JPH10286222A - 内視鏡挿入補助装置 - Google Patents

内視鏡挿入補助装置

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Publication number
JPH10286222A
JPH10286222A JP9098946A JP9894697A JPH10286222A JP H10286222 A JPH10286222 A JP H10286222A JP 9098946 A JP9098946 A JP 9098946A JP 9894697 A JP9894697 A JP 9894697A JP H10286222 A JPH10286222 A JP H10286222A
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JP
Japan
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tube
endoscope insertion
insertion portion
endoscope
folded
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JP9098946A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Mizuno
均 水野
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00147Holding or positioning arrangements
    • A61B1/00151Holding or positioning arrangements using everted tubes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00147Holding or positioning arrangements
    • A61B1/00154Holding or positioning arrangements using guiding arrangements for insertion

Abstract

(57)【要約】 【課題】内視鏡挿入部をスムースに挿入することがで
き、また大腸等の管腔の内壁に内視鏡挿入部が接触する
ことなく、患者に与える苦痛も軽減できる内視鏡挿入補
助装置を提供することにある。 【解決手段】内視鏡挿入部3と、可撓性を有するチュー
ブ本体11の一部を裏返しに折り返し、内側に前記内視
鏡挿入部3を挿通する折り返しチューブ10と、前記折
り返しチューブ10に空気を供給して拡張させる加圧・
吸引ポンプ15を有し、前記内視鏡挿入部3の前進時
に、前記折り返しチューブ10を拡張して前記内視鏡挿
入部3と前記折り返しチューブ10との結合状態を固定
し、後退時に折り返しチューブ10を収縮することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、大腸内
視鏡を生体の大腸に挿入する際に使用する内視鏡挿入補
助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大腸内視鏡を生体の大腸に挿入する際
に、その挿入性を向上させる内視鏡挿入補助装置とし
て、例えばDE 28 23 025が知られている。
この内視鏡挿入補助装置は、内視鏡挿入部の先端外端部
に、折り返されたチューブの内側部分が固定され、チュ
ーブの外側部分との間に流体が供給される中間室が設け
られている。そして、チューブを大腸に挿入した後、中
間室に流体を供給して内視鏡挿入部を前進させるように
なっている。
【0003】また、EP 0,484,458B1、P
CT/EP90/01,264及びUSP5,259,
364が知られている。この内視鏡挿入補助装置は、ヘ
ッドピースを有する内視鏡挿入部に折り返しチューブか
らなる外転管が嵌合され、外転管の内部に流体圧力を加
えることにより、外転管の先端部を外転させながら伸長
させ、この外転管の先端部で前記ヘッドピースを押し進
めて内視鏡挿入部を前進させるようになっている。
【0004】さらに、USP4,615,331は、硬
性鏡の挿入助長装置であり、チューブの中間部を複数回
折り返した折り返し部を有し、そのチューブのそれぞれ
の端部をパイプのそれぞれの端部に固定し、チューブの
内部に流体を供給することにより、折り返し部の重なり
部分を徐々に少なくすることにより、パイプに挿入され
た硬性鏡の先端部を押し進めるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記DE
28 23 025は、チューブを大腸に挿入した後、
中間室に流体を供給して膨張させた状態で内視鏡挿入部
を押し進める方式であるため、チューブと内視鏡挿入部
との摩擦抵抗が大きく、また内視鏡挿入部の先端部がチ
ューブの先端部から突出すると、内視鏡挿入部の先端部
が大腸の内壁と接触してしまうという不都合がある。
【0006】また、前記EP 0,484,458B
1、PCT/EP90/01,264及びUSP5,2
59,364は、外転管の先端部を外転させながら伸長
させ、この外転管の先端部で内視鏡挿入部のヘッドピー
スを押し進める方式であるため、内視鏡挿入部と外転管
とが摺擦し、その摺擦抵抗が大きいという問題がある。
【0007】USP4,615,331は、チューブの
中間部を複数回折り返した折り返し部を有したものであ
り、硬性鏡の先端部を押し進めるとき、チューブの折り
返し部と管腔の内壁とが摺擦し、その摺擦抵抗が大きい
という問題がある。
【0008】したがって、従来の内視鏡挿入補助装置
は、いずれもチューブと内視鏡挿入部及びチューブと大
腸等の管腔との摩擦抵抗が大きく、内視鏡挿入部をスム
ースに管腔の奥深くまで挿入することが困難である。ま
た、内視鏡挿入部を押し進めて挿入する段階で、内視鏡
先端部がチューブの先端部から突出すると、内視鏡先端
部が大腸等の管腔の内壁に接触するという不都合があ
り、患者に苦痛を与える原因にもなっている。
【0009】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、大腸等の屈曲した管
腔においても挿入抵抗が少なく、スムースに挿入するこ
とができ、また大腸等の管腔の内壁に内視鏡挿入部が接
触することなく、患者に与える苦痛も軽減できる内視鏡
挿入補助装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、内視鏡挿入部と、可撓性を有するチュ
ーブの一部を裏返しに折り返し、内側に前記内視鏡挿入
部を挿通した折り返しチューブと、前記内視鏡挿入部と
前記折り返しチューブの少なくとも一方に設けられ、前
記内視鏡挿入部の前進時に前記内視鏡挿入部と前記折り
返しチューブとの結合状態を固定し、後退時に解放する
バルーン手段とを具備したことを特徴とする。
【0011】前記構成によれば、前記バルーン手段によ
り前記内視鏡挿入部と前記折り返しチューブの結合状態
の固定時に内視鏡挿入部を挿入方向に押し進めて前進さ
せ、解放時には内視鏡挿入部を後退させ、前進と後退を
繰り返して内視鏡挿入部を生体の管腔内に挿入すること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の各実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1〜図3は第1の実施形態
を示し、図1は大腸内視鏡を大腸に挿入した状態を示す
断面図、図2は折り返しチューブの縦断側面図、図3は
大腸内視鏡を大腸に挿入する過程を示す断面図である。
【0013】図1に示すように、大腸内視鏡1は、操作
部2と、この操作部2に接続された長尺の挿入部3と、
前記操作部2に接続され、外部の光電源装置(図示しな
い)に接続されるユニバーサルコード4とから構成され
ている。挿入部3は可撓部5と、この湾曲部6および先
端構成部7とからなり、先端構成部7には照明窓、観察
窓(図示しない)が設けられている。また、操作部2に
は前記湾曲部6を湾曲操作する湾曲操作ノブ8が設けら
れている。
【0014】図2に示すように、折り返しチューブ10
は、大腸内視鏡1の挿入部2の長さと略等しい長さのチ
ューブ本体11によって形成され、このチューブ本体1
1は樹脂またはシリコンゴム、ポリウレタンのエラスト
マーであり、可撓性を有するチューブ本体11の一端部
側から外側へ裏返しに折り返し、その折り返したチュー
ブ本体11の一端部を、同チューブ本体11の他端部に
つなぎ合わることにより形成されている。つまり、チュ
ーブ本体11は内側チューブ11aと外側チューブ11
bとからなる二重構造チューブで、長手方向の両端部に
おいて内側チューブ11aと外側チューブ11bは封止
されている。
【0015】すなわち、内側チューブ11aは挿入部3
の外径より大径の内腔12を有しており、この内側チュ
ーブ11aの外側を外側チューブ11bによって覆った
形状であり、内側チューブ11aと外側チューブ11b
との間には流体、例えば空気が供給されるバルーン手段
としての中間室13が設けられている。
【0016】さらに、チューブ本体11の基端側に位置
する外側チューブ11bには空気供給パイプ14が中間
室13に連通した状態に設けられ、この空気供給パイプ
14は圧力供給手段としての加圧・吸引ポンプ15に接
続され、空気供給パイプ14の途中にはバルブ16が設
けられている。
【0017】そして、加圧・吸引ポンプ15を駆動し、
バルブ16を開放することにより、空気供給パイプ14
を介して中間室13に空気を供給することにより、折り
返しチューブ10が径方向に拡張し、また加圧・吸引ポ
ンプ15によって中間室13の空気を吸引することによ
り、折り返しチューブ10が径方向に収縮するようにな
っている。
【0018】次に、前述のように構成された内視鏡挿入
補助装置の作用を図3に基づいて説明する。大腸内視鏡
1の挿入部3を折り返しチューブ10の内腔12に挿入
し、先端構成部7が折り返しチューブ10の先端部より
手前側に位置する。折り返しチューブ10を収縮状態に
して図3(a)に示すように折り返しチューブ10とと
もに挿入部3を肛門17から大腸18に挿入する。
【0019】次に、同図(b)に示すように加圧・吸引
ポンプ15を駆動し、バルブ16を開放することによ
り、空気供給パイプ14を介して折り返しチューブ10
の中間室13に空気を供給して折り返しチューブ10を
径方向に拡張すると、折り返しチューブ10の内側チュ
ーブ11aは挿入部3の外周面3aに押し付けられ、外
側チューブ11bは大腸18の内壁18aに押し付けら
れる。
【0020】この状態で、同図(c)に示すように挿入
部3を矢印A方向に押し進めると、折り返しチューブ1
0の内側チューブ11aは挿入部3の外周面3aに密接
しているために、折り返しチューブ10の先端部におい
ては挿入部3の前進に伴って内側チューブ11aが外側
に捲れ、逆に折り返しチューブ10の基端部においては
外側チューブ11bが内側に引き込まれる。このとき、
折り返しチューブ10は挿入部3の外周面3aに密接し
ているために挿入部3が内側チューブ11aの内面を滑
って前進することはなく、また折り返しチューブ10は
大腸18の内壁18aに密接しているために、両者間に
相対移動は生じない。同図(c)に示すように、挿入部
3の先端構成部7が折り返しチューブ10の先端部まで
到達したら挿入部3の押し進めをいったん停止する。
【0021】次に、同図(d)に示すように加圧・吸引
ポンプ15によって折り返しチューブ10の中間室13
の空気を吸引して折り返しチューブ10を径方向に収縮
する。この状態で、同図(e)に示すように挿入部3を
矢印B方向に引き出し、同図(a)よりは挿入長が長く
なるところで停止する。そこで、再び、同図(b)に示
すように加圧・吸引ポンプ15によって空気供給パイプ
14を介して折り返しチューブ10の中間室13に空気
を供給して折り返しチューブ10を径方向に拡張させ、
同図(c)に示すように挿入部3を矢印A方向に押し進
める操作を繰り返し、挿入部3を大腸18の奥深く挿入
する。
【0022】このとき、操作部2に設けられた湾曲操作
ノブ8を操作して湾曲部6を大腸18の屈曲形状に合わ
せて湾曲させる操作を併用することにより、挿入部3を
スムースに大腸18に挿入することができる。また、挿
入部3の挿入過程において、折り返しチューブ10は大
腸18の内壁18aと相対移動がなく、患者に苦痛を与
えることがなく、先端構成部7は折り返しチューブ10
の先端部から突出して大腸18の内壁18aに接触する
ことはなく、内壁18aに傷を付ける恐れもない。
【0023】このようにして挿入部3を目的部位まで挿
入して観察・処置等を行った後、挿入部3を大腸18か
ら抜き取る際には、折り返しチューブ10の中間室13
の空気を加圧・吸引ポンプ15によって吸引し、あるい
は自然排気して折り返しチューブ10を収縮することに
より、大腸18から折り返しチューブ10とともに挿入
部3を容易に抜き取ることができる。この挿入部3の抜
き取り過程においても、先端構成部7を含む挿入部3は
折り返しチューブ10によって覆われているため、先端
構成部7を含む挿入部3が大腸18の内壁18aに接触
することはなく、内壁18aに傷を付ける恐れもない。
【0024】図4及び図5は第2の実施形態を示し、第
1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を
省略する。図4は大腸内視鏡を大腸に挿入した状態を示
す断面図、図5は大腸内視鏡を大腸に挿入する過程を示
す断面図である。
【0025】図4に示すように、大腸内視鏡1の挿入部
3の先端部に設けられた先端構成部7の外周面にはバル
ーン20が設けられている。このバルーン20は空気供
給チューブ21を介して加圧・吸引ポンプ15に連通す
る空気供給パイプ14に接続されている。
【0026】そして、加圧・吸引ポンプ15を駆動し、
バルブ16を開放することにより、空気供給パイプ14
および空気供給チューブ21を介してバルーン20に空
気を供給することにより、バルーン20が径方向に拡張
し、また加圧・吸引ポンプ15によって空気を吸引する
ことにより、バルーン20が径方向に収縮するようにな
っている。
【0027】折り返しチューブ22は、基本的には第1
の実施形態の折り返しチューブ10と同一であり、大腸
内視鏡1の挿入部2の長さと略等しい長さのチューブ本
体23によって形成され、このチューブ本体23は樹脂
またはシリコンゴム、ポリウレタンのエラストマーであ
り、可撓性を有するチューブ本体23の一端部側から外
側へ裏返しに折り返し、その折り返したチューブ本体2
3の一端部を、同チューブ本体23の他端部につなぎ合
わることにより形成されている。つまり、チューブ本体
23は内腔24を形成する内側チューブ23aと外側チ
ューブ23bとからなる二重構造チューブで、長手方向
の両端部において内側チューブ23aと外側チューブ2
3bは封止されているが、加圧・吸引ポンプ15と連通
する空気供給パイプ14は折り返しチューブ22には有
していないとともに、折り返しチューブ22は収縮状態
を保っている。
【0028】次に、前述のように構成された内視鏡挿入
補助装置の作用を図5に基づいて説明する。大腸内視鏡
1の先端構成部7に設けられたバルーン20を収縮状態
として挿入部3を折り返しチューブ22の内腔24に挿
入し、先端構成部7が折り返しチューブ22の先端部よ
り手前側に位置する。そして、図5(a)に示すように
折り返しチューブ22とともに挿入部3を肛門17から
大腸18に挿入する。
【0029】次に、同図(b)に示すように加圧・吸引
ポンプ15を駆動し、バルブ16を開放することによ
り、空気供給チューブ21を介してバルーン20に空気
を供給してバルーン20を径方向に拡張すると、バルー
ン20は折り返しチューブ22の内側チューブ23aの
内周面に押し付けられ、バルーン20と折り返しチュー
ブ22の内側チューブ23aとが密着状態となる。
【0030】この状態で、同図(c)に示すように挿入
部3を矢印A方向に押し進めると、バルーン20は折り
返しチューブ22の内側チューブ23aの内周面に密接
しているために、折り返しチューブ22の先端部におい
ては挿入部3の前進に伴って内側チューブ23aが外側
に捲れ、逆に折り返しチューブ22の基端部においては
外側チューブ23bが内側に引き込まれる。このとき、
バルーン20は折り返しチューブ22の内周面に密接し
ているために内側チューブ23aの内面を滑って前進す
ることはなく、両者間に相対移動は生じない。同図
(c)に示すように、挿入部3の先端構成部7及びバル
ーン20が折り返しチューブ22の先端部まで到達した
ら挿入部3の押し進めをいったん停止する。
【0031】次に、同図(d)に示すように加圧・吸引
ポンプ15によってパルーン20の空気を吸引してバル
ーン20を径方向に収縮する。この状態で、同図(e)
に示すように挿入部3を矢印B方向に引き出し、同図
(a)よりは挿入長が長くなるところで停止する。そこ
で、再び、同図(b)に示すように加圧・吸引ポンプ1
5によって空気供給チューブ21を介してバルーン20
に空気を供給して折り返しチューブ10を径方向に拡張
させ、同図(c)に示すように挿入部3を矢印A方向に
押し進める操作を繰り返し、挿入部3を大腸18の奥深
く挿入する。
【0032】このとき、操作部2に設けられた湾曲操作
ノブ8を操作して湾曲部6を大腸18の屈曲形状に合わ
せて湾曲させる操作を併用することにより、挿入部3を
スムースに大腸18に挿入することができる。また、挿
入部3の挿入過程において、折り返しチューブ22は大
腸18の内壁18aと摺擦することがなく、患者に苦痛
を与えることがなく、先端構成部7は折り返しチューブ
22の先端部から突出して大腸18の内壁18aに接触
することはなく、内壁18aに傷を付ける恐れもない。
【0033】このようにして挿入部3を目的部位まで挿
入して観察・処置等を行った後、挿入部3を大腸18か
ら抜き取る際には、バルーン20の空気を加圧・吸引ポ
ンプ15によって吸引し、あるいは自然排気してバルー
ン20を収縮することにより、大腸18から折り返しチ
ューブ22とともに挿入部3を容易に抜き取ることがで
きる。この挿入部3の抜き取り過程においても、先端構
成部7を含む挿入部3は折り返しチューブ22によって
覆われているため、先端構成部7を含む挿入部3が大腸
18の内壁18aに接触することはなく、内壁18aに
傷を付ける恐れもない。
【0034】なお、第2の実施形態においては、折り返
しチューブ22を、可撓性を有するチューブ本体23の
一端部側から外側へ裏返しに折り返し、その折り返した
チューブ本体23の一端部を、同チューブ本体23の他
端部につなぎ合わることにより、内側チューブ23aと
外側チューブ23bとからなる二重構造チューブで、長
手方向の両端部において内側チューブ23aと外側チュ
ーブ23bが封止されているが、図6に示すように、可
撓性を有するチューブ本体25の一端部側から外側へ裏
返しに折り返し、その折り返したチューブ本体25の一
端部を、同チューブ本体25の他端部につなぎ合わるこ
となく、フリーにした構造でもよい。
【0035】また、各実施形態においては、大腸内視鏡
の挿入補助装置について説明したが、この発明は大腸内
視鏡に限定されず、生体の管腔に挿入する内視鏡の全て
に適用できる。
【0036】前述した実施の形態によれば、次の構成が
得られる。 (付記1)内視鏡挿入部と、可撓性を有するチューブの
一部を裏返しに折り返し、内側に前記内視鏡挿入部を挿
通する折り返しチューブと、前記内視鏡挿入部と前記折
り返しチューブの少なくとも一方に設けられ、前記内視
鏡挿入部の前進時に前記内視鏡挿入部と前記折り返しチ
ューブとの結合状態を固定し、後退時に解放するバルー
ン手段とを具備したことを特徴とする内視鏡挿入補助装
置。
【0037】(付記2)前記バルーン手段が折り返しチ
ューブ自体の内側と外側の間に形成され、圧力供給手段
により拡張した際に内視鏡挿入部と折り返しチューブと
を固定状態とすることを特徴とする付記1記載の内視鏡
挿入補助装置。
【0038】(付記3)前記バルーン手段が内視鏡挿入
部に設けられ、圧力供給手段により拡張した際に内視鏡
挿入部と折り返しチューブとを固定状態とすることを特
徴とする付記1記載の内視鏡挿入補助装置。
【0039】(付記4)前記折り返しチューブは、樹脂
またはエラストマーで形成されていることを特徴とする
付記1記載の内視鏡挿入補助装置。 (付記5)内視鏡挿入部と、可撓性を有するチューブの
一部を裏返しに折り返し、内側に前記内視鏡挿入部を挿
通する折り返しチューブと、前記内視鏡挿入部と前記折
り返しチューブの少なくとも一方に設けられ、前記内視
鏡挿入部の前進時に前記内視鏡挿入部と前記折り返しチ
ューブとの結合状態を固定し、後退時に解放するバルー
ン手段とを具備した内視鏡挿入補助装置を生体の管腔内
に挿入する方法において、前記バルーン手段により前記
内視鏡と前記折り返しチューブの結合状態の固定時に内
視鏡挿入部を挿入方向に押し進めて前進させ、解放時に
は内視鏡挿入部を後退させ、前進と後退を繰り返して内
視鏡を生体の管腔内に挿入する内視鏡挿入方法。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、大腸等の屈曲した管腔においても挿入抵抗が少な
く、内視鏡挿入部をスムースに挿入することができ、ま
た大腸等の管腔の内壁に内視鏡挿入部が接触することな
く、患者に与える苦痛も軽減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態の大腸内視鏡を大腸
に挿入した状態を示す断面図。
【図2】同実施形態の折り返しチューブの縦断側面図。
【図3】同実施形態の大腸内視鏡を大腸に挿入する過程
を示す断面図。
【図4】この発明の第2の実施形態の大腸内視鏡を大腸
に挿入した状態を示す断面図。
【図5】同実施形態の大腸内視鏡を大腸に挿入する過程
を示す断面図。
【図6】同実施形態の変形例を示す折り返しチューブの
縦断側面図。
【符号の説明】
1…内視鏡 3…挿入部 10…折り返しチューブ 13…中間室(バルーン手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡挿入部と、可撓性を有するチュー
    ブの一部を裏返しに折り返し、内側に前記内視鏡挿入部
    を挿通する折り返しチューブと、前記内視鏡挿入部と前
    記折り返しチューブの少なくとも一方に設けられ、前記
    内視鏡挿入部の前進時に前記内視鏡挿入部と前記折り返
    しチューブとの結合状態を固定し、後退時に解放するバ
    ルーン手段とを具備したことを特徴とする内視鏡挿入補
    助装置。
JP9098946A 1997-04-16 1997-04-16 内視鏡挿入補助装置 Pending JPH10286222A (ja)

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JP9098946A JPH10286222A (ja) 1997-04-16 1997-04-16 内視鏡挿入補助装置

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JP9098946A JPH10286222A (ja) 1997-04-16 1997-04-16 内視鏡挿入補助装置

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Cited By (11)

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