬剤学的に認容性の塩である。
同様に本発明は、前記疾病に対抗するために使用する医薬品の製造における、式
Iの化合物及びその薬剤学的に認容性の塩の使用を包含する。
本発明の他の目的物は、一般式Iの化合物及び/又はその薬剤学的に認容性の塩
1種以上を含有する医薬品である。
医薬品は、自体公知の、専門家によく知られた方法により製造される。医薬品と
して、式Iの薬理作用化合物及びその塩(=作用物質)は、そのものとして、又
は有利には適当な薬剤助剤との組合せ物で、錠剤、糖衣光、カプセル剤、座薬、
硬膏(経皮医薬適用のための)、エマルジョン、懸濁液、エーロゾル、スプレー
、軟膏、クリーム剤、ゲル又は溶液の形で使用され、その際、作用物質含有率は
、0.1〜95%が有利である。
所望の薬剤調合物のために適当な助剤は、専門家に。
専門知識を基礎としてよく知られている。溶剤、ゲル形成剤、座薬基礎、錠剤助
剤及び他の作用物質担体の他に、例えば酸化防止剤、分散剤、乳化剤、泡止め剤
、味覚調整剤、保存剤、溶液媒介物、染料又は殊に、浸透促進剤及び錯体形成物
質(例えばシクロデキストリン)を使用することができる。
作用物質は、直腸、吸入、腸管外(舌経由、静脈内、経皮的)又は経口投与する
ことができる。
一般的に、ヒト薬剤において、作用物質を0.5〜30mg/体重 kgの1日
用量で経口投与する場合に、所望の結果を得るために、場合により何回か、有利
には1〜4回量の形で投与することが、有利なものとして認められる。非経口的
処置の場合、同様に、もしくは(殊に作用物質を静脈内投与する際)一般的に、
より低い用量で使用することができる。
それぞれ必要とされる最適量の決定及び作用物質の適用法は、どの専門家によっ
ても、専門知識を基礎として、藺単に行なわれうる。
本発明の化合物及び/又はその薬剤学的に認容性の塩を前記の疾病の処置に使用
する場合、医薬調合物は、他の医薬品群の他の薬剤学的活性成分1種以上を含有
していてもよい。
内科的腫瘍治療において慣例であるように、副作用の危険性の減少のために、本
発明の医薬品を用いる処置は、種々異なる作用スペクトルを有する他の静細胞剤
の投与と組み合わせることができる。処置は、周期的な静細胞剤治療の基本法に
より実施するのが有利である。この際、それぞれの処置により、回復期に入る。
その際、はとんどの器官の健康組織は、悪性組織より早(再生されるという経験
が役立つ。
増殖抑制の測定
それぞれの細胞懸濁液(ZR−75もしくは羊膜)(RIMEN+ 10%FC
3+インシュリン中5000中細0000細胞/)を培養血中で24時間、弄卵
器中でインキュベートさせる。この時間後に、細胞が固着され、培地を吸引濾過
し、かつ試験物質なしの(対照)又は試験物質を有する新たな培地に替える。物
質効果を測定するために使用する培地(R1%4EN)は、2%エストロゲン不
含FC3(デキストラン/活性炭−処理によりエストロゲン不含の)を含有し、
かつインシュリンを含有しない。細胞系を、それぞれ6日間、試験物質を用いて
処理する。72時間後に、培地を交換する。6日間の物質−インキュベーション
後に、細胞成長を、BURTON(J、5teroid Biochem、20
.1083−1088,1984) ニよるDNA−含有率の測定により測る。
化合物2.6−シメチルー4−(3−ニトロフェニル)−ピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−メチル−5−[3−(4,4−ジフェニル−1−ピペリジニル
)−プロピルツーエステルは、細胞増殖を、0.4μM (ZR−75)もしく
は1.5μM(羊膜)のIC2゜−億で抑制する。
要 約 書
置換基及び記号が本明細書中に記載したものを表わす式(I)のピリジンエステ
ルは、優れた薬理特性を有する新規の物質である。
国際調査報告
Claims (6)
- 1.式I: ▲数式、化学式、表等があります▼(I)〔式中、R1は、水素又はC1〜C■ −アルキルを表わし、R2は、水素、C1〜C■−アルキル又はR3と一緒にな ってC2〜C3−アルキレンを表わし、R3は、C1〜C4−アルキル、C1〜 C4−アルコキシ、C3〜C5−アルコキシアルキル、C3〜C■−アルコキシ アルコキシ又はR2と一緒になってC1〜C3−アルキレンを表わし、R4は、 R41及びR42で置換されたフェニルを表わし、R41は、水素、ヒドロキシ 、ハロゲン、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル、C1〜C4−アルキル、C 1〜C4−アルコキシ、全て又は一部フッ素で置換されたC1〜C4−アルコキ シ、C1〜C4−アルコキシカルボニル、C2〜C5−アシル、アミノ又はモノ −又はジ−C1〜C4−アルキルアミノを表わし、R42は、ヒドロキシ、ハロ ゲン、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル、C1〜C4−アルキル、C1〜C 4−アルコキシ、全て又は一部フッ素により置換されたC1〜C4−アルコキシ 、C1〜C4−アルコキシカルボニル、C2〜C5−アシル、アミノ又はモノ− 又はジ−C1〜C4−アルキルアミノを表わし、E1は、酸素(O)又はイミノ (NH)を表わし、E2は、直鎖又は分枝鎖状のC1〜C5−アルキレン、基− (CH2)■−E−(CH2)■−又は基−A1−O−A2−を表わし、Eは、 ビニレン(−CH=CH−)又はエチレン(−C≡C−)を表わし、mは、1又 は2の数を表わし、nは、1又は2の数を表わし、A1は、C2〜C4−アルキ レンを表わし、A2は、C2〜C4−アルキレン又はC2−アルキレンオキシ− C2−アルキレンを表わし、R5及びR6は、一緒になって、かつ双方が結合し ている窒素原子を包含下に、式:▲数式、化学式、表等があります▼ の基を表わし、ここで、Aは、−CH2−CH2−C(R7)R8−CH2−C H2−、−CH2−CH2−CHR9−CH3−CH2−又は−CH2−CH2 −CH2−CHR10−を表わし、R7は、水素(H)又はアリールを表わし、 かつR8は、アリールを表わすか、又はR7とR8は一緒になってジアリールメ チレンを表わし、R9は、ジアリール−C1〜C4−アルキルを表わし、かつR 10は、アリール−C1〜C4−アルキルを表わし、その際、アリールは、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ の環を表わし、ここでR11及びR12は、同じか又は異なるものであり、かつ 水素(H)、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、ハロゲン、ヒド ロキシ、トリフルオロメチルを表わすか、又は一緒になってメチレンジオキシを 表わす]のピリジンエステル及びこの化合物の塩。
- 2.式中、R1は、C1〜C6−アルキルを表わし、R2は、C1〜C4−アル キルを表わし、R3は、C1〜C4−アルキル又は分枝鎖状のC3〜C4−アル コキシを表わし、R4は、R41及びR42で置換されたフェニルを表わし、R 41は、水素、塩素又はニトロを表わし、R42は、水素又は塩素を表わし、E 1は、酸素を表わし、E2は、エチレン又はプロピレンを表わし、R5及びR4 は、一緒になって、かつ双方が結合している窒素原子を包含下に、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ の基を表わし、その際、Aは、−CH2−CH2−C(R7)R8−CH2−C H2−、−CH2−CH2−CHR9−CH2−CH2−又は−CH2−CH2 −CH2−CHR10−を表わし、R7は、水素又はフェニルを表わし、かつR 8は、フェニルを表わすか、又はR7とR8は一緒になってジフェニルメチレン を表わし、R9は、ジフェニルメチル(ベンズヒドリル)を表わし、かつR10 は、ベンジル又は4−クロロベンジルを表わす、請求項1記載の式Iの化合物及 びこの化合物の塩。
- 3.式中、R1は、C1〜C4−アルキルを表わし、R2は、C1〜C4−アル キルを表わし、R3は、C1〜C4−アルキル又は分枝鎖状のC3〜C4−アル コキシを表わし、R4は、3−ニトロフェニルを表わし、E1は、酸素を表わし 、E2は、エチレン又はプロピレンを表わし、R5とR6は、一緒になって、か つ双方が結合している窒素原子を包含下に、式:▲数式、化学式、表等がありま す▼ の基を表わし、ここで、Aは、−CH2−CH2−C(R7)R8−CH2−C H2−を表わし、R7は、フェニルを表わし、かつR8は、フェニルを表わす、 請求項1記載の式Iの化合物及びこの化合物の塩。
- 4.請求項1記載の式Iの化合物及びその塩の製法において、式II: ▲数式、化学式、表等があります▼(II)[式中、R1、R2、R3、R4、 R5、R6、E1及びE2は、請求項1記載のものを表わす]の化合物を酸化し 、かつ所望に応じて、引き続き、得られた遊離化合物をその塩に、又は得られた 塩をその遊離化合物に変えることを特徴とする、請求項1記載の式Iの化合物及 びその塩の製法。
- 5.請求項1から3までのいずれか1項記載の化合物及び/又は薬剤学的に認容 性のその塩を含有する医薬品。
- 6.腫瘍疾病の処置において使用する、請求項1から3までのいずれか1項記載 の化合物及び/又は薬剤学的に認容性のその塩。
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