JPH0547750Y2 - - Google Patents

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JPH0547750Y2
JPH0547750Y2 JP1987119370U JP11937087U JPH0547750Y2 JP H0547750 Y2 JPH0547750 Y2 JP H0547750Y2 JP 1987119370 U JP1987119370 U JP 1987119370U JP 11937087 U JP11937087 U JP 11937087U JP H0547750 Y2 JPH0547750 Y2 JP H0547750Y2
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wheel arch
rear wheel
quarter panel
panel
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車の後部車体構造に関し、特
に、後部ホイールアーチ部周辺の車体強度を向上
させる様にした自動車の後部車体構造に関する。
(従来技術及びその問題点) 自動車の後部車体構造としては、特開昭60−
151182号公報開示の如く、自動車の後部コーナー
部のリヤパネルアツパに補強部材を設け、該リヤ
パネルアツパと補強部材とにより閉断面を形成す
るよう構成したものがある。
また、上記後部車体構造の前方で車体側部の後
部ホイールアーチ上部の車体構造は、一般に、リ
ヤフエンダパネルの内側にクオータパネルを有
し、該クオータパネルの上下の端部とリヤフエン
ダパネルの上下の端部とを共に車体へ溶接結合す
る構造となつている。
そして、通常この後部ホイールアーチ上部側面
では、ここに働く曲げ、ねじり当の力に対してリ
ヤフエンダパネルとクオータパネルとで耐えると
共に、該クオータパネルの車体前後方向に細長い
閉断面を、クオータパネル外側表面とで形成する
補強部材(ベルトライン・レインフオースメント
と呼ばれ、以下単にベルトラインと呼ぶ。)を溶
接して補強するものである。
しかしながら、車体構造を可倒ピラーを用いた
所謂オープントツプ構造とした場合には、ルーフ
部分の構造体がない為に一般的な構造の車体(ル
ーフ付きの車体)に比べて車体の剛性が不足する
事になり、この為、走行時の振動やコーナリング
時の横G等により車体に加わる曲げ、ねじり等の
車体への影響が増大し、前述の如き従来構造によ
る後部ホイールアーチ部周辺の後部車体構造で
は、どうしてもその後部ホイールアーチ部周辺の
剛性が不足するという問題が生じている。
更に、オープントツプ構造の場合には、後部ホ
イールアーチ部のリヤフエンダパネル上部には可
倒ピラーとその幌を収納する開口部が設けられて
いる為、これも従来構造によるベルトラインのみ
の補強では当接部分の剛性不足を招くという問題
もある。
この為、リヤフエンダパネル乃至クオータパネ
ル等の後部ホイールアーチ部周辺の各部材そのも
のの厚さを厚くする事により、上記問題を解決す
る事も考えられるが、この場合、前記各部材の厚
さをかなり厚くしなければならないため車体重量
が重くなり過ぎ、最近の傾向である車体軽量化の
方向に反する事となり、これにより、燃費、加速
性能等の走行性能を悪化させてしまう事となる。
(考案の目的) この考案は、上述した事情に鑑みなされたもの
で、この考案の目的は、車体の軽量化を損なうこ
となく、後部ホイールアーチ部周辺の剛性を上げ
る事の出来る自動車の後部車体構造を提供する事
である。
(考案の構成) 上述した目的を達成する為、この考案に係わる
後部車体構造は、リヤフエンダパネルと、後部ホ
イールアーチアウタを規定し、前記リヤフエンダ
パネルの下端に接合される下端を有する下半分及
び略垂直に立ち上がり、前記リヤフエンダパネル
の上端に接合される上端を有する上半分から構成
されるクオータパネルと、前記上半分の下端に接
合される外側端を有する後部ホイールアーチイン
ナと、前記上半分及び下半分の互いの外側面に接
合され、前記クオータパネルの外面との間に閉断
面を形成する第1の補強部材と、前記上半分の内
側面の上端、この上半分の内側面の下部、及び、
前記後部ホイールアーチインナの外側端に接合さ
れ、前記クオータパネルの内面の間に閉断面を形
成する第2の補強部材とを具備する事を特徴とし
ている。
(考案の実施例) 以下、この考案に係わる自動車の後部車体構造
の一実施例の構成を、添付図面を参照して、詳細
に説明する。
第1図は、この考案に係わる自動車の後部車体
構造の一実施例の構成を適用したオープントツプ
型自動車の後部車体構造を示す斜視図である。
参照符号1はリヤフエンダパネル、2はフロン
トウインド、3はこのフロントウインド2上縁に
位置してフロントウインド2を支持するフロント
ヘツダ、4はサイドドア、5はサイドドア4の後
部近傍に配設された略逆U字状をなす可倒ピラー
を夫々示している。この可倒ピラー5は、リヤフ
エンダパネル1の内側の図示しないサイドルーフ
レールに支軸6により連結支持されていて、サイ
ドドア4の後部近傍で起立した状態から支軸6を
中心として車体後方へ回動可能に設けられてい
る。
参照符号7はルーフパネルを示しており、この
ルーフパネル7は上述の起立状態にある可倒ピラ
ー5の頂部とヒンジ結合されており、フロントヘ
ツダ3との間に架け渡されている。
参照符号8は、可倒ピラー5の後方の車体上部
を覆う幌を示しており、この幌8の周縁部は、可
倒ピラー5の後部及びリヤフエンダパネル1に固
定されている。そして、可倒ピラー5を起立状態
から車体後方へと回動させると、幌8が可倒ピラ
ー5と共に幌8の下方に設けられた図示しない収
納部に収納されると共に、この可倒ピラー5の上
にはルーフパネル7が可倒ピラー5との間のヒン
ジ部で折り畳まれて収納される様になつている。
尚、参照符号9は、幌8の中央部に設けたリヤウ
インドを示している。
第2図は、後部ホイールアーチ上部の車体構造
を示す分解斜視図である。そして、第3図は、第
2図に示した後部ホイールアーチ部を汲み上げた
側面図を、また、第4図は、第3図におけるA−
A線矢視の断面図である。
参照符号10はクオータパネルを、11はベル
トラインを、12はクオータパネル・レインフオ
ースメントを夫々示している。
クオータパネル10は、第4図の断面図に示す
様に、後部ホイールアーチアウタを規定し、リヤ
フエンダパネル1の下端に接合される下端を有す
る下半分10a及びこの下半分10aの上端から
略垂直に立ち上がり、リヤフエンダパネル1の上
端に接合される上端を有する上半分10bから一
体的に構成されている。
そして、クオータパネル10の上半分10bの
外側中央部には、車体前後方向に細長い閉断面1
3をクオータパネル10の外側表面とで形成する
第1の補強部材としてのベルトライン11の上端
が溶接されていると共に、このベルトライン11
の下端は、クオータパネル10の下半分10aの
外側中央部に溶接されている。
ここで、第4図から明らかな様に、クオータパ
ネル10の略垂直に立つている上半分10b以外
の湾曲した下半分10bは、後部ホイールアーチ
アウタを構成している。従つて、上述したベルト
ライン11は,クオータパネル10の補強機能と
共に、後部ホイールアーチ・レインフオースメン
トとして、後部ホイールアーチの補強機能をも有
する様に設定されている。
一方、クオータパネル10の略垂直に立つてい
る上半分10bの下端部には、後部ホイールアー
チインナ15の垂直に折曲された外端部が溶接に
より接合されている。即ち、上述したクオータパ
ネル10の下半分10aから規定される後部ホイ
ールアーチアウタと、この後部ホイールアーチイ
ンナ15とにより、後部ホイールアーチが構成さ
れている。
従来構造によれば、以上が後部ホイールアーチ
部周辺の構成となるが、本実施例においては、特
に車体をオープントツプ構造としてルーフ部分の
構造体がない為、一般的な構造の車体(ルーフ付
の車体)に比べて車体の剛性が不足する事にな
り、この為、走行時の振動やコーナリング時の横
G等により車体に加わる曲げ、ねじる等の車体へ
の影響が増大し、前述の後部ホイールアーチ部周
辺へ集中する応力も増大している。また、この様
な集中応力が繰り返し加わる事により、極端な場
合には金属疲労により後部ホイールアーチ部周辺
に亀裂を生じる恐れもある。
そこで、この剛性不足を補う為に、第2の補強
部材としてクオータパネル・レインフオースメン
ト12を新たに設け、後部ホイールアーチ上部の
可倒ピラー5及び幌8を収納する開口部周辺のク
オータパネル10の上半分10bの内側上部に、
このクオータパネル・レインフオースメント12
の上端を、また、後部ホイールアーチアウタ10
a及び後部ホイールアーチインナ15との互いの
接合部における後部ホイールアーチインナ15の
内側面に、このクオータパネル・レインフオース
メント12の下端を、クオータパネル10の内側
上部との間に閉断面14を形成するよう溶接する
ものである。
この様な構造にすると、クオータパネル・レイ
ンフオースメント12は、クオータパネル10の
後部ホイールアーチ上部の厚さをあたかも閉断面
14の厚さ分だけ厚くする如きものとなり、閉断
面14の下方ではクオータパネル10の厚さを、
クオータパネル・レインフオースメント12の厚
さ分だけ増すことで補強となつている。
また、このクオータパネル・レインフオースメ
ント12の下端は、後部ホイールアーチアウタ1
0a及び後部ホイールアーチインナ15との互い
の接合部における後部ホイールアーチインナ15
の内側面に溶接されているので、後部ホイールア
ーチの剛性は、上述したベルトライン11におけ
る後部ホイールアーチの補強機能と相まつて、飛
躍的に増大する事になる。
この結果、後部ホイールアーチ上部に加わる外
力は、リヤフエンダパネル1とクオータパネル1
0とクオータパネル・レインフオースメント12
との3つの部分に分散される事になる。しかも、
その下方のクオータパネル10の略直角に折れ曲
がつている部分は、ここに溶接されているベルト
ライン11が、所謂筋交のごとく機能しており、
これにより、上方からの力を受け、クオータパネ
ル10の形状を保持するものとなつている。
即ち、例えば、オープントツプ構造の為、走行
時の振動やコーナリング時の横G等により車体に
加わる曲げ、ねじり等の車体への影響が増大し、
これにより、後部ホイールアーチ部周辺へ集中す
る応力が増大しても、上記の如くクオータパネ
ル・レインフオースメント12により後部ホイー
ルアーチ部周辺の各部材へ分散される事になり、
その結果、後部ホイールアーチ部周辺の剛性が相
対的に向上する事になる。
特に、後部ホイールアーチ部上部のリヤフエン
ダパネル1の上端部には前述の可倒ピラー5及び
幌8を収納する開口部が設けられているにも拘ら
ず車体剛性を大幅に向上させるものとなつてい
る。しかも、車体重量の増加は、必要最小限のク
オータパネル・レインフオースメント12のみの
増加としてあるので、車体の軽量化を損なうこと
なく剛性を向上させる事が出来るものである。
(考案の効果) 以上詳述した様に、この考案に係わる自動車の
後部車体構造は、リヤフエンダパネルと、後部ホ
イールアーチアウタを規定し、前記リヤフエンダ
パネルの下端に接合される下端を有する下半分及
び略垂直に立ち上がり、前記リヤフエンダパネル
の上端に接合される上端を有する上半分から構成
されるクオータパネルと、前記上半分の下端に接
合される外側端を有する後部ホイールアーチイン
ナと、前記上半分及び下半分の互いに外側面に接
合され、前記クオータパネルの外面との間に閉断
面を形成する第1の補強部材と、前記上半分の内
側面の上端、この上半分の内側面の下部、及び、
前記後部ホイールアーチインナの外側端に接合さ
れ、前記クオータパネルの内面の間に閉断面を形
成する第2の補強部材とを具備する事を特徴とし
ている。
従つて、この考案によれば、車体の軽量化を損
なうことなく、後部ホイールアーチ部周辺の剛性
を上げる事の出来る自動車の後部車体構造が提供
される事になる。
また、車体をオプーントツプ構造とした場合で
も、幌を収納する開口部の剛性も向上される事に
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係わる自動車の後部車体構
造の一実施例の構成が適用されるオープントツプ
型自動車を示す斜視図、第2図は第1図に示すオ
ープントツプ型自動車の後部ホイールアーチ部周
辺の分解斜視図、第3図は第1図に示すオープン
トツプ型自動車の後部ホイールアーチ部周辺の車
体構造を示す側面図、そして第4図は第3図中の
A−A線矢視の断面図である。 図中、参照符号、1……リヤフエンダパネル、
10……クオータパネル、10a……下半分(後
部ホイールアーチアウタ)、10b……上半分、
11……ベルトライン(第1の補強部材)、12
……クオータパネル・レインフオースメント(第
2の補強部材)、14……閉断面、15……後部
ホイールアーチインナである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 リヤフエンダパネルと、 後部ホイールアーチアウタを規定し、前記リヤ
    フエンダパネルの下端に接合される下端を有する
    下半分及び略垂直に立ち上がり、前記リヤフエン
    ダパネルの上端に接合される上端を有する上半分
    から構成されるクオータパネルと、 前記上半分の下端に接合される外側端を有する
    後部ホイールアーチインナと、 前記上半分及び下半分の互いの外側面に接合さ
    れ、前記クオータパネルの外面との間に閉断面を
    形成する第1の補強部材と、 前記上半分の内側面の上端、この上半分の内側
    面の下部、及び、前記後部ホイールアーチインナ
    の外側端に接合され、前記クオータパネルの内面
    の間に閉断面を形成する第2の補強部材とを具備
    する事を特徴とする自動車の後部車体構造。
JP1987119370U 1987-08-04 1987-08-04 Expired - Lifetime JPH0547750Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6037474B2 (ja) * 1976-01-15 1985-08-26 インタ−ナシヨナル・ビジネス・マシ−ンズ・コ−ポレ−シヨン トナ−濃度を維持する方法

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