JPH05503434A - 結腸鏡等の管状光ファイバー器具の挿入手段 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 結腸鏡等の管状光フアイバー器具の挿入手段本発明は、管状光フアイバー器具、 特に結腸鏡、胃鏡等用の挿入手段に関し、この挿入手段は把持部分と、検査され るべき対象、特に人間の結腸に押し込まれるようになった可撓性挿入部分とを有 し、この可撓性挿入部分は、外部に対してシールされ且つ内部に流体を導入でき る少なくとも一つの中間空間を内壁と外壁との間に有する。

例えば米国特許第４．６９６，５４４号で知られているように、管状光フアイバ ー器具には、配管、容器、及び機械部品の検査のような医学の分野以外の用途が ある。「検査されるべき対象物」という用語は、本発明の文脈に従って理解され るべきである。

結腸鏡の挿入を行うのに挿入手段が使用され、この挿入手段は、対応する結腸鏡 と比べて曲げ剛性が大きく、比較的僅かな弾性的げしか生じない一部品スリップ チューブを有する。外径が１５履■の結腸鏡用のこのようなスリップチューブの 内径は、例えば、はんの１６ｍｍであり、そのため結腸鏡をスリップチューブに いつでも容易に押し通すことができる。スリップチューブの外径は、例えば、１ ９１Ｗ１１である。挿入部分の長さは４０ｃｍである。関連した結腸鏡の長さは 、通常、１３０ｃｍ乃至１８０ｃｍである。結腸鏡の約１０ｃ■の遠位端部分は 、通常、近位端で支持された設定ホイールで四つの方向（上下及び左右）に動か すことができる。

検査又は処置を行う医者が結腸鏡を肛門から結腸に押し込む。結腸の完全な検査 を可能にするため、結腸鏡を胃腸まで前進させなければならない。これを行うに あたって、結腸鏡の移動方向をその可動の遠位端部分で決定できる。しかしなが ら、結腸の曲部、即ちＳ状結腸及び特に二つの結腸臼のところで、患者を傷付け たり患者に苦痛を与えるたりする危険、及び結腸の産学性収縮を含む問題が常に 生じる。こうした問題は、場合によっては検査を続けることが不可能になるほど である。これらの問題は、結腸が柔らかくそして腹に比較的僅かに固定されてい るだけであるということと関連している。曲がった後、結腸鏡を前進させる力の 主方向は、結腸鏡の遠位端に向かうのでなく、その代わりに結腸の容易に曲がる 壁に向かう。これは患者にとって不快である。従って、全ての場合の約１０％乃 至１５％で胃腸に到達できない。

これらの問題点は、部分的には、従来の挿入手段で解決できる。というのは、従 来の挿入手段は結腸鏡を直腸のみを、最良にはＳ状結腸及び下行結腸を通して案 内するのに適しているからである。しかしながら、上述の問題は最後に左結腸曲 のところで存在し続ける。更に、多くの患者は、Ｓ状結腸をスリップチューブで ほぼ直線形状にすることが不快であることを知っている。これは、スリップチュ ーブの形体をランダムに変えることができないためである。スリップチューブの 剛性が大きいため、スリップチューブを不注意に取り扱った場合には結腸に孔を 穿ける危険がある。

結腸鏡用の機械−空気圧式操作システムが西独特許公開３６０５１６９＾１で知 られており、この特許では冒頭に記載した種類の挿入手段は、医者及び患者にと って結腸鏡の導入を容易するようになっている。この挿入手段もまた、結腸鏡を 内部に滑らせて入れることのできる可撓性スリップチューブを有する。非常に可 撓性の材料でできたバルーン又は一群のバルーンがスリップチューブ上に配置さ れている。通気した状態ではバルーン又は一群のバルーンはスリップチューブと 緊密に接触した状態にあり、膨らました状態では、バルーン又は一群のバルーン は包囲体、即ち腸管壁内に支持を見出し、結腸鏡のシャフトを機械装置で前後に 移動できるようになっている。

結腸鏡のシャフトにしっかりと取付けられたバルーンの第２の群は、近傍に支持 されたスリップチューブに関して移動しようとするときに通気され、スリップチ ューブヲソのバルーン又は一群のバルーンとともに移動しようとするとき、膨ら まされる。スリップチューブは長さ方向通路を有し、これらの長さ方向通路のう ちの一つは圧内導管及び負圧導管を収容するようになっており、他の一つは機械 式押し引きシステムを受け入れるようになっている。

膨らますことのできるバルーン又は一群のこのようなバルーンが外側に配置され た挿入手段は、人間の腸管内への結Ｓ鏡の挿入を非常に容易にすることができな い。

これは、保護を持たない結ｖｈ鏡によって引き起こされるにしろ一つ又はそれ以 上の破裂したバルーンによって引き起こされるにしろ、腸管が痙彎性で痛みの伴 う収縮によるのと同じ方法で反応するためである。このような収縮は結腸鏡から 遠く離れた場所でも生じ、結腸鏡を押すことを困難にする。周知の挿入手段は、 可撓性スリップチューブ上のバルーン組立体が損傷し易いため、縁の尖った内側 形状を有する機械の部品のような、医療以外の検査対象には適しない。

同じことが、必要な変更を加えて、結腸鏡を移送するための西独特許２８２３０ ２５　Ｃ２で知られた装置に当てはまる。この特許では、人間の肛門内に導入さ れるようになった円錐形チューブの遠位端に外側が内側に引っ繰り返った薄いホ ースで結腸鏡の遠位端が連結されている。

結腸鏡を収容する、連結ソケットを備えたハウジングをチューブの近位端上にね じ込むことができる。連結ソケットを通して圧媒を導入すると、二つのホース端 間に位置するホースの部分が大腸内に押し込められ、これと同時に内側が外側に 返り、結腸鏡に沿って引張る。かくして、押すのでなく引張ることによって後者 を腸管内に移動させる。ホースが前進するに従って、その内部は内側が徐々に外 側に返り、そのため、その後、ホースは腸管粘膜に関して動かない外ホース部分 を形成する。

しかしながら、これは産学性で痛みの伴う収縮を引き起こすことがある。この装 置で結腸鏡を十分遠くに、特に胃腸までずっと前進させることができるにしろ、 ホースを腸管内に残し、結Ｍ鏡が予め引き出しである場合に例えば大きなポリー プを除去するため、結ｅｔａを新たに挿入するための補助手段としてホースを使 用することは不可能である。引っ繰り返すことができ従って薄くなければならな いホースは、鋭い縁及び検査を受ける対象物の突起で容易に裂けてしまうため、 技術的な用途には適しない。

従って、本発明の目的は、管状光フアイバー器具、特に結腸鏡、胃鏡等用の挿入 手段を発明することである。

この挿入手段は、管状光フアイバー器具を、検査される　−べき対象物の端まで ずっと、完全に及び必要であれば何回も挿入することを非常に簡単にし、医学的 検査の場合には、患者にとって更に我慢のできるものとなり医者にとって容易な ものとなる。

冒頭に記載した種類の挿入手段から始まって、この目的は、本発明によれば、 挿入部分の外壁を可撓性であるが中間空間内の流体でバルーンのように膨らむこ とのないホースで形成し、挿入部分の内壁を同様にホースで形成することによっ て達成される。この内壁は、中間空間を排出することにより外壁のところで支持 されるようになっている。

内壁及び外壁は、内壁が外壁に少なくとも点で、或いはストリップ状に衝合する 程度まで中間空間を排気することによって、互いに、任意の所望の曲がり形状、 例えばＳ状結腸及び更に二つの結腸面に適合した形状で剛性にすることのできる 挿入部分を形成する。光フアイバー器具、特に結１！鏡は、かくして形成され且 つ固定された挿入部分を通して比較的容易に導入できる。流体を中間空間に再び 導入すると、挿入部分はその本来の可撓性を取り戻す。

好ましくは、内壁は中間空間に導入された流体によって半径方向内方に変形でき 、これによって、挿入手段を通過した光フアイバー器具、特に結腸鏡のシース表 面に当接するようになる。かくして、圧縮空気のような加圧流体を中間空間に導 入することによって、外壁を吹き飛ばすことなく、挿入部分の内壁を器具、特に 挿入手段を通過した結腸鏡にしっかりと押付けることができる。この状態では、 挿入手段はまだ可撓性であり、光フアイバー器具への一時的な固定により、光フ アイバー器具と共に前進させることができる。かくして、器具だけを前方に押す こと及び器具を挿入手段と共に前方に押すことを交互に行うことによって、検査 されるべき領域の端、例えば胃腸に到るのに何の問題もない。

中間空間に支持要素を設けるのが特に便利であり、中間空間内の圧力が所定値に 到らない場合、これらの支持要素により内壁及び外壁が相互に支持される。これ らの支持要素は内壁及び／又は外壁の突起であるのがよい。

これらの突起は、いぼ状、螺旋状、フィン状等の形態である。更に、適当な支持 要素は、中間空間内に緩く配置された小さなボールであり、これらのボールは、 例えば、ポリスチレンでできている。

好ましくは、支持要素のうちの幾つかは内壁の外側にしっかりと配置され、残り の支持要素は外壁の外側にしっかりと配置されている。支持要素を関連した内側 チューブ及び外側チューブの夫々と一体成形することによって、又は別につくっ た支持要素をこれらのチューブに糊付け、溶着、又は加硫することによって、し っかりと配置する、即ち固定配置するのがよい。

内壁の外側に配置された支持要素の各々が外壁の内側に形成した支持要素間の隙 間に係合すると、特に堅い相互係止、及びかくして排気した挿入部分の曲げに対 する大きな抵抗が得られる。

中間空間は、必要であれば、共通に又は別々に排気及び加圧されるようになった 複数の室に細分するのがよい。

これらの室は、内壁と外壁とをキルトの縫い目のように相互連結する例えば溶接 継ぎ目又は他の継ぎ目によって互いに分離されているのがよい。これらの室は挿 入部分に沿って直線状に或いは螺旋状に延びるのがよい内壁及び外壁は室間に均 等な壁区分を形成する。

本発明の好ましい実施例では、挿入部分の内壁にしっかりと配置された支持要素 はスリーブ状の設計になっており、挿入部分の外壁にしっかりと配置された二つ の隣接したスリーブ状支持要素間に係合する。この実施例では、内壁と外壁との 中間の空間を排気することによって、挿入部分を特に効果的に剛性にすることが できる。。

上述の実施例は、内壁に配置された支持要素が支持要素の軸線方向延長部に亘っ て形成されたスロットによって半径方向に膨らむことができ且つ圧縮可能である ように設計されるように、更に展開することができる。この方法によって、内壁 に配置されたスロット付き支持要素は、排気時に、外壁の支持要素とぴったりと 係合する。

これらのスロットは、挿入部分を特に小さな半径で曲げることができるようにす る。

他方、外壁に配置された支持要素は、非伸縮性環状ビードを両端に有し、このビ ードが二つの隣接した支持要素のスロットをこれらの支持要素の軸線方向延長部 のみの一部に亘って被い、これによって、挿入部分の位置に関わらず、中間空間 の全ての部分が少なくともスロットの部分を通して相互連結されるのが有利であ る。このような環状ビードは、正圧を内壁と外壁との間の中間空間に加えたとき に外壁が膨らもうとする傾向を打ち消す利点も有する。

内壁に配置された支持要素には波状部分が外側に設けられ、外壁に配置された支 持要素にはこれに対応する波状部分が内側に設けられ、これによって、中間空間 を排気した状態での挿入部分の剛性を更に高めることができる。かくして、互い に半径方向に向き合って配置されたこれらの波状部分は、中間空間を排気すると 相互係止するようになり、そのため、挿入部分は、中間空間の排気の直前にとっ た位置で固定される。

本発明の実施例を添付図面を参照して以下に詳細に説明する。

第１図は、挿入部分及び関連した装置を備えた本発明による挿入手段の全体図で あり、 第２図は、膨張させた状態の挿入部分の■−■線での拡大断面図であり、 第３ａ図乃至第３ｆ図は、挿入手段を備えた結腸鏡の六つの連続した操作を示す 図であり、 第４図は、本発明による挿入部分の第２の実施例を萎ませた状態で示す第５図の ＩＶ−ＩＶ線での断面図であり、第５図は、第４図の長さ方向区分Ｖ−■を更に 拡大して示す拡大図であり、 第６図は、第５図のＶＴ−ＶＴ線での断面図である。

実施例 第１図及び第２図に示す挿入手段１０の主要構成要素は、把持部分１２及び挿入 部分１４である。挿入部分１４は、内壁１６、外壁１８、これらの壁間に形成さ れた環状中間空間２０、遠位端部分２２、及び遠位案内リング２４を有する。内 壁１６は把持部分１２及び遠位端部分２２で外壁１８に直接連結され、これによ って中間空間２０をシールする。

第１図によれば、把持部分１２は、実質的に、内壁１６がぴったりと固定された 内スリーブ２６及び外壁１８がぴったりと固定された外スリーブ２８から成る。

内壁１６及び外壁１８は、例えば、夫々のスリーブ２６又は２８に加硫、糊付は 及び／又はしっかりとクランプされている。二つのスリーブ２６及び２８は、そ れらの近位端部分で例えば互いにねじ込むことによって互いにぴったりと連結さ れている。

流体を中間空間２０に供給したりここから引き出したりするための連結体３０が 外スリーブ２８に、又は外スリーブ２８と内スリーブ２６との間の連結領域に配 置されている。スライドリングシールを把持部分１２の内スリーブ２６の内側及 び挿入部分１４の遠位端部分２２に各々適当に配置して関連した光フアイバー器 具に対して密封をつくりだす。更に、空気、又は検査を受けている身体組織から の分泌物を吸引して除けるようにするため、又は挿入手段を通してゆすぎ液を導 入できるようにするため、吸引及び／又はゆすぎ導管が内スリーブ２６の内部に 開いているのがよい。

内壁１６及び外壁１８の各々は、身体が許容でさる柔軟性のプラスチック材料で できた管状フィルムで形成されている。第２図に示す実施例では、内壁１６は外 壁１８よりも薄く、従って、中間空間２０内に正圧が生じたときに半径方向内方 に容易に変形でき、他方、外壁１８は均質であり、所望であればファイバーで強 化されているため、内壁１６を既に成る程度変形させた中間空間２０内の圧力で 膨らむことがない。

第２図によれば、支持要素３２が内壁１６の外側に均等に分配されて配置されて おり、これらの支持要素間には隙間３４が残される。同様に、支持要素３６及び 隙間３８が外壁１８の内側に配置され、これらの支持要素は、各支持要素３２が 隙間３８と半径方向に向き合い、各支持要素３６が隙間３４と半径方向に向き合 うように配置される。中間空間２０内の圧力が周囲圧力である場合には、支持要 素３２及び３６は互いに僅かに軽く接触するか又は全く接触しない。この状態を 第２図に示す。しかしながら、中間空間２０を多かれ少なかれ排出すると、各支 持要素３２か隙間３８内に入り、各支持要素３６が隙間３４内に入る。これによ って、挿入部分１４は排出前に取っていた任意の所望の形体で剛性になる。

本発明による挿入手段を使用するため、連結体３０はホース４０を介して従来型 の制御装置４２に繋がっており、この制御装置はロッカ型スイッチ４４でホース を圧縮空気導管４６又は負圧導管４８に選択的に連結する。

先ず、市販の結腸鏡５０の遠位端５２を案内チューブ１０の近位端に挿入し、把 持部分１２並びに挿入部分１４を通して押す。

患者で挿入手段１０及び結腸鏡５０を更に操作し、これを第３ａ図乃至第３ｆ図 に示す。各場合において、挿入部分１４及び結腸鏡５０に関連して太い線として 示す表示は、圧力が加わった空気（又は他の液体）が中間空間２０内に供給され ており、これによって内壁１６が結腸［５０とぴったりと係合されていることを 意味し、この場合、挿入部分１４は結腸Ｍ５０と同程度可撓性である。他方、挿 入部分１４を結腸鏡５０と区別し得る一対の細い線で示す表示は、挿入部分１４ に負圧が加わっていることを意味し、この場合、内壁１６は結腸鏡５０から相対 的に移動できるように離れており、内壁自体が外壁１８としっかりと係合し、そ のため挿入部分１４か剛性にされている。

第３ａ図によれば、結腸鏡５０をこの結腸鏡としっかりと接触した柔軟な挿入部 分１４とともに肛門６２から直腸６４を通ってＳ状結腸６６から下行結腸６８ま ての移行領域まで結腸６０内に押し込む。中間空間２０を排出することにより、 挿入部分１４をこの位置で剛性にする。

第３ｂ図によれば、剛性にした挿入部分１４を有する挿入手段１０を通して結腸 鏡５０を左結腸曲７０まで前進する。

第３Ｃ図によれば、挿入部分１４の中間空間２０内に圧縮空気を導入することに よって挿入部分１４の剛性を解き、Ｓ状結腸６６は幾分直線状にされており、挿 入部分１４をも左結腸曲７０まで押す。

第３ｄ図による位置で挿入部分１４を再び剛性にし、結腸鏡５０を左結腸曲７０ を通して押す。

第３ｅ図によれば、挿入部分１４の剛性を再び解き、この挿入部分１４を左結腸 曲７０を越えて押し、次いで再び剛性にし、その後、結腸鏡５０を右結腸曲７４ まで及びこれを越えて前進させる。

第３ｆ図によれば、挿入部分１４の剛性を再び解き、挿入部分１４をも右結腸曲 ７４を越えて押し、次いで、再び剛性にし、これによって結腸鏡５０を更に盲腸 ７８内まで前進させることができる。

挿入手段１０の上述の位置の各々で及び全ての中間位置で、例えばスリングで除 去された腫脹を外部に取り出すため、結腸鏡５０を完全に引き出すことができる が、結腸鏡５０を通過させることはできない。その後、結腸６０内で剛性状態の ままの挿入手段１０を通して結腸鏡５０を再び挿入でき、別の腫脹を検査して、 必要であれば外部に移動させることができる。

第４図乃至第６図に示す本発明の好ましい実施例は、内壁１６の外側に配置され たリング状即ちスリーブ状支持要素３２を有し、これらの支持要素の各々は、各 要素の中央に配置された環状溶接部又は糊付は部によって内壁１６に固定される 。各支持要素３２は、その両面端から延びる近軸スロット８４を有し、これらの スロットの各々は支持要素３２の軸線方向幅のほぼ半分に亘って延びている。ス ロット８４は、環状支持要素３２を高度に圧縮でき且つそれらの端領域で半径方 向に幅広にできるような幅を有する。

リング状即ちスリーブ状支持要素３６が外壁１８の内側に配置され、これらの支 持要素は、支持要素３２と同様に、各要素の中央に配置された環状溶接部又は糊 付は部によって外壁ユ８に固定される。各支持要素３２が軸線方向に隣接した二 つの支持要素３６間に入り込み、各支持要素３６は、二つの隣接した支持要素３ ２上をこれらの支持要素の軸線方向長さの一部、例えばこれらの支持要素の軸線 方向長さの約三分の−に亘って延びるようになっている。支持要素３６にはスロ ットの代わりに環状ビード８８が各端に設けられ、この環状ビード８８は、はん の僅かに延びることができるか或いは全く延びることかできない。

支持要素３２の各々は、波状部分９０５：備えた球形の外面を育し、支持要素３ ６はこれと相補的な球形をそれらの環状ビード８８の内側に有し、ここには対応 する波状部分９２が設けられている。この実施例においても内壁１６と外壁１８ との間に構成される中間空間２０を排出すると、重なった支持要素３２及び３６ の波状部分９０及び９２が互いに係合し、かくして支持要素を所定位置に固定し 、これらは排出工程の開始時に保持する。

スロット８４は、内壁１６と外壁１８との間の中間空間２０を挿入部分１４の全 長に亘って難無く排出できるようにする長さ方向溝を形成する。相互係止波状部 分９０及び９２により、挿入部分１４にはその中間空間２０が排出された状態で 剛性が与えられ、この剛性は、内壁１６及び外壁１８の剛性のように非常に低い 剛性よりも遥かに高い。任意の所望の萌かった形体の挿入部分１４でこめ剛性を 得ることができる。

補正書の翻訳文提出書（特許法第１８４条の８）平成　４　年　４　月　２３日

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．検査されるべき対象、特に人間の結腸（６０）に押し込まれるようになった 可撓性挿入部分（１４）を有し、この可撓性挿入部分は、外部に対してシールさ れ且つ内部に流体を導入できる少なくとも一つの中間空間（２０）を内壁（１６ ）と外壁（１８）との間に有する、管状光ファイバー器具、特に結腸鏡（５０） 、胃鏡等用の挿入手段（１０）において、 挿入部分（１４）の外壁（１８）は可撓性であるが中間空間（２０）内の流体で バルーンのように膨らむことのないホースで形成され、 同様に、挿入部分（１４）の内壁（１６）はホースで形成され、この内壁は中間 空間を排出することにより外壁のところで支持されるようになっていることを特 徴とする挿入手段。
2. ２．内壁（１６）は中間空間（２０）に導入された流体によって半径方向内方に 変形でき、これによって、挿入手段（１０）を通過した光ファイバー器具、特に 結腸鏡（５０）のシース表面と係合する′ようになっている、ことを特徴とする 請求項１に記載の挿入手段。
3. ３．中間空間（２０）が支持要素（３２、３６）を有し、中間空間（２０）内の 圧力が所定値に到らない場合、これらの支持要素により内壁（１６）及び外壁（ １８）が相互に支持される、ことを特徴とする請求項１又は２に記載の挿入手段 。
4. ４．支持要素のうちの幾つかの支持要素（３２）は内壁（１６）の外側にしっか りと目遣され、残りの支持要素（３６）は外壁（１８）の外側にしっかりと配置 されている、ことを特徴とする請求項３に記載の挿入手段。
5. ５．内壁（１６）の外側に配置された支持要素（３２）の各々が外壁（１８）の 内側に形成された支持要素（３６）間に形成された隙間と係合する、ことを特徴 とする請求項４に記載の挿入手段。
6. ６．挿入部分（１４）の内壁（１６）にしっかりと配置された支持要素（３２） は、スリーブ状に形成され、各支持要素（３２）は、挿入部分（１４）の外壁（ １８）にしっかりと配置された二つの隣接したスリーブ状支持要素（３６）間に 係合する、ことを特徴とする請求項４に記載の挿入手段。
7. ７．１内壁（１６）に配置された支持要素（３２）は、その軸線方向延長部に亘 って設けられたスロット（８４）によって半径方向に膨らむことができ且つ圧縮 可能であるように設計されている、ことを特徴とする請求項６に記載の挿入手段 。
8. ８．外壁（１８）に配置された支持要素（３６）は、非伸縮性環状ビード（８８ ）を両端に一つづつ有し、このビードは二つの隣接した支持要素（３６）のスロ ット（８４）軸線方向延長部の一部のみを被い、そのため、挿入部分の位置に関 わらず、中間空間（２０）の全ての部分がスロットの少なくとも一部を通して相 互に連通する、ことを特徴とする請求項７に記載の挿入手段。
9. ９．内壁（１６）に配置された支持要素（３２）には、波状部分（９°）が外側 に形成され、外壁に配置された支持要素（３６）には、これに対応する波状部分 が外側に形成されている、ことを特徴とする請求項６、７、及び８のうちのいず れか一項に記載の挿入手段。
10. １０．支持要素（３２、３６）は内壁（１６）及び外壁（１８）の夫々と一体に つくられている、ことを特徴とする請求項１乃至９のうちのいずれか一項に記載 の挿入手段。