JPH0548889B2 - - Google Patents
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- JPH0548889B2 JPH0548889B2 JP59166356A JP16635684A JPH0548889B2 JP H0548889 B2 JPH0548889 B2 JP H0548889B2 JP 59166356 A JP59166356 A JP 59166356A JP 16635684 A JP16635684 A JP 16635684A JP H0548889 B2 JPH0548889 B2 JP H0548889B2
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は光導波路が交叉する光分岐部の屈折率
をキヤリア注入により変化せしめ、その結果生じ
る反射率の変化によりスイツチングを行う反射型
光スイツチに係わり、特に光分岐部を電流狭窄構
造にすることにより消光比の向上を図ることに関
する。
をキヤリア注入により変化せしめ、その結果生じ
る反射率の変化によりスイツチングを行う反射型
光スイツチに係わり、特に光分岐部を電流狭窄構
造にすることにより消光比の向上を図ることに関
する。
従来のキヤリア注入を利用した光スイツチは、
Mikami et.al.,“Waveguide optical switch in
InGaAs/InP using free−carrier plasma
dispersion”(Electronics Lett.,Vol.20.No.
8.15th March 1984,p228〜229)に記載されて
いるが、この構造においては注入されたキヤリア
が広がるため屈折率を変化させる領域が広く、ま
た屈折率を変化させる領域と変化させない領域の
境界も広がることになる。その結果、スイツチン
グ機能を発揮させるためには多くの電流を注入す
る必要があり、また屈折率が変化した領域への光
のしみ出しがあるため消光比も良くない。またス
イツチング機能や消光比を向上させるためにキヤ
リア注入領域を長くすると吸収損失が増加した
り、大型になつたりして実用上の支障をきたす。
Mikami et.al.,“Waveguide optical switch in
InGaAs/InP using free−carrier plasma
dispersion”(Electronics Lett.,Vol.20.No.
8.15th March 1984,p228〜229)に記載されて
いるが、この構造においては注入されたキヤリア
が広がるため屈折率を変化させる領域が広く、ま
た屈折率を変化させる領域と変化させない領域の
境界も広がることになる。その結果、スイツチン
グ機能を発揮させるためには多くの電流を注入す
る必要があり、また屈折率が変化した領域への光
のしみ出しがあるため消光比も良くない。またス
イツチング機能や消光比を向上させるためにキヤ
リア注入領域を長くすると吸収損失が増加した
り、大型になつたりして実用上の支障をきたす。
本発明の目的は、キヤリア注入型光スイツチの
構造を、光分岐部に注入するキヤリアが広がらな
いような狭窄構造とすることにより、消費電力、
消光比、挿入損失などのスイツチング特性が秀れ
た光スイツチを提供することにある。
構造を、光分岐部に注入するキヤリアが広がらな
いような狭窄構造とすることにより、消費電力、
消光比、挿入損失などのスイツチング特性が秀れ
た光スイツチを提供することにある。
本発明者は、キヤリア注入型光スイツチにおい
てキヤリア注入部を狭窄構造とすることができる
か否かについて研究を行なつた結果、正電極から
光分岐部を経て負電極に至る電流経路の少なくと
も一ケ所に電流狭窄部を設けることによりスイツ
チング特性が向上することを見出した。さらに狭
窄効果を大きくする電流狭窄構造として、キヤ
リア注入により屈折率が変化する部分をその部分
を構成する物質よりバンドギヤツプが大きく、か
つ屈折率が小さい物質からなる基板およびガイド
層で挾む、キヤリア注入により屈折率が変化す
る領域に接する電流径路内の領域の一部の導電型
を、上記屈折率が変化する領域の導電型と異なら
しめる、上記ガイド層の一部の導電型を屈折率
が変化する領域の導電型と異ならしめる、ことが
主要な要件として見出された。
てキヤリア注入部を狭窄構造とすることができる
か否かについて研究を行なつた結果、正電極から
光分岐部を経て負電極に至る電流経路の少なくと
も一ケ所に電流狭窄部を設けることによりスイツ
チング特性が向上することを見出した。さらに狭
窄効果を大きくする電流狭窄構造として、キヤ
リア注入により屈折率が変化する部分をその部分
を構成する物質よりバンドギヤツプが大きく、か
つ屈折率が小さい物質からなる基板およびガイド
層で挾む、キヤリア注入により屈折率が変化す
る領域に接する電流径路内の領域の一部の導電型
を、上記屈折率が変化する領域の導電型と異なら
しめる、上記ガイド層の一部の導電型を屈折率
が変化する領域の導電型と異ならしめる、ことが
主要な要件として見出された。
第1図を用いて本発明をさらに説明する。屈折
率がキヤリア注入によつて変化する領域を有する
光導波層1を、光導波層1を形成する材料により
バンドギヤツプが大きく、屈折率が小さい材料で
形成された基板11およびガイド層2で挾んでい
る。第1図aは光導波層1に接する基板11の一
部8の導電型を光導波層1と異ならしめた場合を
示し、第1図bおよびcはガイド層2の一部であ
る電流狭窄領域3の導電型を光導波層1の導電型
と異ならしめた場合を示す。上記において基板1
1の表面に光導波層1よりバンドギヤツプが大き
く屈折率が小さい薄層を設けてから光導波層1を
形成してもよい。また実際の素子においては、第
1図a,bおよびcの構造が組み合わされること
もある。ここでキヤリア注入型反射光スイツチの
スイツチング動作を説明する。第2図は1×2Y
型反射光スイツチの上面図を拡大し、光の通路を
示した図である。キヤリア注入により屈折率が偏
変化する部分25に入射口31より入射した光が
達するような構造になつている。いまキヤリアが
注入がされず、したがつて屈折率が変化しない時
は入射光の大部分は経路36を通つて出射口3
2より出射し、出射口33からはもれた光が出
射する。光分岐部にキヤリアが注入されると屈折
率が変化する部分25の屈折率は小さくなり、し
たがつて入射光はそこで反射して経路35を通
り、その大部分は出射口33より出射する。す
なわち光の経路が出射口からにスイツチされ
る。ここで出射光の光量ともれた光の比が消光比
であり、これが本発明により大幅に向上される。
率がキヤリア注入によつて変化する領域を有する
光導波層1を、光導波層1を形成する材料により
バンドギヤツプが大きく、屈折率が小さい材料で
形成された基板11およびガイド層2で挾んでい
る。第1図aは光導波層1に接する基板11の一
部8の導電型を光導波層1と異ならしめた場合を
示し、第1図bおよびcはガイド層2の一部であ
る電流狭窄領域3の導電型を光導波層1の導電型
と異ならしめた場合を示す。上記において基板1
1の表面に光導波層1よりバンドギヤツプが大き
く屈折率が小さい薄層を設けてから光導波層1を
形成してもよい。また実際の素子においては、第
1図a,bおよびcの構造が組み合わされること
もある。ここでキヤリア注入型反射光スイツチの
スイツチング動作を説明する。第2図は1×2Y
型反射光スイツチの上面図を拡大し、光の通路を
示した図である。キヤリア注入により屈折率が偏
変化する部分25に入射口31より入射した光が
達するような構造になつている。いまキヤリアが
注入がされず、したがつて屈折率が変化しない時
は入射光の大部分は経路36を通つて出射口3
2より出射し、出射口33からはもれた光が出
射する。光分岐部にキヤリアが注入されると屈折
率が変化する部分25の屈折率は小さくなり、し
たがつて入射光はそこで反射して経路35を通
り、その大部分は出射口33より出射する。す
なわち光の経路が出射口からにスイツチされ
る。ここで出射光の光量ともれた光の比が消光比
であり、これが本発明により大幅に向上される。
なお本発明においてキヤリアを注入する電極の
極性は用いた材料や構造により逆になることがあ
ることは当然である。
極性は用いた材料や構造により逆になることがあ
ることは当然である。
以上の説明では第1図aおよびbに示すように
光導波層1と電流狭窄領域3は接しているが、実
用に際してはこれらの間に任意の数μm程度の薄
層が導入されてもよい。また必ずしも電流狭窄領
域3がガイド層2の下部まで形成される必要はな
い。
光導波層1と電流狭窄領域3は接しているが、実
用に際してはこれらの間に任意の数μm程度の薄
層が導入されてもよい。また必ずしも電流狭窄領
域3がガイド層2の下部まで形成される必要はな
い。
本発明により注入キヤリアの空間分布を急峻に
することが可能になり、屈折率が変化する領域も
空間的に急峻に限定される。その結果、光信号の
反射層である屈折率の変化する領域への光のしみ
出しが減少して光信号の吸収損失が減少し、また
スイツチングの消光比も向上する。さらに電流密
度が大きくできるので注入電流が少なくても良好
なスイツチング特性を示す光スイツチを構成する
ことができる。
することが可能になり、屈折率が変化する領域も
空間的に急峻に限定される。その結果、光信号の
反射層である屈折率の変化する領域への光のしみ
出しが減少して光信号の吸収損失が減少し、また
スイツチングの消光比も向上する。さらに電流密
度が大きくできるので注入電流が少なくても良好
なスイツチング特性を示す光スイツチを構成する
ことができる。
以下、本発明の実施例を説明する。
実施例 1
第3図は第2図に示した1×2Y型反射光スイ
ツチの光分岐部の拡大図で、第4図bは第4図a
のa−a′における断面図である。
ツチの光分岐部の拡大図で、第4図bは第4図a
のa−a′における断面図である。
まず第5図を用いて製作工程を説明する。基板
11としてキヤリア密度が2×1018cm-3のn型
InPを用いた。基板11の表面にZn拡散領域20
を形成する(第5図a参照)。次に第5図bに示
すようにLPE法により、InGaAsP層17、InP層
18およびInGaAsPによるキヤツプ層19を順
次成長させる。続いてInP層18およびキヤツプ
層19の一部にZn拡散を行ない電流経路部21
を形成した。次に第3図に示す光分岐路の形状に
なるようにInGaAsP光導波層17、InPガイド層
18およびキヤツプ層19を硫酸系エツチング液
およびリン酸系エツチング液を用いてエツチし
た。続いてAu−Znを蒸着し電極13を設けた。
最後に基板11の背面にAu−Ge−Niを蒸着して
電極22を形成して光スイツチを完成した。
11としてキヤリア密度が2×1018cm-3のn型
InPを用いた。基板11の表面にZn拡散領域20
を形成する(第5図a参照)。次に第5図bに示
すようにLPE法により、InGaAsP層17、InP層
18およびInGaAsPによるキヤツプ層19を順
次成長させる。続いてInP層18およびキヤツプ
層19の一部にZn拡散を行ない電流経路部21
を形成した。次に第3図に示す光分岐路の形状に
なるようにInGaAsP光導波層17、InPガイド層
18およびキヤツプ層19を硫酸系エツチング液
およびリン酸系エツチング液を用いてエツチし
た。続いてAu−Znを蒸着し電極13を設けた。
最後に基板11の背面にAu−Ge−Niを蒸着して
電極22を形成して光スイツチを完成した。
このスイツチの入射口31に波長1.5μmの多モ
ードを光入射してスイツチング特性を測定した。
ードを光入射してスイツチング特性を測定した。
電圧を印加しない場合には出射口32からの
出力P1と出射口33からの出力P2の比(消光
比)P1/P2は100/1であつた。次に3Vを印加
(電流20mA)した場合のP1/P2は1/28であつ
た。この結果は実用上充分なものである。
出力P1と出射口33からの出力P2の比(消光
比)P1/P2は100/1であつた。次に3Vを印加
(電流20mA)した場合のP1/P2は1/28であつ
た。この結果は実用上充分なものである。
本素子の寸法は1mm×0.5mmで、X型導波路の
分岐角は10゜、導波路の幅は15μmである。
分岐角は10゜、導波路の幅は15μmである。
本実施例ではn−InP基板11上にZn拡散を行
つて電流狭窄を行なつたが、この他酸素イオンま
たはプロトンを打ち込んだ後アニーリングを行な
つて高抵抗層を形成しても同様な光スイツチが得
られた。
つて電流狭窄を行なつたが、この他酸素イオンま
たはプロトンを打ち込んだ後アニーリングを行な
つて高抵抗層を形成しても同様な光スイツチが得
られた。
実施例 2
第6図に示すX型2×2反射光スイツチの実施
例を説明する。
例を説明する。
第6図aは上面図、第6図bは第6図aのa−
a′における断面図、第6図cは第6図aのb−
b′における断面図である。
a′における断面図、第6図cは第6図aのb−
b′における断面図である。
半絶縁性InP(バンドギヤツプ:1.35eV、屈折
率:3.2(波長1.5μmにて))を基板39に用いた。
基板39上に光導波路32、正電極33および負
電極34が構成されている。光導波路32はn型
InGaAsP(キヤリア密度:5×1016cm-3、バンド
ギヤツプ:0.9eV、屈折率:3.4(波長1.5μmに
て))で形成された光導波層41(膜厚1μm)、
n型InP(キヤリア密度:5×1017cm-3、バンドギ
ヤツプ:1.35eV、屈折率:32(波長1.5μmにて))
で形成された光ガイド層1(膜厚1μm)および
n型InGaAsP(キヤリア密度:5×1017cm-3、バ
ンドギヤツプ1.1eV、屈折率:3.3(波長1.5μmに
て))で形成されたキヤツプ層4(膜厚0.1μm)
で構成されている。
率:3.2(波長1.5μmにて))を基板39に用いた。
基板39上に光導波路32、正電極33および負
電極34が構成されている。光導波路32はn型
InGaAsP(キヤリア密度:5×1016cm-3、バンド
ギヤツプ:0.9eV、屈折率:3.4(波長1.5μmに
て))で形成された光導波層41(膜厚1μm)、
n型InP(キヤリア密度:5×1017cm-3、バンドギ
ヤツプ:1.35eV、屈折率:32(波長1.5μmにて))
で形成された光ガイド層1(膜厚1μm)および
n型InGaAsP(キヤリア密度:5×1017cm-3、バ
ンドギヤツプ1.1eV、屈折率:3.3(波長1.5μmに
て))で形成されたキヤツプ層4(膜厚0.1μm)
で構成されている。
製作工程を述べる。まず基板39の上にSi打込
みによるn型領域43を形成する。次にLPE法
により光導波層1、ガイド層3およびキヤツプ層
4を形成した。続いてZn拡散によつてP型領域
となつた電流経路部21を形成した。次にドライ
エツチングにより光導波路30を形成し、蒸着法
により正電極13および負電極34を形成すると
光スイツチが完成する。
みによるn型領域43を形成する。次にLPE法
により光導波層1、ガイド層3およびキヤツプ層
4を形成した。続いてZn拡散によつてP型領域
となつた電流経路部21を形成した。次にドライ
エツチングにより光導波路30を形成し、蒸着法
により正電極13および負電極34を形成すると
光スイツチが完成する。
この光スイツチの素子寸法は1mm×0.5mmであ
り、光導波路の分岐角は8゜、光導波路の幅は10μ
mとした。
り、光導波路の分岐角は8゜、光導波路の幅は10μ
mとした。
この光スイツチの動作は実施例と同様であつた
が、本実施例の場合は、電極が片面にのみあるの
で集積化への応用が容易である。
が、本実施例の場合は、電極が片面にのみあるの
で集積化への応用が容易である。
この光スイツチの入射口31および入射口
38のそれぞれに波長1.5μmの多モード光を入射
して特性を測定した。
38のそれぞれに波長1.5μmの多モード光を入射
して特性を測定した。
入射口37および入射口38に入射した時
の出射口32からの出力をP1、出射口33
からの出力をP2とすると、電圧を印加しない場
合は、P1/P2が25/1、電圧(2.5V,15mA)を
印加した場合はP1/P2は1/28であつた。
の出射口32からの出力をP1、出射口33
からの出力をP2とすると、電圧を印加しない場
合は、P1/P2が25/1、電圧(2.5V,15mA)を
印加した場合はP1/P2は1/28であつた。
このような良いスイツチング特性は狭窄構造に
したことにより、キヤリア注入に伴う屈折率の変
化領域が急峻に形成されていることによる。
したことにより、キヤリア注入に伴う屈折率の変
化領域が急峻に形成されていることによる。
本発明によれば小型で消光比の大きい実用的な
光スイツチが提供できるので光伝送・通信システ
ムの構築を容易にし、市場の拡大を図る効果があ
る。
光スイツチが提供できるので光伝送・通信システ
ムの構築を容易にし、市場の拡大を図る効果があ
る。
本実施例で示したX型2×2光スイツチは方向
性結合器型光スイツチ、すなわちモード変換型光
スイツチとしても動作する。光導波路が単一モー
ド動作をしている時には光導波路が交叉する分岐
部分で偶モードと奇モードの2つのモードが伝播
し、電極が分岐部分の中央に設置されているので
屈折率変化により偶モード光の位相のみが変化す
る。その結果偶モード光と奇モード光の重なりが
出射口とで相違することになり、スイツチン
グが行われる。
性結合器型光スイツチ、すなわちモード変換型光
スイツチとしても動作する。光導波路が単一モー
ド動作をしている時には光導波路が交叉する分岐
部分で偶モードと奇モードの2つのモードが伝播
し、電極が分岐部分の中央に設置されているので
屈折率変化により偶モード光の位相のみが変化す
る。その結果偶モード光と奇モード光の重なりが
出射口とで相違することになり、スイツチン
グが行われる。
第1図および第2図は本発明の概要を示す図、
第3図は実施例1に示す光スイツチの上面図およ
び断面図、第4図は実施例1の光スイツチの上面
図、第5図は実施例1の工程図、および第6図は
実施例2の光スイツチの上面図および断面図であ
る。 1…光導波層、2…ガイド層、3…ガイド層2
の一部で電流狭窄領域、4…キヤツプ層、5,1
3および34…電極、11…基板、17…
InGaAsP光導波層、18…n−InPガイド層、1
9…n−InGaAsキヤツプ層、20…基板11上
のZn拡散領域、21…電流経路部(Zn拡散部
分)、22…電極、25…キヤリア注入により屈
折率が変化する部分、30…光導波路、31…入
射口、32…出射口、33…出射口、35お
よび36…光の経路、37…入射口、38…入
射口、39…半絶縁性InP基板、43…Si打込
み領域。
第3図は実施例1に示す光スイツチの上面図およ
び断面図、第4図は実施例1の光スイツチの上面
図、第5図は実施例1の工程図、および第6図は
実施例2の光スイツチの上面図および断面図であ
る。 1…光導波層、2…ガイド層、3…ガイド層2
の一部で電流狭窄領域、4…キヤツプ層、5,1
3および34…電極、11…基板、17…
InGaAsP光導波層、18…n−InPガイド層、1
9…n−InGaAsキヤツプ層、20…基板11上
のZn拡散領域、21…電流経路部(Zn拡散部
分)、22…電極、25…キヤリア注入により屈
折率が変化する部分、30…光導波路、31…入
射口、32…出射口、33…出射口、35お
よび36…光の経路、37…入射口、38…入
射口、39…半絶縁性InP基板、43…Si打込
み領域。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 半導体基板上に形成した光導波路が交叉する
光分岐部分の一部の屈折率をキヤリアの注入によ
つて変化させてスイツチングを行う反射型光スイ
ツチにおいて、該キヤリアの経路部分を電流狭窄
構造とすることを特徴とする光スイツチ。 2 上記半導体を化合物半導体とすることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の光スイツチ。 3 上記キヤリアの注入を電流注入により行うこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光ス
イツチ。 4 上記電流狭窄構造を、上記キヤリアの経路部
分の近傍領域の導電型と上記キヤリアの経路部分
の導電型とを異ならしめることによつて構成する
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光
スイツチ。 5 半導体基板上に形成した少なくとも2つの光
導波路が交叉する光分岐部の一部の屈折率をキヤ
リア注入によつて変化せしめてスイツチングを行
う反射型光スイツチにおいて、該光分岐部を、該
光分岐部を形成する材料よりバンドギヤツプが大
きく、かつ屈折率が小さい材料で狭み、該キヤリ
アの経路部分を電流狭窄構造とすることを特徴と
する光スイツチ。 6 上記半導体を化合物半導体とすることを特徴
とする特許請求の範囲第5項記載の光スイツチ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16635684A JPS6145230A (ja) | 1984-08-10 | 1984-08-10 | 光スイツチ |
US06/762,328 US4784451A (en) | 1984-08-10 | 1985-08-05 | Waveguide optical switches |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16635684A JPS6145230A (ja) | 1984-08-10 | 1984-08-10 | 光スイツチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6145230A JPS6145230A (ja) | 1986-03-05 |
JPH0548889B2 true JPH0548889B2 (ja) | 1993-07-22 |
Family
ID=15829865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16635684A Granted JPS6145230A (ja) | 1984-08-10 | 1984-08-10 | 光スイツチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6145230A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63217330A (ja) * | 1987-03-06 | 1988-09-09 | Hitachi Ltd | 光スイツチ |
JPH01259329A (ja) * | 1988-04-11 | 1989-10-17 | Hitachi Ltd | 光スイツチ |
JP2005025086A (ja) * | 2003-07-01 | 2005-01-27 | Yokogawa Electric Corp | 光スイッチ及びその製造方法 |
-
1984
- 1984-08-10 JP JP16635684A patent/JPS6145230A/ja active Granted
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
ELECTRONICS LETTERS=1984 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6145230A (ja) | 1986-03-05 |
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